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1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/26(火) 00:18:44 ID:ntKMKIdg

犬女「私はダリア。競馬好きな主人がつけてくれた」

ダリア「そんな主人もずいぶん前にいなくなった」

ダリア「今の主人は、その息子。男という」

ダリア「私は今の主人が大好きだ///」

ダリア「けど、私は今日、大好きな主人を置いて、遠くへ来てしまった…」

ダリア「…大好きな主人に…会えない」ポロポロ


って、感じで逝きます。

また、固有名詞がでますので、ご了承下さい。



2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/26(火) 00:22:42 ID:ntKMKIdg

ダリア「ここは、どこだろう…」

ダリア「主人に会いたい」

「そんなに会いたいかね?」

ダリア「だ、誰だ!?」

「私は、神様だ」

ダリア「神様?…旨いのか?」

神様「食べ物じゃないよ?」

神様「それよりも、男に会いたくないのかね?」

ダリア「会えるのか!?」パタパタ

神様「尻尾振らないで、埃が舞うから…」



3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/26(火) 00:30:39 ID:ntKMKIdg

ダリア「会いたい!主人に会わせてくれ!」

神様「いいよ、君を下界に戻してあげよう」

ダリア「ありがとう!神様!」

神様「けど、いいかい?そのままの犬の姿ではないよ」

ダリア「それじゃ、主人に分からないじゃないか!」

神様「これも、条件のひとつだよ。男が君だと分からなければ、ここに、帰ってきてもらうよ」

ダリア「大丈夫だ!主人は私だとすぐに分かる!」パタパタ

神様「…だろうね」ボソ

ダリア「?」

神様「最後の条件だよ。君は、どんなことがあっても、男と結ばれたらダメだよ」

ダリア「?私は犬だ!主人はニンゲンだ!結ばれっこないぞ!」

神様「けど、好きなのだろう?」

ダリア「そ、そんな事ない///」パタパタ



4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/26(火) 00:33:25 ID:ntKMKIdg

神様「いいかい、結ばれたらダメだよ」

神様「さぁ、目を閉じて」

神様「次に目を開けたら、君は生まれ変わっている」

神様「これからの時間。大切にするんだよ」




5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/26(火) 00:39:18 ID:ntKMKIdg

男「僕の名前は幸。幸と書いてみゆきと読む」

男「競馬好きの親父がつけてくれた」

男「そんな、親父も3年前に他界した」

男「一軒家には、僕と、母と、ペットのシベリアンハスキー」

男「母も仕送りはしてくれるけど家には寄りつかなくなった」

男「家には僕と、シベリアンハスキーのダリアだけになった」



6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/26(火) 00:45:46 ID:ntKMKIdg

男「ダリアはとても、賢い犬だった」

男「ダリアは僕の言葉を理解していた」

男「家には、僕ひとりだったけど、ダリアがいてくれた」

男「ダリアはいつも一緒にいてくれた」

男「親父が亡くなった時も」

男「母が家を出ていった時も」

男「あと、小さい頃から一緒だった幼馴染みの幼にフラれた時も」

男「いつも、隣にいてくれた」



7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/26(火) 00:51:59 ID:ntKMKIdg

男「そんな、ダリアが昨日、交通事故にあった」

男「…手遅れだった」

男「公園を散歩中の事だった」

男「公園から飛び出した、幼児を庇って車に轢かれた」

男「一瞬の事で、僕はなにもできなかった」

男「僕は、ひとりぼっちになった」



8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/26(火) 01:12:31 ID:ntKMKIdg

男「そんな、淋しい僕の日々が始まる」

ーーー
ーー

男「いやな朝だな」

男「僕の家って、こんなに広かったかな?」ポツーン

男「やばい、泣きそう」

男「早く、学校に行こう」

男「…因みに、僕は高2だ」

男「あぁ、学校に行けば幼に会うんだよなぁ」

男「同じクラスだもんなぁ」

男「中学の頃に付き合いはじめて、1か月前にフラれた」

男「先輩に告白されて、そのままOK したらしい」

男「憂鬱だ」



9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/26(火) 01:18:41 ID:ntKMKIdg

ー学校

男「うぃ~す」

友「おい、大丈夫か?顔色悪いぞ」

男「こいつは友。俺の少ない友人の一人だ」

友「今、誰に言った?」

男「…分からん、しかし、やらねばならんかった!」

友「意外と、大丈夫なのか?」

友「それより、ダリアちゃんかわいそうにな」

男「うっ!そこに触れるなよぉ」

友「す、すまん!なんか、幼にフラれた時よりも、凄い落ち込みだな」

男「お前は、僕に止めを刺す気か?」

友「」



10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/26(火) 01:28:57 ID:HRTNNO1Q

教師「席につけぇ!」

友「やべ、また後な!」アセアセ

男「おぉう、コーヒー奢れよ」スタスタ



11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/26(火) 01:34:46 ID:HRTNNO1Q

幼「お、おはよう」

男「…おはよう」

幼「ダリアちゃん、残念だったね」

男「…」

幼「ちょっと、返事ぐらいしてよ」

男「…話したくない」

幼「そ、そうだよね、無神経だったね」

男「…そうだね」

幼「けど、心配なんだよ、男のこと」

男「やめてくれよ、傷を抉るつもりか?」

幼「そ、そんなつもりは…」

男「もぅ、話しかけないでくれますか?」

幼「ご、ごめん」

男「謝るなよ…余計惨めだ」



12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/26(火) 01:37:42 ID:HRTNNO1Q

男(それから、幼は俯いてしまった)

男(なんのつもりなんだ、こいつは)

男(自分から、あんな別れかたしといて、なにが心配だよ!)

男(そのまま、気付いたらお昼になっていた)



13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/26(火) 01:39:49 ID:HRTNNO1Q

友「おぉい、男!」

男「友か、どうした?」

友「今日は、中庭で弁当食べようぜ」

男「…そうだなぁ、そうしようか!」

友「なら、行こう!場所がなくなる!」



14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/26(火) 01:43:40 ID:HRTNNO1Q

ー中庭

男(…最悪)

友「す、すまん、教室に帰ろう」

男(中庭には、幼と先輩が仲良く弁当を食べていた)

男(しかも、幼の手作り)

男(…僕は、幼の手作り弁当なんてもらったことなんかない…)

男(なんだろう、この締め付けられる感じは…)

男(その日は、それからのことは覚えていない)



15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/26(火) 01:46:38 ID:HRTNNO1Q

男(無事に家に着いた)

男(人間、なんとかなるもんだな)

男(帰り際、幼がなにか言ってきたが、覚えてるはずない)

男(僕にとって、もぅ、どうでもいいことだ)

男(こんな時、ダリアがいてくれたらな…)

男(そんな事を考えながら、玄関を開けた)



16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/26(火) 01:51:20 ID:HRTNNO1Q

男「!」

男(家の中に、誰かの気配がする!)

男「…泥棒」

男(僕は、自分の呟いた言葉に恐くなった)

男(リビングに行くと、見知らぬ女性がいた)

男(女性なのは、分かるが)

男(頭とお尻についてるのは、耳に尻尾?)

男(しかも、ダリアと同じ、シベリアンハスキーの耳と尻尾だ)

男(女性がこちらを振り返った)

犬女「ご主人!」



17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/26(火) 01:53:49 ID:HRTNNO1Q

男「へ?ご主人?」

男「確かに、今は、この家の主のようだけど…」

犬女「違う!間違えた!主人!」

犬女「私だ!分からないのか、主人!」



18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/26(火) 02:06:55 ID:HRTNNO1Q

男(その犬のような女性は尻尾を振りながら、僕を見詰めている)

男「!その目!」

男(ダリアはオッドアイだ)

男(左目が赤みがかった茶色で)

男(右目が青みがかった白色)

男(この女性は、同じ目をしていた)

男(なにより、ひとつひとつの仕草が、ダリアそっくりだった)

男「…ダリア」

犬女「!!」

男「ダリアだな!」

ダリア「そうだ!私はダリアだ!主人はやっぱり分かってくれた!」パタパタ

男(僕は、ダリアを抱き締めていた)

ダリア「主人…///」フリフリ

男(あれ?抱き締めてるつもりが、抱き締められてる?)



19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/26(火) 02:12:04 ID:HRTNNO1Q

男「ち、ちよっと、ダリア、おろして!」

ダリア「主人?…小さくなった?」

男「違う!ダリアが大きくなったんだ!」

男(確かに大きくなった。スレンダーな体型。モデルのようだ///)

男「…綺麗だ」

ダリア「な、なにを言っているんだ、主人///」パタパタ

男(あの喜びようはダリアだ)

男(表情はあまり、変化ないが尻尾で感情が分かる)



22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/26(火) 15:56:10 ID:ICrzgZUA

男「ダリア、良く顔を見せてくれないか?」

ダリア「主人?」

男「あぁ、ダリアだ。…お帰り、ダリア」

ダリア「ただいま」パタパタ



23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/26(火) 16:02:57 ID:ICrzgZUA

男「けど、なにが起こったんだ?」

ダリア「神様というのが、生き返らせてくれた」

男「か、神様!?」

ダリア「神様。色々約束をして生き返らせてくれた」

男「約束?」

ダリア「うん、約束。主人が私に気付かないとダメとか」

男「…他には?」

男(色々、気を付けた方がよいかも)

ダリア「忘れた!」

男「だ、ダリア?」

ダリア「だって、主人に会えて、嬉しくて…」シュン

男(耳が倒れてる。怒られた時のように…)

男「まぁ、ゆっくり思い出していこう。…僕は、ダリアが帰って来てくれて、嬉しくよ」ニコリ

ダリア「主人///」キュン



25: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/27(水) 03:51:46 ID:4JZNAIdw

男「どうした、ダリア?」

ダリア「主人の事を考えると、おなかがきゅ~ってなるんだ」

男「おなか?」

ダリア「うん、苦しいけど、苦しくない。そんな感じ」プルプル

ダリア「おなかの事考えてたら…」シュル

男「お、おい!ダリア!」

ダリア「どうした、主人?」

男「いきなり、服を脱ぐな///」

ダリア「服が邪魔で、おしっ…」

男「わぁ!それ以上言うな!」



26: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/27(水) 03:57:56 ID:4JZNAIdw

男「こっちに来い!」グイ

ダリア「何処に行く?私のトイレは、そっちじゃない」

男「今から、こっちを使うんだ!」

ダリア「主人と同じ所か!」フリフリ

男「使い方を教えないとだな」

男(しかし、どうやる?…一緒に入る…か?)ゴクリ

ダリア「使い方なら、分かるぞ!」エッヘン

男「え?」

ダリア「犬のねっとわーくを舐めないでもらおう!」ドヤァ



27: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/27(水) 04:02:59 ID:4JZNAIdw

ダリア「この前、散歩友達のティーケイに聞いてて良かった!」

ダリア「…ふぅ。ニンゲンのカラダも大変だな」

ダリア「確か、この後は、このボタンを…」



28: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/27(水) 04:07:37 ID:4JZNAIdw

ダリア「ひゃあぁ~!」

ダリア「し、主人!み、水が襲ってきた!」

ダリア「冷たい!」どんがらがっしゃん!



