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1 :むい~ん 2014/12/24(水) 21:38:32 ID:7OtGrmi.

   全国大会会場にて

えり『試合終了です!清澄と姫松の準決勝進出が決まりました!』

末原「うぐ……」ウルッ

咲「お疲れ様です!」ペッコリン

姉帯「うわあああああああん!」 ボロボロ

霞「ふぅ…」ヤレヤレ

咲「麻雀って楽しいよね!また今度一緒に打とうねみんな!」 グッ!

姉帯「う、うんそうだね!」グジュ

霞「またよろしくね~」ウフフ

末原「……」

咲「あれ?末原さんどうしたの?」

末原「くっ!」スタタタタタッ!

咲「あ!末原さん?!」



2 :むい~ん 2014/12/24(水) 21:44:59 ID:7OtGrmi.

  姫松高校控室にて

末原「みなさんただいま……」

絹恵「お疲れ様です先輩!」

洋榎「すごいやん恭子準決勝進出やで!」

由子「ナイスファイトなのよー!」

漫「けっこうヒヤヒヤしましたけどね…」

洋榎「勝てばええねん勝てば!」

末原「……」

由子「なに浮かない顔してるのよー?」

絹恵「どうしたんですか先輩?」

末原「うぐ……」ポロポロ

洋榎「な、なに泣いとんねん!どないしたんや!」

末原「あんな情けない麻雀をしてしまってすいませんでした……」ポロポロ



3 :むい~ん 2014/12/24(水) 21:55:31 ID:7OtGrmi.

末原「うぐうぐ……」ポタポタ

絹恵「なんで泣いてるんですか!」

由子「恭子は頑張ったのよー!」

末原「いいえ全然ダメダメでした……すべて宮永咲の手のひらの上でした……」ポロポロ

洋榎「勝ったんだしええやんか!次見返せばええ!」

末原「無理です……わ、私みたいなただの凡人に宮永みたいな怪物に勝てるわけないんです……」

由子「完全に怖じ気付いてるのよー……」

末原「うぐ……」ジワッ

洋榎「恭子……」

漫「先輩……」

末原「うぐはぁぐ……」ボロボロ

  ガチャン

赤阪「今夜だけでもおねがーい~有頂天にならせて~♪」



4 :むい~ん 2014/12/24(水) 22:06:43 ID:7OtGrmi.

洋榎「面倒くさいのがきよったで!」

赤阪「イヒヒヒヒ!なに泣いてるんやかわいいお顔が大洪水やで~」

末原「うぐ……」グジュ

赤阪「まぁいくのんも末原ちゃんのことを考えると体の一部がホットホットやで~、な!鰻ちゃん!」フラフラー

漫「うちに振られましても……」

由子「相変わらず空気読めないのよー!」

赤阪「今の末原ちゃんは有頂天どころか無頂天やな!」

末原「……」

赤阪「末原ちゃんのそういう顔大好きやで~メゲトラマンや!」

漫「言ってることが何一つ分からへん……」

洋榎「もう頭来たで!やいオバハンいい加減にせんかい!」

絹恵「お、お姉ちゃん!」



5 :むい~ん 2014/12/24(水) 22:23:05 ID:7OtGrmi.

赤阪「いくのんはちょっとぬるめのほうが好きやで~」

洋榎「良い湯加減のこと聞いとるんちゃうわ!恭子はいま宮永にいいようにやられて傷付いてるんや!
  顧問やったら励ましてやらんかい!それが普通やろ!」

赤阪「えぇ~いくのんまだカツラのお世話になりとうないで~」

洋榎「誰が禿増せ言うてんねん!ふざけるのも大概にしいやこのどアホ!」

赤阪「そうカッカせんといてや~そこをなんとかぬっとこらえて~」

洋榎「そこはぬっとやなくでグッとやろ!なんやねんぬっとって!」

赤阪b「good?」ググッ!

洋榎「goodちゃうグッとや!何やねんもう!」

漫「なに代行と漫才してるんですか……」

洋榎「え、うちはそんなこんなオバハンと漫才なんて……」

絹恵「お姉ちゃん最低や……」

由子「空気読んでなのよー……」

洋榎「そ、そんな……」

末原「……」



6 :むい~ん 2014/12/24(水) 23:14:37 ID:7OtGrmi.

赤阪「イーヒッヒッヒッヒッ!」

洋榎「ああもう疲れたわ……」ヘナヘナ

絹恵「お、お姉ちゃん大丈夫?」

洋榎「こんなオバハンにまともに関わるだけムダやで……」

漫「スブタのパイナップルばりにムダですね……」

由子「え、スブタにパインは絶対必要なのよー」

洋榎「そうやそうや!スブタにパインなかったらスブタやないやん!」

絹恵「一番大事な具やのに……」

赤阪「鰻ちゃんってやっぱアホなん……」

漫「なんでまさかの四面楚歌やねん……」

末原「……」

由子「スブタ食べたくなってきたのよー」



8 :むい~ん 2014/12/25(木) 21:16:00 ID:md2pYde.

末原「……」

洋榎「あ、すまん恭子……」 由子「恭子を置いてけぼりにしてしまったのよー」

絹恵「すみません先輩……」

末原「いいんです気にせんといてください」

漫「でも……」

末原「デモもパレードもありません、それに主将」 洋榎「な、なんや!」

末原「さっきの代行とのつまらない漫才も私を和ませようとしてやったんですよね
  その心遣いホンマにありがたいです、感謝します」

洋榎「そ、そりゃ良かったで……(そういうつもりやないしそれにつまらんって……)」

末原「そして漫ちゃん」 漫「な、なんですか……この前借りたドカベンはまだBT学園戦までしか読んで……」

末原「私の代わりに大将戦に出てください」

漫「え、そんな、無理ですってそんなうち……」

赤阪「……」

末原「漫ちゃんなら宮永咲にも通用するはずです、私の目に狂いはありません」

漫「そんな無理ですって!実際タコス娘対策やって微妙やったやないですか!」

赤阪「なぁ末原ちゃん、あの娘より強くなりたい?」 末原「え……」



9 :むい~ん 2014/12/25(木) 23:30:06 ID:md2pYde.

末原「み、宮永咲に勝てる方法がホンマにあるんですか!」

赤阪「あるあるちょーあるで!」

末原「ど、どういうことなんですか!」

赤阪「とてつもなく凄い方法やで~、まさに奇跡の方法や!」

漫「胡散臭いにもほどがありますやろ……」

洋榎「絶対にあかんって!こんなオバハンの甘い言葉を真に受けたらあかんで!」

由子「食い物にされるのよー!」

赤阪「たしかに末原ちゃんは食べちゃいたいぐらい好きやで~ 」ジュルリ

絹恵「先輩考え直してください!」

末原「……」

洋榎「恭子!」 由子「ダメなのよー!」 絹恵「先輩!」

末原「……」



11 :むい~ん 2014/12/25(木) 23:42:02 ID:md2pYde.

赤阪「でどうするんや末原ちゃん、やるんか?やらんのか?」

末原「……やります」

絹恵「先輩!!」

赤阪「その意気やで~末原ちゃ~ん、ほなさっそくいこか~」トコトコ

末原「……」

洋榎「ホ、ホンマに行くんか恭子……」

末原「少しでも……ホンマに僅かでも宮永咲に勝てる方法があるのなら……私はそれに賭けてみたいんです……!」

由子「恭子……」

末原「準決勝前までには絶対に帰ってきます、安心してください」

洋榎「あの代行の言うことやし安心なんかできひんって……」

末原「では行ってきます、あ、それと漫ちゃん」

漫「な、なんですか……」

末原「私もスブタにパイナポーは反対です、では」

  ガチャン

漫「は、はぁ……」 洋榎「パイナポーて……」



12 :むい~ん 2014/12/26(金) 02:45:03 ID:UlDx6ND2

   ブロロロロロロ・・・・・・

赤阪「末原ちゃんを抱いていいの~好きになってもいいの~♪」

末原「……」

赤阪「イヒヒ!そんな緊張しなくてもええで~別に痛い目に遭うわけやないし~」

末原「いや別に緊張なんか……」

赤阪「まぁちぃとばかし恥ずかしい目に遭うかもしれんかもな~」

末原「は、恥ずかしいってどういうことですか!」

赤阪「それは着いてからのお楽しみやで~」

末原「く……」

赤阪「楽しみやな~末原ちゃんとの秘密特訓は~」

末原「……」

  ブロロロロロロ・・・・・・



13 :むい~ん 2014/12/26(金) 02:52:27 ID:UlDx6ND2

  ブロロロロロロ・・・・・・

赤阪「フフンフフンフフーン♪」

末原「あの前見て運転してくれませんか……」

赤阪「だって末原ちゃんが可愛すぎてずっと見ていたいんやもーん、しょうがないやーん」

末原「しょうがなくないでしょ!このまま事故ったらもともこもないですよ!」

赤阪「末原ちゃんビビりすぎ~、ちょんまげ~!やなかったどんだけ~!」

末原「……」

赤阪「イヒヒヒヒヒヒ!」

末原「ハァ……ホンマに大丈夫やろか……」

赤阪「いくのんは末原ちゃんをスーパーウーマンに変えたるで~」

  ブロロロロロロ・・・

末原「……」

こうして二人は夜の街に消えていったのだった・・・・・・



16 :訂正 2014/12/27(土) 17:46:31 ID:K8z/p3Ns

  準決勝当日 姫松高校控室にて

洋榎「案の定戻って来ぉへんかったな・・・」

由子「予想通りなのよー」

絹恵「先輩大丈夫やろか……」

漫「まぁ死んでるってことはないやろうけど……」

由子「縁起でもないこと言わんといてなのよー!」

絹恵「このままやと没収試合やで……」

漫「ある意味歴史に残りますね」

洋榎「やかましいわ!ほな時間やし漫はとっとと行かんかい!」

漫「は、はいすんません!」

絹恵「先輩……」

洋榎「大丈夫や恭子は必ず帰ってくる!」ググッ

絹恵「お姉ちゃん……」



17 :むい~ん 2014/12/27(土) 17:58:37 ID:K8z/p3Ns

  中堅戦後

洋榎「どやった!」

由子「ナイス闘牌なのよー!」

漫「まぁなかなかやったんやないですか?」

洋榎「なんや爆発したからってえらい上から目線やな」

漫「まぁ実際うちのほうが稼ぎましたからね」フンッ

洋榎「ムカつくやっちゃで!ところで恭子はまだかいな?」

由子「それがまだなのよー……」

洋榎「ホンマか……絹もさぞかし心配してるやろな、ところで絹は?」

由子「それが……」

絹恵「やったー!赤嶺ナイスゴールやー!イエーイ!」

漫「スマホでJリーグ観戦ですね」

洋榎「絹……」

絹恵「川崎なんて相手にならんで!格が違うわ!」ニコニコ



19 :むい~ん 2014/12/27(土) 18:17:44 ID:K8z/p3Ns

絹恵「うさくんも続くで!ガンバは今年も三冠や!」

洋榎「絹時間やで!」

絹恵「えぇー!もうちょっとだけええや~ん!」

洋榎「わがまま言うたらあかんで!ほらさっさととっとと会場にGOや!」

絹恵「はいはいさっさとっとやね、急げば後半戦に間に合うで!」スタタタタッ!

