怜 「絶対ふとももなんかに負けたりしない!!」キッ(前編)

611: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/18(水) 22:54:31.69 ID:aXSkOJlko



怜「寝たフリしてみよ」



612: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/18(水) 22:56:12.17 ID:aXSkOJlko

部室内

怜「んー」ゴロゴロ

竜華「皆来ないなぁー」ナデナデ

怜「そやなー……太ももすりすりしとこか」スリスリ

竜華「もー、こそばいって言いよるやん」

怜「ええやんー」

竜華「えー……まあ、ええけどさぁ」

怜「そうやろ~♪」

竜華「……機嫌ええなぁ」ナデナデ




613: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/18(水) 22:57:06.16 ID:aXSkOJlko

怜「(…そういえば、竜華って)」

怜「(ウチが寝とる間、何しとるんやろうな)」

怜「(………やってみよ)」

怜「りゅうかぁ……」

竜華「ん?どうしたん?眠い?」

怜「ん……ちょっと、寝る…」スウスウ

竜華「…おやすみー」ナデナデ

怜「(…いたずら、されてへんとええな)」ゴロッ

竜華「♪~」ナデナデ



614: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/18(水) 22:57:39.30 ID:aXSkOJlko

竜華「怜ー?」

怜「………………………」

竜華「寝てしもうたか…」

怜「(ここからやな)」

竜華「……ふふ」ナデナデ

怜「(……前髪撫でとる)」

竜華「ホンマ可愛いなぁ…………」

怜「(…仰向け、失敗やな。寝顔晒しとかんとダメやん)」

竜華「…髪もサラサラやし」スル

怜「(今度は後ろ髪か……)」

怜「(…起きとるときと変わらんな)」



615: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/18(水) 22:58:35.18 ID:aXSkOJlko

竜華「あー、アカン。可愛い」プニプニ

怜「んぅ………」ゴロン

竜華「!」ピタッ

怜「(……頬、ぷにぷにされた…)」

竜華「……怜?起きとる…?」

怜「………………」スウスウ

竜華「寝とる………か」ホッ

怜「(……いや、これくらい、起きとるときにされてもなんも思わんで?)」



616: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/18(水) 22:59:23.55 ID:aXSkOJlko

怜「…………」

竜華「怜………愛してる…」ナデナデ

怜「…………!」

竜華「…ダメや、恥ずかしい」

怜「…………(練習か)」

竜華「………えっと、す、好きや…」

怜 「……………」

竜華「ううー………」カアアア

怜「(…お、起きとるときに言えや…)」ドキドキ




617: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/18(水) 22:59:49.29 ID:aXSkOJlko

竜華「んー……言えん…」ナデナデ

怜「……………」

竜華「…怜が、可愛い過ぎるせいよな」フニッ

怜「んっ(また、頬か)」ピクッ

竜華「…でも、ちゃんと言葉にした方がええっていうし……」モンモン

竜華「うー…でも、なぁ……」

怜「……(そういえば)」

怜「(ウチから竜華に『好き』って言ったの、いつが最後やろ……)」



618: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/18(水) 23:00:24.82 ID:aXSkOJlko

竜華「はぁ……可愛いなぁ。怜」ナデナデ

怜「(…初のお泊まりで、寝言風に誤魔化して言ってから、言うてないな)」

竜華「…………はぁ」サラサラ

怜「(ウチやって…言わな、いかんよな……よし)」

竜華「…………」ナデナデ

怜「んぅ……」ムクリ

竜華「…あ、起きた?」

怜「…………あ、あんな、竜華」

竜華「?どうしたんそんな改まって」

怜「………えっと」

怜「(竜華、好きやで………)」ドキドキ

竜華「?」

怜「…………ぅ」

怜「(………アカン、言えへん…)」



619: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/18(水) 23:01:38.12 ID:aXSkOJlko

竜華「?……どうしたん、また体調悪なった?」

怜「!……い、いや、大丈夫や」

竜華「ホンマ?無理せんでや」

怜「…えっと」

竜華「うん?」

怜「(…………そ、そや)」

怜「………」ポンポン

竜華「何?」

怜「………ひ、膝枕したる。おいで」

竜華「え、どういうこと?」

怜「…………ほら」ポンポン

竜華「……ほな、失礼するでー」ゴロッ

怜「ん。おいでー」



620: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/18(水) 23:03:19.04 ID:aXSkOJlko

竜華「…………………気持ちええな」

怜「やろ?」ナデナデ

竜華「……あかん、コレ、気持ち……良すぎる………」

怜「んふふ、寝てええよー?」

竜華「…………ん…………」スウスウ

怜「(………寝たな……よし、独り言風に……)」

怜「…竜華の髪、綺麗よなぁ………」サラサラ

竜華「んぅ…………」

怜「………」プニ

怜「わ、やらかい」プニプニ

竜華「!」

怜「なるほど、病み付きになるなぁ………」

竜華「(と、怜……なんしとるんや……)」ドキドキ

怜「(………よし、起きたかな)」

怜「っ…………」ドキドキ



621: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/18(水) 23:05:07.83 ID:aXSkOJlko

怜「り、竜華………ウチも、好きやで」

竜華「!」

怜「えっと………あ、あいして、る、で……」カアッ

竜華「(…こ、これ……起きた方がええんやろか……)」ドキドキ

怜「(………は、恥ずかしい……)」

竜華「(…いや、起きれん……恥ずかしすぎる…!)」カアッ

竜華「(…寝たふり決めこもう)」スウスウ

怜「……………?」

竜華「んぅー……」

怜「え、ホンマに寝てる………?」

竜華「(が、ガッツリ起きてるわ……)」ドキドキ

怜「な、なんなんもう………」ナデナデ



622: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/18(水) 23:12:35.95 ID:aXSkOJlko


――

竜華「…………」パチッ

怜「…………あ、起き、た?」

竜華「う、うん、起きたで」

竜華「(ま、全く寝てないけどな)」

怜「…………えっと…」ドキドキ

竜華「…………な、なに?」ドキドキ

ガラガラ

セーラ「んー?何しよるん、怜、竜華」

船Q「何見つめ合ってるんですか…?」

怜「!い、いや!なんでもないで!?」カチコチ

竜華「う、うん、なんもないわ!うん!部活しよ!」カチコチ

泉「……?」



623: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/18(水) 23:13:20.60 ID:aXSkOJlko

怜「(いつか、起きとる時に言わな…)」ハァ

竜華「(…冷静に考えたら、寝とる時に言ってたの聞こえてたってことか…)」ドキドキ

怜「(ん………がんばろ)」ウン

竜華「(わー、わー、アカン、恥ずかしい)」ブンブン

竜華「(………お、起きとる時に、頑張らな)」カアアア

船Q「赤くなったり、色々忙しいですね」

セーラ「ホンマ、何考えてるんや?」

泉「……どうせノロケですよ。早く打ちましょ?」

おわり



627: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/19(木) 23:29:09.37 ID:XzdM6Srqo



竜華「…きすまーくって、どうやって付けるんやろ」

そんなに過激にならないつもりです



628: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/19(木) 23:30:51.01 ID:XzdM6Srqo

ガラガラ

怜「あー、授業疲れた…」

怜「って、部室誰も居らんやん」

怜「セーラ職員室に行ってたもんなぁ…」

怜「…ちょっと、準備室のベッドで寝とこかな」トタトタ



629: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/19(木) 23:34:22.19 ID:XzdM6Srqo

準備室

怜「っふう……」トスッ

怜「うう、今日水泳やったから…眠気が……」ウトウト

怜「…………」スウスウ

――

ガラガラ

竜華「おつかれーって、誰も居らんやん」

竜華「あれ、怜先に部室に行くって言ってなかったっけ…」

竜華「………ま、ええわ、牌譜出してこよー」トタトタ

ガラガラ

竜華「……………あれ」

怜「………………」スウスウ



630: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/19(木) 23:40:42.52 ID:XzdM6Srqo

竜華「熟睡やん…」

竜華「今日水泳やったからなー…そりゃ、眠いわな」

怜「う…………ん」ゴロ

竜華「(………可愛い、チューしたい)」

怜「………りゅう…か……」

竜華「!(耐えきれんな………)」ムラッ

怜「…………んー、」スウスウ

竜華「……………ちょっと、失礼して」ギシッ



631: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/19(木) 23:42:45.07 ID:XzdM6Srqo

怜「………」スウスウ

竜華「(…ええ感じに制服乱れてて………えっちいな)」ムラムラ

竜華「(って!…この画、へんたいみたいやな)」

怜「……………」

竜華「(ええわ、サッとちゅーして逃げよ)」スッ

怜「あのさ、アホ竜華」

竜華「!」



632: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/19(木) 23:48:34.30 ID:XzdM6Srqo

怜「毎度毎度…ウチが寝とる時だけは積極的やな…」ハァ

竜華「あ…………うぁっ」カアア

怜「何、ウチを組み伏せてんの」

竜華「ご、ごめん!」

怜「……もう…人が気持ち良く寝とるのに……」

竜華「………ごめんって…」

怜「何しようとしてたん」ジトッ

竜華「めっちゃキスしたくなって………」

怜「………あっそ」ギュッ

竜華「…へ?」

怜「…………するなら、早よすれば?」スッ

竜華「!?」



633: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/19(木) 23:52:51.80 ID:XzdM6Srqo

怜「なぁ………」

竜華「………ご、ごめんな?」チュッ

怜「んー………」パチッ

竜華「……えっと………」

怜「謝らんでええよ」

竜華「え?」

怜「………起きたら、竜華がいっぱいで、幸せやったからな」ギュー

竜華「お、おおう!?」ドキドキ

怜「…………んふふー」

竜華「(……ち、ちょっと、寝惚けてるんか?)」アタフタ



634: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/19(木) 23:59:47.85 ID:XzdM6Srqo

怜「もーいっかいー」チュッ

竜華「あ……あう」チュッ

怜「ふふ、竜華とのキス、気持ちええわ……」トロン

竜華「(…………う、可愛い)」ムラムラ

怜「…………ん」

竜華「……そういえばさ」

怜「んー?」

竜華「き、きすまーくって、口紅せんでもつけれるん?」

怜「はっ?」



635: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/20(金) 00:00:39.55 ID:QLz3KUj1o

竜華「ずっと疑問やってん。男の人にキスマーク付けられたーみたいな話聞くやん」

怜「いや、竜華……」

竜華「口紅いらんの?」

怜「…………えっと、そうやけど」

竜華「え、じゃ、どうするん?」

怜「……………何それ、言わせるん?」

竜華「……………?」

怜「(こんな押し倒されてる状況で、なんでキスマークの付け方教えないかんねん……)」ドキドキ



636: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/20(金) 00:07:31.08 ID:QLz3KUj1o

怜「えっと……チューするやん」

竜華「……どこに?」

怜「やらかい所が付けやすいらしいで」

竜華「そっか……」スルスル

怜「え!ちょっ……」

竜華「大丈夫、ちょっとはだけさすだけやから」プチプチ

怜「いやいや、やめって!」ピクッ

竜華「だって……やらかい所っていうたやん」

怜「な、なんでそんな短絡的な発想なんや!」



637: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/20(金) 00:11:14.02 ID:QLz3KUj1o

竜華「で、でも、見えてへん所の方がええんやろ?」

怜「…………う、そうやな」

竜華「…………えいっ」チュッ

怜「(わ、ホンマに胸にキスしよる…胸っちゅーか鎖骨やけど)」

怜「ほんでな?……す、吸うねん」

竜華「?どゆこと?」

怜「…あっ……む、胸元で話さんで…っ」ビクッ

竜華「あ、ごめん…」

怜「…………普通に吸うんやって。チューって」

竜華「………こうかな?」チュー

怜「ふぁっ…………」

竜華「……………」ドキドキ



638: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/20(金) 00:15:11.50 ID:QLz3KUj1o

怜「んんっ…………」

竜華「(怜、えっちい声でとる……)」チュー

怜「ふっ………」

竜華「(めっちゃアカンことしてるよな、これ……)」

怜「りゅ、りゅうか……いつまでっ」

竜華「あ…………ご、ごめん」

怜「………で、どう?」

竜華「…………んー、ちょっと赤いの残ってる」

怜「ん、それがキスマークや」

竜華「こんな小っちゃいんやな………」



639: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/20(金) 00:23:05.52 ID:QLz3KUj1o

怜「……うーん、ウチからやと、見えへんな……」サス

竜華「!」

怜「ん?竜華なに?」

竜華「(…胸元はだけて、キスマークさすって……可愛いいい)」ドキドキ

怜「………りゅうか?」ウワメヅカイ

竜華「………もっかい付けてええっ!?」チュ-

怜「え!?」ドサッ

―――

――

30分後

竜華「…………えっと」

怜「……………」ブスー

竜華「ご、ごめん」

怜「付け過ぎや、アホっ………」



640: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/20(金) 00:25:16.43 ID:ckQO8G46o

竜華「抑えが、効かんかった……」

怜「明日、体育なくて良かったわ…」

竜華「……………怜」ギュッ

怜「…………抱きしめても誤魔化されへんで」

竜華「や、そんなわけじゃ……」

怜「(………あ、竜華の首筋が目の前に)」

怜「……………そや」ピコーン

竜華「?」

怜「…………」チュー

竜華「ひゃぁ!?」



641: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/20(金) 00:32:10.24 ID:QLz3KUj1o

怜「………ふふふ」

竜華「え、ま、まさか、付けたん?」

怜「うんー♪それで許したる」

竜華「でも、首って………!」

怜「竜華髪あるから、大丈夫やって」

竜華「うー……………」カアアア

怜「お互いさまやでっ」

竜華「それは………そやけど……」

怜「これで、竜華はウチのもんやー♪」ギュッ

竜華「……………」



642: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/20(金) 00:36:40.98 ID:QLz3KUj1o

竜華「……………安心せえ」ギュッ

怜「んー?」

竜華「なんも残さんでも、ウチは怜のモンやっ!」

怜「っ!そ、それ言うなら……!」

怜「ウチも………こんな沢山残さんでも、竜華のモンやで……?」ギュー

竜華「……ふふ、ばかっぷるやなー、ウチら」ニコニコ

怜「んー」スリスリ



643: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/20(金) 00:39:16.09 ID:QLz3KUj1o

船Q「………下世話な雑誌、部室に置いてて正解でしたね」

セーラ「不正解やってなんでそんな余計な事するんや……」

船Q「まあ、色々聞かれるのがよっぽど嫌なんで」

セーラ「………ちゅーか、部活始まってるの、気付けや、あのアホら」

トタトタ

泉「江口先輩ー?、牌譜取りに行きたいんですけど」

セーラ「…………やめとけ。後悔するで?」グイッ

泉「………?」

おわり



648: 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/20(金) 10:28:57.07 ID:Bs5GH3oMo

乙やでー!
すばらな竜怜でニマニマしたww
竜怜はばかっぷる。真理やね



650: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/22(日) 23:45:22.73 ID:vLQeQ6KRo

泉完結したからこっちに集中して頑張りますー



竜華「徹夜で麻雀!」



651: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/22(日) 23:46:13.84 ID:vLQeQ6KRo

大3
竜華・怜宅

竜華「久しぶりやなー、5人揃うの」

泉「ホンマですねー」

セーラ「あ、泉、入学おめでとさん」

怜「セーラと同じ大学やっけ?」

船Q「学部も一緒やろ?ホンマ好きやなー」

泉「いやいやいや、そんなんやないですっ!」アセアセ

セーラ「おー?」




652: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/22(日) 23:46:51.85 ID:vLQeQ6KRo

竜華「はーい、おつまみできたでー」

セーラ「酒はー?」

竜華「あるで、ほい、ビールでええの?」

船Q「いっぱい出てくるな。普段から飲むん?」

怜「いやぁ…そんな飲まんけどなぁ。」

泉「あ、私は未成年なんで、ジュースで」

竜華「じゃ、かんぱーい」カツン



653: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/22(日) 23:47:46.83 ID:vLQeQ6KRo

船Q「」ゴクゴク

怜「おわ、飲みっぷりがすごいな」

船Q「まぁ…研究室の飲み会で散々飲まされてるんで」

竜華「え、二年で研究室入ってるん?」

船Q「まぁ、知人の紹介で、色々開発を」キラリ

セーラ「おわーすげーな、さすが薬学部」

泉「(…先輩は薬学部とかそんな問題やない気がするけど)」

怜「ほえーすごいなー」ゴクゴク

竜華「…わ、怜、飲み過ぎたらあかんって」

セーラ「なー、ビール空いたー」

竜華「え、セーラマジか」



654: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/22(日) 23:48:17.67 ID:vLQeQ6KRo


―――

怜「んー」クラクラ

セーラ「おー」グビグビ

竜華「もー、飲み過ぎやって……」

泉「先輩ら、飲める方なんですかね?」

竜華「ウチは普通やけど…怜がなぁ……」

セーラ「俺は大概飲んでるからなー!洋榎と!」

怜「おお、セーラの大学の麻雀部飲み会も凄そうやもんな」

船Q「…そういや、泉はサークル入ったんか?」

泉「あー、麻雀部に入ろうか、どうしよっかなーと悩んでるところです」

セーラ「来いよ!楽しいでー?」

泉「………じゃ、来週見学に行きます」

竜華「そーなったら、泉とは敵やなー?」

怜「んふふ、負けへんで」



655: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/22(日) 23:49:01.15 ID:vLQeQ6KRo

船Q「……そや、ちょっと打ちません?」

セーラ「ええなー、なぁ牌あるよなー?」

怜「ん。こっちー」トタトタ

パタン

泉「………あー、じゃ、ぼちぼち終電なんで……」

セーラ「何言うてんねん」ピシッ

泉「痛っ!……あれ」

船Q「………今日は寝かせんで」ガシッ

泉「へっ!?」

竜華「大学生になったら、徹マンは基本やでー?」ニコニコ

泉「(………うわ、酒臭、先輩ら)」



656: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/22(日) 23:56:29.33 ID:vLQeQ6KRo

――

セーラ「……なぁ、怜帰ってこんで?」

竜華「やなー……ちょっと見に行ってくるぅ」フラフラ

泉「わ、先輩フラフラですやん。座っててください、私が見てきます」

竜華「あー、ホンマ?」

泉「ホンマですっ!座っててください!」

船Q「じゃー頼むで泉ー」グビグビ

竜華「んーじゃ、あっちの寝室ー」

泉「はーい」

泉「(先輩……おえ、ウイスキー一本空けてるやん、酒強くてもさすがにヤバいなこりゃ)」



657: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/22(日) 23:57:14.99 ID:vLQeQ6KRo

泉「ここか」

怜「んー」スヤスヤ

泉「(寝てはるなー、やっぱり)」

怜「あれー、なんれ泉ここにおるん?」

泉「先輩が戻ってこないから連れて来いと言われて」

怜「んぅー、そっか」

泉「ほら、牌どこですか?」

怜「あ、こっちー」フラフラ

泉「(ここ、寝室やんなぁ…)」キョロキョロ

泉「(お約束通り、ベッドも一つしかない…)」カアッ

怜「こら、部屋のもんジロジロ見たらあかんでっ」

泉「あ、すいません」アセッ




658: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/22(日) 23:57:42.29 ID:vLQeQ6KRo

