ひげ太夫観察日誌

ひげ太夫宣伝美術・渡辺の劇団観察記録  《これ以前の日誌はhttp://www.higedayu.com/nisshi_old2.htmlでご覧ください》

(120)第36回公演 『ゾロ目羅漢』(ぞろめらかん) チラシ入稿しました

げ太夫次回公演のチラシを昨日入稿した。
あすには刷り上る予定だ。

                 ***

影は先月末。
出し物師たちの都合がなかなか合わずに、
日が暮れてからの屋外での撮影となった。

わずかながら人通りのある場所なので、
「ひげをかいた怪しい人物たちがたむろしている」などと通報されぬよう
最短の時間で撮らねばならない。

いつもは当方がいろいろと風変わりな指示を出し、それに沿って出し物師たちに動いてもらって撮るのだが
今回はより短時間で動きを面白く表現できるように、
それぞれお気に入りの小物を持参してもらった。

こうして準備のできた者から人目を避けてすばやく写真を撮る。
夜間なので光は当然足りない。
撮影用LEDライトを用意していたが、それではまず光量が足りなかろうと、
参加者全員に懐中電灯を持参してきてもらい
手のあいた出し物師たちに方々から光を当ててもらうという実に原始的な照明での撮影だ。

なかには二丁拳銃のように両手に懐中電灯を持つものあり、
レフ板持ちと二人一組になって反射させた光を全身にあたるよう工夫してくれるものあり、
全員参加で声をひそめながらの撮影となる。

(感度はISO6400あたりで撮影。最近のカメラの進歩に感謝だ)

こうして一時間半ほどで無事に全員の撮影を終え
最後にチラシ裏面に使う集合写真を撮る。

IMG_8937

集合写真にしては背景があんまりだが、
チラシでは切り抜いて使する予定なので気にしない。ともかく急いでさっさと撮る。

IMG_8955

座長のたっての希望で、80年代の某男性アイドルグループ風なつもりで撮る。

あくまで「つもり」だ。
こんな服を着たアイドルは いくら80年代とはいえいなかった。

このあたりになると周囲に若干の見学者が集まりだし、一同気が気ではない。
そこへ、前方から自転車に乗った警官がやってきた。
一同、慌てて動きをとめたが、
警官は何も注意することなく、きーこきーことのんびり自転車をこいで我々の横を通り過ぎて行ってしまった。

よかった。我々の存在は、心配するほど反社会的な印象を周囲に与えているわけではなかったようだ。

こうして無事に全員の写真を撮り終え、安堵の表情で天を仰ぐ座長だった。

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て、写真を持ち帰って、当方はチラシの作成に入る。

せっかく頑張ってくれた出し物師たちを出来るだけ大きく載せたい気持ちはつのれども、
物語の舞台として背景をドラマチックで立体的に作りこんでいきたい気持ちもある。
そうするためには、ある程度人物を遠くに配置して遠近感を強調しなければならない。

葛藤しつつも、今回は敢えて人物を小さめに、
そして、遠景らしくするために少しぼかし気味に合成することにする。

そんなわけで、チラシ上では小さく載せざるをえなかった出し物師たちを
少しでも大きく紹介したく、個別に拡大をしてみることにする。

まず、一番後方に配置した、つまり画像上でサイズが特に小さい成田ともい
チラシ上でのサイズは、身長二センチほど。

narita_tomi

合成した舟が浮いているらしく見せるために、水面の反射や影などに無駄に時間をかける。

成田は実際には持参した魚の置物を肩に乗せて撮った。
ヒレで自立する、不思議な形をした体長30センチほどの魚だ。

IMG_8704

このたくましいヒレと牧歌的な表情は、なかなか魅力的で捨てがたいが、
しかし遠方に配置するとなると何を肩に乗せているのか見た人にはさっぱりわからないだろうと思い、
別に撮ったアヒルの入ったカゴに差し替えた。(成田にはまだそのことを伝えていない)
納得してくれるといいのだが。

一方その隣で荷物の上に腰を下ろしているのは、普段の舞台上でのほんわかした雰囲気とがらりと違う
ワイルドなともいだ。(しまった、うっかりファンになってしまいそうだ)
撮影時にはイチジクと青いハトの置物を持参。どちらもユニークでよい動きを演出してくれたが、
迷った末、結局何も持っていない写真を使うことにする。
手元に何もないのも寂しいので、博物館で撮った古びたカギを合成してみたが、
小さすぎて多分誰にも見えないだろう。
自分で合成しておきながら、当方にも小さすぎてちっとも見えやなかった。