由子「絹ちゃんはガンバのことななると周りが見えなくなるのよー……」

洋榎「ホンマに絹は困った奴やで!なぁ漫!」

漫「あの話し掛けないでください、いまノーアウト満塁で代打高橋なんで」

洋榎「なに巨人戦見てんねん!」パチコン

漫「ギニヤ!!」

由子「恭子がいないか探してくるのよー……」トコトコ



20 :むい~ん 2014/12/27(土) 18:36:50 ID:K8z/p3Ns

  30分後・・・

洋榎「絹!それはあかん!それはあかんで!」

漫「どんどん点棒が……」

洋榎「なんやねんあのダヴァンってのは!頭おかしいやろ!」

船久保「まさにアメリカンやな」

  ガチャン

由子「ハァ……」

洋榎「あ、由子!恭子おったか!?」

由子「探したけどいなかったのよー……」

洋榎「どこにいったんや恭子……もうすぐ大将戦やで……」

船久保「代わりにうちが出たってもええで~」ニコニコ

漫「無理に決まってるやろ!てかなんでこいつがおるんですか!おかしいですやろ!」

船久保「別にいてもええやん、もううちらは敗退してるんやし敵味方関係無い完全ノーサイドやで?」ニヤニヤ

漫「意味分からんわ!」イライラ



21 :むい~ん 2014/12/27(土) 18:51:05 ID:K8z/p3Ns

由子「そろそろ副将戦も終わりなのよー……」

洋榎「どないしよ!恭子の代わりなんて用意してへんで!」

船久保「他に控えとかおらんの?姫松やって名門やし代わりはいくらでもおるやろ」

洋榎「恭子の代わりなんておらん!」

由子「そうなのよー!」

船久保「しょうがないわ、最終手段として漫、あんたが末原さんの代わりに出場し」

漫「ハァ?!なんでうちが出なあかんねん!てかうちはもう先鋒戦に出てるやないか!」

船久保「そんなもん末原さんに変装すりゃええやん、まぁそのつるピカハゲ丸くんみたいな頭で一発で漫とバレるやろけどな」ニヤニヤ

漫「ハゲてへんわ!他人事やと思ってふざけまくりよってからに!」

洋榎「ああもう恭子いまどこにいるんやもう!」

  ガチャン

赤阪「おまた~」



22 :むい~ん 2014/12/27(土) 19:03:56 ID:K8z/p3Ns

漫「代行!」

赤阪「家出娘が帰って参りました!」キリッ!

洋榎「やいオバハン!今までどこに行ってたんや!」

赤阪「学校の裏山まで行ってたで~」

洋榎「なんやねんそれ!」

由子「どこの学校の裏山なのよー……」

赤阪「日本一有名な学校の裏山やで~」

船久保「相変わらず胡散臭さの権化みたいな女やな」

赤阪「いくのんはミステリアスな女やで~」

由子「そんなことより恭子はどこなのよー!」

赤阪「そろそろ来るで~」

  カツン・・・カツン・・・カツン・・・

漫「先輩……」



23 :むい~ん 2014/12/27(土) 20:17:16 ID:K8z/p3Ns

赤阪「くるでー!末原ちゃんくるでー!」

  ガチャン

洋榎「なんですて!」

漫「先輩?!」

由子「の、のよー!!」

船久保「なんやこれ……」

赤阪「どうや!これが新たなる末原ちゃんや!」

そこでみんなが見たものは……

末原「明日に向かって撃て!」シャキン!

テンガロンハットを被りウェスタンポンチョを羽織りカーボーイブーツを履いた末原恭子の姿だった……

末原「ハァイヨー!ハァイヨー!」パチーン!パチーン!

赤阪「どうや西部劇みたいでかっこいいやろう?!イヒヒヒヒヒ!」

漫「え、ダヴァンとキャラが被りまくりですやん」



24 :むい~ん 2014/12/27(土) 20:37:10 ID:K8z/p3Ns

末原「え?」

赤阪「は?」

漫「いや臨海女子のダヴァンとガンマンキャラが被ってると……」

赤阪「被ってるのはトクだねの司会者やろ……鰻ちゃんなに言うてるん……」

漫「ほんならテレビの副将戦を見てくださいよ」

赤阪「副将戦?」チラッ

末原「な……!」 赤阪「なんですて!」

そこで末原と赤阪が見たものは……

ダヴァン『それデース』パキューン

和『痛い!』コロッ

ダヴァン『ロンデース!ホンイツドラドラドラ!ハネ満デス!』

テンガロンハットを被りウェスタンポンチョを羽織りカーボーイブーツを履いたメガン・ダヴァンの姿だった……

ダヴァン『撃って撃って撃ちまくりマース』パキューン

赤阪「おかしいやろこんなのっ!!」



26 :訂正 2014/12/27(土) 20:51:52 ID:K8z/p3Ns

恒子『決まったァァァァァァ!ダヴァンの銃が火を吹いたァァァァァァ!』

ダヴァン『安心してくだサイ、これはゴム弾デス』

絹恵『そういう問題ちゃうやろ……』

恒子『まぁ試合中に銃をぶっぱなしてはいけないというルールはありませんからねぇ』

健夜『世間のルールとしてはアウトだよこれ……』

赤阪「そんなアホな……」

洋榎「ダヴァンのそれとまんまやで……」

船久保「赤阪監督やってもたー!」ニヤニヤ

末原「あ……あ……あ……」カタカタ

赤阪「末原ちゃん大丈夫や!こ、これは何かの間違いや!」

ダヴァン『いけまセーン』パキューン

絹恵『痛っ!』コロン

ダヴァン『ロンデース!いただきマース!』

赤阪「ゴム弾を手にぶつけて牌落とさせるとか卑怯にもほどがあるやろ!」ガシガシッ!

洋榎「自分らも同じようなことをしようとしとるくせに……」 由子「テレビ蹴らないでなのよー!」



27 :むい~ん 2014/12/27(土) 22:24:59 ID:K8z/p3Ns

末原「完全にパクられた……」

漫「こんなのにパクるもパクられるもありませんって……」

赤阪「くそお……!」ギリッ!

ダヴァン『HAHAHAHA!いい気分デース!』パキューン!パキューン!

船久保「くくく!ホンマに阿呆やなぁ、完全にあんたら二匹目のドジョウやないか」ニタニタ

赤阪「あんなゴム弾みたいなしょうもないのと一緒にしてもろたら困る!末原ちゃん!」

末原「はい!!」

  バキューン!!

