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1 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 17:39:03.00 ID:Hy8vujt80

内容:百合ダーツの旅で、百合ss書く

・安価には百合カップルを入れます
・知らない作品は調べてから書きますので遅くなります


同シリーズ

【安価】絵里「色々な百合カップルの聖夜を邪魔しに行く」希「それを見守る」

【安価】花陽「色々な百合カップルの食卓を邪魔する」凛「ご馳走になる」

【安価】穂乃果「色々な百合カップルの朝チュンを邪魔する」にこ「応援する」

【安価】海未「色々な百合カップルがどうとかホアア!?」ことり「着いていく」

【安価】真姫「色々な百合カップルの話? 何、この本?」






希の部屋

ヒューン!

妖精「御用だ御用だ!」

バリン!(希の部屋の窓が割れる音)
パラパラ――

パリン

妖精「ふう」

希「ちょおッ?!」

妖精「人間さん、まだ、百合やめてない?」ゲソッ

絵里「大丈夫。私はレズよ。安心して」

希「妖精さん、なんやげっそりしとんなあ? どないしたん?」

妖精「百合力が不足してるです。このままだと、ボク、会社リストラです」

希「何の会社やん?」

絵里「まかせて、さあ、希! ドッキングよ!」

希「ドッキングってなん?」

妖精「また旅に出て、パワー・オブ・百合を手に入れきて欲しいです」

絵里「しょうがないわね……頼まれたら断れないのよ」

妖精「またリストアップしてきたです。終わったら管理表にチェックするです」

希「なんや、マネジメントが整ってきとるやんなあ」

絵里「……ええっと、最初のカップルは>>3か」






3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/15(日) 17:40:37.06 ID:3VMb9zdfO

にこまき



5 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 17:50:32.36 ID:Hy8vujt80

希「え、にこっちのとこなん」

絵里「ご馳走さまと言った所かしら」

希「あの二人、どこまでいったんか気になるっちゃ気になるな」

絵里「暖かく、応援しにいきましょうか」ニコッ

妖精「送迎するです」

絵里「あら、便利」

シュンッ――



6 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 17:54:05.99 ID:Hy8vujt80

真姫の部屋の前の廊下

シュンッ――

絵里「よし」

ガシッ

希「まてまてまて」

絵里「何よ希」

希「いきなりドア蹴破ろうとせんといてな?」

絵里「え、なんで」

希「幸せな空間が広がっとるかもしれんやろ?」

絵里「前回はノリノリで邪魔したじゃない」

希「えーから。まずは、ドアに耳を当ててみ」

ピトッ



7 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 18:00:31.03 ID:Hy8vujt80

―――
――

にこ「……なに、真姫ちゃんやりたいの?」

真姫「だ、だってにこちゃん……ポッキー食べたいって言うからそういうことなのかと」

にこ「もう、11日過ぎちゃってるのに? それ、真姫ちゃんが単にやりたいだけでしょ?」

真姫「違うわよッ。興味があっただけで、教室で花陽と凛がやってたから……」

にこ「無邪気なもんねえ……」

真姫「やるの、やらないの。はっきりして」

にこ「やればいいんでしょ。で、ポッキーは?」

真姫「はい、これ」

にこ「え、これポッキーじゃないんだけど」

真姫「うそ、だって……」

『ラッキースティック』

真姫「……」

にこ「それにちょっと太いし」

真姫「い、いいじゃんちょっとくらい違ったってッ。味は一緒でしょ……」

にこ「味は一緒って……この太さだと最後までいったって絶対折れないにこ!」

真姫「……はッ」



8 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 18:04:53.73 ID:Hy8vujt80

にこ「つまり、やるしかない……ってこと」

真姫「び、びびってるの、にこちゃん?」

にこ「びびってないけど……」

にこ(ここあとしたことあるし……)

真姫「じゃあ、問題ないんじゃないッ」

にこ「……あんた、私とそんなにキスしたいの」

真姫「……」ドキッ

にこ「へー、ふーん……ほー……どれどれ」

カサカサ
ビリビリ

にこ「はむ……ほーれ、おいれー……むー」

真姫「……ごくッ」

にこ「ふぉれふぉれ……」

フリフリ



9 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 18:10:24.20 ID:Hy8vujt80

真姫「い、いくわよ……」

にこ「ふぁいふぁい……」

にこ(全く、ガキンチョねえ)

真姫「……すー、はー……」

ガチャッ
バン!

絵里「ちょっと、待ちなさい!」

パクッ

にこ「ふぉ?!」

真姫「絵里?!」

絵里「……」ポリポリポリ

にこ「……ん?!」

絵里「……ん」チュッ

真姫「な、な……!?」

絵里「……邪道ね」ゴク

希「ポッキー、置いておくで」

コトッ

ガチャ
バタン



10 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 18:14:34.93 ID:Hy8vujt80

希「えりち、見事な捌き方やったで」

絵里「希こそ、ポッキーなんていつの間に持ってたのよ」

希「うちにもわからんけど、ポケット、入ってたん」

絵里「なにそれ……ふふッ」


――えりー! のぞみー! あんたたち、またんかい!


希「あら、捕まる前にはよ逃げよか」

絵里「次のカップルも瞬殺するわよ」

希「いやー、えりちは頼もしいなあ」

絵里「次は?」

希「えーっと、>>11や」



11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/15(日) 18:14:51.61 ID:hdRLzDSwO

ひびみく



12 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 18:24:39.25 ID:Hy8vujt80

絵里「あら、何度か見たことがあるような」

希「確か、一度情事を邪魔したことがあったような」

絵里・希「気のせいね「やん」」

シュンッ



映画館

響「そろそろ始まるかなー」

未来「響、携帯マナーモードにしてるの?」

響「あっ、わすれてた」

ゴソゴソ

未来「もお……」

響「ありがとッ」

未来「この映画、すごく怖いって友達が言ってたから……」

響「急に携帯なんて鳴ったら、心臓に悪いよね……ごめんごめん」

未来「まったく……」

響「怖かったら手握っておくからね。安心してよ!」コソコソ

未来「……はい」

響「?」

未来「手は、最初から握っておいて」

響「未来、可愛いー」ニコ

未来「絶対離さないでよ……響」

響「うん」ニコニコ



13 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 18:28:35.16 ID:Hy8vujt80

―――
――

離れた座席

絵里「あの二人、後ろのお姉さんたちが食い入るように見てても、一切気づいてないわね」

希「……えりち、暗いの大丈夫なん?」

絵里「映画館は別よ」

希「あ、隣の座席に左腕のない男の子が」

絵里「いやあ!?」

希「しー、しー」

絵里「もー! 希のバカッ! レズの私でさえ驚くわよ、今のは!」

希「レズ関係ないやん?」

絵里「……希、手」

希「はいはい」



14 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 18:36:53.25 ID:Hy8vujt80

絵里「いきなり、砂漠から死者の群れが……」ボソ

希「……」チラ

希(あっちの二人も同じくらい引きつった顔やんな)

絵里「……ひい、走り方ッ……」ガクガク

ギュウッ

希「痛い痛い」


―――
――


ギュウッ

響「痛いッ痛いよ未来ッ」

未来「大丈夫よッ……子ども産む時はこれの何十倍も痛いから」ガクガク

響「え、そ、それ私が産むの? え? 未来さん?」

未来「……」ガクガク

響「おーい……私は、未来に産んで欲しいなあ」ボソッ

未来「……」ピタッ

響「お?」

未来「な、なに言ってるのッ……やだ、響、もお」カア

響「……ほんとの気持ちだよ」ニコ

未来「……響」

響「あ、もう怖くない?」

未来「少し、落ち着いた……」

響「へへ、良かったッ」



15 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 18:39:48.45 ID:Hy8vujt80

―――
――


『シギャー!』



絵里「……」白目

希「……えりち?」

ユサユサ

絵里「……ふにゃ」

希「しょうがない……うちが真面目に働くしかないやんな」

パッ

希「ちょっと行ってくるで」

コソコソ

絵里「……」白目



16 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 18:45:58.70 ID:Hy8vujt80

―――
――


響「……」ドキドキ

未来「……」

未来(汗が……)

未来(手汗を拭きたい……)

未来「ご、ごめん響ちょっと離すね……」ヒソ

響「……うん」ドキドキ

未来(集中してるのね……)

フキフキ

未来「あ、響……」

響「うん……はい」

ニギッ

未来(……あれ)

響(……ん)

未来(さっきより、冷たいような)

響(未来の手にしては大きいような)

希(……このスリルやばいわ)

ニギッ



17 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 18:48:30.28 ID:Hy8vujt80

―――
――

絵里「……う」パチ

キョロ

絵里「の、のぞみ……」

クルッ

絵里「はッ……」

絵里はその時、白鳥のように両手を広げ、
若き乙女達の愛を繋ぐ架け橋となった希を見た。




18 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 18:53:20.40 ID:Hy8vujt80

―――
――

響「……」

希「……」

未来「……」

響「わああ?!」

未来「きゃああ?!」

ガタタタッ

客「なんだなんだッ……」

客「どうしたッ」

未来「あ、あなた……確か」

響「トイレで……」

希「……映画館ではお静かにやん」ニコ

パッ
サササッ

希「ポップコーンちょいともろたでッ……アディオスッ」もしゃもしゃ

未来「……Rei shen shou」

響「わあッ、ないよー、それ、もうぽいしたよー?!」



19 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 18:55:37.43 ID:Hy8vujt80

―――
――

希「えりち、映画館出るでッ」

絵里「見事な横やりだったわ、希。ハラショー!」

希「おおきに。次は……」

絵里「>>21だわ」



21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/15(日) 18:56:02.08 ID:veLI+VfDo

綾乃×千歳



26 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 20:22:03.74 ID:Hy8vujt80

希「次は、中学生か……」

絵里「手加減はしないわよ、でしょ?」

希「えりちのそういうとこ、好きやん」

絵里「さあ、行くわよ」

シュン――



―――
――


綾乃の部屋

ピロリン

綾乃「あら、千歳……って、大変! 私、間違えて千歳の携帯持ってきちゃってるじゃない!?」

ガタッ

千歳:ごめん、勝手に使わせてもろたでー

綾乃:こっちこそ、ごめんなさい!

千歳:今から綾乃ちゃん所に行こうかと思うんやけど

綾乃:悪いわよ。私が行くから、家にいて

千歳:遠いし、明日でもええなら

綾乃:千歳に大事な連絡来るかもしれないでしょ? いいのよ

千歳:おおきに。じゃあ、近くに来たら連絡してな

綾乃:ええ




27 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 20:27:04.57 ID:Hy8vujt80

綾乃「行ってきまーす」

母「車に気を付けてね」

綾乃「分かってるわ」

ガチャ
バタン

綾乃「うう、私としたことが……」

綾乃「今日は確か、千歳の家に遊びに行って……確か、お土産を頂いて、それから……あ、玄関、玄関だわ……はあ」

綾乃「今日は、昨日より冷えるわね……」ブルブル

綾乃「マフラー……ああ、でも遅くなると千歳に迷惑よ……」



28 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 20:34:47.41 ID:Hy8vujt80

―――
――

千歳&千鶴の部屋


千鶴(あれ、なんだか姉さん……嬉しそう)

千歳「……ふふ」

千鶴(いいことでもあったのかな……)

千歳「綾乃ちゃん、おっちょこちょいやなあ」ぼそ

千鶴「……」だばあ

千歳「千鶴、そこに新しいティッシュ買っとるよー」

千鶴「ありがとう」

フキフキ



29 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 20:43:17.80 ID:Hy8vujt80

ピロリン

千歳「あれ、綾乃ちゃん……やないな」

千歳(歳納さんやん)

歳納京子:や、やばい、やばいんだ綾乃!!

千歳「……ど、どしたんやろか」

歳納京子:今すぐ、次の質問に応えてくれ!!

千歳「?」

歳納京子:私は美女か野獣かどちらなんだ!

千歳「……ぷ」

千歳(なんやのこれ……やっぱ、歳納さんておもろいわあ)クスクス

歳納京子:既読虫しないでええ……キョウコ キトク スグ オクレ

千歳(ええ……そんなこと言われてもなあ。これ、うちのやないし……って、そんなの知ったこっちゃないやろうし……)

千歳(綾乃ちゃんが選ぶ方もなんとなし、分かるけど……)ウヌヌ



30 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 20:49:34.81 ID:Hy8vujt80

千歳「……」

ススッ

千歳「……野獣に決まってるじゃないナイナイアガラ―……なんて」

千歳(……文章作ってみたものの、送るわけにもいかんやろうし……)

歳納京子:アヤノ アイシテルッテイッテクレー!

千歳(質問の内容変わっとるやんな……ふふ)ニコニコ

千歳(綾乃ちゃんの気持ち、なんとなく分かるかもなあ)


ガタッ

千鶴「……」だばあ

フキフキ

千鶴「ねえさん、お茶汲みに行くけどいる?」

千歳「あ、ええよ。自分で行くから」

千鶴「いいって、楽しそうだし」

千歳「……え、あはは」

千鶴「……じゃ、持ってくるよ」

千歳「おおきにな」

ガチャ
バタン



31 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 20:58:33.44 ID:Hy8vujt80

千歳「……愛してるに決まってるじゃないナイナイナイルがわー……なんちゃって」

千歳(何作っとるんやろ……)

千歳(楽しいなあ……綾乃ちゃんと歳納さんのこと妄想するんわ……)

千歳(綾乃ちゃんをこんな風に楽しませる歳納さんが……ちょこっとだけ羨ましいかもな)

千歳(……ううん、それはうちの役割やないよ。やろ?)

千歳「……ズッ」

コトッ

千歳「……ティッシュ、ティッシュ」

フキフキ


―――
――

希「……めっちゃ、切ない気持ちが伝わってきたんやけど」

絵里「希も? 私も凄まじい、自己犠牲愛が伝わってきたわ」

希「でも、あの送信ボタンを押すんはうちらの役目やな」

絵里「ええ、外道に踏み込んだ私たちの仕事よ」

カタン

千鶴「……」

希・絵里「「……」」

絵里「ハーイ!」

千鶴「わあああ?!」



32 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 21:05:54.01 ID:Hy8vujt80

―――
――

わあああ!


千歳「千鶴?!」

ガタッ
スッ

千歳「あ……」

千歳「お、送ってしもたッ」

ガチャッ

絵里「……どうやら」

希「うちらの出番はなかったみたいやん……」

絵里「邪魔したわね……」

千鶴「……ちょ、え、は?」

希「……良い夢を」

シュンッ



33 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 21:08:08.55 ID:Hy8vujt80

千鶴「ね、姉さん今……」

千歳「……ッ」

千鶴「ね、姉さん?」

千歳「な、なんやの?」

千鶴(気づいてない? 私の……妄想の産物……?)

千歳「あ、お茶、ありがとおな」

千鶴「ううん」

千歳「もらうな……」ゴクッ

千歳「……ふう」



34 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 21:13:07.48 ID:Hy8vujt80

千歳(や、やばいどないしょ……)

歳納京子:オレモ アイシテル☆

歳納京子:めっずらしーね、綾乃がまともに返してくれるなんて♡ 野獣超happy!

