転載元 : http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1553083916/

1: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/20(水) 21:11:56.44 ID:2bgYCBEX

安価、短めにいきます


鞠莉「してみるの」

善子「してみないわよ」

千歌「してみるの!」

善子「ほら!変なこと言うから小っちゃい子が真似しちゃったでしょうが!」

鞠莉「善子、マリーとちかっちのことキライ?」

善子「好きとか嫌いとかじゃなくてね。突然三人で一緒に住んでみるとか意味わかん

鞠莉「キライ?」

善子「だから…」

千歌「きらいなの…?」

善子「嫌いじゃないわよ!二人とも大好きに決まってんでしょ!ただ今はそういうことを話してるわけじゃな



3: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 21:15:30.66 ID:giQrHM/Y

千歌「ほぉら鞠莉ちゃん善子ちゃん!朝ごはんできたよー!起きないと冷めるよー!」カンカンカン

鞠莉「んんんうるさいいい…なんの音よこれえ…」モゾ…

千歌「フライパンとおたまを打ち鳴らす音!日本古来の起こし方なんだよ」

鞠莉「Really!?そうなの?だったらしょーがない、起きるしかなさそうね…」

千歌「善子ちゃーん!鞠莉ちゃん見習って起きなきゃだめだよ~!」カンカンカン

善子「んぐぐぐぅ…」モゾモゾ

千歌「よーしーこーちゃーーーん」カンカンカン

鞠莉「マリー起きたのにこれ聞かされ続けるの結構きついわね」



5: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 21:18:42.56 ID:giQrHM/Y

善子「そんなに無理に起こさなくったっていいでしょ…今日休みよ…」モゾモゾ

千歌「あー、こらー!布団かぶるなー!」グイ

善子「んにゃあああ引っ張るなあああ…!」グイ

鞠莉「せっかくちかっちが breakfast 作ってくれたのに冷めちゃもったいないじゃない」

善子「誰が頼んだのよー…今日はゆっくり寝るって昨日言ったのにぃぃ…」

鞠莉「もー、善子ってばガンコね!いいじゃないちかっち、こんなに言うなら後で温めてあげれば…」

千歌「…」

鞠莉「ちかっち?」



6: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 21:20:40.57 ID:giQrHM/Y

千歌「最初の朝なんだよ。みんなで揃って朝ごはん食べようよ」

善子「……」

千歌「勝手なことしてごめん、善子ちゃん。来週からは朝ごはん作らないから」

千歌「でも、ね?今日だけ…」

善子「………」

千歌「お願い…」

鞠莉「善子、

善子「ああもうわかったわよ。起きてごはん食べればいいんでしょ」

千歌「善子ちゃん!」パアッ




7: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 21:23:13.36 ID:giQrHM/Y

善子「いつまでもフライパン鳴らされ続けるんじゃ満足に寝てもいらんないわよ。朝ごはん食べたら私もっかい寝るからね!」 

千歌「うん!」 

鞠莉「もー、善子ってばツンデレなんだから♡」 

善子「うっさい」 

善子「…ってゆーか」 

千歌「んー?」 

鞠莉「What?」 


善子「いつの間に同棲始まってんのよ!!」 


鞠莉「てへぺろ♡」 

千歌「てへぺろ!」 


同棲開始!



8: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 21:23:39.10 ID:giQrHM/Y

短編形式でいきます 

次の内容だかなんだか >>9



9: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/20(水) 21:24:17.72 ID:uXIl7rHm

ご飯の買い物



10: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 21:27:58.71 ID:giQrHM/Y

ご飯の買い物 


鞠莉「今日の晩ごはん食べたいものある人~」 

千歌「グラタン!」 

鞠莉「いいねグラタン!善子はなにが食べたい?」 

善子「もずく」 

鞠莉「ナニソレ?」 

千歌「え!?鞠莉ちゃんもずく知らないの!?」 

鞠莉「知らないよ。食べ物なの?」 

千歌「やばいよ善子ちゃん…鞠莉ちゃんもずく知らないんだって…!」アワワワ 

善子「じゃいらない。グラタンだけでいいわよ」←予想して言った



11: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 21:32:30.93 ID:giQrHM/Y

鞠莉「えー。珍しく善子が自分の希望を言ってくれたのにそれを叶えられないなんて…」 

鞠莉「そんなのマリーが自分を許せないわ!」 

鞠莉「ちかっち、お買い物についてきてくれる!?」 

千歌「もちろんだよ鞠莉ちゃん!善子ちゃんの好きなものを用意したい気持ちはチカもおんなじだから!」 

鞠莉「というわけで、善子!」 

善子「はいはい。この面クリアするまでに帰ってきてよね」 

鞠莉「ノン!」 

善子「え?」 

鞠莉「善子も行くよ」ガシッ 

善子「ちょ」 

千歌「善子ちゃんが教えてあげないで、誰が鞠莉ちゃんにもずくを教えてあげるの!」ガシッ 

善子「や、えっ、そのために千歌さんが行くんじゃ……」 

鞠莉「Let's go~☆」 

千歌「ごー!」 

善子「うそ、まじで、行かないって、ちょ…」 


善子「あーーーーーもーーーーー!!」ズルズルズル…



13: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 21:35:52.16 ID:giQrHM/Y

in スーパー 


鞠莉「着いたわよ」 

千歌「ここからチカ達の物語が始まる…!」 

善子「…」 

鞠莉「さあ善子。マリー達と楽しくお買い物を 

善子 ダッ! 

鞠莉「善子!?」 

千歌「走って逃げた!? ──いや、あっちは海鮮物のコーナー…」ハッ 

千歌「まずいよ鞠莉ちゃん!」 

鞠莉「え?」 

千歌「善子ちゃん、さっさともずくを持ってきて自分の役目を終わらせるつもりだ…!!」 

鞠莉「んなっ!?そ、そんなの許さないわよ!マリーは三人で楽しくお買い物したくて来たんだから!」 

千歌「追いかけるよ!」



14: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 21:38:58.99 ID:giQrHM/Y

鞠莉「で、でもこの market の中、人も多いのにどうやって追いかけたら…」 

千歌 ムムム… 

千歌「…そうだ!鞠莉ちゃん、これを!」 

鞠莉「それは──買い物に使う cart!?」 

千歌「スーパーの中に広がるリノリウムの床を最も速く移動するには、これが最適だよ!さあ鞠莉ちゃん、乗って!」 

>>15 
1.乗る 
2.乗らない 
3.千歌を乗せる 
4.その他自由



15: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/20(水) 21:39:59.87 ID:RbMK/9LM


あとこれ好き 
Om7YOwt



16: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 21:44:45.16 ID:giQrHM/Y

鞠莉「そ、それは乗ってもいいの…?」 

千歌「なに言ってるの!乗るためのものでしょどう見たって!ほら、ここに車輪ついてるし、このカゴだってちょうど鞠莉ちゃんが入るくらいの大きさで──」 

鞠莉「じゃあちかっちも入るわね」 

千歌「え?いや、チカはこう見えてお尻おっきいから入らないかなーなんて…」タジ… 

鞠莉「My H is 84. Your H is 83.」 

千歌「え?なに?なんて言ったの?」 

鞠莉 ニコォ 

千歌 ニ…ニコォ… 

鞠莉「ちかっちが乗るのデーーース!」ガシャガシャ 

千歌「あーーーー!助けてーーーー!!」



17: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 21:49:37.62 ID:giQrHM/Y

千歌 on カート ドドン!! 

千歌「うっうっ…恥ずかしいよう…」 

鞠莉「さあちかっち!cart と一体になって速度を手に入れたあなたは無敵よ!」 

鞠莉「善子を追いかけて──!!」ビシィッ 

千歌「ぐす…いやいや鞠莉ちゃん、押してくれなきゃ動けないよ…」 

鞠莉「押す?」 

千歌「だって見てよ、チカこうやって乗ってるんだから足もつかないし、鞠莉ちゃんが押してくれないと…」 

鞠莉「マリーが、押すの?その状態のちかっちを?」 

千歌 on カート ダサイ!! 