漫「ビギャ!!」

赤阪「こっちは実弾やで……!」

漫「よ、余計悪いやないですか!」ガタガタ

恒子『試合終了!副将戦が終わりました!』

洋榎「とうとう恭子の番やで!どないするんやいったい!」



28 :むい~ん 2014/12/27(土) 22:39:13 ID:K8z/p3Ns

末原「く……」

由子「もうそのままの恭子で行くしかないのよー……」 末原「無理や!そんなことしたら宮永咲には勝てません!」

洋榎「それならそのガンマンスタイルで……」

末原「そんなことしたらダヴァンと被ってると日本中から笑われてしまいます!」 漫「被ってなくても笑われますやろそれ……」

恒子『なかなかの苦戦でしたね!』 和『こういう日もあるということです』

恒子『ところでメガン・ダヴァンは赤い悪魔でしたか?』キリッ! 和『し、質問の意味が分かりません……』

赤阪「……」

洋榎「で、どないするんや、もう大将戦やで」

赤阪「……イヒヒ」ニヤリ

洋榎「な、なんや急に……」

赤阪「こんなときのために奥の手を用意してあるんやな……!」ニヤニヤ

末原「お、奥の手……」ゴクリ

赤阪「イーヒッヒッヒッヒ……!」

・・・

・・・・・・



31 :訂正 2014/12/28(日) 23:57:02 ID:khCS.3PU

  臨海女子控え室にて

辻垣内「よくやったなメグ」

ハオ「なかなかでしたね」パチパチ

ダヴァン「ありがとうございマス!全部サトハのおかげデース!」

辻垣内「私は別になにかをしたつもりは無いけどな、すべてお前の実力だ」

ダヴァン「ノー、すべてサトハのアドバイスのおかげデス!
  サトハが昔のアメリカ時代の自分を思い出せと言ってくれたおかげデース!」

ハオ「あれがアメリカ時代の姿ですか……」

¬辻垣内「本物を使った方が雰囲気が出たんだろうけどな」カチャ

ダヴァン「oh……だからホンモノのチャカはダメデス……」

明華「平和が一番です」ブツブツ

辻垣内「どいつもこいつも平和ボケだな、なぁネリー」

ネリー「うう……」ウルウル



32 :むい~ん 2014/12/29(月) 00:14:09 ID:TuoJjnrI

ネリー「あう……」ポロポロ

辻垣内「どうしたネリー……なに泣いてるんだ……」

ネリー「ガイトさんガイトさん!ネリーのペンダント!バァバから貰ったペンダントが無いよ!」

ダヴァン「oh……」

辻垣内「ペンダントってあのお前がいつも肌身離さず身に付けていたアレか……」

ネリー「そうだよ!!朝起きたら無くなってるんだよ!」

ハオ「ちゃんと探したんですか?ネリーさんはいつも散らかしぱなしで大雑把ですし」

ダヴァン「CDもケースに仕舞わずそこら辺に放り投げてマスかラネ……」

ネリー「ペンダントだけはちゃんと無くさないようにしてたよ!バァバとの思い出のペンダントなんだよ!」ボロボロ

辻垣内「ネリー……」

ネリー「バァバ……」ポロポロ



35 :むい~ん 2015/06/20(土) 01:36:50 ID:C.KkhPxI

半年前 ジョージアにて

ネリー「うわああああああん!!」グジュグジュ

祖母「どうしたんだいネリー」ニコニコ

ネリー「ジョージアを離れたくない!ジャポンになんか行きたくない!」ポロポロ

祖母「でも麻雀留学したいと言ったのはネリーじゃないかい」ニコニコ

ネリー「バァバと離れたくない!ずっと一緒にいる!」ガシッ

祖母「おやおや」

ネリー「それにジャポンは怖いよ!ゴジラやラドンがいるよ!怖いよ怖いよ!」ボロボロ

祖母「大丈夫大丈夫怖くない怖くない」ナデンコナデンコ

ネリー「ううう……」ポロポロ



37 :訂正 2015/06/20(土) 01:58:30 ID:C.KkhPxI

ネリー「……」

祖母「少しは落ち着いたかい?」ナデンコナデンコ

ネリー「うん……」グジュグジュ

祖母「ジャポンはネリーが思うほど怖いところでないわよきっと
  聞けばみんな優しいし親切でいい人ばかりという話よ」

ネリー「バァバのほうが優しいもん……」グジュグジュ

祖母「それにジャポンに行けば相撲の黒海に会えるわよ、ネリー黒海の大ファンだったじゃないの」

ネリー「太ならもう引退してジョージアに帰ってきてるよ!ネリーはジャポンには行きたくないの!」ジタバタ

祖母「そんな怖いかねジャポンが」

ネリー「うん……いきなりニンジャに撃たれるかもしれないし……」ウルウル

祖母「ニンジャはたしかに怖いわねぇ」

ネリー「トノサマ怖いよ……ヒバゴン怖いよ……マンジュウ怖いよ……」ポロポロ

祖母「大丈夫よ、ネリーにはこれをあげるわ」ジャラ

そう言うとおばあさんは自分の首に掛けていたペンダントをネリーの首に掛けたのだ

ネリー「え……」



39 :むい~ん 2015/06/20(土) 12:25:17 ID:C.KkhPxI

ネリー「で、でも!これバァバが昔から大切にしてたペンダントじゃん!ダメだよ!」

祖母「いいんだよ、私がもっててもしょうがないしネリーにあげるわ」

ネリー「そんな……」

祖母「このペンダントはヴィルサラーゼ家に代々伝わる魔法のペンダントなのよ
  きっとこのペンダントがネリーを守ってくれるハズだわ」

ネリー「魔法のペンダント……」ゴクリ

ネリーは渡されたペンダントをかざす

ネリー「凄いキレイだよ!キラキラしてるよ!」キャッキャッ

祖母「似合ってるねぇ、バァバの若い頃を思い出すわ」ナデンコナデンコ

ネリー「なんだか力が湧いてくる気がするよ!このペンダントが守ってくれる気がするよ!」

祖母「フフフ……」ナデンコナデンコ

ネリー「ネリージャポンに行く!そしてジャポンの麻雀界に一大センプウを巻き起こしてくるよ!」

・・・

・・・・・・



40 :むい~ん 2015/06/20(土) 12:50:40 ID:C.KkhPxI

・・・・・・

・・・

ネリー「ううう……」ポロポロ

辻垣内「そんな大事なモノだったのか……」

ネリー「バァバが……バァバがネリーに託してくれた大事なペンダントだよ……
  ヴィルサラーゼ一族の思いがつまったペンダントなんだよ……」

ダヴァン「ネリー……」

ネリー「それだけ大切なペンダントを無くしちゃうなんて……ネリーは……ネリーは……」ブワッ

辻垣内「ネリー」ダキィ!

ネリー「うわあああああああん!!」ボロボロ



41 :むい~ん 2015/06/20(土) 12:54:29 ID:C.KkhPxI

ハオ「……」

ネリー「ひっぐはっぐ……」

辻垣内「ペンダントのことは気にするな私たちが探しといてやる、お前は気にせず麻雀を打ってこい」ギュッ

ネリー「ガ、ガイトさんありがとう……」グジュ

ダヴァン「ワタシもそのグランドマザーのペンダントを探すのを手伝いマス、きっとアッサリ見つかりマスヨ!」

ネリー「ダヴァンもありがとう……」グジュグジュ

辻垣内「さぁ行ってこい!」ニコッ

ネリー「うん!」ニカッ!

ハオ「でもネリーさんこのまえ……」

ネリー<このペンダントを質屋で売ってPS4買うよー!売っちゃえ売っちゃえー!>

ハオ「……って言ってませんでしたっけ……」

辻垣内「なんだとゴルァ!!」パチコン!

ネリー「ギニヤ!」



43 :訂正 2015/06/20(土) 13:17:17 ID:C.KkhPxI

ネリー「ひどいよひどいよ!なんで殴るの!」

辻垣内「質に入れるってどういうことだテメェこの野郎!大切なペンダントじゃなかったのかっ!」

ネリー「しょうがないじゃん!テイルズの新作やりたかったんだもん!ネリーにはお金が必要なの!」

辻垣内「なにがテイルズだこの野郎!」ガシガシッ!

ネリー「痛いよ!蹴らないでよガイトさん!」

ダヴァン「それでペンダントは質屋には見せたんデスカ……」

ネリー「質屋にもってったけど50円にしかならなかったよ!!50円なんて今時ハガキ一枚も買えないよ!だから売るのはやめたの!」

辻垣内「うるせぇ!一族代々に伝わるモノをそうやすやす売ろうとするんじゃねぇ!」

ネリー「だって全然守ってくれないじゃん!ガイトさん毎日殴ってネリーを泣かすし!ゴジラやラドンなんかよりよっぽど狂暴だよ!」

辻垣内「ガタガタうるせぇつってんだろこの野郎!」バチコン!

ネリー「トリビシ!また殴った!日本人のどこが親切でいい人なの!ガイトさんはギャング……」

ダヴァン「シャラーップ!」ドゴムッ

ネリー「かはっ…」



44 :むい~ん 2015/06/20(土) 13:39:07 ID:C.KkhPxI

ネリー「ううう!こんなのっておかしいよ!」  ダヴァン「アナタが一番おかしいですよ……」

辻垣内「はぁぁ……」クラクラ  ハオ「大丈夫ですかサトハ先生……」

辻垣内「なんか疲れたわ……」

ネリー「ガイトさんのバーカ!ヤクザヤクザーっ!」

辻垣内「なんだとテメェ!」ギリッ!

ネリー「ガイトさんのでーめき……」

明華「それ以上いけない」スッ

ネリー「うぐっ!」

なんと明華がネリーの首もとに傘の尖端を突きつけたのだ・・・・・・!

明華「いい加減黙らないとあなたの血が虹を掛けますよ」ユラッ

ネリー「ううう……!」

辻垣内「よ、よせ明華……お、落ち着け……」

明華「あまりお痛は許しませんからね」スチャ

ネリー「ご、ごめんなさい……」ポロポロ

ダヴァン「あの人は本当にしでかしかねないから怖いデス……」



45 :むい~ん 2015/06/20(土) 14:24:08 ID:C.KkhPxI

明華「虹はキレイです……」ブツブツ

ネリー「うぐうぐ……」グジュグジュ

ダヴァン「大丈夫デスカ……」

ネリー「一瞬三途の川が見えたよ……」

明華「MEGUMI山田まりあ雛形あきこ……」  ダヴァン「そのサンズではありません……」

ハオ「ほら早くサトハ先生に謝ってください」

ネリー「うん……」

辻垣内「……」

ネリー「ガイトさん……」

辻垣内「うむ」

ネリー「アッチョンブリケ!ガイトさんのイーっだ!」

辻垣内「テメェ!!」ギリッ!

ネリー「絶対に謝らないよーだ!逃げろー!」スタタタタタタッ!

辻垣内「待ちやがれ!」スタタタタタタッ!

ダヴァン「ネリーは子供デスネ……」 ハオ「まったくこりない悪びれない……」



46 :むい~ん 2015/06/20(土) 14:35:51 ID:C.KkhPxI

辻垣内「ハァハァ……」 ダヴァン「大丈夫ですかサトハ……」

辻垣内「あいつは逃げ足だけは速すぎるな……」

ハオ「大丈夫でしょうか大将戦……」

辻垣内「まぁあいつのことだからよほどのことがない限りトップは安泰なハズだ」

ダヴァン「実力だけは本物デスからネ……」

ハオ「注意すべきは清澄の宮永咲ですね」

辻垣内「ああ、おそらく白糸台の宮永照の縁者かなにかだ、相当な実力者のハズだ」

ダヴァン「それと有珠山のシシハラデスネ」

辻垣内「うむ、あいつからはよくないなにかを感じる……」

ハオ「姫松は……別にいいですね」

辻垣内「姫松はまぁそれほどシンパイしなくても大丈夫だろう」

ダヴァン「まぁあのなかでは凡人の類いデスからネ、ハハハハ……」

と、その時・・・!

辻垣内「ぐっ!!」 ダヴァン「ナ!!」 ハオ「うぐ?!」 明華「!!」

なにかの力が辻垣内智葉たちを襲ったのだ・・・!



47 :むい~ん 2015/06/20(土) 14:45:55 ID:C.KkhPxI

辻垣内「な、なんだこの力は……!」カチャ!