怜「はいー牌ーふふっ」ニヤニヤ

泉「(ダジャレはスルーやっ)……じゃ、戻りますよ?」

怜「んー、連れて帰ってー?」ギュッ

泉「うあ、せ、先輩!?」

泉「は、離れてくださいっ!」

怜「………んー、いややー……ほら、連れてけ、泉」ギュムウ

泉「まったくもう………」ズルズル

ガチャ

セーラ「おかえりー」

泉「(……はっ、これ、清水谷先輩に怒られるパターンやん………!)」アセッ

竜華「………んぁ、怜ー、おいでー」

怜「んー」フラフラ

泉「(………あ、見えてないんかな、ラッキー)」



659: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/22(日) 23:59:52.63 ID:vLQeQ6KRo

セーラ「泉ー、うつで、おいー」

船Q「ほらほらー、ハコにしたるわー」ヘラヘラ

泉「はいはい、じゃ、打ちますか」ジャラッ

――

竜華「これー」ヒョイ

怜「あ、竜華それアカン、振り込むでー」

竜華「あ、もー。一巡先見たらダメって言ってるやん」

怜「んー?大丈夫、竜華パワーがいっぱいやからー」ニコニコ

竜華「そーお?」ヘラヘラ

船Q「相変わらず仲ええですね」

泉「(……ナチュラルに清水谷先輩の膝に座っとるし)」



660: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/23(月) 00:00:26.97 ID:YH8haWK5o

セーラ「おらー、はよ打てって」

竜華「んーじゃ、これー」パシッ

セーラ「よーしっ」パシッ

怜「あっ…」

泉「あ、ロンですー、3900」

セーラ「えー?」

船Q「だっさい振り込みですねー」ニヤニヤ

セーラ「うっせー!次は親や!やったるでー」



661: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/23(月) 00:01:03.10 ID:YH8haWK5o

セーラ「おー、ええ配牌やー!」コトッ

船Q「こっちもなかなかですでー?」コト

怜「………なあなあ」

泉「なんですか?」コト

怜「ラス引いた人、罰ゲームしようや」

セーラ「えー?何するん?」

船Q「一気飲みとかですか?」

泉「……それは死にそうなんで、やめときましょ?」



662: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/23(月) 00:01:47.71 ID:YH8haWK5o

竜華「……あ、じゃ、アレ着せる?」コト

怜「あー、ええな」

セーラ「何ー?」

怜「ん、メイド服着てもらおっかなーって」

船Q「なんでそんなモンが……」

竜華「そんなん、プレイの一環に決まっとるやん」

怜「コスプレやでーコスチュームプレイや」

セーラ「んーメイド服かー着たくないから頑張らな」

船Q「ええんやないのー?」

竜華「ふふ、ウチがラスやったら怜が着てー?」

怜「えー……アレ着ると竜華激しいから嫌やぁ………」

泉「(………サラっとすさまじい事言ってるのに誰も突っ込まへん……)」

セーラ「………しゃあ、二順目リーチっ」グビグビ

泉「(…酒、こわっ)」



663: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/23(月) 00:02:44.77 ID:YH8haWK5o

――

泉「私が……トップですね」

泉「(酒ってすごいんやな、先輩らの打筋、めちゃめちゃやん)」

船Q「先輩ら雑すぎですよー」ニヘラ

セーラ「あー、3チャかぁ……」

竜華「………へへ。ラスやな」

怜「えー、ウチに着せたくてわざと負けたんやないん?」ジト

竜華「どーでしょー?」

怜「しょーがないにゃぁ……竜華は」ゴロゴロ

セーラ「んー、じゃ着替えてこいよー」ゴロン

船Q「私もちょっと寝とくわ」ゴロ

泉「(………普段なら先輩が突っ込んでくれるのに…)」

怜「行ってくる―」フラフラ

竜華「うちもー」フラフラ

―――――

―――――



664: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/23(月) 00:10:16.71 ID:YH8haWK5o

寝室

怜「どこにやったっけ」

竜華「んー、ここやで」ゴソゴソ

怜「……………りゅうかぁ」

竜華「えー?」

怜「着替えるのめんどいー、脱がせて?」

竜華「………ふふふ」シュルシュル

怜「んー」ヌギヌギ

竜華「怜は可愛いなぁ…」

怜「知ってるでー」

竜華「…………これも、脱ぐー?」

怜「えー、メイド服やし下着着たいー……」

竜華「…だめ、燃えないから、アカンで」

怜「…………そやなー、しょうがないなー」ヌギヌギ

竜華「……怜っ!」ガバッ

怜「そやな、来てまうよなー」ギュム

竜華「隣にみんなおるから…声出したらアカンでー?」フニフニ

怜「あっ…………や」



665: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/23(月) 00:17:40.81 ID:YH8haWK5o

泉「先輩ら戻ってこんし………」

セーラ「…………」グウグウ

船Q「…………」ゴロゴロ

泉「江口先輩らは熟睡やし……」

泉「でも、始発まであと2時間くらいあるからなぁ……」

泉「………ちょっと、寝よかな。先輩の家やけど」ゴロリ

泉「…………………」

「………ほら、ここ、もうヤバいやろ?」

「…ひゃあっ!そ、アカンって……」

「……ふふ、滅茶苦茶にしたるわー」

「あっ、…あかん……ふぁあああ!」

泉「……………………」ドキドキ

泉「……………」



666: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/23(月) 00:18:36.20 ID:YH8haWK5o



泉「……あれ、いつの間に寝てたんやろ」

セーラ「うあ………ふぁあ」

船Q「おはようございますー」ガリガリ

竜華「あ、みんな起きたー?」

泉「!」

怜「朝ごはん、って言ってもスムージーやけど」

セーラ「おー!おおきにー!」

船Q「ありがとうございます」

竜華「やー、楽しかったな、また飲もうな?」ニコニコ

怜「そん時は泉も飲もうなー」

泉「(こ、この人らはウチらが聞いてたとか考えんのか……!)」

セーラ「泉?」

泉「……………私、生涯酒は飲まんって誓いました」

竜華「………………?」

おわり



668: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/09/23(月) 00:57:12.77 ID:JgrSWxNzo

酒を飲んだら飲まれてなんぼよ!
いい肴ですわ本当に、この子らのやりとりは
乙!



671: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/23(月) 23:10:51.46 ID:YH8haWK5o



竜華「赤ちゃんが欲しい………」



672: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/23(月) 23:11:21.24 ID:YH8haWK5o

土曜日 部活終了後

セーラ「は?」

泉「…………」ブフッ

怜「……何言うてるんや、変態」

竜華「あ、ち、ちゃうねん!そそそそういうことやなくてっ……!」

怜「妊婦フェチってことか?なかなかハイレベルやな」

竜華「や、怜には産ませんで?つわりで倒れたら心配やし」

セーラ「……いや、そもそも、女同士やと赤ちゃん出来んやろ」

泉「あ、その突っ込みして良かったんですか?」

怜「…………………」ハァ



673: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/23(月) 23:11:48.59 ID:YH8haWK5o

竜華「そ、そう!なんかさ、子どもとか赤ちゃんって可愛いやん?」

怜「まぁ………そやな」

竜華「そやから……こう、遊びたいっていうか……戯れたいっていうか…な、ちゃうねん」

セーラ「………」ジト

泉「…………」ジト

怜「…………ろりこんか」ジト

竜華「あー!ちゃう、そうやなくって、えっと……!」

船Q「…話は見えませんけど、赤ちゃんはここにおりますよ?」

「……あー、あー」

怜「え?」



674: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/23(月) 23:12:28.43 ID:YH8haWK5o

竜華「わー!可愛い!」

セーラ「ど、どうしたんや、この子」

船Q「おばちゃ…監督に預けられました。ウチの又従妹らしいです」

竜華「へぇ……」ナデナデ

「あー」キャッキャ

竜華「わー!嬉しそう!かわいいー」ニヤニヤ

セーラ「……おまえ、完全にアウトな表情しとるで」

竜華「え?」

怜「やっぱりろりこんか。あほ竜華」

竜華「え、あ、いや…!」



675: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/23(月) 23:12:58.11 ID:YH8haWK5o

「あー!あー!」バタバタ

船Q「わ、ど、どうしたんや?」

竜華「ウチに抱っこされたいんやってー。せやろー?」

「あー」ニコニコ

竜華「ほらほら、おいでー」ダキッ

「♪」キャッキャ

泉「何とも……人見知りせん子ですね」

セーラ「何歳なんや?この子」

船Q「10ヶ月です。ハイハイも掴まり立ちも出来るから普通に相手しとればええと言われとります」

怜「…………………」ムスッ



676: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/23(月) 23:13:24.91 ID:YH8haWK5o

竜華「いないいなーい…………」

「……………」キョトン

竜華「ばぁー!」

「きゃあああ」ニコニコ

セーラ「………めっちゃ楽しんでるやん」

泉「あの溢れる若妻感はなんですか……」

キャッキャ

怜「………ろりこん竜華。もう知らん」ゴロン

船Q「先輩、不貞寝やめてください。邪魔ですんで」

セーラ「子どもに嫁取られた旦那かいな……」

泉「………いや、妹にお母さん取られたお姉ちゃんですね」

怜「……………」ブスッ



677: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/23(月) 23:14:00.62 ID:YH8haWK5o

竜華「…………あ、怜!」

怜「!な、何?」

竜華「この前保育園実習の時に作ったガラガラ部室に置いてたよね?どこにあるか知らん?」

怜「……………知らんわ」プイ

竜華「え………」

「あー?」

怜「…………」トタトタ

竜華「?怜準備室に行ってしもた……」

「あーあー」クイクイ

竜華「なー、どうしたんやろうなー?」

泉「………帰ります?」

船Q「…いや、折角ええ映像が撮れてるんで」●REC

セーラ「一体どの層に需要あるんやこの映像………」



678: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/23(月) 23:14:26.64 ID:YH8haWK5o

準備室内

怜「………ガラガラ。あった」

怜「ちょっと大人気ないやんな……赤ちゃんに嫉妬は」

怜「…うん、将来の予行演習や、ウチもええお母さんになろう」

ガララ

怜「竜華ー、ガラガラ、あった…で……」

「あー、あー」ポヨンポヨン

竜華「あはは、触ってもなんも出えへんよー」ヨシヨシ

怜「はっ?」



679: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/23(月) 23:15:15.72 ID:YH8haWK5o

ドタタタ

竜華「え?」

怜「おいチビ公!何しとるんやあほっ!」フニッ

「えう………?」

怜「柔らかいほっぺしよってからに!それはウチのおもちやで!?」フニフニ

「あー、………」ジワ

竜華「こ、こら、怜………」

「あああああん!」ビエエエン

泉「わーわー」

竜華「わ、よしよし、怖かったなー?」ユサユサ

「あー、うあああー」ビエエエン

セーラ「おい、怜!アホはお前や!」ビシッ

怜「あうっ」

船Q「さすがに……酷いですわ、コレは」



680: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/23(月) 23:15:42.43 ID:YH8haWK5o

怜「ご、ごめん……ついカッとなってしもて」アセッ

「あー、あー」グシグシ

竜華「怖かったなー、ごめんなー?」ヨシヨシ

怜「………あの」

「」ビクッ

怜「ご、ごめんな?チビちゃん。これで遊ぼう?」ガラガラ

「!」パアアア

「あー、あ」ジタバタ

竜華「あ、降りるん?」ヒョイ

「あー」ハイハイ

セーラ「怜一直線やな」

船Q「おもちゃのためなら、怒ってきた人も怖くないんやな……」

泉「案外現金ですね……さすが愛宕家の従妹」

船Q「あ?」ジロ

泉「………す、すいません」



681: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/23(月) 23:16:32.21 ID:YH8haWK5o

怜「ほーい、がらがらー」ガラガラ

「あー」キャッキャ

怜「ほら、ここまでおいで?届かへんやろー?」ニコニコ

「んっ!」ギュッ

竜華「!」

怜「お、掴まり立ちできるんやな。すごいわ」ガラガラ

竜華「(………いや、赤ちゃんに嫉妬は、アカン)」ブンブン

セーラ「形勢逆転か」

泉「あの子が先輩の腕掴んだだけですやん……」

船Q「園城寺先輩と子どもやと、なんか友達同士みたいやね」



682: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/23(月) 23:17:09.22 ID:YH8haWK5o

「あー」ノビー

怜「もうちょっとやなー」フリフリ

「!」パシッ

怜「あー、とられてもうた」

「あー」パアア

竜華「怜ー」ギュッ

怜「うぇ!?な、なに?」

「♪~」ガラガラ



683: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/23(月) 23:18:56.76 ID:YH8haWK5o

竜華「怜、ごめんな?」

怜「……ん?あぁ、いや、ウチが悪いわ、あんなん」

怜「でも、竜華が大好きやから、赤ちゃんにも嫉妬してしまうんや…」ギュッ

竜華「んー、ウチも赤ちゃんに嫉妬しとるし」ギュウ

怜「!」

竜華「怜………」チュッ

怜「りゅう、か……」チュッ

「あー?」ガラガラ

セーラ「はーい、良い子は見ちゃダメやでー」ギュッ

泉「最近自分らの世界に入り込むの早くないですか?」

船Q「まぁ……しゃーないんやない?アホやし」



684: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/23(月) 23:20:32.56 ID:YH8haWK5o

怜「竜華ぁ………」ギュウ

竜華「ん……いつか、子ども一緒に育てような?」ギュッ

怜「そやなぁ………一緒に、ええ家庭作りたいなぁ……」

―――

泉「………物心ついて、『あ、アレいちゃこいてたんか…』てなるやつですね」

船Q「ゲッソリなるやつやなぁ……」ハァ

セーラ「おら、たかいたかーい」

「きゃああああ!」キャピ

セーラ「ええなー、子ども可愛いな」

泉「ですねー」

船Q「(セーラやら部長やらと子ども……なるほど、ええモンが生まれそうやな)」ニヤリ

おわり



689: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/09/24(火) 02:21:05.04 ID:OtUewPumo

乙乙

ちなみにiPS細胞というもので(ry



690: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:09:24.16 ID:xj7FfjWQo

次っ

怜「竜華って、苦手なことあるん?」



691: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:10:02.46 ID:7Pi3C2hbo

竜華「へ?」

怜「ずっと考えててん。竜華って、運動できるし、料理できるし、麻雀強いし…」

竜華「や、そんな」テレテレ

怜「なんか不得意なことあるんかなぁ…と」

竜華「………………実はな」

怜「…お、なんかあるんか」

竜華「うん……それも、ゴツいのが」

怜「…………な、何や、それは」

竜華「それはな…………」

怜「………………」ゴクリ

竜華「…これやー!」バサバサ

怜「!?」



692: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:13:10.02 ID:7Pi3C2hbo

怜「なんや……あ、世界史?」

竜華「そう!もー、全く覚えられん!」

怜「来週からテストやなー」

竜華「なんやねん!世界の過去を知ってどうなんねん!」グシャグシャ

怜「わーわー、落ち着いて、竜華」

竜華「コンスタンティヌスって誰やー!カラカラって名前なんに浴場とか作るなやー!」プンプン

怜「や……期末は古代ローマやないで。イスラム史や」

竜華「……?イスラム史って何?」

怜「……その段階なんか」ハァ



693: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:14:44.69 ID:7Pi3C2hbo

竜華「あ、ひょっとして怜、世界史得意!?」

怜「…ま、まぁ、文系科目は全般得意やし、覚えるの好きやし……」

竜華「え、凄いー!教えて下さい怜せんせー!」ガバッ

怜「うわっ……はいはい、なら勉強会しよか?」ナデナデ

竜華「うんっ!」

――

園城寺邸

竜華「お邪魔しまーす!」

怜「邪魔すんなら帰ってー」

竜華「ならさいならー…って、なんでやねんっ!」

怜「お、見事なノリツッコミやな」

竜華「ふふん」ドヤ

怜「………さ、勉強やな」

竜華「…………うん」



694: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:17:18.43 ID:7Pi3C2hbo

怜「イスラムは王朝の名前めっちゃ出てくるやろ?」

竜華「うん……覚えきれん…」

怜「ま、名前はうろ覚えでええねん。問題はどこにあるか、や」

竜華「なるほど」

怜「で、これが地図や。これに王朝書き込んでいくでー」

竜華「わ、なんか授業みたいやな」

怜「ふふふっ、さすがやろー?」ドヤ

竜華「(ドヤ顔怜かわええなぁ)」



695: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:20:23.48 ID:7Pi3C2hbo

怜「まずは……イランからか……と、上下逆やと書きにくい…」トタタ

竜華「え?」

怜「ちょっと座るで」ポスッ

竜華「(えええええ)」

怜「見ときや?ここが初めは……」サラサラ

竜華「(な、なんでいきなり膝の上に…!)」

怜「これが15世紀までで、次が…」

竜華「(ええ匂いするし、柔らかいし…)」

怜「……………竜華?聞いとる?」ジト

竜華「っ!ご、ごめん!」



696: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:22:13.84 ID:7Pi3C2hbo

怜「…ほらあ、ウチに見惚れんと、プリント見ときや?」

竜華「う、うん……」ドキドキ

怜「そんで、中央アジアが…」サラサラ

竜華「………………」

――

怜「っと、こんな感じや。わかった?」クルッ

竜華「……なるほど、ようわかった」

怜「ん、なら良かった」

竜華「センセーより教え方上手やん。凄いなー」

怜「そ、そんな誉めることやないで」テレ



697: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:25:13.44 ID:7Pi3C2hbo

竜華「…でもコレで、大体頭に入ったで」

怜「お?言うたなー?なら、この問題集の275ページからやってみ」

竜華「おっけー」

怜「……全問正解なら、『ご褒美』、あげるな?」ニヤニヤ

竜華「え?………あ」カアッ

怜「……じゃ、ウチあっちの学習机で数学やりよくから」スタ

竜華「(あ、怜膝から降りてしもた……)」

竜華「(………『ご褒美』……)」

竜華「よっし、やるでっ」ゴッ

怜「(まぁイスラム難しいし、満点は無理やろー)」ペラ



698: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:29:52.23 ID:7Pi3C2hbo

怜「……………」カリカリ

竜華「…………」カリカリ

怜「………」ムゥ

竜華「………終わった」

怜「………あ、コレ解答や。丸つけしとって」スッ

竜華「あ、おおきにー」ヒョイ

怜「…ご褒美目当てにズルしたらあかんよ?」

竜華「そ、そんなことせえへんって」アセ

怜「……………」ウーン



699: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:30:38.27 ID:7Pi3C2hbo

竜華「(これも正解…お、次もや)」シュッ…シュッ

怜「……………んー」

竜華「(……え、これまさか)」シュッシュッ

竜華「!(ぜ、全問正解やっ…)」

竜華「怜…あれ」クルッ

怜「…………んん、わからん」

竜華「何しとるん?」



700: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:31:28.03 ID:7Pi3C2hbo

怜「数学…の、なんか応用」

竜華「……あ、なんやこのパターンか。これな?…」サラサラ

怜「え?……ああ、なるほど。コレに代入するんか」

竜華「そうそう。わかった?」

怜「うん、ありがと……竜華、数学得意なん?」

竜華「うんっ!数学と化学が得意科目やっ」キラキラ

怜「………何で理系に行かんやったん」

竜華「だって、文系理系クラス違うやん。怜と一緒のクラスになりたかったから」

怜「!」

怜「……そ、そんな理由で将来左右する選択を…」

竜華「えー、だって怜がいない将来とかありえへんし」ギュー

怜「…もう、ええわ」カアアア



701: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/09/24(火) 21:32:08.68 ID:tIoEoh48o