鞠莉「………」 

鞠莉「待ちなさい善子ーー!」タタッ 

千歌「え!?あ、うそ!?鞠莉ちゃん!?」 

千歌「ちょっと鞠莉ちゃん!せめてチカ出してってよ!これで放置してくなんてあんまりだよ!」 

千歌「鞠莉ちゃァァァァァん!!!」 


もずくは無事に買えた。



18: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 21:50:02.80 ID:giQrHM/Y

次の内容だかなんだか >>19



19: 名無しで叶える物語(たこやき) 2019/03/20(水) 21:52:46.36 ID:1TyYvCib

ご飯を作る



20: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 21:58:54.31 ID:giQrHM/Y

ご飯を作る 


鞠莉「ちか~っち」ツンツン 

千歌 ムスゥ… 

鞠莉「もー、機嫌なおしてってば。一緒にごはん作りましょ?」 

千歌「ふーんだ!」プイッ 

鞠莉「悪かったってば。もうあんなださい状態で置いていったりしないって約束するから」 

千歌「チカが…チカがどんな想いをしたか……もうあのスーパー行けない…!///」プルプル 

善子「いいじゃない、放っときなさいよ。早くしないとどんどん遅くなるわよ」 

千歌「元はと言えば善子ちゃんが一人で走ってどっか行っちゃうから○×▲※!◇★」ビエエエッ 

善子「はいはい」



21: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 22:02:30.75 ID:giQrHM/Y

鞠莉「グラタンを作るわよ!」 

千歌「うい!」←なんとか機嫌なおした 

善子 ジャブジャブ… トントントン… 

鞠莉「みんなで料理をするときに肝心なのは、役割分担よ!」 

千歌「はい!」 

鞠莉「誰がなにをするのかしっかり決めて、効率的に進めることがなにより──」 

鞠莉「そこのシニヨンちゃん!勝手にサラダやり始めない!」 

千歌「ちゃっかり簡単なやつに手を付けるあたり善子ちゃんっぽい」



24: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 22:09:26.82 ID:giQrHM/Y

善子「サラダ完成したから私の役目は終わりよね。あとできたら呼んで」 

鞠莉「ノー!善子ノーーー!!善子にはオーブンの余熱を命じるわ!」 

善子「なんでよ!もう充分働いたでしょ!」 

鞠莉「働いた分量なんかどうだっていいのよ!マリーはみんなで楽しく料理したいの!」 

善子「一人でオーブン余熱してる人がいて、なにが『みんなで楽しく』よ!」 

鞠莉「じゃあ三人で一緒に余熱しましょうよ!それなら文句ないでしょ!?」 

善子「どおおおしてそういう話になるのよ!私はきちんとサラダ作る役目を終えたんだから、 

鞠莉「そもそもサラダ作ったってトマト切って冷やしただけじゃないの!それで役目が終わったなんて言わせないんだから!」 

善子「美味しいでしょ冷やしトマト!!」 

鞠莉「大好き!!」



26: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 22:12:11.85 ID:giQrHM/Y

鞠莉「用意はいいかしら?」 

千歌「う、うん」 

善子 フンス… 

鞠莉「善子の要望により──善子の強い要望により!オーブンの余熱を三人で一緒にやることになりました」 

善子「誰がそんなこと要望するかってのよ」ボソ 

鞠莉「各自自分の役割は覚えましたか!!」 

善子「うるさい!!」 

千歌「うるさいよ二人とも!!」



27: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 22:16:18.64 ID:giQrHM/Y

鞠莉「じゃ、やるわよ」 

千歌 コク 

善子 ハア… 

鞠莉「まずマリーがオーブンの余熱温度を設定!250度よ!」ピピピ 

千歌「次にチカが時間を設定するよ!ん~~~、10分!」ピピピ 

鞠莉「そして仕上げに善子が『余熱開始』ボタンを~」 

善子 ピ 

鞠莉「楽しそうにやってよ!!」 

善子「茶番が過ぎるでしょうよ!!」 


グラタンは美味しく出来上がった。



28: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 22:16:56.44 ID:giQrHM/Y

こんな適当でいいのか 

次の内容だかなんだか >>29



29: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2019/03/20(水) 22:17:01.74 ID:jo8lzBg+

