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1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 00:14:01.22 ID:iu8rHty90

ピンポーン

結衣「なんだ京子か。今開けるよ」

ガチャ

京子「結衣ー。私はちょっと用があるからこの子お願いっ!」

結衣「え?ちょ、ちょっと意味分からな…」

櫻子「こんにちはー船見先輩っ」

結衣「えっ、大室さん?ちょっと京子っ!?」

結衣「いないし!」

櫻子「あはは、歳納先輩って面白い人ですよね!」

結衣「え、あれが!?」

櫻子「はいっ。それにしても今日は暑いですねー」

結衣「そ、そうだね…」

結衣(京子のやつ、一体どういうつもりで…)

結衣「とりあえず入って。冷たい物でもご馳走するよ。」

櫻子「わーい、ありがとうございます」




2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 00:15:41.91 ID:iu8rHty90

京子(えーと、この辺りのはずだけど…古谷、古谷っと…)

ガラッ

京子「お、ひまっちゃん」

向日葵「あれ、歳納先輩?こんにちは」

京子「これからどこかにお出かけ?」

向日葵「ええ、櫻子のところにちょっと…隣ですけどね」

京子「櫻子ちゃんならいないよ?結衣ん家にいるから」

向日葵「えっ!?」

向日葵「それってどういう…」

京子「あーそれにしてもあっついねー」

向日葵「え?は、はい…今日は暑いですね」

京子「このあっつい中歩いてきたから汗かいちゃってさー。喉も渇いたしー」

向日葵(さ、櫻子みたいですわね本当に…)

向日葵「えっと…冷たい麦茶でもお出ししましょうか…?」

京子「おぉっ、ひまっちゃん気が利くねー」




4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 00:17:02.20 ID:iu8rHty90

向日葵「い、いえ…」

向日葵「どうぞ上がってください。」

京子「おじゃましまーす」

向日葵「こちらで少しお待ちになって下さい。」

京子「はーい」



向日葵「お待たせしました、どうぞ」

京子「ありがとーひまっちゃん。」

京子「ごめんねー突然押しかけたりして…迷惑だったかな?」

向日葵「い、いえ、そんなことは…」

向日葵(こういうところは櫻子とは大違いですわね…)

京子「良かったー」




5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 00:18:53.87 ID:iu8rHty90

結衣「えーと、大室さん?」

櫻子「はい、何でしょう!」

結衣「京子にここに連れてこられた経緯を知りたいんだけど…」

櫻子「あーそれなんですけど、私にもよく分からないんですよー」

結衣「え?」

櫻子「その辺で偶然会って、『一緒に結衣んとこ行こうぜー』って言われて…」

櫻子「特にやることもなかったので一緒に来ちゃいました」

結衣(えーっ…)

結衣「そ、そうなんだ…ごめんね、あいつが迷惑かけたみたいで。」

櫻子「えっ?やだなー全然迷惑なんかじゃないですよー。」

結衣「そ、そうなの…?」

櫻子「それにしても船見先輩って一人暮らしなんですよねーすごいです。」

結衣「え、そ、そうかな…?」

櫻子「はい、尊敬しちゃいます!」

結衣「あ、ありがとう…」




6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 00:20:55.61 ID:iu8rHty90

京子「ふー。やっぱ夏は冷たい麦茶だねー」 

向日葵「そ、そうですわね。ところで先輩…」 

京子「分かってるよぉ、そろそろ本題に入るとしましょうかー」 

京子「ずばり言うけど、櫻子ちゃんと仲良くしたいとは思わないの?」 

向日葵「えっ?」 

京子「あかりから聞いたんだけど、喧嘩ばっかりしてるんだって?」 

向日葵「ええ、そうですけど。別に櫻子とは仲が悪い訳では…」 

京子「うん、それは知ってるんだよねー。」 

京子「だから普段も仲良く話したりしたいとは思わないのかなーって意味。」 

向日葵「そ、それを言うためにわざわざ来たのですか?」 

京子「まーねー」 

向日葵(本当、不思議な先輩ですわね…。) 




