転載元 : http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1445258636/

1 :名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/19(月) 21:43:56.57 ID:YYAcCEUX0.net

絵里「ごめんなさいね、にこ。手伝ってもらっちゃって」

にこ「まあ、いいけど…なんでにこに頼んだわけ?希は?」

絵里「希は放課後用事があるって帰っちゃったわ」

にこ「ふーん…他の役員はいないの?」

絵里「あぁ…えっと、彼女たちあんまりマジメじゃなくて」

にこ「にこもマジメにやるとは限らないわよ」

絵里「ううん、にこなら大丈夫よ」

にこ「なんでよ」

絵里「頼りになるし、信じてるから」

にこ「…あっそ」

絵里「ふふっ」

にこ「…じゃ、さっさとやって帰りましょ」

絵里「ええ」

にこ「にしても、投書の対応ねぇ…毎日こんなことやってるの?」

絵里「いいえ、週に一回だけ」ガサガサ

にこ「…ん、意外と入ってるのね。あんまり書いてる人いないイメージだったけど」

絵里「まあ、イタズラ半分の投書も結構多いけどね…よし、それじゃあ始めましょ」



4 :名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/19(月) 21:46:27.74 ID:YYAcCEUX0.net

絵里「『購買のパンの種類を増やしてください』」


にこ「…普通ね」

絵里「ええ、普通ね。投書の常連さんね」

にこ「こういうのって生徒会で処理できるの?」

絵里「んー、生徒会ではどうにもならないのよね…契約してるパン屋さんと、購買のおばさんとの兼ね合い次第ってとこね」

にこ「ふーん」

絵里「…って、先月の生徒会便りに書いたんだけどね」

にこ「副会長のコラムくらいしか読まないのよねぇ」

絵里「ああ、面白いわよね。希の文章、私も楽しみなの」

にこ「読ませるわよね」

絵里「…私も頑張るから、希のコラム以外も読んでね?」

にこ「善処するわ」

絵里「お願いね」

にこ「じゃあ、次ね。読むわよ」

絵里「おっけー」



5 :名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/19(月) 21:50:33.73 ID:YYAcCEUX0.net

にこ「『こんにちは。私は昔から男の子に間違われることが多くて、悩んでいます。女の子っぽい服も着る勇気が出ないんです。

    生徒会長や副会長さんは美人だし、可愛いし。何かアドバイスをください』」


絵里「容姿の悩みかぁ…なかなか難しいわね」


にこ「『凛もワンピースとか着てみたいにゃ』」


絵里「凛じゃないの!」

にこ「最初は私って書いてたり、絵里と希の名前も隠して誤魔化してたのに…」

絵里「ご丁寧に語尾まで…匿名の意味がないわね。……さて、どうしようかしら。にこはどう思う?」

にこ「そうね…凛もなかなか言い出しづらくてここに書いたんだろうから、答えてあげるのが筋よね」

絵里「ええ…」



6 :名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/19(月) 21:52:16.52 ID:YYAcCEUX0.net

にこ「…まあ、にこは美人でもスタイルもよくないから、絵里が答えてあげなさいよ」

絵里「あら、何いじけてるのよ」

にこ「別に」

絵里「私は好きよ、にこの事」

にこ「にこも絵里のこと好きよ」

絵里「えっ…」

にこ「何赤くなってんのよ」

絵里「あ、赤くなってなんか…」

にこ「あんたは色白なんだからすぐわかるのよ?」

絵里「うぅ…」

にこ「…絵里のことも、希のことも。μ`sのみんなが大好きなのよ、私は」

絵里「そ、そういうことね」

にこ「あんたは違うの?」

絵里「い、いいいいえ、同じよ」

にこ「…あ、あのさ」

絵里「?」

にこ「今言ったことは秘密ね」

絵里「…はいはい」クスッ


にこ「さて、この話はこれくらいにして。凛の投書についての返答は?」

絵里「…そうね。…これでどう?」


にこ「…『男の子に間違えるお馬鹿さんが悪いのです。あなたは十分魅力的です。
   あなたのことを可愛いと言ってくれる人を、そして自分を信じて、一歩前に踏み出してみてはどうでしょう?』…ま、無難な落としどころね」


絵里「…今度、凛のお話、ゆっくり聞いてあげましょうね」

にこ「そうね」

絵里「さ、切り替えて次に行きましょうか」



8 :名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/19(月) 21:55:06.35 ID:YYAcCEUX0.net

にこ「…あ、というかちょっと聞きたいんだけど」

絵里「?」

にこ「…今の、投書箱に入れるべき内容なの?」

絵里「ああ…なんか、うちの生徒会の投書箱って、お悩み相談箱みたいなところもあってね」

にこ「そうなのぉ?」

絵里「ええ、昔からそうみたい」

にこ「ふーん…」

絵里「だから、何かアドバイスとかできそうだったら遠慮なく口出してくれていいからね」

にこ「まあ、にこでいいなら…」

絵里「にこがいいのよっ」

にこ「…ったく」



9 :名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/19(月) 21:57:35.35 ID:YYAcCEUX0.net

絵里「じゃあ、次。にこ、お願いね」



にこ「ん。……『生徒会長とスイーツパラダイスに行きたいです。お暇はありますか?』…直接誘いなさいよっ!」ベシッ


絵里「あはは…」

にこ「名前も書いてないし…何の意味が」

絵里「まあまあ………ね、ねえ、にこ」

にこ「何よ?」

絵里「…スイーツパラダイスって、どんな感じ?」

にこ「え?んーと…ケーキとか、プリンとか…まあ、簡単に言えばスイーツの食べ放題よ」

絵里「ハラショー…!まさにパラダイスね!」

にこ「行ったことないの?」

絵里「え、ええ…あんまり、友達付き合いとかなかったから…」

にこ「…今度原宿あたりでデートしましょうか」

絵里「で、デートっ!?」

にこ「何よ」

絵里「い、いや…」

にこ「…あんた、結構ムッツリね」

絵里「なっ…!」

にこ「ん~?自覚あり?」ニヤニヤ

絵里「ち、違うっ!もう!『ごめんなさい』。これでよし!次いくわよ!」



10 :名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/19(月) 22:02:58.25 ID:YYAcCEUX0.net

にこ「…なるほど。絵里とか希への個人的な質問も、匿名でできるってことね…」

絵里「何ブツブツ言ってるの?」

にこ「いえ、何でも。ほら、読んで」


絵里「なんで偉そうなのよ…えっと、『生徒会長って』…」


にこ「?」

絵里「…これはナシ。次行きましょう」

にこ「いや、ちょっと見せてみなさいよ」

絵里「途中まで。生徒会長って、までしか書いてなかったの!」

にこ「そんなわけないでしょっ!」バシッ

絵里「ちょっ!」


にこ「『生徒会長って、矢澤先輩と副会長、どっちが好きなんですか』ぁ?」


絵里「…」

にこ「…」



11 :名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/19(月) 22:06:33.88 ID:YYAcCEUX0.net

