転載元 : http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1451145789/

1 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-SwbW) 2015/12/27(日) 01:03:09.25 ID:XQu/8ZEH0.net

凛「むにゃむにゃ…」

天の声「ちょっ…その…」
凛「すぴー…すぴー…」



天の声「勇者よ…勇者さん…?えーっと…勇者さーん…?」

凛「すぴー…すぴー…」


天の声「んー…置き手紙でいいか」



3 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:05:11.99 ID:XQu/8ZEH0.net

朝だよ!



凛「んーっ!よく寝たにゃー…ん?なんだろこの手紙」

凛「えーっと…なになに?『勇者よ…時がきた!』」


凛「凛は勇者じゃないよ。人違いにゃー」グシャグシャぽいっ

凛「さーて遊びにいくにゃー」


天の声「……」



次の日の朝


凛「んーむにゃむにゃ…あれ?また手紙にゃ」

凛「…『勇者(星空凛さん。あなたのことですよ)よ…時がきた!』」


凛「まるで勇者が凛のような書き方にゃ……はぅあっ!?凛は勇者だったにゃ…」


勇者だよ!



凛「ママー、凛は勇者だったにゃー」

ママ凛「そう…けどね、ママに驚きはないの。凛が生まれた瞬間、あぁこの子は勇者だなって感じたわ」


凛「へぇー、そうなんだー」

ママ凛「勇者になってしまった以上、凛は旅に出て仲間を増やし、最終的には魔王を倒すことになっているの」


凛「そうなんだ…仲間を増やして魔王を倒せばいいんだね!」



4 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:07:12.89 ID:XQu/8ZEH0.net

ママ凛「そうよ」

凛「けどどうやって倒せばいいにゃ…」

ママ凛「これを使いなさい」

凛「うわぁ!すごい剣と鎧と盾にゃ!」


ママ凛「それはね、とてつもなくすごい武器と装備よ。それさえあればレベル上げが必要ないくらい強くなれるの。なんだったら、ひとつきで魔王を倒すことができるわ」

凛「ふーん。わかったにゃ!」


ママ凛「がんばるのよ」
凛「うーんと、まずは仲間を増やすにゃー」


ママ凛「そうね、まずは魔法使いなんてどうかしら?」

凛「魔法使いね…わかった!」


ママ凛「いってらっしゃい…勇者凛!」

凛「はーい、いってくるにゃー」


魔法使いを仲間にするよ!


凛「かーよちん」

花陽「あっ、凛ちゃんいらっしゃ…えぇぇ!?どうしたのその格好!」


凛「凛ね、勇者だったにゃ」

花陽「へぇー、そうだったんだー。けど驚きはないかな?初めて会った時、凛ちゃんって勇者なのかなーって思ってたよ」


凛「へー、そうなんだー」
花陽「で…どうしたの?」



5 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:08:52.30 ID:XQu/8ZEH0.net

凛「うん。でね、魔王とか言う人を倒しに行くから旅に出ることにしたにゃー」

花陽「えっ…旅にでるの…?」


花陽「(しばらく凛ちゃんと会えなくなるんだ…寂しいな…けど応援しないと!)」

花陽「寂しくなるけど…遠くから応援してるね。怪我だけはしないで…生きて帰ってきてね!約束だから!」


凛「え?」
花陽「えっ…?凛ちゃん?」


凛「かよちんが魔法使いだよ?」

花陽「ううん。私は魔法使いじゃないよ」


凛「えー、かよちんは魔法使いだよ!だって子供の頃…凛が怪我した時に『痛いのとんでけー』って治してくれたにゃ!」


花陽「あれは魔法じゃないよぉ…」

凛「そっか…分かった。かよちんが魔法使いじゃないなら凛一人で旅に出ていくよ…」しゅん



凛「かよちんと離れるのは寂しいにゃ…ぐすんぐすん」

花陽「(キュン!)」


花陽「私…魔法使いになる!」

凛「やったにゃー!」


魔法使いが仲間になったよ!


凛「じゃあこれ!黒っぽいワンピースに、魔女みたいなとんがりぼうし!」

花陽「これを着るの?」
凛「うん!そしたらかよちんは魔法使いにゃー」

花陽「肝心の魔法が使えないんだからほぼコスプレになっちゃうけど…まぁなんとかなるね!うん!」



6 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:11:18.13 ID:XQu/8ZEH0.net

花陽「おかあさーん、おばあちゃーん」


母ちん「どうしたの花陽?あらあら、凛ちゃんもいるのね。いらっしゃい」

婆ちん「凛ちゃんかい?いらっしゃい」

凛「こんにちはー。みてみて!凛、勇者になったよ!」


母ちん「あら、素敵な勇者さまね。ふふっ」
婆ちん「けど驚きはないねぇ。お婆ちゃん、凛ちゃんが生まれた時からこの子は勇者だなと思っていたよ」


凛「へぇー、そうなんだー」
花陽「よかったね、凛ちゃん!」
凛「うん!」


母ちん「なるほど…魔法使いとして勇者様と旅に出る…花陽はそう言いたいのね?」

花陽「えっ…どうして分かるの?」

婆ちん「花陽が生まれた時、あぁこの子はいかにも魔法使いだなぁと思ったもんさ」

母ちん「そうね。花陽の笑顔でみんなが幸せになれるもの」

凛「うん!凛もなれるよ!」

花陽「うぅ…恥ずかしいよぉ…。けど嬉しいかな…うん!ありがとう!」


母ちん「じゃあいってらっしゃい」
婆ちん「そしてこれを持って行きなさい」

花陽「えっ…これ…」

婆ちん「魔法の杖じゃよ。それさえあれば、魔法使いっぽくみてるだろ?」

母ちん「ただの杖であって魔法が使えるわけじゃないわ。勘違いしちゃ駄目よ、花陽!花陽に魔法は使えません!」

婆ちん「ちょっといい匂いのするただの杖だよぉ」


花陽「うん!分かった!ありがとうお婆ちゃん!…くんくん、確かに素敵な匂いです」

凛「じゃあいってくるにゃ!」

花陽「いってきます!」



7 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:14:23.50 ID:XQu/8ZEH0.net

魔王を倒すよ!