部屋の中に元気なコウモリが飛び込んでくる



30: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 22:24:08.15 ID:giQrHM/Y

部屋の中に元気なコウモリが飛び込んでくる 


それは、穏やかな夜下がりのことでした──… 


鞠莉「coffee 淹れるけど、飲む人~?」 

善子「あ、私欲しい」 

千歌「チカは紅茶がいいなー。チラッチラッ」 

鞠莉「チラッチラッて口で言わないで」 

鞠莉「もう、いいわよ。ついでだし紅茶も淹れてあげる」 

千歌「やったー!鞠莉ちゃん大好き!」 

鞠莉「うふふ…ねえ善子、ちかっちは紅茶淹れてくれるマリーのこと大好きだってよ」 

善子「よかったじゃない」 

鞠莉「善子は?coffee 淹れてくれるマリーのことどう?」 

善子「便利」 

鞠莉「最低!」ザラザラザラザラ 

善子「砂糖砂糖!入れ過ぎ入れ過ぎ!誰がそんな甘ったるいの飲めるのよ!!」



31: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 22:30:41.76 ID:giQrHM/Y

ちかよしまり ズズ… 

ちかよしまり プハァ… 

千歌「のんびりしたいい時間だねえ」 

鞠莉「ほんと。毎日こんな風に過ごす時間があれば、一日の疲れなんか吹っ飛んじゃいそうね」 

善子「鞠莉の淹れるコーヒーほんと美味しいわ」ズズ… 

鞠莉「そうでしょ?仕事中の息抜きなんか coffee くらいしかないから、日々追究してるんだもの」 

千歌「え~、そんな美味しいの。チカもちょびっと飲む~」 

善子「熱いから気を付けなさいよ」 

千歌「いっただっきまーす」ズ… 

千歌「苦っっっっが!!!」 

善子「ほら言わんこっちゃない!」 

鞠莉「いや違う違う。噛み合ってないわよ」



33: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 22:35:35.56 ID:giQrHM/Y

千歌「チカはやっぱり砂糖とミルクで甘くなった紅茶が一番だな~」ゴク 

鞠莉「この苦味を楽しめないうちは、ちかっちもまだまだコドモってことね♡」 

千歌「善子ちゃんは背伸びをしてるとゆーことか」 

善子「あなたよりオトナだというだけのことよ」 

千歌「むおーっ!二人してチカのことばかにしてーっ!」プンス 

鞠莉「こらこら、ちかっち。窓開いてるんだからあんまり大きな声出しちゃダメよ」 

千歌「あっ、ごめん…」 

善子「そうよ。隣からクレームでも入ってきたらどうするの──」 

コウモリ スイー 

善子「──え?」



34: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 22:41:49.74 ID:giQrHM/Y

鞠莉「ん?」 

千歌「どしたの?」 

善子 カチーン… 

鞠莉「善子が…固まって──いや、」 

千歌「死ん…で、る…!?」 

ちかまり ドッww 

千歌「もー、善子ちゃんってば~。コーヒー飲んで死んじゃうなんて心筋梗塞みたいじゃ~ん」アハハ 

鞠莉「それ若干笑えなくない…?」 

善子「や、え、笑ってる場合じゃ…な…」カタカタ 

千歌「ちょっとちょっと善子ちゃん、なにそれ。どういう動き?チカもやってみよー」カタカタ 

鞠莉「あはははは!ちかっち上手よ!」 

善子「あれ、見ても、そんな楽しそうに、いられるの…?」スッ… 

鞠莉「ええ?なによ。あれってど──れ──」 

千歌「おお?鞠莉ちゃんまで固まった!どれどれ~、二人が見つめる視線の先には一体なにが──」 

コウモリ パタター 

千歌「────」 

鞠莉「────」 

善子「────」 


ちかよしまり「「「ああああああああああああああああああっっっ!!!??」」」



35: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 22:45:09.83 ID:giQrHM/Y

千歌「ちょ、どおっ…あれ!なに!なんでいるの!」 

鞠莉「私見たことあるかも!いえ実物は初めてかも!ヤダ!」 

善子「窓から!さっき窓から入ってきた!」 

コウモリ パタパター 

千歌「なんで入ってきたのほっとくの!出してよ!」 

善子「無茶言わないでよ!千歌さんの大声に釣られてきたんだから千歌さんが追い払ってよ!」 

鞠莉「ふ、二人とも落ち着いて…!コウモリは見た目はちょっぴり怖いけど別に人間に害をもたらしたりは 

コウモリ スイーー 

鞠莉「アーーーーこっち来ないでェェーーーー!!」ギャピーッ 

ちかよし「「説得力ぅ!!年長者ァ!!」」



36: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 22:49:10.80 ID:giQrHM/Y

善子「いやだめよこれだめだってば!なんとかして外に出さないと!なんとかして!」 

千歌「なんとかしてってどうするの!?善子ちゃんなんか策でもあるの!?」 

善子「ないわよコウモリのことなんか考えたこともないのに策なんかどうしろってのよ!」 

千歌「じゃあ適当なこと言わないでよ!」 

善子「じゃあ千歌さんこそなんかまともな策出してよ!」 

千歌「コーヒーかけよう!まだ熱いからコウモリも死ぬよ!」 

善子「待って待って待って過激ね随分!!もうちょっと穏便なやつ!!」 

千歌「そんな悠長なこと言ってる場合じゃないでしょ!」 

鞠莉 ズズ… プハァ… 

ちかよし「「現実逃避すんな年長者ァァァ!!!」」



37: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 22:56:04.26 ID:giQrHM/Y

コウモリ パタパタパター 

コウモリ スイスイー 

善子「いやもう!我が物顔で飛び回ってんじゃないのよ!すっかり安全地帯だと認識されてるでしょ、あれ!」 

千歌「やだよう…せっかくの三人のお家なのに、コウモリ飼うことになるなんてぇ…」 

鞠莉 スッ… 

千歌「──ま、鞠莉ちゃん…?」 

善子「あなた、なにを…」 

鞠莉「…」 

鞠莉 つ殺虫剤 ス… 

鞠莉「…………この家はマリーが守るぅぅぅぅぅっっ!!」 

善子「あーだめあれ止めて止めて!錯乱してる!鞠莉あれ錯乱してる!!」 

千歌「鞠莉ちゃん!コウモリは殺虫剤じゃ死なないよ!たぶん!それよりコーヒーだよ!」 

善子「コーヒーはもう冷えた!!」 

ウオオオオオッッ 


なんやかんやコウモリは五分後くらいに開いてる窓から出ていった。



38: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 22:56:50.60 ID:giQrHM/Y

これで最後にしよう 

次の内容だかなんだか >>39



39: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/20(水) 23:00:19.27 ID:zIXXG6nP

朝起きると善子の布団に黄色い染みが……



40: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 23:07:07.37 ID:giQrHM/Y

朝起きると善子の布団に黄色い染みが…… 


善子「……………!」 

善子 ゴクッ… 

善子 キョロキョロ 

善子 ソッ… 

善子 ソロ…ソロ… 

鞠莉「まあ待ちなさいよ善子」ガシッ 

善子 ビクッ 

千歌「ついにやっちまったねえ善子ちゃん」ガシッ 

善子 ビクビクッ 

善子「ま、待っ──」 

鞠莉「living に集合よ」



41: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 23:10:46.78 ID:giQrHM/Y

善子(正座)「…」 

鞠莉「善子ぉ。あなたもいいオトナなんだから、そういう分別はきちんと付けなきゃダメよ」 

千歌「この前チカのこと子供だって言ってくれたけど、う~ん…どっちが子供なのかなあ」 

善子「いや、あの…あれは違くて…」 

鞠莉「言い訳無用!前々から怪しいとは思ってたのよ。でも、今回こそカンペキな証拠を掴んだわ…これは guilty よ」 

善子「……っ」 

鞠莉「善子」 

千歌「善子ちゃん」 


ちかまり「「マリー/チカ 達が寝た後、一人でパンケーキ食べてるでしょ!!」」 


善子「くっ………!」



42: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 23:15:58.66 ID:giQrHM/Y

鞠莉「どうにも減りが速いと思ってたのよねえ」 

千歌「それもこれも、善子ちゃんがこっそり布団の中で食べてたからだとはねえ」 

鞠莉「これでもまだなにか言い訳はあるの?善子の布団にベッタリついてる margarine はおでこから自然に分泌したとでも言うの?」 

善子「ぐ、ぬぬぬ………」 

千歌「夜中に甘いものを食べちゃうのも、歯磨きした後に甘いものを食べちゃうのも、とっても罪深いことなんだよ。善子ちゃん」 

千歌「しかも!高いからちゃんと分けて食べようって言ったのに!一人だけ!」 

善子「待ったァ!」 

善子「確かに二人が寝静まった後に布団の中でこっそり食べたことは認める。認めるし、それは謝るわ…でも!」 

善子「まるで私だけがそうしてるかのような物言いは見逃せないわよ…!」



43: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 23:21:07.24 ID:giQrHM/Y

千歌「なっ!?」ギクッ 

鞠莉「にっ!?」ギクギクッ 

善子「あなた達もひどいわよねえ。まるでパンケーキどろぼうが私一人だけであるような言い方をして」 

善子「マーガリンをこぼしたことに気付かなかったのは反省だけど、逆に今回のこれがなかったとしたら、二人とも…パンケーキが減ってることを話題になんかしたかしら?」 

千歌「うっ…」 

善子「自分が糾弾される前に、ボロを出してしまった私をやり玉に上げるなんてあんまりじゃないの」 

鞠莉「うう…」 

善子「その反応を見るに、図星よねえ?二人とも──!」



45: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 23:27:24.88 ID:giQrHM/Y

千歌「誠に申し訳」 

鞠莉「ありませんでしたー!」 

善子「ま、私も同じ悪行に手を染めたわけだし…三人ともそれぞれやってたっていうんだから、誰かが誰かを責める権利なんかないわよ」 

鞠莉「それもそうね…」 

千歌「だってあんなに美味しいのが悪いよね。パンケーキが悪い」 

善子「正直わかる」ウンウン 

鞠莉「激しく同意」ウンウン 

千歌「と、ゆーことで!残ってるパンケーキをみんなで平等に分けよう!」 

善子「賛成!」 

鞠莉「ちょうど一人一枚ずつね!マリー coffee 淹れるわ!」 

千歌「チカ紅茶~!」 

鞠莉「善子お皿とカップ出してよ~」 

善子「はいはい」カチャ 


千歌 (んー…元々十枚入りだったような…) 

鞠莉 (みんなで一緒に食べた分、一人でこっそり食べた分、今から食べる分…) 

千歌 (…ま、いっか!) 


善子「──頂きます♡」



46: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/20(水) 23:28:09.95 ID:giQrHM/Y

終わります 
付き合ってくれてありがとうございました



55: 名無しで叶える物語(とうふ) 2019/03/21(木) 07:02:50.90 ID:cPDaccWX

じゃせっかくなので 

次の内容だかなんだか >>56 

すぐに書けるかわからないけど



56: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2019/03/21(木) 07:26:01.04 ID:6w5jUAwK

おはちかよしまり!! 

3人でお昼寝!!お願いします!!