絵里「…えっと」

にこ「…どっちが好き?」

絵里「え?」

にこ「どっちが好きなの?」

絵里「に、にこ!?」

にこ「私もちょっと聞いてみたいわね。どうなのよ?」

絵里「え、え、あの…」

にこ「…ねえ」

絵里「に、にこ?目が怖いわよ…」

にこ「…」

絵里「う、うぅ…び、」

にこ「び?」


絵里「平等!『みんな平等に好きよ』。はい!これでいい!」


にこ「うわ、逃げた…」

絵里「逃げてない!」

にこ「ヘタレ」

絵里「うるさい!次!」



13 :名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/19(月) 22:10:54.71 ID:YYAcCEUX0.net

にこ「そこまでムキになられると怪しいわよ…えっと…

  『以前、友人が姉妹のフリをして私をからかっていたのですが、その偽りの姉妹のことがどうしても忘れられません』」



絵里「…続きは?」

にこ「以上よ」

絵里「終わり!?」

にこ「終わりよ」

絵里「自己完結してるわよね…」

にこ「まあね…」

絵里「…姉妹のフリかぁ」

にこ「何か思うことでもあるの?」

絵里「…にこって、私より年上よね」

にこ「一応ね」

絵里「…」

にこ「絵里?」

絵里「…にこお姉ちゃん」

にこ「…」

絵里「…ふふっ、なんちゃってね」

にこ「…」ソワソワ

絵里「…にこ?」



14 :名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/19(月) 22:14:41.44 ID:YYAcCEUX0.net

にこ「…ち、ちょっと、もっかい」

絵里「え?…にこお姉ちゃん」ピピッ

にこ「ありがとう」

絵里「ちょっと待って。今の電子音何よ」

にこ「なんでもない」

絵里「今録音したでしょ!」

にこ「してないしてない」

絵里「ちょっと貸しなさい!」

にこ「嫌よ!恨むなら自分を恨みなさい!」

絵里「ぐぅ…」


にこ「…それにしても、絵里が妹…うん、いいかも…しれないわね…」

絵里「あら、ほんと?じゃあ今度、妹としてお邪魔するわね」

にこ「えぇ…」

絵里「そんなに嫌そうな顔する!?本当にいいかもしれないって思ってるの!?」

にこ「思ってるけど…ちょっと引くわ…」

絵里「ごめん…」

にこ「…まあ、いいけどね。部屋は綺麗にしておくわ」

絵里「やった♪」

にこ「で、それはそれとして」



16 :名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/19(月) 22:18:45.52 ID:YYAcCEUX0.net

絵里「?」

にこ「いいこと思いついたわ」

絵里「なになに?」

にこ「真姫に同じことやってやるの」

絵里「同じことって…この投書の?」

にこ「そう。面白そうじゃない?」

絵里「…ふふっ、いいわね」

にこ「でしょ?やってやりましょ」

絵里「BiBiの妹だものね、真姫は」

にこ「もっと素直なら妹っぽくて可愛いのにねぇ、真姫も」

絵里「素直じゃないところも可愛いところよ」

にこ「…そうね」クスッ


絵里「…さて。『楽しそうでいいですね。今度私たちもやってみます』。返事はこれでいいでしょう」


にこ「そうね。適当な投書だし返事も適当でいいでしょ」

絵里「生徒会の態度じゃないわよね」

にこ「ほんとにね」



17 :名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/19(月) 22:20:09.96 ID:YYAcCEUX0.net

絵里「さて、次は…『中庭のベンチを増やせませんか』」

にこ「随分まともなのが来たわね」

絵里「こういうのが普通なんだけどね…」

にこ「っていうか、増やせるものなの?」

絵里「そうねぇ。まずは生徒会で会議して、先生に掛け合ってみるわ」

にこ「意外と生徒会って何もできないのね」

絵里「それはまあ…私たちもただの一生徒でしかないもの」

にこ「そっか」

絵里「そうよ」



18 :名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/19(月) 22:23:54.92 ID:YYAcCEUX0.net

にこ「…あ、これで最後ね。えっと…『μ`s主演のドラマが撮りたいです。ご検討お願いします。映画研究部』…」


にこ「だからなんで投書箱に入れるのよ…」

絵里「うーん…私と希がいるからかしら」

にこ「…でも、やってみたくはあるわね」

絵里「ええ。私も興味あるわ」

にこ「この前ことりが作ってきた職業コスでも参考にして、ことり刑事vs怪盗絵里とか面白いかしら」

絵里「わ、それやってみたい」

にこ「にこは…何の役かしら」

絵里「お花屋さんとかでいいんじゃない?」

にこ「適当かっ!」

絵里「あとほら、この前着た忍者とか似合ってたわよ。忍者」

にこ「刑事モノに忍者出てくるの…?」

絵里「ふふっ、冗談よ」

にこ「ったく…」


絵里「とりあえず、返事は…『本人たちも楽しそうだと言っています。前向きに検討します』…でいいわよね」

にこ「そうね。私たちにとってもいい経験になるし、μ`sのアピールにもなるものね」



19 :名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/19(月) 22:25:49.84 ID:YYAcCEUX0.net

にこ「ふー」

絵里「ありがとね、にこ」

にこ「大丈夫よ。大したことなかったしねー」

絵里「ふふっ、にこに頼んで正解だったかもね」

にこ「そう?それならやった甲斐があるわ」

絵里「ええ。それじゃあ、帰りましょうか」


絵里「ねえ、にこ」

にこ「何よー、改まって」

絵里「…私たちがもっと早く出会えていたら、にこも生徒会に入ってくれてたかしら」

にこ「…さあ、どうでしょうね。アイドル研究部の活動もあるし、やらなかったかもね」

絵里「そっかぁ…」

にこ「…じゃあ絵里、逆に聞くけど」

絵里「?」

にこ「もっと早く仲良くなれてたら、アイドル研究部に入ってくれた?」

絵里「…そうねぇ。穂乃果たちあってこその今の私な気がするし…応援はしても、自分は入らなかった…かも」

にこ「ま、そうよね」

絵里「ごめんなさい」

にこ「なんで謝るのよ」

絵里「なんとなく…」

にこ「別にあんたに罪はないでしょ。私もあんたも悪くないの」

絵里「…ありがとう」

にこ「どういたしまして」



20 :名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/19(月) 22:34:06.31 ID:YYAcCEUX0.net

絵里「…じゃあ、私こっちだから」

にこ「あ、そうね。それじゃあ、また明日ね」

絵里「ええ。今日はありがとうね」

にこ「いいえー」


「…にこ!」「…絵里!」

絵里「!」

にこ「…さ、先にいいわよ」

絵里「そ、そっちこそ」

にこ「…じゃあ」

絵里「…」

にこ「…もし人が足りなかったら、来週も手伝ってあげても、いいわよ」

絵里「…ふふっ、私も同じこと言おうとしてた。来週も一緒にやってちょうだい」

にこ「…望むところよ!それじゃ!」

絵里「うん!」









希(バイト帰りにたまたま見かけたから後つけてたけど)

希(…これは来週の放課後も、神田明神やなぁ)



24 :名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(笑)@\(^o^)/ (ワッチョイW 36e0-bO8q) 2015/10/19(月) 23:27:13.86 ID:PXyRxPS80.net

にこえりの認め合ってる感すごく好き



26 :名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ (ワッチョイW 5474-xYT4) 2015/10/19(月) 23:38:10.36 ID:p1R43Ve80.net

いいねぇ雰囲気が良い



48 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/20(火) 19:31:39.88 ID:XhTvnpJ30.net

絵里(…あ、もう1週間も経ったのね)