ダヴァン「すごいオーラデス……!」カチャ!

ハオ「恐ろしいほどの威圧感です……」スッ

明華「……」

辻垣内「これはいったい……!」

この力の正体・・・それは・・・

末原「……」

なんと末原恭子だったのだ・・・!

末原「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!

辻垣内「うっ……!」

異様なオーラを放つ末原恭子が会場へと歩いていくのだった・・・

末原「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!



48 :むい~ん 2015/06/20(土) 15:02:25 ID:C.KkhPxI

ダヴァン「オーマイガー……」

ハオ「なんなんですかあの気は……」

辻垣内「分からない……二回戦のときの末原とまるで別人……ハッ!」

そこで気づく・・・無意識のうちに懐の長ドスに手をかけていたことに・・・

辻垣内(掌が汗まみれだ……私がこんなに恐怖を覚えるなんて……末原お前はいったい……)

ダヴァン「ワタシもビビってさっき副将戦で使った銃に手を伸ばしてしまいまシタ……」

ハオ「私も思わず鶴の構えをしてしまいました……」

明華「ラララ~♪」カチャ

ダヴァン「アナタはそのレイピアをどこカラ……」 ハオ「傘にそんなの仕込んでたんですか……」

辻垣内「……」

ネリー<ガイトさんのおバカ!まな板!>

辻垣内(ネリー末原に気を付けろ……この大将戦は荒れる……!)



53 :むい~ん 2015/06/24(水) 00:48:42 ID:n0VXpC3A

  準決勝会場にて

恒子『準決勝もついについに大詰め!待ちに待った大将戦ですよ小鍛冶プロ!!』

健夜『そうだね、現在トップは臨海女子、次いで清澄有珠山姫松の順です』

恒子『しかし凄かったですねぇ臨海女子のメガン・ダヴァンは!まるでカーボーイでしたよ!』

健夜『まるでブロンコ・ビリーみたいだったね』

恒子『というわけで小鍛冶プロもプロ雀士を引退して来年からはプロのカーボーイに転向します!!』

健夜『いきなりなに言い出すの?!まだ引退しないから!』

恒子『人生は一度きりしかないんですよ!ここで思い切らないと後悔しますよ!!』

健夜『そんなんで一度きりの人生を無駄にしたくないよ……』

恒子『プロカーボーイを馬鹿にしてるんですか!プロカーボーイに失礼な発言ですねツイッターが炎上しちゃいますよ!』

健夜『ツイッターやってないよ……そもそもプロのカーボーイって何者なの……』

恒子『ちなみに私はカーボーイよりダメダメボーイのほうが好きです!それでは大将戦の選手紹介に行きましょう!!』

健夜『ハァ疲れた…』

恒子『年ですか?』ニヤニヤ

健夜『違うよ!早く選手の紹介をしてよ!』ンモー



54 :むい~ん 2015/06/24(水) 01:01:35 ID:n0VXpC3A

恒子『さァ選手紹介です!まずは臨海女子のネリー・ヴィルサラァァァゼイエエエエエエです!!!』

ネリー「グルジアじゃないよジョージアだからね!ギョーザでもないよ!」

恒子『続きましては南北海道代表の有珠山高校の獅子原爽ァァァ!今大会のダークホースの一人です!』

爽「オイーッす!みんなよろしくね!」

健夜『この子には要注意だよ』

恒子『そしてそしてこちらも今大会の台風の目だァァァ!清澄の宮永咲!!』

咲「よろしくお願いします」ペッコリン

恒子『そして最後は現在最下位の名門姫松こう……』

末原「!!」カッッッッ!!

咲「うっ!!」 ネリー「ナッ!」 爽「うわぁぁっ!!」

健夜『!!』

恒子『おーっとどうしたんでしょうか全員イスから立ち上がりましたっ!!』

末原「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ……



55 :むい~ん 2015/06/24(水) 01:11:34 ID:n0VXpC3A

末原「……」

爽「なんだこのおぞましい気は……」ガタガタ

ネリー「こ、こんなのジョージアでも感じたことないよ……」ガクブル

咲「こ、怖いよぉ……」オロオロ

健夜『……』

恒子『いきなり会場が異様な空気に包まれだしましたがどうしたんでしょうか小鍛冶プロ……』

健夜『……こーこちゃんはなにも感じないの?』

恒子『感じませんけど……小鍛冶プロが老後の心配をしてるのはビンビン感じますけどね!』

健夜『感じないならいいや』

恒子『あの私のボケをさらりと受け流すのやめてくださいよ……』

末原「……」

咲(な、なんか末原さんこの前と全然雰囲気が違う……)

末原「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!

咲(怖いよぉ……お、おしっこ行っとけば良かったよぉ……)ガタガタ

爽(ウ、ウンコしとけば良かったかも……)ブルブル



56 :むい~ん 2015/06/24(水) 01:28:38 ID:n0VXpC3A

  姫松高校控え室にて

末原『!!』カッッッッ!

洋榎「なんやっ!」ガタッ! 由子「のよー!?」ビクッ!

漫「あの先輩方どうしたんですか急に立ち上がって……」

洋榎「漫は感じひんのかいなこの恭子のオーラを!」

由子「画面越しからでも物凄い圧力なのよー!!」

漫「え、うちクーラーあまり効いてへんなとしか感じないんですけど……」

船久保「それは鯰が凡人やから末原さんの力を感じることが出来ないんやろ」ニヤニヤ

漫「なんやとっ!てか鯰ってなんやねん!鰻ならともかく鯰とかありえへんやろ!」

船久保「このオーラは強者にしか分からへんのや」プププッ

漫「てかあんたも実際感じてなかったやろ……先輩達が驚いてるの見てポカーンとしてたやん……」

船久保「さ、さてなんのことやろな……」キョロキョロ

洋榎「目が魚になっとんで」

  ガチャン

絹恵「ハァァァ疲れた~」ヨロヨロ



58 :訂正 2015/06/24(水) 01:43:15 ID:n0VXpC3A

洋榎「おう絹ごくろうさんや!」 由子「お疲れなのよー!」

絹恵「ごめんなさい私のせいで最下位になってもうた……」グスン

洋榎「大丈夫やって気にすることないで!」

由子「そうなのよー!気にすることないのよー!」

絹恵「それなら良かった!ほなガンバの試合の続きを見るで!」カチャ!

洋榎「き、切り替え早いな絹……」 漫「試合よりガンバ大阪ですか……」

由子「絹ちゃん恭子が帰ってきたのよー!」

末原『……』

絹恵「ああホンマや、ってあああガンバが2-1で勝ってるぅ!」ニカッ!

洋榎「恭子に対しての反応が冷淡すぎるやろ!」

絹恵「米くん最高やわ~」ピョンピョン!

船久保「相変わらず絹はガンバキチガイやな」ニタニタ

末原『……』



62 :訂正 2015/06/30(火) 15:52:00 ID:ZTNgjWO2

  準決勝会場にて

末原「……」ゴゴゴゴゴゴッ…

ネリー「と、取り合えずサイコロ回すよ……」カラカラ

咲「うん……」ハラハラ

爽「……」

恒子『さァ大将戦が始まります!果たして決勝への階段を駆け上がるのはどこのどいつだァァァ!』ビシィッ!

健夜『こーこちゃんはノンキで良いよね』

恒子『私がノンケ?そんなことありませんよ小鍛冶プロ!私は貴方だけしか見えてませんからね!キリッ!』

健夜『……』

恒子『あのだから無視しないでツッコンでくださいよ小鍛冶プロ……』

ネリー「てい!」カチャ!

恒子『うだうだしているうちに試合がハジマリました!』



63 :むい~ん 2015/06/30(火) 16:02:31 ID:ZTNgjWO2

爽「そりゃ!」カチャ! 咲「えい!」カチャ!

恒子『大将戦だけあってみんな気合いが入ってますねぇ』

健夜『……』

恒子『小鍛冶プロも元気だしましょうよ!そんなショボンとしてたら身体中から若さが逃げて行きますよぉ!』

健夜『……』

恒子『私が気合いを注入してあげますよ!そーれ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!』

健夜『……』

恒子『気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!』

健夜『……』

恒子『気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ……』

健夜『……』

恒子『気合いだ……気合いだ……気合いだ……』

健夜『……』

恒子『反応してくださいよ……』ショボン

末原「リーチ……」スタッ



64 :むい~ん 2015/06/30(火) 16:26:37 ID:ZTNgjWO2

咲「え……」

ネリー「なぬっ!」

爽「……」

恒子『おーっと末原恭子!初っぱなからダブルリーチです!』

末原「……」ゴゴゴゴゴゴッ!!

咲(最初にダブリーなんてありえないよぉ……)

ネリー「くわばらくわばらだよ……」カチャ!

末原「ロン……」スタタタッ

ネリー「な!!」

恒子『あああ!いきなりネリー振り込んでしまったァァァァ!』

末原「ダブリー一発ドラドラドラ……ハネ満……」

ネリー「そんなぁ!」オロオロ

恒子『凄いですね末原!いきなりダブリー一発ですよ!幸先が良いですねぇ!』

健夜『うん……』



67 :むい~ん 2015/07/02(木) 21:48:35 ID:eeh3ldvk

末原「……」ゴゴゴゴゴゴッ…!

健夜『末原さん……』

ネリー「ううう……」

咲「ネリーちゃん大丈夫……?」オロオロ

ネリー「最悪なスタートだよぉ……」

末原「……次」

ネリー「ご、ごめんなさい!」カラカラ

末原「……」

爽「ふん……」

健夜『今日の末原さんは凄いことになりそうだね』

恒子『そ、そうですね……』



69 :訂正 2015/07/02(木) 22:36:18 ID:eeh3ldvk

爽「ニウド!」カチャ!

咲「えい!」カチャ!

恒子『ハネ満和了ったと言ってもトップとの差はまだまだあります、果たして末原はその差をどれだけ縮められるのか……』

末原「リーチ……」

咲「え……」

恒子『なんと連続でダブルリーチだ末原ァァァァ!』

末原「……」ゴゴゴゴゴゴッ!!