58: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/21(木) 09:22:51.85 ID:EQaNw8D/

3人でお昼寝 


善子「ただいまー」 

千歌「おかえりなさい」ヒョコ 

善子「あら、お出迎えなんて気が利くわね。残念だけどお土産なんか買ってきてないわよ」 

千歌「むー…」 

千歌「って違うの!こっち来て善子ちゃん!」 

善子「はあ?なによ…」 

千歌「静かにね!」 

善子「あなたがね」



59: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/21(木) 09:25:33.47 ID:EQaNw8D/

鞠莉 スースー 

善子「鞠莉が…寝てる…!?」 

千歌「鞠莉ちゃんだって寝るでしょ」 

善子「嬉々としてここまで連れてきたあなたに言われるなんて心外なんだけど」 

千歌「思ったより反応がよくて驚いちゃったの」 

善子「いや、そりゃ先に寝てる鞠莉を見たこともあるしまだ寝てる鞠莉を見たこともあるんだけど」 

千歌「なんか…ね。なんかでしょ」hshs 

善子「わかるわその興奮」ソワソワ



60: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/21(木) 09:29:29.93 ID:EQaNw8D/

善子「だってここ畳よ?しかも雑魚寝よ?」 

千歌「金髪ってお昼寝の間もサラサラなんだね…」 

善子「意味わかんないけどめっちゃわかる」 

千歌「タオルケットぎゅってしてる」 

善子「きっと疲れてんでしょーね…」 

千歌 …ゴクッ 

善子 ゴクッ… 

千歌「善子ちゃん」 

善子「わかる」 

なにする? >>61 
1.ぎゅってしてるものをすり替える 
2.鞠莉本人にいたずらする 
3.写メる 
4.その他自由



61: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/21(木) 09:37:58.53 ID:/FBO5QDi

3の後1



62: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/21(木) 09:45:07.91 ID:EQaNw8D/

鞠莉 スヤー 

千歌「ふつくしいね…」 

善子「こういうとき美人ってずるいって実感するわよね…」 

千歌「見てこれ、ここ。くびれやばいよ」 

善子「なんで寝てても美人なのよ。腹立つわね」 

千歌「意味わかんないけどめっちゃわかる」 

善子「腹立つから写メろう」スマホ スッ 

千歌「かわいそうだよ善子ちゃん」スマホ スッ



63: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/21(木) 09:47:29.09 ID:EQaNw8D/

善子「被写体がよすぎて角度に困らないわ」カシャカシャ 

千歌「今チカは名カメラマンになった。自分で言えちゃうくらい最高の写真撮れてる自信ある」カシャカシャ 

善子 カシャシャシャシャシャシャ 

千歌「出たお約束!意味のない連写!」 

千歌 ピロン 

善子 (出たわねお約束!ムービー!) ←声を入れたくない



64: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/21(木) 09:50:18.18 ID:EQaNw8D/

善子「ふう…だいぶ撮ったわ」 

千歌「チカも。フォルダ作ったよ」 

善子「とりあえずダイヤに送っておきましょうか」スッスッ 

千歌「チカも果南ちゃんに送っとく」スッスッ 

善子「さて、最高の瞬間を形として残すことに成功したわけだけど…」 

千歌「最高の瞬間が続いてる限り、手を止めちゃいけないよね」 

善子「千歌さんのそういうとこ好きよ」ウリウリ 

千歌「善子ちゃんには負けるよ」ウリウリ 

鞠莉 スピー 

ちかよし「「………」」 

鞠莉 ギュ… 

ちかよし ((あれだわ))



65: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/21(木) 09:53:05.23 ID:EQaNw8D/

千歌「善子ちゃん善子ちゃん、こんなのあった」つキュウリ 

善子「うわナイス。ナイス過ぎw」 

千歌「そっとね、そっと。起きちゃったらなにもかも台無しだからね」 

善子「わかってるって。こんな楽しいことを自分の手で終わらせるような愚かはやらないわよ」ソーッ… 


鞠莉 ギュ…(キュウリ) 


善子「できたw できた『キュウリ握って眠るマリー』ww」カシャカシャ 

千歌「キューリ婦人!ww」カシャカシャ 

善子「やばいそれ最高やばいキューリ婦人ww」カシャカシャ



66: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/21(木) 09:58:51.88 ID:EQaNw8D/

善子「あー笑った笑った」ヒイ… 

千歌「チカ達の前でのんびり寝てる鞠莉ちゃんがいけないよね」 

善子「ほんとにね。じゃ起きてばれる前にとっとと──」 

鞠莉「んん…」ムニャ… 

ちかよし「「!!」」 


鞠莉「ちかっち…よしこ…」 

鞠莉「だあいすきよ…」 

鞠莉 …スゥ 


ちかよし「「……………」」 


鞠莉「ふあ~、たくさん眠っちゃったわ。善子は帰ってきたのかしら…あら?」 

ちかよし スースー スースー 

鞠莉「…」 

鞠莉「なんでキューリ持って寝てるの?」 


鞠莉にはタオルケットを返した。



71: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/21(木) 16:05:44.78 ID:EQaNw8D/

次の内容だかなんだか >>72



72: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2019/03/21(木) 16:18:03.52 ID:no2fWeR1

善子が熱出す



73: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/21(木) 18:33:48.79 ID:EQaNw8D/

善子が熱出す 


『38.6』 

鞠莉「oh...」 

千歌「わちゃー…」 

善子「なに?高いの?」フラフラ 

千歌「高いか低いかなら、高いよ」 

善子「7度5分くらい?」フラフラ 

千歌「42度くらい!」 

善子「よ…ッ!?」ギョッ 

鞠莉「病人の tension 張らせるような嘘をつかない!」ゴン 

鞠莉「お昼には戻るから、それまで大人しく寝ていられる?」 

善子「ゲームは?」 

鞠莉「絶っっっ対、ダメ!!」 

善子「はーい…」 

千歌「痛いでやんす」ヒリヒリ…



74: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/21(木) 18:36:39.84 ID:EQaNw8D/

鞠莉「行ってくるわね。drink ここに置いとくから、喉が渇く前に飲んで」 

善子「はいはい…」ボーッ 

鞠莉 (大丈夫かしら…) 

鞠莉「ほらちかっち、行くわよ。早く行って早く帰ってこなくちゃ」 

千歌「うんー…」 

善子「…どうしたのよ」 

千歌「お顔、赤いね。きついよね」 

千歌「ちょっとだけ待っててね」ヨシヨシ 

善子「っ//」 

千歌「行ってくるね!」 

鞠莉「行ってきます」 

ガチャ… バタン 


善子「…余計に熱上がるわ」



75: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/21(木) 18:39:16.49 ID:EQaNw8D/

善子 ボーッ… 

善子 (ゲームは禁止) 

善子 (お腹は空いたけど、喉痛くて食べたくないし) 

善子 (そもそも歩けるとは思えないくらいくらくらするわ) 

善子 (飲み物……ぅ、身体起こすのすらきつい) 

善子 グビグビ… 

善子 (飲み物ですら喉痛いじゃないの) 

善子 モゾモゾ… 

善子 (YouTube観るくらいなら) 

善子 (あー無理、目もなんか熱くて重い) 

善子 ボーッ…



76: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/21(木) 18:43:07.80 ID:EQaNw8D/

善子 (私、風邪ってキライだったわ。昔から) 

善子 (好きな人なんかいないでしょうけど) 


──善子 ゴホッゴホッ 

──善子ママ「ごめんね、よっちゃん。できるだけ早く帰るからね」 

──善子 コクン… 


善子 (行かないで。傍にいて) 

善子 (なんて、言えなかったなあ) 

善子 (だってママは教師だから) 

善子 (一日お休みしたら大変だって、幼い頭でもわかってたもの) 

善子 (秒針の音が大きくて、暑くて、寒くて、痛くて、重くて、なんだか──怖くて) 

シーン… 

善子 (いつ終わるのかもわかんないこの時間が、大キライだったわ)



77: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/21(木) 18:46:36.79 ID:EQaNw8D/

善子 (ママが家を出るのが、朝七時) 

善子 (家に帰ってくるのが、夜七時) 

善子 (十二時間、か) 

善子 (ゲームして、お菓子食べて、アニメ観て、生放送して) 

善子 (そんな風に過ごしてたら、あっという間の時間なのに) 

善子 (長くて──長くて──) 

カチ…コチ… 

善子 (どのくらい経ったかしら) 

善子 (一時間くらい、かな) 

善子 (あと──十一時間) 


善子 ハァ… 


善子 (昔だったら、ね) 


ガチャガチャガチャ!! 
ドタドタドタドタ!!