絵里「希、今日の投書の対応なんだけど…」

希「あ、ごめんな。うち、今日もちょっと用事があるんよ」

希(今日は人手足りてるって言われたし、行く必要もないんやけどね)

絵里「そうなの?うん、わかった。んー、誰かにお手伝いでも頼もうかしら。またにこに手伝ってもらおうかな~」

希(絵里ち、顔が緩んどるよ)

絵里「じゃあ、気を付けて帰ってね…きゃっ」ドンッ

にこ「ちょっと、前向いて歩き…あ、絵里」

絵里「にこ!」

にこ「はいはい、にこよ」

希「それじゃ、うちはお邪魔みたいだし…お先に~」

にこ「希、今日も用事?」

希「うん、ちょっとな」

にこ「そっか。…ま、生徒会の方は手伝ってあげるから、何も心配しなくていいわよ」

希「…ふふっ、ありがとね。それじゃまた明日ね、にこっち、絵里ち~」ヒラヒラ

希(…ごめんで東條!生徒会室までダッシュや!)ダッ

絵里「…あんなに急いで、そんなに急ぎの用事だったのかしら?」

にこ「悠長に話してたのにね」



49 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/20(火) 19:36:43.78 ID:XhTvnpJ30.net

絵里「さて、今週も頑張っていきましょう」

にこ「そうねー」

絵里「えっと…うわ」

にこ「結構入ってるわね」

絵里「…よし、ちゃっちゃと行きましょう。まず最初」



絵里「『生徒会長の今欲しいものはなんですか?』」


にこ「最初から飛ばしてくるわね」

絵里「えっと…『時間です。』」

にこ「社会人みたいなこと言うわね」

絵里「生徒会長って大変そうに見えるでしょ?」

にこ「まあ」

絵里「実際、結構大変なのよ」

にこ「だから!?」

絵里「さ、次行きましょ」

にこ「う、うん…」



50 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/20(火) 19:41:50.13 ID:XhTvnpJ30.net

絵里「『生徒会長が貰って嬉しいものは?』…」


にこ「あんた人気ね」

絵里「なんでしょうね…スクールアイドルを始めてから、こういうのがすごく増えたわ」

にこ「まあ、でしょうね…」

絵里「そう?」

にこ「見た目はもちろん、性格も美人だしね。生徒会長モードの時はキリッとしててカッコイイし」

絵里「あら、そんなに褒めても何も出ないわよ~」バシバシ

にこ「痛い!」

絵里「…もう、にこってば褒め上手ね」

にこ「いや…うん…まあ。それはともかく、貰って嬉しいものとかあるの?」

絵里「んー…気持ちがこもっていれば、なんでも嬉しいかしら」

にこ「…ふーん。絵里らしい答えね」



51 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/20(火) 19:50:21.87 ID:XhTvnpJ30.net

絵里「あ、でもチョコレートは特にうれしいかも」

にこ「あんたチョコ好きなんだっけ?」

絵里「ええ。美味しいじゃない?」

にこ「まあね」

絵里「…にこはミルクチョコレートって感じよね」

にこ「何それ?」

絵里「ただのイメージよ」

にこ「じゃあ…絵里はビターかしら」

絵里「あら、なんで?」

にこ「ただのイメージよ」

絵里「そっか」

にこ「ええ」


絵里「…あ、回答。ええと…『あなたのその気持ちが一番うれしいです』」


にこ「またファンが増えるわね」

絵里「そうなの?」

にこ「まあ、たぶん。あ、次読むわね」

絵里「うん、お願い」



53 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/20(火) 19:54:39.86 ID:XhTvnpJ30.net

にこ「『こんにちは。私はお米が大好きです。秋といえば食欲の秋。そして新米の秋。
    今年もとっても美味しいお米を食べられることに感謝しています。
    ですが、あまりにも美味しくて、少し体重が増えてしまいました。
    私はスクールアイドルなので、気を付けなければならないとは思うのですが…絵里ちゃん、希ちゃん、どうしたらいいですか?』」


絵里「…花陽ね」

にこ「…そうね」

絵里「μ`sのメンバーは隠し事が下手なのかしら」

にこ「かもね」

絵里「匿名が何たるかってこと、少し講義してあげないといけないわね」

にこ「そうね。アイドルとしても大事なことだわ」

絵里「…それしても、そっか。新米の季節かぁ」

にこ「10月だしね。…まあ、美味しいけれど。お米」

絵里「ついつい食べ過ぎちゃう気持ちもわかるけどね…練習メニュー、少し増やしましょうか」

にこ「まあ、それでもいいけど…花陽の食事制限が第一じゃない?」

絵里「まあね…」

にこ「返事、私書いていい?」

絵里「あ、書く?いいわよ」



54 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/20(火) 20:01:58.22 ID:XhTvnpJ30.net

にこ「…『自分の身体を管理できないなんてアイドルとしての自覚が足りません。
    食事制限と適度な運動を頑張ってください。一人で出来なければ、誰かを頼るのも手です。矢澤先輩などに頼んでみてはどうでしょう?』」


絵里「あらあら」

にこ「ふん」

絵里「花陽たちは幸せね」

にこ「本当ね。私たちみたいな先輩なかなかいないわよ」

絵里「その中には私も含まれてる?」

にこ「勿論。自信持って言えるわ」

絵里「ありがとう」

にこ「いーえ」

絵里「…よし、じゃあ次行きましょう」


にこ「…『矢澤さんと綾瀬さんって付き合ってるの?』」


絵里「…」

にこ「まったく…いったいなんなのかしら」

絵里「……」

にこ「絵里?」

絵里「に…」



55 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/20(火) 20:21:00.78 ID:XhTvnpJ30.net

絵里「にこは…」

にこ「え?何?」

絵里「…付き合ってると思う…?」

にこ「は、はぁ!?」

絵里「どうなの…?」

にこ「か、顔真っ赤にして何言ってんのよ」

絵里「そういうあなたも赤いわよ!真姫の髪の色より赤いトマトより赤いわよ!」

にこ「意味わかんないわよ!」

絵里「ね、ねえ!どうなのよ!?思う!?」

にこ「うぇえ!?お、思わないわよ!思うわけないでしょ!」

絵里「…そっか」

にこ「そ、そうだけど…」

絵里「…」

にこ「…」


絵里「『付き合ってません。』……次行きましょ」


にこ「え、絵里?怒ってる?」

絵里「なんで怒る必要があるのよ」

にこ「いや…ないけど…」

絵里「じゃあ怒ってないわよ」ツーン

にこ「…私、時々絵里がわからないわ…」

絵里「…なんかバッサリ否定されるとちょっと嫌じゃない」



57 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/20(火) 21:12:59.70 ID:XhTvnpJ30.net

にこ「…じゃあどうすればよかったのよ」

絵里「自分で考えて」

にこ「…」

絵里「…」

にこ「…え、絵里」

絵里「はい」

にこ「私たちは付き合ってはいないけど、まあ、付き合ってもいいくらいには…絵里のことは好きよ…」

絵里「……」

にこ「……」

絵里「ありがとう…」

にこ「…できれば忘れてくれると嬉しいんだけど」

絵里「…えへへ」

にこ「…」ポリポリ

絵里「…」ニヤニヤ

にこ「え…っとぉ…」



希(アカンわ)


希(ずっと生徒会室のロッカーで聞いてたけどこれなんやねん)


希(こんなんビターでもミルクでもなくて激甘のホワイトチョコレートやん)


希(…仕方ない。助け舟を出してあげよう)ポチポチ



58 :名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ (ワッチョイW 05e1-xYT4) 2015/10/20(火) 21:18:40.33 ID:T1ygB/Qf0.net

希ちゃんロッカーの中にいたんかw



61 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/20(火) 21:56:04.59 ID:XhTvnpJ30.net

希(何でずっと黙ってんねん!!!)