健夜『まるでこの前と別人みたいだね……』

ネリー「あわあわ……」カチャ

咲「ありえないよこんなの……」カチャ

爽「く……」 カチャ

末原「ツモ、ダブリー一発ツモホンイツドラドラ、倍満……」スタタタッ

恒子『またも一発和了った末原ァ!倍満炸裂!!』

ネリー「聞いてた話と違うよガイトさん……」オロオロ 咲「つ、強いよ……」ビクビク

爽「……」ダラダラ



70 :むい~ん 2015/07/02(木) 23:07:13 ID:eeh3ldvk

末原「フッ……」ゴゴゴゴゴゴッ!!

健夜『二回戦の子猫みたいな末原さんとはまるで別人だね、なんか変なモノでも食べたのかな』

恒子『そ、そうかもしれませんね……』シュン

健夜『どうしたのこーこちゃん?なんかさっきから元気ないね』

恒子『だってさっきからすこやん私のこと無視のするし……』

健夜『そんなつもりないけど……』

恒子『でも私が何度もさっきから面白いボケを炸裂させてるのにずっとスルーするじゃん!なんか上の空だし!』

健夜『それは末原さんの異変について考えてたから……』

恒子『ふんっ!』プクーッ

健夜『ねぇこーこちゃん拗ねないでよちょっと生放送だよいま……』

恒子『……』シュン…

健夜『そもそも面白いボケ炸裂とか女子アナがやることじゃないからね……いまはちゃんと実況しようよ……』

恒子『……』



72 :訂正 2015/07/03(金) 01:44:44 ID:pPNySHtI

末原「リーチ……」スタッ

健夜『ほらこーこちゃんまた末原さんがリーチしたよ!ちゃんと実況して!』

恒子『………』グシュ

末原「ロン、ダブリー一発チートイドラドラ、倍満……」スタタタッ

健夜『ほらまた末原さん一発で和了ったよ!』

恒子『……』グジュグジュ

健夜『お願い今度はちゃんとツッコむからちゃんと仕事して!ねっ!』

恒子『ちゃんとツッコんでくれる……?』ゴシゴシ

健夜『うんうんツッコむ!わたしはまな板の上の鯉か!ってこんな感じでツッコむから!』

恒子『ほんとにほんと……?』ウルウル

健夜『ホントホント!アラファトじゃないよアラサーだよ!はい!』

恒子『じゃあしっかり実況やる……』

健夜『ホッ……良かった……』

恒子『ところで小鍛冶プロ!最近巷では男気がブームになってるみたいですよ知ってますかっ!』ビシィ!

健夜『切り替え早っ!って藪から棒に何の話し出すの?!』



73 :むい~ん 2015/07/03(金) 02:03:30 ID:pPNySHtI

恒子『ほら最近は海外でプレーをしていたスポーツ選手が高額な年俸を蹴って日本に帰ってくるってケースが増えてるじゃないですかっ!』

健夜『た、たしかにそういうパターンは最近は多いかもしれないけど……』

恒子『よくよく考えたらこの男気の元祖は小鍛冶プロ!あなたじゃないですか!』

健夜『え、私……』

恒子『そうですよ!ドイツの名門クラブで大金貰いながらプレーしていたにも関わらず
  なにをとち狂ったか茨城みたいな片田舎に帰ってきた小鍛冶プロあなたですよ!』

健夜『茨城バカにするのやめてよ!いま茨城県民すごく怒ってるよ!』

恒子『大丈夫ですよどうせこの試合は茨城では放送してませんから、たしか2チャンネルしか映らないんですよね茨城!』

健夜『もっと映るから!宮崎県じゃないから茨城は!』

恒子『しかしあれだけのお金を貰っていながら日本に戻ってくるその楽はしない偉ぶらない誰のせいにもしないその姿勢!すばらしいですね小鍛冶プロ!』

健夜『そ、それほどでもないよ……』テレテレ

恒子『まるで川崎フロンターレの田坂みたいでかっこいいですね!』

健夜『そっちなの!せめて広島の黒田投手とか高知の藤川投手にしてよ……』



75 :訂正 2015/07/03(金) 02:41:25 ID:pPNySHtI

  姫松高校控え室にて

恒子『楽はしない偉ぶらない誰のせいにもしない~♪』

洋榎「なんやねんこの女子アナ!」

由子「めちゃくちゃなのよー!」

恒子『しかしあれですね!たかだか一時間程度麻雀するだけでウン億円貰えるなんて羨ましいですね!なんか真面目に働いてて馬鹿らしくなりますよ!』

健夜『唐突な嫌味やめてよ!ってか全然実況してないじゃん!そこまで言うなら真面目に働いてよ!』

洋榎「そうや!ちゃんと実況しろや!」

漫「でも試合よりこの女子アナのオチャラケのほうがおもろいですやん」

洋榎「なに言ってるんや漫は!他のみんなは真面目に……」

船久保「ンマーイ!なんやこのシューマイめっちゃ美味いやん!崎陽軒最高やな」モッキュモッキュ

絹恵「ナイスセーブや東くん!やっぱりサッカーで一番大事なんはGKやな!」キャッキャッ!

洋榎「ぐっ……」

由子「わたしは洋榎の味方なのよー」

  ガチャン

マホ「あ、あのぉ……」ビクビク



76 :むい~ん 2015/07/03(金) 03:00:49 ID:pPNySHtI

洋榎「誰や!」

マホ「ひぃ!ここは清澄高校の控え室ですか……」ビクビク

由子「違うのよー、ここは姫松高校の控え室なのよー」

洋榎「うちは竹井久ちゃうで!」

漫「そんなん見たら分かりますよ……」

マホ「わわわ!本当です竹井先輩じゃありません!あなたはいったい誰ですか?!」

漫「ホンマにバカヅキおさげと勘違いしてたんか……」

船久保「清澄なら上の階やで」

洋榎「そいえば自分その制服清澄のとちゃうやろ?どこの高校や?」

マホ「高遠原中です……和先輩と片岡先輩の応援に来たです……」

由子「原村の後輩ならきっと凄い麻雀の腕をしているのよー!」

洋榎「そんな風には見えへんけどな……」

マホ「間違えてごめんなさいです……お邪魔しま……」

船久保「ちょっと待ちぃや」ガシッ!

マホ「ひぃぃ!」



77 :むい~ん 2015/07/03(金) 03:14:23 ID:pPNySHtI

マホ「は、離してくださいです!」ジタバタ

船久保「なんやこいつ面白そうやんちょっとここでゆっくりしていき」ニヤニヤ

マホ「嫌ですぅ!和先輩のとこに行くんですぅ!」

洋榎「帰してやれや浩子……」

絹恵「よっしゃああ!」ガタンッ!

マホ「ひぃぃ!ごめんなさいごめんなさいです!」オロオロ

洋榎「なんやガンバまた追加点か?」

絹恵「ちゃうねんこれ見てみ!」スッ!

実況『セレッソ大阪またも試合終了間際に失点で泥沼の5連敗!』

絹恵「これでプレーオフ圏内からも陥落や!セレッソは来年もJ2やでお姉ちゃん!プピピピピピ!」ニタニタ

由子「絹ちゃん……」

洋榎「そうやって他人をバカにしてるとそのうち自分に帰ってくるで!」

マホ「ううう……早く帰らないとムロ先輩に怒られますぅ……」グシュ

末原『ロン……』



82 :訂正 2015/07/08(水) 13:35:04 ID:eczq7D/k

その後も末原恭子の快進撃は続いた……!

末原「ロン……イッツードラドラ……満貫……」

ネリー「かはっ!」

あるときには大胆に、そしてあるときにはコンピューターの如く精密な麻雀をするのだ……!

末原「ツモ、中のみです……」

咲「せっかく倍満をテンパイしたのに……」

あるときは一瞬で危険を察知し華麗に対処する……

末原「ロン……白イッツーホンイツ……ハネ満……」

爽「くっ……!」

そして流れを何度でも自分のモノにするのである……!

恒子『怒濤の攻撃です末原!2回戦のときとはホントに別人のようです!』

末原「……」ゴゴゴゴゴゴッ!!

そうまるで末原恭子になにかが乗り移ったかのようだった……

爽「悪魔め……!」ギリッ……



83 :むい~ん 2015/07/08(水) 14:25:23 ID:eczq7D/k

末原「……」ゴゴゴゴゴゴッ!!

ネリー「ガルルルル……!」

咲(わ、私がなんとかしなくちゃ……!)

恒子『しかしすごいですね姫松の末原!まるで高校時代の小鍛冶プロを見てるようですよ!』

健夜『まぁそこまではいかないけどね』

爽「パウロン!」カチャ! 咲「えい!」カチャ!

末原「……」カチャ

恒子『ここまで一度も宮永咲のリンリンシャンシャンが炸裂してませんね』

健夜『リンシャンカイホーね……パンダの名前じゃないんだから……』

咲(早くなんとかしなきゃ……でも……)

末原「……」カチャ

咲(全然牌が来ないよぉ……)ウルウル

流れは完全に末原恭子に来ているのである……ゆえに咲たちに有効牌が来ないのだ……!

末原「カン……」

咲「え……」



84 :むい~ん 2015/07/08(水) 14:44:29 ID:eczq7D/k

末原「……」

咲「あ……あ……」

恒子『おーっと末原!なんと宮永咲より先にカンをしました!』

健夜『咲さんだけに先に?』

恒子『果たして末原はこれからどうしようと言うのかァァァ!』

健夜『私のボケもスルーしないでよ!』

末原「もうひとつカン……」

咲「な……!」

恒子『なんともいっこカンだ末原ァァァ!』

末原「ツモ……リンシャンカイホー……」

咲「そ、そんな……!」

恒子『なんと宮永咲のお株を奪うリンシャン炸裂です!』

末原「……」ゴゴゴゴゴゴッ!