78: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/21(木) 18:50:10.99 ID:EQaNw8D/

千歌「善子ちゃーーーん!」 

鞠莉「こらちかっち!大きな声を出さないの!善子は頭痛いんだよ!」 

千歌「ごめんね一人ぼっちで、淋しかったよね!もう大丈夫だよ、チカ達がいるよ!」 

善子 ゴホ… 

鞠莉「あーもう!加湿器止まってるじゃないの!マリーのばかちん!水入れるの忘れてたわ!」 

千歌「あのね善子ちゃん、お医者さんに連絡したら家まで来てくれるって!行くのきついからって言ったから!」 

鞠莉「ちかーーっちーー!善子の towel 取り替えて!あと買ってきたやつ食べさせて!」 

千歌「はーーーい!ちょっと待っててね!」 

ドタバタドタバタ…… 

善子 ボーッ…



79: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/21(木) 18:52:27.09 ID:EQaNw8D/

<どれからあげたらいー? 

<善子が食べたいやつから!全部持ってってあげて! 

<はーい。タオルお水でいいんだよね! 

<ちゃんと絞るのよ。枕びしょびしょになっちゃうから! 

善子「…………」 

ワイワイ 

善子「…♡」モゾ…



80: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/21(木) 18:56:16.31 ID:EQaNw8D/

善子 パク… 

千歌「ねー善子ちゃん、おいしー?」 

善子「ん"」 

千歌「チカにはね、鞠莉ちゃん買ってくれなかったのー。チカは風邪引いてないからってー」 

善子 モッモッモッ 

千歌「ハーゲンダッツとか、商品名が『アイスクリーム』のやつがいいんだってー。いいなー」 

善子「…ん」つアイス 

千歌「いいの!?あーーーん… 

鞠莉「こーーーらダメだって言ったでしょ!風邪移っちゃうわよ!あげない!ねだらない!んもう!」 

善子「あむ」パク 

千歌「うえええ~~~ん」



81: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/21(木) 18:59:54.44 ID:EQaNw8D/

鞠莉「食べたらゆっくり寝るのよ」 

善子 コクン 

鞠莉「大丈夫、淋しくないわ。マリーもちかっちも、呼んだらすぐに来るからね」 

千歌「呼ばなくてもたまに来るからね!」 

鞠莉「だから風邪が移る……まあ、ほどほどにするのよ」 

千歌「わかってるー」 

鞠莉「さ、布団着て。寒くない?」 

善子 コクン 

鞠莉「お休みなさい、善子」ナデ



82: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/21(木) 19:03:48.57 ID:EQaNw8D/

善子 ボーッ… 

善子 (風邪はキライだったわ。昔から) 

善子 (世界で一人きりになっちゃったような淋しさが、耐えられなかったから) 

善子 (でも) 


<今日の晩ごはんどうしましょっか。 

<もちろん鍋焼きうどんだよ!風邪のときはコレだって決まってるんだから! 

<wao. それはいいわね。善子が起きたらすぐ食べられるように準備しておきましょう。 

<はーい! 


善子 (もう、淋しくないかも) 

善子 ボーッ… 

善子 ………スゥ 


一週間後、どうしてもハーゲンダッツを食べたくて風邪のふりをしようとした千歌は体温計をお茶に突っ込んで破壊して鞠莉にめちゃくちゃ怒られた。



87: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/21(木) 20:55:49.06 ID:u6vJa264

次の内容だかなんだか >>88



88: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/21(木) 20:59:00.06 ID:Jd0vU22n

風呂



90: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/22(金) 10:23:53.93 ID:0EDlJxyI

風呂 


善子「お風呂洗ってくるわ」 

鞠莉「いつもアリガトね」 

善子「はーい」スタスタ… 

…バタン ジャアアア… 

鞠莉「ちかっち」 

千歌「へいよぉ!」シュバッ 

鞠莉「行くわよ」 

千歌「へいよぉ!」ニパッ



91: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/22(金) 10:26:59.26 ID:0EDlJxyI

ジャアアア… キュ 

善子「ん、こんなもんかしらね。お湯張りして、と」ピピ 

善子「よっしゃー、それじゃ ガチャ …は?」 

鞠莉(スッポンポン) デーーン!! 

千歌(スッポンポン) デーーン!! 

善子「んな……っ!?なんで入ってきてるのよ!てか服!裸っ! ──まさかあんた達、」 

ちかまり ニコォ 

善子「『一緒に入ろう』とか言うんじゃないでしょうね!?」 

ちかまり「「一緒に入ろー!」」 

善子「ふざけんなあ!!」←スッポンポン



92: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/22(金) 10:30:33.31 ID:0EDlJxyI

善子「出る!どきなさい!あんた達二人で先に入っていいから!」ダッ 

鞠莉「逃がさないわよ!」 

千歌「たまにはチカ達と一緒に仲良くお風呂しようよ!」 

善子「うるさい!しない!温泉とか行ったときだけで充分でしょそういうのは!」 

千歌「へ。善子ちゃん、温泉連れてってくれるの?」 

善子「は」 

鞠莉「ホントに!?やったーー!マリー日本の温泉だーいスキなの!」バンザーイ 

善子「ちょっと待てえええい!なんで私が連れていくことになってんのよ!」 

千歌「伊香保がいいな~」 

善子「あなたの実家でいいでしょそこは!」



93: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/22(金) 10:33:46.32 ID:0EDlJxyI

善子「とにかく、こんな狭っ苦しい家庭のお風呂で三人ひしめき合って入るなんて絶対イヤ!」 

千歌「でもそんな格好でチカ達が上がるの待ってたらまた風邪引いちゃうよ」 

善子「その節はご迷惑をお掛けしました」ペコ 

善子「──それとこれとは話が別!さっき脱いだ服を着とけばいいだけのことでしょ!」バッ 

ゴウンゴウンゴウン…… 

鞠莉「洗濯しちゃった☆」 

千歌「背水のぉ…陣ッ!」 

善子「ばかたれーーーーーっ!!」



94: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/22(金) 10:40:43.79 ID:0EDlJxyI

鞠莉「善子」 

善子「なによ── 

シャワァァァァァァッ 

善子「わぶっ!?」 

鞠莉「あははは、そんなびしょ濡れの人をお風呂場から出すわけにはいかないわね」 

善子「な…っ、なにすんのよーーっ!」 

千歌「うわあ善子ちゃん暴れたらだめだってば!」 

善子「鞠莉だって髪の毛びしょびしょになってペチャンコになっちゃえばいいのよ!」ザバ 

鞠莉「お──お湯張り中の浴槽からお湯を steal するなんて卑怯よ!?おろしなさい!」 

善子「だったらまずはシャワーを床に置くことね」ジリ…



95: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/22(金) 10:41:22.83 ID:0EDlJxyI

鞠莉「くっ…OK. 言うとおりにするわよ…」コト… 

善子「手を離して離れなさい」 

鞠莉「わかったわよ…」 

善子「早く」 

鞠莉 ……ニィッ 

鞠莉「GO!!」バッ 

ウオオオオオンッ 

善子「!?」 

善子「シャワーヘッドが放水の勢いに呑まれて暴れ狂って──しまった!!」 

バシャバシャバシャ 

ちかよしまり「「「きゃああああああっ!!」」」



96: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/22(金) 10:47:01.32 ID:0EDlJxyI