花陽「ねぇ凛ちゃん、魔王ってどこにいるの?」
凛「えっ?かよちんが知ってるんじゃないの?」

花陽「知らないよぉ…」
凛「んー…どうしよう」


花陽「とりあえず隣町に行ってみようか。何かあるかもよ?」
凛「そうだね。じゃあ隣町へいくにゃ!」


ガサガサ…

花陽「ぴゃあ!」
凛「な、なんの音にゃ!」


『だぁぁぁ!!』


凛「な…なんかでたにゃ!!」

花陽「きっと魔物だよ!お婆ちゃんがいつも言ってた…外は魔物でいっぱいだから勇者がいないなら外に出ちゃ駄目だよって」


凛「今はその勇者が凛にゃ…。かよちん、凛の後ろに隠れてて!」

花陽「ううん!私だって魔法使いだよ!凛ちゃんと一緒に戦う!」


凛「かよちん…けど、凛はかよちんを危険な目に合わせたくないにゃ!」


花陽「えっ…戦うためについてきてほしかったんじゃないの?」
凛「ううん。かよちんと離れたくなかったから来てほしかったの」


花陽「もう…凛ちゃんってば…」
凛「だから、かよちんは凛のそばにいるだけでいいからね!」


花陽「けど…私も同じだよ!凛ちゃんが危険な目にあうところなんてみたくないよ!」

凛「凛は勇者だから…危険どんとこい覚悟で闘わないといけないにゃ」

花陽「じゃあ…そのお手伝いを花陽にさせてよ…ね?」ウルウル

凛「かよちん…」

花陽「大好きな凛ちゃんが一人で傷つくところなんて…みたくないもん」


『ギャァァァァ!!!』


凛・花陽「え?」



8 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:16:12.56 ID:XQu/8ZEH0.net

凛「あれ、魔物が消えちゃったにゃ」

花陽「お金も落ちてるよ!」


凛「むむっ、なんか少し成長した気がするにゃ」

花陽「私も…経験値みたいなものをもらった気がする。いつもより美味しいおにぎりが握れるような気がする!」


凛「ま、気にせず隣町にいっくにゃー」
花陽「そうだねー」


『シャァァァァ!!!』

凛「そう言ってる間にまた魔物にゃ!」

花陽「(ぎゅーっ)」

凛「かよちん…やっぱり怖いんだね?」

花陽「違う…私、魔法使いなのに攻撃魔法を使えないから凛ちゃんにパワーを送ってるの」


凛「むむっ!うぅぅ…かよちんのぷにぷにでやわらかい体から力が送られてくるにゃ!これで勝負にゃ!」

花陽「頑張って凛ちゃん!大好きだから!」


『ギュゥァァァァァ!!』

凛「あれ?また勝っちゃった」
花陽「なんでだろうね?」


凛「まぁいいや。別に強くならなくてもこの剣さえあればひと突きで魔王なんか倒せちゃうからね」

花陽「そうだね」


凛「あ、街が見えてきたにゃー。かよちん、競争だからね!」

花陽「ちょっ、凛ちゃん待ってよー」



9 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:20:29.18 ID:XQu/8ZEH0.net

隣町についたよ!


凛「んー…家はたくさんあるのに人がまったくいないにゃ」
花陽「う、うん…しかもちょっと薄暗いね」

凛「大丈夫。怖くないよ」
花陽「うん…ありがとう。けど、誰もいないのかな?」

凛「うーん…困った時にはノックにゃ!」
花陽「うん。そうだね」


コンコンコン!

凛「ごめんくださーい!どなたかいらっしゃらないですかー?」

コンコンコン!

凛「星空凛です!勇者です!」

コンコンコン!

凛「星空凛は勇者である!」

コンコンコン!

凛「ごめんくださーい!」


ガチャ

凛「あれ?開いてるよ」

ギィィィィィ…

花陽「誰もいない…?」

凛「真っ暗で何も見えないにゃ。えーっと、ママから貰った懐中電灯をつけて」

パチッ


花陽「えっ…」

凛「これ…石像?男の人と女の人…それに子供の石像も」



花陽「もしかして…」
凛「よくあるアレかもしれないにゃ…」

花陽「あれ…手紙がおちてる」

凛「それ…凛が勇者だよって教えてくれた手紙とまったく同じ便箋にゃ!」

花陽「えっ、手紙で知ったの?」
凛「詳しい話はあと!とにかく、その手紙を読んで」



10 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:22:09.72 ID:XQu/8ZEH0.net

花陽「う、うん…。えーっと…『勇者よ…ご覧の通り、この街の人間はすべて石に変えられてしまった。』」

凛「やっぱり!」


花陽「『と、思いきや』」

凛「…違うの?」

花陽「う、うん…。手紙によると、魔王が業者さんに頼んで作ってもらったんだって」


凛「…なんのために?」
花陽「あのね、街の人全員を石に変えてやったぞアピールのためにって…」


凛「もう一度聞くにゃ。なんのために?」
花陽「これ以上は私にも分からないよぉ…」


凛「まーいいにゃ!次の街に行こう!」
花陽「うん!」


次の街についたよ!