 

さて、次は水の中を怒りながら歩いている鈴木だ。
鈴木はヘッドフォンを持参。
そして、怒ったような、動揺しているような、非常に暑苦しい動きをカメラの前でノンストップで展開。
ちょっとたじたじとなる。

suzuki

ただならぬ雰囲気だったので、これをチラシに配置するには状況もただならぬものにしてみる他はあるまい。
そこで、水中を歩くことを余儀なくされている風にしてみた。(それで怒っているのだ。きっと)
そしてヘッドフォンからは激しくモクモクと煙を出してみた。(故障しているのだ。きっと)

おそらく煙がでるような原始的な故障をするヘッドフォンはまずないが、
表情に見合うような状況を考えたら最低でもこのくらいはやらないといけない気がしてくる。
成田たちの舟同様、指先のしぶきや水面への映りこみや揺らぎの加工に無駄に(4~5時間)時間をかけてしまった。

 
扇子を持参した永井は、軽やかで若々しい雰囲気。

nagai

木の枝の上にふわりと飛び乗りすんなり立てそうな身軽さだったので、
たくさんのインコと共に細い枝の上に乗ってもらう感じで合成してみた。
インコの集団は、掛川花鳥園にいたコガネメキシコインコ。
永井もインコとあわせて「保護色」気味の色にしてみたが……大丈夫だろうか。
「私の顔色はこんなじゃありません」と怒られないかちょっと心配だ。
紅葉が顔にうつりこんでいるのだということで納得してもらえると嬉しいのだが。


中村は、本を持参していた。「昔恋人と一緒に読んだ、すごく思い入れのある本」という設定で、
そこにまつわるちょっといい物語を、すでにつくりあげてきてくれていたので
その雰囲気で自由に且つ抑制をきかせた雰囲気で動いてもらって撮る。

nakamu

こちらを向いて大きく表情を動かしているものもあったが、
この感情を抑えた感じがひげ太夫のチラシではあまりなく新鮮だったので、
この雰囲気で木道の隣に合成してみた。


平石はボールを持参。
投げたり受け取ったり、手に乗せてぐるぐるまわしたり実に自在に体がよく動く。
夜間のため動きの速い場面での高速シャッターは切れないので、ふと動きを止めた瞬間を撮る。

hiraishi 

チラシ上では平石の左半身は座長の顔と重なっているが、
せっかくなので、座長の顔をどけて拡大してみた。


最後に座長
座長は小物を何も持参せず、「あ、衣裳に夢中で小物持ってくるの忘れた」

どうせそんなことだろうと思っていたよ。予感は的中だ。

yosimura

そこで、落ちていた棒を拾って撮影。
以前に座長が別の劇団で演じた極悪人の感じで、と頼んでみると、いつになく生き生きとした動きを見せてくれた。

この写真では本当は拾った棒を手に持っているのだが、
「それがあるとヤギを刺している悪い人のように見えるからイヤダ」と座長が強く主張するので、
合成する段になって、棒は消した。
悪人に見えるのはイヤらしい。特に動物をいじめているというのは座長的には最大NGなのだ。
当方だってそんなのはいやだが)


           ***

んなふうにして、ようやくできあがったチラシです。
もしチラシをお手にとって見ていただく機会がありましたら、お顔を近づけて出し物師たちひとりひとりの姿をじっくり眺めてみていただければ幸いです。

(下の方で、ヤギフクロウも頑張っております)

36omotes
[表 拡大]



36uras
[裏 拡大]


ひげ太夫 次回 第35回公演 ゾロ目羅漢(ぞろめらかん)
11月20日(水) ~24日(日) 日暮里 d-倉庫

奴は探さなくても、向こうからやってくる。
ゾロ目羅漢。雲を燃やし、湖を凍らせる不思議な力を持つという。
その正体は謎。人か狐か、あるいは……。
はてさて、ここは大都会・ジャスミン街。
カジノのバーじゃ、ウイスキー片手に一億二億の商談。
ぼわわわっ。突如、空が明るくなる。「おい!雲が燃えてるぞ!」
すると突如、あたりに広がるよい香り。
「炎の上に誰かいる!」
「あいつ、焼き鳥焼いてやがる!」
欲望渦巻くこの街で、タレか塩かで一悶着!
組み体操で綴る冒険物語。観るべし、体感すべし!