このバカップルが!ww



702: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:35:34.10 ID:7Pi3C2hbo

怜「それより、世界史は?」

竜華「……あ、そう!満点やったよ!見て!」ジャーン

怜「え、……わ、マジやん」

竜華「ふっふっふ」ドヤ

怜「(一発で理解するとは…ホンマ、頭ええんやなあ)」

竜華「ね、ご褒美はー?」ワクワク

怜「(……いや、本能に忠実なだけかな)」ジト

竜華「………ねーったら」

怜「いや…ホンマに全問正解するとか思っとらんで…」

怜「(なんも考えてなかったわ……)」アセ

竜華「え、なんもないの?」ジト

怜「うっ…ご、ごめん」

竜華「んー………なら、怜からチューして?それで勘弁したるわ」

怜「へ!?」



703: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:37:40.74 ID:7Pi3C2hbo

竜華「ほら……なんなら目瞑るから」スッ

怜「え、ええ?」

竜華「んー」ズイ

怜「や、でも……」アセ

竜華「…怜やっていつもねだってくるやん。んー」

怜「そうやけど……えー」

怜「(ど、どないしよ)」

竜華「………」

怜「(と、とりあえず首に手を回して…)」ギュ

竜華「!」

怜「………」ドキドキ



704: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:38:32.78 ID:7Pi3C2hbo


竜華「(目開けたら…怜がいっぱいやろうなぁ…)」ドキドキ

怜「あぅ……………や、やっぱ無理やぁ……」フイ

竜華「!………ええぇ?」ジト

怜「はっ……恥ずかしっ……」カアアア

竜華「い、いつもウチ、そんな感じやねんで……?」

怜「や、それはさぁ………立場が……」

竜華「…………なぁ」ジッ

怜「っ、そ、そうやっ」

竜華「ん、何?」



705: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:41:09.21 ID:7Pi3C2hbo

怜「こ、この期末試験で合計点勝った方がチューするんやダメ?」

竜華「えぇー?」

怜「そ、そうやん。世界史のイスラムできただけやったらアカンのやし」アセッ

竜華「んー……まぁ、そうかぁ………」ウーン

怜「(よし、勉強はウチのが辛うじて出来る……はず)」

竜華「ん、じゃあ、今から猛勉強するわ」パッ

怜「!…………そやな」

竜華「………………」

怜「……………」

怜・竜華「(絶対、負けられんなっ)」

おわり



706: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:43:20.73 ID:7Pi3C2hbo



怜「合宿の夜事情……」

1、2日目は>>582泉「部長ドッキリ?」、3日目は>>345竜華「………肝試し?」
の続き。かも



707: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:44:16.71 ID:7Pi3C2hbo

一日目 夜

竜華「ほ、ほんま、なんで監督二人部屋なんかにしたんやろ…なぁ」ドギマギ

怜「(あからさまに緊張しとるな…ま、ウチもやけど)」ドキドキ

怜「(ドッキリのためや、冷静に、冷静に…)」

怜「………さ、早よ寝るで。明日も早いやん」

竜華「そ、そやなぁ…」カチコチ

怜「…布団は………あった、これか」ボフッ



708: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:45:42.12 ID:7Pi3C2hbo

竜華「……お、お布団並べて敷く?」

怜「………一枚でええんやない?」

竜華「!?そ、それはアカンっ!」カアッ

怜「…………一緒に寝たいくせに」

竜華「や、寝たいけど…!立場上合宿中にそんなんは………って…あ」

怜「………煩悩丸出しやん」ニヤニヤ

竜華「~~!と、とにかく、お布団は並べよ!」

怜「はいはい。忍びこんで来んでや?」

竜華「そ、そんなことっ………」カアアア



709: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:48:16.08 ID:7Pi3C2hbo

就寝後

竜華「………………」スーピー

怜「(竜華寝たかな、よし、抜け出さんと)」ゴソッ

竜華「んっ………」ゴソゴソ

怜「(え?)」

竜華「」ガバッ

怜「(わ、わ、こっちの布団に入ってきた) 」ドキドキ

竜華「……………」ゴソゴソ

怜「(な、なんやこれ。………なんやこれ!)」



710: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:52:02.66 ID:7Pi3C2hbo

竜華「…」サワッ

怜「あっ……」ピクッ

竜華「んー…ときぃ………」ギュウウ

怜「んっ(……起きとるんか……?)」

竜華「……好きやぁ、………」サスサス

怜「ひゃっ…背中、やめっ………」ビクビク

竜華「んー……………」スウスウ

怜「(…寝とるんか………このヘタレ、起きとる時にせえや……)」モゾモゾ



711: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:54:24.94 ID:7Pi3C2hbo

怜「(…ぼちぼち出ないとホンマに船Qにどやされる…)」

怜「(なんとか抜けださな)」モガモガ

竜華「…………」ペロッ

怜「んあっ!?もっ………」

――

怜「……な、なんとか、抜け出してきた、で……」ピクピク

船Q「おお、お疲れ様です」

怜「ホンマ、寝とる間だけは積極的やから…」

セーラ「どうせ抱き枕にされとったんやろ?」

怜「(そんなレベルやなかったわ)」ハァ

船Q「…早くしましょ。先輩が気づいたらあきません」



712: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 21:56:29.90 ID:7Pi3C2hbo

部屋内

セーラ(怜)「(これは…竜華の時と比べ物にならんくらい力が溢れとるな)」

竜華「………」グガー

セーラ(怜)「(これなら、万が一襲われても抵抗できそうや)」

竜華「んぅぅ…………」スピー

セーラ(怜)「(…で、竜華は…完全にウチの布団で寝とるな、まったく)」

セーラ(怜)「(……ウチも竜華の布団で寝よか)」モゾモゾ

セーラ(怜)「(……………竜華の、匂い……)」 スウ



713: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 22:00:41.98 ID:7Pi3C2hbo

二日目朝

竜華「ん、んぅー」ノビー

竜華「(あれ、寝とる所が違うような……まぁええか)」

竜華「よし、二日目頑張るでー!」

竜華「ほら、怜、起きて……」

セーラ(怜)「んうぅ……」グシグシ

竜華「!?」

セーラ(怜)「………ん、竜華、おはよ(良かった。抱きつかれんで済んだわ)」

セーラ(怜)「(…この体で抱きつかれるんはセーラにも竜華にも申し訳ないしなぁ…)」

竜華「あ………え!?」

一日目夜 おわり



714: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 22:04:54.87 ID:7Pi3C2hbo

二日目夜 ネタバラシ後

竜華「ホンマ…驚いたわ……」

怜「んー、なら良かったわ。ドッキリやしな?」

竜華「この部屋、カメラはもう無いんよね?」

怜「うん、さっき船Qが全部外してたで」

竜華「そっか………ならええけど」


怜「結構カメラ仕掛けてあったなぁ…」

竜華「………まぁ、ええわ」

怜「?」

竜華「ウチが中身も外見も全部総合して怜を愛してるって、わかってもらえたやろ?」ギュー

怜「さっきも聞いたわソレ…うん、わかったって」

竜華「……ふふ、それなら、ドッキリにかけられるのもアリやなぁ」ギュ

怜「(背中から抱かれるの…ええなぁ)」



715: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 22:08:54.52 ID:7Pi3C2hbo

竜華「………あのさ」

怜「何ー?」

竜華「セーラが中身の怜は何も思わんかったけど……」

怜「うん」

竜華「袖余った学ランって……めっちゃ興奮する」

怜「は?」

竜華「しかもさ、学ランの下、タンクトップ一枚やん」ムニ

怜「んぁっ……そ、そやけど」

竜華「なんちゅーか…よう考えたら、めっちゃエロいやん…」クニクニ

怜「ふぁっ…へ、へんたいっ」ビクッ



716: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 22:10:45.12 ID:7Pi3C2hbo

竜華「今後とも是非この格好で学校に……」サワサワ

怜「嫌に決まっとるわ……っ!」ピクピク

竜華「………怜、こっち向いて」

怜「………?」クルッ

竜華「」ドサ

怜「きゃっ!」

竜華「………ふふふ、今日は寝かさへんで…」チュー

怜「んっ……や、嫌やっ!」ビクンッ

竜華「そんなこと言っても体は…」

バタン

竜華「え?」



717: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 22:11:34.57 ID:7Pi3C2hbo

船Q「………マイク取り外し忘れてました」

泉「……………」カアアア

セーラ「………あんなぁ」

竜華「あ………あっ」

怜「……さいてー」

船Q「すいませんねー?お取込み中に」

竜華「………え、と…」カアア

泉「(船久保先輩……わざと忘れたんやないでしょうね…)」



718: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 22:15:54.78 ID:7Pi3C2hbo

ガチャガチャ

船Q「…これでホンマに全部撤去やけど」

セーラ「……明日も練習あるからな?ほどほどにな」

パタン

竜華「…………… 」マッカ

怜「…合宿中は部長の立場優先やないの?」

竜華「…そうでした。すみませんでした」

怜「……ほら、寝るで」

竜華「…………うん」

怜「…………………」

竜華「……………………」ドギマギ



719: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 22:16:20.71 ID:7Pi3C2hbo

怜「………まぁ、そやけど」モゾモゾ

竜華「!?」

怜「ウチのこと、全部愛してくれてるってわかったから…ご褒美や」ギュッ

竜華「え…………え……」

怜「……一緒に、寝たる」

竜華「…………!」

怜「…………」スウスウ

竜華「(ご褒美というか、拷問やん…………!)」ドキドキ

怜「♪~」スリスリ

二日目夜 おわり



720: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 22:19:32.54 ID:7Pi3C2hbo

三日目夜

怜「…き、肝試し、怖かった…」

竜華「セーラも…一緒に寝てくれんし…どないしよ」ガタガタ

怜「………あの女の人、なんやったんやろ………」ガタガタ

竜華「か、考えるのやめよ!怖いし……」

怜「そ、そやな……」

竜華「ね、寝よ?はやく」

怜「…………うん、おやすみ」

竜華「おやすみー………」

怜「…………………」

竜華「………………………」



721: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 22:20:14.90 ID:7Pi3C2hbo

怜「なぁ…………」

竜華「!」ビクン

竜華「あ……あ。何?」

怜「あ、ごめん。えっと………」

竜華「………うん、わかるわ」

怜「………一緒に、寝よ?怖い」ビクビク

竜華「…うん、そうしよ」ガタガタ

竜華「ほら、おいで」ピラ

怜「ん…………」ゴソゴソ

竜華「……」ギュッ

怜「………………」ギュウ



722: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 22:20:40.46 ID:7Pi3C2hbo

竜華「…」

ガタンッ

竜華「!」

怜「ひゃあっ!」

竜華「か、風やから、大丈夫や」

怜「りゅうかぁ……」ヒシ

竜華「ん、大丈夫やから、ウチここにおるから」

怜「ん…………」

セーラ「(………ここ、か?)」ユラ

竜華「え?」

怜「……え…何、あの……影」

セーラ「(…なぁ、まだビビらせるん?)」

船Q「(こっち向かんでください!ただユラユラ立って!ほら)」



723: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/09/24(火) 22:22:13.39 ID:tIoEoh48o

フナQww



724: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 22:22:26.02 ID:7Pi3C2hbo

怜「あ………あ…」ガタガタ

竜華「」

怜「り、竜華、助けて……」

竜華「」ブクブク

怜「!き、気絶しとる…」

怜「嘘やん……」ビクビク

――

セーラ「(……ぼちぼち可哀想になってきた)」

船Q「あー、気絶しちゃいましたか、なら、もうネタバラシしましょうかね」



725: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/24(火) 22:22:58.98 ID:7Pi3C2hbo

――

怜「はぁー?」

セーラ「そゆこと。俺、黒髪ロング似合うやろー?」

船Q「先輩ら見事に騙されるから、ネタバラシするのが惜しくて…」ククク

怜「なんやねん…ビビッとったのアホみたいやん…」

竜華「」ピクピク

怜「おーい、竜華ー」ペチペチ

竜華「女の人が…うあああ」ボー

怜「……だめや、こいつ」

――

四日目朝

竜華「(………なんかすごい怖い夢見た気がするけど……よう覚えてない)」

怜「………………ふぁ」ウトッ

セーラ「(……結局、朝まで意識もどらんやったらしい)」

船Q「(園城寺先輩…夜通し半泣きやったぽいですね。いろんな意味で)」

泉「(……もう先輩で遊ぶのやめましょうよ…)」

三日目の夜 おわり



728: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/09/25(水) 00:23:50.09 ID:t3I9/Rmpo

すばらな竜怜ですね
千里山は仲良しですばらです
明日も楽しみにしてます



730: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/25(水) 23:55:31.33 ID:Kq4OyUvXo



怜「付き合って、三日やん?」



731: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/25(水) 23:56:03.95 ID:Kq4OyUvXo

竜華「うん、そうやなぁ…」

怜「なんで何もせんの」

竜華「へ?」

怜「ほら、付き合い始めたやん?」

竜華「う、うん…………」ドキドキ

怜「今も一緒に帰っとるやん?」

竜華「そ、そやな」ドギマギ

怜「ね、なんで何もせんの?」

竜華「………ごめん、質問の意味がわからん」



732: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/25(水) 23:56:31.23 ID:Kq4OyUvXo

竜華「え、あ、そ、そやな」

怜「…こう……恋人らしく…手を繋いで帰るとかさぁ……」

竜華「………あ…いや」

怜「………ほら、手」スッ

竜華「……………………!」

怜「……ウチの手が寒いて言うてるよー?」

竜華「う………うぅ」カアアッ

怜「…ほら、風邪引いてまうー」フリフリ

竜華「…………ご、ごめんっ!」ダダダッ

怜「あっ………えええ」



733: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/25(水) 23:58:33.26 ID:Kq4OyUvXo

怜「ホンマに行ってしもた……もう」

怜「折角付き合い始めたんに……これやと避けられとるみたいやん」

怜「えーかげん……不安になるで………」ハァ

船Q「……先輩らマジで付き合い始めたんですね」

怜「わ、船Q」



734: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/25(水) 23:59:01.08 ID:Kq4OyUvXo

怜「わ、船Q」

船Q「清水谷先輩から聞いてましたけど……先輩の妄想かなんかと思ってました」

怜「……それは酷すぎやない?」

船Q「ま、とりあえず…おめでとうございます」

怜「…いや……でもこれ、付き合いよるって言うんかな……」ポリポリ

船Q「逃げられましたもんね」

怜「付き合い始めてからずっとこんな感じやねん…膝枕すらしてくれへんし」

船Q「そうですねぇ………」



735: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 00:00:14.23 ID:osHYtWj+o

怜「どうすればええと思う?」

船Q「………まぁ、考えがないわけではないけど」

怜「え、マジで?」

船Q「上手くいくかはわからんけど……一応…やってみよか」

怜「期待しとるで、千里山の頭脳」ポン

船Q「……おまかせあれ」

船Q「(新薬……ええわ、清水谷先輩なら死にはせんやろ)」



736: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 00:02:03.83 ID:osHYtWj+o

公園内

竜華「あー……またやってしもたぁ………」ガシガシ

竜華「いやぁ……怜可愛いしぃ……無理やん?ふつう」

竜華「…でもヘタレすぎると見放されるよなぁ……なんとかせんと」

竜華「これでも雰囲気とかあれば抱きしめれるし、膝枕やってできる…」

竜華「手ー繋ぐくらい…出来る……はずや、うん」

竜華「あ、明日、明日頑張るで…!」

船Q「明日、で、ええんですか?」

竜華「!ひ、浩子!?どこから……」



737: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 00:03:24.69 ID:osHYtWj+o

船Q「明日手ー繋ご思ってたら、今日愛想尽かされるかもしれませんよ?」

竜華「た、確かに…でもさぁ」

船Q「でも、もなんもありませんて……あ、これ、あげます」

竜華「?何これ、ジュース?」

船Q「栄養ドリンクみたいなもんです。ま、私の応援の気持ちですね」

竜華「さ、さよか……ありがとう」プシッ

船Q「…………園城寺先輩、もう少ししたらここ通ると思うんで、頑張ってくださいね?」

竜華「うん……おおきになー」

船Q「いえいえ。じゃ、私はこれで」

竜華「………」ゴクゴク



738: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 00:10:45.79 ID:osHYtWj+o

船Q「ただ今戻りました」

怜「……え、どこ行ってたん。人を道に待たせて」

船Q「まぁ、作戦決行中です。」

怜「お、なんか凄そうやな。で、ウチは何すればええの?」

船Q「とりあえず、あっちのコンビニで週刊誌ひとつ読んでください」

怜「へ…週刊誌……?」

船Q「読み終わったら、頃合なんで、公園に行ってください。清水谷先輩がおりますから」

怜「う、うん……わかったけど、それでええの?」

船Q「大丈夫です。100パー、手繋いでくれます。保障しますよ」

怜「………船Qがそういうならそうかもな。ありがとう」

船Q「(手繋ぐだけで……終わればええですね)」ニヤ

怜「?どしたん船Q」

船Q「!い、いえ…私は用があるんで帰りますね」スタスタ

怜「うん、じゃーね」フリフリ


怜「さて……えっと、コンビニやっけ」



739: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 00:16:07.60 ID:osHYtWj+o

コンビニ内

怜「………週刊誌を一冊、やっけ」

怜「何の意味があるんやろ………」ウーン

怜「ま、ええわ。丁度見たいのあったし」ペラ

――

公園内

竜華「……怜、来ぉへんなぁ…」

竜華「浩子、適当なこと言うたんちゃうやろな」

竜華「………怜が来たら、絶対、手繋ぐで……!」

ドクン

竜華「んっ?」

ドックン ドックン

竜華「……なんや…これ」

ドッドッドッドッ

竜華「…………!」カアアア

竜華「ひ、浩子……まさかこのドリンク…」



740: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 00:19:15.70 ID:osHYtWj+o

コンビニ内

怜「………ふう、面白かったな」パタン

怜「立ち読みだけやと申し訳ないから…お茶買って……と」

アリガトウゴザイマシター

怜「よし、公園行こうか」

――

公園内

竜華「はぁ……はぁ…………ヤバい」

竜華「(怜が来たら……絶対手ー繋ぐどころじゃ済まんっ……!)」バクバク

竜華「(即家に連れ込んで…いや、この場でしてしまいそうや)」

竜華「に、逃げな…」

怜「竜華ー?」

竜華「!」



742: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 00:30:38.18 ID:osHYtWj+o

