転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1535361740/

1 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:22:21.02 ID:xCNy+aex0


  ―― 事務所


未央「おっはようございまー――」ガチャ


   ゆるふわの

   夢のまにまに

   森ガール

   この身死すとも

   我藍子すき


未央「なんか辞世の句詠んでるーッ!?」ガビーン

P「……未央か。最期に一目会えて良かった……」

未央「いやいやいや! なんで事務所で切腹しようとしてんの!? 出オチにもほどがあるよ!!」

P「止めてくれるな! 俺はダメな奴なんだ! かくなる上は腹を切るしかないんだーッ!」


   ギャーギャー ワーワー







2 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:23:51.62 ID:xCNy+aex0


  ~しばらくして~


未央「あーちゃんに勝てない?」

P「うん」

未央「そっかーなるほどあーちゃんに勝てないかー。それを苦に切腹しようとしたわけだねー」

未央「…………ごめん、どゆこと?」

P「まず距離が超近いんだ。それはわかるな?」

未央「うん。あーちゃんプロデューサーのことめっちゃ信頼してるもんね」

P「そう、そうなんだ。慕ってくれるのは素直に嬉しい。だけど……」

P「この一覧をご覧ください!!」ババッ




3 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:24:30.71 ID:xCNy+aex0

 【高森藍子の距離が超近い案件】


藍子「Pさんの手、あたたかいですね。陽だまりみたいです」

藍子「Pさん。ツーショット……自撮りで、どうですか?」

藍子「ひざまくら……。どうぞ、Pさん。安らいでくださいね」

藍子「指輪の交換ですね、Pさん♪ あ、いえ、その~……」

藍子「もし冷たい風が吹いても……こうやって手をつないだら、あったかいですよっ」

藍子「本当の結婚式はまだ先。でも、今日みたいに優しい気持ちになれると思います。きっとそこには、Pさんがいるから……」

藍子「この景色……また見たいです。その時は、Pさんも……」


(※全て公式台詞より引用)