千歳(あうう、違うんや。不可抗力なんや……)

千歳(ん、って、これは綾乃ちゃんにとってもデメリットよりメリットが上回るはず……)

千歳(ちゃうちゃう……この場合、勝手に送信したのが問題やろ……)

ピロリロン

綾乃:公園の近くまで来たわ

千歳「はやッ……」

千歳(正直に謝るんが一番……やろおな)

ガシッ



36 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 21:21:08.22 ID:Hy8vujt80

―――
――

綾乃「千歳ー!」

千歳「ごめんな、わざわざ来てもろうて」

綾乃「私こそ、勝手に持って帰ってごめんなさい」ペコ

千歳「そ、それは全然……かまわんよ……」

綾乃「どうしたの?

千歳「じ、実は……かくかくしかじかで……」

綾乃「ええ、返信しちゃったの?!」

千歳「ほんまにごめんなあ……かくなる上は、腹切りで……」

綾乃「ちょ、ちょっと千歳ったら何言ってるのよッ。そ、そりゃ送った内容には動揺したけど、そもそもそんな変なメッセージを送ってきた歳納京子が悪いんだから。千歳はわざとじゃないんだし……問題ないわ」

千歳「あ、綾乃ちゃん……」ジーン

綾乃「やだ、そんなことで怒るような間じゃないでしょ」

千歳「ふふふ……ほんまに……ありがとう」

綾乃「っくしゅん」

千歳「大丈夫? 今日はよう冷え込んでるやろ……そんな薄着して」

ギュ

綾乃「千歳の手、暖かい」

千歳「今、心も体もポカポカやで」

綾乃「もお……ふふ」

ギュ




37 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 21:26:20.79 ID:Hy8vujt80

―――
――

希「……ええ子や。二人ともええ子や」

絵里「心が浄化されていくわ……はッ、ダメよ。悪の道を選んだのだから……」

希「たまにはこういうのもええやん」

絵里「いいけど、なんだか、希を見ているようで辛いわ……」

希「そうなん?」

ワシワシ

絵里「ちょ、ちょっとこら、なんでこのタイミングでワシワシしてるのよッ」

希「なんとなーく」

絵里「次行きましょ、次」

希「次は、>>39やん」



39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/15(日) 21:26:58.65 ID:c7n8GiQE0

>>23



23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/15(日) 18:56:09.02 ID:801tVXwb0

マリアリ



41 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 21:30:48.31 ID:Hy8vujt80

>>39
東方の魔理沙とアリス?



42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/15(日) 21:32:01.81 ID:c7n8GiQE0

>>41
その通りデス



43 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 21:35:53.09 ID:Hy8vujt80

絵里「……え、これ行けるのかしら」

希「妖精さんおるん?」

パタタタッ

妖精「会社の大妖精さんが顔パスだから大丈夫です。行ってらっしゃい、人間さん」

絵里「行くと決めたら、行かねばならないわね」

希「うち、帰ってきたら焼肉食べ放題120品以上コース食べるんや……」

シュンッ



44 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 21:45:14.65 ID:Hy8vujt80

―――
――

アリス邸の庭先

シュンッ

アリス「……ん?」

絵里「あ」

ドゴシャッ

アリス「……うッ」

絵里「ッ……」バタッ

アリス「……金の髪の人間……?」

絵里「きゅー……」

アリス「……はあ、私って運がいいわね本当に」



45 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 21:55:42.69 ID:Hy8vujt80

アリス「……上海、この子を家まで運んでくれる」

上海「……」コクリ

フワッ

絵里「……」ブラン

アリス「どこかの巫女みたいに、神隠しにでもあったのかしら」

絵里「……」グデ

アリス「……見た所、まだ子どもね……ちょうどいいわ」

絵里「……」デヘヘ

アリス「顔立ちはいいのに……煩悩に満ち溢れた顔をしてるわね……」ビク



46 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 22:05:29.10 ID:Hy8vujt80

アリス邸


アリス「向こうのベッドに寝かせてあげて」

上海「……」コク

スイー

アリス「……紅茶でも淹れている間に、起きてくれるかしらね」

カチャンッ
カサカサ

アリス「……」

ヒュルルル――

アリス「この音は……」

ガッシャーン!


きゃあああ!!


アリス「あの、バカ……また、やってくれたわね」



47 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 22:11:02.37 ID:Hy8vujt80

魔理沙「あいったああ?!」

上海「……!」フヨフヨ

魔理沙「いっつもここの窓開いてるだろ!?」

アリス「そうね、いつもは開いてるけど、今日は客人がいたから体に触ると思って閉めておいたの。ただ、一つ言わせてもらいたいんだけど」

魔理沙「おっと、待ちな。その先は言わなくても分かる。玄関から入れってことだろ。分かってるぜ」

アリス「分かることと、出来ることは全く違うのよ?」

魔理沙「お説教は後にしてくれ。それより後ろのこいつお前の家の屋根の上で昼寝してたぞ」

希「……」ぐてん

絵里「希!!」

希「うにゃ……」

アリス・魔理沙「「……」」



48 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 22:25:04.83 ID:Hy8vujt80

カチャン

アリス「はい、どうぞ」

絵里「ありがとうございます」

魔理沙「アリス、ここにもう一人客人が」

アリス「はいはい……」

トポポ――

魔理沙「やったぜ」

アリス「で、そのパワー・オブ・百合を集めに来たわけね」

絵里「そうですね」

アリス「そんなの、どこの魔導書にも載ってない。言わば、未知のエーテルよ」

魔理沙「魔導書には載ってないかもしれんが、恋の魔法なら任せてくれ」

アリス「あなたが恋を語るにはあと百年は必要だわ」

魔理沙「その頃には、立派な魔女になってるよ。あ、クッキー頂くぜ!」

アリス「魔理沙、何人分あるかよく見てから食べて頂戴ね」

魔理沙「ああ、私と客人二人で三人分だろ」

アリス「私の分も残しておいてくれるかしら」

魔理沙「分かってるって」

絵里(たぶん、この二人がそうなんだろうけど……希は気絶したまんまだし……体も痛いし、ちょっと骨休めかな)

アリス「どうしたの?」

絵里「あ、いえ」

アリス「人間が落ちて来るのはそう珍しいことではないわ」

魔理沙「でも、客人が騒がないのは珍しいことだけどな」

アリス「ちなみに、騒がしい客人はあなただけよ魔理沙。後で、しっかり窓を直してもらうから」

魔理沙「とほほ……」




49 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 22:29:47.15 ID:Hy8vujt80

絵里「よく、落ちて来るんですか」

魔理沙「たっまーにな。だいたい、妖怪に食われるか、怖い金髪魔法使いの実験材料にされるんだぜ」

アリス「それ、あなたも含まれてるけどいいの」

魔理沙「あれ」

絵里「お二人は、仲がよろしいんですね」

アリス「そう?」

魔理沙「そうだぜ! 大親友だ」

アリス「いつから?」

魔理沙「つい、今しがたから」

アリス「というわけよ」

絵里「ふふッ……」

絵里(面白い……人たち)



50 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 22:34:48.30 ID:Hy8vujt80

絵里(レズの伝道師として引導を渡したかったけど、今回は傍観しましょうか)

アリス「……そういえば、名前は?」

絵里「私は、絵里です」

アリス「エリ……」

魔理沙「エリ、行くところが見つかるまで好きなだけここにいていいからな」

絵里「ありがとうございます」

アリス「いつから、あなたの家になったのよ」

魔理沙「どうせいつか一緒に住むんだからいいだろ」

アリス「そんな約束したかしら」

魔理沙「こーんな小さい時にした」

アリス「……まあ、あなたってだいたいほとんど来てるからどのみち何も変わらないのよね」

魔理沙「そゆこと」ニカッ



51 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 22:42:38.72 ID:Hy8vujt80

ヒュー

アリス「さむッ」

魔理沙「ここは隙間風が強いなあ」バタバタ

アリス「ちょうど人一人がはまるくらいの隙間なのよねえ」

がたッ

魔理沙「アリス……待て」

アリス「魔理沙、大人しくしてくれたら痛いようにはしないわ」

上海「……」ススッ

魔理沙「ご、ごめんって、悪かったよッ、ちゃんと窓直すって!」

アリス「分かってもらえて嬉しいわ」

魔理沙「ええと、材料は……」

アリス「家の裏にあるの。案内するわ……」

魔理沙「頼むぜ」

アリス「エリ、ちょっと外に出るから」

絵里「あ、はい」

絵里(……ほのぼのしてていいわね。なんだか、凄くゆっくりと時間が流れてるみたい)



52 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/15(日) 22:46:48.52 ID:Hy8vujt80

ゴソッ

希「うん……」

ムクッ

絵里「あら、起きた?」

希「体の節々が痛い……」

絵里「屋根の上で寝てたんだってね」

希「ほーなんか」

絵里「さて、そろそろお暇しましょうか」

ガタッ

希「え、もう?」

絵里「希が、お寝坊している間にいい百合見ちゃったから」

希「えりちが見てるだけなんて珍しいやん。よっぽど二人の空間が作られてたんやなあ」

絵里「あー、そうかもね」

希「さて、次はどこやろ」

絵里「>>54ね」



54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/15(日) 23:00:27.51 ID:teyIZb3CO

ココア&チノ(ごちうさ)

モカ姉が帰った直後



62 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/16(月) 22:53:27.42 ID:AeZHUgIg0

―――
――

ラビット・ハウス
ココアの寝室

ココア「……むにゃ」

コンコン

チノ「……ココアさん、起きてま……せんね」

ココア「……すー」

ユサユサ

チノ「全く起きませんね。早起きなんて普段慣れないことをするから」

ココア「……ちゃん」

チノ「何か言いましたか?」

グイ――

チノ「わッ」

ドサッ



63 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/16(月) 23:08:35.21 ID:AeZHUgIg0

チノ「痛いです……」

ココア「お姉ちゃん……もう少し、いてよ……」

ギュッ

チノ「……あ」

ココア「いいでしょ……」

チノ(昨日、モカさんが帰る時、本当は……ココアさん……)

ココア「……すー」

チノ(寂しかったんじゃないですか……なのに、あんな冗談ばかり言って)

チノはココアの前髪に触れた。

チノ「ココアさん……もう少し、いてください」

ココア「……ん」

チノ「……あ」

ココア「おねえ……ちゃん?」

チノ「違います」

ココア「はッ……チ、チノちゃん……」

ココアは顔を赤らめ、恥ずかしそうに布団にくるまった。

ココア「ち、違うんだよッ、お姉ちゃんが恋しいとかではなくて……決して、お姉ちゃんの夢を見たとかでもなくて!」

チノ(墓穴を自分で掘っていくスタイルです……)



64 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/16(月) 23:21:07.38 ID:AeZHUgIg0

チノ「ココアさんも所詮妹だった、ということなのではないでしょうか」

ココア「違うもん! お姉ちゃんだもん!」

チノ「……」

ココア「チノちゃんだけの!」

チノ「恥ずかしい台詞、禁止です」

ココア「あー!?」

チノ「何ですか、大きな声を出さないでください」

ココア「結局、お姉ちゃんの弱点……分からなかった」

チノ「そんなこと」

ココア「そんなことじゃないよーッ。次、実家に帰った時に私が妹属性になっちゃうかもしれないんだよ! お姉ちゃんに勝てないと、そうなっちゃうよ、きっと!」

チノ「どういう原理なんでしょうか」

ココア「あー……私としたことが」

チノ(姉妹って、よく分からないことだらけ)



65 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/16(月) 23:30:14.30 ID:AeZHUgIg0

チノ「そうなるとどうなるんですか」

ココア「……例えば」

チノ「例えば」

ココア「朝、起きれなくなる」

チノ「いつも通りですね」

ココア「チノちゃんに起こしてもらうことになる」

チノ「何も変わってはいませんね」

ココア「それだけじゃないよー! 私から、抱き着かなくなる」

チノ「……それは、困ります」ボソ

ココア「でしょッ」

チノ「それなりに、まあ」




68 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/17(火) 21:57:36.90 ID:lWGORUq50

ココア「あ、でもチノちゃんがその分頑張って私とスキンシップ取ってくれたらいいんだよ、うん」

チノ「一人で納得しないでください……頑張りませんよ。恥ずかしい」

ココア「チノちゃんが、お姉ちゃん属性を身につければいいんだよね。そうしたら、私、妹でも問題ないね」

チノ「ひどい考えです」

ココア「いい、チノちゃん。チノちゃんだって、いつかは誰かのお姉ちゃんになる日が来るかもしれないんだよ?」

チノ「そうでしょうか……」

ココア「ほら、後輩が出来たときとか」

チノ「もし、私が誰かのお姉ちゃんになったら、ココアさんは……」

ココア「私がどうしたの?」

チノ「……」

チノ(もしかしたら、モカさんのように……一歩引いて見守るようになるのでしょうか)

ココア「なんだか、ネガティブなこと考えてるね?」

チノ「どうして分かるんですか?」

ココア「それは、私がチノちゃんの真のお姉ちゃんだからだね!」

チノ「お姉ちゃんになったり、妹になったり便利ですね」

ココア「えへ!」

チノ(褒めたつもりはないのですが……)

チノ「……ココアさん、もし、私が誰かのお姉ちゃんになってココアさんから離れていっても平気ですか?」



69 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/17(火) 22:10:43.42 ID:lWGORUq50

ココア「うーん……」

チノ「……」

ココア「平気じゃないッ……」ウルッ

チノ「泣くほどですか?」

ココア「一人にしないで、チノちゃんッ」

ガバッ
ギュウ
モフモフ

チノ「妄想で、動揺し過ぎです……暑苦しい」

グイッ

ココア「あうッ」

チノ「ですが、モカさんも、同じだったのではないでしょうか……」

ココア「え」

チノ「ココアさん。モカさんを自分に置き換えれば、自ずと弱点は見えてくると思います」

ココア「確かに、私の弱点はチノちゃんだ!」

チノ(そう、はっきり言わないでほしいです……)

ココア「なるほどね、私、次は勝てるかもしれない……ふふふッ」



70 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/17(火) 22:25:52.44 ID:lWGORUq50

チノ「……」

チノ(なんだか、安心してしまった……)グッ

ココア「チノちゃん、変な顔してどうしたの?」

チノ(にやけそうになるのを抑えてるとは言えません)

チノ「いいえ……なんでもないです」

パシッパシッ

ココア「?」

チノ(私は、別にお姉ちゃんになりたいとは思いませんよ……ココアさん)

ココア「よーし、そうと決まれば特訓だ!」

チノ「特訓?」

ココア「チノちゃん、ちょっとお姉ちゃんになったつもりで聞いてね」

チノ「はあ」

ココア「……今、台詞考えるね」

チノ「……」

ココア「……うん、よし」

チノ「……」

ココア「チ、チノちゃん、私……25歳のイケメンバリスタ銀行員と結婚することになったの!」キラキラッ

チノ「……ッ」ヨロッ

ココア「おお、大きなダメージッ」

チノ「イケメンバリスタ銀行員って何ですか……」

ココア「なんとなく」

チノ「滅茶苦茶です」

チノ(まともに聞いてたら、身が持ちません……)