希(顔赤くしてチラチラするだけで10分!!!これがカップル空間か!!!!!)


希(はよ来て…)


コンコン ガチャ


真姫「失礼します」


にこ「…真姫!」

絵里「…あ、あら、真姫どうしたの?生徒会にご用?」

真姫「いや、希から忘れ物を取ってきてほしい、ってメールが来て…」

絵里「あ、ああ、なるほどね…」

真姫「それは置いておいて、なんでにこちゃんが生徒会室に?」

にこ「あ、ああ、投書箱あるでしょ?その投書を捌くのに手伝いに来たの」

絵里「そう、そうなのよ…」

真姫「ふぅん…あ、あった。これね…それじゃ、お邪魔したわね」

にこ「…あ、真姫」

真姫「?」

にこ「お姉ちゃん欲しいとか思ったことない?」

真姫「…別に無いわよ」

にこ「そ、そう」

真姫「それだけ?じゃあ、また明日ね」

絵里「え、ええ、お疲れ。また明日」

にこ「ばいば~い」


パタン



62 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/20(火) 21:58:02.96 ID:XhTvnpJ30.net

にこ「…つ、続きやりましょうか」

絵里「…そ、そうね!このままじゃ終わらないしね!」


希(っしゃあああああ真姫ちゃんありがとう!!!やっぱり真姫ちゃんやな!)


希(『どこにいるの?』…あー、どうしよ。出てくわけにもいかんし…『うちの机に置いといて』と…)


希(…お、再開した!)



絵里「ええと…『部費を上げてもらうことってできますか?』」

にこ「ん、今日初めてのまともな意見ね」

絵里「そういえばそうね…んーと、どの部活の子かしら」

にこ「実績によって、だもんね」

絵里「ええ。あ、ちなみにうちのアイドル研究部、部費アップが決定してるわよ」

にこ「ほんとに!?」

絵里「ええ。まあ、廃校阻止したり、活動自体がオトノキの宣伝になったり…色々してるからね」

にこ「ふーん。やっぱり、強い組織に身内がいるといいわねぇ」

絵里「いや、私たちが予算決めるわけじゃないんだけどね…す、少し。すこ~しだけ、理事長にお願いしてみたけど」

にこ「さっすが絵里!」

絵里「ありがと。でも秘密よ?」

にこ「もちろん!」


絵里「もう、現金ね…えっと、『出来る限りのことはしてみます。予算は部活の実績によって上下しますので、部活名を記入してもう一度相談して下さい。』…と」



63 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/20(火) 22:53:31.32 ID:XhTvnpJ30.net

にこ「ん?…あ、これことりだわ」

絵里「え?」

にこ「ここ見て」

絵里「え?…『この登場人物の気持ちを答えなさい』。使いまわしの紙だから、問題が書いてあるのは別に…あっ」

『A 絵里ちゃん、希ちゃん、お願いねっ♡』


絵里「気づかなかったわ…」

にこ「裏面の解答欄とか、普通気づかないわよ…」

絵里「実はことりって、μ`sの中で一番曲者だったりしない?」

にこ「普通にあり得ると思うわ…」

絵里「ね…えっと、次お願い」


にこ「はいはい。…『行事にて、部活が使う場所決めについてですが、伝統にしてもくじ引きっておかしくないですか?
          オープンキャンパスの時みたいに、茶道部に講堂使わせて意味あるんですか?変えてもいいんじゃないでしょうか?』」


絵里「…」

にこ「ごもっともね」



64 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/20(火) 23:26:45.75 ID:XhTvnpJ30.net

絵里「こういうのなら生徒会で変えられることだし…明日あたり生徒会で会議かしら」

にこ「まあ、次の行事までには決めておきたいわね」


絵里「ええ。『前向きに検討します』…と」


にこ「私たちがまた雨の日の屋上なんてことになったら困るからね」

絵里「そうね…もう勘弁してほしいところよね」

にこ「これはちゃんと解決すべきね。そこはよろしく」

絵里「了解っ。さ、ドンドン行きましょ!」



にこ「『講堂の使用許可をください』」


絵里「あら、同じ意見ね」


にこ「…『高坂穂乃果』」


絵里「穂乃果ァーッ!!」

にこ「ここに来てフルネームとは…さすが穂乃果というか」

絵里「…この子が言うと、重みが違うわね」

にこ「色んな意味でね…」



67 :名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 366f-E2IZ) 2015/10/21(水) 00:21:19.54 ID:ZeS7zTJZ0.net

アイドル研究部は部員が一気に9倍になったんだから予算かなり増えてもよさそうだよな



68 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbc3-dGRu) 2015/10/21(水) 02:30:58.84 ID:BNubK0n00.net

今まで5人分くらいの部費をにこが使ってたとも考えられるけどな



71 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/21(水) 21:28:35.54 ID:I/x9qdN80.net

絵里「…え、ええと…『ちょっと待っててー』…」


にこ「…」

絵里「…」

にこ「やる気なくした?」

絵里「いや、そういうわけでは…」

にこ「まあ、どう答えたらいいかわからないけど…これはないわ」

絵里「そ、そうよね」


にこ「普通に『生徒会室に直接来てください』でいいでしょ」


にこ「そもそもいつ使うか書いてないんだから…普段の講堂の使用許可は生徒会に提出するんでしょ」

絵里「…そうでした♪」



72 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/21(水) 21:40:39.64 ID:I/x9qdN80.net

にこ「まったく。…あれ?近いうちに講堂使う予定あったっけ?」

絵里「さあ…何も無かったと思うけど」

にこ「何か計画してるのかしら」

絵里「まあ、何があったとしても、私たちは穂乃果についていくだけよ」

にこ「…ふふ、そうね。でも、行き過ぎたらちゃんと止めなさいよ?」

絵里「任せて。…って言っても、海未の役目のような気もするけど」

にこ「海未はあれで周りが見えなくなることもあるから…御守り役の御守り役よ」

絵里「なるほどね。…ふふ、みんなのこと、しっかり見てるわね」

にこ「当たり前でしょ」

絵里「私のことも見ててね?」

にこ「もちろん」

絵里「ありがとっ」

にこ「いいえ。ほら、次行きましょう」


絵里「よしっ。…って」

にこ「?」

絵里「今ので終わりだったみたい」

にこ「あら、もう終わってたのね。お疲れさまー」

絵里「ええ、お疲れさま。ありがとうね」

にこ「いいのよ。…なんだかんだ、楽しんでる自分もいるし」

絵里「ふふっ、私も楽しかった。…また来週も、一緒にね」

にこ「ええ」



73 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/21(水) 22:33:22.68 ID:I/x9qdN80.net