凛「わー!すごーい!今度は明るいし人がたっくさんいるよ!」

花陽「うわぁ!すごい!市場もあるよ!」

凛「いつも通りにしてただけで魔物もたっくさん倒したし、お金にも余裕があるにゃ!」


花陽「本当に?…あのね、ひとつワガママ言ってもいい?」

凛「うん。ずーっと歩きっぱなしだったもんね。今日はもう宿屋で休むにゃ」

花陽「えっ…どうして分かったの?」


凛「かよちんの考えてることなんてお見通しにゃー」

花陽「そうなの…?」
凛「当たり前にゃー。けど、そんなにはお金持ってないから安い宿にしか泊まれないけど…」


花陽「当たり前に分かっちゃうんだ…ふふっ、なんか嬉しいな」ぎゅっ

凛「へっ?安い宿に泊まるのが嬉しいの?それに、急に抱きつくなんてどうしにゃー?」

花陽「えっ…急に抱きついちゃだめ?」



11 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa7d-S0fE) 2015/12/27(日) 01:23:08.10 ID:VqxZpTSYa.net

さすりん



12 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:25:21.24 ID:XQu/8ZEH0.net

凛「まさか!どんとこいにゃ!だってかよちんのことだーいすきだもーん」


ギョエェェェェェ!!!

凛・花陽「へっ!?」

ボトッ!

花陽「ひぃぃっ!」
凛「な、なんにゃ!鳥みたいな魔物が空から降ってきたにゃ!」

ジャラジャラジャラー

凛「お金も降ってきたにゃ…しかもけっこう高額だよ!これで高い宿に泊まれるよ!」

花陽「やったね!凛ちゃん!」
凛「ちょっと豪華な宿屋を探すにゃー」


あったよ!

凛「ベッドはツインで」キリッ

花陽「えっ…ダブルじゃないの?」

凛「ツインだよ!凛はかよちんと同じベッドで一緒に寝るにゃー」


花陽「えぇ…」
凛「嫌…なの?」ウルウル

花陽「だって凛ちゃん寝相悪いんだもん…」

凛「大丈夫!凛は勇者だもん!寝相が悪くても大丈夫!」

花陽「うーん…(どういう意味なんだろう)」



宿屋「うるさい!さぁ!帰った帰った!」

??「無茶なお願いであることは分かっています…ですが、お願いです!」

宿屋「お金がないんだろ?…とっとと帰れ!」


凛「なんか騒がしいにゃ」

花陽「どうしたんだろう…」



13 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:30:05.07 ID:XQu/8ZEH0.net

??「布団さえ貸していただければ倉庫でもいいんです!だから泊めさせてください…お願い致します!」


宿屋「あんたもしつこいな…金がないならでてけって言ってるだろ!」


??「お金はありませんが…大切な友人が風邪を引いてしまって…お願いです!」
??「海未ちゃん…私なら大丈夫だよ…ゴホゴホッ」


宿屋「大丈夫だってよ。さぁ、帰った帰った」

海未「ことり…申し訳ありません。私が不甲斐ないばっかりに…」

ことり「ううん…こんな大事な時に風邪ひいちゃった私が悪いんだもん…だから謝らないで…ゲホッ、ゴホッ!」


海未「ことり!…大丈夫ですか?」

宿屋「商売の邪魔だ。さっさと帰れ!」


ことり「海未ちゃん…いこう」

海未「…本当……本当に申し訳ありません…」


ことり「ううん…海未ちゃんは悪くないよ。だから謝らないで」
海未「本当に…ごめんなさい…」

ことり「海未ちゃん…」


花陽「凛ちゃん…あのね!」


凛「大丈夫。分かってるにゃ」
花陽「凛ちゃん…!」


凛「おじちゃん!あの子達のお部屋もお願い」

海未・ことり「えっ…」


宿屋「い…いいんですか勇者さん?こんな薄汚いカッコのどこの馬の骨か分かんないような連中に無駄金使うことないですよ」ニヤニヤ

凛「…ふーん」

花陽「むっ…。ねぇ、凛ちゃん…あのね」



14 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:32:24.56 ID:XQu/8ZEH0.net

凛「大丈夫にゃ。凛もかよちんと同じ気持ちだよ」
花陽「凛ちゃん…」


凛「そうだね。やっぱやめるにゃ」
宿屋「ですよね?じゃあお連れさんもこちらへ」


凛「もっと感じのいい店員さんがいる宿屋に泊まるにゃ」

宿屋「なっ!」



花陽「体の具合は大丈夫ですか?さぁ、私たちと一緒に行きましょう」

海未「いいのですか…?」
凛「もちろんにゃー」

ことり「あっ…ありがとうござい…」ふらふらバタン


海未「ことり!!」
花陽「ひどい熱…早く宿屋に!」
凛「うん!」


感じのいい宿屋だよ!


花陽「…ふぅ」
海未「あの…ことりは!」

花陽「大丈夫ですよ。今は薬を飲んでぐっすり眠っています。明日になったら治ってると思うけど…」


海未「そうですか…良かった。本当に良かった…」

凛「凛も嬉しいにゃー」

海未「勇者様…あの…なんとお礼を言っていいか…」

凛「勇者様だって!凛、勇者に見えるのかな?」

花陽「うん!凛ちゃんはどこからどうみても可愛い勇者様だよ!」


凛「か…可愛いは嘘だよ…」テレテレ
花陽「ふふっ、可愛いよ」にこっ



15 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:34:59.23 ID:XQu/8ZEH0.net

海未「あ…あの…勇者様と魔法使いのお方は…」

凛「ちょっ、それ…さっきからくすぐったいにゃ。凛でいいよ!凛はね、星空凛。こっちは魔法使いのかよちんこと小泉花陽ちゃんにゃー」

花陽「はじめまして。」にこっ


海未「はい…初めてまして。私の名前は園田海未。こんな格好ですが…戦士のはしくれです」

凛「戦士なの!?たしかに強そうにゃ…」
花陽「では…あちらの方も…」


海未「えぇ、南ことり…。ことりは賢者です」


凛・花陽「賢者!?」

凛「賢者といえばやっぱりあれ!ってことは、ことりちゃんの正体は…ハリーポッ…」

海未「いいえ、違います」


凛・花陽「え?」

海未「違います…。それに、あの方自身は賢者ではなく魔法使いじゃ…と、とにかく!」


海未「じつは、私達は魔王を倒すため旅をしていました」

凛「え!凛たちもだよ!」
花陽「一緒だね!」


海未「そうですね」にこっ


海未「ですが…状況が変わってしまった」

花陽「えっ…変わったって…?」


海未「あなた達も感じているはずです。魔王の…魔物たちの変化に…」

凛「変化…?」


海未「ある日突然…私達の攻撃がすべてが効かなくなってしまった」

凛「えぇ!?」



16 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:38:16.16 ID:XQu/8ZEH0.net