71 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/17(火) 22:37:08.24 ID:lWGORUq50

―――
――

屋根裏

絵里「……可愛いわ」

希「……和むなあ」

絵里「素直になれない年頃なのね」

希「中学生やからなあ」


『……アホなことしてないで、お店に早く来てください』

『あー……待ってー』


絵里「さあ、そろそろ行きましょうか」

希「うちも、妹欲しいなあ」

絵里「希お姉ちゃん?」

希「えりちがすると、イケナイお店の店員さんみたいやな」

絵里「ひどいわねえ」

希「大人っぽいせいやん」

絵里「はいはい、じゃあ、次いきましょ」

希「次は、>>72」



72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/17(火) 22:37:44.28 ID:qv0o5xMf0

あんきら



74 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/17(火) 23:19:35.74 ID:lWGORUq50

―――
――

346プロダクション



シュンッ

希「……ここどこやろ」

絵里「建物の中みたいだけど」

希「……テレビ局?」

ズリズリ

絵里「?」

ズリズリ

希「なんやこの音」



75 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/17(火) 23:39:54.89 ID:lWGORUq50

―――
――

ズリズリ


きらり「みんなもう待ってるにぃー、杏ちゃん」

杏「あと一生休ませて……」

きらり「そんなことしてたら、はぴはぴを見逃しちゃうよ~」

杏「見逃し三振……人生チェンジ」

ズリズリ

杏「ところで、今、乗ってるこの段ボールのそりみたいなの、きらりが作ったの?」

きらり「そうだにぃ~……あ、でも、みりあちゃんも一緒に作ってくれたんだよ~」

杏「ふーん……」

きらり「杏ちゃんが、自分で歩かなくてもレッスン来れたらいいのにね~って」

杏「余計なお世話だこのやろー」ぐてー



76 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/17(火) 23:57:19.72 ID:lWGORUq50

きらり「きらりは、杏ちゃんとレッスンできてうれすぃー☆」

杏「杏は嬉しくないけどー」

きらり「にょわッ?」

杏「一人にさせてよ」

きらり「きらりんアターック☆」

デコピンッ

杏「あうッ」

きらり「寂しいこと言わないにぃー」

杏「引き返せー」

きらり「……引き返そっか?」

ピタッ

杏「なにッ?」

きらり「行きたいところあるの~?」

杏「……」



77 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 00:09:21.07 ID:Rg2rZHxc0

きらり「んー?」

杏「じゃあ、働かない国に行きたい」

きらり「そっかあ、じゃあ、出発だゆー!」

ズリズリ

杏「どこにあるか分かんないよ」

きらり「にゅえ? じゃあ、一緒に探しにいけばいいんだよ~」

杏「……」

きらり「杏ちゃん、口がぽっかりしてるにぃー?」

杏「きらりが壊れた……」



79 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 12:45:07.02 ID:Rg2rZHxc0

きらり「きらりはー、平常運転だよー☆」

杏「いつもなら、『Pちゃんが困った困ったするからがんばろー☆』とか言うじゃんか」

きらり「むー……そうかもにぃ」ニコ

杏「……」

ズリズリ

きらり「ふんふん……」

杏「何かあったの」

ズリズリ――ピタ

杏「きらりが冗談でも逃げるなんておかしい」

きらり「何もないよー」

ズリズリ

杏(学校で、何か言われたのかな……)



80 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 13:01:50.29 ID:Rg2rZHxc0

杏「……」

杏(気になるから……ちゃんと言ってくれればいいのに)

きらり「あ、玄関だぁ」

杏(さすがにこのまま出るのは恥ずかしいなあ)

杏「……デカ女、ぶりっ子、ネタキャラ」ボソッ

きらり「えー、杏ちゃんひどーいゆ☆」ピクッ

杏「……いいじゃん、それで。それがいいって、背中押されたんだよね」

きらり「もー、なにー?」

杏「……とうッ」

ピョンッ
スタッ

きらり「ありゃ」

ピタッ

杏「きらりは可愛いよ」

きらり「……うえへへ……ありがと☆」

杏「ちょっとしゃがんで」

きらり「おんぶ?」

スッ

杏「……」

ナデナデ

きらり「……」

杏「こういうのはみりあの方が上手いんだろうね」



81 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 13:12:37.40 ID:Rg2rZHxc0

杏はきらりの頭をそっと抱きしめた。

杏「めんどくさいことさせないでよ」

きらり「杏ちゃん……大好き」

ギュッ

杏「ぐえッ」

きらり「……あれ、凸凹号がないにぃ?」

杏「なんちゅー名前だよ」


―――
――



ズリズリ


希「えりちファイトー」

絵里「……あの背の高い人、かなり力があるのね……」ハアハア

希「それは、うちが重いってことなん?」ニコ

絵里「そ、そんなこと言ってないじゃない、やーね」


武内P「……」ジッ


絵里・希「「……」」

武内P「……光る原石」ボソッ

絵里(ふ、不審者……?)

希(めちゃ、睨んできよる……)

カツカツ

絵里「こっち、きたッ」

武内P「あの、どなたかのお連れの方ですか?」

絵里「あ、は、はい」

武内P「……あの、アイドルに興味はありませんか?」



82 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 13:16:30.69 ID:Rg2rZHxc0

杏「あー、プロデューサーが女子高生口説いてる」

きらり「しょうがないPちゃんだゆー☆」

武内P「い、いえ、これは……そういうのでは……」

絵里「あ、あのもう帰らないといけないので失礼します!」

タタタタッ

武内P「あ」

杏「口止め料1万ね」

武内P「違います」



83 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 13:21:44.15 ID:Rg2rZHxc0

―――
――

絵里「ふう、身ぐるみはがされてペロペロされちゃうかと思ったわ」

希「まあ、さすがにそこまではないと思うで」

絵里「私はなくても、希くらいスタイルが良かったら絶対起り得るわよ。私だってやっちゃいそうになるもの」

希「それするんえりちだけやで」

絵里「え、そうなの」

希「……さあ、次いこか」

絵里「次はね、>>84だわ」



84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/18(水) 13:22:42.67 ID:JaiiVmvg0

みさきちとドリー(とある)



87 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 17:56:44.59 ID:Rg2rZHxc0

―――
――

警策の住むマンション

ピンポーン


操祈「……」ソワソワ

ガチャン

操祈「……」クルクル

絵里「あ、はい」

操祈「……え」

操祈は表札を一度見返した。

操祈「す、すいません、間違えました……」

絵里「ええ、かまわないわ」

ガチャン

操祈「……?」

もう一度、携帯に送られてきた部屋番号を見直す。

操祈「番号が間違ってるのかしらぁ……」


「あ、みさきちゃん!」



88 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 18:07:51.16 ID:Rg2rZHxc0

ヨタヨタ

操祈「そんな脚力でどこほっつき歩いてたのかしらぁ……」

ドリー妹(以下ドリー)「えへへ、おもてなししようとおもって……んしょ」

ガサガサ

操祈「い、いいわよ別に。警策さんが帰るまでのお守りだしぃ」

ドリー「ダイジョウブっていったんだけどね。みんなしんぱいしょうだよね」

操祈(この子、自分の立場分かってないわよね、絶対)

操祈「それよりもぉ、送られてきた部屋番号違うんだけど」

ドリー「え、どれどれー?」

ヒョイ

操祈「……ほら」

ドリー「えー、あってるよ」

操祈「え」

ドリー「?」

操祈(不審者?)

ドリー「おいてくよー」

テクテク

操祈「ちょ、ちょっと待ちなさいッ」

ガチャ
キイ

ドリー「ただいまー」

操祈(あれ、部屋の明かりがついてない……)

カチッ

ドリー「ほら、ここでしょ?」

操祈「ゆ、幽霊……?」

ギュウッ

ドリー「く、くるしいよみさきちゃん」



89 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 18:21:21.15 ID:Rg2rZHxc0

操祈「な、なにかいるわよッ、ここぉ!」

ドリー「いないよー。みさきちゃん、ユメでもみてたんじゃない?」

操祈「なによ、そのミイラ取りがミイラみたいな」

ドリー「にもつ、そのへんにおいといてね」

操祈「……何作るの?」

ドリー「みーちゃんにりょうりきんしっていわれてるから、おすしかってきたよ」

操祈「料理力ゼロってわけ」

ドリー「ち、ちがうもん。ちょっと、ひのあつかいになれてないだけだもん」

操祈「家でも燃やしかけたの?」

ドリー「う……」

操祈「ええー、しんじられなーい☆ ホントに中学生かしらー?」

ドリー「みさきちゃんのばか!」

ポカポカ

操祈「軽いわぁ」

ドリー「みさきちゃんこそ、おりょうりできるの?!」

操祈「で、できるわよぉ」

ドリー「なにつくれるの?」

操祈「……カップ麺」

ドリー「それりょうりっていわないもん!」

操祈「分かってるわよ!」



90 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 18:24:02.37 ID:Rg2rZHxc0

―――
――

クローゼットの中


希「えりち、狭いで」ヒソヒソ

絵里「私は、希の胸がしっかり顔を包み込んでいる程度だから問題ないわ」ヒソヒソ

希「匂いかがんといてな」ヒソヒソ

絵里「……」クンカクンカ

希「ちょおッ」ヒソヒソ




91 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 18:30:27.86 ID:Rg2rZHxc0

―――
――

ドリー「……おさらおさらおはしおはし」

パサッ

操祈「ねえ、髪切らないのぉ?」

ドリー「え、かみ?」

操祈「だって、ねえ」

サラッ

操祈「長すぎでしょぉ」

操祈(注目力高くなったら困るのはあんたなんだからねぇ……)

ドリー「さんにんおそろいで、わたしはうれしいよ」

操祈「……なによぉ」カア

ドリー「あー、あかくなった……かわいいー」

ナデナデ

操祈「なーんで、撫でるのよぉ!」

ブンブン

ドリー「えー、いーじゃんいーじゃん」



92 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 18:38:52.74 ID:Rg2rZHxc0

操祈「と、とにかく、結ぶなりすればいいと思うけどぉ」

操祈(……短く切ってぇ、御坂さん家のドリーちゃんみたいになるのも癪なのよねぇ)

ドリー「じゃあ、みさきちゃんにきってほしいなあ」

操祈「え、わたし?」

ドリー「だって、みさきちゃんがいったんだよー」

操祈「……」

ドリー「……どうしたの?」

操祈「そういうのは、警策さんにしてもらいなさいよぉ……」

ドリー「いまいないもん」

操祈「……あなた、今、あの子の部屋に居候してる身なわけだしぃ……言うことは言わせてもらうけど、余計なことする立場じゃないわぁ」

ドリー「よけいなことなんかじゃないよ。わたしは、そうやってわたしのことをおもっていろいろいってくれるみさきちゃんがすきだよー」ニコ

ギュウッ

操祈「だからッ、なんですぐに抱き着くのかしらぁッ」カアッ

ドリー「てれてるみさきちゃんがしんせんだからだよー」

操祈「策士!?」



93 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 18:46:20.24 ID:Rg2rZHxc0

ドリー「みさきちゃんは、ナマイキなくらいがかわいいとおもう」

操祈「言ってくれるじゃない」

グリグリ

ドリー「おうふッ」

操祈(私らしくない……気を遣うなんて……)

ドリー「みさきちゃん、おおきくなったんだねえ……」

操祈「どこみて言ってるのよぉッ」

ドリー「えへ」

ガタタッ

操祈「!?」

ギュウッ

ドリー「む、むねがあたってくるしいッ……」

操祈「い、今クローゼットから物音がぁ……」

ドリー「ねずみかなぁ……」

トテテ

操祈「ちょ、安易に……」

ガララッ

ドリー「……なーんにもいないね」

操祈「ほッ」

ドリー「あっちの方かも?」

トテテ



94 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 18:48:43.87 ID:Rg2rZHxc0

―――
――

『あっちのほうかも?』

トテテ

希「まずいやん」

絵里「次、次、次はどこお!?」

希「えーっと……>>95」



95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/18(水) 19:08:20.49 ID:4nHz2fWDO

作者の過去作から

アスナとユウキ(SAO)



96 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 19:47:48.95 ID:Rg2rZHxc0

>>95
嬉しい組み合わせ



97 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 20:02:02.14 ID:Rg2rZHxc0

―――
――

あの世界の空は、美しい。
描画エフェクトの為せるものだと分かっていても、なお美しいと思う。

『ユウキ……どうしたの?』

『ううん』

でも、もっと美しいものがある。
僕は視線を転じた。
それに気づき、レイピアを蒼穹に突き立てるように身構え、
眼前の彼女は戦闘態勢に移った。
僕は微笑んで、携えていた剣を引っこ抜く。

互いに視線を交錯させ、一呼吸した。
漏らした吐息を合図に、僕らは刹那の内に剣戟を振るいあった。



98 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 20:50:09.67 ID:Rg2rZHxc0

その時の記憶は、彼女の髪の艶やかさまで思い出せる。
衝撃も、匂いも、感情も。
だから、こうやって倉橋先生に話ができる。
僕がそこで生きているという証を。

僕は、いったん話を止めた。
向こう側の倉橋先生は終始相槌を打ちつつ、僕の話を丁寧に聞いてくれていた。

「最近、明日菜さんの話ばかりですね」

倉橋先生が嫌味なく、言った。

『え、そうですか?』

「そうですよ。気が付いてなかった?」

ここ最近、倉橋先生と面談する機会が増えていたので、
何か面白い話題はと思って話していただけなんだけれど。

『僕、たぶん、すごく彼女のこと好きなんですね』

先生はやや垂れ気味の目を細める。

「いいお友達なんでしょうね」

友達って言うと、なんだか違和感あるかも。
僕は彼女に合う言葉を、脳裏に浮かべてみた。
相棒。
かなあ。
明日菜もそう思ってくれていたら、いいんだけど。

「どうかされました?」

『あ、ごめんなさい』

先生そっちのけで、真剣に考えてしまった。



99 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 21:05:44.04 ID:Rg2rZHxc0

始め、彼女との共闘は目的を果たすための手段でしかなかった。
悪い言い方だけどね。
それが、いつの間にか、彼女と共にいることが僕の希望になっていたんだ。

「剣の腕も凄いんですよね」

『現実世界でも、すごく強いらしいんです』

「そうなんですか」

『いつか、手合わせしてみたいなあ……』

先生は笑った。
今度は、配慮しているのが分かった。
こういうことばかり、鋭くなって、
自分のことがちょっと嫌になる。

『先生……バイタルチェック……どうでしたか』

面談の本来の内容。
僕らはいつも、楽しい話題から入るようにしていた。
なぜか。
僕がすぐに泣いてしまって、
話にならないからだ。



100 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 21:11:39.14 ID:Rg2rZHxc0

「カメラ、切りましょうか?」

倉橋先生は、静かに言った。
面談の内容は、モニタリングされていた。
先生は、この後僕が泣き喚くことを知っていた。

『いいえ……』

僕は首を振った。

『先生、この映像……僕がいなくなったら見せてあげたい人がいるんです』

彼は首を縦に振った。
どうやら、何も言わなくても先生にはお見通しのようだった。

「ええ」

『ありがとうございます……見たくないって言われたら、無理強いはしないでくださいね』

「わかりました……」



101 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 21:45:44.67 ID:Rg2rZHxc0