にこ「…ところで、絵里」

絵里「?」

にこ「来週の週末、暇?」

絵里「ええ、暇だけど」

にこ「…なら、デートしましょう」

絵里「えぇっ!?」

にこ「そんなに驚かなくても…前に約束したじゃない」

絵里「あ、あれは約束っていうか…」

にこ「何、行きたくないの?」

絵里「行きたいっ!」

にこ「どっちよ…」

絵里「行きたい!ぜひ行きたいわ!」

にこ「じゃ、決まりね。…行くからには、完璧なデートを提供するわ。覚悟しなさい!」




…………………………………





希「ロッカー狭いわ」バン


希「…いやー、しかしあの二人、いい感じやなぁ」


希「いやいやいい感じってレベルやないわ!んもー!」


希「…よし」



74 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/21(水) 23:03:40.47 ID:I/x9qdN80.net

絵里「さ、今日もはりきってくわよ!」

希「いや、もう放課後やけど」

絵里「あっ、そ、そうね!」

希「どーせ放課後、投書の対応をにこっちとやるのが楽しみ~とか言うんやろ」

絵里「えっ!?」

希「図星付かれました、って顔しとるよ…」

にこ「はーい、来たわよ…あら、希」

希「はぁいにこっち。うちは今日特に何も用事はないけどさっさと帰りたい気分やから帰るな」

にこ「え?」

希「そんじゃ、またっ!」

絵里「い、行っちゃった…」

にこ「…ま、まあ、今日も頑張りましょうか」





絵里「…」

にこ「…」

絵里「なによこれ!?」

にこ「ぜ、全部学校とは関係ない内容ね」

絵里「こんなに数あるのに…」

にこ「…ま、まあ、投書は投書だし」

絵里「…」

にこ「答えてあげるのが筋で…」

絵里「…ずいぶん肩を持つのね」

にこ「えっ!?」

絵里「…ま、いいわ。にこがそこまで言うなら答えてあげるわ」



75 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/21(水) 23:04:24.81 ID:I/x9qdN80.net

にこ「『誕生日は10/21でしたよね?』」

絵里「そうよ!」


にこ「『今週末はどこに行く予定ですか?』」

絵里「えっと…どこにデートに連れてってくれるの?」

にこ「原宿を予定してるけど」

絵里「原宿です!」


にこ「『チョコレートはどの味が好きですか?』」

絵里「ミルク!」


にこ「『苦手な食べ物は?』」

絵里「梅干しと海苔!」


にこ「『趣味は?』」

絵里「キルティングとアクセ作り!」


にこ「『好きな人は?』」

絵里「μ`sのみんな!」


希「本当に?」

絵里「…ほ、本当よっ!」


にこ「『好きな色は?』」

絵里「水色とピンク!」


にこ「『今の悩みは?』」

絵里「投書の内容かしら」



…………………………………



76 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-cYps) 2015/10/21(水) 23:16:21.42 ID:I/x9qdN80.net

絵里「終わった…」

にこ「お疲れさま。じゃ、私帰るわね」

絵里「えっ!?も、もう帰るの?」

にこ「ええ。ちょっとやることもできたし」

絵里「そ、そう…やることって?」

にこ「まあ、色々」

絵里「…そっか、わかったわ。それじゃ」フリフリ

にこ「ええ。それじゃまた」


パタン


絵里「…あんまり、お話できなかったわね」


絵里「…私も帰りましょ」


バタン




バーン


希「いやー、これでにこっちも文字通り、完璧なデートができるな!」

希「筆跡でバレへんか心配だったけど、まあ…この時間の絵里ちとにこっちにはわかるわけないよね。お互いのことしか見えてないんやから」


希「…しかし、いくつかうちの入れてない質問もあったなぁ。筆跡も前から同じだし。誰か熱狂的なファンでもいるんかな?」

希「ま、ファンクラブもあるくらいやし、居てもおかしくないか。…ま、会員番号1番はうちなんやけど♪」


希「…一人暮らしだと、本当に独り言増えて嫌やね……帰ろ」



89 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/27(火) 20:20:33.46 ID:Z36kp7hG0.net

~週末~

にこ「お待たせ、絵里」

絵里「…にこ!…ふふっ、とっても可愛いわ」

にこ「だってデートだし…絵里も、その服似合ってるわ。…待たせて悪かったわね」

絵里「ううん、私も今来たところ」


希(嘘つけこら)


~ここから回想~

9:40

希(なんだかんだ週末やなぁ。にこっちと絵里ちのデートの日)

希「約束の時間聞いておくの忘れちゃったな…うちとしたことが」

希「いやー、いい天気や…デート日和やね…ん?」

希「絵里ちや。方向的には駅かな?まだ10時前やけど…そんなに早かったんかぁ。うん、早起きは三文の徳やね」


10:00

希(にこっちはまだ来てないんやな)

希(ま、絵里ちのことやし。早く来るのは当たり前か)


10:30

希(まだ来ないんかな?)


11:00

希(…お腹空いたな…)

希(でも、何か食べて戻ってきたらいない、とか嫌やし…)


11:30

希(…まさか)


12:00

希()


~ここまで回想~



91 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/27(火) 20:29:23.26 ID:Z36kp7hG0.net

にこ「さ、デート開始ね。…ん」

絵里「…この手は?」

にこ「えっ…で、デートなんだから、手くらい繋いでもいいんじゃないかなって…」

絵里「そういうものなの?」

にこ「…たぶん」

絵里「たぶんって…」

にこ「し、仕方ないじゃない!デートなんてしたことないんだからっ!」

絵里「…ふふっ」

にこ「笑わないでっ!」




絵里「にこの手、小さいわね」

にこ「悪かったわね」

絵里「ううん、可愛くていいと思うわ」

にこ「それはどうも」

絵里「ねえ、私の手はどう?」

にこ「どうって…」

絵里「何かしら感想はないの?」

にこ「…絵里っぽい」

絵里「私っぽい?」

にこ「ちょっと冷たいんだけど、でもやっぱり暖かいような…そんな感じ」

絵里「あら、にこってばポエマーね」

にこ「うるさいわね」

絵里「作詞でもしてみたら?」

にこ「海未のクオリティには敵いそうにないし遠慮するわ」

絵里「にこの作った歌詞で歌ってみたいなぁ~」

にこ「…で、デート終わるまでに思いついたらね」


希(散々待たされた挙句、このイチャイチャっぷりを見続けるんか…)

希(仕方ない。うちも行くよ!)



92 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/27(火) 20:46:56.87 ID:Z36kp7hG0.net

絵里「最初は?」

にこ「お昼ご飯…ご飯って言うと何か違う気がするんだけど」

絵里「…それって、もしかして…」

にこ「ええ」


イラッシャイマセー


絵里「ここがスイーツパラダイス…!」

にこ「予約してた矢澤です。はい、2人の」


チョウドイタダキマス ソレデハコチラニドウゾー セイゲンジカンハ―――


絵里「…」ソワソワ

にこ「…取ってきていいのよ」

絵里「えっ!も、もういいの?」

にこ「…本当に知らないのね」クスクス

絵里「わ、笑わないでよ…」

にこ「バイキング形式ってどうするかわかる?」

絵里「馬鹿にしてるでしょっ!」

にこ「べっつに~」

絵里「も、もう…!にこの分まで持ってきてあげるから!待ってなさい!」

にこ「大丈夫?」

絵里「大丈夫よっ!!」



希(「○名様ご案内」みたいなの、1人の時は言わないんやね)

希(気使ってくれてるんやなぁ…いい対応やねぇ)

希「…よしっ!うちも久しぶりにケーキいっぱい食ーべよっ!」



93 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/27(火) 22:36:46.86 ID:Z36kp7hG0.net

希(…)

絵里「…ど、どうしよう…!」

希(めっちゃ目を輝かせながら笑顔でオロオロするという絵里ちと)


にこ「…絵里~…」

希(まるでお母さんみたいに心配して待ってるにこっち)


希(身内のデートって…面白!)