竜華「!」

竜華「…………あ、とき、」バクバク

怜「(さっき以上に挙動不審やん…大丈夫なん?これ)」

怜「さっきはごめんな?一緒に帰ろう…?」トタトタ

竜華「………!」ズザザザ

怜「(…………おい船Q……)」

竜華「(駄目や、これは、ヤバい)」カアア



743: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 00:31:43.65 ID:osHYtWj+o

怜「あれ、竜華、顔赤ない?」

竜華「え!?そ、そんなことないで!?」

怜「そんなことあるって…動かんでや、そこ…」スタタ

竜華「あ……え?」バクバク

怜「………ん、ちょっと屈んで」

竜華「………こ、こう?」

怜「…ありがと」ピタ

竜華「ひゃぁっ!?(怜の手が額に……てか、背伸びしとる怜が目の前に…!)」

怜「何変な声出してんねん」

竜華「(………触れてるところが…ビリビリする…!)」ムラムラ



744: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 00:37:06.23 ID:osHYtWj+o

怜「………熱はないなー?」

竜華「て、手で測るのでわかるん?」ドキドキ

怜「うん、まぁ、病弱やから」

竜華「………そ、そか」

怜「(?病弱アピール言わへんねやろか…)」

竜華「だ、大丈夫やから、帰ろう?」ドッドッ

竜華「(そや、帰りながら、もう無心に、ただただ歩くことだけを考えよ、うん)」



745: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 00:38:41.62 ID:osHYtWj+o

怜「…あ、お茶あるで?飲む?」

竜華「ほ、欲しいっ!」

怜「はい、飲みかけやけど」

竜華「おおきにっ!(た、多少これで薄まるかな……って)」

怜「?」

竜華「(の、飲みかけって……かかかか間接キスやん…!)」ワタワタ

怜「…りゅうかぁ?いらんの?」

竜華「うん、や、やっぱええわ。とりあえず風に当たりたいから帰ろうや」ヒョコヒョコ

怜「……うん、ええけど…………」

怜「(…挙動不審度が増してる以外、普通やな…船Qいったい何をしたんや……?)」



746: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 00:47:39.71 ID:osHYtWj+o

竜華「(右足を出して…同時に右手を…あれ、左手だっけ)」カチコチ

怜「…………そういえば、りゅうか」

竜華「………は、はひ!?」ドキドキ

怜「さっき、なんでウチから離れたん」ジト

竜華「(……そ、そんな顔で見られたらっ…!)」

竜華「べ、別に…!」

怜「…………何もなくて、恋人から逃げるヤツがおるかいな」

竜華「う………そやけど」ドキドキ

怜「(んー、モーションかけた方がええんかな)」



747: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 00:48:33.38 ID:osHYtWj+o

怜「………なぁ、竜華ぁ……」

竜華「え、なに!?」

怜「ウチの手、冷たいぃ………」スリスリ

竜華「!」

怜「誰かさんが握ってくれへんから…」

竜華「ごご、ごめんっ!」ギュッ

怜「!(両手ごと……か)」ドキ

竜華「んっ…(手も………アカンのか)」ビクッ

怜「………あ、竜華の手、あったかいな」

竜華「せ、せやろー?(体の芯からあったかいどころの騒ぎやないけどっ!)」ムラムラ



748: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/09/26(木) 00:52:05.28 ID:hEYC4dUUo

園城寺先輩もう一息や!



749: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 00:54:51.75 ID:osHYtWj+o

怜「やっと、手握ってくれたな?」

竜華「!こ、これは勢いで…ごめん、離すっ…」

怜「いやいや、やめてや」

竜華「へ………?」

怜「今日は、これで、連れて帰ってくれるんやろ?」ギュッ

竜華「うひゃっ……!」

竜華「(こ、これ……恋人繋ぎ……やんなっ……!)」

竜華「(指の間まで敏感になっとるしっ…)」ピクッ



750: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 00:56:15.89 ID:osHYtWj+o

怜「竜華………?」ジッ

竜華「(う、上目遣いとか……今してこんでよっ……!)」バクバク

怜「ホンマ、さっき公園で会ってから………おかしない?」

竜華「……や、その……色々おかしいけど……」

怜「どうしたんや」

竜華「う……い、言えへん」

怜「えー、なんそれ」ジト

竜華「…………抑えがきかんくなりそうなんや」ボソ

怜「………………竜華?」

竜華「…………い、いや!な、なんでもないっ!」



751: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 00:59:48.05 ID:osHYtWj+o

怜「ふふっ……竜華」トスッ

竜華「ひぁっ!?な、なんやいきなり肩にっ………」

怜「………抑えなんて、きかせんで、ええんやで?」ニコ

竜華「っ…………」ドックンドックン

竜華「怜!」ガシッ

怜「え?な、何?」

竜華「(そ、そんな誘い文句……っ、襲うしかっ!)」バクバク

怜「(………手ー繋いで、すぐ、初チューか)」ドキドキ

竜華「…………怜」

怜「……竜華……」



752: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 01:05:47.17 ID:osHYtWj+o

竜華「……やっぱり、アカーンっ!」フイッ

怜「……………はっ?」

竜華「ごめんな怜、ウチやっぱ先に帰るわっ!」ダダダダ

怜「ちょ、竜華…………嘘やん」

竜華「(い、一時の感情で大事な初チュー失ってたまるかっ!)」

竜華「(夜景の見える丘とかそういう綺麗なところでチューしたいんやっ!)」

竜華「じゃ、じゃーね!」

怜「ええ……」ポツン



753: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 01:07:23.74 ID:osHYtWj+o


怜「………………」ムス

セーラ「おい浩子、怜めっちゃ不機嫌なんやけど」

船Q「あっれー?先輩、うまく行きませんでした?」

怜「10秒くらい手ー握って…それで終いや。ダッシュで逃げよった」

船Q「(えー…通常の8倍は増幅されるし…発散せな効き目なくならんのに……)」

セーラ「?ああ、手ー繋いでくれんって話か」

怜「あんなん手ー繋いだ内に入らんわ。もう」

船Q「おっかしいなぁ………」

竜華「」ガラッ

船Q「あ、清水谷先輩」

竜華「~~~~!」ツカツカ

船Q「…………発散できました?」

竜華「………しとらんわっ!解毒剤、寄越しっ!」カアアア


おわり



756: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/09/26(木) 16:36:37.20 ID:wALPadRho

付き合って3日だとまだまだヘタレね
大学生になってからの積極的なのとギャップがいい
変わらないのは竜怜のイチャラブ度か
実にすばらっ!!おつおつー



757: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 21:57:21.15 ID:osHYtWj+o

次 

華菜「天江衣!大阪に行くしっ!」



758: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 21:58:35.19 ID:osHYtWj+o

龍門渕高校内

透華「あなたは…風越の」

衣「?なんでいきなり大阪に向かうのだ?」

華菜「打ちに行くんだしっ!一緒に来るしっ!」

衣「!その者は、強いのか!?」キラキラ

華菜「ちょー強いしっ!華菜ちゃんトばされちゃったしっ!」

一「(普通な打ち手でもトばされそうだけどな、この大将は)」



759: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 21:59:29.25 ID:osHYtWj+o

衣「……行こう!」キラキラ

華菜「よっし!…というわけで、天江を連れて行くしっ!じゃっ!」バタバタ

衣「やったー!」トテトテ

バタン

透華「…………なんですって!?」

一「反応遅いよ、透華……」

透華「風越のに連れて行かれましたわっ!一体どうしたらっ……!」アワアワ

一「大丈夫だよ。衣だってもう高校生だし」ポン



760: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:01:27.04 ID:osHYtWj+o

新大阪駅

華菜「着いたー!」

衣「(何か既視感を覚える景観……衣はここに来たことがあるのか?)」

衣「…それで、どこに行くんだ?」

華菜「」プルルルル

衣「?」

――

千里山 部室内

ピリリリ

怜「あ、来た来た。もしもしー」

怜「うん、うん、おっけー。じゃそこに居ってなー」ピッ

竜華「誰から電話?」

怜「うん。ちょっと後輩のために、な♪」

セーラ「……どういうことや?」



761: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:03:19.37 ID:osHYtWj+o

船Q「あ、お願いしてた人ですか。ありがとうございます」

怜「うん!じゃ、ちょっと迎えに行ってくるー」トタトタ

竜華「え、じゃあウチも行くっ!」

船Q「早よ連れて来てくださいねー」

セーラ「……じゃ、俺らは打とうか」

泉「(………もう11月やけど、先輩らはいつまで部室に入り浸る気なんだろう…)」



762: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:04:21.51 ID:osHYtWj+o

駅構内

竜華「なぁ、結局誰なん?誰かこっちに来たん?」

怜「会ってからのお楽しみやでー♪」

竜華「ええー……もう」

怜「お、おったわ、おーい」

華菜「おそいしっ!」

怜「やかましわ。先輩呼びつけてから」ピシ

華菜「んにゃっ!?よ、呼びつけたのはそっちだしぃ…」

竜華「わ………久しぶりやな、華菜ちゃん」

華菜「よっすっ!千里山の大将さん!」



763: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:05:11.62 ID:osHYtWj+o

衣「この者たちなのか?衣と打ってくれるのは」

衣「(見たことがあるような……)」

竜華「!この子……」

衣「(思い出した!いつぞやの祭事の際に打ってくれた人だ!)」

衣「よろしく頼むぞ!」パアッ

竜華「(か、かわいいっ!)」キューン

衣「(……でも、あの時打ったのは男の人だったような…?)」ウーン

華菜「……何見つめ合ってるんだ?」

怜「ほらほら、行くで」



764: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:07:30.50 ID:osHYtWj+o

怜「ここや」ガラガラ

華菜「おお、さすが名門!うちと同じくらい広いしっ!」トタトタ

泉「おかえりなさいーって、わ」

セーラ「……こいつは………」

華菜「ふふふ、華菜ちゃんがそんなに怖いか?」ドヤア

怜「ちゃうわ。お前の後ろや」

華菜「……う、わかってるけど……」ジワ

衣「……衣と打ってくれるオトモダチか」

船Q「(園城寺先輩が最恐の高校2年生とオトモダチとはな…)」



765: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:08:44.22 ID:osHYtWj+o

竜華「打とう!衣ちゃんっ!」

衣「!ちゃんではなくっ!」

竜華「え、あかんかった?可愛いやん、『衣ちゃん』って」

衣「もう17歳だっ!衣はもう子どもじゃないっ!」

竜華「ふふ、ウチは18歳やでー?」ヒョイ

衣「ふぁっ」

竜華「可愛えなぁ…よし、打とう」トタトタ

衣「……抱えて、運ぶなぁぁ……」

怜「……………」ジト

華菜「……?大丈夫かー?」

怜「…気安くタメ口きくなや、ボケ」パシ

華菜「んにゃっ!なんでそんなに機嫌悪くなってるんだし…」

怜「……うっさいわ、うりうり」プニプニ

華菜「にゃあああああ……や、やめろしぃ…」

竜華「…………………」ジト

怜「……………」イライラ

セーラ「え、ええから、とにかく打とうやー!」



766: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:09:15.86 ID:osHYtWj+o

竜華「…華菜ちゃん、3麻しようや」

華菜「え……わかったし……」

怜「………………トビなしでな」

――

怜「ロン。5200」

池田「わっ!起家いきなり流されたしっ……」

竜華「ロン。2000」

池田「にゃっ!……うう、はい」

竜華「ロン。6100」

池田「連荘止められなかったし……」



767: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:10:01.26 ID:osHYtWj+o

怜「ロン。5800」

池田「にゃああ!?」

怜「ロン。11600」

池田「………もう点棒なくなっちゃったし…」

竜華「ロン。24300」

華菜「」

――

衣「♪~」

セーラ「うわ……ゴツいいじめやな……」

泉「無極点ってもんやないですね」

船Q「お互いからむしり合えば平和に済むのに…」

衣「ツモ!6000オール」

泉「(……こっちもこっちで気を抜くとえげつない…)」



768: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:10:46.11 ID:osHYtWj+o

華菜「あ…ありがとうございました………」カタカタ

怜「………ごめんな、」

華菜「ひゃひぃ!?」ビクン

竜華「そ、そんなおびえんで?ちょっとイラついてて……」

華菜「(ま…麻雀やってる時よりは怖くない)」

竜華「……楽しかったで?また遊ぼうな?」

華菜「うん!遊びたいしっ!」バクバク

怜「…………そやな」プニ

華菜「うう……」

――

セーラ「アレでよくまたあいつ等と遊ぼうと思えるよな…」

船Q「あの風越の大将は日本一の鋼メンタルの持ち主と呼ばれてますから」

泉「確かに……メンタル強そうですね。あの人」



769: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:11:17.53 ID:osHYtWj+o

衣「……(あんまり構ってもらえなかった……)」ショボン

竜華「……衣ちゃん」ナデナデ

衣「!」パアアア

竜華「あんまりお構い出来んでごめんなー?」

衣「あっ………こほん」キリ

衣「衣を子ども扱いするんじゃないっ!」

竜華「…ふふ、さよか」ナデナデ

衣「な、撫でるのをやめて…話を……ふぁぁ」

怜「…………」イライラ



770: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:12:07.51 ID:osHYtWj+o

セーラ「……こ、衣ちゃん?華菜ちゃん?帰るで?」

華菜「?」

船Q「このエリアは危険です。逃げないと」

泉「(どーでもいい修羅場に巻き込まれますからね)」

セーラ「帰り道たこ焼きつれてったるわー」

衣「!そ、それはまことか!?」キラキラ

華菜「やったー!早くいくしっ!」

セーラ「………んじゃ、ごゆっくり」

ガラガラ

竜華「…………………」

怜「……………」



771: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:13:37.39 ID:osHYtWj+o

怜「…衣ちゃんと、えらい仲良くしてたなぁ?」

竜華「………」

怜「会ってちょっとの子を抱き上げたり普通するー?タラシやな、竜華は」

竜華「…返すようやけどな、そっちだって」

怜「?」

竜華「ちょっと会っただけの人とすぐアドレス交換するやん。華菜ちゃんとか憧ちゃんとか」

怜「!そんなっ…やましい気持ちは全くないで?」アセ

竜華「……わかっとるけど、さぁ。」

竜華「怜んが……タラシに見えるわ……」

怜「ご……ごめん」



772: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:14:34.12 ID:osHYtWj+o

怜「でもさぁ…それと衣ちゃんと仲良うすんのは、関係、ないやん…」

竜華「…………から」ボソ

怜「え?」

竜華「や、妬かせたかったから……」カアアア

怜「…………!」

怜「りゅうかぁー!」ギュウ

竜華「にゃっ!?な、何?」

怜「んふふ。どうにも可愛く思えてなぁー」スリスリ



773: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:15:14.29 ID:osHYtWj+o

竜華「わ、わかったから、離れてっ……!」ドギマギ

怜「ウチは竜華しか見えてへんでー?」ギュー

竜華「も…知ってるって…………」ナデナデ

怜「……ふふ、なんか、いつもと逆やな…」

竜華「ん……そやなぁ」

怜「…………あ、そうや」

竜華「え?」

つづく



774: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:16:45.49 ID:osHYtWj+o



怜「今日はウチが上や」

上のの続きです。
過激な表現が出ますので注意。



776: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:32:53.34 ID:osHYtWj+o

清水谷邸 竜華部屋

竜華「怜」

怜「ん?なーに?」

竜華「今日は、確かに泊りって話やったけどさ…」

怜「うん」

竜華「なんで、ウチは押し倒されとるん?」

怜「んー?なんでやろ」チュッ

竜華「や、ごまかさんでや」

怜「えー?ごまかしてないって」



777: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:34:18.15 ID:osHYtWj+o

竜華「いやいや、おかしいやろこの状況。なんで押し倒すという選択に至ったんや」

怜「いや、さっきさぁ、嫉妬しとる竜華めっちゃかわいかったやん?」

竜華「…知らんけど」

怜「でさ、冷静に考えたんやけど、うちらってどう考えても私が攻めやん?」

竜華「ちょちょ、待て!」

怜「ん?何?」

竜華「めっちゃ話飛んだんやけど!何!?」



778: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:36:02.07 ID:osHYtWj+o

怜「いや飛んでないってー…そやからさ」

竜華「うん…?」

怜「ウチは普段から竜華の胸触ったり太ももスリスリしたりするやん?」

竜華「え…ま、そやけど」

怜「それなのに、ベッドの上では竜華に主導権握られるとか、おかしくない?」

竜華「えぇ…そうなんかなぁ……」

怜「や、絶対おかしいって。ウチがたぶらかして竜華が照れるって構図が自然なんやって」

竜華「えぇ……(普段からそんな感じやけど……)」



779: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:36:32.31 ID:osHYtWj+o

怜「…そやから、今日からウチが上な?」

竜華「うぅ……じゃ、お願いします…」カアア

怜「(多少変なこと言っても押し切れるから竜華って楽やわー)」

怜「(たまには竜華にも気持ちよくなって欲しいもんなぁ…)」

――

怜「(…とは言ったものの)」

怜「(……普段、竜華ってどこからしてるっけ…?)」

竜華「怜……?」

怜「(とりあえず、ちゅーかな)」チュー



780: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:39:18.23 ID:osHYtWj+o

竜華「ふっ……んんぅ」

怜「んっ…んぁっ……」

竜華「…(……上からキスされんの…新鮮やな)」

怜「(……次、次……口を離れて、耳か)」

竜華「……っぷはっ…」

怜「ふっ……あむ」カプ

竜華「………………」ピク

怜「(………あれ、あんまり反応せんなぁ…)」ペロペロ

竜華「………」

怜「(…ウチ、普段やとこのへんでもう限界やのに)」



781: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:43:37.54 ID:osHYtWj+o

怜「………んぅう」ハムハム

竜華「んっ……くすぐったい…」クスクス

怜「…………」ジト

竜華「…あ、ご、ごめん」

怜「…その余裕、今に崩したるわっ」カプ

竜華「わ……どこに噛み付いてるねん」

怜「………鎖骨や」ハムハム

竜華「(………怜って、噛み癖あるよなぁ……)」ビクッ



783: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:55:24.97 ID:osHYtWj+o

怜「(………全然、感じてへんし…)」ムゥ

竜華「(……なんか、やられてる事自体より…)」

竜華「(怜にこんなんさせてるのが…むっちゃ緊張する)」ドキドキ

怜「(…もっと盛り上がってから脱がされるモンやけど……もう、ええわ)」プチプチ

竜華「!ちょっ…」

怜「んー?竜華のパジャマ可愛いなー?」

竜華「や。ぬ、脱がさんでよっ…!」

怜「だって、脱がさな出来へんやん」プチプチ

竜華「…………あかんって」ドキドキ

怜「言う割に抵抗せーへんしな♪」

竜華「……うぅ」カアッ

怜「(……あと一押し…かな)」ムニ

竜華「ひゃっ!?」



784: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 22:59:37.34 ID:osHYtWj+o