―――
――


倉橋先生に呼ばれたのは、
木綿季の四十九日が終わった後のことだった。
港北総合病院中央棟最上階のゲストルームに通され、
ある映像を受け取るか受け取らないか、尋ねられた。
私は、迷うことなく、受け取った。
先生が出て行った後、暫くその部屋を使ってよいと言われた。
USBを差し込んで、ソファーにゆっくりと腰かけて、私は再生ボタンを押した。

木綿季の病室。計測室の映像。
倉橋先生と、木綿季の談笑。

『僕、たぶん、すごく彼女のこと好きなんですね』

映像の中の少女は、ただベッドに横たわっているに過ぎなかった。
けれど、私にはすぐに思い描くことができた。
VRMMO、あの世界で私達と共に〈剣士の碑〉に名を連ねた〈絶剣〉の姿を、その表情を。

そして、現実の彼女はよく泣いていたことが分かった。
今は、私自身、濡れた睫毛のせいで、画面をまともに見れないでいた。
ただ、声だけは聞こえてくる。

『アスナ……』

呼ばれて、私は顔を上げた。

『巻き込んじゃって、ごめんね』

私は、音もなく首を振った。

『でもね、やっぱり後悔はしてないんだ……』

ぐしゃぐしゃになった目元を、
なんとか袖口で拭きとって、
私は目を見開いた。

『だって、明日菜と出会えてからすごく楽しかったから……今日まですごくすごく、すごく、楽しかったから』

ありがとう。
その時の私には、彼女の笑顔が、さんざめく光のように感じることができたのだった。



102 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 21:48:38.41 ID:Rg2rZHxc0

―――
――

ゲストルームの外


希「……」ポロポロ

絵里「……」ポロポロ

希「あかん、ちょお、ティッシュ……」

ずずずッ

絵里「だめ、耐えられない……ううッ」

希「……つぎすすもうやッ」ポロポロ

絵里「ええ……>>103よ」ポロポロ



103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/18(水) 21:49:33.95 ID:k5WojaP70

なぎさ&ほのか



104 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 23:06:38.13 ID:Rg2rZHxc0

―――
――

なぎさの部屋

なぎさ「……ふわあ、もう朝……」

カチカチ

なぎさ「じゃないじゃないッ。まだ、2時って……ありえない」

ゴソゴソ

なぎさ「……トイレいこ」ゴシゴシ

トタトタ



105 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 23:10:28.09 ID:Rg2rZHxc0

ジャー

なぎさ「……眠すぎて、トイレに足入れちゃうところだった……危なかった」ウトウト

トタトタ

なぎさ「……ふわあ」

ガチャ
バタン

なぎさ「……」

コンコン

なぎさ「明日起きれるかなー……」ウトウト

コンコン

なぎさ「……」

ゴソゴソ

なぎさ「あ、まだあったかーい」

ゴン!!

なぎさ「……ん?」



106 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 23:17:02.00 ID:Rg2rZHxc0

なぎさ「なんか、窓から音が……」ビクッ

ゴン!

なぎさ「ひッ」ビクビクッ

なぎさ「か、風の音、風の音……あ、きっと窓がちょっと開いてるってオチでしょ?」

テクテク

なぎさ「……」

ゴン!

なぎさ「窓に何か……張り付いて」

ガラッ

ほのか「なぎさ!」

なぎさ「うわああ?!」

ほのか「しー!」

なぎさ「……だ、誰、どこの園児?」

ほのか「私よ、雪城ほのか」

なぎさ「だって、それにしては背が小さ過ぎるし……あ、夢か」

ポンッ

ほのか「ちょ、ちょっと?」

なぎさ「寝よう……」

テクテク
モゾモゾ

ほのか「なぎさー!」



107 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 23:20:50.77 ID:Rg2rZHxc0

―――
――

チュンチュン

なぎさ「……ふわあ」ノビー

なぎさ「今度こそ、朝だね……」ゴシゴシ

ほのか「……すぴー」

なぎさ「うんん?!」

ガバッ

なぎさ「あれ、まだ夢?」

ほのか「……んッ」

なぎさ「ちょ、ちょっとあんた誰?!」

ポムポムッ

ほのか「ふわッ……?! ちょ、ちょっとなぎさ止めなさいよ!」

なぎさ「この叱り方……本当に、ほのかなの?」

ほのか「だから、昨日から言ってるでしょ……?」





108 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 23:27:30.92 ID:Rg2rZHxc0

なぎさ「ついに、若返りの薬を作っちゃったのね……怪しい実験ばっかりしてると思ったら」

ほのか「違いますッ。昨日、部活帰りにしんどくて……疲れが取れるってミップルにもらった飴を食べたら副作用でこんなことに……」

なぎさ「すぐに薬に頼るからそうなっちゃうんだよー」

ほのか「少しは心配してくれてもいいんじゃないかしら?」

ポカポカ

なぎさ「ちょ、くすぐったいって」

ほのか「私は、本気で焦ってるのにッ」

なぎさ「可愛いから、別にいいじゃん」

ほのか「可愛いって……戦闘の時に困るでしょッ」

なぎさ「……うーん。あ、肩車でもする?」

ほのか「そんな状態で戦えませんッ」



109 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 23:38:06.13 ID:Rg2rZHxc0

なぎさ「イメトレしてみるから、待って」

ほのか「はあッ……なぎさって、どうでもいい所で頭使うんだから」

なぎさ「……うむむ」

なぎさ「キックするときは、ほのかを足に捕まらせて、一撃が入ったらそのままほのかを敵に飛びつかせて……」

ほのか「真面目に考えるだけ無駄だと思うけど……」

コンコン
ガチャッ

母「なぎさー、日曜だからっていつまで寝てるのー」

なぎさ「あ、はーい」

母「……」

ほのか「……」

母「あ、あんたいつの間に……子どもなんて授かって……!?」

ガタタッ

なぎさ「へ?」

ほのか「あ、あの」

母「相手はだれ!? ほのかちゃんにそっくり……まさか、あんた!」

なぎさ「え、なに? なに、そのまさかって!? えええ?! ありえないありえないッ」

ほのか「わ、わたしッ……ほのかちゃんのめいの、ののかですッ。き、昨日から家庭の事情で泊まらせて頂いてたんですッ」

母「あ、あらそうなの……私、てっきり、ほのかちゃんと……」

なぎさ「てっきり、ほのかちゃんとなに!? ちょっと!?」

母「私の早とちりだったみたいッ……」

ほのか「うふふふッ……」

母「なぎさ、そういうことならすぐに言いなさいッ。全く……」

なぎさ「……あ、はあ」



110 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/18(水) 23:44:21.37 ID:Rg2rZHxc0

母「早く起きなさいよー……」

ガチャ
バタン

なぎさ「……危うく変な誤解を受ける所だったじゃん」

ほのか「今のは、私のせいじゃないと思うけど……あ」

なぎさ「なに?」

ほのか「小さくなってから、その……トイレに、行く回数が増えちゃって……お、お手洗い貸してもらえるかしら?」

なぎさ「んー、どうぞ」

ほのか「ありがと……」

なぎさ「一人でできる?」

ほのか「できるわよ」

なぎさ「……」

ほのか「……」

なぎさ「……」

ほのか「……やっぱり一緒に来て。バランスがあんまり取れないの」

なぎさ「……メップルとミップルは、どうしてこんな時にラブラブ温泉旅行に行っちゃったのかなあ…とほほ」

ほのか「ごめんなさい……」

なぎさ「いいよ。弟の世話で慣れてるから……」



111 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/19(木) 00:01:39.87 ID:kwF7tRfY0

ジャー
ガチャ

ほのか「……」

なぎさ「……これからどうしようか」

ほのか「ミップルに聞いたら、そのうち戻るって言われた……」

なぎさ「え、そうなの? なーんだ、心配して損した」

ほのか「……一応心配してくれたことに対して、お礼を述べておくわね」

なぎさ「ご飯食べてくでしょ?」

ほのか「ご相伴に預からせていただきます……」



112 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/19(木) 00:10:30.03 ID:kwF7tRfY0

ガチャ

母「じゃ、出かけてくるから、ののかちゃんのことちゃんと面倒見るのよ」

なぎさ「はーい」

ほのか「行ってらっしゃい」

バタン

ほのか「はあ……」

なぎさ「暗い暗い」

ほのか「なぎさ……うッ」

なぎさ(ほのかが弱気なのって、珍しいなあ……)

なぎさ「今日は、なぎさお姉ちゃんと遊びまちょうかね~」

よしよし

ほのか「よしよしじゃなーいッ……」



113 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/19(木) 00:14:30.76 ID:kwF7tRfY0

―――
――

母の寝室

ヒソヒソ

メップル「……そろそろキスの一つや二つ……して欲しいメポ」

ミップル「……そうミポ……」

メップル「…………でも、どうすればいいメポ」

ミップル「……ミポ」

絵里「なら、魔法はキスで溶けるってことにすればいいんじゃないかしら」



114 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/19(木) 00:16:07.44 ID:kwF7tRfY0

ミップル「……」クルッ

メップル「……」クルッ

ミップル「今、幻聴が……」

メップル「いいえ、神のお告げメポ……さっそく、連絡するメポ」



115 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/19(木) 00:21:52.05 ID:kwF7tRfY0

―――
――

プルルルッ

ほのか「電話だわ」

ガチャ

なぎさ「はい、美墨です」

メップル『ほのか? メップルメポ』

なぎさ「メップル?」

メップル『ほのかのことだけど、副作用の治し方が分かったメポよ』

なぎさ「え、ほんと! ほのか、メップルが治し方が分かったって! よかったね!」

ほのか「ほんとッ!?」

なぎさ「で? で? で? どうすればいいの?」

メップル『愛のあるキスをすればいいメポ』

なぎさ「……」

ほのか「な、なぎさ? メップルはなんて……」

メップル『くれぐれも、愛のあるキスをするメポ。グッドラック』

プツッ

なぎさ「あ……ちょ」



116 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/19(木) 00:27:07.23 ID:kwF7tRfY0

ほのか「なぎさ?」

なぎさ「うーん?」

ほのか「どうしたのよ」

なぎさ「あのね、愛のあるキスをすれば治るんだって」

ほのか「……」

ズサーッ

なぎさ「なんていいスライディングッ」

ほのか「な、なによそれえ……」

なぎさ「キスか……彼氏はいないし、両親からとか?」

ほのか「……無理よそれは」

なぎさ「あ、お婆ちゃまに」

ほのか「なんて事情説明するつもり……?」

なぎさ「じゃあ、誰とキスするのさ」

ほのか「誰って……あなたね……なぎさしかいないじゃない……」ボソ

なぎさ「え?」

ほのか「なぎさしかいないって言ったのよッ」



117 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/19(木) 00:33:53.19 ID:kwF7tRfY0

なぎさ「え、ええ?! キスって、いや、ほのかのためだしできないことはないけど……愛があるかって言うと」

ほのか「……ないの?」チラ

なぎさ「愛は……あるけど……その、そういう愛とは別だし」

ほのか「この際、どんな愛でもいいわ……治るなら」

なぎさ「ほのか、潔すぎだって……」

ほのか「どうぞ」

なぎさ「え、私からするの?」

ほのか「当り前よ」

なぎさ「……恥ずかしいじゃん。それに、小さい子にキスする中学生って、犯罪くさい」

ほのか「つべこべ四の五の言わない」

なぎさ「とほ……」



118 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/19(木) 00:38:48.98 ID:kwF7tRfY0

なぎさ「……ちゅー」

ほのか「……ッ」

むにゅ

なぎさ「……」ドキドキ

ほのか「……」ドキドキ

なぎさ「も、もういいんじゃないかしら」

ほのか「こんなもん?」

なぎさ「こんなものじゃないの?」

ほのか「でも、何も変わらない」チラ

なぎさ「わ、私は、ちゃんとほのか大好きって念じながらキスしたもんッ」

ほのか「そ、そう……ありがと」

なぎさ「ほのかこそ……愛のあるキスしたの?」

ほのか「わたし?」

なぎさ「そうだよ。きっと、お互いにそうならないとダメなんだよ」



119 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/19(木) 00:45:49.97 ID:kwF7tRfY0

ほのか「だ、だって……愛のあるって、どういう意味か分かって言ってるの?」

なぎさ「それくらいあたしにだって分かるよ」

ほのか「……私、私には……分からない」

なぎさ「え」

ほのか「分からないわ……どういうものなのか」

なぎさ「……ええっと」

ほのか「どんな気持ちでしたの?」

なぎさ「それは、だから、その……」

ほのか「うん」

なぎさ「ほのかのために……と思って」

ほのか「うん、それで」

なぎさ「そ、それで? えっと、えー、とりあえず、今は私を全部あげちゃおうって……」

ほのか「……そっか」

なぎさ「なんちゅー辱め……」



120 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/19(木) 00:49:23.93 ID:kwF7tRfY0

ほのか「分かった。覚悟を決めた。……私を、全部なぎさにあげる……」ドキドキ

なぎさ「……」キュンッ

ほのか「なぎさ?」

なぎさ「ほ、ほのかああ!」

ガバッ

ほのか「きゃああッ」

チュッ
ボンッ



121 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/19(木) 00:57:27.91 ID:kwF7tRfY0

―――
――

母の寝室

中継中―

メップル「いよっしゃあああ、大勝利メポォオオオ!」

ミップル「今夜は赤飯ミポねえ!」

ガチャッ

なぎさ「何か、物音が……」

メップル「……あ、あれ鍵をしめたはずなのに……メポッ」

なぎさ「……あれ、二人とも……なんで? あれ、それうちのリビングじゃん?」

ほのか「どうしたの?」

ミップル「あ」

ほのか「あら、ミップル」

なぎさ「どういうことか説明してくれるよね?」

ポキポキ

メップル「……めぽおおおッ」



122 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/19(木) 01:01:29.94 ID:kwF7tRfY0

―――
――


希「誰かが、泥をかぶらんといかん時もあるんやで……」

絵里「なんだか百合力が強くて、当のカップル達の間に割り込みづらくなってきてるわね」

希「成行きを見届けるんもええもんやろ」

絵里「そうねえ」

希「さあ、お次は>>124やん」



124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/19(木) 01:05:47.50 ID:OHyokOfFo

あかちな



126 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/19(木) 01:08:42.27 ID:kwF7tRfY0

>>124
最新話胸熱だったね
眠いのでまた明日以降です



128 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/22(日) 18:47:26.95 ID:DydOhIhE0

―――
――
アニメ最新話後日談的な



七森中
ごらく部部室

あかり「……」

ズズッ

ちなつ「……」

あかり(今日は、ちなつちゃんやけに静かだな……)

ちなつ「あかりちゃん」

あかり「なあに?」

ちなつ「この間はありがとうね」

あかり「この間?」

ちなつ「もう、忘れちゃったの? ゆい先輩とのデートの予行演習してくれたじゃない」

あかり「あー、ああ、うん」

あかり(なんでか、思い出したくないような)