海未「まるで力を失ってしまったように…何度切りつけても、何度も魔法を使って闘っても…蚊に刺された程度のダメージすら与える事ができない」

花陽「そんな…」

海未「魔物を倒し、経験した値を受け取りレベルアップを重ねお金も手にする…それがこの世界のシステムのはず」

海未「ですが自分たちの攻撃すべてが効かなくなってしまった。魔物が倒せなければ強くなることもお金を手にすることもできない…」


海未「なんとかやりくりしていたのですが…所持金も底をついてしまって…まともな食事もできず遂にことりが体調を崩してしまったのです…」


花陽「そんなことがあったんですね…」

海未「えっ…ご存知ないのですか?あなた達も同じなのでは…」


凛「凛達はね、倒してるよ」
海未「…えっ?倒してるって…まさか、魔物をですか?」


凛「うん。なんかね、魔物がやられていくんだにゃー」

海未「それは一体どうやって!」

凛「うーん…」

花陽「いつも普通にしてるだけなんだけど…やっつけちゃってるよ」


海未「えっ…普通にしているだけなのですか?」

凛「うん。しいていうなら…ママからもらった魔王なんかひとつきで倒せる勇者の剣を持っているってことかにゃ?」

花陽「使ってはいません!持っていただけです!」


海未「それは伝説の剣…さすが勇者様…お見それいたしました!」

凛「だから凛でいいにゃー」



18 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:40:59.95 ID:XQu/8ZEH0.net

海未「あの…お願いです!こんな事を言える立場ではありませんが…どうか…私達に力を貸してください!」

凛「うん、いいよ」
海未「すぐ承諾してくれるのですか?」

凛「うん!」
花陽「ふふっ、さすが凛ちゃん!」


凛「えへへー。で、お願いってなーに?」

海未「実は…助けてほしい人がいるんです」

凛「うん。どんな人?」


海未「私達の大切な人が囚われてしまって…だから…穂乃果を、助けてほしいのです!」






海未「では…行きますよ、凛」
凛「うん!」

花陽「本当に大丈夫…?まだ休んでた方がいいんじゃ…」

ことり「ううん。私も穂乃果ちゃんを助けたい…それに、すっかり良くなったもん!」にこっ


ことり「ふたりのお陰だよ」

凛「てへてへー。褒められたにゃー」

花陽「よかったね、凛ちゃん!」


海未「皆、無理は禁物です。何かあったらすぐにいってください。いいですね?」


ことり「うん!」
海未「では行きましょう!穂乃果が囚われている谷風の山奥に!」


凛・花陽「おー!」

凛「もちろん、かよちんと手をつないで向かうにゃー」

花陽「うんっ」



19 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:44:07.89 ID:XQu/8ZEH0.net

ことり「2人はとっても仲良しなんだね」にこっ

凛「うん!」

ことり「ふふっ、かわいい!」

海未「(しかし…この子達が本当に魔物を倒せるというのでしょうか…)」


凛「じゃあいくにゃ!」
海未「は…はい…」



穂乃果を助けに行くよ!



魔物「シャァァ!!!」

凛「魔物が出たにゃ!」

海未「花陽とことりは下がっていてください!」


ことり「えっ…」
花陽「けど…!」

海未「きついことを言うようですが、今のあなた達ではまともに魔物とやりあえません!下がっていてください!」

ことり「けど…私だって魔法で闘えるよ!」

花陽「私は…うぅ、何もできません…ごめんなさい…」

花陽「けど、とてつもなく美味しいお米の炊き方なら知っています!…って、まったく役に立たないよね?ごめんなさい…」


凛「謝らなくていいよ!かよちんは頑張ってるもん!」

花陽「凛ちゃん…」


海未「凛!隙だらけですよ!ここは戦場です。会話を楽しむ暇などありません、隙を見せたら一瞬で…」



魔物「シャァァァ…」

海未「(何故…魔物は黙ってみているのですか?)」


魔物「シャァァァァ…しゃしゃっ♪シャァァァァ…」

海未「照れている…?いや、喜んでいる…?」

海未「とにかく…いきます!はぁっ!!」

ーーガシンッ!



20 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:47:10.17 ID:XQu/8ZEH0.net

魔物「シャァァァ」


海未「くっ…やはり、まったく効いていません」

凛「じゃあ凛が行くにゃ!レベル上げしなくても魔王をひとつきで倒せる最強の剣で一網打尽にゃあ!」

花陽「凛ちゃん、待って!」

凛「ううん、凛は勇者にゃ…いかなる危険にも全力で立ち向かっていくにゃ!」


凛「はぁぁぁぁ!!」
花陽「凛ちゃん…だめっ!!」ぎゅっ


凛「かよちん離すにゃ!あとでね!そういうことはあとでのお楽しみにゃ!」

花陽「えっ?あとでなの…うん。じゃなくて!凛ちゃん大変!」
凛「どうしたにゃ!」


花陽「寝癖が…」
凛「にゃぁ!?凛としたことが…恥ずかしぃ…」

花陽「ふふっ、恥ずかしがってる凛ちゃんかわいい」
凛「うぅ…。ねぇ、寝癖だらけの凛も好き?」

花陽「うん!大好き!」


魔物「ギョィァァァァ!!」バコーンっ!