公演詳細


皆様のお越しを、一同心よりお待ちしております。


(119)小学校で出し物をする


る2月28日、ひげ太夫東久留米市立第二小学校にて、
500名以上の小学生の前で、出し物をさせていただきました。

演目は、お馴染み「旅三(たびぞう)」が活躍する、
「旅ざんまいの旅三、卵をむしゃむしゃの巻」。 
二小特別バージョンです。

少し時間がたってしまいましたが、その一日をリポートいたします。

こちらが、以前の公演のチラシを使って
二小のPTAの方が作成してくださったうチラシです!

chirashi


一番上に大きく、「【ひげ太夫】が二小にやってくる♪♪」と!!

なんと、こんな風に楽しみにしていただいているのならば、
もう絶対に絶対に楽しい出し物にしなくては、と
出し物師一同、気合を新たににするのでありました。


            ***


日は午前中に都内某所に集合した出し物師

知人宅を借りて、全体の流れを最終確認。

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座長が、のけぞってシャウト中のロックスターのようになっているのは、
小学生に、組体操への参加を呼びかける予定でいるからである。
その部分の流れを、臨場感たっぷりにやってみているところだ。

しかし、呼びかけてどれほどの反応があるのか、実は一抹の不安がある。

「もし参加を呼びかけても、誰も手を上げてくれなかったら……
仕方ない、そのときはそのときで」と肩をすくめる座長
いまどきの小学生がどんな感じかよくわからず、展開が読めずにいる。

右側で上に乗っているのは、小学生(参加してくれた場合)役だ。
かなり大きめだ。しかし、こういう小学生も昨今ではいないとは限らない。


            ***


て昼過ぎに、小学校に全員そろって到着。
早速体育館に案内していただき、

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照明や音響の調整、そして、位置の確認をする。

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壇上だけでなく客席に下りての組体操もあるので、
座長は最前列の位置に体育座りをして
小学生になったつもりで、距離が近すぎないかをチェック。

小学生たちは、それぞれの防災頭巾を床に敷いて、その上に座るのだそうだ。


さて、一同、控え室でひげなどを整え終わったころ、
小学生たちが全員体育館に集合したとの連絡があり、
控え室から移動。

いよいよ、本番だ。


司会の方の合図で
「ひ げ だ ゆ うー!!」

と500人以上の小学生に一斉に呼ばれて、後方の扉が開くと同時にひげ太夫登場。IMG_1732

一度に500人の前で出し物をするのは、ひげ太夫史上、最大の観客数かもしれない。
ごらんください。二番目の出し物師など、歩きながらかなりのジャンプしている。

一同のはやる気持ちを、如実に物語っている。


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さて、舞台に行く途中の客席の脇で、まずは自己紹介をかねて、すばやく組み体操を繰り出す。
子供たちは、ちょっとびっくり、というよりも、ほとんど、ぽか~んという感じだろうか。
むしろ言葉少なに見つめている。

正面のステージに到着。そして、大声で皆にごあいさつ。
「こ ん に ち は ー っ!!」

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皆もそれに答えてくれる。徐々に大きくなる小学生たちの声。


ひげ太夫は、人間の体で、家具や風景を表現します。
これは椅子です!」と座長
ひげ太夫の出し物を見るときのコツを説明している。

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「これは炎!」
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「さて、これは何か、みんなわかるかな? ヒントは上の方にありまーす!」
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するとこれは反応が早い!
客席がざわざわしだし、察しの良い子は、上の方を指差している。

「そうそう、この舞台の上にもある、水車の形をした二小のマーク。校章!!!
すごい、よくわかった!!ありがとう!」

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座長と小学生の掛け合い中。


こうして物語が始まり。

雲にのって主人公・旅三(たびぞう)役の座長が脇から登場。


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すぐに舞台に上がるとみせかけ、
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しかし、旅三が乗っているのは雲なので、一直線にはすすまない。
モクモクと舞台の反対の方まで雲ごと進んで行っては引き返し、

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そうして、あがった舞台で、鶏におそわれたりしている旅三

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冒頭から続く災難。

なぜか異常に卵に執着している二人組みギャング。卵を盗みにやって来た。

しかしまあ、いろいろあって、ギャングがピンチに。

そこで、客席にいらっしゃる先生方に協力を求めると、
飛び入り参加で応援してくださった二名の先生方、このように大活躍!