4 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:25:17.21 ID:xCNy+aex0


未央「すごい」

P「すごかろ」

未央「いやー……これはイチコロだよ。破壊力バツグンじゃん」

P「もう大体こんな感じでこっちはその度気が気じゃないの」

P「たとえ信頼だとしても、そういうのって男としては勘違いしちゃうだろ!?」

未央「……したの?」

P「正直、しかけた……」

P「だからもっとこう、適度な距離感を保つ為にも、もう少し慎ましさを持って欲しいわけだよ」

未央「それで勝ちたいと」

P「うん(いつもこっちがドキドキさせられてるからたまには仕返ししたい)」

未央「本音が思いっきり顔に書かれてますな?」




5 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:26:04.57 ID:xCNy+aex0


未央「んー。確かにあーちゃんはゆるふわ乙女だけど、距離の詰め方は直球というか……」

未央「仲いいとすいーっと懐に入ってくるよね。それがいいとこなんだけど」

P「俺もそう思う。だけどこういうのを他の男性にしてたとしたら、由々しき事態なんだ」

P「クラスの男子とかファンとか、そんなウブなボーイズが思いっきり勘違いしちゃいかねん……!!!」

未央「ああ、それは確かにあるかもねー」

P(まあその辺に関して言えば未央も大概だとは思うんだが……)ボソッ

未央「んぉ? 何か言った?」

P「なんでもないです」





6 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:26:39.64 ID:xCNy+aex0


未央「話はわかったよプロデューサー。でもやっぱり切腹にはまだ早いと思うっ!」ビシィ 

未央「ここはひとつこの未央ちゃんが、そなたに対あーちゃんの秘策を伝授してしんぜよう!!」 

P「本田老師!!」 

未央「この道は険しいぞ……ついて来られるかね?」 

P「はい! どれほど厳しくとも、必ずマスターしてみせます……!」 


P「そして……今度こそ、藍子に勝つ!!」 




7 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:28:13.17 ID:xCNy+aex0

   〇 

  ―― 後日 


P「藍子!」 

藍子「あ、Pさん。どうかしましたか?」 

P「ああうん、いや別に特段何がどうこうってわけじゃないんだが」 

藍子「?」 

P「この間ランチがおいしそうって言ってたカフェ……今から行かないか?」 

藍子「! 付き合ってくれるんですかっ?」パァァ 

P「まあその、俺も気になってたし、うん」 

藍子「やったぁ♪ それじゃ、一緒に行きましょう?」 




8 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:29:00.02 ID:xCNy+aex0


  ~回想~ 


P「自分から……攻める!?」 

未央「距離を詰められるなら、いっそこっちから踏み込むべきなのだよ」 

未央「ガンガン攻めてくる子は、意外と防御力が低いって言うじゃん!(多分)」 

P「今小さく多分って言わなかった?」 

未央「まあまあ。あのカリスマギャル美嘉姉も、いざ担当Pから攻められたらタジタジって話だよ……!」 

P「城ヶ崎さんってそうなの?」 

未央「攻撃は最大の防御って言うでしょ? あーちゃんの牙城を崩すにはそれしかないよ!(きっと)」 

P「絶対今きっとって言ったよね!?」 


  ~回想終わり~ 




9 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:29:53.77 ID:xCNy+aex0

  ―― 街中 


藍子「Pさんから誘ってくれるなんて、珍しいですねっ」 

P「ん……そうかな。迷惑だったか?」 

藍子「そんなこと! むしろ逆です、すごく嬉しくって♪」 

P「ンンッ(かわいい)」 

P(はっ、いかんいかん。自分から攻める……攻撃は最大の防御……) 

P「あ、藍子さん!」 

藍子「はい?」 

P「手を繋がないかね?」 

藍子「」ポケッ 

P「あっいや別にやましい気持ちがあるとかじゃないんだけどねホラ最近物騒だからはぐれないようにするに越したことはないっていうかそれに車とか危ないし神隠しされるかも」 

藍子「……ふふっ♪」 




10 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:30:29.06 ID:xCNy+aex0


藍子「はい」キュ 

P「あ」 

藍子「それならこうして、指を重ねて……しっかり繋いだ方が安心ですよね?」 

P「おう。……」 

藍子「……?」 

P「向き合って両手を繋ぐと歩けないことに気付いた俺達は」 

藍子「あ。ごめんなさい、つい……」 

藍子「……あの、せっかくですし、もうちょっとこのままでいいですか? なんだかほっとしちゃって」 

P「あ、ああ、藍子が良ければ……」 

藍子「ありがとうございます♪ やっぱりあたたかくて……私、この手好きです」 

P「ォン」 


(そのまま五分くらい向き合っていましたとさ) 




11 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:33:08.06 ID:xCNy+aex0


   〇 


藍子「えっと確か、この角を曲がった先に……」 

P「静かでいいとこだなぁ。藍子は本当に路地裏が好きなんだな」 

藍子「はいっ♪ だって、色んなものがぎゅって詰まってて、見てるだけで楽しいですし」 

藍子「それに、表通りより隣同士が近くて……Pさんを近くに感じますから」 

P「ヌ゜ッッ」 

藍子「あれ? Pさん、手汗が……」 

P「あっすまん、汚かったな!? もう繋ぐのやめるから……!」ババッ 

藍子「そんなことないですよ。手、出してください?」 

P「う……はい」 

藍子「まだ暑いですからね。気付かなくてごめんなさい。うんしょ……」フキフキ 

P(ほんのりいい匂いがする、さらさら柔らかなオーガニックコットンのハンカチ……) 

藍子「――はい、拭けました♪ それじゃあもう一回どうぞ」 

P「あ、いや……」 

藍子「……繋いでくれないんですか?」 

P「繋ぎます」 




12 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:33:53.91 ID:xCNy+aex0


藍子「~♪」 

P(攻撃は最大の防御。攻撃は最大の防御攻撃は最大の防御……) 

P「藍子!」 

藍子「わ。きゅ、急にどうしたんですか?」 

P「藍子はあれだな! 今日も可愛いな!」 

藍子「えっ」 

P「いやほんと、ほんと可愛い。まずもう雰囲気が可愛い」 

P「傍にいると癒されるし、藍子の笑顔を見てると今日も頑張ろうって思うし」 

P「ゆるふわっとしたファッションも凄くいい。藍子の心根を表現したような優しくて自然体な感じがして……」 

P「ゆるふわといえばもちろんその髪だ。ふんわりウェーブした髪が風に揺れているのを見ると幸せな気持ちになるんだ」 

P「そのコスモスの髪飾りも最高に似合ってる!」 

P(これに関しては、いつも思ってることだが……) 

P(いざ口に出してみると……まるで褒め足りない!!) 


