転載元 : http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1448460618/

1 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:10:18.76 ID:LaNJ4Oq7K.net

凛「今日も練習疲れたぁ」

花陽「そうだね」

凛「だから、三人にラーメン食べに行こう」

花陽(ご飯、ご飯♪)

真姫「私は行かないわよ」

凛「えー、なんで?」

真姫「昨日行ったばかりでしょ」



2 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:12:54.82 ID:LaNJ4Oq7K.net

凛「そうだっけ?」

真姫「そうよ」

花陽「じゃあ今日はご飯を」

真姫「昨日あんだけ食べてまた食べるの? 太るわよ」

花陽「はぅ……」

凛「太ったかよちんもぉ、きっとかわいいにゃー」

花陽「うぇぇー」

凛「ぷにぷにぃ~、ぷにぷにぃ~」

花陽「ヤメテェ~!」

真姫「はぁー」

真姫(バカバカしい)



3 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:14:11.11 ID:LaNJ4Oq7K.net

真姫「じゃあ私、先に帰るから」

凛「あぁ真姫ちゃ」

「ふぇぇん! ふぇぇん!」

真姫「な、何よ凛! 泣くこと……」

凛「り、凛じゃないよ!」

真姫「じゃあ誰?」

花陽「あ、あそこ!」

凛「ん?」

花陽「小さい女の子が泣いてる」

凛「ほんとだ。凛、ちょっと行って来る」

花陽「り、凛ちゃん!」

タッタッタッタッ

真姫「なに……」

花陽「真姫ちゃんも行こ!」

タッタッタッタッ

真姫「って……もう、待ちなさいよね!」



4 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:16:08.41 ID:LaNJ4Oq7K.net



 
少女「ふぇぇん、ふぇぇん」

凛「ねぇ」

少女「ふぇぇ?」

凛「どうしたのかな?」

少女「ぐすん……ぐすん」

花陽「はい、ハンカチだよ。これで涙を拭いてね」

少女「……うん」

ゴシゴシ

凛「それで、どうして泣いてたのかな?」

少女「あのね……あのね……えっと」

真姫「はっきり言いなさいよ!」



5 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:19:22.54 ID:LaNJ4Oq7K.net

少女「!」ビクッ

花陽「真姫ちゃん!」

真姫「あっ」

少女「びぇぇぇぇん!」

凛「もうっ! 真姫ちゃん何やってるの」

真姫「ご、ごめんなさい」

少女「びぇぇぇぇん!」

花陽「な、泣き止んでねっ」

凛「あの赤い髪のお姉ちゃんは、怒ってるワケじゃないからね」

花陽「そ、そう。普段からイライラして怒りっぽいだけだからね!」

真姫「ヴェッ!」

凛「よーしよーし、泣き止んでね」

少女「びぇぇぇぇん!」

凛「泣き止まないや」

花陽「頑張って泣き止ませよう!」

真姫(イライラ、怒りっぽい……)

真姫「グスッ」

 
少女「びぇぇぇぇん! びぇぇぇぇん!」

真姫「ヴェェェェン、ヴェェェェン……」



7 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:20:27.36 ID:LaNJ4Oq7K.net



 
凛「そっかぁ。迷子になっちゃったんだね」

少女「うん……」

花陽「怖かったね」

凛「でも、もう大丈夫だよ」

ナデナデ

少女「えへへ」

真姫「元気出たみたいね」

凛「そうだね」



8 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:22:01.26 ID:LaNJ4Oq7K.net

真姫「それで、この娘どうするの?」

花陽「うーん。送ってあげたいのは山々だけど」

真姫「この娘の家の住所、知らないわよ」

凛「じゃあ、交番に行ってみよっか」

真姫「それが無難ね」

凛「よーし、きま……」

少女「あの!」

凛「何?」

少女「まいごになったら、これ、みせなさいって」

真姫「これって……」

花陽「迷子札かな」



9 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:23:07.70 ID:LaNJ4Oq7K.net

凛「そうだよ。迷子札だよ」

少女「おかあさんが、いつも、もたせてくれてるの」

凛「そうなんだ。いいお母さんだね」

少女「じまんのおかあさん!」

凛「ねぇ、この娘を家まで送り届けない?」

真姫「そうね。住所だと、ここからそう遠くはないし」

花陽「何より人助けだよね!」

凛「ふふっ、じゃあ決まりだね!」

 