海未・ことり「嘘っ…」

花陽「あっ、爆発しちゃった」

凛「ね?いつもこんな感じで知らない間にやっつけちゃうの」
花陽「普通にしてるだけなんだよ?不思議だよね」
凛「ねー」


海未「私達があらゆる手段を使っても一匹も倒すことの出来なかった魔物をいとも簡単に…」

ことり「どんな力を使ったの!お願い、教えて!」


花陽「だから…普通にしてるだけで…」
凛「やっぱりこの剣なのかなー。すごいキラキラしてるし」

海未「…何故。」

ことり「分からないけど…これだけは分かっちゃった。凛ちゃんと花陽ちゃんと一緒にいれば穂乃果ちゃんを助け出せるよ!」


海未「ことり…」
凛「そうにゃ!1秒でも早く助け出すにゃ!」

海未「では急ぎましょう!」



21 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:49:16.95 ID:XQu/8ZEH0.net

急いだよ!

凛「ふぅー、なんとか穂乃果ちゃんって子が囚われている谷風の場所にきたにゃー」

ことり「すごいよ凛ちゃん!私達が何度もチャレンジしたのにここまで来ることができなかったんだよ!」

花陽「ふふっ、さすが勇者様だね!凛ちゃんっ」
凛「てへてへ。照れるにゃー」


海未「(何故…あなたは手を出さずいとも簡単に魔物を倒すことができるのですか?)」


海未「と、とにかく…あの山のてっぺんまで行きましょう。そこに穂乃果がいるはずです!」

凛「うん!あと少しだよ!みんなでがんばるにゃー」

ことり「おー!」
花陽「(そもそもどうして穂乃果ちゃんは囚われの身になったんだろう…)」


花陽「聞くの忘れてた…えへっ」

海未「もう少しです穂乃果…私は…あなたを助けることが…待っていてください。穂乃果!」

花陽「けど…いいよね。人助けなんだもん!」



とにかく魔物がうじゃうじゃいるよ!


ーーガシンッ!

魔物「うへへへへへー」
海未「ぐっ!やはりここでもこちらの攻撃はまったく効きません…」

ことり「私も魔法で応戦するよ!はぁぁ!」


ーーダンッ!

魔物「ふんっ!うげげげげー!」

ことり「ぐぅぅ…やっぱり効いてない!」


凛「じゃあ凛が勇者の剣でひとつきにゃ!」

花陽「と、その前に!」
凛「にゃー?」



22 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:51:27.84 ID:XQu/8ZEH0.net

花陽「凛ちゃんの髪の毛をといであげるね」


海未「そんな暇はありません!これは命のやりとりなのですよ!」

ことり「待って海未ちゃん!…何か分かるかも」


海未「ですが…」
ことり「私達にはない…二人が持っている特別な力が何なのか…」

海未「……」



凛「まだ寝癖??うぅ…恥ずかしいにゃー。凛、だらしない子に見えたかな?」

花陽「そんなことないよ!もう…こんな事で落ち込んだら駄目だよ」

凛「だって…」
花陽「それに、凛ちゃんなら、だらしなくても大好きだから」

凛「かよちん…」


魔物「ギャァァァ!!!」バコーン


花陽・凛「あれ?」

海未「またですか…!?」
ことり「どうして…2人は普通にしていただけなのに!」


海未「とにかく…2人の力もあって所持金も私達のレベルも上がっています。」

ことり「うん!もっと急ごう!」


もっと急いだらいだらついたよ!


海未「穂乃果っー!」
ことり「ほのかちゃーん!」


穂乃果「…うぅ」

海未「穂乃果っ!」
ことり「穂乃果ちゃんっ!?」



23 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:54:54.02 ID:XQu/8ZEH0.net

花陽「よかった!無事でした!」
凛「やったにゃー!」


穂乃果「…あれ?海未ちゃんにことりちゃん…どうしたの!?」

海未「あなたを助けに来たのです!」
穂乃果「そうなの…!?」

ことり「穂乃果ちゃん…三人でまた旅にでよう?ね…?」


穂乃果「それは…できないよ!」プイッ!


凛「なっ!?それはどうしてにゃ!」

穂乃果「あれ?あなた…誰?」


凛「星空凛は勇者である。」

穂乃果「勇者…!?まさか、伝説の勇者ってあなたのことなの?」


凛「かよちん!凛、有名人!有名人だよ!」
花陽「ふふっ、本当だね」にこっ


花陽「あっ…私の名前は小泉花陽です。魔法を使えない魔法使いです!よろしくお願いします!」


穂乃果「うん、よろしく…けど、勇者様が来ても穂乃果の気持ちは変わらないよ」

海未「やはり…」
ことり「穂乃果ちゃんはそっちを選ぶんだね…」

花陽「えっ…。どういうことなの?2人は知ってたの?」

凛「そもそも穂乃果ちゃんって子はどうしてこんな山奥にいるんだにゃ!囚われてるって話じゃなかったの?」


海未「それは…」
花陽「嘘…だったの?」

ことり「違うの!嘘じゃないの…穂乃果ちゃんは…」

穂乃果「…また来たっ!」

凛「まさか…魔物かにゃ!」
花陽「きゃあ!」
凛「かよちんは凛の後ろに隠れるにゃ!」



24 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:58:55.30 ID:XQu/8ZEH0.net