希(…んー、しかし絵里ちのこの状態だと、いつまでも決まらなそうやね)

希(ここはいっちょお手本を…)ヒョイヒョイヒョイ


絵里「ハラショー…!」


希(せやろ?)ドヤ


絵里「なるほど、ああいう感じで取ればいいのね…!」


希(…んー、やっぱ誰か連れてくればよかったなぁ。一人で持っていける量は限界あるわぁ)



94 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/27(火) 22:37:32.10 ID:Z36kp7hG0.net

絵里「お待たせ~」

にこ「絵里!大丈夫だった!?」

絵里「もちろんよ!はい、これにこの分」

にこ「わーっ、ありが…」

絵里「さ、食べましょ!…にこ?」

にこ「…待って。これパスタよね?」

絵里「ええ」

にこ「これはケーキよね?」

絵里「ええ!」

にこ「ぬぁんで一緒に乗せちゃったの!?」ガタッ

絵里「え?だって…あ、ケーキが倒れて…」

にこ「ひいぃぃぃぃ!パスタにクリームが混ざってるぅぅぅぅ!」

絵里「お皿は一人一皿じゃないの…?」

にこ「そんなルールはないわよっ!」



にこ「意外と合うわ」

絵里「よかったぁ…」

にこ「…まあ、結果オーライってことで許してあげる」

絵里「…うん」

にこ「絵里」

絵里「?」

にこ「…わからないことがあったらちゃんと聞きなさい。絵里のキャラ的にも、聞きづらいのはわかるけど…もう少し頼ってよね」

絵里「にこ…」

にこ「…はい、この話はおしまい!制限時間だってあるんだから、ほら、次取りに行くわよ!」

絵里「ええ!」


希(…)

希(寂しくなんてないよ)



95 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/27(火) 22:53:05.93 ID:Z36kp7hG0.net

にこ「…絵里」

絵里「ん?」mgmg

にこ「…よく食べるわね」

絵里「え?にこ、もう食べられないの…?」

にこ「もうって…よっぽど食べたわよね」

絵里「ええ…でも、せっかく来たのに勿体ないじゃない?それに美味しいし!」キラキラ

にこ「…そ」クス

絵里「…あ、にこ…今失礼なこと考えたでしょ」

にこ「いーえ。絵里が幸せそうでよかった、って思ってたのよ」

絵里「!」

にこ「気が済むまで食べてなさいよ。にこは、絵里の笑顔のせいでお腹いっぱいだから」


希(聞いてるこっちが恥ずかしいわ)


prrrrr

絵里「あら?にこ、電話鳴ってるわよ」

にこ「…穂乃果だわ」ピッ

にこ「もしもし?…あー、もう、わかってるわよ…今日返しに行くから…え?あ、そっか…じゃあ、明日。明日持ってくから。うん、はい」

絵里「なんだったの?」

にこ「ちょっとね。大した用事じゃないわ」


希(…)



96 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/27(火) 23:05:35.48 ID:Z36kp7hG0.net

のぞみん<穂乃果ちゃん にこっちに何か貸してる?

穂乃果<なんでわかったの!?希ちゃん、さすがだね!スピリチュアル(^O^)つ□

のぞみん<その四角なに?

穂乃果<カードだよっ!

のぞみん<かわええなぁ

穂乃果<あ、それでねっ!にこちゃんに漫画貸したんだ!

のぞみん<漫画?

穂乃果<うん!恋愛漫画なんだけど…もしかして、にこちゃん恋しちゃったのかな!?Σ(゚□゚)

のぞみん<ん~…当たらずとも遠からずって感じやねえ

のぞみん<とりあえず、ありがとなー


希(…なるほど。にこっちは漫画を参考にしたからあんな台詞が吐けるんや…)



絵里「はぁ~…美味しかったぁ…」

にこ「よかったわね」

絵里「ええ!」

にこ「あんたが幸せならそれでいいわ…さて、お腹もいっぱいになったところで…お買い物、行きましょうか」



97 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/27(火) 23:17:44.78 ID:Z36kp7hG0.net

にこ「着いたわ!」

絵里「わぁ…すごい行列が出来てる」

にこ「人気のアイドルとのコラボショップやっててね」

絵里「へぇ~…」

にこ「今日が最終日なのよ」

絵里「詳しいのね」

にこ「まあね」

絵里「行きたいんでしょ」

にこ「…バレた?」

絵里「隠す気あったの?」

にこ「…まあ、少しは」

絵里「私、にこのことなら結構わかってるつもりよ?」

にこ「あら、そう?」

絵里「ええ。それじゃ、並びましょうか」

にこ「あ、その必要はないわよ」

絵里「?」

にこ「整理券、取ってあるから」

絵里「…さすがにこね。ちゃっかりしてるわ」

にこ「しっかりしてると言ってほしいものね」


希(整理券持ってねえ)



98 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/27(火) 23:18:19.20 ID:Z36kp7hG0.net

「あ、あれ…?希ちゃん…?」

希「えっ!?」

「ぴゃっ…」

希「…は、花陽ちゃん!」



希「花陽ちゃん、ありがとな」

花陽「ううんっ、花陽も、余った整理券どうしよう~、って迷ってたところだったんだ~」

希「誰と行くつもりだったん?」

花陽「にこちゃんなんだけど…今日は用事がある、って言ってたから」

希「んー、そっかー。花陽ちゃん、あれ見てみ」

花陽「え?」



にこ「えっ、ウソ…!このTシャツ、再販してる…!これと、これと…」

絵里「ふふっ」

にこ「…あっ」

絵里「楽しそうね、にこ」

にこ「…ごめん。私ばっかり」

絵里「いいえ、いいのよ」

にこ「でも」

絵里「にこの幸せそうな顔が見れて、私も幸せだから。気が済むまでお買い物してていいわよっ。私も、自分なりにアイドルのこと、勉強してるから」

にこ「…じゃあ」

絵里「?」

にこ「一緒に。一緒に見ましょ。一人より、二人の方がいいに決まってるわ」

絵里「…ありがとっ」



99 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/27(火) 23:33:35.17 ID:Z36kp7hG0.net

花陽「あ、あわわわわわ…」

希「な?」

花陽「ま、まるで恋人同士みたい…!」

希「せやろー?」

花陽「…こ、これは…」

希「…花陽ちゃん?」

花陽「秘められた恋……禁断の…果実…」

希「花陽ちゃーん?」

花陽「…の、希ちゃん…」

希「はい?」

花陽「花陽は用事を思い出しました」

希「はあ」

花陽「これ、買い物のメモなんだけど。お金渡すので、買っておいてください」

希「はい」

花陽「お先に失礼しますっ!」

希「お気をつけて」


希(行っちゃった…ま、でもなんとか入れたし。うちもラッキーやね)