29: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/27(水) 04:11:42 ID:4JZNAIdw

男「やっぱなぁ、こうなるよなぁ」

男「後で、掃除だなぁ」

男「今、入ったら、流石にマズイよなぁ」

ダリア『主人!助けて!』

ダリア『あ、止まった!』



30: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/27(水) 04:18:28 ID:4JZNAIdw

ダリア「どうだ、主人!ひとりで、できだぞ!」

男「…ほい、雑巾」

男「一緒に掃除な」

ダリア「…はい」ミミフセ

男「ゆっくり、覚えていこうな」ニコ

ダリア「分かった!」ミミピン



32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/28(木) 16:32:20 ID:i8Ym6S62

男「さて、掃除はこの辺でいいかな」

ダリア「ごめんなさい、主人。けど、次はだいじょ…」

くぅ~

ダリア「…///」ミミペタ

男(表情に変化はないけど、耳が。可愛いなぁ)

男「そろそろ、晩御飯にしようか」

ダリア「!」フリフリ

男「何を食べたい?」

ダリア「いつものカリカリしたので大丈夫だぞ」

男「いやいや、流石にね。…食べてみるか?」

ダリア「食べる!」

男「その前に、手を洗おう!」

ダリア「分かった!」



33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/28(木) 16:40:00 ID:i8Ym6S62

男(本当に食べるのかな、ドックフード)

ダリア「カリカリ♪カリカリ♪」フリフリ

男(尻尾振りながら、待ってる)

男(可愛いなぁ)

男「ほい!取り合えず1個!」

ダリア「カリカリ!」

ダリア「…美味しくない」ミミペタ

男「やっぱりなぁ」

ダリア「主人どうしよう!ご飯が食べれない!」

男「大丈夫だよ、これからは僕と一緒のを食べよう」

ダリア「主人と一緒!」

ダリア「一緒に食べていいのか!」パタパタ

男「もちろん!ダリアも人間だからね」

ダリア「~♪」パタパタ

男(余程、嬉しいんだなぁ。クルクル踊ってる)



34: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/29(金) 23:25:14 ID:/.ztFI/s

男(さてと、何を作るかなぁ)

ダリア「あっ!魔法の箱だな!中から色んな食べ物が出る!」

男「ん?冷蔵庫の事か?」

ダリア「冷蔵庫というのか!」

男「トイレの事は知ってても、冷蔵庫は知らないのか?」

ダリア「残念ながら、犬のねっとわーくは完全ではないのだ」ミミシュン

男「色々、大変なんだな、犬の社会も」ナデナデ

ダリア「///」パタパタ



35: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/29(金) 23:34:53 ID:/.ztFI/s

男「う~ん。材料がないから、スーパーに買いに行こうかな」

ダリア「スーパー!散歩だ!散歩だ!」

男「え?ダリアも来るの?」

ダリア「私はダメなのか?」ミミペタ

男「いや、その格好ってか、耳と尻尾が出てるし…」

ダリア「大丈夫だ!こすぷれと言うことにすれば、問題ない!」

男「…何処で覚えた?」



36: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/29(金) 23:38:53 ID:/.ztFI/s

ダリア「主人のベットの下にある本だ」

男「おまえ、なんちゅうもんを!」

ダリア「何を今更恥ずかしがってるのだ?」

男「え?」

ダリア「何度も私の前で、その、励んでいたではないか///」フリフリ

男「」

ダリア「あの時は分からなかったが、今なら分かる。主人…」

男「さぁ!買い物へ行こうかなぁ!」スタスタ

ダリア「あ!主人ひどい!置いて行かないでくれ!」



37: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/30(土) 01:21:15 ID:flfgzTLw

男(取り合えず、ダリアには、僕の帽子を被せた)

男(下はジーンズだが、まぁ、コスプレと思われても大丈夫だろう)

男(なにより、可愛い!)

男(可愛いは正義だ!)



38: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/30(土) 01:23:23 ID:flfgzTLw

ダリア(主人と手を繋いだ!)

ダリア(今までは、リードだったけど、今は手を繋げる)

ダリア(手を繋ぐだけで、こんなに幸せになれるなんて)

ダリア(ニンゲンになれて良かった!)



39: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/30(土) 01:41:02 ID:flfgzTLw

「いいかい、結ばれたらダメだよ」

ダリア(私の頭の中で声がこだまする)

ダリア(幸せな気持ちが小さくなる)



40: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/30(土) 02:17:47 ID:flfgzTLw

男「どうした?」

ダリア「な、なんでもない!」

ダリア(今は買い物に集中しよう!)

男「そうか?所で、なにか食べたいものある?」

ダリア「ちゃーはん!」パタパタ

男「尻尾振らない」

男「あの炒飯?」

ダリア「そうだ!あのちゃーはんが食べたい!」シッポギュ

男「なら、卵とミンチ肉だなぁ」



41: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/30(土) 03:42:28 ID:flfgzTLw

男「さぁて、我が家に帰宅!」

ダリア「帰宅ー!」

男「手洗い、うがい終了!」

ダリア「終了!」

男「では、我が家特製炒飯を作ります!」

ダリア「ます!」



42: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/30(土) 03:49:39 ID:flfgzTLw

男「まずは、中華鍋を温めます!」

ダリア「ます!」フリフリ

男「その間に、ご飯と卵を先にまぜる!」

ダリア「まぜるのは、任せてくれ!」ミミピン

男「では、任せます!」

ダリア「任される!」



43: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/30(土) 04:10:39 ID:flfgzTLw

男「では、温まった中華鍋に、お肉屋さんから、頂いた、脂身を投入!」

男「ある程度、脂が出たら、脂身を回収!」

男「代わりにミンチ肉を投入!」

男「色が変わってきたら、いよいよご飯を投入!」

ダリア「主人、パス!」



44: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/30(土) 04:13:46 ID:flfgzTLw

男「既に卵とご飯が絡んで、卵ご飯になってるので、後は炒めたら…」

ダリア「炒めたら?」

男「完成!」

ダリア「完成!」

男「お皿を取ってくれる?」

ダリア「分かった!」

男「お味噌汁はインスタントだけど、勘弁な」

ダリア「大丈夫だ!はやく食べよう!」

「「いただきます!」」



45: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/30(土) 04:17:00 ID:flfgzTLw

ダリア「美味しい!」

男「それは良かった!」

男「犬の時からこれが好きだよな」

ダリア「うん!主人が横から食べさせてくれて、美味しかったんだ!」

ダリア「だから、初めて一緒に食べるなら、これがよかった!」

男「ありがとう、なんか照れるな」



48: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/30(土) 12:06:01 ID:flfgzTLw

男「お皿洗ってしまうから、ダリアはテレビでも見ててよ」

ダリア「テレビ!」ミミピン

男(ダリアは昔からテレビが大好きだった)

男(今も、テレビの前に座りザッピングをしている)

男「何処でリモコンの操作を覚えたのやら」クスクス

ダリア「なんか言ったか、主人?」

男「んにゃ、なんも」

ダリア「?」

男(家で誰かと話す。こんな幸せな事はないな…)

男(ダリアが帰って来てくれて、良かった)

    ありがとう



49: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/30(土) 12:52:57 ID:flfgzTLw

男「さて…と」

ダリア「!」ミミピン

男「お風呂の用意をするかな」

ダリア「主人!」ポーン

男「うわ!飛んできた!」ダキ

ダリア「お風呂か!お風呂なのか!?」

男「そうだよ、やっぱりお風呂は好きなんだなぁ」

ダリア「大好きだ!」パタパタ

ダリア「さぁ、入るぞ!主人!」

男「え?」

ダリア「え?」



51: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/31(日) 23:08:02 ID:LXBIGngk

かぽーん

ダリア「~♪♪」パシャパシャ

男(あれ?)

男(いつの間にか、ダリアと一緒にお風呂にいるぞ)

ダリア「~♪」

男(ダリアは楽しそうだ)

男(…よく見ると、スタイルいいなぁ)

男(いかん!起きたらいかんモノが!)