7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 00:23:06.00 ID:iu8rHty90

京子「それに結衣から2人のこと聞いてさー。幼馴染なんだっけ?」 

向日葵「ええ、小さい頃からクラスも一緒なんですよ」 

京子「ほんとに私達と同じなんだね…」 

京子「だからさ、ほっとけなくてねー」 

向日葵「赤座さんから聞きましたけど、歳納先輩と船見先輩はとても仲がよろしいのですよね?」 

京子「うんうん。あ、もちろんあかりとも仲良しだよ。」 

京子「まぁそんな訳で。ひまっちゃんも櫻子ちゃんと仲良くしたらどうかなーってね」 

向日葵「そ、それは…。」 

向日葵「櫻子は歳納先輩と違って本当にバカなんですのよ…。」 

向日葵「本当、私に対しては生意気な口の利き方しかできなくて。」 

向日葵「確かにそれを分かっていて私もつい嫌味を言ってしまうのは悪いと思いますけど…」 

京子「ふーん、なるほどねぇ」 

京子「でもひまっちゃん勘違いしてるみたいだけどさ…」 




8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 00:24:37.73 ID:iu8rHty90

京子「私も結構本物のバカだったりする訳よ!」 

向日葵「えぇっ、そこですの!?」 

向日葵「で、でも歳納先輩は櫻子とは違ってしっかりしてますし…」 

京子「んーと、結衣知ってるよね?」 

向日葵「ええ、何度かお話したことはあります。」 

京子「私って小さい頃は泣き虫だったんだよねー転んだくらいですぐ泣いちゃうような。」 

向日葵「えぇ、歳納先輩が!?」 

京子「あはは、やっぱり意外だった?」 

向日葵「え、ええ…。想像ができませんわ…。」 

京子「それでね、いっつも結衣に助けてもらってたんだけどさ」 

京子「いつの間にかそれが当たり前になってて…」 

京子「今もまだ結衣に助けてもらいっぱなしなんだよね」 

向日葵「そうなんですの…」 




9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 00:26:24.78 ID:iu8rHty90

京子「私、結衣がいないとダメなんだなーって思うのよ。」 

京子「本当は結衣に助けてもらいたいから、自分からダメになってるだけかもしれないけどね。」 

京子「バカだよなぁ私…」 

向日葵「先輩…?」 

京子「まぁ、嘘なんだけどね!」 

向日葵「ええっ!?」 

京子「あはは、ごめんね。まぁ気にしない気にしない」 

向日葵「は、はぁ…。」 




10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 00:28:07.66 ID:iu8rHty90

櫻子「向日葵ー…あ、ごめんなさい。いつもの癖で」 

結衣「あはは、気にしなくて良いよ。」 

結衣「そういえば古谷さんと仲良いんだっけ?」 

櫻子「いやだなー向日葵みたいなムカツク奴と仲良くなんかじゃないですよー。」 

結衣「えっ?そ、そうなんだ…」 

櫻子「あ、でも船見先輩と歳納先輩はすっごい仲良いんですよね。あかりちゃんから聞きました」 

結衣「まぁ、そうだね。」 

櫻子「同じ幼馴染同士でも全然違いますねー」 

結衣「あれ、でも…あかりが大室さんと古谷さんも仲良しだって言ってたけど?」 

櫻子「えっ?」 

結衣「あと、櫻子ちゃんは仲良しだってことに気が付いてないのかも、とも言ってたかな」 

櫻子「えっ?」 

結衣「いや、流石にそれは無いでしょって言ったんだけどね」 

櫻子「あ、あれ?私って向日葵と仲良しだったの…?」 

結衣「えぇっ!?」 




11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 00:30:00.05 ID:iu8rHty90

櫻子「いつも生意気な奴がそばにいるなーってくらいにしか思ってなかったんですけど」 

櫻子「あかりちゃんがそう言ったんだったら仲良しなのかもしれないですねっ」 

結衣(…ツッコミどころが多すぎて何言って良いのか分からない) 