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なんと、一緒になってパンチを食らわしてくださっています!
(先生方、ご協力、感謝いたします!)


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旅三の出番!


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ひげ太夫の舞台をご覧くださっている方にはおなじみの例の方法で
旅三、高速移動を開始。


さてここで、「今度は、一緒に力を出してくれる小学生はいるかな?」
と客席に下りた座長が、生徒たちに向かって呼びかけると……

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はい!はい!はい!!

と、うれしいことに、すごい勢いで一斉に手が挙がった!

予想以上だ!


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座長、うれしくなって興奮気味だ。


座長の顔部分、拡大。

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小学生の皆さん。
こういう悪い顔をした大人にはくれぐれもついていかないように。

と思わず言いたくなるような悪いお顔になっている。

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その顔に恐れをなすこともなく、参加してくれた二人。
上に乗って元気に手を動かしてくれています。

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このあたり、当方撮影に夢中で、物語の記憶が一部飛んでいるので、
念のためメールで座長に確認したところ

「卵を取り返すため、早くこぎすぎて
大破してしまった自転車を直すため、
小学生に手伝ってもらったのです。
二小デラックス号、という時速500キロも出る
すごい乗り物をつくりました」

と、このような展開になっていた。

(それにしても二小デラックス号、時速500キロとはあまりに早い。
東京~新宿間、一分くらいだろう。多分)

ありがとう、協力してくれた小学生たち!


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そうして、どどーん







座長の額には、いつもにも増しての大量の汗!

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旅三:「みんなー ありがとう」



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「本日の出し物はここまで。最後までごらんくださり、ありがとうございました!!」
チョン チョン チョン チョンチョンチョンチョンチョンチョン……  (拍子木)

こうして、子供たちのたくさんの拍手に送られ「旅ざんまいの旅三、卵をむしゃむしゃの巻」終了!


一同、踊りながら一旦退場し…
(そうして、体育館の扉の向こうでいそいで水分補給をすませ)


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再び登場した出し物師による、ここからが第二部。
組み体操の基本講座。

まずは、「下の人はぴーんと体をのばすこと。上の人は下をみないこと」などのコツを伝え、
横に並んだ出し物師たちは そろって体をぴーんとさせてみせる。

「それができると、こんな風に人を乗せて走ったりもできます」と座長を乗せたまま、走ってみせる出し物師。

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いきなり高度なワザの説明だ。
小学生にとってはやや高度すぎて、実用的とは言いがたいようにも思えるが…

子供たちはすっかりやる気になって、もう立ち上がっている。

「さて、一緒に組んでくれる人はいるかな」と座長

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はーい!!!

皆が一斉に手をあげてくれ、体育館は、再び大騒ぎ。


こうして前に出てきてくれた生徒たちと、
大きな組体操を大勢で組み、

客席の皆も、手を挙げて、キラキラと「光」を演じながらて参加してくれ

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この日予定していた全出し物は終了したのだった。




「今日は、みんな、本当にありがとう!!!」

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出し物師の感謝の表情、拡大。

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体育館の入り口で、今まさにはけてきた瞬間の一同。



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扉が閉じ、
「はぁ、無事におわったよ……。始まると、あっという間だったね」と感慨深げな座長
一同うなずく。


その後の控え室でスナップ。
何人かが鼻の穴に指を突っ込みかねない勢いでやたら二本指を出しているのは
二小の「二」を表現しているのだそうだ。

細かい。


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こうして一同は、夕暮れの校庭で二小に名残を惜しみながら、
そろって去っていったのだった。東久留米駅にむかって。

いつか皆様の元にも、ある日突然こんな人たちが現れるかもしれません。

そのときには、どうぞ広い心で、よろしくお願いいたします。

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東久留米私立第二小学校の先生方、
声をかけてくださったPTAの方、
ご協力してくださった多くの方々、
そして何より、元気一杯に参加してくれた生徒のみんな!