100 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/27(火) 23:34:16.63 ID:Z36kp7hG0.net

にこ「ふぅ…語ったわ…」

絵里「あはは…にこ、すごく熱くなってたものね…」

にこ「…じ、じゃあ絵里」

絵里「?」

にこ「…次行きましょうか」

絵里「あら、上の階見ていくんじゃないの?」

にこ「…え、絵里ちゃんと喋りながら買い物してたら、お財布が軽くなってたニコ♡」

絵里「あー…なるほど」

にこ「…ごめんっ!」

絵里「ま、まあまあ…いいわよ、大丈夫」

にこ「ありがとう…それじゃ」

絵里「あ、でも待って。やっぱり見るだけ見ていきましょう」

にこ「あ、うん。いいわよ」

絵里「今日買えなくても、来週また一緒に来ればいいじゃないっ」

にこ「絵里…もう、恥ずかしいこと言うわね」

絵里「にこも大概よ」

にこ「…ふふっ」

絵里「ふふっ」

希「うふふっ」


希(なにわろてんねん)



101 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/27(火) 23:38:55.58 ID:Z36kp7hG0.net

にこ「…え、絵里、これはちょっと…」

絵里「何よ、可愛いわよ?」

にこ「に、にこが可愛いのは当たり前だけどっ!…こ、この服はにこのプロポーションには着いてこれないかな~~~って…」

絵里「…ふふ、そうね。にこの「可愛い」体系じゃ、この服はちょっと酷ね」ムニッ

にこ「ひゃあ!」

絵里「あら、見た目よりは柔らかいわね」

にこ「え、絵里ぃ!何すんのよ!」

絵里「えー。希はよくて私はダメなの?」ムニムニ

にこ「絵里ーっ!!」

絵里「…うん、これはわしわししたくなる気持ちもわかるわ…」ムニムニムニ

にこ「ふんッ」

絵里「すっぽ抜けた!」

にこ「私だって対策くらい練ってあるのよ…」

絵里「ふーむ。さすがにこね」

にこ「…あ、あんた、突然このニコニーの胸を揉むとはいい度胸ね…」

絵里「ふふ、ごめんなさい」

にこ「…希が言ってたわ」

絵里「あら、なんて?」

にこ「…触るということは、」

希「触られる覚悟がある、いうことやんな」

にこ「…ほら、幻聴まで聞こえてくるわ…」

絵里「…にこ?ち、ちょ~っと顔が怖いかな~」

にこ「私のこの手が真っ赤に燃える、絵里を揉みしだけと轟き叫ぶっ!」ムニッ

絵里「ひゃっ…」

にこ「にこにー、フィンガーッ!!」

絵里「いやあああぁぁぁっ!!」



102 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/27(火) 23:39:58.41 ID:Z36kp7hG0.net

絵里「うっ…うっ…」

にこ「…わ、悪かったわよ…」

絵里「…」グスン

にこ「…え、絵里!ご、ごめん、そんなに泣くとは思わな…」

絵里「なんちゃって。びっくりした?」

にこ「…」ジト

絵里「あ、そんな目で見ないで」

にこ「…」

絵里「にこ、予想外の出来事に弱いわよね」

にこ「るさいわね。あんたの演技力にちょっとばかり騙されてあげただけよ」

絵里「はいはい」

にこ「…で、満足した?」

絵里「ええ。だいたい見終わったし」

にこ「じゃあ、次のお店行きましょ」

絵里「おっけーよ♪」





絵里「ここは?」

にこ「アウトレット店」

絵里「なるほど。ここなら寒くなったにこのお財布でも大丈夫、ってことね」

にこ「…」

絵里「ごめんってば」

にこ「元はと言えば私が悪いんだから…何も言い返せないだけよ」



103 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/27(火) 23:47:37.07 ID:Z36kp7hG0.net

絵里「ねえ、にこ!」

にこ「?」

絵里「これ、着てみて」

にこ「何これ?」

絵里「これね、ロシアの民族衣装にそっくりなの。サラファンっていうんだけど」

にこ「へー…」

絵里「ね、ちょっと着てみてよ」

にこ「えー…なんでよ」

絵里「いいじゃない、ねえ、お願い」

にこ「…仕方ないわねー」



絵里「…」

にこ「…ほら、着てやったのよ?感想とかないわけ?」

絵里「ハラショー!!素敵よにこ!」

にこ「うわっ」

絵里「にこ、結婚しましょう」

にこ「ば、バカ言ってんじゃないわよ!脱ぐわよ!」

絵里「待って」

にこ「…何よ」

絵里「買うわ」

にこ「は?」

絵里「それ、にこに買ってあげる」

にこ「えっ」

絵里「すみません、店員さーん」

にこ「ちょっ、待ちなさ…ひゃっ」

絵里「え?きゃっ…」


ドサッ



104 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/27(火) 23:48:11.00 ID:Z36kp7hG0.net

にこ「っつぅ…」

絵里「…いたた」

にこ「!」

絵里「!」



絵里「ぁ、ぅ…」

にこ「…っ」ゴクリ


希(少年漫画のエロ枠みたいなことになっとる…!)



にこ「…え、絵里」

絵里「な、何よ…」

にこ「わ、私…あんたの誕生日プレゼントとして、服を買ってあげようと思って、ここに来たの…」

絵里「…そ、そうなの?…あ、そ、そっか…今日、私…」

にこ「…誕生日おめでとう、絵里」

絵里「…ありがとう」

にこ「だから、この服は買ってもらえない…」

絵里「…じゃあ」

にこ「うん」

絵里「にこの今着てるそれを、私に買って…」

にこ「…でも、それじゃあ」

絵里「私が幸せならそれでいい、って…言ってくれたじゃない」

にこ「…」

絵里「だから、その服を、買って…」

にこ「…うん」



105 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/27(火) 23:49:08.12 ID:Z36kp7hG0.net

希「…あ、あー、こほん。お二人さん」

にこ「…」

絵里「…」

「「希!?」」

希「や、偶然やね」

絵里「どうしたのよ、こんなところで…」

希「いや、こっちの台詞やけど」

にこ「どういうことよ?」


ざわ…ざわ…

キマシ…              tower…

    やだ、禁断の恋ってやつ…?