結衣「そ、そういや京子のやつはどうしてるんだろ」 

櫻子「急いでどこか行っちゃいましたもんねー」 

結衣「ちょっと電話してみるよ。」 

櫻子「はーい」 




12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 00:31:46.40 ID:iu8rHty90

京子「まぁ、そんな訳だから、2人とも普段から仲良くしてた方が良いんじゃないかと私は思うわけなんだよ」 

向日葵「それは…私もそうしたいですけど。」 

イツモミラクル イェィ 

京子「あ、ごめん電話。」 

イツモミラクル 

向日葵「…出ないんですの?」 

京子「誰も出んわ」 

ピッ 

京子「結衣ー?どうしたの?」 

結衣『それはこっちの台詞だ、今どこで何してんの』 

京子「今?向日葵ちゃんのとこにいるんだけど」 

結衣『え、古谷さんのところ?』 

京子「まぁもう帰るとこなんだけどね。」 




13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 00:33:32.12 ID:iu8rHty90

京子「ってことでご飯の用意よろしくー」 

結衣『はぁ?うちに来る気かよ!』 

京子「だめぇ?」 

結衣『まったく、仕方ないな京子は…』 

京子「ふふ、ありがと結衣。愛してるよ」 

結衣『な、何言ってんだよっ!』 

ピッ 

向日葵「えっ、愛してるって…?」 

京子「きゃっ、聞いてたの?」 

京子「なーんて、まぁ冗談だけどね。大嫌い、って言ったりするよりは良いでしょ」 

向日葵「そ、それはそうですけど…」 

京子「それじゃ私は帰るねー。麦茶ありがとー」 

向日葵「いえ、こちらこそありがとうございました。」 




14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 00:35:11.46 ID:iu8rHty90

結衣「ったく、あいつは…」 

櫻子「歳納先輩、向日葵のとこにいるんですか?」 

結衣「うん、もう帰るって言ってたけど…うち来るみたい」 

櫻子「へぇー船見先輩と歳納先輩って一緒に住んでるんですか?」 

結衣「えっ、違うけど何で…?」 

櫻子「あれ?だって歳納先輩、船見先輩の家に帰るって言ってたんですよね?」 

結衣「いや、それは大体合ってるけど違う…」 

櫻子「それに歳納先輩、愛してるって言ってたし」 

結衣「うぇ!?聞こえてた?…じゃなくて、じょ、冗談で言うんだよアイツ」 

櫻子「ふーん…」 

櫻子「あ、そろそろ帰らないと」 

結衣「今日はごめんね、京子のせいで…」 

櫻子「いえいえ、お邪魔しましたー」 

結衣「また学校でね」 

櫻子「はい、それではっ」 




16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 00:36:48.68 ID:iu8rHty90

- 

結衣「で、京子。結局お前は何をしてたんだ?」 

京子「またまたー分かってるくせにー」 

結衣「いや、そういうのはいいから」 

京子「ほら、私ら似てるって前に言ってたじゃん?」 

結衣「京子と大室さん?」 

京子「そうそう、だから交換してみたら面白いんじゃないかと思ってさ」 

結衣「何だよそれ…」 

京子「…やっぱり私の相手は結衣にしか務まらないよなー」 

結衣「はいはい」 

京子「結衣も私がいないと寂しかっただろー?」 

結衣「はいはい」 




17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 00:38:07.59 ID:iu8rHty90

櫻子「おーい、向日葵ー。出て来い向日葵ー」 

向日葵「何ですの、騒々しいですわね」 

櫻子「向日葵知ってたか?私達って実は仲良しなんだって!」 

向日葵「えっ…?」 

櫻子「そんな訳だから、これからは向日葵と仲良くしてやろう」 

向日葵「意味が分かりませんわ…」 

向日葵「大体、仲良くって言ってもどうする気ですの?」 

櫻子「あ、そっか。考えてなかったなー」 

向日葵「まったく櫻子はいつもそうなんですのね…」 

櫻子「あ、じゃあ…」 

向日葵「どうしましたの?って櫻子、顔近っ…んっ!」 

櫻子「えへへ」 

向日葵「い、いきなり何するんですの!?」 

櫻子「んー。仲良しのキスってことで。」 

向日葵「つ、付き合いきれませんわ!バカ櫻子っ!」 




18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 00:38:57.88 ID:iu8rHty90

櫻子「えっ、ちょっと向日葵っ!?」 

櫻子「なんだよー。せっかく仲良くしてやろうと思ったのに…」 

向日葵「早く帰りなさいな!」 

櫻子「ふーんだ、妖怪けちけちー」 

… 

向日葵(はぁ…やっぱり私達にはこっちの方が似合いますわね。) 

向日葵(でも、そのうち…) 



おわり 




19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 00:41:49.25 ID:SH3PB52G0

短いけどよかった! 

乙 




20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 00:47:30.34 ID:G+Xx2vnMQ

乙! 

櫻子が凄く櫻子っぽかったww 









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