 
凛「女の子の家に向けて、出発にゃー」

少女「にゃー」

花陽「おー」

真姫「お、おー……」



11 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:25:15.84 ID:LaNJ4Oq7K.net



 
凛「んー。いいことをした後は気持ちがいいにゃー」

真姫「ほんとにね」

花陽「真姫ちゃんも誤解が解けてよかったね」

真姫「ほんと酷いわ。花陽、誰がイライラして怒りっぽいですって」

花陽「ご、ごめんね」

真姫「ちょっと傷付いたわよ、マジで」

凛「じゃあ、傷を癒す為にラーメン食べに行こうよ」

真姫「そうね。そうしましょうか」

り・は「やったー」



12 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:27:12.94 ID:LaNJ4Oq7K.net

花陽「それにしても、迷子札があって良かったね」

真姫「あれ、私もよく持たされてたけど、特に使い道はなかったわ」

花陽「迷子になるっていうのが、そんなにないしね」

真姫「あぁいうのは、にこちゃんや穂乃果や凛が持ってこそのモノよ」

凛「酷い言われようにゃ」

真姫「そそっかしいし、目を離したらすぐどっか行きそうだし」

凛「むむむむ」

花陽「まあまあ」

凛「あっでも凛も昔、迷子札のおかげで助かったことあるよ」

花陽「えっ、そうなの?」

凛「うん」

真姫「へぇー」



14 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:28:21.92 ID:LaNJ4Oq7K.net

凛「凛が小学一年生の時、ちょっと遠出で買い物に行った帰りに迷ったことがあってね」

花陽「どこへ遠出したの?」

凛「って言っても、今でいう穂乃果ちゃんの家の近くだけどね」

花陽「案外近いね」

真姫「まっ、子供の頃は同じ町内でも知らない場所だったら、なんか遠出した気分になるしね」

凛「冒険に行く感じだよねぇ」

花陽「それで、どうなったの」

凛「えっと、それでね。『帰れない』って不安に駆られてさっきの女の子みたいに泣いちゃってね」

真姫「分かるわ」



15 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:29:32.06 ID:LaNJ4Oq7K.net

凛「どうこうして困ってたらね。ある人が助けてくれたの」

真姫「ある人?」

凛「その人はね」

 
凛「おやどりのおねえさん」

 
花陽「お、おやどり?」

真姫「おやどり……凛。貴女、鳥に助けられたの?」

凛「ち、ちがうよ。それに『おやどり』ってのは凛が勝手に付けただけだし」

花陽(おやどり、親鳥……)

凛「んじゃ、ラーメン屋に付くまで歩きながら話すよ」

真姫「そうね。私もなんか興味あるわ」

花陽(穂乃果ちゃんの家の近くで親鳥……まさかね)

 

 
凛「じゃあ凛ちゃんの昔話、はじまりはじまり」



16 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:31:08.59 ID:LaNJ4Oq7K.net



 
りん「えっぐ、ひっぐ……ここどこぉ」

りん(おかあさぁん)

りん「ぐすっ」

「あらぁ」

りん「ぐすん」

「どうしたの?」

りん「ほぇ?」

「もしかして、迷子かな?」

りん「あっ、えっと」

「うふふ、怖がらなくていいわよ」



17 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:31:56.08 ID:LaNJ4Oq7K.net

りん「えっと、その、まいご……です」

「そう。じゃあ、近くに交番があるから、お姉さんと一緒に行きましょうか?」

りん「あの!」

「なぁに?」

りん「これぇ」

「これ……迷子札ね」

りん「おかあさんがもっていきなさいって」

「そう。いいお母さんね」

りん「りんのじまんの、おかあさんだよ!」

「うふふっ、凛ちゃんね」

りん「えっ、なんでしってるの?」



18 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:32:51.30 ID:LaNJ4Oq7K.net

「今、自分で『りん』って言ったじゃない」

りん「そうだっけ」

「それと、迷子札に『ほしぞら りん』って書いてあるわよ」

りん「ほんとだ」

「面白い娘ね」

りん「えへへ」

「じゃあ凛ちゃん。お姉さんが凛ちゃんのお家まで送って行ってあげるわ」

りん「いいの!?」

「えぇ。こっからだとそんなに遠くないしね」

ダキッ

「あ、あら?」

りん「ありがとう、おねえさん」

「はいはい。それじゃあ、いきましょうか」

りん「にゃー」



19 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:34:37.76 ID:LaNJ4Oq7K.net