ダリア「そうだ、主人!背中を洗わせてくれ!」

男「ひゃい!?」



52: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/31(日) 23:17:48 ID:LXBIGngk

ダリア「せっかくニンゲンになれたんだ!」

ダリア「今までは洗ってもらっていたからな」

ダリア「これからは、私も主人の背中を洗えるぞ!」ミミピン

男「わぁ!立つな立つな!」

男「色々見えてるから!」ワタワタ

ダリア「主人?」

男「わ、分かった!分かったから近い近い!」

ダリア「さぁ!主人、用意はいいか?」



53: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/31(日) 23:44:30 ID:LXBIGngk

ごしごし

ダリア「どうだ、主人?」

男「ん、気持ち良いよ」

ダリア「そうか!良かった!」

ダリア「…主人」ギュ

男「だ、ダリアさん!背中にふたつとぽっちがあたってるんですけど?」



54: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/31(日) 23:48:37 ID:LXBIGngk

ダリア「…帰ってこれて良かった」

男「ダリア?」

ダリア「もぅ、会えないと思っていた」ポロポロ

ダリア「私だとすぐに気付いてくれた」



55: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/31(日) 23:53:41 ID:LXBIGngk

ダリア「こんな姿の私を受け入れてくれた」

ダリア「信じていたけど」

ダリア「不安だったんだ」

ダリア「私は、主人に会えてよかった」

ダリア「しゅじ…んむぁ」

男「ごめん、我慢できなかった」

ダリア「主人///」



56: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/31(日) 23:57:15 ID:LXBIGngk

ダリア「主人、もう一度///」

ダリア「…ん、…んむ、ちゅむ…ぷはぁ」

ダリア「主人///」

ダリア「…好きだ」

ダリア「大好きだ!」



57: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 00:00:05 ID:UTtuCeeA

ダリア「主人の事を考えると、胸がきゅんってなるんだ」

ダリア「触ってみてくれ」

ダリア「…ん、ふぁ…!」

ダリア「ふ、不思議な気持ちだ、触られただけなのに、気持ちが昂る」

ダリア「主人、もっと触ってくれないか///」



59: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 00:11:01 ID:UTtuCeeA

ダリア「あぁ、主人!」

ダリア(主人が、…ほしい!)



『結ばれたらダメだよ』

ダリア「!」

男「もぅ、我慢が。い、いくよダリア?」

ダリア「…!だ、ダメだ!主人!」

男「い、いまさら!」グイ

ダリア「や、やめてくれ!」ガタガタ



60: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 00:14:03 ID:UTtuCeeA

男「!」

男(震えてる!)

男(ぼ、僕はなんて顔を…!)

ガン!

ダリア「し、主人、自分の顔を殴って…」

男「ごめん!もう、あがるよ」

ダリア「し、主人!」



61: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 00:18:22 ID:UTtuCeeA

男「僕はなんて事を…」

男(自己嫌悪)

男(確かに、ダリアは好きだけど、相手は犬…じゃなくなったけど)

男(家族なのに、なんて事を!)

男(慌てて部屋に戻ってきたけど、ダリアはどこにいるのかな?)



62: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 00:21:26 ID:UTtuCeeA

男(…ダリア)

男(誤魔化すのはやめよう)

男(僕は、ダリアが好きだ!)

男(この気持ちはもう、偽らない!)

男(けど、あの震え方は?)



63: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 00:27:02 ID:UTtuCeeA

ダリア「主人」ミミペタ

ダリア「あの声は…なんだろう」

ダリア「いや、関係ない!」

ダリア「私は主人が大好きだ!」

ダリア「この身がどうなろうと、主人と結ばれるぞ!」

ダリア「主人///」



64: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 00:39:30 ID:UTtuCeeA

こんこん

男「ダリア?」

ダリア「入るぞ」

男「は、はだか!?」

男(それに、太股に光るものが…)ゴクリ

ダリア「…主人の気持ちが知りたい」

男「…気持ち?」

ダリア「私は主人が、…男が好きだ!」

男「僕は…ダリアが好きだ!」



65: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 00:43:28 ID:UTtuCeeA

男「さっきみたいに止めれないよ」

ダリア「…男、私に初めての痛みを…下さい」

男「ダリア」



66: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 00:56:42 ID:7qWoPPFE

ダリア「んむ…ちゅぷぁ」

ダリア「…もう、こんなに///」

ダリア「私に任せてくれ」

ダリア「ちゅ…ちゅぶ、ぷぁ///」

ダリア「じゅぶ!じゅぷ!ぶぷ!」

ダリア「ふふ、そんな顔するんだな///」

ダリア「私も、もう…欲しいんだ」

ダリア「男を…私のなかに…」



67: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 01:04:09 ID:7qWoPPFE

ダリア「…ん!…!!」

ダリア「…うん!痛い…けど、ん!なぜ…か、ふぁ!」

ダリア「幸せだ///」フリフリ



68: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 01:11:34 ID:7qWoPPFE

ダリア「はぁ…ん!…んぁ!んん*」

ダリア「はぁん!…んん!…ち、ちゅうしてぇ*」

ダリア「ちゅぷぁ!んむ!むちゅ*」



69: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 01:17:03 ID:7qWoPPFE

ダリア「も、う!…ダメ!」

ダリア「イ、イク!イクぅ~!」

ダリア「!!!」

ダリア「ふぁぁ~!」

ダリア「お、おとこぉ、私は、幸せだ///」


ダリア「…愛しているぞ」



70: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 01:24:50 ID:7qWoPPFE

ダリア「…これで、私は消えても満足だ」


ダリア「…ウソだ!私はこれからも、主人と、男ともっと一緒にいたい!」

ダリア「もっと、愛しあいたい!」



71: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 01:34:01 ID:7qWoPPFE

『…りあ』

『ダリア』

ダリア「誰だ?」

「私は女神です」

ダリア「女神?美味しいのか?」

女神「ある意味、美味しいですよ」クスクス

女神「あまり、時間がないので、本題に入るわよ」

女神「ダリアちゃん!」

女神「これからも、どんどん男君と結ばれなさい!」

ダリア「え?」

女神「私は愛を司る神です」

女神「まったく、神ったら愛は私の管轄なのに…」ブツブツ



72: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 01:39:37 ID:7qWoPPFE

女神「あぁ、話がズレました」

女神「これからは、何も心配せず、愛を謳歌しなさい!」

女神「愛こそ正義よ!」

ダリア「なら、これからも男といられるのか!?」

女神「そうよ!頑張って、愛に生きてね!」ウィンク



73: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 01:42:13 ID:7qWoPPFE

ダリア「ありがとう!」

男「うわ!びっくりした!」

ダリア「すまん!起こした!」

男「急にどうした?」

ダリア「なんでもない!」ギュウ

男「ダリア?」

ダリア「…愛してるよ、男!」

男「僕も、愛してるよ。ダリア」



74: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 01:43:27 ID:7qWoPPFE

ダリア編

おわり



続いてもいいもんかな?



76: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 02:13:33 ID:DEnXpXYU

おつ
続けたまへ



78: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 02:53:43 ID:7qWoPPFE

「私の名前はアレ。ポメラニアンです」

アレ「私の名前は、同居人の友人の父がつけた。確か、競馬が好きな方」

アレ「競馬に因んだ名前です」

アレ「私の同居人は幼という人間」

アレ「私の主人ではありません!」

アレ「幼は同居人!あ、でも幼母はご飯をくれるので、好きです」



79: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 02:57:19 ID:7qWoPPFE

アレ「私の本当の主人は男さん!」

アレ「あの方の匂いを嗅ぐだけで、クラクラします///」

アレ「幼は嫌い!」

アレ「私の男さんを独り占めするから!」



80: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 03:00:08 ID:7qWoPPFE

アレ「でも、男さんが毎日、部屋に来てくれるから、幼に少しは感謝してました」


アレ「けど、ここ最近、男さんが来てくれません」

アレ「男さん成分が足らなくなってます!」



81: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 03:02:34 ID:7qWoPPFE

アレ「この匂い!」

アレ「気持ち悪いです!」

アレ「幼がある日、とんでもない匂いを付けて帰ってきました」

アレ「あぁ、男さん成分が一気に消えてしまった!」

アレ「なんて事をしやがりますか!このアマ!」



82: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 03:09:00 ID:7qWoPPFE

アレ「けど、あの匂いをつけるようになって」

アレ「幼は元気がありません」

アレ「部屋で笑う事がなくなりました」

アレ「男さんとでんわをしていた頃は、羨ましいぐらいに笑っていたのに…」

アレ「最近でも、誰かと話してるようですが、すぐに悲しい顔をします」

アレ「少し、心配です」



83: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/01(月) 03:13:03 ID:7qWoPPFE

アレ「今日は、ツラい事がありました」

アレ「私の親友であり、ライバルでもある、ダリアが天国に逝きました」

アレ「男さんは泣いていました」

アレ「あぁ!なんで私は犬なのですか!」

アレ「愛する方が泣いてるのに、側で鳴く事しかできないなんて!」



86: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/03(水) 22:44:43 ID:6YZLXNh.

アレ「私は男さんの側にいた」

アレ「あの時ほど、男さんの悲痛な顔を見たことがない」

アレ「ダリアが羨ましかった」

アレ「あそこまで、大切にされて」

アレ「私も…男さんに…」



87: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/03(水) 22:50:32 ID:6YZLXNh.

アレ「私の同居人も悲しかったのか、一晩中泣いていました」

アレ「なにか、呟いていましたが、よく聞き取れません」

アレ「ひとつの命が終わるということは、ここまで影響をあたえる」

アレ「…ダリア。貴方は幸せだったの?」



88: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/03(水) 22:53:31 ID:6YZLXNh.

アレ「ある日の散歩中」

アレ「私は男さんを見つけた」

アレ「とても嬉しそうな笑顔だった」

アレ「匂いですぐに分かった。あの隣の人間の女は…」

アレ「…ダリアだと」



89: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/03(水) 22:59:20 ID:6YZLXNh.

アレ「なぜ人間に!?」

アレ「聞くためにダリアを追いかけようとした!」

アレ「けど、同居人に抱きかかえられてしまった」

アレ「そのまま家に帰ってしまった」

アレ「…ほんと、邪魔しかしやがらないですね、このアマは!」



90: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/03(水) 23:47:45 ID:6YZLXNh.

アレ「ダリアはどうやって生き返ったのでしょうか」

アレ「…羨ましい…」

アレ「私も、男さんの傍に…」

アレ「男さん男さん男さん男さん男さん男さん男さん…」



91: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/03(水) 23:51:47 ID:6YZLXNh.