ちなつ「実はね……」

ごそごそ




129 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/22(日) 19:10:34.49 ID:DydOhIhE0

ちなつ「お礼に、あかりちゃんに何かできたらなーって思って……」

あかり「全然かまわないよッ。私が、ちなつちゃんをお手伝いできたらと思っただけだから」

ちなつ「いーから、いーから。はい」

スッ

あかり「な、なにこれ?」

ちなつ「耳かきだけど」

あかり「どういうことッ」

ちなつ「あかりちゃんに耳掃除をプレゼントしようと思って」

あかり「あ、あかり、いつもお姉ちゃんにしてもらってるから……大丈夫だよー」

ちなつ「えへ、やっぱり?」

あかり「ほッ」

ちなつ「そう言うと思って、これ」

ごそごそ
すっ

あかり「今度は何かな?」

ちなつ「爪切り」

あかり「ひい……あ、あかり最近切ったばかりだから」



130 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/22(日) 19:24:08.85 ID:DydOhIhE0

ちなつ「それも、予想してたよ。だったら、これはどう」

すっ

あかり「……」

ちなつ「ちーな、お気に入りのTバック」

あかり「なんでそれ選ぼうと思ったのっ?」

ちなつ「だって、体育の時にあかりちゃんのお尻に下着のラインが見えてたから」

あかり「その場で教えてよ!」

ちなつ「みんなの前では恥ずかしいでしょ?」

あかり「それはそうだけど……」

ちなつ「これ履けば、気にならなくなるし」

フリフリ

あかり「で、でもお」

ちなつ「いや?」

あかり(いやって……聞かれても。いやって言ったら、ちなつちゃんのせっかくの行為を無駄にしちゃうし……なんて言えば)

あかり「い、いやではないんだけど……」



131 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/22(日) 19:27:59.35 ID:DydOhIhE0

ちなつ「じゃあ、ちょっとさくっと履いてみてよ」

あかり「えええっ」

ちなつ「別に女の子同士だし、いいでしょ」

あかり「そういう問題じゃないよぉ……」

ちなつ「だったら、私が装着してあげる」

ガタっ

あかり「え」

ちなつ「前から、あかりちゃんのくまさんパンツには一石を投じないといけないと思ってたんだよ」

ガシっ

あかり「きゃあっ!」

ちなつ「大人しく、パンツ脱いであかりちゃん」

あかり「い、いやっ」

ドタタっ



132 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/22(日) 19:35:00.32 ID:DydOhIhE0

ちなつ「これはあかりちゃんのためでもあるんだよ」

ググっ

あかり「スカートつかまないでええっ」

ちなつ「くまさんパンツはあかりちゃんの唯一の個性かもしれないけど、やっぱり一番の友達が未だにくまさんパンツって恥ずかしいし」

あかり「くまさんパンツの何がいけないのおっ……」

ちなつ「言ってしまえば、ださい」

あかり「うわああんっ」

ちなつ「すぐ終わるから、泣かないでね」

ググっ

あかり「ち、ちなつちゃんっ……スカートの中に頭入れないでっ!!」

ちなつ「も、もうすこ……」

ガラっ

ゆい「お疲れー……うん?」

ちなつ・あかり「……」

京子「ちなっちゅ……?」





133 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/22(日) 19:39:02.24 ID:DydOhIhE0

ちなつ「ゆ、ゆい先輩! ち、違うんです、これは」

あかり「……み、見ないでええっ」ブワっ

京子「かくれんぼ?」

ゆい「どこの世界に、スカートの中に隠れるかくれんぼがあるんだよ」

あかり「私、履きたくない。Tバック履きたくないよぅっ……」ブルブル

ゆい「Tバック?」

京子「ちなつちゃん、手に持ってるのって……」

ちなつ「あ、これはっ」

ポイっ

京子「むはっ!? ……ちなちゅの香りっ」

ちなつ「わ、忘れてくださいっ」ヨロっ

ダダダダっ

ゆい「あ、ちなつちゃん!! 待って!!」




134 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/22(日) 19:45:36.73 ID:DydOhIhE0

―――
――

ちなつ「……ゆい先輩の前で、いくらあかりちゃんだからって誤解するような真似しちゃうなんてっ」

ドンっ

ちなつ「きゃっ」

絵里「いたっ……」

ちなつ「……ご、ごめんなさい」

絵里「痛いわね」

希「ごめんで済んだら、マッポはいらへんで?」

ちなつ「な、なに、この昭和の不良みたいな人たち」

絵里「うっ、骨にひびが入ったかもしれないわ」

ちなつ「そんなバカな」

希「ほんまやで。えりちの骨密度平均以下やしなあ」

絵里「この落とし前、どうつけてくれるのかしら……」

ちなつ「そ、そんなこと言ったって」

タタタっ

あかり「ちなつちゃんっ……」

ちなつ「あかりちゃんっ」

あかり「ど、どうしたの?」

ちなつ「……そ、それが当たり屋に出くわしちゃって」

あかり「こんな校内でっ!?」

絵里「ほら、出すもんだしなさいよ」

希「そこのおだんごの子も仲間かいな? ちょっと、そこでぴょんぴょん飛んでみい」



135 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/22(日) 20:05:34.37 ID:DydOhIhE0

あかり「え、こう?」

ピョンピョン
じゃらじゃら

希「よし、全部おいていきい」

ちなつ「や、止めて! この子は関係ないでしょ」

あかり「わ、わからないけど出せるもの、今はこれしか」

スっ

絵里「Tバックですって?」

あかり「これで、かんべんしてくださいっ」

希「ちょっと履いてみい」

あかり「えっ」

絵里「この子がどうなってもいいの?」

グイ

ちなつ「きゃっ」

あかり「乱暴しないでっ……わ、わかった、履きます」

ちなつ「や、私のためにそんなっ」

あかり「…きっと、ちなつちゃんのお礼を断った罰なんだよ……」



136 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/22(日) 20:15:12.45 ID:DydOhIhE0

ちなつ「そんな、違うの。私こそ、あかりちゃんにお礼したいなんて、口実で……本当は、あかりちゃんにもっと可愛らしい子になって欲しかっただけなの」

あかり「ちなつちゃん……」

ちなつ「あかりちゃん……」

絵里「……どうやら、分かってくれたようね。Tバックの真の使い道」

あかり「真の使い道……?」

希「Tバックは友情を深め合うために使うんよ。けっして、仲たがいのためいに使っちゃあかん」

ちなつ「あ、あなたちは一体」

希「うちら? うちらは……」

絵里「Tバックの精よ」

あかり・ちなつ「……」

希(……ぷ)

タタッ

ゆい「おーい!」

京子「こんなところにいたっ……」

あかり「あ、京子ちゃん……今」

京子「どうしたの?」

あかり「そこに……」クル

ちなつ「あれ?」

あかり「いない」



137 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/22(日) 20:17:58.86 ID:DydOhIhE0

―――
――

絵里「……あれ、今なにか私言ってた?」

希「ううん、いつも通りやったで」

絵里「そう?」

希「うん。さ、次、いこか」

絵里「?」

希「えー、次は、>>138やん」



138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/22(日) 20:18:37.92 ID:s6PxjhRGO

可能であれば
汚いDOG DAYS、じゃなかった、クロスアンジュより
ロザリー&クリス
(本編終了後の世界)

えりのぞがこんな状態なので、ラストはラグナメイル及び龍神機総動員で二人を追っかけ回す展開を希望します。



140 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/22(日) 21:39:11.50 ID:DydOhIhE0

―――
――

雑貨屋

ロザリー「クリスー……まだ決まらない?」

クリス「うん」

ロザリー「でも、さっきから1時間以上ぐるぐる回ってるしさ、そろそろ決めてもいいだろ」

クリス「だって、あのロザリーがプレゼントくれるって言うから、ウインドウショッピングしながら、買った時の妄想だけで買い物を楽しんでるロザリーが」

ロザリー「たくっ、余計なお世話だ!」

クリス「……このピンクの花のやつと緑の葉っぱの髪留め、どっちがいいかな?」

カチャ

ロザリー「んー、どっちも似合うんじゃね」

クリス「どっちもはなしだよ」

ロザリー「だって、私の好みになるじゃんか」

クリス「……ロザリー、鈍い」

ロザリー「?」

クリス「ロザリーの好きなものをつけておきたいの……」

ロザリー「……あ、う、うん」

クリス「どっちがいい?」

ロザリー「ピンクの花の方……です」

クリス「じゃ、そっちにするね」



141 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/22(日) 21:52:59.74 ID:DydOhIhE0

店員「まいどありー」

ロザリー「へへ……」

クリス「何笑ってるの?」

ロザリー「夢が叶ったなって思ってさ」

クリス「夢?」

ロザリー「ほら、髪留め買うって言ったじゃんか、前に」

クリス「……うん」

ロザリー「今度は、好きな髪型でつけてくれよ……」ポリポリ

クリス「……」

シュルっ

ロザリー「クリス?」

クリス「ロザリーって、ホント単純なんだから……」

ロザリー「なんだと」

クリス「……」

キュっ
パチっ

クリス「でも、そこがいいのかな……」ぼそ

ロザリー「その結び方嫌いだって……」

クリス「良い所だけじゃなくって、嫌な所も必要でしょ……?」

ロザリー「……ああ」



143 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 12:56:31.69 ID:I6B5cruP0

クリス「次、裏切ったら承知しないからね」

ロザリー(だから、裏切ってないっつの! でも、まあいいか)

ロザリー「クリスもな」じっ

クリス「どうしたの?」

ロザリー「やっぱ、あたし一本の方が好きだ。色っぽいし」

ナデナデ

クリス「……っ」

ロザリー「……?」

クリス「手……」

ロザリー「手?」

クリス「手、握って帰ろ……?」チラ

ロザリー「……う、うん」

ギュッ

ロザリー「……なんか恥ずかしいな」

クリス「あたしはそんなことないけど……ロザリー」

ロザリー「なんだよ」

クリス「手汗ヤバイ」



144 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 13:29:02.66 ID:I6B5cruP0

―――
――

喫茶アンジュ


アンジュ「タスクー? ねえ、モモカ。タスク見なかった? あ、これお願いね」

ゴトッ

モモカ「いいえ? 存じておりませんが……」キョロ

カチャカチャ

アンジュ「たくッ、この忙しい時間帯にどこほっつき歩いてんのよ……」ブツブツ

カランカラン

アンジュ「いらっしゃ……なんだ、サラ子か」

サラ子「サラマンディーネです」

ナーガ「おいたわしや……」

カナメ「すごく、良い香りがします……」クンクン

アンジュ「ちょうどパンが焼けたみたいね。サラ子、ちょうど良いところに来てくれたわ」

サラ子「あら、焼き立てを頂けるのですね」

アンジュ「ちょっと待ってて」

ゴソゴソッ

アンジュ「はい、これ制服」

サラ子「あ、あのこれは?」

アンジュ「どうせ暇でしょ? 手伝っていきなさい」



145 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 13:34:04.14 ID:I6B5cruP0

―――
――

喫茶アンジュ裏口

タスク「小麦粉が……ぺッぺッ……ああ、もったいない……アンジュに怒られるなぁ」

バサバサッ

タスク「けほッ」

シュンッ

絵里「きゃッ……」

希「わッ」

タスク「うん?」

ドサッ
ドサッ

タスク「ふんぐ?!」

絵里「いったぁ……」

希「なんや、柔らかいものが下に……」

ニギッ

タスク「はうん?!」

絵里「下が、生暖かい?」

モゾッ

タスク「ふんむッ!?」ハスハス



146 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 13:40:27.55 ID:I6B5cruP0

絵里「……この男からは百合の波動が感じられる」

希「この人から?」

絵里「……ええ」

希「とにかく、えりちがそこ座っとると窒息死しかねんから退いてあげよか」

絵里「あら、ごめんなさい」

ヒョイッ

タスク「……はー……はーッ」ビクビク

希「……しょ」

ヒョイッ

絵里「ここは……」

『タスク―!』

希「誰か来るでッ」

絵里「隠れましょうッ」

ガサガサッ



147 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 13:44:47.70 ID:I6B5cruP0

アンジュ「タスクッ?!」

タスク「……」グテ

アンジュ「何寝てるの! しかもなぜか幸せそうな顔だし……こら、起きなさいッ」

パンパンッ

タスク「うッ……ぐッ……ア、アン」

ボコッ

タスク「はぁんッ……!」ぐて

アンジュ「……だ、誰がこんなことを」

絵里(最後のは明らかにあなたのせいだと思うけど……)

希(可愛そうに)



148 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 13:50:57.09 ID:I6B5cruP0

アンジュ「はあ、これじゃ使い物にならないじゃない」

ソッ

アンジュ「最近忙しかったし、寝かせておいてあげるわ……」

チュッ

タスク「……」グテ

アンジュ「いい手駒も来てくれたから、暫く寝てていいわよ」

タタタタッ



ガサガサ

絵里「ノンケかしら」

希「どっちもいけそうな顔しとったけどなあ」

絵里「そうね……」

希「えりち、ここはどうやら喫茶店みたいやで。看板がある」

絵里「とりあえず、この人を縛って茂みに隠しておきましょうか」

希「なんでやん?」

絵里「邪魔な気がする。百合的に」

希「さすがやん」



149 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 13:59:22.40 ID:I6B5cruP0

―――
――

喫茶アンジュ入口


ヒルダ「……」そわそわ

サリア「……なにそわそわしてるの。気持ち悪いわね」

ヒルダ「してねーよ……べつに……」

サリア「?」

カランカラン

アンジュ「ありがとうございました」ペコ

ヒルダ「……あ」ドキ

アンジュ「あれ、二人とも今日は休み?」

サリア「昼休みよ。賑わってるじゃない」

アンジュ「平和な証拠かしらね」

ヒルダ「……よ、お」

アンジュ「ヒルダ……?」

サリア「……さっきからこんな調子」

アンジュ「……ああ」

ポンッ

アンジュ「ちょっと、ヒルダ耳貸して」

ちょいちょい

ヒルダ「な、なんだよ」ソワソワ

サリア(嬉しそうね?)