怜「やっぱり大きいなぁ……」モムモム

竜華「……うぅ……」カアアッ

怜「…普段揉まれてもそんな反応せんやん。どしたん?」ムニュ

竜華「っ!…じょ、状況が違うわっ!」

怜「……まぁ、それもそうやな」ハム

竜華「っあ!?」

怜「(鎖骨と合わせ技なら……いけるかな?)」カミカミ

竜華「んっ…………あ」

怜「(え、えっちぃ声でだした……)」ドキドキ



785: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 23:04:47.43 ID:osHYtWj+o

怜「か、可愛いで……竜華」ムニ

竜華「い、今なんも話しかけんでっ………んっ」ピクン

怜「(……そやな、ここで話しかけられても自分で精いっぱいやもんな)」

竜華「…………な、怜っ……」

怜「…な、何?」

竜華「………えっと………さ、先もっ……触って、欲しい」カアアッ

怜「!(これはっ……アリやな)」ムラムラ

怜「どーしよっかなぁ…」ペロッ

竜華「じ、焦らさんでよっ…!」

怜「…………普段焦らしとるのはどっちや…」

竜華「う…」



786: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 23:10:09.39 ID:osHYtWj+o

怜「…………ま、ええわ」クニッ

竜華「っあっ!」ビクン

怜「…わ、めっちゃえっちぃ顔しとるやん」クニクニ

竜華「うっさいっ……んあっ」

怜「…………可愛い」

竜華「っはっ……はぁっ……!怜ぃ…」モジモジ

怜「…(ちょっと腕疲れてきたな)」クニクニ



787: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 23:13:47.19 ID:osHYtWj+o

怜「(…………こうしよ)」ドサッ

竜華「怜!?大丈夫!?」

怜「んー」ハム

竜華「ふぁあっ………!」

怜「………」チューチュー

竜華「ちょっ……す、吸わんで………っ!」

怜「(ちょっと…これはやってる方も恥ずかしいんやな………)」カアッ

竜華「…んっ……あっ……」



788: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 23:30:10.70 ID:osHYtWj+o

怜「(…………よし、ぼちぼち、頃合かな…)」サワッ

竜華「ひゃぁっ!?」

怜「さすが最高のふとももやなぁ……」サワサワ

竜華「…………ちょ、くすぐったいっ……」

怜「ふふふふ、(このまま上がって…)」クニッ

竜華「ひゃあっ!」

怜「(ほんで、合わせ技やっ!)」ハム

竜華「んっ!?………はっ…!」ピクピク

怜「ふぃもちふぇぇ………?」ペロペロ

竜華「ちょっ……やぁっ…!」



789: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 23:31:21.32 ID:osHYtWj+o

怜「(初めは触れるか触れないか……やんなぁ)」サワサワ

竜華「む、無理っ……んあぁっ……!」ビクビク

怜「……わ、竜華めっちゃ濡れてるやん」

竜華「い、言わんといてよっ…」

怜「…………ふふ、嬉しいで…」クチュッ

竜華「んあぁっ!」ビクン

怜「(…幸せ、やなぁ………)」クチュクチュ

竜華「んっ…!はっ………いやぁっ!」



790: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 23:39:20.48 ID:osHYtWj+o

――――

――

竜華「………………!」ガクガク

怜「(イッたんか…?)」ハァハァ

竜華「っ!」ガクン

怜「イッた……か……」

怜「……………はぁ、つ、疲れたっ…」クタッ

怜「腕で自分の体支えるんもキツいんやなぁ…」

怜「普段、竜華って凄い頑張ってくれてるんやなぁ…」ギュッ

竜華「……………」

怜「………ふふっ、でも、気持ちようなってくれたんかなぁ…」ギュウ

竜華「…………うん、めっちゃ気持ち良かったで」ギュッ

怜「!?」



791: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/26(木) 23:45:37.45 ID:osHYtWj+o

怜「お、起きてたん!?」

竜華「ふふ、ウチも幸せやったわぁ……怜に抱かれて」

怜「………なんか、恥ずかしいなぁ…」フイ

竜華「……でも、あんま向いてないやろ?怜、体力ないし」

怜「…………えぅ…ま、確かに……」

竜華「やからさ」ドサッ

怜「きゃっ!」

竜華「やっぱ、こっちんが良くない?」

怜「んっ………でも、ウチにもやらせてや?」

竜華「んー、そやなぁ…考えとくわ」ペロッ

怜「んあっ……ちょ、まさか」

竜華「………さ、二回戦やな」

怜「…やあっ!やめっ!………ふぁああ!」

おわり



798: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/09/28(土) 14:03:16.19 ID:BvqwKPTYO

ああ^~、いいっすね



799: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 21:34:09.72 ID:+71wwuKfo



竜華「スポーツの秋!」怜「食欲の秋!」



800: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 22:06:52.39 ID:Vht9GjkYo

竜華「えー、動こうよ!涼しくてええ季節やん!」

怜「動くのきらーい、ご飯食べよう?」

セーラ「何の話しよるんー?」

竜華「ん?週末のデート何するか」

セーラ「あー、じゃあ俺はこれで」

怜「待ちや!」



801: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 22:07:26.34 ID:Vht9GjkYo

セーラ「いや、この話聞いてても絶対楽しくないやん」

怜「でも、自分らで決められへんもん」

泉「で、何行こうとしてるんですか?」

竜華「バトミントンか、秋刀魚か」

船Q「ほう…………」

竜華「やっぱ、バドミントンやんなぁ?そこの近くアスレチックもあるし行きたいー!」

セーラ「おお、楽しそうやな」

怜「や、秋刀魚の美味い季節になったやん?食べに行きたい」

船Q「ああ、確かに、安くなってますね、秋刀魚」



802: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 22:07:58.85 ID:Vht9GjkYo

泉「………ほんなら、釣りに行ったらどうです?」

竜華「?ああ」

怜「それなら……確かに、スポーツも食欲も満たされるなぁ」

セーラ「………釣りって、そんな動くか?」

船Q「……というか、秋刀魚は外遊魚ですよ?船釣りで遠くに行かないと」

怜「えー………船酔いする……」

竜華「!それは、確かにダメやな」

泉「なら、普通にどっかで堤防釣り行ったらどうですか?」

船Q「……でも、用具もなんも持ってないんやろ?」

怜「確かに………なんか別の策を考えようかな……」

セーラ「(………俺らなんで真剣にこいつらのデートの話してんねん)」



803: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 22:08:24.73 ID:Vht9GjkYo

ピリリリリ

竜華「ん?電話や」ピッ

怜「誰から?」

竜華「もしもし、誠子ー?どしたん?」

誠子『先輩っっ!今、釣りの話してました!?』

『ちょっと、誠子……』

竜華「?してたけど………」

誠子『行きましょ!行きましょ!釣り!』キラキラ

竜華「え、うん………?」



804: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 22:08:51.95 ID:Vht9GjkYo

誠子『やー、関西の方に行きたかった海釣りスポットあるんですよ!』

怜「…………アツいやつやな」

誠子『あ、尭深も連れて行きますんで!いいですか!?』

『え、今週末は静岡に行く予定だったよね……?』

竜華「う、うん…………」

誠子『やったぁー!じゃ、またあとで連絡しますっ!』

『ちょ、誠子、しつr』ピッ

竜華「………………」

怜「白糸台の、ふぃっしゃー……」

セーラ「……まあ、ええやん、週末の予定決まって」



805: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 22:09:18.65 ID:Vht9GjkYo

日曜日

誠子「こんにちはっ!」キラキラ

竜華「げ、元気やなぁ……」

誠子「いやー、先輩たちが釣りに興味持ってくださってホント嬉しいですっ!」ニコニコ

誠子「あ、先輩らの分の釣竿も用意してますんで!」

怜「(……あんな喋るほうやっけ……この子)」

尭深「あの………すいません、誠子が暴走してしまって…」

怜「いや、ウチらはええよ?行きたかったし、釣り」

誠子「さ!こっちですっ!ちょっと遠いですけどっ!」スタスタ

竜華「う、うん(テンションについていけるか自信がない…)」



806: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 22:09:48.33 ID:Vht9GjkYo

海釣り公園

誠子「ここです!」

竜華「おー!海やな!」

誠子「んー……ここです、はい、先輩」

怜「……………………寒いー」ブルブル

尭深「わー…晴れててきれいー」

尭深「(はじめはちょっと嫌だったけど…)」

誠子「………♪~」

尭深「(誠子が楽しそうだから、ま、いいかなぁー)」



807: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 22:10:16.80 ID:Vht9GjkYo

誠子「あ、これゴカイです」

竜華「ミミズとは違うん?」

誠子「んー…似たようなもんですよ」

尭深「ぅ…………これ、触るの…?」

誠子「あー、尭深こういうの苦手だもんねー」ヒョイ

尭深「!」

誠子「こうして頭から………はい、できた!」ニカッ

尭深「あ、ありがとう……」カアッ

竜華「…………お熱いねー」

誠子「!い、いや、そんなつもりじゃ」アセ

竜華「(うう…ウチも、気持ち悪いけど、怜に付けてあげよっ)」



808: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 22:10:43.07 ID:Vht9GjkYo

竜華「怜ー?」

怜「キモいなー、こいつ」ヒョイ

「………」ウネウネ

竜華「え、怜、持てるん!?」

怜「?ああ……竜華こういうの苦手やっけ?」

竜華「う………そ、そんなわけやないけどっ……」

怜「なら、こうされても平気ー?」ズイ

竜華「うあああ!ちょ、近づけるのやめっ!」

怜「ほれほれー♪」ヒョイヒョイ

竜華「わわわ……せ、誠子!助けてっ……!」

誠子「……あ、あれならワームもありますよ?ちょっと食いつき悪くなりますけど」

竜華「!そっちで!そっちでお願いしますっ!」



809: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 22:11:49.72 ID:Vht9GjkYo

パシャ

尭深「(……………釣れないなぁ…)」

誠子「♪」

尭深「(………誠子は集中してるから話しかけづらいし…)」


怜「りゅうかぁー」ヒョコ

竜華「わっ、いきなり膝の上に載ってこんでよ!」グラ

怜「だってぇ…全然釣れへんから……竿置いてきたわー」

竜華「もう……その待つんが釣りの醍醐味やんか…」

怜「待てへんー!竜華のそばにずっと居りたい―」ギュウ

竜華「…………もう」カアッ


尭深「(……あっちは全力でイチャイチャしてるから話しかけれない……)」

尭深「……………」ポツーン

尭深「(…お茶持って来ればよかったなぁ)」ハァ



810: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 22:12:17.72 ID:Vht9GjkYo

ピクリ

尭深「…………あれ」

グイグイ!

尭深「!…………わ、かかったっ…」

グンッ

尭深「おもい……引き込まれそう……」グイグイ

誠子「尭深ッ!」タタッ

尭深「あ、誠子」

誠子「このしなりッ……!来ている…大物がっ!」グッ

尭深「え……!」

誠子「尭深!持っててっ!」ギュッ

尭深「………」ドキドキ



811: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 22:12:43.51 ID:Vht9GjkYo

尭深「(…後ろから竿持たれて…抱きつかれてるみたい……)」カアッ

誠子「んっ…………もうちょいっ!」カリカリ

尭深「(初めて抱きつかれたのが、釣り中なんて…)」

誠子「尭深っ!しっかり持っててねっ!引くからっ!」

尭深「…うん(誠子らしいね)」クスッ

ザパッ

尭深「!」

竜華「おお!めっちゃおっきいの釣れたやんっ」

誠子「やったよっ!尭深!スズキだよっ!超大物だよっ!」キラキラ

尭深「う、うん………そうだね」

誠子「これは80センチいってそうだなぁ……♪」



812: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 22:13:15.26 ID:Vht9GjkYo

尭深「せ、誠子?」

誠子「うん?」

尭深「嬉しいのは…わかるんだけど、離してもらえないかなぁって」カアッ

誠子「…………………!」パッ

誠子「あ……あう………」カアアア

怜「おうおう、おさかなさんみたいに口をパクパクしとりますなぁ」ホホウ

竜華「………あ、こっちもかかったで、怜!」



813: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 22:13:51.09 ID:Vht9GjkYo

怜「けっこう釣れたなぁ」

誠子「この釣果は予想以上ですよ!」キラキラ

尭深「……でもこれ、どうするんですか?ここ料理とかできないみたいですけど…」

竜華「二人がよければ、ウチで夕飯食べてく?」

誠子「え、いいんですか…?」

怜「おっきいスズキもあるんや、食べな損やでー」

尭深「じゃ、じゃあ……お言葉に甘えよう?」

誠子「うん、そうだねー」



814: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 22:15:00.13 ID:Vht9GjkYo

清水谷邸

セーラ「……で、俺らはなんでここに?」

竜華「調子に乗って作ってたら…ちょっと4人では食べきれなくなっちゃって」テヘ

泉「わー、いっぱい釣れたんですねー?」

怜「……魚屋で秋刀魚買うてもろうたのとかも入ってるけどな」

船Q「ほう、季節とはいえ…スズキ釣ったなんて、すごいですねぇ?」

誠子「……………あ、」

船Q「うん?」

誠子「……………愛の力ですっ!」ドヤア

尭深「……………」カアア

船Q「…………………うん?」

おわり



815: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/09/28(土) 22:45:46.16 ID:lQgG5ZSXo

すばらです乙乙!
誠子ちゃん釣り好きがど直球でええな
竜怜はどこでもイチャイチャええな
続き期待



816: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 23:11:55.86 ID:Vht9GjkYo




怜「姉妹ぷれいをもっと極めようと思う」



817: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 23:13:04.03 ID:Vht9GjkYo

竜華「はぁ………?」

怜「なんやお姉ちゃん、ノリ気やないん?」

竜華「いや、…うーん、妹は欲しいけど……」

怜「ほらー、妹っぽく扱ってよ」

竜華「そうは言うけどなぁ…妹居ったことないからようわからんわ」

怜「ウチもお姉ちゃん居ったことないから、こんなんでええんかわからんけど…」

竜華「じゃあ、もうええやん?帰ろうや」

怜「………あかんっ!じゃ、修行行くでっ!」

竜華「え、修行って、どこに?」

怜「奈良やっ!」キリッ

竜華「……………は?」




818: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 23:16:32.69 ID:Vht9GjkYo

奈良 吉野

怜「ここやー♪」

竜華「なんかめっちゃ山奥やん……」

怜「まあついて来てやー?」トタトタ

竜華「わぁ、待ってーな、怜…」

――

松実館

怜「ここやで」ガラガラ

竜華「松実館?……って、」

怜「ごめんくださーい」

玄「はいはーい……あ、園城寺さん!」

怜「ごめんな?突然来ちゃって」

玄「いえいえ、とりあえずこっちへー」トタトタ

竜華「(そういや玄ちゃんの所は実家旅館やって言ってた気がするけど)」

竜華「(なんで、ここに………?)」




819: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 23:23:55.94 ID:Vht9GjkYo

宥部屋

怜「お邪魔しますー」

宥「わー、清水谷さんと園城寺さん、いらっしゃいー」フリフリ

竜華「(……炬燵の中でうごめいてるのが、宥ちゃんなのかな…?)」

怜「名前で呼んでや、宥ちゃん」

宥「そうー?わかった」

竜華「今日は涼しいです……よね?」

宥「ううん、今日はすっごく寒い………」プルプル

竜華「(………なるほど、インハイの時もマフラーしとったな、そういえば)」

ガラガラ

玄「はい、お茶ですー」コト

竜華「あ、玄ちゃんおおきに」

宥「それで、お二人はどうしてここに?」

怜「………それがな」



820: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 23:28:41.18 ID:Vht9GjkYo

玄「ふぅーむ、なるほどなるほどー」

怜「そんな訳で、姉妹ってどないなんかなぁって思って」

竜華「(…めっちゃ恥ずかしいんやけど………)」カアア

宥「でも、何から話せばいいのかなぁ…」

怜「えっと…じゃ、まず、お互いの事何て呼んでるん?」

玄「普通に…お姉ちゃんって呼んでます」

宥「私は玄ちゃんって呼んでるよー」



821: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 23:29:07.48 ID:Vht9GjkYo

怜「やって、お姉ちゃん?」

竜華「………う、そうなんやなぁ」

怜「ええー?怜ちゃんって呼んでやー」ユサユサ

竜華「…ちょっと、いや、だいぶ恥ずかしい…」

怜「ほらぁ…お姉ちゃん、呼んでってぇ」

竜華「わ、わかったって…と、怜ちゃん?」

怜「よしよし、ようできたなぁ~」ナデナデ

竜華「う、うん(なんか馬鹿にされてるみたいやなぁ…)」



822: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 23:31:23.35 ID:Vht9GjkYo

玄「あとは……そうですねぇ」

宥「玄ちゃーん……」プルプル

玄「あ、お姉ちゃん寒い?半纏持ってくるね!」

怜「!」

ガラガラ

玄「はい、これ」

宥「ありがと~」

怜「なぁ、今の、以心伝心やんなぁ?」キラキラ

宥「えー?」

怜「名前呼んだだけで何が用かわかってたやん」

玄「あー、確かにそうですねぇ」

竜華「どうしてわかったん?」

玄「なんとなく……イントネーションですかねー?」

竜華「へー、すごいなぁ…」



823: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 23:33:29.29 ID:Vht9GjkYo

怜「よし、実践や!」

竜華「は!?や、ちょっと無理あるやろ……」

怜「なあ、お姉ちゃん……」ジッ

竜華「………ああ、怜ちゃん、おいで?」ポンポン

怜「うん!おおきにー」ポスッ

竜華「……あ、なるほど、こういう感じなんやな」ナデナデ

玄「わー、確かに、人のを見るとすごいねー!」

宥「以心伝心ってあったかいねー」ニコニコ



824: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 23:33:57.14 ID:Vht9GjkYo

怜「………でも、普段いちゃつきよるんとそんな変わらん気がする…」スリスリ

竜華「いや、姉妹ってそんなにいちゃつくモンやないやろ」

怜「玄ちゃんはお姉ちゃんに甘えたいときどうするの?」

玄「えー……そうですね…うーん」

宥「玄ちゃんは甘えたいときは『大浴場のお掃除をしよう』って言うよー?」

玄「!それは……」

竜華「え、どういう意味?」



825: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 23:35:19.04 ID:Vht9GjkYo

宥「一緒にお掃除して、一緒にお風呂に入ったら、玄ちゃんとっても喜ぶの」

宥「大浴場のお掃除はとっても冷えるから、私もあったかくなりたいしね」ニコ

怜「なるほど、お互いにとって幸せ、っちゅうことやな」ウンウン

玄「そ、そうです!(…合法的におもち見れるから、とは言えない…)」

竜華「へぇー、ここ大浴場もあるんですねー」

玄「!清水谷さん入っていきますか!?お背中流し…」

バシッ

怜「………玄ちゃんー?まった麻雀楽しみたいんか…?」ニコニコ

玄「あ………す、すいません」



826: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 23:36:05.82 ID:Vht9GjkYo

