げ太夫 第33回公演 「雷神ウツボ」無事に幕をあけ、
ただいま公演中です。


そんな中、座長から「月夜」というタイトルのメールがきた。
なんと風流な。

公演が始まって、ようやく座長も夜空をみあげるような心の余裕ができたのか

と思ったら、

全然そういった内容ではなく、
何のことはない、月曜日の夜に、空席がでそうだ、という話だった。

まあ、そうだろう。
平日の、それも月曜日の夜の回だからある程度は仕方ない。
だからこの回は、もともと
「一度観ていただいた方に限り割引」にさせていただくリピーター割引なるものもやっている。

が、テンションのあがりきった座長は、
せっかくだからなるべく大勢のお客様に見ていただきたい。
だから、HPでその件を皆様に広くお使えするように、との指令だった。
(今までは会場にご来場いただいた方にのみ、割引の件をご案内をしていたようだ)

というわけで、改めてお伝えいたします。

「月曜日の夜の回に限り、一度観ていただいた方は、半券をお持ちいただきますと、
2,500円となります」というリピーター割引を行っております。

ぜひお仕事帰りなどに、ぶらりとお立ち寄りください。
一同心より、お待ちしております。




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て、ひげ太夫新グッズ《クリアファイル》2種(各350円)、劇場受付にて販売中です。

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一枚はチラシの画像を使用(右側)、
もう一枚は新たに画像を作成するということになり、

今後の公演でも引き続き販売することになるだろうから、
新たに作成する方は、今回の物語には特化せずに、
シンプルに組み体操のシルエットを配置するだけでよいかも
という話だったのだが、
いざ作り始めると、座長の要望は、熾烈をきわめた。

座長
からのメールはこんな風になっていた。

「たえばこんなのどうだろう。
雷神にちなんで、ものすごく、もくもくの雲の上で
大きい組み体操してる、とか。
シルエットではなく、カラーで。


そしてその奥や手前の雲(リアルでなくイラストっぽく作ったもの)には、
動物が乗ってたり、むこうには鳥が飛んでたりとか。


空は、向こうは曇ってるようだけど
手前は凄く晴れて、虹も出てたりとか。

動物はたくさん配置してほしいです。
だけど、家畜とか、ヌルヌルした感じのはなしで。

チラシほど作りこんだ感じでなく、
シンプルで、足し算よりは引き算のイメージで、
透明な部分もありで
こぎれいだけれど、ばかばかしくて、
女性がいつも身近に置いておきたくなるような
そういう感じでお願いします」

次々と畳み掛けてくる要望の数々。
(まるで、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」のようだ)

一つ一つは至極もっともだが、全部を満たすとなると、

うーん。かなり難しいぞ。と、しばし頭を抱え、途方にくれる当方なのだった。
そうして何度ものやり取りの後にようやくできたのがこれだ(左側)。

途中で数回、もっと色を派手に、という修正も入り、
時間だけはやたらかかったが、
それで果たしてすべての要望を無事に満たせているのか
当方はもはやまったくもってわからない。

が、ともかくそんな風にして出来上がったクリアファイルです。
劇場にいらしたら、ぜひ手に取ってごらんください。


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ラシのタイムテーブルをご覧になった方はご存知だと思うが
今公演でも、何回か「アフター組体操」というものをやった。
本編のあと、お客様に組み体操の写真を自由に撮影をしていただく時間なのだが、
これは、上演のあと出演者や演出家が観客と話す「アフター・トーク」に由来する(未確認なのだが、多分)ひげ太夫の造語だ。

しかし、果たしてこれでお客様に意味が通じているのか、少々気になる部分でもある。
出し物師は皆当然のようにアフター組体操と言い(時に略して‘アフター’とか言っている)
当方もそれを耳にしているいるうちに当然に思えてきているのだが、

しかし、もし、アフター・トークという語を思いつかず、
アフターを前置詞と考えれば、「組み体操の後で」との意味に思われたりしないのだろうか、
などと、英語にトンチンカンな当方は要らぬ心配をしたりする。

いや別に、そう思われたところでたいした問題はないのだが。
確かに、一時間半あまりの本編で、組体操をさんざん組み続けた後ではある。
組んだ後で、また更に組む、という状況。

今回の様子はこんな感じ。
本編中とはまた違う、楽しそうな出し物師たちだ。
出し物師・鈴木によると、本当にかなり楽しいらしい)
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この間、照明も明るくしてもらうので、
お手持ちのカメラでどなたでもご自由にこんな写真を撮影していただけます。

今公演でのアフター組体操は、金曜日で終了したのですが、
また次回公演で、タイムテーブルの周囲にアフター組体操と記載されたのを
発見していただけることと思います。


そして、もしご興味があれば、タイムテーブルに「ア」の記載のある回へ
是非お越しくださいませ。

それでは、引き続き、劇場にて、皆様のお越しをお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。