高圧ガス で検索かけてくる方が多くなってるので、私の体験談ですが纏めておこうと思います。


高圧ガス製造保安責任者って何?と思われる方が、この文章を読んでいるとは思えないのですが、
念のために説明しておきます。

以下、Wikipediaから引用します
高圧ガス製造保安責任者とは、高圧ガスに関する第一種製造者等に当たる事業所において保安のために設置しなければならない各職務に選任されるために必要とされる免状、および免状を交付された者、の総称である。
具体的な免状には、甲種化学責任者免状、第一種冷凍機械責任者免状等があり、免状の種類に応じて、保安統括者、保安技術管理者等の職務に就くことが出来る。
引用終わり。


ということで、石油精製・石化・ガス製造などの工場に勤めているエンジニアが、会社から取得するように言われる場合が殆どの場合だと思います。
しかし、試験の難易度は非常に高いです。



個人的には、ロマンシングサガ2の七英雄戦と似ていると思ってます。
レベルと熟練度を最大まであげ、最強の装備と術を入手してやっと五分五分の戦いができます。

高圧ガス試験では、過去問題集を理解し、解答できるようになってやっと五分五分の戦いです。
過去問を100点取れるような勉強をして合格ラインの60点を取れるかどうかなのです(多分、取れません)。
毎年、2割程度は傾向になかった見たことのない問題が出るためです。

甲種機械は甲種化学と違い、化学に特化した問題(例.フガシティーの計算)までは出ないと思われますが、受験者を落とすために重箱の隅をつつくような問題ばかり出ます。


私が考える甲種機械の七英雄は以下です。
’力学(多段断熱圧縮など)
▲櫂鵐廖Π欺無,寮澤
材料力学(薄肉円筒胴など)
の体力学(ベルヌーイなど)
サヽ9学(溶接・非破壊検査・腐食)
ε素工学(熱交換器の設計・熱交換器の運転変更)
Ш猯然悄紛眤阿瞭胆・溶接・非破壊検査・劣化要因)

国試の学識を受けるならば、少なくとも之等の問題は倒しておく必要があります。
それに加えて教科書から万遍なく出題される「保安管理技術」に加え「法令」まで合格しないとダメなのです。


めっちゃ大変です。


国試一発で挑戦するのも手ですが、もう一つの手段として検定があります。
講習を受け、その後に実施される検定に受かれば国試の学識と保安管理技術が免除されるというものです。

検定は謂わばクイックタイムを手に入れて七英雄に挑むようなもの。
セオリー通りに戦えば勝てますが、それでもレベルが足りなければクイックタイムが打てずに負けますし、油断すれば負けます。
要は、勉強が不十分であれば落ちますし、講習を真面目に聞いていないと落ちるのです。



私は国試でなく検定で合格したので、検定について書きます。

私のスペック【前提条件】
高校数学・化学・物理はセンター試験で8割以上取れる
大学:工学部、ただし、機械系・電気系・化学系でない(一般教養のみ履修)

よって、機械系出身でないある程度の学力を持った大学生が、数年かけて取った方法となります。
ぶっちゃけ、仕事内容によったり真面目に勉強したりすると国試でも1年で取る方もいます。


勉強方法

〔簑蟒犬魏鬚。初回は解けなくても解説や解答を読んで理解できれば結構。
教科書に問題集に載っている公式、文章をひたすらマーキングしながら覚えていく。
(この時点で試験範囲が教科書から万遍なく出ていることに気づくでしょう。)
残念ですが、学識の解答の計算の意味が分からない人は、甲種を受けるための基礎学力が足りていません。
一度学んだ経験はあるけど忘れてしまったのであれば、再勉強すれば思い出せると思いますが、
試験までの期間によっては勉強時間が足りずに不合格になるかもしれません。
また、全く学んだことがない場合は、正直かなり厳しいです。甲種の受験は無謀だと言わざるを得ません。

¬簑蟒犬魏鬚(2回目)。
まだ、覚えてないところが多いでしょう。解答の指針をひたすら記憶してください。

L簑蠎錣魏鬚(3回目)
体がどの答えが正解なのか覚えてくる頃。

ぬ簑蟒犬魏鬚(n回目)
問題を見た瞬間答えが分かります。絵で記憶していると表現する人もいます。
なお、この時点で理屈が分からないものは完全丸暗記しかありません。

ヌ簑蠅琉嫐を理解する。
例えば、国試の問1で出題されやすい断熱圧縮の式は与えられた条件の単位がmolとkgでは気体定数Rが異なりますし、式も微妙に違います。
問題ごとの微妙な差まで対応できるようになれば、本番でも微妙な問題の違いなら対応できます。
……本当は、ここまで理解しないとダメだと思います。


問題のレベルは検定の方が国試よりも易しいので、学識の問題を解くのは検定だけでよいとは思いましたが、
私は国試の度に3回ほど解いても数回不合格になっていたので、高圧ガス保安協会不審になってました。
なので、検定だけでなく、心配で国試の方まで数回解いてました。
……でも、やはり検定ではあまり意味がなかった orz
ヤマが外れた時でもカバーできたメリットがありましたが、講師の言っていることを中心に勉強した方がよっぽど確実です。

実は、8年分の過去問を解いて線を引っ張った以外の所を講師が説明していたのです。
「言葉で説明できるぐらいに勉強しておくこと」とか、「ここは結構重要ですね。」とか言っていました。
でも、その部分には過去問8年分を解いたときに線を引いた所ではありません。
私は、なんでこんなところ説明するんだろう?過去に一度も出てないのに、と思って特に力を入れて勉強してませんでした。


しかし、検定試験では記述式の虫食い問題、保安管理技術でも数問が選択肢として出ていました。


講師が強調するところは2段階あるようで、特に強調した所は必ず教科書を暗唱できるぐらい勉強してください(虫食い筆記問題対策)。
ただし、講師によっては何も言わない人もいるので、講師全員に期待するのは望ましくありません。



上記の勉強を行えば、なんとか突破できると思います。
合格するまではかなりつらいですが、頑張ってください。