女神「なにやら、物凄い執念を感じて登場!」

アレ「だ、誰!?」

女神「私は愛を司る女神」

アレ「女神様!」

女神「ダリアちゃんの所からの帰りだけど、貴方、とんでもない執念の持ち主ね」

アレ「女神様!御願いがあります!」

女神「勿論、OKよぉ」

アレ「え?」



92: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/03(水) 23:53:45 ID:6YZLXNh.

女神「私の権限で、貴方を人間にしてあげます!」

アレ「ほんとうに!?」パァ

女神「ただし!」

女神「愛を謳歌すること!」

アレ「はい!」

女神「では、目を閉じて…」



93: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/03(水) 23:56:20 ID:6YZLXNh.

「さぁ、これからの人生謳歌しなさい」

「これからは、愛する人と過ごすのもよし」

「ライバルと愛のかけて競うのもよし」

「頑張ってねぇ~」



94: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/04(木) 21:39:53 ID:3HVeum2k

ダリア「zzz」ミミピン

ダリア「!」ガバ

ダリア「男、男!」ユサユサ

男「…うぅん。ふぁぁ…どうした、ダリア?」

ダリア「なにか…来る!」ミガマエ

男「へ?」

ガシャーン!

男「うわっ!」

ダリア「男!」ガバ



95: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/04(木) 21:47:20 ID:3HVeum2k

ダリア「この匂い!」クンクン

「ついに、来ましたよ!」ジャーン

ダリア「アレ!」ウゥゥ!

男「え!アレ?」

男(…確かに、あの耳と尻尾はポメラニアンだ)

男(けど、どう見ても人間の女性だ。頭の耳と尻尾意外だけど)

男(しかも、あの服。見覚えが…)

男(…幼の服だ…)



96: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/04(木) 21:52:53 ID:3HVeum2k

アレ「私も人間になれました!」ポイン

ダリア「…」ウゥゥ!

男「…アレ?」

男(…む、胸が…デカい///)

ダリア「…男!」ツネ!

男「いた!」



97: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/04(木) 21:58:56 ID:3HVeum2k

アレ「…いきなり、イチャイチャするんじゃねーですよ」プルン

男(…動く度に揺れてる)

男(背は小さいのに、胸、お尻が…///)

ダリア「なぜ、お前がここにいる!」

アレ「私も女神様に、人間にしてもらったんです!」

ダリア「なんだと!?」

男「…女神様?神様じゃなくて?」



98: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/04(木) 22:06:32 ID:F.fMe4Cg

アレ「はい!そうです!」

ダリア「女神なら、私も会ったぞ!」

ダリア「そして、助けてもらった!」

男「ダリア、どういうこと?」

ダリア「…男と結ばれたら、ダメだったんだ」

男「ダリア!」



99: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/04(木) 22:10:26 ID:F.fMe4Cg

男「そんな、大切な事をなんで!」ギュウ

ダリア「ごめんなさい」ミミペタ

男「けど、無事で良かった!」

アレ(私の存在、忘れられてる)



100: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/04(木) 22:13:24 ID:F.fMe4Cg

アレ(それに、男さんからは、ダリアの匂いが…)

アレ(ダリアからは、男さんの匂いが…)

アレ(もしかして、二人は既に…)

アレ「男さん、もしかして、お二人は…」



101: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/04(木) 22:22:07 ID:F.fMe4Cg

男「いやぁ…」

ダリア「結ばれたぞ」フリフリ

アレ「…!」

男「ちょ、ダリア///」

アレ「むむむ!」

ダリア「そういうことだ。だから、おまえは帰れ」

アレ「帰れる訳ないでしょ!?」

ダリア「帰れ!」ウゥゥ!

アレ「イヤ!」ウゥゥ!

ごん!ごん!

二人「いたい!」



102: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/04(木) 22:30:50 ID:F.fMe4Cg

ダリア「男?」

アレ「男さん?」

男「喧嘩両成敗!」

男「取り合えず、アレが入ってきた窓をどうにかしないとね」

二人「はい」シュン



103: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/05(金) 00:40:01 ID:/aOiSidM

男(取り合えず、段ボールで応急処置)

男(深夜に労働するとはね)

ダリア「男、これで大丈夫なのか?」

男「そうだね、明日、硝子屋さんに連絡だね」

アレ「ごめんなさい」

男「今度はちゃんと、玄関から入ってね」

アレ「はい」シュン

男「アレはいいこだね」ナデナデ

アレ「///」フリフリ

ダリア「…」ミミシュン

男(アレはダリアと違って表情が豊かだ)

男(違いは、本人の性格だろうか)



104: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/05(金) 00:55:59 ID:/aOiSidM

男「取り合えず、汗かいたから、シャワーでも…」

ダリア「!」ミミピン

アレ「!」ミミピン



105: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/05(金) 01:01:27 ID:/aOiSidM

カポーン!

男(あれ?)

ダリア「~♪」

アレ「♪♪」

男(いつの間にか、三人でお風呂に入ってる)

男(この二人は犬の頃から、お風呂が大好きだったなぁ)

アレ「いいお湯です」プカァ

男(…胸がぷかぷかしてる///)

男(いかん!また、反応したらいかんモノが…!)



106: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/05(金) 11:43:36 ID:q/bt8x4c

なんともうらやま…けしからん奴め



107: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/06(土) 10:12:02 ID:l1CdcTXE

アレ「…男さん?」

男「な、なんでしょう!?」

アレ「男さんから…牡の匂いがします」ボソ

男「な、なんの事かな!?」アセアセ

アレ「隠してもダメですよ」



108: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/06(土) 11:05:43 ID:uK/UFWP2

アレ「ほら、今の男さんならお分かりでしょう?」

アレ「私から、牝の匂いがしているのが…」プルン

男「あ…」クラァ

ダリア「私もだ!」

男「だ、ダリア?」



109: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/06(土) 11:09:03 ID:uK/UFWP2

アレ「ダリア、貴方も?」

ダリア「当然だ!」

アレ「でしょうね」

アレ「この匂いは…耐えれません!」ハァハァ

ダリア「同感だ!」

男「あ、あの、お二人さん…?」

男「物凄く、目が怖いです…よ?」



110: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/06(土) 11:12:31 ID:uK/UFWP2

ダリア「大丈夫だ!私は二回目だから!」

アレ「私は、初めてですので、や、優しく…してくださいね///」タプーン

男「…」プチン

ルパンダイブ!

二人「「いや~ん!」」



112: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/06(土) 14:35:56 ID:uBTjEVxE

男「…」

ちゅんちゅん

男「…朝だな」

男「んで、両隣には」クル

男「左側にダリア」

男「右側にアレ」

男「…幸せそうに寝ている」

男「…多分。いや、確実に僕も今、幸せを感じている」

男「二人とも、ありがとう」ナデナデ



113: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/06(土) 14:39:38 ID:uBTjEVxE

ダリア「感謝するのは、私だ」

男「起きてたのか?」

アレ「私もです」

男「アレも」

アレ「こんな、私でも受け入れてくれました」

ダリア「男、大事な話がある」

アレ「私からもです」

男「ど、どうした二人とも?」



114: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/06(土) 14:42:14 ID:uBTjEVxE

ダリア「私は男を愛している」

アレ「私も男さんを愛してます」

男「…」

ダリア「私達を」

アレ「貴方の」

二人「「お嫁さんにして下さい!」」



115: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/06(土) 14:46:00 ID:uBTjEVxE

男「二人とも、ありがとう」

男「こういうのは、僕から言いたかったんだけど…」

男「ダリア」

ダリア「はい!」ミミピン

男「アレ」

アレ「はい!」ミミピン

男「僕のお嫁さんになって下さい!」



116: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/06(土) 14:48:57 ID:uBTjEVxE

ダリア「もちろんだ!愛してる!」パタパタ

アレ「嬉しいです!男さん!」ポイーン

男「おいで、二人とも」

ダリア「男!」ダキ

アレ「男さん!」ダキ

男「これからもよろしくね」



117: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/06(土) 14:50:13 ID:uBTjEVxE

アレ編


おわり



118: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/06(土) 14:54:40 ID:uBTjEVxE

幼編って、あった方がいいのかな?



120: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/06(土) 16:12:42 ID:/iLdGeEM

ばっきゃろう
必要に決まってる



121: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/06(土) 23:55:21 ID:ZYbuXpas