鞠莉「やーんもう…びしょ濡れになっちゃったじゃないの…」ポタポタ… 

千歌「いやここお風呂場だからね。困ること一つもないからね」ポタポタ… 

善子「考えが足りなかったわ。まさか、シャワーヘッドが理性を失うなんてね…」ポタポタ… 

千歌「あの状態を『理性を失う』とか言わないで」ポタポタ… 

鞠莉「…ね」 

善子「はいはい、いいわよ。今さら出ていくつもりなんかないから」 

鞠莉「やった♪」 

善子「三人だと洗うの待ってる間が手持ち無沙汰だからヤなのよねえ」 

千歌「そうなの?じゃ洗いっこしようよ。それなら手持ち豚さんにならないよ」 

善子「は?そんな面倒くさいこと──…ま、たまにはいっか」 

千歌「わーいっ!じゃ座って座って」 

鞠莉「マリー真ん中~」 

善子「はいはい…まったく、もう」クスッ 


善子:全裸でお風呂掃除→そのまま入る、の人



99: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2019/03/22(金) 23:07:28.62 ID:wAk7SyKA

次の内容だかなんだか >>100



100: 名無しで叶える物語(家) 2019/03/22(金) 23:11:13.38 ID:U6wW87WN

コーヒー克服



105: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/24(日) 12:37:22.39 ID:hVFSzcp4

コーヒー克服 


千歌「鞠莉ちゃん」 

鞠莉「なーに?」 

千歌「チカが今言いたいことわかる?わかるよね?」 

鞠莉「ンー…」 

鞠莉 ズズ… 

鞠莉「delicious♡」プハァ 

千歌「チカに!コーヒーを出すとは!なんてことですか!」



106: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/24(日) 12:41:20.62 ID:hVFSzcp4

善子「毎回毎回鞠莉に淹れてもらっていながら、あんまり文句言っちゃ失礼でしょうよ」 

千歌「そっ…れは、そうだけど…」 

千歌「でもチカがコーヒー苦手だって高校生の頃から鞠莉ちゃん知って── 

鞠莉「待ってちかっち!」ハッ 

千歌「え、な…なに…?」 

鞠莉「マリーはちかっちに coffee を出したわけだけど…」カチャ… 

千歌「う、うん」 

鞠莉「その coffee はマリーが淹れたものでもあるわよね」 

千歌「うん…それがなに?」 

鞠莉「マリーが『いれて』『だした』のね…」ワナワナ… 

千歌「…」 

鞠莉「日本語って面白いわ」ズズー プハァ 

千歌「知らないよ!!」



107: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/24(日) 12:45:15.81 ID:hVFSzcp4

善子「千歌さん、最後にコーヒー飲んだのいつ?」 

千歌「いつって、知らない。たぶん中学生のときだと思うけど」 

鞠莉「それから一回も!?」 

千歌「へ?うん。だって苦いんだもん」 

善子「よくそう何年間も避け続けてこられたものね…こんなどこ行ってもコーヒー出されるような社会で」 

千歌「コーヒー出されたらお茶下さいってお願いしてるもん」 

鞠莉「これは思ったより深刻ね」



108: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/24(日) 12:49:34.20 ID:hVFSzcp4

善子「率先して飲むようにならなくたっていいけど、出された分くらいは飲めるようになっておいた方がいいわね」 

鞠莉「マリーもそう思うわ」 

千歌「えー」 

善子「むしろよくそれでここまで特に差し支えなく社会人やってこられたわね。もはや尊敬の域に達するわよ」 

鞠莉「マリーもそう思うわ」 

千歌「えー」 

善子「せっかく淹れてもらったものが目の前にあるんだから、試しに飲んでみなさいよ」 

鞠莉「マリーもそう思うわ」 

千歌「えー」 

善子「もうちょっと生産的な会話が続くように努めてもらえる?」 

ちかまり「「ごめんなさい」」



109: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/24(日) 12:52:00.55 ID:hVFSzcp4

コーヒー ドン… 

千歌「うう…」 

鞠莉「いい匂いじゃない。匂いもダメ?」 

千歌「匂いは平気だけどー…苦いし…」 

善子「これは結構すっきりしてて飲みやすいわよ。さすが、鞠莉が用意しただけあるって感じ」 

千歌「甘いの?」 

善子「甘くはない」 

千歌「現実は」 

善子「甘くはないわ」 

千歌「うう…」 

鞠莉「そのやり取りなに?」



110: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/24(日) 12:56:37.02 ID:hVFSzcp4

鞠莉「砂糖と milk 入れる?甘くすれば飲めるんじゃないの?」 

善子「それもそうね。私も鞠莉も入れないから全然その頭なかったけど」 

千歌「砂糖とミルク入れたら甘くなるの?ミルクティーみたいになる?」 

善子「ミルクティーみたいにはならないわよ」 

善子「甘くなるかどうかは気にしなくていいのよ。要は甘くなるまで入れればいいだけだから」ザラザラザラザラ 

千歌「おー!善子ちゃん頭いい!」 

鞠莉 (善子もちょっと味覚ヘンよね…)



111: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/24(日) 13:00:28.18 ID:hVFSzcp4

コーヒー(甘) ドン… 

千歌 ゴクッ… 

千歌「こ、これを飲むんだね…」 

善子「苦くはないはずだから大丈夫よ」 

鞠莉 (そりゃあれだけ砂糖入れればね) 

千歌「…砂糖だいぶ入れたよね」 

善子「あなたのためよ。苦い苦いしちゃわないようにね」 

千歌「ちなみにカロリーとかって 

善子「いいからゴー」グイ 

千歌「んごぉっ!?」グビ 

鞠莉 (唐突な sparta...)



112: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/24(日) 13:04:45.53 ID:hVFSzcp4

善子「もうちょっと。もうちょっとで全部よ」 

千歌 ゴキュ…ゴキュ… 

鞠莉 (一息に飲み干す必要があるの?) 

千歌「…っぷはぁぁあ!」 

善子「はいお疲れさん」 

千歌「くるし…苦しかった…」ハァハァ 

善子「コーヒー飲むのって疲れるのかもね」 

千歌「そうだね…」 

鞠莉 (一息に飲んだからでしょ)



113: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/24(日) 13:10:22.15 ID:hVFSzcp4

善子「それで、どうだった?久し振りのコーヒーは。美味しかった?」 

千歌「んんん~…」 

千歌「苦くはなかった!」 

善子「おっ。よかったじゃない、明日から飲めるわね」 

千歌「え?」 

善子「大丈夫よ!飲める飲める!だって今飲めたんだもの!大人になった証ね!」 

千歌「そ、そうかな。へへ…そうかな」テレテレ 

鞠莉 (今飲んだものが基本的な coffee なのかは…) 

鞠莉 (…まあ、いっか) ズズー 


それから毎晩二人と一緒に嬉しそうにコーヒーを飲み続けた千歌は、しばらくの後、体重の変化に悩まされることとなった。



114: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/24(日) 13:11:06.73 ID:hVFSzcp4

今から僕ラブを覗きにいってみましょう 

次の内容だかなんだか >>115



115: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) 2019/03/24(日) 13:12:19.81 ID:QH4G8tY8

>>101



101: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/22(金) 23:11:20.19 ID:a+xSHtTG

たまたまマリーがめちゃくちゃ得意なゲームで対戦(賭ける物あり)を提案してしまう善子



119: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/25(月) 07:38:35.39 ID:SeatpSxT