  あら^~… 
               破廉恥ですね…



希「…いつまでその体制のままなんかなー、って思って」



106 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/27(火) 23:59:18.86 ID:Z36kp7hG0.net

絵里「もうっ!見てたならもっと早く止めてよ!」

希「いやー、だっていい雰囲気やったし」

にこ「はぁ…もうあのお店行けないわ…」

希「まあまあ」

にこ「…デートプランもめちゃくちゃだし」

絵里「あら、でも楽しかったわよ」

にこ「にこは「完璧なデートを提供する」って言ったのよ?」

絵里「私が楽しめんだから、完璧でいいんじゃない?」

希「そーそー。そもそも、このデートプランの構成にはうちの協力もあってこそやし…」

にこ「え?希、何かしたっけ?」

希「え?…あっ」

絵里「…」

希「え、えーっとな…」

絵里「希。…もしかして、あの大量の私への投書は…」

希「え?なんのこと?うちは生徒会室で2人がいちゃついてたことなんてぜーんぜん知らんよ」

にこ「…の、希ぃっ!」

希「それじゃ、お邪魔虫はこの辺で退散するわ!また学校でな~!」


にこ「ま、待ちなさぁいっ!」

絵里「…はぁ、希には全部お見通しってわけね」

にこ「お見通しというか、なんというか…」

絵里「…これから、どうする?」

にこ「…みんなにお土産でも買って帰りましょうか」

絵里「…そうね」



107 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/28(水) 00:05:20.32 ID:VsIc5zut0.net

絵里「これは…ドーナツ?」

にこ「マラサダ。まあ、平たく言えばあんドーナツね」

絵里「ハラショー…」


絵里「…ね、ねえ、にこ」

にこ「あのチョコが気になるのね」

絵里「え、ええ…でも、買うのにすごく並んでるわ」

にこ「…しょうがないわねぇ~」ゴソゴソ

絵里「え?」

にこ「はい」

絵里「えっ、えっ…こ、これ、どうして」

にこ「改めて誕生日プレゼント。絵里との待ち合わせの前に買っておいたの」

絵里「にこぉ…!」

にこ「よかったわー、絵里の食べたいやつで。好きじゃないの買ってたらどうしようかと思ったわ」

絵里「に、にこのくれるものならなんでも嬉しいっ」

にこ「じゃあ明日の昼食は私のお弁当ね」

絵里「いいの!?」

にこ「海苔の佃煮と、梅干しが乗ったご飯でいいなら」

絵里「うっ…い、イジワル…」



109 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/28(水) 00:15:37.81 ID:VsIc5zut0.net

にこ「いやー、買った買った。これでみんなも満足してくれるわね」

prrrrr

絵里「…って、希から電話だわ」


希『あ、もしもしお二人さん?もうお家帰った?』

絵里「今から帰るところよ」

希『ん、そっかぁ。8時ころにはお家いる?』

絵里「ええ、そうね…そのくらいにはいるかな」

希『おっけー。それだけや、それじゃ気を付けて帰るんよー』

絵里「ええ、ありがとー」


にこ「なんだって?」

絵里「なんか、いつ頃帰るかって」

にこ「ふーん」

絵里「…あ、そうだ。にこ、夜ご飯はどうする?」

にこ「ん、帰ってから食べるわ」

絵里「そう…それなら」

にこ「ん?」

絵里「私の家で食べていかない?」

にこ「いいの?」

絵里「ええ、もちろん!亜里沙が作って待っててくれてるの!」



110 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/28(水) 00:23:34.18 ID:VsIc5zut0.net

にこ「ごちそうさまでしたー。とっても美味しかったわ」

亜里沙「喜んでもらえてよかったです!」

雪穂「いやー、作った甲斐がありましたぁ」

にこ「やっぱり家庭の味はそれぞれね~」カチャカチャ

亜里沙「あ、にこさん!いいですよ、片付けますっ」

絵里「そうよ、私と亜里沙でやるから…」

雪穂「絵里さんも駄目です~っ」

絵里「え?」

亜里沙「そうだよっ!お姉ちゃんは誕生日で、にこさんはお客さんなんだから!」

絵里「で、でも雪穂ちゃんは…」

雪穂「私はいいんですっ!だから、はいはい、ここは私たちに任せて下さい」

亜里沙「お姉ちゃんたちはお部屋で休んでて!」


絵里「追い出されちゃったわね」

にこ「強いわねぇ、亜里沙と雪穂」

絵里「ええ、ほんとに…いつの間にかしっかりしちゃって」

にこ「うちの子たちもあんな風に育ってくれるといいなぁ」

絵里「大丈夫よ。こんなに立派なお姉ちゃんがいるんだから」

にこ「そうかしら」

絵里「そうよ」

にこ「ありがとう」

絵里「…ねえ、にこー」

にこ「ん?」

絵里「これ、着て♡」

にこ「…また?」

絵里「私、今日誕生日なんだけど~」

にこ「…しょうがないわねー」



111 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/28(水) 00:24:36.35 ID:VsIc5zut0.net

にこ「…なんでこっち見てんのよ」

絵里「え?だって別に、いつも一緒に着替えてるじゃない」

にこ「それとこれとは別っ!」

絵里「はいはい」




にこ「はい」

絵里「ハラショー、やっぱり可愛いわ!」

にこ「まったく…」

絵里「ふふっ♪」

にこ「…絵里」

絵里「んー?」

にこ「改めて、お誕生日おめでとう」

絵里「ありがとう」

にこ「…絵里って、何も言わなくても、いつもにこのことを理解しててくれるのよね」

絵里「そんな…大げさな」

にこ「感謝してるわ」

絵里「こちらこそ」

にこ「…そんな絵里なら、さ」

絵里「…?」

にこ「にこの気持ち、わかるわよね…」

絵里「…にこ」

にこ「…絵里」ドサッ

絵里「ひゃ…だ、駄目よ…下に亜里沙と雪穂ちゃんが…」

にこ「お店では拒否しなかったじゃない」

絵里「そ、それは…」



112 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/28(水) 00:38:51.62 ID:VsIc5zut0.net

ガラッ

希「やっほー絵里ちー!誕生日プレゼント持ってきた…で…」


絵里「…」

にこ「…」




穂乃果「お邪魔しまーすっ!絵里ちゃん!お誕生日おめで…おぉっ!?にこちゃんと絵里ちゃんが漫画と同じ状況に!」

海未「…は、破廉恥です!」

ことり「…ほぇ~」

花陽「命、萌やすぜ」

凛「…???柔道の練習?」

真姫「リリホワはいいわよね…どうせBiBiなんて…」

希「…」



113 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/28(水) 01:22:03.54 ID:VsIc5zut0.net

~後日~

にこ「…あのさ、絵里」

絵里「…な、なに?」

にこ「今朝、皆揃って投書箱の前に立ってたのを見たわ」

絵里「…」


カサッ

『グループ内の風紀が乱れています。どうにかしてください』

『せいとかいやめます』

『手間のかかる「姉」2人への対応に困っています』

『海未ちゃん、最近柔道ができないみたいにゃ』

『絵里ちゃん、ファイトだよっ!にこちゃん、漫画返して!』

『夢の迷路…ユリの迷路…』

『生徒会室に監視カメラの設置を理事長に頼んでみました』


にこ「最高の誕生日プレゼントね」

絵里「…まあ、忘れられはしないわね」

にこ「…歌詞、できたんだけど」

絵里「へえ、見せて」

にこ「…」

にこ「イタリア語で天国って意味…」

絵里「どこから着想を?」

にこ「…絵里との2人きりの空間、かしら…」

絵里「最低で最高の…ね」



114 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-c+Vo) 2015/10/28(水) 01:23:08.79 ID:VsIc5zut0.net

おわれ(投げやり)
まったりにこえりするはずだったのに、どうしてこうなった…後半の内容はなかったことにしてほしい



117 :名無しで叶える物語(ささかまぼこ)@\(^o^)/ (ワッチョイW 5c43-6evR) 2015/10/28(水) 02:09:08.78 ID:YTnrdu6u0.net

おもしろかった、乙



120 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-YKLR) 2015/10/29(木) 03:11:02.05 ID:rBgHoDyta.net

100はらしょー!
にこえりほんとすき



 
ラブライブ 折りたたみテーブル 劇場版 Angelic angel 3年生 矢澤にこ 東條希 絢瀬絵里



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