宥「とにかくね、あったかいのを分け合うととっても幸せだと思うの」

竜華「あったかいの……?」

宥「そう、私、玄ちゃんを頼るのも頼られるのも大好きだから」

宥「そうやってあったかいやり取りをするのが、とっても幸せ」ニコニコ

竜華「……なるほどなぁ」

怜「なんかわかったん、お姉ちゃん?」

竜華「うん、なんとなくやけどな。じゃ、そろそろおいとまするで」



827: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 23:36:36.69 ID:Vht9GjkYo

怜「えー、泊まって行こうよー」

玄「はい!ぜひ、どうぞ?空いている部屋に泊まってもらうなら大丈夫ですし」

竜華「……ダメや。明日も学校やで?」

怜「ぶー。お姉ちゃんのケチ」

竜華「良いからお姉ちゃんの言うこと聞きなさい」

宥「(わぁ……お姉ちゃんっぽい…)」

怜「……しゃあないなぁ。お姉ちゃんの言うことやしな」

竜華「じゃ、そういうわけで。今日はありがとうございました」

宥「(いいなぁ、あんな風に玄ちゃん叱ってみたいなぁ…)」ポワポワ

玄「お姉ちゃん?ほら、早くお見送り行こうよ!」

宥「わわわ、わかったー」モゾモゾ



828: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/28(土) 23:37:03.13 ID:Vht9GjkYo

千里山 部室

怜「おねーちゃーん」

竜華「はいはい、後でな?」

怜「えー、今がええー!」

竜華「お姉ちゃん今忙しいから!練習終わったらかまってあげるから!」

怜「うぅ……ホンマ?」

竜華「ホンマやって。そやから大人しゅうしててな?怜ちゃん」

怜「うんっ!」

セーラ「………あいつら何してんねん」

船Q「なんか松実姉妹に指導してもろうたとか言うてはりましたよ」

泉「……清水谷先輩のお姉ちゃん感がヤバいんですけど………」

船Q「『ごっこ』をしすぎて、『ごっこ』やなくなってる、ってやつやな」

セーラ「…もうええわ、仲ええなら」

おわり



831: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/09/29(日) 07:31:58.10 ID:4K68nsbho

すばらです乙乙!
姉妹ごっこの枠を超えててええね
仲良きことは美しきかなやね
続き期待



833: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/29(日) 22:43:23.33 ID:0IGts8FYo



怜「んぅ………朝か」

>>776怜「今日はウチが上や」の翌朝です



834: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/29(日) 22:44:08.29 ID:0IGts8FYo

竜華「……」スーピー

怜「あれ、なんで竜華も裸…」

怜「……!」カアッ

怜「そやった。昨日は………」

怜「…思い出すのやめよ。恥ずかしなるし」

竜華「…………」クカー

怜「…まだ寝とるんか」ナデナデ

竜華「んー」ギュウ

怜「んぎゅ!?」



835: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/29(日) 22:44:38.78 ID:0IGts8FYo

竜華「……怜…すきやでー…」ギュウウウ

怜「(い、息できないっ…)」ジタバタ

竜華「……ん…」パッ

怜「っは………はぁ…死ぬかと思ったわ…」

竜華「………んぅ…」スースー

怜「…もう、邪魔なんはこのおもちかー」プニプニ

竜華「……」グーグー

怜「…わお、やっぱりやらかいな」ムニッ

竜華「んっ………」スヤスヤ



836: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/29(日) 22:45:19.21 ID:0IGts8FYo

怜「それにしても、起きひんな…」

竜華「♪~」スヤスヤ

怜「ホンマ、天使みたいな顔で寝とるし」ナデナデ

怜「…ずっと天使ならええのに、なぁ」

怜「なんで狼に変身してまうんやろ…」ハァ

竜華「……」スヤスヤ

怜「このあほぉっ」ムニー

竜華「…」ムニー

怜「(………むっちゃほっぺ伸びるやん)」ムニムニ

竜華「んん………」ムニムニ

怜「(…今起きたら仕返しされそうやから、このへんでやめとこ)」



837: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/29(日) 22:47:10.25 ID:0IGts8FYo

怜「それにしても……」ゴソゴソ

竜華「♪~」グーグー

怜「わ、気温18℃……さすがに朝は冷え込むなぁ」

怜「……っくしゅん」ブルッ

怜「あかん、服着な」

竜華「…………んー」ゴソゴソ

怜「あれ、竜華……起きた?」

竜華「………」バサッ

怜「わっぷっ………」



838: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/29(日) 22:48:47.70 ID:0IGts8FYo

竜華「…さむないー………?」ギュー

怜「(これ…あぁ、毛布か)」

怜「うん……ぬくいで」

竜華「ふふっ…………なぁょ…った……」グーグー

怜「(……半分寝とるんか)」

竜華「ときぃ……」

怜「(寝とる時も、思ってくれとるんか…)」ドキドキ



839: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/29(日) 22:49:19.30 ID:0IGts8FYo

怜「………そや」

竜華「………んー…?」

怜「…睡眠中の竜華さん限定の……ご褒美や」ソッ

チュッ

竜華「んっ………♪」スウスウ

怜「りゅうかー………」ギュウ

竜華「……………」ナデ…ナデ

怜「んー……」ウトウト



840: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/29(日) 22:49:47.47 ID:0IGts8FYo

――

竜華「ん…………朝か」

怜「♪~」スヤスヤ

竜華「!?」バクバク

竜華「……あ、ああ、そやった」

竜華「(毎度のことやけど、朝から…は、裸の怜見るんは心臓にわるいで……)」ドキドキ

怜「…………」スウスウ



841: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/29(日) 22:50:35.81 ID:0IGts8FYo

竜華「そや、気温……20℃か、ちょっと寒いかな」

竜華「怜に毛布…って、もう被ってるなぁ」

怜「んぅ………?」スースー

竜華「寒かった?ごめんな」ナデナデ

怜「りゅうかぁ……まくら」

竜華「枕?ああ、落ちとるな…」ゴソゴソ

怜「ちゃうってぇ…」ギュッ

竜華「え?」

怜「ちちまくらぁ………」ポフッ

竜華「ひゃっ!?」

怜「んー……」スリスリ

竜華「…………毎回毎回…ご丁寧にコレようやるよなぁ…寝惚けながら」ナデナデ

怜「…………」スヤスヤ

竜華「(…今日はウチも脱いどるし、恥ずかしい、かも)」カアッ



842: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/29(日) 22:52:22.68 ID:0IGts8FYo

竜華「……って、9時やん、ぼちぼち起きな」

怜「…………んぅ」

竜華「(……でも、この天使を起こすのには抵抗がっ……!)」

怜「………………」ギュー

竜華「もー、こんな無防備に寝てから…襲われても知らんで……?」ギュ

怜「……朝の竜華は、そんなんせえへんもん」

竜華「わ、起きてたんか」

怜「そりゃー朝っぱらから耳元で誰かぼそぼそ喋っとったら気になるし」

竜華「う…………確かに」



843: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/29(日) 22:53:06.30 ID:0IGts8FYo

怜「今日は何すんの?」

竜華「いや、昼から学校行って勉強しよって言うてたやん」

怜「うぅ………眠いからまた明日ぁ…」

竜華「アカンて!受験生やで?起きんと!」

怜「………りゅうかぁ…もうちょっと、寝ようよー」ジー

竜華「う…そんな顔で見んでよ……」

怜「……なぁ…?」ギュッ

竜華「………(う…理性と本能が争っとる…)」

怜「昼から……するんも、ええやん…?」スリスリ

竜華「っ!………」



844: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/29(日) 22:54:02.20 ID:0IGts8FYo

竜華「………………やっぱり、ダメっ!ほら、服着て!」

怜「………」ジト

竜華「……う、ウチも着るしっ…」イソイソ

怜「ヘタレぇ………」

竜華「もっ……怜も!着て!」

怜「んー、じゃ、竜華が着せてー?」

竜華「えぇ……………」

怜「ほらほら、じゃないと全裸で学校行くでー?」

竜華「わ、わかったからっ………!」

怜「…………んー」ゴロゴロ



845: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/29(日) 22:59:50.29 ID:0IGts8FYo

竜華「…………ほら、足」

怜「ん、ありがと」

竜華「…………」スルスル

怜「……なんや、いつもと逆やな?」ニヤニヤ

竜華「う、うっさい」カアアア

怜「手ー震えとるで?」

竜華「やっ……だって、緊張するやん…なんか」ドキドキ

怜「ま、そのくらいの初心い竜華が可愛いけどなー♪」ナデナデ

怜「……(オオカミ竜華ちょっと怖いし)」



846: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/29(日) 23:00:45.92 ID:0IGts8FYo

竜華「ええから、腰、あげて……」

怜「んー」クイ

竜華「うぅぅ………」

怜「素直で可愛いで……竜華」

竜華「………はい、全部着せたでー」

怜「ん………ありがと」



847: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/29(日) 23:01:29.48 ID:0IGts8FYo

竜華「……よし、シャワー浴びて、行こう?」

怜「そやなぁ………」ギュ

竜華「な、何?抱き着かれると動けんのやけど……」

怜「ん?竜華が風呂場まで運んでくれるやろ?」

竜華「え、うぇえ!?」カアアア

怜「ほらっ…………」ギュウ

竜華「…わ、わかった」ヒョイ

怜「よろしい」ナデナデ

竜華「(お姫様抱っこ、顔近いから苦手なんやけどっ……)」ドキドキ

怜「♪~」ギュー



848: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/29(日) 23:02:16.82 ID:0IGts8FYo

脱衣場

怜「……着せたのに、すぐ脱がせるんやなー?」

竜華「や、だってお母さんいつ帰ってくるかわからんし……」ヌガシヌガシ

怜「お姫様だっこしとる時点でアウトやないの?」

竜華「あっ…確かにそやなぁ」

怜「相変わらず、どっか抜けてるな?」

竜華「しゃーないやん…あ、下着は自分で脱いでな?」

怜「えー……まあ、ええけど」ポイポイ

竜華「じゃ、先に入っててー」ヌギヌギ

怜「うんー」ガチャ

竜華「(んー……なんか、忘れてる気がする……まあ、ええかぁ)」



849: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/29(日) 23:02:44.43 ID:0IGts8FYo

部室

船Q「………来んな」ガラガラ

泉「どうかしたんですか?」ガチャガチャ

船Q「今日で部長の引き継ぎ終わらす予定やったんですけど」コト

泉「あー、確かに清水谷部長来ないですねー」コト

セーラ「……昨日怜が泊りに行くって言うてたで」コト

船Q「あー………アカンね」

泉「………明日でええんやないです?」



850: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/29(日) 23:03:35.83 ID:0IGts8FYo

ガラガラ

竜華「っごめんっ!浩子!」

怜「………おつかれー」

船Q「おお、噂をすれば」

セーラ「やっぱり二人して重役出勤か」ニヤ

泉「せ、先輩、そんなっ……」カアッ

竜華「!そ、っそそ、そんな事してへんしっ!」ワタワタ

船Q「……逆に怪しいですよ?」

怜「…じゃ、終わったらメールちょーだい?先生に添削出してくるから」トタトタ

竜華「い、行ってら!よ、し、資料準備してきたから!やるで!」

船Q「………ま、ええですけど?」

おわり



851: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 00:02:53.00 ID:BQekH/Moo



泉「お疲れ様でーす……」



852: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 00:03:28.19 ID:BQekH/Moo

部室

ゴゴゴゴゴ

泉「(…………あれ)」

怜「…………………」ゴゴゴゴ

竜華「…………」ゴゴゴゴゴ

泉「(せ、先輩らが物凄いオーラを発している……)」ゾッ

泉「(わ、同級生のみんな無音で練習しとるやん……ステルスかいな)」



853: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 00:03:54.98 ID:BQekH/Moo

怜「……………」ハァ

竜華「………幸せ逃げてるでー?」

怜「……逃げとるわ、誰かさんのおかげでな?」

竜華「……………」イラッ

泉「(これは……け、喧嘩かな……?)」

怜「………竜華の、アホ」

竜華「アホはそっちや、ボケ」

泉「(……………先輩方、両方目の色が戦闘色やし…)」ガタガタ



854: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 00:04:28.57 ID:BQekH/Moo

泉「(こ、ここは離脱やした方がええな……)」

泉「あ、ちょーっと用事思い出したんで、帰ります」

竜華「泉」

泉「は、はひぃ!?」

怜「…………打とうや、3麻」ガシ

泉「え、でも………」

竜華「ええやろ?」ガシ

泉「え、ええ…………」

泉「(え、なんでそんな息ぴったりなん)」ビクビク




855: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 00:06:21.51 ID:BQekH/Moo

竜華「…………泉と、楽しい麻雀したいなぁ?」

泉「(こ、殺される…………)」ガクガク

怜「…………なんや、浮気か」

竜華「………先に言い出したんは、そっちやろ」

泉「(え、浮気…!?修羅場!?なんや………!?)」

ガラガラ

セーラ「……………お前ら、ここでもやりよるんか」ハァ

泉「え、江口先輩―!」パアッ



856: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 00:07:15.17 ID:BQekH/Moo

竜華「…セーラは関係ないやろ」

セーラ「部室をこんな空気にするんなら俺にも関係あるわ、アホ」

怜「……………」ハァ

セーラ「今日はとりあえず帰れ!」

竜華「………や、引き継ぎせないかんし」

セーラ「ええから!アレなら自習室で勉強しとけ!」

竜華「…………はいはい」

ガラガラ

セーラ「はぁ……やっと行ったか」

泉「………こ、怖かった…」ドサ



857: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 00:07:42.34 ID:BQekH/Moo

セーラ「大丈夫か?泉」

泉「……はい………な、なんやったんですか?きっかけ」

セーラ「…聞く?めっちゃくだらんことやで?」

泉「一応、聞かせてください」

セーラ「…コーンフレーク」

泉「は?」

セーラ「パフェの下にあるコーンフレークや」

泉「…あんまり話見えないんですけど…」

セーラ「あー…………つまりやな」

――

怜「やからさ、あのコーンフレークはかさませるためのモンや!いらん!」

竜華「アホ言うなや!アレがないとパフェ食べた気にならんやん!」

怜「アホはお前や!だいたいなっ、この前パフェ食べに行った時もやなぁ…」

竜華「それ言うなら、あの時やって………!」

――

セーラ「…………で、昼休み全力で色々言い合って、あんな感じや」

泉「…………」ヘナヘナ



858: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 00:08:32.30 ID:BQekH/Moo

セーラ「クラスメイトの子らは微笑ましく見てたんやけど…」

泉「…それは………なんと言ったらいいか……」

セーラ「…………アホばっかやで、ホンマ」ハァ

泉「……とりあえず、修羅場とかやなくてよかったです…」

船Q「………でも、少し不安なんですよねぇ…」

泉「あ、お疲れ様です船久保先輩」

セーラ「不安って、なんや?」

船Q「いや、さっき、部室でピリピリしてたから、1,2年に喧嘩したって広まってな?」

セーラ「……………まさか」

船Q「そ、活動してなかった部長ファンクラブがにわかに復活してきてん」

セーラ「ええー………マジか…」ガシガシ

泉「え…なんですか、それ」



859: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 00:09:13.57 ID:BQekH/Moo

船Q「先輩が部長に就任した直後くらいになー、部長補正か人気めっちゃ出てな?」

セーラ「まあ、面倒見ええしな、竜華」

泉「まぁ…………確かに」

船Q「去年のバレンタインはその都合で大変やったんやけど」

セーラ「まぁ、その直後に付き合い始めたし、すぐ沈静化したわけよ」

泉「あー……めんどくさそうですね…」

船Q「喧嘩したんやったら、付け入る隙がっ…て奴やな」

セーラ「……ええ……そんな感じなんか……もう」

泉「でも、すぐ仲直りするでしょうし、大丈夫でしょ」

セーラ「言うてあいつらお互い意地っ張りやからなぁ…ちょっと怖いで」

船Q「…………ぼちぼちテスト期間で、部活もなくなりますしね……」

泉「(………そんな、ウチらが心配することでもないと思うけど)」



860: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 00:09:56.27 ID:BQekH/Moo

自習室内

竜華「…………」カリカリカリ

怜「…………」カリカリカリ

後輩A「(喧嘩したって噂……本当なんかな?)」

後輩B「(……めっちゃ不機嫌そうなのに、二人並んで勉強するんやな)」

後輩C「(もうすぐテストやし………ちゅーか先輩ら受験やし、)」

後輩D「(疎遠になるんかもしれんなぁ……)」

後輩E「(…………ひょっとしたら、)」

「(私たちにも、チャンスが………!)」

つづく



863: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/09/30(月) 11:25:32.74 ID:Jy1rnph+0

普段がバカップルすぎるから
こういう不穏な空気を感じると
ワクドキする



864: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 12:51:25.53 ID:BQekH/Moo



怜「仲直り出来へん……」



865: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 12:51:53.31 ID:BQekH/Moo

園城寺邸 怜部屋

怜「完全にタイミング逃してもーた…」

怜「どないしよ、明日からテスト週間やのに」バタバタ

怜「……謝る、か?…ちょいシャクやな」

怜「…まぁ、竜華なら、直に謝ってくれるやろ」

怜「寝よっ」ポスッ

怜「……ちゅーか、パフェって…下らんなぁ、ホンマ…」ウトウト



866: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 12:53:26.21 ID:BQekH/Moo

清水谷邸 竜華部屋

竜華「……あかん、もう三日も怜と喋ってない」ワシャワシャ

竜華「下らんことで、意地張りすぎやな…これは」

竜華「…怜のことや、絶対自分から謝ったりせーへん」

竜華「ウチから謝らな…」

竜華「うー…怜許してくれるかな…?」

竜華「いや、喋ってへんけど、登下校一緒やし…」ウトッ

竜華「ごはんも…一緒やし…もう、おこって、ない、かなぁ……」スウスウ



867: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 12:55:42.44 ID:BQekH/Moo

翌朝 通学路

怜「!」

竜華「あ、怜…おはよ」

怜「っ」プイ

竜華「!」

怜「……おはよ」

怜「(ヤバい、そっぽ向いてしもた…仲直りせないかんのに)」

竜華「(そっぽ向かれた…やっぱ、まだ怒ってる……?)」

怜「(あ、不安がってる、なんか言わんと…)」

怜「あの…」

後輩A「清水谷せんぱーい!」

怜「!」



868: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 12:56:09.85 ID:BQekH/Moo

竜華「わ、おはよう、どうしたん?」

後輩A「おはようございます!あの、…学校までご一緒してもいいですかっ?」キラキラ

怜「(……なんや、こいつ)」

竜華「怜がええなら…ええけど」チラ

怜「……」

セーラ「おー、こんな所で突っ立ってたら遅刻するでー!」

後輩A「あ、江口せんぱい…」



869: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 12:56:37.74 ID:BQekH/Moo