150 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 14:03:15.92 ID:I6B5cruP0

アンジュ「……少しだけお店手伝ってくれない? なんでも言うこと一つだけ聞くから」ヒソヒソ

ヒルダ「は、はあああッ……!?」ドキドキッ

サリア「?」

ヒルダ「な、何言って……」

アンジュ「イエスかノーかで答えて」

ヒルダ「……イエス」

アンジュ「ありがと! はい、これ制服」

スッ

ヒルダ「く……」ガクッ

サリア「何が行われたのよ、今の間で……」



151 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 14:09:46.13 ID:I6B5cruP0

―――
――

カランカラン

ヒルダ「っしゃいませー」

サリア「お帰りなさいませ」

ヒルダ「あんた、別に頼まれてないじゃん。それと、お帰りなさいませってなんだよ」

サリア「いいでしょ、別にッ」

ヒルダ「?」

アンジュ「サラ子、アンジュ特製ランチできたからデザート盛り付けてー」

サラ子「こ、公務が……」

アンジュ「そんなの後でもできるわよ。たまには下々に交じって働きなさい」

サラ子「アンジュのいじわる……」



152 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 14:18:10.20 ID:I6B5cruP0

―――
――

カランカラン

モモカ「いらっしゃいませ!」ニコ

絵里「二人なんだけど」

希「席空いとる?」

モモカ「はいッ。奥のお席にご案内いたしますね」ニコ

絵里「百合ゲージが上昇してるわ」

希「……」キョロキョロ

絵里「あの子もそうだし、あの子もそうね……」キョロ

希「百合の花園やん」



153 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 14:26:31.79 ID:I6B5cruP0

ガタ

絵里「アンジュ特製ランチ二つお願いします」

モモカ「畏まりました」ペコ

絵里「いるにはいるけど……」

希「でも、本命がおらんで」

絵里「そうねえ……」



アンジュ「ヒルダ、制服似合うじゃない」

ヒルダ「当り前じゃんッ」

アンジュ「サリアは……ぷッ」

サリア「アンジュ、それ以上何か言ったら絞め殺す……」

アンジュ「言わないわよ……ぷッ」

ヒルダ「なんだ? 仲間はずれにすんなよー……」ボソ

アンジュ「え、知りたい?」

サリア「アンジュ!」



154 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 14:33:40.11 ID:I6B5cruP0

―――
――

絵里「ごちそうさまでした」

希「スープ美味しかったなあ」

絵里「食後のショートケーキも口どけがすごく良かったわね」

フキフキ

希「さて、所でえりち」

絵里「なにかしら」

希「ここの通貨ってなんやろな」

絵里「さあ」

希・絵里「……」

コツコツッ

アンジュ「伝票、こちらにおいておきますね」

スッ

希「おおきに」

絵里「……ねえ」

希「なんやの」

絵里「確か、さっきあのタスクって人を隠した所に、乗り物があったわよね」

希「うん」

絵里「……希」

希「うん」

絵里「ちょっとお手洗いに行ってくるわ」

希「りょーかいや」



155 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 14:42:11.94 ID:I6B5cruP0

―――
――

トイレ

絵里「ここの小窓から、外に出れそうね」

ヨジヨジ

絵里「……しょ」

ズルッ

絵里「身体柔らかくて良かった……」

ストンッ

絵里「確か、こっちに」

テクテクッ
ガサガサッ

タスク「……」ぐて

絵里「……バイクとは、また違う乗り物なのかしら」

チャリンッ

絵里「このポケットの……もしかして、鍵?」

タスク「うッ……」

絵里「大変、起きちゃう……いちかばちか、差してみるっきゃない……」

ガチャッ
ウイイイイン――

絵里「動いた……」

フワッ

絵里「う、浮いたッ……」

タスク「アンジュ?」




156 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 14:44:52.31 ID:I6B5cruP0

絵里「あ……」

ササッ

タスク「な、なんで目隠しを?」

絵里「み、見せたいものがあるの……ちょっと閉じてて」裏声

タスク「い、いいけど」

絵里「いいって、言うまで開けないでね」裏声

タスク「う、うん」

絵里(ほ……)

絵里「希も呼んで来ないと……」




157 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 14:48:44.57 ID:I6B5cruP0

―――
――

サラ子「……疲れた」

アンジュ「人に気を遣うのって疲れるでしょ?」

サラ子「あなたは、全くしていませんでしたよね?」

カランカラン

アンジュ「あ、すいません、午前はもうオーダーストップで……あれ」

絵里「希! 逃げるわよ!」

希「えりち!」

タタタタッ

アンジュ「……は?」

サラ子「……あら」

ヒルダ「食い逃げだ!」

サリア「なに、突っ立てるの!」




158 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 14:54:15.75 ID:I6B5cruP0

ウイイイイン――

絵里「乗って!」

希「うん!」

絵里「街の方に行ってくれる、タスク?」裏声

タスク「お店はいいの?」

絵里「他のスタッフに任せてるから」裏声

タスク「目、開けてもいい? 一瞬だけだよ。自動操縦に切り替えるだけだから」

絵里「……じゃあ、後ろは振り向かないでね。まだ、お楽しみだから」裏声

タスク「わかったよ」

タスク(アンジュ、時々可愛いことしてくれるんだよね)

タスク「さ、飛ぶよ。ちゃんと捕まっててね」



159 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 15:08:24.65 ID:I6B5cruP0

―――
――

アンジュ「は、はいい?!」

サラ子「あれは、タスクさんの……」

アンジュ「……どういうことかしら」ピキッ

ギュウッ

サラ子「アンジュッ? 痛いッ、腕がとても痛いのだけれどッ」

アンジュ「追うわよッ」

タタタッ

ヒルダ「おう!」

サリア「……自警団の前で食い逃げなんてやるわね」

タタタタッ

サラ子「……みなさん」ウズウズ

ナーガ「行ってきてください」

カナメ「ここは我らにお任せください」

サラ子「ナーガ、カナメ……」ニコ

タタタタッ

ナーガ「サラマンディーネ様はともかくとして……野蛮な奴らだ」

カナメ「争い事が好きな人種ですしね……姫様も、悪い影響もとい楽しんでいらっしゃる節がありますし」



160 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 15:18:14.89 ID:I6B5cruP0

―――
――

広場

クリス「ロザリー、寝ちゃったの?」

ロザリー「……すー」

クリス「話の途中で寝るとか……ありえない」

グニッ

ロザリー「ぬう……」

クリス「……っもお」

ギュッ

ロザリー「……クリス……」ボソッ

クリス「バカロザリー……」


ウイイイイン――


クリス「うん?」



161 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 15:25:16.82 ID:I6B5cruP0

絵里「いたわ……」

希「イチャイチャしよってからに……」

タスク「着いたの? あれ、アンジュ、声変わった?」

絵里「……ごめんなさい、もう用済みなの」

ケリッ

タスク「おわああ?!」

ヒュンッ
ドサッ

クリス「きゃああ?!」

パフンッ

タスク「もがごご!?」ハスハス

クリス「い、いやあ!? 変態!!」

ロザリー「……ううん」パチ


上空――

『タスク!!!』

『食い逃げ犯の手助けとは性質の悪い男ですね……!』

『ラッキースケベ……』

『やっぱり、あんな奴にアンジュは渡せねえなッ……!』





162 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 15:36:04.80 ID:I6B5cruP0

タスク「……あ、れ」

クリス「……地獄に落ちろ!」

パンッ

タスク「なんでええ!?」

ドサッ

絵里「人のイチャイチャも邪魔できたし」

希「百合に邪魔な男にも制裁をくわえれたし」

絵里「帰ろっか、希」ニコ

希「せやな」ニコ


アンジュ『そうは、問屋が卸さないわよ!』


絵里「ロボット……?」


アンジュ『あなたたち、何者なのッ』

サラ子『その服、よく見れば……古の記憶で見たことが』


希「囲まれたな」


ヒルダ『まだ、ガキじゃん……』

サリア『飲食代を払えば、そこの男を拉致したことは咎めないわ。食い逃げは、立派な犯罪よ』



163 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 15:46:02.35 ID:I6B5cruP0

絵里「タスク、タスク起きて!」

ボクボクッ

タスク「うッ、ごほッ」

絵里「……私に、あんなことやこんなことをしたの覚えてないの?」

タスク「な、なんだってッ」

アンジュ『タスク!!!』

希「上の白い機体の人の小銃の照準がこっち向いたんやけど」

ロザリー「なんだってんだ……」

クリス「もお、やっと起きた」

ロザリー「ごめん、なんの話だっけ」

クリス「将来、家買おうって……」

ロザリー「アタシ、あんまり稼いでないしなあ……」

クリス「二人で買うんでしょ……」

ロザリー「小さいのでもいい?」

クリス「ロザリーと一緒なら、なんでもいい……」

ロザリー「クリス……」

ギュウッ


アンジュ『ちょっと、そこのSМでこぼこコンビ! 目の前の食い逃げ犯、捕まえて!』

ロザリー「なにいい! 聞き捨てなんねえぞ! こら!」

クリス「……あながち間違いじゃないけどね」

ロザリー「クリスッ!?」



164 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 15:50:33.17 ID:I6B5cruP0

ウイイイン――

タスク「ぼ、僕は……一体何を」

絵里「私のピーをピーしたの」

希「ついでに、うちの手でピーさせたんよ」

タスク「ひい……」

絵里「反省の気持ちが欠片でもあるなら、この乗り物飛ばしてくれる?」

タスク「は、はいい!」

ドドドドッ
ブワッ

ロザリー「おらあ! 待ちやがれ!」

希「緊急発進や!」




165 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 16:05:36.37 ID:I6B5cruP0

―――
――

上空

タスク「……どうしてこんな目に」

希「さて、そろそろ追手も増えてきたし」

絵里「おさらばしましょうか」

タスク「……え」

バシュンッ

タスク「撃ってきた!?」

ヴィヴィアン『タスクー、避けろよー』

タスク「ヴィヴィアン!?」

エルシャ『アンジュちゃんがお怒りよー。一体、何をしでかしたの?』

タスク「誤解だああ!! はッ、アンジュ機から通信が……」

ピコンピコン
カチッ

アンジュ『……』

タスク「む、無言の怒り……」

サラ子『えーラグナメイル及び龍神機各員に告ぐ……タスク及び食い逃げ犯の身柄を抑えたものには、領主アンジュと私、サラマンディーネから報酬が出ます』

タスク「……そ、そんなことのために」ガクガク

希「ほな、あとは頑張ってな」ニコ

絵里「次は、>>166ね」

タスク「え」

シュンッ



166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/23(月) 16:06:21.13 ID:sPxFeT6g0

うまる×シルフィン



167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/23(月) 16:10:27.06 ID:sPxFeT6g0

言い忘れましたが海老名ちゃんときりえちゃんも出してあげてください



170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/23(月) 20:39:01.28 ID:8SHd5A0OO

うまるとは珍しい



171 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 22:27:47.12 ID:I6B5cruP0

―――
――

荒矢田高校


シルフィン「……はあ」ズン

うまる「おはよう、シルフィンさん」

海老名「なんだか元気ないね」

うまる「確かに……」

シルフィン「あら、うまるさん!!」シュバッ

うまる「……そうでもないかな」

シルフィン「……今日も! 今日……は」シュン

うまる「あれ」

海老名「そういえば、今日はテストないんだっけ」

シルフィン「……はう」

うまる(競うものがないから元気ないのかな)




172 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 22:32:20.34 ID:I6B5cruP0

放課後


うまる「ごめん、今日寄る所あるから先に帰ってて!」

タタタッ

きりえ「あ……」

海老名「うまるちゃん!」

きりえ「……」

海老名「……」

きりえ・海老名(気まずい……)

海老名「か、帰ろっか」

きりえ「……う、う」コクコク

海老名(逃げないでいてくれるだけ……一歩前進なのかな……)



173 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 22:36:31.48 ID:I6B5cruP0

ゲーセン

うまる「最近、一緒に帰ってたのに……ここしか考えられないよね」キョロキョロ

カチャカチャ

シルフィン「……」

うまる「いた……」

スチャッ

UMR「や」

シルフィン「……」

うまる(気づいてない……)

うまる(何のゲームを……)チラ

うまる(……これって、妹萌え用のギャルゲ……)チラ

シルフィン「……」

うまる(これを真顔でやるってどういう心境……?)



174 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 22:51:20.12 ID:I6B5cruP0

UMR「シルフィンさん!!」

シルフィン「は、はい!」シュバッ

UMR「やっと気が付いた」

シルフィン「ど、どうかされましたの?」

UMR「それはこっちのセリフ。今日ずっと元気ないからさ」

シルフィン「ずっと?」

UMR「あ、いや、ゲーセンに入ってからずっとって意味だよ」

シルフィン「見てましたの?」

UMR「……えー、あー、まあ」

シルフィン「お恥ずかしい所を見せてしまいましたね! ですが、お気遣いなく! これしきのこと、自分でなんとか乗り越えてみせますわ!」

ガタッ
ギュッ

URM「頼ってくれても、いいんだよ? だって……その、友達でしょ」

シルフィン「U・M・Rさん……」

UMR(……なんかほっとけないんだよね)



175 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 23:01:46.02 ID:I6B5cruP0

公園


UMR「お兄さんがアクティブ妹好きかもしれない?」

シルフィン「というか……そういうジャンルのゲームをしていたもので」

UMR「それで、あんなゲームを」

シルフィン「私、今までお兄様の前ではしたない姿を見せたことがなくて……」

UMR「そういえば、前にも言ってたっけ」

シルフィン「でも、もしお兄様が望むなら……少しでも、お兄様の前で素直になれたらと……思いまして」

UMR(健気だなあ……うちのお兄ちゃんにも爪の垢を煎じて飲ませたいよ)

UMR「でも、シルフィンさんはシルフィンさんだからさ、そうやって無理に自分を変えなくてもいいと思う」

シルフィン「そうでしょうか」

URM「私はそう思う。でも、それでも悩むなら、いっそ練習したらいいんじゃない」

シルフィン「練習ですか?」

UMR「うん……っは」チラ

UMR(やばッ、夕方アニメが始まる……)

UMR「ご、ごめん。この続きはまた夜にしよ! 連絡するから!」

シタタタタッ

シルフィン「あ……」

ギュ

シルフィン「練習……」



176 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 23:11:55.11 ID:I6B5cruP0

土間家


うまる「……うっはあああ! コーラうめえ!!」ケプッ

ゴロゴロ

うまる「食前のコーラは違うねええ!」

ゴロゴロ

タイヘイ「お前、今日の鍋食べれるのか?」

うまる「食べるよー。だが、その前に! 今日買った、はちみつ塩ポテイトと、ピッツアポテイトの組み合わせを試さなければ……なるまい!」ガリガリ

タイヘイ「ふざけんなー!」

うまる「お兄ちゃん、静かに! 今、いい所なの!」

タイヘイ「……はあ、会社でも家でも……俺の扱いの酷さったら」

うまる「……」ガリガリ

タイヘイ「……」

うまる「え?」

タイヘイ「?」

うまる「お兄ちゃん、会社で何かあったの?」クル

タイヘイ「時間差!?」



177 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 23:18:30.28 ID:I6B5cruP0

タイヘイ「いや、ほら、アレックス……あいつが、目を離すと……すぐ、アニメの女の子の壁紙漁りを始めるんだよ」

うまる「悪いこと?」

タイヘイ「場所と時間帯によるよ」

うまる「うまるは?」

タイヘイ「お前は、もう少しわきまえてくれると嬉しいんだけどな」

うまる「でも、好きなものを制限するのって難しいんだよ!」

タイヘイ「お前らはいいよな、趣味があって」

うまる「お兄ちゃんも何かはまればいいじゃん」

タイヘイ「どうして、俺をそっちの道に連れて行こうとするんだ」

うまる「そうしたら、アレックスの考えてることももっと分かると思うけど」

タイヘイ「分かりたくもないわ……」



178 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 23:25:39.56 ID:I6B5cruP0

うまる「てゆーか、それ、アレックスが困るだけで、お兄ちゃん別に困らないじゃん」

タイヘイ「それが、危険なサイトを開いていっつもPCをフリーズさせては、俺に助けを求めてくるから……仕事にならない」

うまる「ふーん……それで困ってるの」ガリガリ

ゴロゴロ

うまる「……」

ゴロゴロ

タイヘイ「……ま、お前に相談した俺がバカだったか」

うまる(もし、アレックスの供給が三次元で十分に行われていたら……お兄ちゃんが困ることはないかもしれない?)