藍子「……」ポカーン 

P(あっやべ流石にキモかった気がする!!) 




13 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:35:00.05 ID:xCNy+aex0


P(まずいな、これじゃ照れさせるどころか引かれるんじゃあ……) 

藍子「……えへ」ニコッ 

藍子「あの。さっきの、もう一回言ってくれますか?」 

P「え? どこから?」 

藍子「最後の方です。ほら、私の髪飾りのこと」 

P「ああ、コスモスの……。うん、似合ってると思う」 

P「新しい奴だよな? 秋が近いからこれにしたのかなーって」 

藍子「うふふ、大当たりっ。気付いてくれるかなぁってずっと思ってたんです」 

藍子「やっぱりPさんはなんでもお見通しなんですね。嬉しいなぁ♪」ニコー 


P「」 


藍子「どっどうしたんですか、急に蹲って? もしかして気分が……!?」 

P「いや、うん、靴紐ほどけただけ……大丈夫、大丈夫だから……」ドキドキバクバク 




14 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:36:07.61 ID:xCNy+aex0


   〇 


  カランカラン 

  イラッシャイマセー 

P「えーっと……この本日の日替わりランチを」 

藍子「私は、バジルパスタのランチプレートをお願いします」 


  オマタセシマッシャー 

P「お、うまい!」 

藍子「ハンバーグですか?」 

P「うん。しかもこれ、鶏肉ハンバーグだな。和風ソースの味付けが利いてる」 

P(はっ! 攻めの好機……!) 

P「よかったら一口どうだ? はい、あーんして」 

藍子「わぁ、いいんですか? いただきますっ」 

P「えっあっ普通に」 

藍子「ぱくっ♡ ――本当だ、あっさりした味付けでおいしいですね!」 




15 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:36:44.14 ID:xCNy+aex0


藍子「そうだ、こっちのパスタも食べてみませんか? くるくるーっと巻いて……」 

藍子「はいどうぞ。あーんですよっ♪」 

P「オッォ……」 

藍子「Pさん?」 

P「あ、うん食べる食べるいただきます。何故なら負けるわけにはいかないから」 

藍子「? 今日のPさん、なんだかおかしいですね。ふふ」 

P「あーん、ぱくっ……うまい」 

藍子「でしょ?」ニコニコ 


P(い……いかん。さっきからただ無限にイチャイチャしてるだけだ) 

P(このままでは……好きになってしまう!!!!)ババーン 




16 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:38:05.67 ID:xCNy+aex0


P(こうなったらもうはっきり言ってしまおう) 

P「コホンッ……藍子?」 

藍子「はい?」 

P「藍子はその、なんというか、俺にすごく良くしてくれるが……」 

P「こう……あれだ。逐一距離が近かったりするよな」 

藍子「……」 

P「いやうんもちろん嬉しいんだよ、嬉しいんだけどほら、俺はプロデューサーで藍子はアイドルなわけだし」 

P「そういうのは、ちゃんと好きな人だけにしてあげて欲しいな……と思うわけだが……」 

P「……そういう人がいれば、の話ではあるんだけど」 

藍子「いますよ、好きな人」 

P「ォ゙ッッッフ」 




17 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:39:21.54 ID:xCNy+aex0


P「そ、そうか。良かった良かった、それはうん、応援のし甲斐がある」ダラダラダラ 

P「……ちなみにどんな人?」 

藍子「うーん……どこから言えばいいんだろ。その人の好きなとこ、たくさんありますから」 

P「ソッカー」 

藍子「そうですね、簡単に言えば――」 

藍子「いつも一生懸命で、どんなに小さなことでも本気で向き合ってくれて。でも、ちょっぴり鈍感で……かわいい人です」 

P(それが本当なら、確かにいい奴ではあるんだろう) 

P(商業的にはデリケートな問題だが、個人的には応援してやりた……やりたい……? やりたいか……?) 