怜「…ウチ、セーラと行くわ」ギュッ

セーラ「へ、何?」

竜華「え、怜っ……」

怜「お二人で…楽しんでな?」スタスタ

セーラ「わわ、手ー引くなって、何なんまじで!?」ドタタ

竜華「……………」

後輩A「せ、せんぱい……?」

竜華「…大丈夫。行こうや」ニコ

後輩A「は、はいっ!」



870: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 12:57:18.79 ID:BQekH/Moo

後輩A「今日からテスト週間ですねー…」ペラペラ

竜華「(怜…やっぱり、怒っとるんかなぁ…)」

竜華「(でも、セーラと手ー繋がんでも……)」イライラ

後輩A「テスト範囲広くてヤバいー!あ、そういえば…」

竜華「(そもそも、この子が話しかけてこんやったら…)」

竜華「(…いや、それは八つ当たりやな、やめよ、考えるの)」

後輩A「先輩?」

竜華「!な、なに?」

後輩A「テスト期間って、部室は開くんですか?」

竜華「……んー、開けた方がええなら開けるけど…」

後輩A「できたら、部室で勉強したいし、開けて欲しいです…」

竜華「おっけー、監督に伝えとくわ」

後輩A「ありがとうございます!では、私玄関こっちなんで!」トタタ

竜華「はーい、またね」



871: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 12:57:44.50 ID:BQekH/Moo

教室

竜華「………はぁ」

怜「……随分、仲良さそうやったやん」

竜華「……そっちかて、セーラと手ー繋いで行って……」

怜「…………」

竜華「………ウチ、勉強するから」

怜「…そやな、テスト週間やしな」スタスタ

竜華「………………」カリカリ

怜「………………」スワリ

竜華「(……あああー、やってしもうた)」トサ

怜「(…な、なにしてんねん、ウチは!)」ボフ

セーラ「(あーあ、二人とも突っ伏してしもうた…)」

セーラ「(あの子のこともあるし…ぼちぼちヤバいかな…)」



872: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 12:58:12.92 ID:BQekH/Moo

昼休み 屋上

怜「……」モキュモキュ

竜華「……」モグモグ

怜・竜華「「(き、気まずい……)」」

竜華「(あ、謝らな、今こそタイミングや…)」

怜「……ごちそうさま」

竜華「(い、今や!)怜……?」

怜「(来たっ)……な、なに?」

竜華「あの………えっと」

怜「……用があるなら早よ言うてや」

竜華「ひ、膝枕!」ポンッ

竜華「せえ………へん………?」

怜「……へ?」



873: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 12:58:58.61 ID:BQekH/Moo

竜華「(あああ、何言うてるんや私は!)」

竜華「(謝らないかん所やのに…)」

怜「(膝枕……確かに、久しくやってない……)」

怜「(竜華の、ふともも……)」

怜「(ど、どないしよ…)」ドキドキ

竜華「……」ドキドキ

ガチャ

竜華「ん?」

後輩B「部長!こんなところに」

怜「!」

後輩B「園城寺先輩も、こんにちはー!」

怜「(『も』、か……)」フイ

竜華「と、怜…ちょっと」



874: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 12:59:40.96 ID:BQekH/Moo

後輩B「あ、大丈夫です……それより部長!」

竜華「ん?」

後輩B「ちょっとこっち来てもらっていいですかっ?」グイ

竜華「……え、いや、怜が…」

怜「…………ええやん、行ってくれば」

後輩B「ほら、園城寺先輩もそう仰ってますし」グイグイ

竜華「え、えええ……」

バタン

怜「………………アホぉ」ジワ

――


清水谷邸 竜華部屋

竜華「(何度か、謝るタイミングあったけど…)」

竜華「(ことごとく、後輩達がやってきて潰されてもうた…)」

竜華「(うう、さすがに…恨むで……)」バタバタ

竜華「(明日…明日、こそは……)」

竜華「(…それにしても、あの子)」



875: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 13:00:16.12 ID:BQekH/Moo

――

後輩B「あの、これ、焼いてきましたっ!食べて下さい!」

竜華「へ?それだけ?」

後輩B「はい?」

竜華「お菓子だけなら、怜居っても良かったんやない?」

後輩B「いや………その」ゴニョゴニョ

竜華「……………?」

後輩B「…先輩達、仲良いですよね」

竜華「うん!まぁ…今は喧嘩しとるけど」

後輩B「ちょっと…私ら心配なんですよ」

竜華「へ、何が?」



876: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 13:00:54.28 ID:BQekH/Moo

後輩B「先輩達、江口先輩と違て推薦なしで普通に大学進学やないですか」

竜華「うん、そやけど」

後輩B「仲ええのはええですけど…お互いの勉強、邪魔してたりしません?」

竜華「えぇ…そんなこと…」

後輩B「してますって。そやから、先輩らもうちょい距離取ったがええと思うんです」

竜華「そうなんかなぁ……?」

後輩B「…私、注意しましたからね?それでは」トタタ

竜華「え、ちょっと」

――

竜華「うーん……」ゴロン

竜華「…怜、邪魔なんかなぁ、ウチのこと」

竜華「ううー…なら、喧嘩したままんがええってこと…?」

竜華「でも、そんなん嫌やぁ…」

竜華「どないしよ…」



877: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 13:01:26.59 ID:BQekH/Moo

翌朝

竜華「よし、いってきまー……す」ガラガラ

後輩ABC「「おはようございまーす!」」

竜華「……お、おはよう」ピクピク

後輩C「先輩?登校ご一緒しても大丈夫ですか?」

竜華「あ、えーと…」

怜「…………」フイ

竜華「!あ、……」

怜「」スタスタ

竜華「…………ええよ、行こう?」

――

放課後 部室

怜「……………」ブスッ

泉「…あの不貞腐れて眠ってる人は……園城寺先輩ですか?」

船Q「……あの枕、わざわざ持ってきたんか」



878: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 13:01:56.04 ID:BQekH/Moo

ガラガラ

セーラ「おーっす…て、やっぱりか」ハァ

泉「江口先輩、お疲れ様です」

船Q「…まだパフェで喧嘩しとるんですか?」

セーラ「喧嘩は…まぁ、ええんやけど…」

泉「とすると…」

セーラ「ものすごいねん、清水谷組が」

泉「(…ヤーさんみたいなファンクラブ名やな)」



879: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 13:02:44.29 ID:BQekH/Moo

船Q「ああ、朝囲まれて登校してるんは見ました」

セーラ「昼も連れてってしもたし…今も勉強教えて攻撃にあっとる」

怜「もー知らん……うわきものー」スヤスヤ

船Q「…まぁ、言うても後輩やからなぁ…」

泉「くわえて生粋のお人好しですしね……」

怜「うぅ……」ジワ

セーラ「!」

船Q「寝ながら泣いてはるな…」

泉「(…鼻詰まりそうやな)」



880: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 13:03:44.28 ID:BQekH/Moo

セーラ「…もー、限界や」

泉「え?」

セーラ「怜と竜華がこんなんなってるの、俺、もう嫌や」

セーラ「……行ってくる!」

船Q「…くれぐれも怪我させんでくださいね?大会に関わるんで」

セーラ「わかっとるわ!」ガラッ

ダダダ

船Q「…熱いなー、さすがやわ」

怜「んっ……りゅう、か…」



881: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 13:04:40.12 ID:BQekH/Moo

空き教室

竜華「…で、ここがこうなんねん。わかった?」

後輩E「なるほど…ありがとうございましたっ!」

竜華「(ずっと問題見んとこっち見てたけど…ホンマにわかっとるんやろか?)」

後輩D「あ、次聞いてもいいですかっ?」

竜華「……うん、ええよー」

竜華「(…いつ終わるんや、コレ)」

後輩ABC「♪~」

竜華「(今日ずっと怜と喋れんまんまやし…)」ハァ



882: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 13:05:06.67 ID:BQekH/Moo

バタンッ

セーラ「はぁ……はぁ」

竜華「あ、セーラ」

セーラ「お前ら…こっち、来い」

後輩A「えっ…私達、ですか?」

セーラ「それ以外誰がおんねん!来いっ!」

竜華「せ、セーラ…なんや怖いで?」

セーラ「竜華はここで勉強しとけ!ここに居ろよ!」

竜華「うん、それはええけど…」

バタバタ

竜華「……どういう、ことや…?」



883: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 13:06:01.39 ID:BQekH/Moo

セーラ「……なんで呼び出されたか大体わかるやろ?」

後輩C「……………」

セーラ「まぁ、一緒に居りたいっちゅーのは、わからんでもないけど…」

セーラ「それでもな?一番は好きな人の幸せやろうが」

後輩A「…はい」

セーラ「…お前らがちょっかいかけすぎるお陰で、竜華も怜も辛なってんねん」

セーラ「俺は、そんなん嫌やから」

セーラ「……変につけこむより、ひっそり応援したがええと思うで?」

後輩B「…………」

セーラ「…とりあえず、竜華に謝れ、な?」

後輩E「わかりました……すみません」

セーラ「ん、俺に謝らんでええから、ほら、行きっ!」

後輩D「……はい」トタタ

セーラ「さて…次は、竜華やな」



884: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 13:06:27.55 ID:BQekH/Moo

――

セーラ「竜華」

竜華「……あ、セーラ、あの子らどうしたん?」

竜華「意味も分からんうちに謝られたんやけど……」

セーラ「……お前さ、最近ずっと後輩とおったやん」

竜華「…………うん」

セーラ「あんさぁ…後輩傷つけたくなくて、言うこと聞いてるんやろうけど…」

セーラ「……後輩より、もっと大切な人が傷ついとるで?」

竜華「!」

セーラ「……よう、考え」ガラガラ



885: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 13:06:56.23 ID:BQekH/Moo

――

部室

セーラ「」ガラガラ

泉「お、お帰り…なさい」

セーラ「おう……お前ら、帰るで」

船Q「え、でもそれやと園城寺先輩が一人に……ああ」ポン

セーラ「…そういうことや、離脱するで」

泉「…はい」



886: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 13:07:33.76 ID:BQekH/Moo

――

怜「(ん……枕が気持ちよくなった…?)」ゴソ

竜華「………あ、起きた?」

怜「…ん、起きた」

竜華「そっか…辛いならまだ横になっとってええでー?」ナデナデ

怜「……なら、そうする」

竜華「あの…ごめんな?」

怜「いや…こっちこそ……そもそもパフェのコーンフレークなんてどうでもええし…」

竜華「いや、そうやなくてさ…」

怜「…?」



887: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 13:08:12.49 ID:BQekH/Moo

竜華「ほら、最近…ずっと後輩ばっかりやったやん?」

怜「………ま、確かにな」

竜華「うん…それで、謝りたくて」

怜「…」ギュッ

竜華「?」

怜「ウチも……ごめん」

竜華「はぇ……?」

怜「竜華が取られそうになっとるのに…なんもせんやった」

竜華「……………いや、それは…」



888: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 13:08:58.51 ID:BQekH/Moo

怜「………ごめんな?竜華」ギュー

竜華「…大丈夫、他の誰にも取られへんから」

怜「………じゃ、仲直りのチューやな」ムクリ

竜華「…………え」

チュッ

竜華「…………!」カアアッ

怜「………へへへ」ギュッ



889: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 13:09:28.24 ID:BQekH/Moo

竜華「……はー…思えば、マトモな喧嘩したんこれが初めてやな」ナデナデ

怜「ホンマや…ウチが勝手に怒ることはようあったけどな」スリスリ

竜華「まぁ…喧嘩するほど仲良うなったってことで」

怜「そやなぁ」

竜華「これからもよろしくな」

怜「これからも…デートいっぱいして、甘やかしてな」

竜華「…勉強もしよな?」

怜「えー…」

竜華「いやいや、一緒の大学行こうって決めたやん」

怜「うー…そやけど」

竜華「明日もテスト休みや、頑張ろ?一緒に」ギュッ

怜「うん…頑張ろ、一緒に」



890: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 13:09:54.62 ID:BQekH/Moo

船Q「ほな、私こっちなんで」ペコリ

セーラ「おーう」

泉「また明日ー」

セーラ「はー…むっちゃ疲れたわ……」

泉「お疲れ様です…お、お茶でも飲みに行きます?」

セーラ「おう、そやなぁ…」

泉「……」ドキドキ

セーラ「あいつら…人の気持ちも知らんと……」ボソ

泉「…はい?」

セーラ「……なんでもないわ」

おわり



893: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/09/30(月) 18:37:46.25 ID:69I2jlMLo

セーラに惚れる



894: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 22:26:45.67 ID:BQekH/Moo



竜華「……お、おわったぁ…」

これ含めあと2本です。



895: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 22:27:22.26 ID:BQekH/Moo

大学内 試験終了直後

「…そこまで。今から、解答用紙を回収します」

竜華「………つっかれたぁ」カラン

「帰りは混雑しますので~」

竜華「……んー、ちょい難しかったけど……」

竜華「まあ、大丈夫かな…?凡ミスしてない限り」

竜華「…怜は、大丈夫やろうか……」



896: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 22:29:04.36 ID:BQekH/Moo

怜「ふぅ……」

竜華「怜ー!」トタタ

怜「あ、竜華」

竜華「大丈夫やった?」

怜「うん…でも、ちょっと疲れたわ…」

竜華「あ、あっちにベンチあったで?」

怜「ん、じゃ、お願い」



897: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 22:30:04.35 ID:BQekH/Moo

怜「はぁ……」ポス

竜華「疲れたなぁ…」

怜「うん…まぁ、竜華とホテルで過ごすんは楽しかったけどな?」

竜華「…」カアッ

怜「悶々としながらの受験になって、ごめんな?」

竜華「そ、そんな悶々とか…してへん、し」

怜「嘘やって一発でわかるでー」ニヤニヤ

竜華「ううっ…」ナデナデ



898: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 22:30:31.84 ID:BQekH/Moo

竜華「試験終わって…いつまで居るんやろうな?ウチら」

怜「うん……人おらんくなったなぁ…」

竜華「そろそろ、帰る?」

怜「んーん、もうちょっと」

竜華「ホンマに…膝枕愛好家やねんな。ここ、大学やで?」

怜「や…だからこそやろ」

竜華「うん?」

怜「これからも…この大学で、膝枕してくれるんやろ?予行演習や」

竜華「………!」

竜華「う、受かるの前提かいな…」ナデナデ



899: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 22:31:08.18 ID:BQekH/Moo

怜「だって、竜華に教えてもろうた所一杯出たし、大丈夫やもん」

竜華「んー…そうは言うけど…後期の勉強もせなアカンで?」

怜「う……今は考えたくないー」

竜華「ん、まぁ、今日はゆっくり休もうか」

怜「……あ、何?ゆっくり休ませてくれるん?」

竜華「へ?」



900: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 22:31:50.85 ID:BQekH/Moo

怜「てっきり溜まりに溜まった欲求をぶつけてくるモンやと思ってたわ」ニヤ

竜華「そっ…………」カアアア

怜「それでもべつにええでー?」プニプニ

竜華「……っ、それは受かって、からや」フイ

怜「…ん、楽しみにしとくわ」

竜華「………じゃあ、暗くなるし、もう帰ろ?」

怜「そやな、そうしよ」ムクッ



901: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 22:32:18.83 ID:BQekH/Moo

帰り道

竜華「…そういえばさ」

怜「うん」

竜華「受かったら、怜はどうやって通うん?」

怜「……微妙に家から遠いし、親にも自立せえって言われとるし、たぶん独り暮らしかな」

竜華「…さよか」ドキドキ

怜「……それがどしたん?」

竜華「いいい、いや、別に」カアッ

怜「んー?」

竜華「………(『受かったら、一緒に住もう?』)」

竜華「(無理っ!絶対、言えへんっ!)」 ブンブン

怜「りゅうかぁ……?」

竜華「な、なんでもないっ!変なこと聞いてごめんな?」

怜「……………別に、変なこと聞いてないで?」



902: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 22:32:53.36 ID:BQekH/Moo

清水谷邸 竜華部屋

竜華「お母さんたちに、一人暮らしも、同棲するんも、許してもらった…受かったら、やけど」

竜華「あとは……向こうのオッケーもらうだけ……」

竜華「………………ううううー」バタバタ

竜華「お、親御さんから…外堀から埋めてこうかな…」

竜華「……いや、怜抜きで怜のお父さんに『同棲させてください!』は無理や」

竜華「直接、言わな……いや、受かってなければ、元も子もないし…」

竜華「………合格発表の日に、言おう。セリフ考えとこ」



903: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 22:33:47.38 ID:BQekH/Moo

合格発表

竜華「い、いよいよやな………」ドキドキ

怜「……そやな」

竜華「な、なんでそんなに落ち着いてん」

怜「まあ、『人事を尽くして天命を待つ』ってやつや」ニギ

竜華「!」

怜「………あと10分や、のんびり待とう?」プルプル

竜華「(………言うて、手ー震えとるな)」



904: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 22:34:46.52 ID:BQekH/Moo

ワーワー

竜華「!」

怜「!」

竜華「ご、合格者の番号書いたパネルをはめてくんやな…」

怜「……ウチの学部は、あっちや。…じゃ、後でな?」

竜華「うん………」

怜「……………」バクバク

ワッ

竜華「あ、怜の貼られた……って、ウチの所もや」

竜華「………番号……は」



905: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 22:41:22.95 ID:BQekH/Moo

竜華「あった、…受かった、か」

竜華「(…なんか、こんなもんかぁ……嬉しいような、どうでもええような)」

竜華「ま…怜が受かっとったらそれでええか」

竜華「えっと……怜……は」

ワーキャー

竜華「ん、人が多すぎて見えへん………」

竜華「すいませーん、通ります―!」モガモガ

竜華「怜………怜!」

怜「……………………」グス

竜華「!(え、な、泣いとる……?)」

竜華「(嘘やん……そんなっ………)」



906: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 22:42:56.13 ID:BQekH/Moo

竜華「………」オソルオソル

怜「…竜華…………」クル

竜華「あ……怜………」

怜「……………りゅうかぁ」ギュー

竜華「……(……か、かける言葉が…)」ナデナデ

怜「……ったよ…」

竜華「…………え?」

怜「…………あった…受かってたぁ……」ポロポロ

竜華「!」

竜華「…おめでとう……ウチも、受かってたよ」ギュッ

怜「そっか……おめでとうな、りゅうかぁ」ギュウウ



907: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 22:44:07.64 ID:BQekH/Moo

怜「…あんな、…こたえ、あわせしたらな?ぜん、ぜん、違うてて」グスッ

竜華「うん」

怜「…りゅうかと、大学行けなんやったら、どうしよって」グスグス

竜華「………うん、うん」

怜「…でも、あった。あったぁ……」ギュー

竜華「うん、良かった、ホンマに、良かったなぁ……」ギュッ



908: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 22:58:08.13 ID:BQekH/Moo

怜「…………」

竜華「落ち着いた?」

怜「…うん」グイ

竜華「…………?」

ワーワー

怜「いや、ちょっと…人居るし、恥ずかしい」

竜華「……あ、ご、ごめん」パッ

怜「でも、おめでとう、竜華」

竜華「ありがと、……怜も」



909: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 23:01:32.12 ID:BQekH/Moo

