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1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/04/11(月) 13:08:02 ID:MqkVcSL.

女騎士「寿司食いねぇ!」



2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/04/11(月) 13:11:02 ID:MqkVcSL.

オーク「家に来るなりいきなりなんだよ…それにその格好…」

女騎士「板前だよっ!」

アイヨッ

オーク「まーた何かに影響されたな」

女騎士「握るぜ~超握るぜ~」

ギュッ

オーク「アヒィ!そ、それは私のおいなりさんだ!」

女騎士「寿司食いねぇ!」



4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/04/11(月) 13:13:28 ID:MqkVcSL.

オーク「食えと言われても、さっき朝飯を食べたばかりでなぁ」

女騎士「寿司…食わねぇの?」

シュン

オーク「あーもう、そんな顔されちゃ食うしかねぇじゃん。食うよ、寿司食うよ」

女騎士「!」

パァァ

女騎士「寿司食いねぇ!」



5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/04/11(月) 13:16:52 ID:MqkVcSL.

オーク「で、酢飯や食材は準備しているのか?」

女騎士「!」

女騎士「わ、忘れていた…寿司、握れぬ…」

ガクッ

女騎士「私の手は…寿司を握れぬ…はは、見て見ろこの手を…数多の魔物を斬り殺したこの手を!」

バンッ

女騎士「赤さ…真っ赤さ…こんな血塗れの手じゃ…ハナから寿司なんて握れっこなかったんだ…はは、これでは…これでは道化だ」



6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/04/11(月) 13:23:47 ID:MqkVcSL.

オーク「…」

ガサゴソガサゴソ
シュボッ
プハー

オーク「ふぅー…やれやれ、今更何を言うかと思えば…泣き言かい」

女騎士「なっ…」

オーク「確かにお前の手は血塗れさ。俺の仲間を…家族を…殺した。その事実は変わらない。変えちゃいけない。でも、それでも俺とお前は分かり合えた…分かり合えて、ここにいる」

プハー

オーク「握れよ…その血塗れの手で…怒りや憎しみ、悲しみ…まるごと酢飯に握り込んでみろよ」




7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/04/11(月) 13:27:00 ID:MqkVcSL.

女騎士「まるごと…酢飯に握り込む…」

オーク「そうさ。そうすりゃ、ちったぁ何かが見えてくるかもしれねェさ…」

女騎士「…そう、だな」

オーク「そうと決まりゃ、さっそく…極上の酢飯を用意してやンよ」

女騎士「極上の…酢飯…?」



8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/04/11(月) 13:31:01 ID:MqkVcSL.

オーク「そうさ、とびきりの酢…とびきりの米…他には何も混ぜない、純粋な酢飯…究極の酢飯さ!」

女騎士「究極の…酢飯…」

オーク「で、だな。こんな事もあろうかと既に準備しているのさ、これがな」

ドンッ

女騎士「さすオク」

※さすがですわオークの略



9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/04/11(月) 13:33:24 ID:MqkVcSL.

オーク「究極の酢飯は準備した。あとはネタだ」

女騎士「玉子焼き!甘い玉子焼き!」

オーク「お前は子供だなぁ…やはり通なら…あわびよ!」

ズンッ ムンズッ

女騎士「あっ…そこは…あわ…び…///」

オーク「あ~、聞こえんなぁ~」



11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/04/11(月) 22:56:13 ID:MqkVcSL.

オーク「俺はよ、アワビが食いたいんだ。分かるか?」

女騎士「わ…か…る」

ハァハァ

オーク「ん、息が荒いな…どうした?」

ニヤニヤ
サワサワ

女騎士「くっ、こんなの…こんなの…」

ジュンッ

オーク「ンフフフフ…アワビの出汁よ」



13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/04/11(月) 23:10:00 ID:MqkVcSL.

女騎士(このままでは寿司を握るどころじゃない…この状況を打開するには…これだ!)

スンッ
ニギッ

オーク「ほぉ、俺のおいなりさんを…で、どうする?」

女騎士「こう…する!」

ブチィッ

オーク「なるほど、おいなりさんを引きちぎるか…だがそれは悪手だな!」

ジュワ…ジュワ…
ジュワ
チンポ フッカツ

!?

女騎士「ナッ…チンポ…チンポサイセイシタ!?」



14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/04/11(月) 23:17:21 ID:MqkVcSL.