たまたまマリーがめちゃくちゃ得意なゲームで対戦(賭ける物あり)を提案してしまう善子 


千歌 セイザ…ッ 

千歌「あの、」 

鞠莉「ちかっち! ──静かにしててちょうだい」 

千歌「いやでも、 

善子「千歌さん。言葉はいらない…あなたはただそこで、祈っていて」 

千歌「えっと…」 

千歌「…うん」 

善子「まさかあなたと本気で闘り合うことになる日が来るとはねえ。鞠莉」ポキポキ 

鞠莉「今日という日が来ることをずっと恐れていたけれど、手加減はしないわよ。善子」コキコキ 

よしまり「「千歌さん/ちかっち を賭けて──真剣勝負よ!!」」 

千歌 (早くも足が痺れてきたのだ……)



120: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/25(月) 07:44:27.12 ID:SeatpSxT

鞠莉「善子」 

善子「なによ」 

鞠莉「マリーは大人だから、どうやって勝敗をつけるのか、その方法は善子に決めさせてアゲルわ」 

善子「へえ?随分と余裕ぶるじゃないの」 

鞠莉「万が一にも、決着の後にごねられたってイヤだもの。年上なのにズルいとかってね」 

善子「誰がそんなイチャモンじみたごね方するのよ」 

善子「でも、いいわ。そこまで言ってくれるんなら、遠慮なく私に決めさせてもらうわ。鞠莉こそ終わってから『苦手な game だった』とか言わないでよね」 

鞠莉「マリーはそんなに狭量じゃありまセ~ン」 

千歌 (キョー…リョー…?)



121: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/25(月) 07:48:58.21 ID:SeatpSxT

善子「…かと言って、明らかに私が得意なゲームで勝負して勝ったって仕方ないわよね。それこそ後でごねられかねないもの」 

鞠莉「別にィ?マリーはそれで負けたって文句なんか言わないけどぉ?」 

善子「はあ~~~~??なにそのあからさまな煽り!文句じゃなくても絶対ぐちぐち言うやつじゃないの。鞠莉のやり方なんかこの数年でとっくにわかってんのよ」 

鞠莉「あーもうハイハイ、さっさと決めちゃってよ。ちかっちの足がなくなっちゃう前に」 

善子「ふんだ!めちゃくちゃ平等なヤツ選んでやるんだから!例えば、そう──これとか!」 

千歌「そ──それは!」



122: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/25(月) 07:55:54.46 ID:SeatpSxT

善子 つ海外の謎のボードゲェェェェム 

千歌「き──昨日三人で帰りに寄ったおもちゃ屋さんでたまたま見付けたノリでそのまま買った誰も知らない感じの海外のボードゲーム!!」 

鞠莉「…ふゥん?」 

善子「これなら平等でしょ。私も鞠莉も千歌さんもやったことのない、ルールさえ知らないこのボードゲームなら!」 

善子「見たところダイスを振ることもなさそうだし、ボードゲームならほぼほぼ技術が入り込む余地はないものね」 

善子「これなら負けたって文句も負け惜しみも言わせないわ!どう?」 

鞠莉 (────かかったァ!) 

鞠莉「ふふふ…いいわよ。善子ってばホントにおばかさんなんだから。せっかくあげた advantage をふいにしちゃうなんて」 

善子「本当に強い者は、勝利の先まで見据えるものなのよ。完全に平等なテーブルであなたをぐうの音も出ないほどコテンパンにしてあげるわ」 

千歌 (グーの根…?)



123: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/25(月) 07:59:29.34 ID:SeatpSxT

千歌「じゃ──じゃあチカが審判やる!必要でしょ審判、だから正座はここで 

善子「その必要はないわ!」 

千歌「えっ」 

鞠莉「ちかっちの手は煩わせないわ。これはマリーと善子の勝負なんだもの」 

千歌「や、煩わせるとか、チカも二人の勝負を見守りたいってゆーか、 

善子「ええ。千歌さんはそこで見守っていてよ」 

鞠莉「マリー達の堂々たる戦いざまをね…!」 

千歌「えぅ、ぐす…わかったぁ…」足ジンジン



124: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/25(月) 08:05:12.99 ID:SeatpSxT

善子「ボードを敷いて、使うのは…このコマかしらね」 

鞠莉「そもそも何語よ、これ。マリーすら読めないなんて相当 miner な国のものなのかしら」 

善子「見たこともないの?」 

鞠莉「ないわね。rule book くらい、せめて英語にしてほしいものだわ」 

善子「ま、平等に万全を期せるからいいんじゃないの?」 

鞠莉「平等どころか rule を決めるところから必要になっちゃうじゃないの」 

善子「そんなもん雰囲気よ雰囲気。ゲームは全員が同じルールで戦う限り平等なんだから」 

鞠莉「えっと、コマがこんな形で盤がこうだから──」 

善子「そうね、ターン制なのは間違いないでしょうね。それとそれぞれのターンにできることは──」 

千歌 (いいから早く始めて早く終わってほしい) ジンジン…



125: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/25(月) 08:10:13.22 ID:SeatpSxT

鞠莉「──ってところかしらね!」 

善子「うん。やりながら判断に困るところが出てきたら適宜話し合って決めればいいわ」 

鞠莉「さァて、even にこだわったことを後悔させてあげる時間よ」コキコキ 

善子「反論の余地なく負けることになるってま~~だ気付いてないのかしらねぇ」ポキポキ 

千歌 (なんで煽り合うときこんな怖いの二人とも) 

鞠莉「それじゃ even で──」 

善子「──勝負開始!」 


善子 (────なぁぁぁぁぁぁんてねぇぇぇぇぇ!)



126: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/25(月) 08:14:33.83 ID:SeatpSxT

善子 (昨日三人で帰りに寄ったおもちゃ屋さんでたまたま見付けたノリでそのまま買った誰も知らない感じの海外のボードゲームぅ?) 

善子 (違っがいまぁぁぁぁぁぁす!!) 

善子 (私も鞠莉も千歌さんさえやったことのない、ルールさえ知らないボードゲームぅ?) 

善子 (嘘でぇぇぇぇぇぇすっ!!) 

善子 (見付けたのこそ偶然だけど、知らないなんて真っ赤な嘘──私はこのゲームをよ~く知ってるのよねえ) 

善子 (あれは高校一年生のときだったわね…)



127: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/25(月) 08:20:49.43 ID:SeatpSxT

──花丸「こんにちは~」 

──店主「やあ、いらっしゃい。まるちゃん」 

──花丸「今日は友達を連れてきたずら!」 

──店主「おお、そうかいそうかい。よく来たねえ、まるちゃんのお友達ならゆっくりしておゆき」 

──善子「す、すご…古いゲームがいっぱい…!」 

──花丸「善子ちゃん、こういう電気じゃないゲームってあんまりやらないでしょ?きっと気に入るものがあると思って」 

──善子「確かに、ボードゲームもやらないわけじゃないけど…ちょっとマイナーになったら全くだもの」 

──善子「うわすご、なにこれ!?何語!?」 

──店主「あ~…それはねえ、馴染みの知り合いから最近譲ってもらったんだよ。新しいものを作るのが好きな人でねえ、たまにそうやってゲームを作っては、家族とひとしきり遊んだら私にくれるんだ」 

──店主「持っていくかい?」 

──善子「い、いいんですか?」 

──店主「もちろん。ゲームは遊んでもらって初めて輝くんだからね。お友達と仲良く遊んで、飽きたら返しに来てくれればいいよ」 

──善子「ありがとうございます!ずら丸、ルビィ誘ってやりましょう!」 

──花丸「うん!」



128: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/25(月) 08:25:12.99 ID:SeatpSxT

善子 (まさかあのゲームをあんな形で目にすることになるなんて…思わず手に取っちゃったのよね) 

善子 (二人が買おうって言い出さなくても、私一人でだって買い戻してたと思うけど──今はそんなことより) 

鞠莉 ムムー… 

善子 (あなたは上手く私を踊らせて、この平等なゲームを戦場に持ってきたつもりでいるんでしょうけど) 

善子 (鞠莉) 

善子 (このゲーム、あなたに勝ち目はないということよ…!) 