P(いやいやいや、藍子はまだ16の女の子だぞ。彼女の青春を応援してやらなくてどうするんだ)キリッ 

藍子「Pさん、顔色悪いですけど大丈夫ですか?」 

P「ダイジョウブダイジョウブ。それより、良かったらその人の話をもっと聞かせてくれるかな」 




18 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:39:55.77 ID:xCNy+aex0


藍子「なんていうのかな。いつも私のことをよく見てくれて、支えてくれて……」 

藍子「地味な私を見つけて、こんなに輝けるんだってことを教えてくれた人」 

P「ほうほう……」 

藍子「だけどちょっと心配なとこがあって。その人ったら私達のことばっかりで、自分のことをあんまり気にしてないんです」 

藍子「食事とか睡眠とか、ちゃんと摂ってるのかなぁって。だから、何か食べてるとこ見てると安心するんですよね。ふふ」 

P「それは良くないな。何をするにも体が資本なんだから」 

藍子「でしょう? 私を気にかけてくれるのは嬉しいけど、でもその人のことだって大切ですから」 

藍子「それで、色んなとこを案内したり、一緒に食事したりすると、ありがとうって言ってくれて」 

藍子「だけど、たぶん恥ずかしがりやさんでもあるんだと思います」 

藍子「あるとこで一線を引いてる感じで、それ以上近付いてはくれないっていうか……。ちょっともどかしいですよね」 

P「ふむふむ……難しい問題だな」 




19 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:41:03.24 ID:xCNy+aex0


藍子「それでも、たまにすごく積極的になってくれるんです。最近なんか自分からランチに誘ってくれて」 

藍子「しかも手も繋いでくれたり、髪飾りとかいろいろ褒めてくれたり……嬉しかったなぁ」 

P「うん」 

P「ん?」 

藍子「そうそう、『あーん』もし合ったんですよ。これって恋人同士みたいじゃないですか?」 

P「いや、藍子それ、さっきから言ってるのってまさか」 

藍子「はい。そのまさか、です」 


藍子「……ほら、鈍感さん♪」 




20 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:43:21.32 ID:xCNy+aex0


P(その後のことは、正直あんま覚えてない) 

P(ランチの味もよくわからなかった) 

P(気が付けば外を歩いていて……隣の藍子の頬が、ほんのり赤いことだけはよくわかった) 




21 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:44:40.75 ID:xCNy+aex0


藍子「私、ちゃんと伝えられました」 

藍子「……答えを待っていても、いいですか?」 

P(そう言って笑う藍子の顔は、耳まで真っ赤になってしまっていて) 

P(平気そうな顔をして、彼女こそありったけの勇気を振り絞ったんだと一目でわかる。そういうところが――) 