本当に本当にありがとうございます。

出し物師一同、とても素敵な体験をさせていただき、
本当に幸せです。

またいつかお会いできる機会がありますことを願っています。

            ***

して実はこの小学校、座長の母校でもありました。

最初にお話をいただいた時点では、そのことはわかっておらず
あとから、そのことが判明しました!
なんとも不思議なご縁を感じます。

かつて皆と同じ校舎で学んでいたダメダメ小学生だった吉村やよひ(座長、ゴメン)が、
年月を経て、偉くはなったとは言いがたいが(座長、再びゴメン)
こんなにもたくましくなって帰ってくることができて、
当人も本当にうれしかったに違いありません。

お世話になった皆様方に、心より感謝いたします。
ありがとうございました。

(118) 笹塚の夏まつりに出演!

8月4日(土曜日)に
京王線笹塚駅前広場で行われる「夏だ! お客様感謝まつり」に出演したひげ太夫

当日はあいにくの雨。

そのため時間になってもリハーサルもできず、やきもきしながら晴れ間を待つ。
屋外イベントならではの事態だ。


ステージは雨に濡れないようにスタッフによってビニールシートをかぶせられていた。
それをめくって様子を確認している出し物師たちの背後では……

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笹塚ご当地ヒーロー「笹塚イン」がお子様たちにサービスをしていた。

笹塚なので、胸元には笹がついている!!

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がっしりとこどもの手を握る、笹塚イン
その場の子供たちの心をわしづかみにしていた。

一方出し物師たちは、ビニールシートをすべてはがし、
時間が押しているため、全部のリハーサルは断念し、
組み体操の部分のみの位置確認をすることにしたようだ。

実は、会場入りするまでわからなかった重大な問題があった。

1)組み体操で、上に乗った人が体をのばすと、
背後の木の枝の中に頭をすっぽりつっこんでしまうことになる。
ついでにちょうちんに、腕がぶつかる可能性もあり。

2)ステージ正面中央に、街灯がデンと立っている

(撮影的にもびっくりな事態だ)



そんなわけで、「顔隠れちゃうからもっと右、右」などと、
丹念に微調整する出し物師たちなのだった。


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                ***


ったん止んだ雨が再び降り出し、直前まで開催が危ぶまれたのだが、
雨がほぼやみ、ようやく三十分遅れで開催決定!

こうしてひげ太夫の出し物が始まった。
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「ものども!ご挨拶だ!」「おうっ!」
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ステージと、客席の間は三メートルほど離れていて、
そこは駅からの歩行者の通路になっている。

そのため、時々ステージの前を人が通る。
そんな通行中の方にも軽く声掛けをしながら、出し物は進んでいく、。

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お馴染みの「旅三昧の男」、登場!
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威勢よく客席を指し、

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肩にのったまま、こんな風に客席の方へとにじり寄る。

子供たちが、口をあけて、ぽかんと見上げていた。
ちょっと怖いのではなかろうか、と心配した。

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飛びけりを繰り出したり、
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暑苦しさを存分に発揮したり、
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狭い舞台の上で、なにやら混沌とした事態に、
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そうして最後はほがらかに大団円。
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それから当然のごとく、思う存分の組み体操。
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少し腰をかがめて、枝の中に顔を突っ込むのを回避したり、
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枝のないところを選んで心ゆくまで手を広げたり、
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ちょうちんを破壊することもなく、
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Y字バランスでは、客席からひときわ大きな拍手をいただき、
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無事に出し物は終了したのであった。


その後、ステージに再び上がり、次回公演の告知をする一同。
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そこへ、客席からとことこと歩いてきて、ステージに近寄ってきた子供。
なぜだか、特定の出し物師を指をさして何か言っている。

実に気になる。

真相を確かめたかったのだが
後方の花壇の上に登って撮っていた当方は、
すぐに降りて接近することができず、
何があったかは結局確認できずじまいである。
残念だ。

ひげ太夫の次に、「笹塚イン」のヒーローショーが始まった。
若手の出し物師二人ばかりが、休憩も取らずにそれを見物に行き、
食い入るようにみていたのだが、呼び戻して記念撮影。

IMG_2560

(無理に呼び戻して申し訳ない。そして、左端の鈴木、勇ましすぎるぞ)


それにしても、暑い中、誰も倒れたりしなくて本当によかった、
と胸をなでおろした当方なのだった。

ご覧くださったお客様、スタッフの皆様、
本当にありがとうございました。

ひげ太夫にとって、とても素敵な体験となりました。
 

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