凛「絶対にやっつけてやるにゃぁぁぁ!!!」


穂乃果「雨…やめぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」


花陽・凛「えぇぇぇぇぇぇ!!!」


穂乃果「…ふぅ。これでよし」

海未「毎度ながらお見事です。穂乃果」
ことり「さすが穂乃果ちゃん!」


凛「どうしよう…凛たち完全な迷子にゃ」
花陽「話が全く見えません!」


穂乃果「私は高坂穂乃果。こうみえても、武道家なんだよ。」

凛「武道家!?すごいにゃ…」

穂乃果「すごくないよ…今じゃ、ランクが下の魔物も倒すことができない。武道家と名乗るのも恥ずかしいくらいだよ」


ことり「そんなことないよ!だって…私達も…」
穂乃果「けど、こんな穂乃果にもできることがあるんだ」


花陽「それは…」

海未「穂乃果には天気を操ることができるのです」

花陽・凛「えぇ!!」
凛「すごいにゃ…」

穂乃果「そう?操るって言っても、天気を雨から晴れに変えることしかできないけど…」


海未「2人は、魔王に数人の手下がいることはご存知でしょうか」


凛「しりません!」
花陽「同じく知りません!」



25 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:03:13.82 ID:XQu/8ZEH0.net

ことり「各地に魔王の手下…つまり、ボスっぽい人たちがいてね。で…ここの近くに生息しているボスっぽい手下の力が天気を操ることなの」

穂乃果「その日の気分でいろんな町に雨を降らせて…村人達を困らせてるんだよ」


凛「そうだったの?知らなかったにゃ…そんなこと、絶対に許せないにゃ!」

花陽「雨ばかりだと作物も育たない…なんてひどいことを!」


穂乃果「ここにいるとね、どこに雨を降らせても防ぐことができるんだ。もう…穂乃果はこんな事でしか人を救うことができない」

穂乃果「だから、ここから離れるつもりはないよ!」


海未「ですが…あなたひとりでいるのは危険です!」

ことり「そうだよ!いつ、ここにそのボスっぽい手下が襲ってくるかもわからないのに…」


穂乃果「その時は…その時だよ」

海未「穂乃果っ!」
ことり「じゃあ私も残る!ここにいる!」


穂乃果「ダメだよ!ここにいたら…いつボスっぽい手下が襲ってくるか…」

ことり「それ、私と同じ事言ってるよ」
穂乃果「あっ…」

海未「私達はいつも一緒でした。これからもずっと…それは変わりません」


穂乃果「…いいの?」

海未「もちろん。例え何があろうとも、あなたとなら本望です」

ことり「私もだよ!穂乃果ちゃん!」


穂乃果「海未ちゃん…ことりちゃん!本当はひとりで寂しかったんだよぉぉぉ!」

海未「早く言えばいいものを…」
ことり「水くさいよ、穂乃果ちゃん」



26 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:07:47.06 ID:XQu/8ZEH0.net

そんなこんなで!


海未「私達はここに残る事にしました」

ことり「ここまで来れたのも2人のおかげだよ。本当にありがとうね、凛ちゃん、花陽ちゃん」


花陽「お礼はまだ早いんじゃないかな?」
凛「そうにゃー」

穂乃果「えっ…?」


凛「みんなで天気を操るボスっぽい手下を倒しに行けばいいにゃ!!」

花陽「うん。そうしたら全部解決だよ」にこっ


穂乃果「そうだけど…それができないから!」

海未「待ってください穂乃果…」
ことり「うん、今ならできるかもしれない…」

穂乃果「えっ…どうやって?だって、私達の攻撃が全部効かないんだよ?」


海未「はい。ですが…今は違います」


凛「凛がいるにゃ」にこっ

穂乃果「勇者様…」

凛「だから、凛でいいにゃー」



27 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:11:13.80 ID:XQu/8ZEH0.net

ボスっぽい手下がいる所だよ!


手下「な…なんだ貴様ら!」

凛「倒しにきたにゃ!」


手下「なにっ…!?馬鹿も休み休み言って欲しいもんだな」


凛「馬鹿って言われた…」
花陽「大丈夫!凛ちゃんは馬鹿じゃないよ!」


ことり「穂乃果ちゃんも違うよ!」
穂乃果「えっ…私、何も言ってないけど…」

ことり「えっ?えーっと…」
海未「とにかく、ことりと花陽は安全な場所に隠れていてください」


ことり「私も戦うよ!」

花陽「私は…うぅ、ごめんなさい…何もできないお邪魔虫で…」


凛「お邪魔虫じゃないよ!かよちんに何かあったら生きていけないにゃ…だから、安全な場所で隠れてて。そこで、凛達の応援をしてて欲しいにゃ」

花陽「応援だけでいいの…?」

凛「うん。かよちんの応援があれば、なんだってできる気がするにゃ。」


海未「ことりは花陽のそばにいてあげてください。」
凛「凛からもお願いするにゃ。かよちんを守ってほしいにゃ!」


ことり「うん、わかった…!」
穂乃果「私達がピンチになったら後ろから助けてね!」

ことり「うん!」
花陽「じゃあみんな…がんばって!」

凛・海未・穂乃果「うん!」



28 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:13:51.71 ID:XQu/8ZEH0.net

手下「(じーっ…)むふっ…むふふふ。じゅるり」


凛「にゃ?」

手下「お…おっとあぶない。爆発しかけた…じゅるり」

手下「さぁ、かかってこい」

凛「ふんっ!言われなくてもそうするにゃ!」

海未「いきます!」
穂乃果「うん!」


海未「まずは私から…はぁっ!!」

ーーガシンッ!

海未「っ…やはり」
手下「効かぬわ!!…はぁっ!」

ーードゴッ!

海未「うっ…!」

凛「海未ちゃん…!」
海未「へ、平気です…っ!」

穂乃果「ぐぅぅ…海未ちゃんの仇!!」


穂乃果「はぁっ!、やぁっ!!」

ーードゴッ!バコッ!


手下「…ふんっ!」

ーードカッ!

穂乃果「くっ!」


凛「穂乃果ちゃん…!うぅぅ…」
ことり「穂乃果ちゃん!海未ちゃん!」


手下「その程度か…ふっ。その程度で勝てると思うなよ!」


凛「うぅ…」
手下「残るはお前だけか…」


凛「だ、大丈夫…凛には…凛には…」

手下「その剣は…まさか!」



29 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:16:00.55 ID:XQu/8ZEH0.net

凛「凛にはひとつきで倒せる勇者の剣があるにゃぁぁぁ!!」

手下「させるかぁぁぁぁぁ!!!」


ーードガッ!!