 
「凛ちゃんは何年生」

りん「いちねんせい!」

「そう。じゃあ、私の娘の一つ下ね」

りん「おねえさん、こどもいるの?」

「そうよ。ことりっていうの」

りん「ことりちゃん?」

「私に似て可愛いのよぉ」

りん「ふーん……ん?」

 
ことり……小鳥……お姉さんは小鳥の母親……つまり親

 
りん「おやどり!」

「は、はい?」



20 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:36:20.82 ID:LaNJ4Oq7K.net

りん「『ことり』ちゃんのおかあさんだから『おやどり』さん」

「そ、そう……親鳥ねぇ」

りん「チュンチュンチュンチュン、とりさんだね」

「なんか複雑」

りん「あれぇ? でも、こどもがいるならおねえさんじゃなくて、おばさ……」

「いいえ、お姉さんよ」

りん「えっ?」

「私はおばさんって呼ばれる年頃にはね、まだまだ先なのよ」

りん「そうなの?」

「そうよ。凛ちゃんが大きくなっても私は、イケてるお姉さんって呼ばれてるわ」

りん「イケてる……よくわかんないけど、すごいや」

「えっへん」

りん「じゃあ『おやどりのおねえさん』だね」

「そうね。おばさんじゃなくて、お姉さんねぇ」



21 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:38:08.83 ID:LaNJ4Oq7K.net



 
?「あっ、ことりのおかあさま」

「あら海未ちゃん。こんにちは」

うみ「こんにちは」

「お出かけ?」

うみ「ほのかのおうちにあそびにいきます」

「ことりも遊びに行くって言ってたわね」

うみ「あの、ところでそのこは?」

「この娘は迷子……」

りん「りん! 『ほしぞら りん』だよ! ヨロシクね!!」

うみ「ご、ごていねいに……わたしは『そのだ うみ』です」



22 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:39:17.17 ID:LaNJ4Oq7K.net

りん「うみちゃん!」

うみ「はい、うみちゃんです!」

りん「きれいななまえだね」

うみ「『りん』というなまえも、きれいなひびきです」

りん「ありがとうにゃー」

うみ「『りん』というかんじは、どうかくのですか?」

りん「うーん、よくわかんないや。うみちゃんは?」

うみ「わたしはですね。かいすいよくをするところの『海』と、みらいの『未』で『うみ』です!」

りん「ほへー」

 
海→うみ
未→み

海+未=

 
りん「うみみちゃん!」



23 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:39:50.30 ID:LaNJ4Oq7K.net

うみ「『うみみ』じゃありません! 『うみ』ですぅー!」

りん「うみみちゃん、うみみちゃん」

うみ「ひどいですぅー」

りん「うみちゃん!」

うみ「ひどい……って、なんでですかぁー!?」

「あらあら、微笑ましいわね」

 
りん「じゃーねー、うみちゃん」

「ことりと穂乃果ちゃんにヨロシクね」

うみ「わかりました」



24 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:41:38.70 ID:LaNJ4Oq7K.net

りん「うみちゃんておもしろいね」

「あの娘はきっと、面白い娘になるわね」

りん「りんもきっと、またうみちゃんとあいそうなきがする」

「ねぇ、凛ちゃんはお友達いないの?」

りん「んーとね、かよちん!」

「か、かよちん?」

りん「うん。『かよちん』はねぇ、りんの『だいしんゆう』なんだよ!」

「大親友かぁ。それはとっても素敵ね」

りん「うらやましい?」

「えぇ、羨ましいわ」

ニャー

りん「あっ、ねこちゃんだ」



25 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:42:48.19 ID:LaNJ4Oq7K.net

ニャー

りん「にゃー、にゃー」

「凛ちゃん。猫好きなの?」

りん「だぁいすき!」

「そういえば凛ちゃん。どことなく猫っぽいわね」

りん「そうかなぁ」

「そうよ。もしかして、猫飼ってる?」

りん「ううん。りんは『ねこアレルギー』だから、ねこはかえないの」

「あらぁ。それは大変ね」

りん「でも、いつかはかいたい!」

「そうね。そうなればいいわね」



26 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:43:37.54 ID:LaNJ4Oq7K.net