85 :むい~ん 2015/07/08(水) 15:22:34 ID:eczq7D/k

末原「……」

ネリー「でもリンシャンカイホーだけだね……」ホッ……

恒子『しかしリンシャンだけですしあまり痛くはないですね小鍛冶プロ』

健夜『果たしてそうかな』

末原「……ドラ」

ネリー「え……」

末原「裏ドラがのれば別……」カチャカチャカチャ

咲「そ、そんな……」

末原「ドラ10……三倍満……」

恒子『なんと裏ドラが全部乗ったァァァァ!ドラ爆弾だァァァ!』

健夜『これで臨海女子がトップから転落し姫松が逆転して1位だね』

ネリー「え……」

末原「……」

ネリー「そんな……!!」グニャー

末原「……!」ブルブル! 咲「ど、どうしたの末原さん……」



86 :むい~ん 2015/07/08(水) 15:49:10 ID:eczq7D/k

  姫松高校控え室にて

末原『裏ドラ全部のって三倍満……』

ネリー『こんなのってないよ……』グニャー

洋榎「よっしゃ!これでうちらが逆転トップや!」 由子「でかしたのよー!」

末原『イ……』プルプル

咲『どうしたの末原さん……』

末原『……なんでもない』ブルブル

絹恵「このまま行ったらガンバも浦和を抜いて首位やでお姉ちゃん!」

洋榎「そ、そうかそりゃすごいな」

漫「愛宕先輩が応援してるオリックスはいつ首位になりはるんでしょうか……」

洋榎「やかましいわ!来年や来年!」

マホ「うわぁこのお好み焼き美味しいですー!」モグモグ

船久保「そうやろ?大阪からわざわざ取り寄せたんやで」

由子「すっかりQちゃんになついてるのよー」

末原『……』



87 :むい~ん 2015/07/08(水) 16:04:41 ID:eczq7D/k

  準決勝会場にて

末原「……」

ネリー「うわああああん!ガイトさんにどやされちゃうよおおおお!」ビエエエエン!

恒子『ついに姫松が臨海女子を逆転!ネリーに相当なダメージを与えたようですね!』

咲「リンシャン……リンシャンが……」ガクガク

健夜『ネリーさんだけではなく宮永咲さんにもかなりのショックを与えたようだね
  得意のリンシャンカイホーを奪われたんだし』

末原「うく……!」プルプル

咲「大丈夫末原さん?なんか震えてるよ……」

ネリー「震えたいのはこっちだよ!!」ムキー!

爽「……」ダラダラ

健夜『果たしてこのあとはどうなるのかな、私的には宮永咲さんの逆襲に期待したいけど……』

咲「ううう……」

恒子『と!!ここで突然ですがハガキのコーナー!パフパフ!』

健夜『は?急になにを言い出すのこーこちゃん……』



88 :むい~ん 2015/07/08(水) 16:58:20 ID:eczq7D/k

恒子『実は番組HPに小鍛冶プロへの質問を募集していたんですよ、今からそれらを読みたいと思います!』

健夜『いま試合中にやることなの?!』

恒子『麻雀ばっかじゃ視聴者も飽きるでしょう!合間合間にオチャラケを挟むんです!』

健夜『絶対苦情殺到だよ……』

恒子『ではまず一枚目、ペンネームむっきーさん』

健夜『本当に読み始めちゃったよ……』

恒子『福与さん、こじかさん、こんばんは』

健夜『小鍛冶だよ!こじかじゃ鹿じゃん!』

恒子『ナイスツッコミですねぇ』

健夜『そういう深夜ラジオみたいなノリやめてよ……』

恒子『ところでこじかとおやじか、強いのはどっちだと思いますか?』

健夜『え?なんなのそのクイズ……そりゃおやじかでしょ……』

恒子『ブー!正解はこじか!おやじかは親父の蚊でこじかは鹿の子供!どう考えたって強いのはこじかです!』

健夜『ムキー!なんなのそのクイズ!ふざけすぎだよ!』イラッ!



92 :むい~ん 2015/10/26(月) 16:54:05 ID:f1DoaVrw

恒子『続きまして二枚目……』ペラ

健夜『一枚目終わり?!ハガキの質問は無視するの?!』

恒子『ドクにもマーティにもならない質問でしたからペケですペケ』スッ 健夜『むっきーさん可哀想だよ……』

恒子『ペンネーム・羊先輩さん、福与さん、夜のグランドマスター、こんにちは』 健夜『夜の三冠王みたいな言い方やめてよ!』

恒子『アベノミクスについてどう思いますか教えてくださいばい、という質問です』

健夜『いきなり政治?!うーんそうだな……』

恒子『解説中に政治の事考えるバカいるかよ!出てけコラ!』ビリビリ!

健夜『ちょっとなにやってるのこーこちゃん!』

恒子『では続きまして三枚目……』

健夜『なにがしたいのいったい……』

恒子『ペンネーム・ファンの処女ちゃんをラブホテルに連れ込もうとして失敗した女、これ誰?』

健夜『私だよ!ってなに言わせるのこーこちゃん!』

恒子『へぇそんなことがあったんですかへぇ!』

健夜『若いころの恥ずかしい失敗談暴露するのやめてよぉ……』

咲「ううう……」



93 :むい~ん 2015/10/26(月) 16:55:18 ID:f1DoaVrw

末原「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!

咲「うぐ……」

末原「……」ガガガガガガガガガッ!

咲(わたしが……わたしが末原さんを止めないと……)

ネリー「ううう……」ガタガタ

爽「くっ……!」

咲(わたしがなんとかしなきゃ……!)ギリッ!

恒子『小鍛冶プロがウダウダやっている間に大将戦もクライマックスが近づいてまいりました!
   果たして決勝に進出するのはどこのどいつらだ!!』

健夜『もうめちゃくちゃだよこーこちゃんは……』

恒子『小鍛冶プロもそろそろ老いが近づいてるんじゃないですか!?』

健夜『近づいてないよ!まだピチピチの20代だから!』

恒子『20代はそんなピチピチなんて言葉を安易に使いませんよ~』

健夜『まだわたしは若いんだからまだまだ老いは来てないんだから……』ブツブツ

恒子『さて小鍛冶プロが老後の心配し始めましたがそんなことより大将戦です!』

咲「えい!」カチャ!



94 :むい~ん 2015/10/26(月) 16:56:45 ID:f1DoaVrw

爽「ゴメス!!」カチャ!

末原「……」カチャ

ネリー「ほいさ!」カチャ!

恒子『末原はこのまま突き抜けるのか!』 健夜『わたしは若いもん……』シュン

咲(末原さんの勢いはわたしが止める!!)カチャ!

咲(来た!)グググッ!

恒子『おーっと宮永咲!着実に有効牌がカンカンいやガンガン入ってきています!』

咲(末原さんを絶対っ……!)

末原「……」

咲(倒すっ……!)ゴッ!

ネリー「ぴぃ!」ガタッ! 爽「うっ……!」ガタッ!

恒子『どうしたんでしょうかネリーと獅子原!急に立ち上がりました!』

ネリー(いまの咲ちゃんのオーラはなに!?ガイトさんよりすさまじいよ!)ブルブル

爽(一瞬だけどものすごい圧力だった……)ゴクリ

末原「……」



95 :むい~ん 2015/10/26(月) 16:58:33 ID:f1DoaVrw

  清澄高校控室にて

咲『!!』ゴッ!

久「!!とうとう咲が本気を出したわね!」

室橋「す、すごい圧力です……」 優希「ぶちかましだじぇ!」

和「そしてすごい勢いで手配が進んでいきます……」

まこ「こうなったときの咲は誰も止められんのう」

京太郎「すげぇなぁ咲は」

咲『……』カチャ!

優希「リンシャンバクダン炸裂までもうすぐだじょ!」

久「ふふふ想像するだけでゾクゾクするわね……」ニタァ

まこ「また脳汁でてんで……」

久「一度出始めると止まらないのよねこれ」コウコツ

室橋「しかしマホはどこに行ったんでしょうかまったく!」プンスカ!

タコス「きっとスタバで一服してるじぇ」 和「なんでスターバックスなんですか……」

咲『……』



96 :むい~ん 2015/10/26(月) 16:59:37 ID:f1DoaVrw

  準決勝会場にて

咲「……」カチャ

爽(さっきのアレはなまら凄かったな……)カチャ

末原「……」カチャ

ネリー(とうとう咲ちゃんが本気を出したよ……)カチャ

恒子『大将戦も大詰め!果たして勝ち残るのはいったい……!』

咲「……」カチャ

咲(来た!!)

末原「……」

咲(これで末原さんが……)ゴクリ

健夜『……』

恒子『どうしましたか小鍛冶プロ、ひょっとして本当に更年期……』

末原「……」カチャ

咲「それカン!!」



97 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:00:41 ID:f1DoaVrw

末原「……」

恒子『おーっとついに宮永咲のカンカン牧場開園なるか!!』

咲「もいっこカン!!」

ネリー「おわー!」

爽「これが噂の……」

咲「もひとつおまけにカン!!」

恒子『カンカン牧場開園です!!まさにカンカンオーケストラですね小鍛冶プロ!!』

健夜『……』

咲「もっと行っちゃうよ!カン!!!!」

恒子『キタキタキタキタキターーーーーー!!!!』

咲「スーカンツツーイーソーショースーチー!!トリプル役満だよ!!」

恒子『伝家の宝刀カンカンマシンガンで末原を切り裂いたァァァァ!!!かはかはっ!!清澄逆転です!!』

末原「……」



98 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:01:56 ID:f1DoaVrw

咲「やった!!」ググッ!

ネリー「姫松がドボーンだ!!」

恒子『これで責任払いの姫松が最下位に転落し清澄がトップに浮上だァァァァァァ!!』

爽「トリプル役満とか初めて見たよ……」

咲「これで和ちゃんが喜んでくれるし決勝でお姉ちゃんに会える!!」

恒子『さすがですねぇ宮永咲、小鍛冶プロも若い頃はトリプル役満なんて息をはくように出してたでしょ?』

健夜『さすがの私も一日に三回和了るのが限度だよこーこちゃん……』

末原「……」

咲「やったやった!」

末原「……宮永さん」ニヤリ

咲「和ちゃんやったよ……え?」

末原「宮永さん残念だったね……そのカン成立せず……」

咲「え……」

末原「ロン、国士無双……」



99 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:03:05 ID:f1DoaVrw

咲「えええっ!!!」

恒子『なんと末原!!国士無双だァァァァァァ!!!』

健夜『チャンカンだね』

そう末原は咲に国士無双を直撃させるためにわざと咲にカンをさせたのだ……!