うまる「いいアイデア思いついた!」

タイヘイ「うん?」

うまる「お兄ちゃん、任せて!」

グビグビッ

うまる「ぷはああ!」ケプ

タイヘイ「まだ飲むかお前は!」



179 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 23:35:51.15 ID:I6B5cruP0



うまる「……どうりゃあ!」

カチカチ

タイヘイ「うるさいぞ、うまる」

うまる(あ、シルフィンさんに連絡するって言ってたんだった)

うまる(忘れてたわけじゃないよ……うん、ごめんねシルフィンさん)

カチカチ

UMR:こんばんわ

シルフィン:待ってましたわ!

うまる(めっちゃ、はええ……)

UMR:昼間のことだけど、妹について勉強してみない?

シルフィン:勉強ですか?

UMR:そう。確かに、シルフィンさんのお兄さんが今求めているのはアクティブ妹かもしれないけど、その需要は永遠ではないよね。だから、色々な妹に対応できるように、シルフィンさんが勉強するの

シルフィン:U・M・Rさんがそう仰るなら、頑張りますわ!

うまる(たまに、シルフィンさんがいい子過ぎて心が痛い……)




180 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 23:46:46.96 ID:I6B5cruP0

シルフィン:具体的にどうすれば?

UMR:目指すは二次元よりも三次元だからね。シルフィンさんの周りに、妹キャラはいる?

シルフィン:ええ!

UMR:まずは、その子たちに頼んでみよう

シルフィン:分かりましたわ! やっぱり、U・M・Rさんに話して良かった

UMR:どういたしまして

シルフィン:また、進展があればご報告しますわね!

UMR:うん

シルフィン:おやすみなさい

UMR:おやすみ

うまる「……」

うまる(よし、これで私が直接手を出さなくても、シルフィンさんの方から声をかけてくれるはず)



181 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/23(月) 23:54:49.02 ID:I6B5cruP0

荒矢田高校


シルフィン「あの、本場さん!」

本場「は、ははあいッ」ギロッ

シルフィン「今日、良ければご相談したいことがあって……ご都合がよろしければ私の家に来てくれませんか?」

本場(きょ、今日は……師匠の所に行かねば……)

本場「あの、今日は……」

うまる「なになに? 何の話かな?」

ガシッ

本場「あひいッ……!」

シルフィン「ちょうど良かった!」

うまる「え? 勝負?」

シルフィン「違いますわ! 今日はお預けですの!」

うまる「じゃあ、なにかな?」

シルフィン「相談したいことがあるので、良ければ家へいらっしゃらない?」

うまる(やっぱり、即実行してくれた……頼りになる)

うまる「いいよ。本場さんも行くよね?」

本場「ふぁ……ふぁ……い」

シルフィン「海老反さんも良ければ」

海老名「海老名ですぅッ」



182 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/24(火) 00:12:50.26 ID:o7obNNI00

放課後

橘家

うまる「つまり、妹について勉強したいんだね」

シルフィン「ええ、そうですわ!」シュバッ

本場「あまり……さ、参考になるか」

海老名「わ、私も……」

うまる「じゃあ、私がシルフィンさんのお兄さんだと思って、まずは普段のシルフィンさんを見せてくれるかな」

シルフィン「……分かりました」

スッ

シルフィン「……」ジッ

うまる「……」ジッ

シルフィン「……ッ」カアッ

うまる「あれ」

シルフィン「お……お兄様」モジッ



185 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/29(日) 00:39:11.66 ID:iOLNWYAW0

うまる・海老名・切絵「うん?」

シルフィン「きょ、今日は何のゲームをされるのですか……?」

うまる「アクティブ系妹アドンベンチャーだよ」

シルフィン「私も、その……お隣で…その」モジ

うまる「う、うん……」

海老名「が、頑張って」

シルフィン「……あ、いえ、なんでもありませんの。私、先にお部屋に戻りますわね……」

スクッ
ガシッ

切絵「……!?」

シルフィン「お恥ずかしい限りですわあああッ!!」

グラグラ!!

切絵「ちょッひっぱらないで!?」

うまる「家と外でとで全然違うんだ……すごいね」

海老名「でも、可愛らしいね……」

うまる「そうだね……」



186 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/29(日) 18:30:39.09 ID:iOLNWYAW0

切絵「げほッ……げほッ……」

シルフィン「はッ、申し訳ありませんわ! ……昔からこうでして、お兄様の前でははしたない姿を見せられないのです……」

うまる「はしたなくないけど……」

シルフィン「うまるさんの所はどうですの? ぜひ、参考にお兄様の前ではどんなご様子なのか聞かせてください!」

うまる「私はね」

海老名「……」ソワ

切絵(海老名さん、なんだかそわそわしてるような?)

うまる「お兄ちゃんの前では、ちょっと子どもっぽいかな」

シルフィン「そうなんですの? 意外ですわ」

海老名「私も……」

切絵「……」コクコク

うまる「そう? 私、お兄ちゃんっ子だよ?」

シルフィン「お兄様への上手な甘え方を、ぜひ、教えて頂ければ!!」

ズズイ!



187 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/29(日) 19:15:46.37 ID:iOLNWYAW0

海老名「わ、私も知りたいかも……」

ズズイ!

うまる「海老名ちゃん? えっと、色々あるけど……参考までに一つ、甘えたり、何か頼ったりした時にね、まずは自分が凄く喜ぶことが大事だよ」

シルフィン「ふんふむ」ウンウン

海老名「……」カキカキ

うまる(海老名ちゃんは、どうしてメモを取ってるんだろう?)

うまる「喜ぶ顔が見たくて、きっとまた頼られたいって思ってくれるはず」

海老名「そっかッ」カキカキ

シルフィン「さっそく、ご指導お願いしますわ!」シュバッ

うまる「うん。じゃあ、今度はシルフィンさんがお兄ちゃん役で」

シルフィン「はい!」

海老名「……」チラ

切絵「?」

海老名「ちょ、ちょっとお兄さん役を……」

ガシッ

切絵「うぼば?!」

海老名「して頂いても……」カアアッ

海老名「い、いや、なんでも……」

切絵(な、なん……なんだ)



188 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/29(日) 19:25:10.87 ID:iOLNWYAW0

うまる「じゃあ、ごほん。いくね」

シルフィン「……」ワクワク

ズズイッ

うまる(すっごく、前のめりでやりにくい……)

うまる「お、おにいちゃーん、うまる喉乾いたからコーラ買ってきて欲しいなあ?」

シルフィン「ええ?! お兄様に、そんなこと頼めませんわッ!」

うまる(マジか)

うまる「シルフィンさん、落ち着いて、物の例えだから、ね?」

シルフィン「は、はい」

うまる「お願い……」

ギュッ

シルフィン「だ、抱きつかなければなりませんのッ?」

うまる(普段は足にしがみつくくらいはするけど……)

うまる「そうだね。鈍感な人は、甘えてるんだって分からずにパシられてるって思って腹を立てちゃうかもしれないでしょ?」

シルフィン「た、確かに……」シュバァ

うまる(……シルフィンさんって、なんでこんなに純粋なんだろうか)



189 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/29(日) 19:41:57.05 ID:iOLNWYAW0

うまる「それから、最後にね必ず入れる言葉があるの」

シルフィン「なんでしょうかッ?」

うまる「今、使ったけど、『お願い』って言葉。これを入れるのと入れないのとではけっこう違うよ」

シルフィン「お願い……しますわ」

うまる「しますわ……はいらないかな」

シルフィン「む、難しいのですね。甘えるということは……」

うまる「そう?」

うまる(これで、成功すればシルフィンさんとアレックスが仲良くなれるし、お兄ちゃんのストレスもなくなるし、その分、うまるのお願いを聞いてくれるようになるだろうし、良いこと尽くめだよ。くふふふ)

うまる「さ、じゃあ、実際コーラを買って来てくれたとして……」

シルフィン「はい、コーラですの」

うまる「……ありがとう! お兄ちゃん!」キラキラ

ギュウッ

シルフィン「……」

シルフィン(なんでしょうか、今、何か目の錯覚が……ハムスターみたいな小動物が見えたような……)ゴシゴシ

シルフィン(それとなんだか良い匂いがするような気がしますの……)

うまる「どうかした?」

シルフィン「いえ、うまるさんが妹だったら良かったのにと思いまして……」

なでなで

うまる「うッ……」カア

うまる(ちょっと、恥ずかしい)




190 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/29(日) 20:10:33.70 ID:iOLNWYAW0

うまる「ありがとうね……じゃ、じゃあラウンド2始めよっか」

シルフィン「すーはーすーはー……頑張りますの!」

うまる(……シルフィンさんて、ほんと努力家だなあ)

シルフィン「……お、お兄様ッ」

うまる「どうしたんだい?」

シルフィン「わ、私と……一緒に、ゲームをしてくださらない?」

うまる「ごめん、会議の資料を明日までに作らなくてはいけないんだ」

シルフィン「……お」

うまる「お?」

シルフィン「お兄様……」カア

うまる「……でもなあ」

シルフィン「……」

うまる「……」

シルフィン「お、お、お……おねがッ……い」フルフル

うまる「……はうッ」ズキュンッ



191 : ◆/BueNLs5lw 2015/11/29(日) 20:24:10.61 ID:iOLNWYAW0

―――
――



絵里「……今、芽生えの瞬間を観測した気がするわ」

希「……せやな。でも、あれ、ダメな妹がも一人増えるだけのような……っくしゅん」

絵里「さすがに外は寒いわね」

希「中に入れてもらうか?」

絵里「そうねえ……」



窓辺

切絵「……」




絵里「……っくしゅん」

希「……むしろ、新天地へそろそろ……ん?」


窓辺

切絵「……ッ」ビクウウウ

海老名「どうしたの?」

切絵「……あ、ああ」ブルブルブル

ビシッ

海老名「え?」クル





絵里「残りの二人は百合百合しくならないわねえ」

希「えりち、うちらめっちゃ見られとる」

絵里「……スパシィーバ」ニコ

希「……」ニコ

絵里「さて、次くらいでパワーオブ百合も満タンになるかしら」

希「最後は……>>192」



192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/29(日) 20:27:48.62 ID:wVJt+PDXo

織莉子&キリカ



194 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 17:18:02.19 ID:UVpJTu5D0

―――
――

ポツポツ

織莉子「あら、雨が降ってきたわ……」

キリカ「君の濡れ滴る姿もそそるけれど」

織莉子「ありがとう」

キリカ「体が冷えて、風邪を引いても私が付き添おう。朝から晩まで」

織莉子「それじゃあ、いつもと変わらないのね」

キリカ「うん? ああ、確かに。やった!」

織莉子「キリカったら」クスクス

ヒソヒソ

キリカ「……おや」

織莉子「どうかした?」

キリカ「織莉子を見ている子達がいるよ」

織莉子「どこかしら」

キリカ「ほら」

スッ

織莉子「……ああ、昔仲の良かった近所の子達だわ。父のことがあってからあまり話さなくなってしまったけれど」



195 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 17:28:44.17 ID:UVpJTu5D0

キリカ「実の無い話をしているようだ……通りで洋服が濡れるわけだね」

チャキ

織莉子「物騒なもの出さないの。目立つわ」

キリカ「君を傷つけるよ、隣人は。許せないんだよ、例え、君が許せてもね」

織莉子「心が狭い子は嫌われちゃうわよ」ニコ

キリカ「むう、また、すぐ子ども扱いするんだ」プクー

織莉子「……だってね、こうやってね、昔の噂に捉われていると、私にはそれしかないみたいで嫌なんだもの。私には、こんなに素敵な友だちがいて、自分の果たすべき目標だってあるのに……」

キリカ「友だち……」

織莉子「そこ?」

キリカ「そこ、大事。すごく、大事」

織莉子「……こんなに大好きなキリカがいて」

キリカ「……」ニヘ

織莉子「もお」




196 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 17:46:27.52 ID:UVpJTu5D0

キリカ「話の腰を折ってしまったね、ごめん。続きは?」

織莉子「人の話を途中で遮るような人は嫌いよ」フイ

キリカ「え……そ、それはまずいよ……困る……こま」ワタワタ

織莉子「……私の話は、そんなに退屈かしら」

キリカ「ちが、違うよ? 織莉子の話も声も吐息も、それはもうことごとく私の心の琴線を刺激するし……あ、ホントだよ? ホントに……」

織莉子「ふーん」

キリカ「いじわるだ……」

織莉子「泣かないで」

キリカ「泣いてないやい……」

織莉子「からかってごめんなさい。可愛いキリカ」

ナデナデ

キリカ「いいよ、別に……」

織莉子「っくしゅ」

キリカ「もお……ほら、これ着て。ちょっと、そこで雨宿りしよう」

ゴソゴソ

織莉子「キリカが寒いでしょ、いいのよ」

キリカ「看病するのもいいけど、熱でうなされている君を見るのは耐え難い」

織莉子「じゃあ」

ギュ

織莉子「これでいいかしら」

キリカ「ひょッ……」



197 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 18:08:41.16 ID:UVpJTu5D0

織莉子「キリカを抱きしめてると……不思議とね、心が温かい」

キリカ「君を温めるのは、いつも私じゃなければ嫌だよ」

ギュッ

織莉子「絶対よ」

キリカ「天地神明に誓って」

織莉子「いいえ、美国織莉子に誓いなさい」

キリカ「あははッ、是非ともそうさせて頂くよ」

織莉子「よろしい」




―――
――


絵里「まるで、お姫様と騎士ね」

希「騎士にしては中二臭いけどなあ」

絵里「いいじゃない。彼女たちは、あれで成り立ってるんだから。さ、帰りましょうか」

希「せやな……って、あれ?」

絵里「どうしたの?」

希「ゲージがあと1足りん」

絵里「え……でも、もうリストに残ってる名前がないわ」

希「このままじゃ、帰れん……」


トテトテ

キュウべえ「きゅいっぷ」

絵里「あら、可愛い狐」

希「狸ちゃうん?」

絵里「白い狸なんていないわよ」

希「白い狐も町中じゃ珍しいで」

キュウべえ(……)チラ

キュウべえ「ああ、いたいた」

絵里「しゃ、喋ったわッ」

希「どこがスイッチや?」

ひょいッ

キュウべえ「うわ」

ジタバタ

希「……スイッチないで」

キュウべえ「やめてよ。僕は玩具じゃないよ。僕の名前はキュウべえ。君たちの名前は?」

絵里・希「「……」」

キュウべえ「そう警戒することはないさ。君たちがどんな目的でここに来たか知っているよ。そして、どんな手段でその目的を果たしているかも。今、まさに手が尽きたと言ったところだろう?」