 
りん「あっ、あそこがりんのおうちだよ」

「そうなの?」

りん「わーい。いっくにゃー」

ドテッ

「大丈夫!?」

りん「いったぁー」

「怪我はない!?」

りん「えへへ、だいじょぶ」

「よかったわ」

りん「りん。これくらいではなかないよ!」

「強いのね」

りん「でも、さっきはないちゃったけどね。てへっ」



27 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:44:14.50 ID:LaNJ4Oq7K.net

「じゃあ、インターホン押すわね」

ピーンポーン♪

『はーい』

りん「おかあさーん。りんだよぉ」

『凛? ちょっと待っててね』

ガチャ

ママ「おかえ……」

りん「おかあさーん!」

ダキッ

ママ「えっ」

りん「おかあさん、おかあさーん」

ママ「ど、どうしたの?」

「あらあら。お母さんに会えたのがよっぽど嬉しかったのね……って当然か」



28 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:45:09.74 ID:LaNJ4Oq7K.net

ママ「あの、どちら様ですか?」

りん「おかあさん、あのね。りんね……まいごにね、なっちゃったの」

ママ「そうなの? どうりで遅いと思ったわ」

りん「でもね。このおねえさんにたすけてもらったんだよ!」

ママ「そうなんですか?」

「えぇ、まあ」

ママ「それはそれは、娘がご迷惑をおかけしました」

「いえ、迷惑だなんて」

ママ「あの、この娘、泣いて貴女に迷惑かけたりしませんでしたか?」



29 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:45:46.77 ID:LaNJ4Oq7K.net

「いいえ。泣いていませんでしたよ」

りん「えっ」

「凛ちゃんはとっても強い娘だから、そう簡単には泣かないわよね」

りん「う、うぅ……」

「ねっ」

りん「……うん!」

「はい。いい笑顔です」

ママ「あの、何か御礼を……」

「あっ、いえ。そういうのはちょっと」

ママ「そうですか」

「それでは私はこれで」



30 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:47:13.43 ID:LaNJ4Oq7K.net

ママ「何から何まで、ありがとうございます」

りん「ありがとうございます!」

「はい。じゃあね、凛ちゃん。バイバーイ」

りん「またあおうね……おやどりのおねえさーん」

「はーい」

りん「きっと……きっとだよ!」

 

 

 

 
凛「てなコトがあったんだよ」

花陽「イイハナシダナァ」

真姫「ホントニネェ」



32 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:48:29.07 ID:LaNJ4Oq7K.net

凛「うーんでも、あれっきり『おやどりのおねえさん』とは会ってないなぁ。忙しいのかな?」

真姫「ねぇ花陽。凛が会った親鳥さんって」ボソボソ

花陽「間違いなく、あの人だよね」ボソボソ

真姫「しかも『うみみちゃん』のオマケつき」ボソボソ

花陽「凛ちゃん。気付いてないのかなぁ」ボソボソ

凛「元気にしてるのかなぁ」

花陽「あのね、凛ちゃ」

 
「あら皆さん、お揃いでお帰りですか?」

 
凛「あっ、理事長」



33 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:49:22.11 ID:LaNJ4Oq7K.net

理事長「こんなところで会うなんて、奇遇ですね」

凛「理事長は何やってるんですか?」

理事長「ちょっと買い出しにね」

花陽「学校の方はいいんですか?」

理事長「大丈夫よ。それより、貴女達は何処へ?」

真姫「これから三人でラーメン屋へ」

凛「いいことしたので、それの祝杯にゃ」

理事長「あら、いいことって何かしら?」



34 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:50:01.85 ID:LaNJ4Oq7K.net

花陽「ま、迷子の女の子を送り届けただけです」

理事長「まぁ。それは素晴らしいわ」

凛「困ってる人を助けるのは当然です」

理事長「でも、よく送り届けれたわね」

真姫「その女の子、お母さんから迷子札を持たされていたので」

凛「それを頼りに送り届けました」

理事長「そう、迷子札ね……ふふっ」

花陽「理事長?」

理事長「あっ、いえね。以前、私も同じようなことをしたことがあるのよ」

凛「へー、理事長が」



35 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:51:30.42 ID:LaNJ4Oq7K.net

理事長「私が助けた女の子も、お母さんから迷子札を持たされていてね。家まで送り届けたわ」

凛「シチュエーションもなんか凛達と似てますね」

理事長「そうね。それにその女の子、星空さんみたいな猫っぽい感じだったわ」

凛「すごいにゃ、すごいにゃ」

花陽(どう見ても……)