末原「これで宮永さんは最下位に転落……」

咲「ああああ……」ガタガタ

恒子『凄すぎるぞ末原ァァァァァ!!小鍛冶健夜以来の怪物登場です!!』

健夜『私ほどではないけどたしかに凄いね末原さん』

末原「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!

咲「うわぁぁぁぁああ!!!」グニャー

ネリー「咲ちゃん!!」

咲「かはっ!かはっ!!」グワァァァァァァァ!

爽「し、しっかりして宮永さん……」

咲「あっ!あっ!あっ!」

末原「……」



100 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:04:06 ID:f1DoaVrw

咲「あああ……」ブルブル

優希≪咲ちゃんがんばだじぇ!!≫

咲(みんなの……みんなの思いが……)ブワッ!

久≪最初で最後の全国大会だし最後は笑顔で終わりたいわね≫

咲(せ、せっかくみんながここまで頑張ってきたのに……わたしの……わたしのせいで……)ポロポロ

まこ≪じいちゃんに優勝報告したいのう≫

咲(染谷先輩優希ちゃん部長……次々とみんなの顔が浮かんでくる……)グニャー

衣≪勝利の凱旋を楽しみに待っておるぞ咲!!≫ 池田≪清澄は長野の誇りだし!!≫

睦月≪私たちの分まで頑張ってきてください!≫ 亦野≪頑張れ咲ちゃん頑張れ!!≫

咲(みんなの期待を……期待を裏切っちゃうよぉ……)ボロボロ

和≪咲さん……≫ギュッ

咲(ううう和ちゃん!和ちゃん!!)ポタポタ

咲「う……」 

ネリー「う?」

咲「うわああああああああああああああん!!!」バタン!



101 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:05:54 ID:f1DoaVrw

  清澄高校控室にて

咲『うわあああああああああん!!!』ボロボロ

和「咲さん……」ポロポロ まこ「これはヤバいのう……」

恒子『宮永咲!机に突っ伏して泣き出しました!!』 健夜『完全に心が折れたね』

咲『ひっくはぁぐ……うううう……』ポロポロ

久「一番の武器であるリンシャンカイホーを思いっきり攻略をされたどころかそれを利用されたからね……」

和「咲さんが可哀想です……」ポロポロ まこ「しかしワシらにできることはなにもなぁで……」

末原『……』

優希「あのお姉ちゃんこわこわだじょ……」 京太郎「まさに鬼だな……」

咲『和ちゃん助けてよぉ……和ちゃん……』ヒックヒック

まこ「オーラスは咲の親番だからまだ逆転の芽はあるんじゃが……」

久「このままの咲なら……」ゴクリ

室橋「す、すいませんわたしマホを探してきます!」スタタタタッ! 優希「あ!ムロが逃げたじぇ!!」

和「頑張って咲さん……咲さんなら絶対に勝てます……!」

末原『……』ブルブル



102 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:08:48 ID:f1DoaVrw

  準決勝会場にて

咲「ひっくひっく……」ポロポロ

ネリー「咲ちゃん元気出してよぉ」オロオロ 爽「ほら顔上げて……」

咲「わあああああああん!!!」ビエエエエエエエン! ネリー「咲ちゃん……」

末原「……」プルプル

咲「帰りたいよぉ和ちゃん……うぐ……」ポロポロ

恒子『完全に心がハートブレイク!ラストのオーラスは行けるんでしょうか』 健夜『少し落ち着くまで待ったほうがいいかもね』

咲「うぐ……うぐ……」ヒックヒック

末原「イ……イ……」プルプル

ネリー「ど、どうしたの急に……」

恒子『おや末原の様子が!』

末原「イ……イ……!!」ブルブル!!

ネリー「イ?」

末原「イヒヒヒヒヒヒヒ!!!!うちがトップ!うちがトップやん!全国大会でトップやでホンマ!!イヒヒヒヒヒヒ!!!」

爽「!!ついに正体を現したな……悪魔っ!!」ガタッ!!



103 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:11:30 ID:f1DoaVrw

末原「イーヒッヒッヒッヒ!!!」

恒子『末原がおかしくなってしまった!!』

末原「もう笑いが我慢できひん!イヒヒヒヒヒヒ!!!」ジタバタ!

ネリー「急に末原さんがおかしくなっちゃったよぉ……」オドオド

末原「笑いが止まらへん!!イヒヒヒヒヒヒ!!!」

健夜『やっぱり……』

爽「やっぱりお前は悪魔だったんだな!!」

末原「なに言ってるんレオ原ちゃん!うちはとってもとっても可愛い末原恭子ちゃんや~ん!!」

爽「だまれ悪魔!!」

恒子『急にどうしたんでしょうか末原恭子と獅子原爽が言い争いを始めましたよ!』

末原「ぷんぷくりんな末原ちゃんやで~」フラフラー

爽「嘘だ!!よーしみんな集まれーーーーー!!!」

獅子原爽が号令をかけると……

成香「ついに出番ですね!」スタタタタッ! 誓子「待ちくたびれたわ」ヤレヤレ 真屋「諦めないで」トコトコ

なんと有珠山高校のメンバーが集まってきたのだ……!



104 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:12:49 ID:f1DoaVrw

末原「イヒヒヒヒヒヒ!!なんか集まってきたで!!」

爽「あれ揺杏は?」

誓子「それが……」

揺杏≪ええ面倒くさいじゃん相棒見てる途中だからまた今度!≫ニヒヒ

誓子「……というわけで」

爽「またかよ揺杏は!まったくエクソシスターズの一員としての自覚が足らんな!」

健夜『エクソシスターズって……』

誓子「揺杏はもうダメなのかしらね……」

爽「ダメとか言うなよ!あいつはあいつなりのやり方で頑張ってるんだからさ!」

真屋「揺杏をあきらめない」

爽「そうだよ揺杏はまだまだ更生の余地あるって!」

誓子「まぁあとでお説教は当然よね」

成香「あとでまた揺杏ちゃん怒られるんですか!楽しみです!プシシ!」

末原「で、あんたらいったいなんなん……」



105 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:15:48 ID:f1DoaVrw

爽「私たちか!?私たちはそう!」

爽・成香「「「「私たちはエクソシスターズ!!!!」」」」誓子・真屋

ネリー「ハ、ハイカラだね……」

末原「元阪神の?」

爽「それは江草、私たちESは世に蔓延る魔を撲滅するために生まれた正義の味方さ!」

末原「イーヒッヒッヒ!!この子たちなんなん?!ジャンプの読みすぎやで今度からゴラクを読み~」

真屋「この準決勝に悪魔がいるという情報を掴んで網を張っていたのです」

末原「そうやで末原ちゃんは小悪魔やで~」

成香「邪悪な力をビンビン感じます……怖いです……」

誓子「大丈夫よ成香」ギュッ

末原「いやーんうちも女の子を抱きしめる~」

爽「うるさい!!」バシャッ!!

末原「ノボリ!!!」



106 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:16:49 ID:f1DoaVrw

爽「どうだ!!」 末原「なんやこれ!めっちゃ熱いで!!」

真屋「聖水です」 末原「聖水!?」

誓子「早く末原さんの体から出なさい!!」ビジャ! 末原「アジャジャ!!やめてや!!なんでそんなことするん!!」

成香「えい!!」ビジュ! 末原「アギギギギギギギ!!!」

爽「「素直になぁれっ!!素直になぁれっ!!」」真屋

末原「アバババババ!!」プシュー

成香「「悪魂退散っ!!悪魂退散っ!!」」誓子

末原「ガガガガガガ!!!ギギギギギギ!!!」プシュープシュー

爽・誓子「「「「きれいな魂戻ってこいっ……!!」」」」真屋・成香

末原「ギニヤアアアアアアアアアアアア!!!!」

 プシュープシュー!!プシュープシュー!!

爽「うっ……!!」

準決勝会場が白い煙に包まれる……そしてその煙の中から出てきたのは……

赤阪「くそお……」

なんと赤阪郁乃だったのだ……!



107 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:18:02 ID:f1DoaVrw

爽「お前が黒幕だったか!!」

赤阪「イヒヒヒ!!ついにバレてもうたな!!」

恒子『なんと末原恭子から姫松高校の赤阪郁乃監督が飛び出てきました!!』

末原「うーん……」

成香「あの人がトリツキくんでしたか……」

赤阪「そうやで~いくのんが末原ちゃんに取り憑いてたんやで~」

誓子「なんという能力……」

爽「この寄生虫女め!!」

赤阪「女を惑わす小悪魔と呼んでほしいで~」

真屋「どうやって末原さんに憑いたんですか」

赤阪「それはやな……これや!」ジャラ!

そういうと赤阪は首にかけていたペンダントをかかげたのだった

ネリー「あ!!それバァバからもらったネリーのペンダント!!」

赤阪「この魔法のペンダントのおかげや……」ニヤリ



108 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:19:15 ID:f1DoaVrw

赤阪「イーヒッヒッヒ……」ニタニタ

爽「魔法のペンダント?」

赤阪「そうや、このペンダントはグルジアの……」

ネリー「ジョージア!!」

赤阪「……ジョージアのシャーマンがかつて使っていた魔法のペンダントや
   これを使えばどんな人間にも憑依出来るんやで……!!」

成香「そんな怖いものがあるなんて……チカちゃーん!!」ギュッ

誓子「よしよし大丈夫よ」ナデンコナデンコ 

赤阪「これさえあればなんだってできるんやで~」

爽「お前の好きなようにはさせないぞ!!そのグルジア秘伝の……」

ネリー「ジョージア!!」

爽「……そのジョージア秘伝のペンダントをネリーちゃんに返せ!!」



109 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:20:36 ID:f1DoaVrw

ネリー「そうだそうだネリーのペンダント返せ!!このボロドー!!」ダッ!