「生協のアパートでーす、よろしければどうぞー」

竜華「どうもー」ヒョイ

怜「…そっか、引っ越し準備しなきゃやなー」

竜華「!(わ、忘れてたっ……)」

怜「?」

竜華「(ど、同棲…誘わな、今言わな…)」アセアセ

怜「………どしたん、いきなり立ち止まって」



910: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 23:02:40.92 ID:BQekH/Moo

竜華「…………」カサカサ

怜「何?その紙…」

竜華「…(『ご飯作るし、幸せにするから…一緒に住もう?』……よし)」カサカサ

怜「…………」ジト

竜華「……………あ、あのさ」

怜「…何?」

竜華「………ご、ご……」プルプル

怜「……………ご?」

竜華「…………ご、ご飯っ……」

怜「えー?もうお腹すいたん?」

竜華「………えっと……そうやなくて」バクバク



911: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 23:05:47.14 ID:BQekH/Moo

怜「…………あ、そうや」

竜華「な、何?」

怜「先に、生協行こうか」

竜華「へ?」

怜「……二人暮らしの、部屋探しに行くやろ?」

竜華「…………そ、それって」

怜「一緒に、住みたいんやろ?」

竜華「―――!」カアアア

怜「……あんなぁ、バレバレやで?竜華」

竜華「あ……あう……」パクパク



912: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 23:11:19.38 ID:BQekH/Moo

生協出口

怜「………ええ所、仮押さえしてもらったな」

竜華「ま、後はお母さんらに許可……」ハッ

怜「…ウチの親にもオッケーもらっとるで」

竜華「………そ、そうか…」ホッ

怜「あんなぁ……へたっぴ過ぎるで?竜華」

怜「受験の日から、言いたい事丸わかりや。知らんふりする方が疲れたわ」ハア

竜華「う…………ご、ごめん」

怜「今度……そやな、プロポーズの時は、カッコよく決めてや?」

竜華「………え、そんな、プロポーズで」カアアアッ

怜「…あれ、プロポーズする気ないん?」

竜華「!い、いや、する!するっ!最高にキメキメでいったるっ!」

怜「…………ふふ、楽しみにしとるわ」



913: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 23:14:25.78 ID:BQekH/Moo

竜華「………な、なら、帰ろう?」

怜「…そやなぁ、今度こそ学校寄らないかんな」

竜華「あ、その前にご飯食べる?怜は何がええ?」

怜「んー…普通にファミレスでええかな」

竜華「…さよか、じゃ、あっこ入ろう」スッ

怜「……ん」ギュッ

トタトタ

怜「(これからも、二人で、一緒に……やな)」

竜華「(プロポーズは…ちゃんと、練ってから言おうっ……!)」

おわり



914: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 23:35:49.65 ID:BQekH/Moo

次で最後です

怜(23)「……仕事終わったー」



915: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 23:48:32.88 ID:BQekH/Moo

怜 仕事場

怜「あ、課長。今日はお先に失礼します」

「…ああ、恋人さんだっけ?」

怜「………あ、はい…」カアッ

「いいよいいよー、あとやっとくから、楽しんでおいで?」

怜「あ、ありがとうございます…失礼します」ペコリ

怜「……竜華からメール…」

怜「(『今日遅くなる』…か)」

怜「(全日本の大会の、それも決勝やもんなぁ…仕方ないやろうけど)」

怜「(……あいつ、まさか記念日忘れてへんやろうな)」ジト

怜「…さすがにないか。6年間、ウチの方が色々忘れてたし」

怜「一旦、家に帰ろっと……」



916: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 23:54:21.85 ID:BQekH/Moo

怜・竜華宅

怜「……………遅いなぁ」

怜「なんでインハイはTV中継するのにプロはせえへんねん……」イライラ

怜「結果、どうなったんやろ…」

ガチャガチャ

怜「!」トタトタ

竜華「ただいまー」パタン

怜「おかえりっ!」ギュ

竜華「わ、愛する奥様のお迎えやなー」ギュー



917: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 23:54:51.71 ID:BQekH/Moo

怜「……そ、それで……大会、どうやったん?」ドキドキ

竜華「…へへ、見事、春の大会、大阪スコーピオンズ、優勝やでー!」ニコニコ

怜「ホンマ!?おめでとう!」パアッ

竜華「今年は大阪開催やったからな…地の利もあったで」

怜「…いや、麻雀はホームとか関係ないやろ」

竜華「……ふふ、確かにそうやな」

怜「…………それも、おめでとうなんやけど…その……」モジモジ

竜華「…わかっとる、祝勝会抜け出してこっち来たんや」

怜「!」

竜華「……6周年やな?ご飯食べ行こう?」

怜「…………うん!」



918: ◆lQzP0htYVdWl 2013/09/30(月) 23:55:35.71 ID:BQekH/Moo

怜「…準備出来たで」

竜華「え、今日そのコートなん?」

怜「……へ?ああ、気分で、黒かなぁ…って」

竜華「あかんよ、今日はフレンチやで?オシャレなん着んと」

怜「ええ……これでも問題ないやん…」

竜華「あるのー!ほら、白いのあったやん?アレにしてーな」

怜「まぁ……そこまで言うなら…」

竜華「ん、ええ子」ナデナデ

怜「(……なんか、納得いかん……)」ゴソゴソ



919: ◆lQzP0htYVdWl 2013/10/01(火) 00:02:21.32 ID:6O0rfdmBo

竜華「……よし、行こう?」ギュッ

怜「……うん、ありがと」

トタトタ

竜華「♪~」

怜「(……社会人になって、一年、ぼちぼち、頃合い)」

怜「(…………ロマンチストの竜華や、普通な日にプロポーズせえへん)」

怜「(クリスマスも……何ということなく過ぎてしもうた)」

怜「(ウチの感が言うてる……『今日や』とっ!)」

竜華「……着いたで、ここや」

怜「(ほら!ベッタベタなフレンチレストランやんっ!)」



920: ◆lQzP0htYVdWl 2013/10/01(火) 00:03:24.16 ID:6O0rfdmBo

「いらっしゃいませ」

竜華「21時から予約していました清水谷です」

「清水谷様ですね。すぐご案内いたします…あ、羽織物お預かりいたしますね」

怜「あ、はい…」

竜華「…………」ジー

怜「?」

竜華「……ん、なんでもないで?」

怜「うん……?」



921: ◆lQzP0htYVdWl 2013/10/01(火) 00:06:47.29 ID:6O0rfdmBo

「新人参のポタージュです」

竜華「どうも~♪」

怜「(………おかしい)」

竜華「…美味しいなぁ、怜」

怜「……そやな、美味しいわ…んで、今日の試合の話聞かせてーな」

竜華「そう!先鋒の宮永照が凄まじくてなー…」ペラペラ

怜「(竜華が…いつも通り過ぎる)」

怜「(いや、ここ数年、めっきり図太くはなってるけど…)」

竜華「…でも、洋榎やセーラがむっちゃ取り返してくれて…」

怜「(さすがに、プロポーズの日まで…こんなに図太くはおれんやろ)」



922: ◆lQzP0htYVdWl 2013/10/01(火) 00:13:35.55 ID:6O0rfdmBo

竜華「………で、ギリギリ、まくったんや、最後」

怜「…ほわー、すごいな、竜華」

竜華「ふふふ、さすがやろ?」ドヤ

怜「………混ざりたいわ」ボソ

竜華「…体に無理が出たら、アカンから」

怜「ん…わかっとるって」

怜「(こりゃ、プロポーズ今日やないんかな…)」

竜華「…わかっとるならええんや」クス

怜「(そんなら、次いつや…ウチの誕生日か?)」

怜「(ええ…半年先やん………待てへんよ、そんなん)」

竜華「………あ、魚きたで」



923: ◆lQzP0htYVdWl 2013/10/01(火) 00:18:25.76 ID:6O0rfdmBo

竜華「………おいしかったなぁ?」

怜「ホンマ、良かったわ。ありがとうな?竜華」

竜華「ふふ、喜んでもらえたならよかった」ニコ

怜「(結局、シャンパンに指輪が入ってるとか、ケーキに指輪添えられてるとか、全然なかった……竜華好きそうやのに)」

竜華「…でもちょっと懐寂しいから、歩いて帰ってもええ?」エヘヘ

怜「………そやな、今月は年度末で厳しいもんな…節約しよか」

怜「(………でも、お酒全く飲んでへんやったな…)」

怜「(ちゅーことは…告白しようと思ってたのに、出来んかったってこと?)」



924: ◆lQzP0htYVdWl 2013/10/01(火) 00:21:28.04 ID:6O0rfdmBo

竜華「…ほら、こっちや」グイ

怜「……ヘタレ」ボソ

竜華「………ん?」

怜「…なんでもなーい!」ギュッ

怜「(……もう口出しせーへん、待つで、私は)」

竜華「……………」スタスタ



925: ◆lQzP0htYVdWl 2013/10/01(火) 00:36:24.37 ID:6O0rfdmBo

帰り道 公園

怜「………あれ、ここ」

竜華「わ、なつかしい、よう休んでた公園やん」

怜「こんな所やったっけ…なんか、暗いと雰囲気変わるなぁ」

竜華「な、ちょっと入らん?」

怜「ええ…でももう遅いで?」

竜華「ちょっとくらいええやん!それにほら、怜、疲れたやろ?」

怜「……ま、そやな」



926: ◆lQzP0htYVdWl 2013/10/01(火) 00:37:01.11 ID:6O0rfdmBo

公園内

竜華「ん」ポンポン

怜「……ん」ポス

怜「……………あー、なんや懐かしいな」

竜華「……うん、怜、さむない?」

怜「うん、大丈夫や」

竜華「ホンマ、ずっと、変わらんなぁ…ここの公園」

怜「……噴水は古びとるし、周りにあんなでかいマンションなかったけど?」



927: ◆lQzP0htYVdWl 2013/10/01(火) 00:37:56.24 ID:6O0rfdmBo

竜華「う…そんなんやなくてさぁ、こう、空気っていうか」

怜「ん……たしかに、変わらんな」

竜華「やろー?」

怜「………竜華の、太ももの柔らかさもな」スリスリ

竜華「あっ!もー…やめって言うのに」

怜「ええやんー♪ほら、ウチ病弱やし」

竜華「そのアピールも、やめっ!」

怜「ふふー」



928: ◆lQzP0htYVdWl 2013/10/01(火) 00:38:29.92 ID:6O0rfdmBo

竜華「……あ、そや、怜」

怜「んー?何?」

竜華「結婚しよ?」


怜「……………え?」

竜華「やから、結婚。ほら、一生に幸せにするから」

怜「……!」



929: ◆lQzP0htYVdWl 2013/10/01(火) 00:40:11.33 ID:6O0rfdmBo

怜「ひ、膝枕中に言うことかいな…」

竜華「あ、なんやウケ悪いなぁ…で、返事は?」

怜「……わかって聞きよるやろ」

竜華「んー?わからんよ、怜の口から聞きたいし」

怜「………」ギュ

竜華「?」

怜「……………ふとももには…勝てへん」カアアッ

竜華「………そっか」ナデナデ



930: ◆lQzP0htYVdWl 2013/10/01(火) 00:41:13.41 ID:6O0rfdmBo

怜「…ちゅーか、な、なんで、今なん……!」

竜華「んー?」

怜「あったやん!ここに来るまでタイミング!優勝の瞬間とかっ!フレンチの間とかっ!」

竜華「………あー、それは、だって怜が気づいてないから」

怜「……………は、何を?」

竜華「……………左のポケット、見てみ?」

怜「……」ゴソゴソ

コツン

怜「!」

竜華「怜が気づいたときに、言おうと思ってたんに…怜気付かんのやもん」



931: ◆lQzP0htYVdWl 2013/10/01(火) 00:42:34.86 ID:6O0rfdmBo

怜「…こ、これ、ひょっとして」

竜華「………出してみ?」

怜「……………指輪…!」

竜華「…ウチのポケットにも入ってたんやけどな」スッ

怜「……えっと」

竜華「はい、手出して?」

怜「え、でもウチ…」

竜華「ん?何?」



932: ◆lQzP0htYVdWl 2013/10/01(火) 00:43:03.67 ID:6O0rfdmBo

怜「………あの、高校ん時にもらったリング、まだ付けてて…」

竜華「……!え、アレ?」

怜「…う、うん」

竜華「えー……あんなん若気の至りやのに……めっちゃ恥ずかしい…」

怜「………まあ、ウチは嬉しかったから」

竜華「…なら、まあとりあえずもう一個付けてや?」

怜「……………うん」



933: ◆lQzP0htYVdWl 2013/10/01(火) 00:46:45.01 ID:6O0rfdmBo

竜華「……………さて、行くで」

怜「え、どこに?」

竜華「祝勝会の所や!」

怜「ええー?まだやりよるん?」

竜華「当たり前やん!ウチが行くまで帰るなって言うとるわ!」

怜「えー…入ったばかりの新人が偉そうに…」ジト

竜華「う、うるさい…」

竜華「プロポーズ上手くいったら、二人で行くって言うてんねん!」

怜「は、なんでそんなん勝手に…!」



934: ◆lQzP0htYVdWl 2013/10/01(火) 00:47:31.02 ID:6O0rfdmBo

竜華「…一応、失敗した時、慰めてもらおうと思って」ボソ

怜「……ホンマに、アホやな」ギュッ

竜華「!」

怜「…失敗するわけ、ないの、わかっとったやん」チュッ

竜華「………あー、やっぱ飲み屋やなくてホテル行こうか」

怜「え…嫌やっ」

竜華「…………冗談。じゃ、行こう?ここの近くやから」



935: ◆lQzP0htYVdWl 2013/10/01(火) 00:48:42.94 ID:6O0rfdmBo

竜華「あ、泉やら浩子やらも駆けつけてくれるらしいでー?」

怜「えー………冷やかさそうで大概いややな…」

竜華「ええやん!楽しいで、ほら」スッ

怜「…………うん」

ギュッ



――これからも、二人で一緒に…な?


おわり




936: ◆lQzP0htYVdWl 2013/10/01(火) 00:52:16.84 ID:6O0rfdmBo

全てのまとめ

>>1 怜「絶対ふとももなんかに負けたりしないっ!」キッ
>>12 怜「今日はまだ泉一人か」泉「はい…」
>>24 セーラ「猫に変身する薬?」船Q「はい」
>>53 怜「文化祭で劇?」
>>78 竜華「迷子?」咲「はい」
>>104泉「先輩方のここまでの流れ、まとめてみませんか?」
>>116怜「(白糸台に練習試合に来たんはええけど…)」
>>137怜「今日さ、泊り行っていい?」竜華「え、は!?」
>>174竜華「体育祭やー!」セーラ「やー!」
>>197怜「ポッキーの日やでー!」
>>218船Q「今年度の文化祭についての会議を行います」
>>244怜「なんやコレ…瓶?」
>>288竜華「姫松文化祭っ!」
>>305怜「追試になってしもうた…」
>>329怜「たかみーから電話や」
>>345竜華「………肝試し?」
>>367咲「ここ、どこ……?」憧「うーん…」
>>387竜華(20)「怜もハタチになるし、お酒買いに行こか」
>>414怜「もうすこしでさ、竜華誕生日やん」
>>450怜「…あ、シャンプー切れてる」
>>467竜華「妹が欲しい」
>>501竜華「体育祭、午後の部…」船Q「…開幕です!」
>>531とき(5)「ここ、どこや………?」
>>551セーラ「……窓ガラス、割ってしもた」
>>573竜華「今日って、十五夜やんな?」
>>582泉「部長ドッキリ?」
>>612怜「寝たフリしてみよ」
>>628竜華「…きすまーくって、どうやって付けるんやろ」
>>651竜華「徹夜で麻雀!」
>>672竜華「赤ちゃん欲しい…」
>>691怜「竜華って、苦手なことあるん?」
>>707怜「合宿の夜事情…」
>>731怜「付き合って、3日やん?」
>>758華菜「天江衣!大阪に行くしっ!」
>>776怜「今日はウチが上や」
>>800竜華「スポーツの秋!」怜「食欲の秋!」
>>817怜「姉妹ぷれいをもっと極めようと思う」
>>834怜「んぅ………朝か」
>>852泉「お疲れさまでーす……」
>>865怜「仲直りできへん……」
>>895竜華「……お、おわったぁ…」
>>915怜(23)「……仕事終わったー」


長々と読んで頂きありがとうございました。

P.S.他の人の怜竜SS読みたいんでこれを機にお願いします(懇願)

それでは。



937: ◆lQzP0htYVdWl 2013/10/01(火) 00:53:14.02 ID:6O0rfdmBo

html依頼出してきますけど、
スレ残ってる限りリクの怜竜小ネタ書いてきますね(1レス方式)



938: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/01(火) 00:56:16.95 ID:X8eeGlTd0

おお……ついに終わってしまうのか……
最高の怜竜あざっした! 乙!



940: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/01(火) 02:10:09.67 ID:d7Cg6TsUo

メッチャ乙です!



945: ◆lQzP0htYVdWl 2013/10/08(火) 15:20:18.25 ID:50+GZojvo

りゅうか(5)「おねえちゃーん!遊んでー!ねえねえ」ユサユサ

怜「(この子ホンマ可愛いなぁ…ま、竜華やし、当然やな)」

りゅうか(5)「ねえってばぁ」ユサユサ

怜「(…でも、今の竜華と一緒で、虐めたくなる顔しとるな)」

りゅうか(5)「ときおねーちゃん、遊んでくれないのー?」ユサユサ

怜「(やったろ)」

怜「うっ……そんなに揺すられると…」パタ

りゅうか(5)「!?」

怜「うう…今までありがとうな…りゅう…か…ちゃ…」スッ

りゅうか(5)「おねーちゃーー!?」ガビーン

怜「(お、ナイスリアクションやな)」

りゅうか(5)「うそや!お、おきて!おねーちゃん!」ユサユサ

怜「(ふふふ、どーすんねやろ)」

りゅうか(5)「あー、そやっ!」

怜「(………え?)」

チュッ

怜「~~~!」パチッ

りゅうか(5)「やったー!起きたー!」バンザーイ

怜「な、な、何を……!」カアアア

りゅうか(5)「倒れたおひめさまはねー!ちゅーしたらおきるの!」ニコニコ

怜「そ、っか、お本で読んだんかな?」

りゅうか(5)「うんー!」ギュッ

怜「わわっ、何!?」

りゅうか(5)「おねーちゃんがおきて、良かったー」パアアッ

怜「…ご、ごめんな?」ナデナデ

怜「(あー、…ヤバい、この子連れて帰りたい)」ドキドキ

ガラガラ

船Q「お疲れ様でー…って、その子何ですか?」

怜「……………船Q」

船Q「はい?」

怜「APTX4869ちょーだい」

船Q「…え、持ってないですよ」

怜「なら、竜華を二人にして?」

船Q「は?」

おわり 









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