1928年に生まれた主人は、戦争によって勉学の時間を奪われ、広島で原爆を体験して、亡くなるまでなぜ戦争が起きるのか、を考え続けていたように思います。
40代後半で2人の息子を得て、子育てに熱心な父親でありました。
主人の両親はともに小学校教員で、父親は主人には教育費のかからない高等師範学校に入ってもらいたかったようですが、母親が本人の希望する旧制高等学校に行かせればよいと主張したとのこと。

この母親に主人はあまり似ていないように思いますが、孫である長男が似ているのです。
たとえば、顔の印象だけではなくパン好きでSkippyのピーナッツバターを食パンに隅々まで塗る動作とか。教員として仕事ができる人であったようで、同和教育を任されただけではなく、たとえば卒業証書を筆で書くような仕事を夜遅くまでしていたとのことでした。

母親が仕事に熱心であり過ぎたためか、主人の姉2人は教員になることを嫌い、手芸や洋裁を学んで専業主婦の道を選んだつもりが、戦争で相手が見つからず、2人とも独身で過ごすことになりました。
その姉たちに、結婚当時、手編みのスーツやウェディングドレスを作ってもらいました。
この器用さというものを、我が家の息子たちは受け継いでいるようです。

母親が主人に好きな道を選ばせたように、主人は息子たちには好きな道を選ばせて、
長男は建築、二男は生物の道へと進みました。
日本の戦後の長い平和はありがたく、主人の希望通りに2人とも十分に学ぶ時間を過ごせたように思います。

このたび長男が書いた本「ちのかたち ――建築的思考のプロトタイプとその応用」 TOTO出版 2018年
が出版されました。
多くの方にお世話になって出版されたこの本は、平和を伝える役割があるようにも思います。
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世界中の若い人たちに届けられて、とりわけアジアや中東で若者たちが銃ではなく本を手に取り、何かを学びたいというきっかけになることができればいいのに、と思ったりします。
展覧会その他は こちら
また、最近の作品に、すばる保育園というものがあります。→ こちら

十年樹木、百年樹人
国家百年の計は教育にあり
ですよね。  

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