P「好きだなぁ」ポロッ 


藍子「えっ」 

P「えっ」 

藍子「あの、プロデューサーさん今、今っ」 

P「何も言ってないです」 

藍子「言いましたよね!? 私、ちゃんと聞きましたっ!」 


  ワーワー キャーキャー… 




22 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:45:15.70 ID:xCNy+aex0

   〇 

  ―― 翌日 


P「完敗した」グッタリ 

未央「あちゃー……」 

P「勝てないっていうかもうまともに顔も見られなくなりそう……」ドギマギ 

未央「完全に純情中学生のメンタルじゃん。そこは頑張ろうよ」 


藍子「おはようございます……あっ、二人とも」 

P「藍子……!」 

未央「あーちゃんお疲れー。昨日どうだった?」 

藍子「あ。それはその……えへへ」 

未央「お、その感じだと上手くいったみたいだね! やったじゃん!」 

藍子「ありがとう未央ちゃん。相談にも乗ってくれて……」 


P「ん?」 




23 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:46:20.12 ID:xCNy+aex0


P「いや、ん? ん?」 

未央「どしたのプロデューサー変な顔して」 

P「相談……って、何の話?」 

未央「あー、うん。実は事前にあーちゃんに相談されててさ」 


>高森藍子「プロデューサーさんが私に勝ちたいみたいです」 


未央「って」 

P「ここに来てタイトル回収!?」 

未央「それで、せっかくなんだからプロデューサーももっと積極的になればいいのにねーとか」 

未央「あっちからグイグイ来させるにはどうしよう的な話を、しちゃったりしちゃってなかったり?」 

P「お見通しかよ! ていうか、謀ったな未央ッ!!」 

未央「君はいいプロデューサーだったが、君のもどかしい態度がいけないのだよ……」 

藍子「♪」ニコー 




24 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:47:25.13 ID:xCNy+aex0


藍子「あの、Pさん」 

P「藍子。な、なんだ?」 

藍子「その……答え、聞いてもいいですか?」 

ねんどろ未央「」チョコン 

P(あいつ変わり身置いて消えやがった……!!) 

P「あー……ええと。あのな」 

P「藍子。色々言いたいことはあるんだが……お前はまだ16歳だ。こういうのはまだ早」 

藍子「どれくらい早いんですか?」 

P「ぃ」 

藍子「いつまで待ったら、許してくれますか?」 

P「」 

P「……じゅ、18くらい……とか?」 




25 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:48:20.26 ID:xCNy+aex0


藍子「それじゃ二年ですねっ。えへへ、今から待ち遠しいです♪」 

藍子「私、何をするにもゆっくりですけど、だからこそ道は間違えませんから」 

P「――」 

藍子「きっと追いつきますから、もうちょっとだけ待っててくださいね、Pさん♪」 

藍子「Pさん?」 

P「…………わかった。こうなったら俺も覚悟を決めよう」 

P「二年だな! その時までにきっちり色々まとめて、ちゃんと返事をする! それでいいか!?」 

藍子「あ……はいっ!」 




26 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:48:59.87 ID:xCNy+aex0


藍子「それじゃ、指切りげんまんしましょう?」 

藍子「ゆーびきーりげーんまーん、うーそつーいたらはーりせーんぼーん……」 

藍子「……針って怖いですね。お茶にしませんか?」 

P「そうしよう。お茶を飲ます」 

藍子「おーちゃを……あっ、これってただのデートですね」 

P「ん? あ、確かに」 

藍子「ふふ……ふふふっ。うふふふふふふっ」 

P「ふ、ふへ、へっへっへっへっへ……」 


茜「おはようございます!!!!!!」バーン!! 


P・藍子「ゆ、ゆーびきったっ!!」 

茜「あ、プロデューサーに藍子ちゃん! お取込み中でしたか!? 何か約束事を!?」 

藍子「う、うん、そんなとこですっ」 

茜「そうですか! それは良いことです! プロデューサーは約束を必ず守る人ですからね!!」 




27 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:50:03.45 ID:xCNy+aex0


未央「ちょっとちょっと茜ちん、速いよ~!」ガチャ 

茜「事務所の前で何故かそわそわしていた未央ちゃん! お疲れ様ですっ!」 

未央「説明口調!」 

藍子「茜ちゃん違うんです、未央ちゃんは私に気を使ってくれて――」 


  ワイワイ 


P(ふぅ……とにかく気を取り直して今日の仕事を……) 

藍子「あ」ハタ 

P(目が合った) 




28 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:50:34.37 ID:xCNy+aex0


藍子「……」 

P(二本指を立てて、『二年後』) 

P(次に小指を立てて、『約束』) 

P(最後にウインクして――) 


藍子(――待ってますね♪) 


P(……) 

P(藍子には、何年経っても勝てる気がしない) 


 ~オワリ~ 



29 : ◆DAC.3Z2hLk 2018/08/27(月) 18:51:58.39 ID:xCNy+aex0

 おしまいです。独立短編です。 
 お付き合いありがとうございました。



31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/27(月) 19:14:41.71 ID:KswJwJKC0

乙です 
最高だった



32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 12:55:56.65 ID:kBYpCfFXo

あぁ~~~いいですね!かわいいです! 
おつおつ



35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/30(木) 23:47:49.71 ID:yp8UOxf0o

無敵過ぎィ! 
勝てるとか勝てないとかそういう次元じゃねえわこれ






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