2009年12月30日

※百合です
BGMは鬼束さんのめまい








思わず手を取って、繋いだ夕方に、髪を撫でるようなやさしい夕陽が目にしみいる。私の手をさらにあたたかくさせる。同じセーラー服を着て、横顔は20cm下に、ツインテールが揺れる。何でもない帰り道に、「僕たち、これからも一緒だよね」とふわりとした声が小さくつぶやく。頷くかわりに繋いだ手を引き寄せて、小さな背中を私で包む。

好きよ、可愛い子

でこぼこの2つの目線で観ていく風景を決して悲しいなんて思わないでいてよ。思わないよ。私が笑って纏ったものは嘘だらけでも、あなただけが持ってるものできれいに見える。見上げる目線さえ愛しいんだ、大切なんだ。それをこの目で受け取ったら、そのまま、そのままの仕組みで笑みがこぼれる。そして、また明日もきちんと歩いていけるくらいの確信をあなたがくれる。包みこんだひとつの呼吸で伝わる。ひとりじゃないよ。笑って纏った冷たい嘘もまた、あなたがくれた。それは私が持っていたもの、持っていたいものだよ。あなたにはあげない。きれいに笑っていてよ、ずっと。


ひとりじゃないよ?

語尾上がりで問いかけるあなたの目線は明日にはどちらは向くかな。明日も今日のあなたを受け止められるのかな。ひとつの深い呼吸をおいて、またきれいな嘘をつく。


そうだね。あなたも。わたしも。


だから、そういう汚さも含めて、言う本当もまたきれいだと良い。

だからね、好きだよ、ずっと


downerkills at 09:03│Comments(0)TrackBack(0)

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