真姫(間違いないわよねぇ)

理事長「どんなことがあっても泣かない強い娘だったわ」

凛「凛も強いよ!」

理事長「しかも私はその女の子になんて呼ばれてたと思う?」

凛「なんですか?」

理事長「それはね……」
 

 

 
理事長「おやどりのおねえさん」



36 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:53:22.41 ID:LaNJ4Oq7K.net

凛「えっ」

花陽(やっぱり)

理事長「ことりのお母さんだから親鳥……かわいいセンスがあると思わない?」

凛「う、うん」

理事長「それにその時の女の子、ことりの一つ下だから、貴女達と同じ年頃ね」

真姫(そりゃそうでしょうよ)

理事長「あと、変に期待してるワケじゃないけど、その女の子が『また会おうね』って言ったの……今も楽しみに待ってるわ」

凛「!」

理事長「まぁもしかしたら、もう会ってるかもしれないけどね」



37 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:56:24.71 ID:LaNJ4Oq7K.net

凛「……」プルプル

理事長「あの迷子の仔猫ちゃん。今はどうしてるかしらね」

凛「……グスッ」

花陽「凛ちゃん……」

真姫「あの理事長、その女の子なら……」

凛「はい。きっと元気にしてると思います」

花陽「凛ちゃん!」

真姫「凛!」

凛「もしも、もしも……上手くは言えないと思うけど、その女の子が会いに来たらこう言うかもしれません……」

 
凛「『おやどりのおねえさん、久しぶりだね』って」

 
凛「あくまで憶測ですけどね。あ、あはははは」

花陽「凛ちゃん……」

真姫「凛……」

理事長「えぇ、そうだといいわね。きっと、いつまでも待ってるから……ねっ」

凛「はい!」

花陽「イイハナシデスゥ」

真姫「スピリチュアルネェ」



38 :名無しで叶える物語(風の楽園)@\(^o^)/ (ガラプー KK79-+5R7) 2015/11/25(水) 23:59:46.55 ID:LaNJ4Oq7K.net

凛「さっ、二人とも。ラーメン食べに行くにゃ! もう凛はお腹が空いて仕方がないにゃ!」

花陽「お、押さないでぇー」

真姫「ちょっとお!」

凛「理事長。さようなら」

理事長「はい。また明日、元気に登校して来てね」

凛「はーい」

 
花陽「ねぇ凛ちゃん。よかったの?」

凛「何が?」

真姫「さっきのことよ。なんなら明日に」

凛「いいのいいの、なーんにも問題なしにゃー」

 

 

 
もう凛は迷子にはならないにゃ

だからいつか必ず--

真っすぐ、貴女に会いに行きますからね

 

 

 
おしまい



39 :名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ (ワッチョイWW b0cb-UPBd) 2015/11/26(木) 00:03:30.51 ID:cW4noWWJ0.net

いいね



40 :名無しで叶える物語(京浜急行)@\(^o^)/ (ワッチョイW 9b2f-EPlE) 2015/11/26(木) 00:06:36.83 ID:tdXJAEZj0.net

感動した



41 :名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ (ワッチョイW efe1-EPlE) 2015/11/26(木) 00:10:54.05 ID:+rlQEp3b0.net

イイハナシダナー




 
森山大輔短編集 魔法医猫といばら姫 (電撃コミックスNEXT)



他のおすすめSS
絵里「これは」にこ「恋ではない」
【ラブライブ】シークレットつばさアライズ
穂乃果「あ、あれ希ちゃんじゃない?」凛「ホントだ、おーい!」希母「ん?」希「あっ………」
穂乃果「ん?くんくん、くんくん」ことり「どうしたの?」
園田海未「だ、だれですか!?」うみみくん「やぁ!」
真姫「花陽と凛とこたつ」



初音ミク -Project DIVA- 2nd みくずきん (1/7スケール ATBC-PVC製塗装済み完成品)
ラブライブ! ねんどろいど 高坂穂乃果 (ノンスケール ABS&ATBC-PVC塗装済み可動フィギュア)
ロウきゅーぶ!SS 袴田 ひなた ~うさぎさんVer.~ (1/7スケール PVC製塗装済完成品)
艦隊これくしょん-艦これ- 伊168 (1/4スケール PVC製塗装済み完成品)
第一宇宙速度 富士見鈴 浴衣Ver. (1/8スケール PVC製塗装済み完成品)