「私の名前は幼」

幼「私は今、自分に起きたことが理解できないでいる」

幼「私の姿見」

幼「そこに映ってるのは」

幼「これは、猫の耳に尻尾?」



122: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 00:12:24 ID:KU5fLLWg

幼「小一時間ほど、姿見を眺め」

幼「耳と尻尾からどの種類か調べたら」

幼「バーマンというらしい」

幼「…好奇心旺盛」

幼「なんか、悪意を感じるチョイス」



123: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 00:24:13 ID:KU5fLLWg

幼「取り合えず、今までのことを思い出してみよう」

幼「思い出すのは、いいけど、その為には男の事を考えないと…」

幼「男…」シュン



124: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 00:59:25 ID:KU5fLLWg

幼「男は私の幼馴染みで…元カレ」

幼「中学の頃、告白されて付き合うようになった」

幼「因みに、私の小さい頃の夢は、男のお嫁さんになること///」

幼「けど、私は男を…裏切った」

幼「高校に入っても、男は変わらず私の隣にいてくれた」

幼「それが当たり前になっていた」

幼「そんな時、密かに憧れていた、先輩に告白された」

幼「私はOKした」



125: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 01:03:32 ID:KU5fLLWg

幼「別れを告げると、男は泣くでもなく、怒るでもなく」

「そうか。…分かった」

幼「と、淡々としていた」

幼「私は、男と別れても、今までの、幼馴染みとしての関係に戻るだけ…」

幼「そう考えていた」



126: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 01:10:54 ID:KU5fLLWg

幼「当然の事ながら、今までの関係に戻れる事なんかなくて…」

幼「男は私を避けるようになった」

幼「…男の笑顔が…消えた」

幼「友人とは笑っていても、どこかぎこちない」

幼「私は、男から笑顔を奪ったのだ」

幼「そんなとき、男の飼い犬のダリアが事故にあった」



127: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 01:18:13 ID:KU5fLLWg

幼「男は泣いていた」

幼「私は側にいてあげたかったけど、母に止められた」

幼「私に、そんな資格はないと…」

幼「男と別れた事が、親にバレた時、理由を話すと、こっぴどく怒られた」

幼「当然だった」

幼「男の側には、私の飼い犬のアレがいる」

幼「男と同じ事がしたくて、飼い始めた。飼い主の私より、男になついている」

幼「今は、私の変わりに、男を慰めるように、哀しそうに鳴いている」



128: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 01:24:52 ID:KU5fLLWg

幼「家に帰ってきて、私は泣いた」

幼「男に謝りながら、一人で泣いた」

幼「この時、私は分かったのだ。男は、ひとりぼっちになったのだと」

幼「男の側には、誰もいない」



129: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 01:32:06 ID:KU5fLLWg

幼「学校で、話しかけても、男は素っ気ない」

「もぅ、話しかけないでくれますか?」

幼「男が、私に敬語を使った」

幼「今まで、敬語なんてなかった」

幼「男の中で私は、その他。他人になったのだ」

幼「…泣きたくなった」

幼「そんな私の支えは、先輩だった」



131: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 01:38:34 ID:KU5fLLWg

幼「先輩は、友人関係が広くて、所謂、不良と呼ばれる人も含まれている」

幼「他の人達を、自分のペースに巻き込む、そんなタイプの人」

幼「男にはない、そんな危ない雰囲気に惹かれた」

幼「そんな先輩の笑顔が見たくて、手作り弁当なんかも用意した」

幼「男には使ったことなかった。男は、自炊することが多く、私より、料理ができたからだ」



132: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 01:44:16 ID:KU5fLLWg

幼「屋上で先輩とお昼を食べてる所を、男に見られた」

幼「男は、凄く動揺していた」


先輩「今のは、確か、男君だよね?」

幼「え、えぇ、そうです」

先輩「まだ、なんか言ってくるの?」

幼「いえ、もう、きっぱり別れてますから」

先輩「なんか、あったら俺に言いなよ」

幼「はい」

幼(しまった。また、男を傷つけた!)



133: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 01:53:19 ID:KU5fLLWg

幼「お、男、今日夜一人でしょ?」

幼「よ、よかったらさ、うちに来ない?」

幼「うちの親も心配してるからさ…」

男「…」

幼「お、男?…行っちゃった」

幼友「ちょっと!あんた正気!?」

幼「幼友?いきなり何よ」

幼友「あんた男君をどうしたいの!」

幼「幼馴染みだから、心配で…」

友「余計なお世話だよ、それは」

幼「友君」

友「男の方は、幼さんとは話したくないと思うよ」

幼友「私も友君と同じ意見」

幼友「あんたは、先輩といちゃいちゃしときなよ」



134: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 01:57:07 ID:KU5fLLWg

幼「なにその言い方」

幼友「当然でしょ!あんなに仲良かった男君をフッたんでしょ!」

幼「そ、それは…」

友「取り合えず、男の側にはよらないでね」

幼友「…私も行くわ。あんた、そのうち友達無くすよ」



135: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 01:59:28 ID:KU5fLLWg

幼「確かに、男と別れてから、皆の見る目は変わった」

幼「けど、私は先輩といることを選んだのだ」

幼「後悔はしない。いや、してはならないのだ」



136: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 02:03:26 ID:KU5fLLWg

幼「その日の夕方、アレの散歩をしている時、男を見つけた」

幼「男は笑っていた」

幼「隣にいる、女性に向かって」

幼「男の優しい笑顔」

幼「私にだけ、向けられていた笑顔」

幼「気付くと、私は走っていた」

幼「その場から、一刻も早く逃げたかった」



137: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 02:11:14 ID:KU5fLLWg

幼「私は泣いていたらしい」

幼「男と別れてから、部屋で泣くことが増えたように思う」

幼「先輩と電話で話していても、満たされない」

幼「先輩といても、男の事を考えている」

幼「男と別れてから、男の事を考える事が多くなった」



138: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 02:13:26 ID:KU5fLLWg

幼「そんな時、アレが突然いなくなった」

幼「私の服も何着かなくなった」

幼「意味が分からなかった」



139: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 02:17:10 ID:KU5fLLWg

幼「男はしばらく学校に来なかった」

幼「体調が悪いと、学校に連絡があったらしい」

幼「…学校に男の姿がない」

幼「私を避けていても、男の存在は私の側にあった」

幼「男がいるということで、私は安心できていた」

幼「そんな男が…いない」



140: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 02:21:29 ID:KU5fLLWg

幼「先輩といても、心が落ち着かない」


ーー

先輩「大丈夫?最近、元気ないよ?」

幼「だ、大丈夫ですよ!ほら、元気ですよ」

先輩「…ならさ、ほら…」

幼「…いや、やめて!」

先輩「…俺達、付き合ってるんだよね?なら、キスぐらい」

幼「すいません、帰ります」

先輩「…ちっ!」



141: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 02:26:08 ID:KU5fLLWg

幼「最近、先輩は私を求めるようになった」

幼「付き合っているなら、当然なのかもしれないが…」

幼「男はそんな事しなかった」

幼「先輩の用に、無理矢理なんてなかった」

幼「私の気持ちを理解した上で、自然に…」

幼「ファーストキスがそうだった」

幼「すごく自然に、男とキスをした」

幼「男と気持ちが通じている。そう感じる事ができた」

幼「男はそんな人だった」



142: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 02:31:22 ID:KU5fLLWg

幼「下校途中、男を見付けた」

幼「この前の女性と手を繋いでいた」

幼「そして、もう一人。右側にはまた別の女性がいた」

幼「三人は、とても幸せそうだった」

幼「私は自分が情けなくなった」

幼「その三人を見て、私は嫉妬したのだ」

幼「男の隣にいるのは、私だけだ!」

幼「その場所は私のものだ!」



143: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 02:38:25 ID:KU5fLLWg

幼「男を見かけた次の日、男の姿が学校にあった」

ーー

友「お!男ぉ!来たのか!」

男「おぅ!心配かけたね!」

友「…なんか、雰囲気変わった?」

男「そうかな?僕は変わってないと思うよ」

友「なんか、大人って感じだ!」

男「そ、そんな事ないよ」アセアセ

教師「ほら、席につけぇ!」



144: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 02:41:24 ID:KU5fLLWg

幼「お、おはよう」

男「おはよう!」ニコ

幼「!」

男「どうかした?」

幼「な、なんでもない!」

男「?」

幼(男が笑ってくれた!敬語じゃなかった!)ドキドキ



145: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 02:45:19 ID:KU5fLLWg

友「さぁて、ようやくお昼だぁ!」

男「あ!」

友「どうした?」

男「お弁当忘れたよ」

友「どうする、購買行くか?」

男「今、財布ピンチなんだよね」

友「どうするんだ?」

幼(男が困ってる!よし!)

幼「あ、あの…」

「男!」スパーン!



146: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 02:48:08 ID:KU5fLLWg

モブ「あ、あれ誰だ?」

モブ「すげぇ!モデルか!」

「男さん、いらっしゃいます?」

モブ「今度はちっこいのがきた!」

モブ「けど、ちちがでっかい!ロマンだ!」

ざわざわ

男「ダリア!アレ!」



147: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 02:50:52 ID:KU5fLLWg

ダリア「いた!」

アレ「男さん!」

男「どうしたんだ、二人とも?」

ダリア「弁当持ってきた」フンス

アレ「お困りかと思いまして」

アレ「大丈夫です、耳と、尻尾は隠してますから」ボソ



148: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 02:57:16 ID:KU5fLLWg

男「いや、名前呼んじゃったから、もぅ、バレてるかも…」

男「いや、まずはお礼だね!」

男「ありがとう、二人とも助かったよ」

ダリア「例などいらん!そ、その、よ、嫁なら当然だ///」モジモジ

アレ「二人で相談して来ました。嫁なら当然の義務ですから///」カァ

男「うん、ありがとう!嬉しいよ」ナデナデ

ダリア「な、なら、私達は帰るぞ!」

アレ「ご迷惑をかけないのも嫁の務めですから!」

男「あぁ!しっかり、留守を頼むね」



149: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 03:03:19 ID:KU5fLLWg

男「さぁ、お昼にしよう」

友「…はっ!」

友「ちょぉっと、待てぇぇえい!」ドン!

男「ど、どうした、友?」

友「この状況で、落ちいてるお前にびっくりだよ」

友「色合い説明を求めたいんだが?」

男「隠してもすぐにバレるだろうから、話すよ」

男「取り合えず、食べながらでもいい?」

友「…大物になれるよ、お前は」



151: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 15:42:33 ID:KU5fLLWg

男「そうだな、どこから話そうかな」

男「背の高い方はダリアだよ」

友「え!?」

男「最後まで聞いてね」

友「お、おう…」

男「んで、ちっこい方がアレだよ」

友「ちょっとまて。アレって、幼さん所のポメラニアン?」

男「そうだよ」

幼「アレ!?」

男「びっくりした!聞いてたの?」

幼「急にいなくなったと思ったら、男の所にいたのね」



152: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 15:46:22 ID:KU5fLLWg

幼(よかった。男の所にいたのね、アレ)

幼(…男と自然に話せてる)ドキドキ

友「…」

男「どした、友?」

友「…いや、幼さんはここにいてよいの?」

幼「え?」

友「…先輩が待ってるんじゃないの?」

幼「…そうだね、もう…行くね」

幼(浮かれていた。私は、男と親しくできないんだった)



153: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 15:51:39 ID:KU5fLLWg

幼(確か、屋上にいるはず)

幼「あ、せんぱ…」

先輩「ー…そうなんだよ、あいつ。ちょっと、顔がいいからって、調子にのりやがって…」

先輩「いまだに、キスもなしだぜ!どうせ、あの男ってのと、ヤリまくってんのにな!」

先輩「あ?確か、中学の時かららしいから、そりゃ、ヤってるっしょ?」

先輩「まぁ、見てろって!次で決めてやるって」

先輩「そしたら、賭けは俺の勝ちな!」ギャハハ

ガタン!