赤阪「イヤやで~」ヒョイッ

ネリー「ムキー!!」

爽「そもそもなんでネリーちゃんのペンダント持ってるの?」

赤阪「2回戦会場のトイレの洗面台に放られてたで」 

誓子「ネリーちゃんが悪いわねそれは……」

ネリー「いいから返してよぉ!!ネリーのペンダント!!」

赤阪「そんなに返してほしければいくのんに追いついてみーや!!イヒヒヒヒ!!」スタタタタタタッ!!

ネリー「待て待てーーー!!!」スタタタタタタッ!!

爽「追いかけっこだ!私も参戦しようかな!」

誓子「ダメよ」

赤阪「走る走る!いくのんたちー!」スタタタタタッ!

ネリー「キシャー!!!」スタタタタタタタッ!

健夜『なんなんですかこれ……』



110 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:22:53 ID:f1DoaVrw

  姫松高校控え室にて

健夜『なんなのさこれ……』

洋榎「結局バレてるやないか!!」 漫「まぁそうなるでしょうねぇ」

絹恵「ううう……」ドヨーン

由子「絹ちゃんもがっかりしてるのよー」

絹恵「ガンバ負けてもうた……」グジュグジュ

洋榎「そっちかい……」

絹恵「川崎の嘉人に決められたで……」ドヨーン

美子「?」

漫「あなたは新道寺の美子ですやん、ってかなんでここにおるねん……」

真屋『シャーマンって響きなんかすごくかっこよくないですか?』キラキラ

爽『たしかにかっこいいな!!ホームランいっぱい打ちそうだし!!』

船久保「それ山崎武司やろ」 マホ「タコ焼きンマーイ!」モグモグ

由子「結局オーラスが残ってしまったのよー」 洋榎「まぁ2位とはだいぶ差があるし恭子だけでも大丈夫やろ」

恒子『色々と落ち着くまで一旦CMです!!』



111 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:24:04 ID:f1DoaVrw

  放送席にて

恒子「一旦CMでーす」

健夜「ふぅ、なんかすごいことになっちゃったねぇ」

恒子「まさに前代未聞の展開ですよね!大会始まって以来の珍事ですよ!」

健夜「なんか疲れっちゃったなぁ」ノビノビ

恒子「まったくもう神聖な全国大会の場なんですからちゃんと真面目に麻雀してもらいたいですよね彼女らには!」プンスコ!

健夜「それをこーこちゃんが言っちゃうんだ……」アハハ…

恒子「たぶんしばらくはCMでしょうしちょっと一服しましょうよすこやん」

健夜「そうだねなんだかコーラをグググッと行きたい気分だよ」

恒子「番組のスポンサー的にペプシコーラを飲んでくださいね!」 健夜「えええわたしコカコーラ派なのになぁ」

恒子「じゃあ行きましょうか」

健夜「その前にちょっとトイレに行ってくるね」スタスタ 

恒子「やっぱり年を取るとトイレが近くなるんですかぁ?」

健夜「いい加減年齢いじりやめてよ……こーこちゃんもそのうち笑いごとじゃなくなってくるんだからね」

恒子「肝に銘じておきます、行ってらっしゃい」



112 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:24:33 ID:f1DoaVrw

  廊下にて

ネリー「ペンダント返してよぉ!!」スタタタタタタッ!

赤阪「イヤだよぉだ!!」ヒョイッ!

ネリー「ゴトビッ!!」ドテン!

赤阪「イヒヒヒヒヒヒヒ!!!」スタタタタタタタタッ!

ネリー「ンモー!!待てえええええ!!!」スタタタタタタタッ!

  スタタタタタタタタタタタッ!!!


  シーン・・・・・・


  カツンカツン・・・カツンカツン・・・

健夜「……」トコトコ

健夜(今日は疲れたなぁ……)トコトコ

健夜「早く試合終わって打ち上げ行きたいなぁ」

  カツンカツン・・・カツンカツン・・・

健夜「トイレトイレと……」



113 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:25:14 ID:f1DoaVrw

  ジャーーージャーーー

健夜「ふぅ……」ゴシゴシ

用を済まし洗面台で手を洗う小鍛冶健夜

健夜(早くこーこちゃんと一緒に一服しに……ん?)

ふと健夜は顔を上げ鏡を見る

健夜(……なんか疲れた顔してるな私)

そこには疲れて少し痩せたように見える小鍛冶健夜の姿が映し出されていた

健夜(それともやっぱり私もう年なのかな……まだギリギリ二十代だけど……)

健夜「……」

健夜(あのころのわたしは輝いてたな……)

己の顔を見、健夜は高校時代全国大会で活躍していた自分の姿を思い出す



114 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:26:50 ID:f1DoaVrw

健夜≪ロン、国士無双≫モワモワン!

赤土≪ひぐ!!≫グニャー

健夜≪ツモ、ツーイーソーショースーチースーアンコー、トリプル≫モワモワモワ!

野依≪なんばしよっとね!!≫=3=3 プンスコ!

健夜≪ロンロンロンロンロン!!≫モワモワ!

心≪くそみたいな気分だよぉ!!≫ダラダラ

健夜(あのころは若々しさに溢れてたな……)

健夜「ハァ……」

健夜「……」

健夜(それにひきかえ最近はすぐ疲れるし後輩にはいじられるし……)

健夜「……」

健夜(ハァ……若い頃に帰りたい……ん?)

目の端にキラリと光るモノが映った……それは……

健夜「ペンダント?」



115 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:27:39 ID:f1DoaVrw

健夜「なんでこんなモノがここに……」ヒョイッ

健夜はそれを拾い上げる

健夜(もしかして赤阪さんがここに隠したのかな、まぁあの人が考えそうなことだよね)

健夜「ネリーさんが可哀想だし臨海の控え室に返しに……いや」

健夜は臨海女子の控え室に行こうとしたがそこでふと足を止めた……

健夜「……」

赤阪≪これを使えばどんな人間にも憑依出来るんやで~≫

健夜(どんな人間にもなれる……)

健夜「……」

健夜「……」

健夜「……」

健夜「……」

健夜「つまり若くなれる……」

  ガチャン

室橋「マホー!いるかマホー!」



116 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:28:42 ID:f1DoaVrw

健夜「!!」

室橋「ここにもいないあいつはホントどこに……ってもしかして小鍛冶プロですか?!」

健夜「え……そうだけど……」

室橋「わ、わ、わたし小鍛冶さんの大ファンなんです!!小鍛冶プロみたいになりたくて麻雀をやり始めたんです!!
   こんなとこで会えるなんでうれしいです!!!握手してください!!お願いします!!」ニギッ!

健夜「う、うんいいよ」ニギッ!

室橋「やったぁうれしいです!!もう今年は手を洗いませんよ!!」

健夜「ちゃんと洗ったほうがいいと思うよ……」

室橋「うれしいなぁ!」ニコニコ

健夜「……」

赤阪≪これで誰にでも憑依出来るんや……!イーヒッヒッヒ……!≫

健夜「……」



117 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:29:28 ID:f1DoaVrw

室橋「あとこの小鍛冶プロの著書の『オノレヲ知レ~ソンデ強クナレ~』にサインしてください!」

健夜「いいよ……ブックオフで買ったんだねしかも百円」カキカキ

室橋「す、すいません、あ、サインありがとうございます!!」

健夜「……」

室橋「やったぁ小鍛冶プロからサインもらっちゃったよ!東京に来て良かったぁ!!」ワイワイ!

健夜「……」

恒子m9≪小鍛冶プロを見てると若さのありがたみがわかりますね!!≫ビシィ!

健夜「……」

咏≪はやりんとすこやんで『年増園』ってコンビ組んだらウケるねぃきっと!くくく……≫

健夜「……」

室橋「やったやった!」ピョンピョン!

健夜「ねぇあなた……」

室橋「なんでしょうか小鍛冶プロ!」

健夜「本当に私みたいになりたい?」

室橋「え……」



118 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:31:18 ID:f1DoaVrw

  三年後……

室橋「ロン……国士無双……!」カッ! 明星「くぬぅ!!」

恒子『決ぃまったァァァァァァ!!永水女子の石戸明星!!またもや清澄の室橋裕子に役満を振り込んだァァァァ!!!』

室橋「トビですね……」モワモワン 明星「あう……」

恒子『トンだァァァァァ!!これで清澄高校が全国大会前人未踏の4連覇達成です!!』

室橋「……」モワモワモワモワ…

恒子『解説の染谷プロ!あなたの後輩凄いですね!!まさに怪物いやモンスターですよ!!』

まこ『怪物もモンスターも一緒じゃろまったく……』

恒子『これで優勝は4年連続でご存じ長野・清澄高校!準優勝は千葉代表の輝日東高校!
   3位は南大阪の名門GL学園!そして最下位は鹿児島・永水女子でした!』

美也「にししししし!!」

恒子『小鍛冶プロ見てますか!いまあなたの後継者になり得る雀士が出てきましたよ!
   あの三年前の準決勝大将戦から蒸発してしまった小鍛冶プロ!今あなたはどこにいるんですか!寂しいです早く帰ってきて……』

室橋「……」モワモワモワモワモワモ!!!

今ここに新たな怪物伝説が誕生したのだった……!

       末原「突き抜けたいんです!私は私なりのやり方で!」漫「先輩…」  カン



119 :むい~ん 2015/10/26(月) 17:32:44 ID:f1DoaVrw

ちょっと時間掛かったけど以上ですお
読んでくれた人てんきゅー
麻雀のルールところどころ間違ってそうだけど大目に見てプリーズ



120 :むい~ん 2015/10/26(月) 20:29:14 ID:ax9XDDvA

乙乙

改めて最初から読み返してみたら
ちゃんと伏線がいろいろ張ってあって感服した



121 :むい~ん 2015/10/28(水) 23:12:58 ID:dThG4kSc

面白かった乙




 
変わるしかなかった。



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