凛「っぐ!」


手下「ふんっ!」

ーーガシンッ!


凛「ぐっ…凛は勇者なのに剣を魔物に当てることもできない…の?」

手下「ふんっ!雑魚が…くらえ!」

ーードガッ!

凛「うっ…くわぁ…」バタッ


花陽「凛ちゃんっ!!」

ことり「花陽ちゃん…駄目!」ガシッ!


花陽「やっ…ことりちゃん離して!凛ちゃんが…凛ちゃんが!」

ことり「大丈夫。花陽ちゃんはここで隠れてて。必ず私がなんとかするから」

花陽「ううん、私もいく!」

ことり「私は魔法が使える。けど花陽ちゃんは…?」


花陽「それは…」
ことり「私に任せて」

花陽「…うん!ことりちゃんも気をつけて!」

ことり「うん!」


花陽「うぅ…みんな…お願い!無事でいて!」



30 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:17:51.47 ID:XQu/8ZEH0.net

手下「ふんっ、他愛もない」


海未「ぐっ…穂乃果…凛…無事ですか…?」

穂乃果「う、うん…なんとか……」

凛「……」


穂乃果「けど…凛ちゃんが…」
海未「大丈夫。気を失っているだけです。ですが…頼みの綱の凛がいないとなると…」


穂乃果「海未ちゃん…ごめんね。巻き込んじゃって…」ぎゅっ
海未「何を言っているんですか。私達はずっと一緒です」

穂乃果「海未ちゃん…」

待って!


ことり「私も戦う!」ぎゅっ

穂乃果「ことりちゃん!それ…」
ことり「凛ちゃん…勇者の剣…ちょっと借りるね」



海未「ことり…何をするつもりですか!」

ことり「海未ちゃん、受け取って!」


がしっ!

海未「…なるほど。確かに、剣士としての経験は私の方が上。凛…この剣…一旦借ります!」


海未「この剣なら…いける!…では、いきます!」

手下「させるかぁぁ!」

穂乃果「はぁぁぁぁぁ!!!」
手下「なっ…離せ!」

ことり「魔法で穂乃果ちゃんの力を強くしたよ!」

穂乃果「ありがとう!ことりちゃん!…絶対に離さない!」


海未「くらえ…みんなの思い!!」

手下「う…うわぁぁぁぁぁぁ!!!」



31 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:19:48.19 ID:XQu/8ZEH0.net

ーーーガシィィィン!!!

手下「なーんちゃって」


海未「なっ…!!」
ことり「そんな…」

穂乃果「効かないなんて…!」


手下「甘いんだよぉぉぉ!!!」


ーーーバコォォォン!!!

海未・ことり・穂乃果「あぁぁっ!」


手下「…ふんっ、揃いも揃ってザコめが」


海未「そんな…ここまできて…うっ」

穂乃果「みんな…ごめん…」

ことり「謝らないでよ!うっ…穂乃果ちゃんが…悪いんじゃないもん…」


手下「さぁ、とどめだ…くらえ!」


凛「…(そんなこのさせない)」

凛「うごっ…け…凛のからだっ……動けぇぇ!!」


手下「なにっ!」

凛「っ…はぁ、はぁ……」

海未「り…凛…!」

凛「これ…返してもらうにゃ…はぁはぁ」フラフラ


海未「凛…無茶です!その体ではあなたの命が…」

凛「気分で天気を操ってみんなを苦しめる…許せないにゃ…そんな奴に、凛は負けない!!」


凛「かかってくるにゃ!」



32 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:22:24.95 ID:XQu/8ZEH0.net

穂乃果「凛ちゃん…駄目だよ!逃げて!」

手下「じゃあこちらからいこう…はぁぁ!!」


凛「…(目が…霞む…凛、しっかりするにゃ!)」

凛「みんなを…守るにゃぁぁ!」


ダッダッダッダッダッ…


花陽「だめぇぇぇ!!!」
凛「えっ…」

ことり「花陽ちゃん!」


手下「ふんっ、またザコか。くらえ!」

花陽「凛ちゃん…やめて!!」ぎゅっ


手下「………。」

穂乃果「あれ…手下が固まってる?」


凛「かよちん…離すにゃ。凛はあいつを倒すにゃ」

花陽「こんなにフラフラなのに…無理だよ」


凛「無理じゃない…凛は勇者にゃ!だから、命をかけてみんなを守るにゃ!」


花陽「凛ちゃんは勇者である前に凛ちゃんだよ!凛ちゃんは…普通の女の子なんだよ…?」


花陽「可愛いくて…優しくて…誰よりも女の子っぽい…花陽が大好きな凛ちゃんだよ!」


手下「うっ…」ガクッ

手下「や…やめろ…ぐぅぅ…」




穂乃果「苦しんでる…どうして!?」
海未「分かりません…一体…何故!」



33 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:25:09.78 ID:XQu/8ZEH0.net

花陽「大好き…だから、凛ちゃんを失いたくない…」ぎゅっ

凛「かよちん…」


手下「やめ…やめてくれっ!そんな…これ以上は…」



凛「どうしよう…なんか凛、こんな状況なのに今ものすごいかよちんにキスしたいにゃ」

花陽「へっ!?…もう、凛ちゃんってば……うん。少しだけだよ?」


手下「耐えられないだろぉぉぉ!!!!!」


ーーーバッコーン!!