絵里「どこにマイクがついてるの?」

ギュッ

キュウべえ「ぐえ」

ブンブン

キュウべえ「やめ……」



198 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 18:15:52.79 ID:UVpJTu5D0

希「えりち、首折れてしまうかも」

絵里「あら」

キュウべえ「ふう。乱暴はよしてくれ。僕はこれでも繊細なんだ」

絵里「どこのどなたか分からないけれど、アドバイスがあるなら聞くわ」

キュウべえ「そうかい。なら、僕と契約して魔法少女になってよ」

希「……」

絵里「……」

希「審判、タイムやん!」

キュウべえ「どうぞ」

希(危ない、明らか危ないで)

絵里(そ、そうね……聞かなかったことにしてここから離れましょう)

希・絵里「……」

テクテク

キュウべえ「待ちなよ。君たちに必要な力を」





まどか「……あ、ほむらちゃん」

ほむら「なに?」

まどか「肩、濡れてる! 大変!」

ほむら「ああ」

まどか「もおもおッ、遠慮しないでもっとぎゅうっとくっつこ?」

むぎゅ

ほむら「ほむッ」ビク



199 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 18:19:48.54 ID:UVpJTu5D0

ピコン

希「あ」

絵里「あら」

希「ゲージが満タンになったやん! これで帰れる!」

絵里「長かったわねッ」

希「せやなあッ」

絵里「さらば、見滝原!」

シュンッ





キュウべえ「暁美ほむら、君って奴は、ことごとく僕の邪魔をするんだね」



200 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 18:28:29.46 ID:UVpJTu5D0

―――
――


妖精「人間さん、ありがとうございますです! これで、ボク、首の皮一枚繋がりました」

絵里「はい、管理表」

パサッ

妖精「どうもどうも。やっぱり、人間さんの百合力はボクらのとは桁違いです。最後、競合相手に出くわした時はどうなるかと思いましたが」

希「そんなんいたっけ?」

絵里「さあ?」

妖精「何はともあれ、今後ともよろしくお願いします」

ススッ

希「なん、この包み?」

絵里「菓子折り?」

妖精「最後に一回遊べるドン」

希「……」

絵里「……」

妖精「百合カップル映画の鑑賞チケットです。ちょっと長いけど良ければ見てくださいです」

希「>>201やん……」



201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/03(木) 18:33:35.93 ID:7sXqkJmEO

ガールズ&パンツァー



202 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 18:39:52.14 ID:UVpJTu5D0

希「ガールズ&パンツァー……」

ペラ

絵里「少女×戦車……」

妖精「学校の授業のカリキュラムの一つとして、華道や茶道と並び、戦車道というものが存在するお話です」

希「……ほのぼの?」

絵里「シリアス?」

妖精「それは三本立てになってるです。それぞれ違う百合カップルが主役になってるですが、どれにします?」

絵里「希どうぞ?」

希「ええのん? じゃあ、>>204」



203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/03(木) 19:09:31.84 ID:TgwOtYR/O

みほまほ



204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/03(木) 19:10:05.64 ID:8Axp/BCho




205 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 19:46:40.39 ID:UVpJTu5D0

妖精「では、再生ボタンを押すです」

希「ぽちっとな」

ポチ

絵里「……」

希「あ、飲み物大丈夫?」

絵里「ええ」

妖精「どきどきするです」

希「そういえば、妖精さんってオス? メス?」

妖精「ボク、オスです」

絵里「始まるわよ」



206 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 20:21:04.08 ID:UVpJTu5D0

―――
――


私は天井を見上げていた。


戦車用の格納庫は昼間だというのに肌寒かった。
季節は冬。
隙間風が体温を奪っていく。
視覚的にも、ここは薄ら寒い。
瞳をゆっくりと動かす。
壁の端にある非常灯だけが仄暗く光っていた。

「……」

胸を強く打ったらしい。
先ほどまで、履帯の点検をしていたのは覚えている。
そこからの記憶がない。
なぜか。
後頭部に痛み。

どうやら、後ろはほとんど被弾したようだ。
何かに滑って転んだのか、
躓いて転んだのかさえ定かではない。
が、それはささいな問題だ。
喫緊、重要なのは、
体が動かないということだ。

今日は休校日。
生憎、エリカ達には午前の内に練習を終わらせて帰宅させている。
マンモス校と言えども、人がいない状況もある。
どうしたものか。
胸中で溜息を吐く。

携帯は鞄の中だ。
しかし、文字通り打つ手はない。
いっそ、寝てしまおうか。



207 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 20:56:14.94 ID:UVpJTu5D0

今日入庫したばかりの新品の10式戦車の傍で死ねるならそれもまたいいかもしれない。
いや、やはり心中するならパンターF型がいい。
何を考えているんだ、私は。

「……」

そのうち、戸締りの点検に来た警備員にでも発見されるだろう。
西住の人間として、整備工を父に持つ人間として、
それは回避したい所ではあるが。

「……」

10式については、誰かがぽつりと『小さい』と呟いていたのが耳に残っている。
鋭利な装甲に、エリカは目を輝かせていた。
主砲やエンジン、バスケットを確認する者は多かったが、
しかし、誰も操縦席に触れることはなかった。
その戦車の戦車長となるべき人間が最初に触れることができる、
というのが暗黙の了解だった。

皆、新型に興味は示すものの、
良くも悪くも古き良きを大事にしているため、
積極的に賛成するものも少ない。
学校の運営方針として、備品を最新の物に取り替えていくとのことだが、
理解はできても納得しないものも多いだろう。

結局、あれには私かエリカが乗る羽目になる。
私にも好みはあれど、乗れるならなんだってかまわない。
いつ出すか。
どんな戦術に組み込むか。
通信手は誰にしようか。
砲手は――。
早く、動かしたい。

胸の奥に潜む。
熱のように昂る。
純粋な衝動。
みほのせいだ。

彼女が、そうだったのだ。



208 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 21:00:47.98 ID:UVpJTu5D0

目を閉じる。
ガタガタと聞こえる。
窓枠が揺れている。
強い風が吹いている。
硬いベッドと、
ゴツゴツした枕。

なんだか、悪くない。
気休めかもしれないが。

金属の軋む音が格納庫に響いた。

「お姉ちゃん……?」

突然の声に、
私は返事をし損ねた。

「……ごほッ……けほッ」

声の主は、
西住みほ――妹だった。



210 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 21:10:41.22 ID:UVpJTu5D0

「お姉ちゃ……?!」

転がるような足音。

「だ、大丈夫!?」

すぐ横に見えた妹の姿に、
私は不甲斐ないが、
心底ほっとしてしまった。

「ええ……」

声が出るようになっていた。
まだ、息を吸うと胸の当たりが痛い。
たぶん、軟骨あたりを痛めたか、
打ちどころが悪かったのなら、
あばらを痛めているかもしれない。

「転んで、体を強く打ち付けてしまったみたい……ッ」

「う、うそ……」

「まだ、動くのは……きつい」

みほは、不安げな表情を見せてはいたものの、
口元に手を当て、少し思案して、

「頭とかは打ってない? 吐き気とかは?」

「軽く打ってるけど、吐き気はないわ」

「そっか。でも、そうなると、むやみに動かすのは良くないよね……先生、呼んでくるから」

みほは立ち上がって、駆け出そうとした。
私はそれを止めた。

「待って、もう少ししたら動けると思うから」

「でも……」

「心配をかけたくないの。特に……あの人には」

そう口に出すと、
みほは意を得たように、
だが、眉根を潜めた。

「……分かった」



211 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 21:24:33.37 ID:UVpJTu5D0

みほが私の手を握る。
冷たい。
私は先ほどから浮かんでいた疑問を投げかけた。

「どうして、みほがここに?」

「あ、お姉ちゃんに会いに来たんだよ」

「何か用でもあったの」

みほが笑う。

「用がないと会いにきちゃダメかな?」

「そういう訳じゃ……」

「じゃあ、用がなくても会いに来て良い?」

「……」

どういう意図で聞いているのだろう。

「お姉ちゃん?」

「何を考えているの」

「お姉ちゃん……深読みし過ぎだよ」

「そうなの?」

「お姉ちゃんにはない? 会いたくなる時」

「みほに?」

「……私以外でもいいよ」

そんな人間いやしない。



212 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 21:42:56.20 ID:UVpJTu5D0

「いないな……」

知っていた。
自分が寂しい人間だということ。

「……」

「みほ以外はいない」

「あ……う、うん」

驚いたように、みほは顔を上げた。
彼女の手の力が強くなった。
気のせいだろうか。

「ありがとう……えっとね、本当は忘れ物を取りに来たの」

「忘れ物?」

「授業で書いたレポートなんだけど、返却してもらう前に転校しちゃったから」

「じゃあ、私に会いに来たというのは」

「それも本当だよ」

「そうか。私はついでか」

「ち、違うよ?」

「いいさ」

「もお、お姉ちゃんッ……普段、そういうこと言わないくせに」



213 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 21:51:30.89 ID:UVpJTu5D0

「私を動揺させようとした悪い妹に言われたくはない」

「気がついてたの?」

「みほこそ、子どもみたいなことをする」

「こんな時くらいじゃないと、お姉ちゃんに甘えられないから」

今しがたの問答は、甘えるというカテゴリーに入るのか疑問である。

「もうそんな歳ではないでしょ」

「妹が姉を慕うのに、年齢は関係ないんだよって、友だちが言ってたよ」

私は鼻息を漏らした。

「学校は、もうだいぶ慣れた?」

野暮な質問だった。

「うん……楽しいよ」

案の定、答えにくそうにしている。
そう言えば、妹と戦車道以外の事で話すのは久しぶりだ。
昔は、みほと何をして遊んでいたのだろう。
何を話していたのだろうか。



214 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 22:07:17.58 ID:UVpJTu5D0

思い出しても、やはり戦車道のことばかり。

「……何よりだ」

試合の時のみほを見れば一目瞭然。
郷に従い、郷にはまり、
そして、自ら郷を率いた。
やはり、我々から離れたのは、
彼女の成長にとっても、正解だったと思う。
あの人は、未だに納得はしていないだろうけれど。
少なくとも、認めざるおえないだろう。

西住の奔流に押し流されたものの、
新しい西住流を築いた西住みほという存在を。
実に彼女らしい道。

「もう、一人ではない」

こことは違う。

「ううん。最初から一人じゃなかったよ。私には、ずっとお姉ちゃんがいたの」

「私?」

「お姉ちゃんがいたから、ここまで来れた。だから、やっぱり私の原点なんだと思うよ」

お母様が聞けば、卒倒しそうだ。

「そう……」

手のだるさが無くなってきた。
緩慢にみほの頬へ、握られていない方の手の平を滑らせた。

「嬉しい」

小さく微笑むくらいは、
してもいいだろう。



215 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 22:14:07.61 ID:UVpJTu5D0

「お姉ちゃん……笑ってる」

「ええ」

「そうだよね……試合終了後にも微笑んでくれたし」

「そうだった?」

「覚えてないないの?」

「忘れているみたい……」

「ひどーい」

みほの両手が、私の頬を挟んだ。

「にゃにする」

「こういう時くらいしか、甘えれないし」

「ふぉれはひがふ」

「何言ってるのか、ちょっと分かりません」

「みふぉ……」



216 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 22:23:41.92 ID:UVpJTu5D0

「ふふ、変な顔」

お前のせいだが。

「……お姉ちゃん、肌がもちもちしてしっとりしてる」

漸く、解放される。

「みほだって変わらない」

痛みはあったが、上半身を浮かせることに気が付いた。

「あ、まだ起き上がらない方が……」

みほに言われ、

「大丈夫」

彼女の腕に支えられながら起き上がる。

「こんな冷たい床に寝ていた方が、悪くする」

急に起き上がったためか、
暗幕が降りたように視界がさっと閉ざされる。

「ッ……」

平衡感覚が一瞬失われる。
どさりと妹の体に埋もれる。

「ほらッ……無茶するから」

心配そうに上から覗き込まれる。

「そうみたい……」



217 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 22:29:24.44 ID:UVpJTu5D0

自分の体が、今は戦車より重たく感じた。

「ふう……」

後頭部。
みほの心音。
やたら早い。
大丈夫だろうか。

「みほ……」

「な、なに」

「いや」

「変なお姉ちゃん」

「……」

私は自分の身を案じつつ、
ゆっくりとみほに向き直り、
彼女の両肩に手を置いた。
互いの息遣いが聞こえる距離。
熱っぽい吐息。

「みほ、風邪でも引いてる?」

「え?」

「やけに脈が早いから」

「違う、違うよッ。これは、その……あ、10式を見て、興奮しただけで」

みほは、隣の戦車を指さした。



218 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 22:35:11.50 ID:UVpJTu5D0

「ああ」

私も頷く。

「興味ある?」

「え、まあ、うん」

「……この戦車はみほと同じだ」

「私?」

「ああ……伝統の中に混じる新しい風」

「……」

「異端でありながら、やはり羨望を向けられる」

「誰が乗るの?」

「恐らく、私かエリカだろう」

「いいなあ……」

ぽつりと彼女が呟いた。
何に対して言っているのかは分からなかった。



219 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 22:43:04.43 ID:UVpJTu5D0

「みほなら、私より上手く使いこなせるだろう。個々の性能に合わせることに長けているお前なら」

「そういう意味じゃない……お姉ちゃんに最初に乗ってもらえるんだなって思って、この戦車が羨ましいなって」

「戦車が? お前も相当変わってるな」

「私ッ……お姉ちゃんの初めてが……欲しいなって」

「私の初めて? 何を言ってるの」

「わ、ご、ごめん。私、変なこと……」

「そんなことを言い出したらキリがない。なにせ、初めてオムツを変えたのはみほ、あ」

「わあ! え、ええんッ、もお!」

肩口を叩かれる。
痛い。

「それに……最初で唯一の妹よ」

微笑んで、彼女の頭を撫でてやる。
本当に、妹はホームシックにでも陥っていたのかもしれない。



220 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 22:48:46.03 ID:UVpJTu5D0

その後、漸く立って歩くことができた私は、
みほに言われるがまま、学園所属の医療機関に検査を受けに行った。
特に異常もなく、検査の結果が分かった後は、みほと分かれてすぐに寮へ帰った。

別れ際、何度も私を振り返るみほに、やれやれと思いながらも、
私自身、見えなくなるまでずっと彼女の背中を見つめていたのだった。




end



221 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 22:53:19.13 ID:UVpJTu5D0

これでおしまいです。
安価にお付き合いどうもです。
うまるや織莉子を知るいい機会になりました。
ありがとうございました。



222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/03(木) 23:13:35.96 ID:7sXqkJmEO

乙です。
亀レスで申し訳ない上に敢えて苦言を呈させて貰うが、百合を描くのに男を踏み台にするのはなんか違うな、と思った(クロアンネタの所ね)
あと、アンジュ達ももう少し頑張れよと



223 : ◆/BueNLs5lw 2015/12/03(木) 23:36:06.07 ID:UVpJTu5D0

>>222
申し訳ない
全機出撃展開で、アンジュが動いてくれるネタが思い浮かばず、
タスクを踏み台にしました




 
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