先輩「誰だ!?」



154: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 15:55:13 ID:KU5fLLWg

先輩「…わりぃ、聞かれてたかもしんねぇ…」

先輩「…賭けは、負けでもいいからさ、人数集まりそう?」

先輩「…そうか。日にちはあまりかけたくないけど、いないなら待つしかないかぁ」

先輩「ちっ!俺の負けかぁ!」

先輩「…あ?ヤるだけヤったら終わりさ!処女があるめぇしなぁ」

先輩「ギャハハハ!」



155: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 16:13:34 ID:laycBQks

まあこうなるわな



156: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 18:13:44 ID:PGv0yyV.

まあ、そうなるな



158: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/07(日) 23:59:41 ID:lYNec7IM

幼が屋上に行ったあと

友「…で、あの二人は、聞き流せない事を言ったんだが?」

男「…幼に酷すぎないか?」

友「いいんだよ、あれぐらい!」

男「…あの二人はね」

友「あれ?スルー?」

男「あの二人はね、僕のお嫁さんだよ」

友「へぇ~お嫁さんかぁ…」

友「…!!」

一同「「!!!」」

「「嫁ぇ~っ!!??」」

男「びっくりしたぁ!」

男「皆、聞いてたの?」



159: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 00:09:00 ID:rxLgbTIU

男「あの二人は、僕のお嫁さん」

男「だからね、なんかしたら…ね」ニコ

友「おぉう、久しぶりに見た。男の本気スマイル」

友(男は昔から、やるときはやる性格)

友(見た目は、優男なんだけど。その性格はまさに幸騎手のよう…)

友(って、知らないよなぁ)



160: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 00:20:47 ID:rxLgbTIU

男「取り合えず、僕はお昼すましたから、幼を探してくるね」

友「お、おい、男!」

男「…僕は、幼馴染みだから。やっぱりほっとけないんだよ」ガラガラ



161: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 00:47:40 ID:rxLgbTIU

友「因みに、男は甘いものが大好きだ」

友「特に、チョコレートには目がない」



162: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 01:02:38 ID:rxLgbTIU

男「幼はどこに行ったのかな?」

男「屋上かな?」スタスタ

男「あ!」

男(あれは、先輩だ)

先輩「だからさ、俺と付き合わない?」

女生徒「えぇ、けど、先輩君って後輩の娘と付き合ってんじゃん?」

先輩「後輩?もしかして、幼?あぁ、あれはさっき別れた所さ」

女生徒「ひどくない?その直後に口説くって…」

先輩「それだけ君が魅力的なのさ」

女生徒「…キモ!悪いけど、他あたってくれる!」

先輩「待てよ!後で後悔しても知らないぞ?」

女生徒「ふん!」スタスタ

生徒「…あぁ、チャラ男?ちょっと頼まれてくれる?」

先輩「そうそう、女生徒って言うんだけど…。そうそう、頼むよ」

男「なるほどね…」



163: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 01:08:15 ID:rxLgbTIU

男「ん~。聞いちゃったしなぁ」

男「…女生徒さんの後を追わないとだね」スタスタ


男「あ!女生徒さん!」

女生徒「…誰?」

男「僕は男っていいます」

女生徒「なんの用?」

男「あの、先輩さんの事なんですが…」

女生徒「なに?」

説明中…

女生徒「知らせてくれて、ありがとね」

女生徒「今日は、親に迎えに来てもらうわ」

男「そうしてください」

女生徒「あなたも気を付けてね」



164: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 01:12:20 ID:rxLgbTIU

男「さてと、こうなると、幼はもっと危ない事に…」

男「…僕は…。やっぱりほっとけないんだよね」

男「もう昼休みが終わる…。教室に戻るか…」



165: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 01:14:50 ID:rxLgbTIU

幼(あの後、怖くなって保健室に逃げ込んだ)

幼(先生には気分が悪いと言って、休ませてもらっている)

幼(…どうしよう…)

幼(男、助けて…。助けてよぉ)ポロポロ



166: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 01:16:52 ID:rxLgbTIU

幼(いつの間にか、眠っていたみたい)

幼(保健師さんからは、サボるのも大概にねと苦笑いされた)

幼(取り合えず、帰ろう)

幼(一人だと寂しい…な)



167: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 01:20:17 ID:rxLgbTIU

幼(下駄箱に誰かいる!?)

幼(…男だ!)ドキン


幼「…男」

男「幼!…大丈夫?具合はもういいの?」

幼「うん、平気」

幼(男が心配してくれてる…)

幼(ダメ。男の顔が見れない。なんでだろ)

男「久しぶりにさ、一緒に帰ろうよ」

幼「うん」



168: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 01:24:35 ID:rxLgbTIU

男「そういえば、ダリアがね…」

幼「うん」

男「そうそう、アレがさ、幼の服を着てたのには、驚いたよ」

幼「あれは、お気に入りだったのに…」

男「ダリアとアレが人間になったのはさ…」

幼「そうよ!なんでなの!?」

男「なんかさ、神様がね…」

幼「…え、女神様!?」



169: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 01:27:44 ID:rxLgbTIU

幼(男との会話が自然にできている)

幼(今までが嘘のように、会話が続く…)

幼(男の顔は見れないけど、心が満ち足りている)

幼(二人とも笑顔だ)

幼(…居心地が良い…)

幼(昔からの、私の居場所…)



170: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 01:28:45 ID:rxLgbTIU

幼(なぜ、私は彼を裏切ったのだろう)



171: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 01:32:40 ID:rxLgbTIU

幼(彼の歩調)

幼(彼の呼吸)

幼(彼の鼓動)

幼(彼の全てが、心地好い)

幼(あぁ、そうか…)

幼(彼は私)

幼(私は彼だ)

幼(物心つく頃から一緒にいる)

幼(私の人生は、彼の人生)

幼(彼の人生は私の人生)



172: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 01:33:52 ID:rxLgbTIU

幼(そんな彼を私は裏切った!)



173: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 01:38:07 ID:rxLgbTIU

幼(このまま、この時間がずっと続けばいいのに…)

幼(彼の隣にずっといたい!)

幼(彼の未来に私もいたい!)

幼(けど、それは叶わない…夢)

幼(自分で捨ててしまった夢)

幼(私は、心の底から後悔した…)

幼(私は彼の前で泣いてはいけない)

幼(…だから、心の中で泣こう)



174: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 01:57:26 ID:rxLgbTIU

幼(ついに、幸せな時間に終わりがきた)

男「あ、ダリアだ!」

男「…じゃぁね、幼」

幼「…うん」

男「なんかあったら、僕にも言ってね。幼馴染みなんだからさ」

幼「…うん、ありがとう」

幼「…バイバイ」







幼(…さようなら、私の初恋…)



175: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 02:00:22 ID:rxLgbTIU

幼編


おわり


続いて、男編逝きます!

これで最後になる予定!



179: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 21:15:06 ID:7TK8O2CM

男「ただいま、ダリア」

ダリア「おかえり!男!」

ダリア「…幼の匂いがするぞ」クンクン

男「久しぶりに一緒に帰ったからね」

ダリア「あの女を許したのか?」

男「…正直、あの仕打ちは忘れようもないよ」

ダリア「なら!」

男「けどね。ダリアとアレに逢えてさ、考え方が変わったんだよ」

ダリア「…」フリフリ

男「彼女は、僕の幼馴染みなんだよ。一度は恋人になるほど、親しかったんだ」

男「確かに、恋愛対象としては見れないけど、はいそうですかって、割りきれないんだよ…」

男「やっぱりほっとけないんだよ」

ダリア「男がそう決めたのなら、私は従う。アレもきっとそうだ」

ダリア「だから私を、私達をもっと頼ってくれ」ミミピン

男「ありがとう」



180: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 21:18:56 ID:7TK8O2CM

男「今日のご飯はなにかな?」

ダリア「今日はアジだ!」

男「お!魚かぁ。ホント、アレはスゴいな、幼母さんを見てて、料理を覚えたんだからなぁ」

ダリア「私も手伝ったぞ!」

男「えらいえらい」ナデナデ

ダリア「///」フリフリ



181: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 21:27:00 ID:7TK8O2CM

男「ただいまぁ」ガチャ

ダリア「まー!」

アレ「おかえりなさい!…外で何を話していたの?」

ダリア「男は、私にメロメロ?」フリフリ

アレ「な!?」ミミフセ

男「アレは料理ができて、すごいねって話だよ」ナデナデ

アレ「?///」パタパタ

アレ「お味噌汁ができたら、ご飯食べれますよ」フリフリ

ダリア「ごはん!ごはん!」ミミピン

アレ「ほらほら、ダリア。手を洗ってきて、うがいもね」

男「よし、行くぞ!ダリア!」

ダリア「ぞぉ!」



182: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 21:40:12 ID:7TK8O2CM

男「では!」

三人「「いただきます!」」

ダリア「お味噌汁旨い!」

アレ「でしょう!」

男「アジも旨い!」

アレ「お魚屋さんに、良い物を教えてもらいました」

男「あぁ、幸せだなぁ」

アレ「男さん。顔が緩みすぎですよ」フリフリ

ダリア「私も幸せだ!」

ダリア「私と、男と、アレ!」

ダリア「三人一緒だ!」フリフリ



183: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 22:09:25 ID:7TK8O2CM

三人「「ごちそうさまでした!」」

男「食器は僕が洗うから、アレとダリアは休んでてよ」

アレ「では、お願いします」

ダリア「なら、私はお風呂の支度をする!」

アレ「なら、任せますね」

ダリア「任せれた!」



184: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 22:12:04 ID:7TK8O2CM

アレ「さて、私はテレビでも…」

アレ「…」フリフリ

アレ「…!」ミミピン

アレ「!!」ミミフセ

男(耳が…。可愛いなぁ)