凛・花陽「あ、あれ?」


凛「凛…何かしたかな?」

花陽「うーん…あっ!みんなの攻撃が今になって効いてきたとか?」


凛「なるほど!」

花陽「ふふっ、解決だね」
凛「うん!」

花陽「ボスっぽい手下も倒せたし…凛ちゃんもみんなも無事だし…本当によかった…」

凛「心配かけてごめんね。かよちん」


花陽「ううん…いいの。だから…ね?」

凛「う、うん…なんか急に恥ずかしくなってきたにゃ」

花陽「えっ…じゃあしてくれないの?」

凛「そんなはずないよ!じゃあ…目をつぶってください」

花陽「うん。」
凛「えーっと…照れるにゃ」

花陽「ふふっ、かわいいよ凛ちゃん」
凛「むー…」


穂乃果「あのー…ごめん二人とも」



34 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:26:53.56 ID:XQu/8ZEH0.net

穂乃果「あのね…お楽しみのとこ悪いんだけど…早く帰らない?」

ことり「ごめんね…海未ちゃんも穂乃果ちゃんもダメージが大きくて…」
海未「うぅ…は、恥ずかしいです…」


花陽「あー…あはっ」
凛「ご、ごめん…じゃあみんなで一緒に宿屋に戻るにゃー」

ことり「私に任せて!せーのっ!」



ことりちゃんの魔法で宿屋に戻ったよ!

そんなこんなで次の日だよ!


穂乃果「やっぱり穂乃果たちの力じゃ魔物すら倒せないね…」

ことり「うん…凛ちゃんの剣を借りれば魔物に勝てると思ったんだけど…」

海未「剣の力だと思ったのですが…やはり、見当違いだったようですね…」


穂乃果「やっぱり…勇者様じゃないと魔物も魔王も倒せないんだね…」

海未「悔しいですが…私達には不可能のようです」

ことり「一体…どんな力が働いて倒せてるんだろう」



凛「魔物にゃ!」
花陽「きゃあ!」

凛「かよちん…凛の後ろに!」

花陽「うん!頑張ってね凛ちゃん。倒したらまた美味しいラーメン食べに行こうね」


凛「本当に!?やったにゃー!かよちん大好き!」

魔物「ギャァァァァ!」

花陽「わぁ!もう倒しちゃった。さすが凛ちゃん」
凛「えへへー」


ことり「どうしてだろ…」
穂乃果「今もこの前もずっと普通にしてただけなのに」
海未「見当もつきません」

ことり・穂乃果・海未「うーん…」



35 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:32:16.32 ID:XQu/8ZEH0.net

そんなこんなで!

凛「うぅ…さみしいよ」

花陽「目的は一緒のはずです。みんなで一緒に旅に出ませんか?」


海未「いいえ、私達がいても足手まといになるだけですから」

ことり「魔物は倒せないけど…悪いことをする人たちをこらしめることはできるから」

穂乃果「しばらくは街の治安をよくするために戦うよ!」


凛「うん…」

穂乃果「そんな顔しないで。ほら、これ」
花陽「えっ…」


ことり「勇者様と仲間たちでLINEのグループを作ったよ」
海未「何かあったら教えてください。すぐに飛んでいきます」

ことり「私の瞬間移動っぽい魔法でね!」
海未「あなた達がいなければ今私達はここにいません。本当にありがとう…最高の仲間に出会えて幸せです」


凛「えへへー照れるにゃー」

花陽「じゃあ…みんな、元気でね!」


穂乃果「二人も気をつけてね!」
ことり「本当にありがとう!元気でねー!」
海未「必ずまた…どこかで!」


凛「うん!またね!」
花陽「みんなもお体に気をつけてねー!」



36 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:34:26.28 ID:XQu/8ZEH0.net

まぁなんやらかんやらあって!



凛「ねぇ、これって仲間が増えたってことだよね?戦士に武道家に賢者の石でしょ?すごい!増えたね!」


花陽「うん。また、次の街でも新しい出会いがあるかもね。魔王もその手下も…まだまだいるみたいだから頑張らないと!」


凛「うん!みーんな凛たちが全部やっつけちゃうよ!」

花陽「そうだね。全部やっつけちゃおう!」


凛「少し不安だけど…かよちんと穂乃果ちゃん達がいれば大丈夫にゃ!」

花陽「うん!次はどんな出会いが待ってるかな…楽しみだね!」

凛「にゃー」



そんなこんなでね


凛「また魔物が出たにゃ!」

魔物「シャァァァァ!!」


凛「かよちん…凛の後ろへ!」
花陽「はい!」


凛「…」
花陽「ん?どうしたの?」

凛「ラーメン…」
花陽「うん。倒したらまた一緒にラーメン食べようね」にこっ


凛「わーい!かよちん大好きー」

花陽「うん、花陽も凛ちゃんが大好きだよ」


魔物「ウゲャァァァ!!」バコーン!

凛・花陽「あれ?」


第1章 おしまい



37 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:38:22.48 ID:XQu/8ZEH0.net

第1章は以上です。
ありがとうございました。



44 :名無しで叶える物語(わんこそば)@\(^o^)/ (ワッチョイW 6b40-1hmI) 2015/12/27(日) 10:23:21.53 ID:b3O4zkF90.net

魔物の弱点は百合だったか…



45 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 2b19-1kJ5) 2015/12/27(日) 12:05:11.96 ID:6gh0IA5J0.net

俺らは魔物だったのか



47 :名無しで叶える物語(わんこそば)@\(^o^)/ (ワッチョイW 68e2-1hmI) 2015/12/27(日) 16:19:06.28 ID:JMdBzN1+0.net

お金を落とす…そういうことか






他のおすすめSS
絵里「凛が腕を噛んで離れないわ…」
にこ「変な穂乃果」
絵里(みんなで夏祭りに行こうと思っていたら海未しか予定が空いていなかった……)
にこ「希に甘えるわ」
穂乃果「変態」【ラブライブ!ss】
ことり「かみつき愛」
穂乃果「ゆきほ」
ことり「真姫ちゃんに可愛いねって言ったら」
にこ「にこの目が大変なことになった」
穂乃果「べつに海未ちゃんがスキとかそういうのないからねっ!」【SS】