オーク「ンフフフフ…」

女騎士「アイエエエ、ナンデ、ナンデチンポサイセイシタ!?」

オーク「オークのチンポは再生する…常識だろう?」

女騎士「し、知らねぇ~!」

ビィィィィィン

オーク「しかも再生するたび固く、太くなる…だからお前の行動は状況を悪化させただけなのさ、これがな」

女騎士「まじかよファッキン!」



15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/04/12(火) 05:19:01 ID:69tO0Hwc

オーク「さぁ、極上アワビの下ごしらえの続きだ…」

ムンズッ
サワサワ

女騎士「んっ…くっ、はぁ…」

トロォ

オーク「いいぞ、もっとだ」

女騎士「こう、かい…するなよ…」

オーク「ファッツ?」

女騎士「後悔するなよ!」

ブワァッ
バリバリバリ

オーク「ぎゃぁぁぁ!女騎士のアワビから電気が!」



18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/04/12(火) 16:20:40 ID:69tO0Hwc

女騎士「痺れ死ぬっちゃ!」

オーク「ラム先生ぃぃぃ!」

ビリビリビリ

女騎士「消し炭になるっちゃ!」

オーク「ぐ、ぐお、お、お、お!」

女騎士(くっ、もう体内電気が尽きる…)

オーク「ぐ、ぬ…くっ、ふぬ…どうし、た…電撃が弱まって、きたぞ…ぐぅっ…」

ビリリ

女騎士(気付かれたか…ここからは我慢比べ…私の電力が尽きるかオークの命が尽きるか…)



19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/04/12(火) 16:25:41 ID:69tO0Hwc

ビリリ

オーク「ぐっ、ここが正念場…耐えきってみせる!」

女騎士「くっ、まだか…まだ倒れないか!」

ビリリ

オーク「ふぐっ、このままでは…」

女騎士「倒れろ…倒れろ倒れろ倒れろ倒れろ倒れろ!」

ビリリリリ

オーク「ぐ、ぁぁぁぁぁ!」

バチバチッ
プスプス

オーク「ぐふっ…」



20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/04/12(火) 16:29:01 ID:69tO0Hwc

バタリ

女騎士「っはぁっ…はぁ…はぁ…オークの丸焼き、一丁あがりってな…!」

プスプス
プワーン

女騎士「いい匂い…こんがり焼けてるわね…」

ジュルッ

女騎士「ほどよい脂、こげた皮…もしかしたらオークって食べたら美味いかも…」



21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/04/12(火) 16:32:08 ID:69tO0Hwc

ジュルッ
ハァハァ

女騎士「ぐ、ふふふ…あ゛…ふふ」

フラフラ

女騎士「せっかく極上の酢飯があるんだ…握るしか…ないよな…」

タターン
サッ ニギッ

女騎士「空気を含ませ、口の中でほどけるように握る…!」



22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/04/12(火) 16:39:38 ID:69tO0Hwc

サッサッ

『本手返し!』

※本手返しについてはきららの仕事を読んでね

それは一瞬の出来事だった。
オークの丸焼きが
酢飯に優しく乗った。
酢飯は自身の重みで自然に沈み
あっというまにオークの握りが完成した。



24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/04/13(水) 05:40:34 ID:XZOSRlbQ

女騎士「握れた…私にも、寿司が…握れた。こんなに嬉しいことはない…!」

オーク寿司「やったじゃねェか…いい顔してるぜ、お前」

女騎士「オーク寿司…ありがとう。これでようやく私も寿司職人として生きていけそうだ」

オーク寿司「あぁ、今日からお前は…女騎士寿司職人だ!」

女騎士寿司職人「そうだ。私は今日から…女騎士寿司職人だ!」

ヘイオマチィ!



25: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/04/13(水) 05:54:09 ID:XZOSRlbQ

ヒュー

オーク寿司「と、突然空から海鮮類が!中トロが、コハダが、アジが!」

女騎士寿司職人「好都合だな…私の寿司力(すしちから)を見せてやる!」

ハチマキ シュルル キュッ

女騎士寿司職人「今日から剣ではなく、包丁で…未来を…切り開く!」

ヘイラッシャイ!

【完】



27: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/04/13(水) 13:20:01 ID:YGDhYO.w

ハッピーエンド乙






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