186: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/08(月) 22:43:13 ID:7TK8O2CM

男「さて…と」

ダリア「お風呂の支度ができたぞぉ」

男「なら、お湯のスイッチを…と」ポチ



198: ◆giS1ZACMwo 2014/09/08(月) 23:52:56 ID:7TK8O2CM

男「…アレは、なんか凄いの見てるな」

男「戦争物か?」

男「医療物か?」

男「集中してるから、邪魔しないでおこう」



200: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 00:01:01 ID:QypY4E0w

ダリア「お風呂が沸いたぞ!」

アレ「!」ミミピン

男「はいはい、じゃぁ、入りますかね」

アレ「男さん!」ポーン

男「うわ!飛んできた!」キャッチ

アレ「皆で入りましょう!」

男「そうなるよね…」



201: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 00:05:13 ID:QypY4E0w

男(…お風呂も上がり、今はベッドの中)

男(僕の両隣には、ダリア、アレがいる)

男(アレは僕の家に住むことになった。幼の家には帰りたくないそうだ)

男(僕は、幼の事で色々、覚悟をしなければならない…)

男(先輩についてはもちろん。幼との関係も…)

男(僕はそんな事を考えながら、眠りについた)



202: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 00:12:41 ID:QypY4E0w

ダリア「zzz」ミミピン

アレ「zzz 」ミミピン

Prrr

男「…ん。今、何時?」

男「夜中の2時?」

男「誰だよ、こんな時間に…」パカ

男「…幼?」

ダリア「…」ムクリ

アレ「…」ムクリ

男「…もしもし?」

幼『もしもし、男?』

男「どうしたの?」

幼『…助けて…』

男「!」ガバ!



203: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 00:14:54 ID:QypY4E0w

男「どうした!?泣いてるの?」

幼『ベランダの窓を開けて』

男「…ベランダ?ちょっと待ってて…」スタスタ

ダリア「…この匂い」クンクン

アレ「間違いないです」クンクン



204: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 00:19:20 ID:QypY4E0w

男(…ん?人の気配がする?)

男(取り合えず、カーテンを…)

男「…え?」

幼「…こんばんは」

男(ベランダには幼がいた)

男(え?ここは、二階だよ?)

男(…気付いちゃった)

男(幼の頭に耳がある。尻尾もある)

男(あの形は…猫?)



205: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 00:23:53 ID:QypY4E0w

男「…幼?」カララ

幼「ごめんね、他に頼れる人浮かばなくて…」

男(半泣きの幼だ。猫耳と尻尾がある)

男(不安なのか、耳は伏せられている)

男「取り合えず、中に入る?」

幼「うん」



206: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 00:29:16 ID:QypY4E0w

男(リビングに行くと、アレがお茶を用意していた)

アレ「どうぞ」コト

幼「あ、ありがと」

幼「す、凄い格好だね///」

ダリア「さっきまで、男と愛を確かめていたからな!」

幼「っ!ごほっ!…愛!?」

アレ「当然です!私とダリアは男さんのお嫁さんですから!」

幼「よ、嫁ぇ!?」

男「なんか、慣れたな。この反応」



207: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 00:35:41 ID:QypY4E0w

幼「そっか、アレは前から男の事、好きだったもんね」

アレ「はい!ですから貴方に、ここに居てほしくないです!」

幼「…そうだよね、いる資格ないよね」

アレ「と、言いたいところですが、そんな状況じゃないですね」

アレ「なにがあったのですか?」

ダリア「幼も女神に会ったのか?」



208: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 00:43:56 ID:QypY4E0w

幼「女神様か分からないけど、なんか、夢は見たような…けど、覚えてないの、ゴメンね」

男「幼」

幼「…な、なに?」ウツムキ

男「あんな別れ方したけど、今日は普通に喋ったしさ、頼れって言ったよね?」

幼「…うん」

男「今までの様にはいかないけどさ、新しくやり直そうよ」

幼「おとこぉ」ジワァ

男「さ、何があったか話してくれる?」

幼「うん」



209: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 00:55:12 ID:QypY4E0w

幼「夢の内容は覚えてないのは、本当なの。ふと、夜中に目が醒めたら、体が光ってて…」

幼「気付いたら、こんなになってたの」

幼「猫の種類は、バーマン」

幼「こ、好奇心旺盛な性格らしいの」

アレ「…ぷ」

幼「今、笑ったよね?」プルプル

アレ「とんでもない」

アレ「まさに、その通りなんて思ってないですよ」プクク

幼「笑ってるじゃん!」

ダリア「幼!」

幼「…なによ」

ダリア「自業自得」



210: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 00:59:05 ID:QypY4E0w

男「ぶふ!」

アレ「もぅ、だめ!」

二人「「あははは!」」

幼「な、なによ、皆で笑って!」

ダリア「そのまんま」フリフリ

幼「ふ、ふふ…あはは!」

幼「そんなに笑われたら、悩んでたのが馬鹿みたい!」アハハ

男「そうだよ、こんな時は笑わないとね」



211: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 01:06:56 ID:QypY4E0w

幼「なんか笑ったら、気持ちが落ちついてきた」

幼「ありがと」

アレ「…そんなつもりはないです」フリフリ

男「取り合えず、ご両親を心配させたくないから、今日は帰りなよ」

幼「うん。朝になったら、親に話してみる」

男「一緒に話そうか?」

幼「大丈夫。自分で話す」

男「ん。なら、送っていくよ」

ダリア「私も行くぞ!」

アレ「私も!」



212: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 01:26:31 ID:QypY4E0w

幼「…ふふ」

男「どうした?」

幼「なんか、こうして四人で歩いてるとね」

幼「ちょっと前までは、ダリアちゃんとアレは犬で、前を歩いててさ」

男「うん」

幼「今は、こうして、並んで歩いてる」

男「うん」

幼「なんか、いいなぁって思ったら、笑っちゃった」

男「…また、歩けるよ。猫耳だって、ダリアとアレみたいに隠せるしね」

幼「…うん」



213: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 01:33:06 ID:QypY4E0w

男「それに、さっきも言ったけど」

男「僕達の関係は終わった訳じゃないよ」

幼「!」

男「これから、また新しい関係を作ればいいんだよ」

男「女神様もさ、きっとその事を伝えたかったと思うよ」

幼「…うん」ポロポロ

男「だからさ、これからもよろしくね。僕の幼馴染みさん」

幼「ありがとう。よろしくね。私の幼馴染み君」



214: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 01:39:06 ID:QypY4E0w

アレ「…イチャイチャしてるうちに着きましたよ」

幼「本当だ。ありがとね、送ってくれて」

男「そういえば、どうやってベランダに来たの?」

幼「ふふふ。見てて」ヒョイ

男「!!」

男(軽々と二階の窓までジャンプした)

男(今は、部屋の中から手を差しのべて振っている)

男「もはや、猫だな」



215: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 01:42:22 ID:QypY4E0w

男「さぁ、帰ってもう一眠りだ」

ダリア「寝よう!」

アレ「なんか、疲れました」

男「二人とも、ありがとね」

ダリア「私は、男についていくだけだ」

アレ「私もです」

男「二人に話しとく事があるんだ」

男「先輩って人の事なんだけど…」



216: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 01:46:44 ID:QypY4E0w

ダリア「許せん!」

アレ「同意見です!」

男「僕は、幼を守りたい」

男「二人にも協力を…」

ダリア「当然!」

アレ「外道に容赦はいらないです!」

男「…あれ?」

男「僕、活躍できるのかな?」

男「僕の回だよね?」

二人「「ふふふふ」」



218: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 11:58:12 ID:w38ogSMo

ちゅんちゅん

男「…結局、寝かせてもらえなかった」

ダリア「はぁはぁはぁ…男ぉ///」フリフリ

アレ「あぁ、垂れてきちゃった///」フリフリ

ダリア「男ぉ、もう一回。…ダメ?」

アレ「私も、まだ男さんが…ほしいなぁ」

男「…」ムラムラ

ガバ!

二人「はぁ…ん…♪」



219: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/09(火) 12:10:23 ID:d/Se5MZU

膣内に出してるのか……


うらやま



220: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 15:39:18 ID:8bNCjZBk

男「はっ!」

ダリア「zzz」

アレ「zzz」

男「ヤバい!遅刻!」アタフタ

男「あぁ、昼前に行くって、とんだ重役だよ」



221: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 15:56:20 ID:8bNCjZBk

男「そぉ…と」コソコソ

教師「お!重役が来たな!」

男「バレた!」

教師「当たり前だ。けど、大丈夫なのか?」

男「…はい?」

教師「なんでも、昨夜、猫の格好をした泥棒が入ったんだってな」

幼(ギクッ!)

男「泥棒…?」



222: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 16:00:58 ID:8bNCjZBk

教師「ん、違うのか?お嫁さんって人から連絡があったが」

男「そ、そうなんです!」

男「幸い被害はなかったんですが…」

教師「大変だったなぁ、まぁ、席につけ」

男「はい」

教師「そうそう、猫耳が生えた幼馴染みを襲うなよ」

教師「泥棒じゃないからな」アハハ

男「…へ?」



223: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 16:06:50 ID:8bNCjZBk

幼「おはよう」ピコーン

男「見事に、耳があるね」

幼「親に話したら、堂々としなさいって…」

男「さすがって感じだね」

幼「なんか、周りもあっさりしてて」

男「そりゃ、似合ってるからね」

幼「…え?」

男「可愛いよ?」

幼「///」シュル

男「取り合えず、尻尾を絡ませるのやめてね。動けないから」



224: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/09(火) 16:14:01 ID:MmXvf1M2

放課後

女生徒「男君いる?」

男「あ、女生徒さん」

女生徒「あの時はありがとね」

男「無事でよかったです」

女生徒「あはは!あれからなにもないから不気味だけどね」

女生徒「まぁ、家はちょっと、特殊だからね」ボソ

男「はい?」

女生徒「なんでもないよ」ニコ

男(踏み込まないでおこう。じゃないと、この回で終わらない予感が…)

女生徒「どうかした?」

男「いえ、大丈夫です。で、なにか用事が?」



226: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 16:23:21 ID:MmXvf1M2

女生徒「そうそう、あいつら本気で幼さんを狙うつもりよ」

男「!」

女生徒「猫耳になったでしょ?どうもそれが、先輩のやつのツボだったみたいよ」

男「あちゃぁ…」

女生徒「あなたはどっ…」

男「犬派です」キッパリ

女生徒「即答ね。取り合えず、この前の借りは返すわね」

男「ありがとうございます」

女生徒「…気に入ったわ」

男「…はい?」

女生徒「これからも、何か困ったことがあったら、言いなさいね」

男「は、はぁ」

女生徒「それじゃね」スタスタ



227: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 16:33:32 ID:MmXvf1M2

男「いよいよだな…」

男「こらからは、幼に張り付いておこう」スタスタ

男「…あれ?幼は?」ガラ

友「え?」

幼友「なんで、男君が?」

男「…何処に行った?」

幼友「男君に呼び出されたって、急いで…」

男「何処に?」

友「確か…裏山のって、あそこは廃工場しか…」

男「!」バン

友「おい!男!」

幼友「…ヤバい雰囲気だよね。ど、どうしよう…」

友「俺、先生達呼んでくる!」

幼友「わ、私も行く!」



229: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 19:24:18 ID:MmXvf1M2

男(油断した!)

男(すぐには動かないと思っていたのに…)

男(…幼!)

男「間に合ってくれぇ!!」



230: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 19:31:23 ID:MmXvf1M2

ダリア「男を迎えに来たけど…」

ダリア「男はどこだ?」キョロキョロ

アレ「旦那様を迎えに行くのも、お嫁さんの義務ですからね」

アレ「…あれは確か、友さんに幼友さんでは?なにか慌ててるような?」

ダリア「おぉい!」

アレ「友さぁん!幼友さぁん!」



231: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 19:37:46 ID:MmXvf1M2

友「ダリアちゃん!」

幼友「アレちゃん!」

アレ「お二人とも慌ててどうされ…」

幼友「幼が…!男君が!」

友「幼が、誰かに裏山の廃工場に呼び出されたんだ!」

ダリア「!」

ダリア「男も行った?」

友「そうだ…」

ダリア「アレ!」

アレ「分かってますわ!」

アレ「外道には明日はないです」ニコ


ダリア「ぁおォォォオオン!!!」

ダリア「男!今、行くぞ!」



232: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 19:39:30 ID:MmXvf1M2

友「」

幼友「」

友「…もういない」

幼友「はっ!先生達を呼ばないと!」

友「そうだった!急ごう!」



233: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 19:44:14 ID:MmXvf1M2

廃工場

幼「…男?」

幼「どこにいるの?」

ガタン!

幼「!」ビク!

「あはは!本当に猫耳だぜ!」

「だろ?…萌えてくるねぇ!」

「はぁはぁはぁ、オレサマオマエマルカジリってかぁ」

幼「先輩!」キッ!

先輩「そうだよぉ、愛しの先輩だよぉ」

DQN 「その友人のDQN でぇす」

チャラ男「チャラ男っす!食べちゃうぞぉ」



234: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 19:48:42 ID:MmXvf1M2

先輩「これから、俺達と気持ち良い事しましょうねぇ、仔猫ちゃん」

幼「来ないで!」

DQN 「そそるねぇ、その顔」

チャラ男「鉄の扉に南京錠かけたから、逃げれないよぉ」

男「その耳と尻尾をもふもふしていいかな?」

先輩「お前も好きだねぇ…」

幼「え?」

先輩「って、お前、誰だ!?」



235: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 19:51:55 ID:MmXvf1M2

男「僕かい?」

男「僕は、通りすがりの」

男「動物娘を愛でる者だ!」

男「覚えとけ!!」バァーン!



236: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 19:58:50 ID:MmXvf1M2

DQN 「なにぃ!ただの通りすがりだとぉ」

DQN 「おのれ、動物娘を愛でる者め!」

チャラ男「ノリノリっすね、DQNさん」

DQN「///」



237: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 20:05:47 ID:MmXvf1M2

先輩「…で、なにしに来たのかな?」

男「勿論、幼を助けにだよ」

チャラ男「一人でか!すげぇな!ヒーローじゃん!」

DQN「気に入らねぇなぁ」シャキ

幼「ナ、ナイフ!?」

男「…」

DQN「動くなよ?動いたら、この可愛い顔に傷がつくぜ?」

幼「おとこぉ」



238: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 20:11:36 ID:MmXvf1M2

男「ふぅ」

男「どうする?」

DQN「そうだなぁ。おい!お前らでボコボコにしてやれ!」

チャラ男「へぇ。相変わらずブレない悪党っすね」

先輩「サンドバッグってやつだな」

DQN「そうだ。一度も倒れなかったら幼には手を出さないでやろう」

チャラ男「うひょう!悪党!」

男「分かった。…約束だぞ」

DQN「あぁ、約束、約束」



239: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 20:15:01 ID:MmXvf1M2

先輩「さぁて、覚悟はいいか?」

先輩「ふん!」ドカ!

チャラ男「へへぇ、暴力サイコー!」バシ!

男「…」

幼「おとこぉ、なんでそこまで…」ポロポロ



240: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 20:17:47 ID:MmXvf1M2

幼(男は殴られ、蹴られ)

幼(ボロボロにされていく)

幼(けど、男は一言も声を出さず)

幼(耐えてくれている)

幼(こんな、私のために…)

幼(裏切った私のために…)



241: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 20:20:31 ID:MmXvf1M2

幼(私は覚悟した)

幼(どんな辱しめを受けようとも)

幼(どんな暴力を振るわれようとも)

幼(この人のために、生きて)

幼(生きて生きて生きて)

幼(生きぬいてみせると!)



242: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 20:25:11 ID:MmXvf1M2

先輩「はぁはぁはぁ」

チャラ男「ま、マジか…」

DQN「…」

男「…終わりでいいのか?」

DQN「!」カチン!

DQN「なんなんだよ、お前は!」ブン!

DQN「なんで、倒れないんだよ!」ブン!

DQN「なんで、そこまでできるんだよ!」ブン!

男「…言ったよね?」



243: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 20:26:33 ID:MmXvf1M2

男「僕は、」

男「通りすがりの」

男「動物娘を愛でる者だって」



244: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 20:30:20 ID:MmXvf1M2

男「それに、ナイフで斬るなら、ここを狙わないと」トントン

DQN「だったら、お望み通り、首を斬ってやらぁ!」

男「…」ニヤリ

男「ダリア!」

どかーん!



245: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 20:33:39 ID:MmXvf1M2

DQN「な、なんだ!?」

ダリア「私だ!!」

男「アレ!」

アレ「天誅!!」ドカン!

DQN「ぐはっ!」



246: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 20:38:34 ID:MmXvf1M2

チャラ男「て、鉄の扉が吹き飛んだ…」

先輩「あっという間に、DQNも吹き飛ばされてる」

チャラ男「や、ヤバいって、裏から逃げよう」

先輩「そ、そうだな、次はもっと人数を…」

ダリア「そっちはやめとけ」



247: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 20:42:08 ID:MmXvf1M2

教師「ようこそ」バァーン!

先輩「あ、あ…」ヘタリ

チャラ男「…終わった」

教師「さぁ来い!」

教師「お前達の仲間も全員捕獲してある!」

教師「警察も呼んである!」

教師「覚悟しろ!」



248: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 20:45:58 ID:MmXvf1M2

教師「しかし、不思議な事があるもんだ」

教師「こいつらの仲間を捕まえる時、犬達が助けてくれたような…」

教師「…気のせいか?」



249: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 20:52:58 ID:MmXvf1M2

ダリア「男、大丈夫か?」ミミシュン

アレ「こんなに傷を!」ペロペロ

男「くすぐったいよ、それにしみるって、アレ!やめて!」

アレ「やめません!」

幼「…男…」

男「幼、大丈夫?」

幼「おとこぉ、ごべんなざいぃ」

男「幼?」

幼「わ、わたし、あなたに、ひどいことしたのに、いつも助けて、くれて…」

男「泣かないで、幼」ナデナデ

男「…分かってる、分かってるから」ニコリ

幼「おとこぉ、うわぁぁん。ごべんなざいぃ」ギュウ

男「…」ナデナデ



250: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 21:00:15 ID:MmXvf1M2

ダリア「男!私も頑張った!」

アレ「私もです!」

二人「「ん!」」

男「二人ともありがとう」ナデナデ

ダリア「///」フリフリ

アレ「///」フリフリ

幼「私も!」

男「幼も!?」ナデナデ

幼「///」シュル

男「首に尻尾巻かないでね」

ダリア「ん!」

アレ「ん!」

男「手が足らないよぉ!」



251: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 21:01:01 ID:MmXvf1M2

男編

おわり



252: ◆giS1ZACMwo 2014/09/09(火) 21:03:02 ID:MmXvf1M2

これで、おわりです

レスをくれた方々、ありがとうでした!

続けるとしても、新しくスレをたてようと思います

ありがとうございました!



264: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/30(火) 14:20:03 ID:9sYqWB1Y

おつ






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