善子「──私のターン!」 

…………



129: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/25(月) 08:29:15.62 ID:SeatpSxT

善子「…………………っ!」 

鞠莉「『古墳ドリル』の card が手元にあるわ。これで、こう、こう、こう──」 

善子「えっ、うそ、それじゃ…」 

鞠莉「取り決めた rule の通りなら、これで」スッ 

鞠莉「マリーの、勝ちね…♡」コトリ… 

『GOAL!!』 

善子「そ、んな……!」 

鞠莉「やったーーーー、勝ったーーーー!!」 

善子「な、なんで──私はきちんと勝ちパターンを抑えてたのに── 

鞠莉「勝ち pattern ...?」 

善子「あっ、しまっ──」ムグ 

鞠莉「ノンノン、全然だったよ。善子」 

善子「…え?」



130: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/25(月) 08:35:47.97 ID:SeatpSxT

鞠莉「まず third turn ね。善子はえっと、この card を捨てたってことは、たぶん手に『キズナアイ』があったんでしょうけど、マリーの場がそのときどんなだったか覚えてる?」 

善子「え、それは…陣地が『帯広駅』モードだった──あっ」 

鞠莉「そう!だから善子があのとき捨てるべきだったのはこっちなの。そしたら、ほら」 

善子「あぁぁああぁ…!鞠莉が次のターンにトレンディトレンディできない…!」 

鞠莉「そうなってたら、一気にマリーは厳しくなってたよね」 

善子「ぐっはぁぁぁぁ!目先のカードにとらわれすぎてたぁぁぁぁ!」 

鞠莉「まだまだ甘かったね、善子」 

善子「ううう…そんなばかなぁ…適応力高すぎでしょ、鞠莉ぃ…」 

鞠莉「よしよし。勝負はいつだって非情なものよ、特に今回はちかっちが懸かってたんだもの。そりゃ騙し合いに心理戦だってあるわよね」 

鞠莉「善子がこの game に誘導されるように誘導してきたこととか──ね♡」 

善子「ぅ…」 

善子「ハァ…盤外戦までやられたら、鞠莉にはまだまだ勝てっこないわ…」



131: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/25(月) 08:40:20.85 ID:SeatpSxT

善子「…にしても、私が誘導してるってわかったのに、よくこのゲームでの勝負を受けたわね」 

鞠莉「ンー?」 

善子「それも含めてあなたの『余裕』ってことだったのかしら…」 

鞠莉「…まーね!」ニコッ 

善子「あ~~~もう、負けよ負け負け、私の完ッ敗!千歌さんは今日一日鞠莉が好きにするといいわ!」



132: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/25(月) 08:42:57.16 ID:SeatpSxT

鞠莉「ヤッターーー!お待ちかねお待ちかね、ちかっち~マリーと甘い pancake 食べにいきま…しょ…」 

千歌 ピクピク… 

鞠莉「ち──ちかっちが死んでるぅ!!」ヒィィィィッ 

善子「なっ…これは…!」 

善子 ツンツン 

千歌「ーーーーーーッッ!!~~~~~~ッッ!!」 

善子「足が痺れてる様子ね」 

鞠莉「oh...」



133: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/25(月) 08:48:09.85 ID:SeatpSxT

鞠莉「ちかっち、立てる?歩ける…?お店もう予約しちゃってるんだけど…」 

千歌「む、むむ…むり、かなあ…」ヘヘヘ… 

鞠莉「…」 

鞠莉「善子」 

千歌「えっ」 

善子「コート羽負うだけで出れるわよ」 

千歌「えっ」 

鞠莉「ごめんなさい、ちかっち。私達、勝負に夢中で…あなたのこと、全然考えてなかったわ…」 

千歌「や、だいじょぶ、にじゅっぷん待ってくれたら平気──」 

鞠莉「ノン!無理をしないで。今日は一日ゆっくり休んでちょうだい。残念だけど、今回は善子と二人で行ってくるわ」 

千歌「待って、ほんとに、あいけるいける、もういけるから…ねえ善子ちゃん…」 

善子「千歌さん…」 

善子「写真、撮ってくるから」 

千歌「ノォーーーーーーーーッ!!」 


『パパへ 久し振りに会いたくなっちゃった。次のお休みには善子とちかっちと三人で帰るから、大人数で遊べるやつがいいな。お仕事がんばってね! マリーより』



134: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/25(月) 10:01:14.18 ID:CY/nvQBb

ボーボボのアレを彷彿とさせる



136: 名無しで叶える物語(禿) 2019/03/25(月) 13:36:10.48 ID:2DrMHZjg

途中ライアーゲームはいったな



137: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/25(月) 19:31:14.40 ID:jn2fb5bz

次の内容だかなんだか >>138



138: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー) 2019/03/25(月) 19:48:42.50 ID:pZaxTVaO

チカとマリーが大喧嘩



143: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/26(火) 20:12:40.83 ID:ba0U/QdG

チカとマリーが大喧嘩 


鞠莉「ねえちかっち、炊飯器知らない?ここに置いといたやつ」 

千歌「あ、おはよー鞠莉ちゃん。あの炊飯器ならちゃんと捨てたよ!」 

鞠莉「え?」 

千歌「鞠莉ちゃんが持ってきたやつでしょ。えへへー、チカも炊飯器は粗大ゴミってことくらいちゃんと知ってるんだから!偉いでしょ」エヘン 

鞠莉「うそ、捨てた…?」 

千歌「うん。今朝の回収に」 

鞠莉「待ってよ、冗談でしょ…あれ捨てるやつじゃないわよ。絶対に捨てたくないやつなのよ…?」 

千歌「え…?」



144: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/26(火) 20:17:39.01 ID:ba0U/QdG

千歌「え、うそ、今日が粗大ゴミの日だからそこに置いてたんじゃないの…?」 

鞠莉「違う!片付けようと思って棚から出しといただけよ。季節のものを入れ替えたらまたすぐにしまうつもりだったのに…」 

千歌「えっ、ごめん…」 

鞠莉「ううん、ここに置いといたのがいけないんだものね。私こそ気を遣わせちゃってごめんね」トコトコ… 

千歌「どこ行くの?」 

鞠莉「やあね、持っていかれちゃう前に取ってくるのよ」 

千歌「取ってくるって、え……」 

鞠莉「もう、そんなに怖がらないでよ。ちょっと間違っちゃったからってそんなに怒ったりしないから」 

千歌「いや、ううん…そうじゃなくって…」 

千歌「回収、もう終わった…と、思う…」 

鞠莉「えっ…」



145: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/26(火) 20:19:54.81 ID:ba0U/QdG

鞠莉「うそ…?」 

千歌「や、うん、チカも見たわけじゃないけど、いつも10時くらいには回収されてるし…」 

鞠莉 バッ 

『12:39』 

鞠莉 サー… 

千歌「…っ!」 

千歌「ま、待ってて!チカすぐ見てくるから!」 

ガチャ バタン タタタタ…



146: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/26(火) 20:24:46.59 ID:ba0U/QdG

鞠莉 ソワソワ… 

ガチャ… 

鞠莉「!」 

鞠莉「ちかっち、炊飯器──」 

千歌「その、鞠莉ちゃん…やっぱり…」 

鞠莉「……そんな…」 

千歌「あの、ごめんね、壊れてたやつだしゴミだって思って、わたし…」 

鞠莉「うん…」 

千歌「あ、で、でもだいじょーぶだよ!炊飯器は今使ってるやつがちゃんと動くし、鞠莉ちゃんのやつだって最初から壊れてて一回も使ったことないじゃん!ごはんの味とかチカよくわかんないけど── 

鞠莉「最初から壊れてなんかない!」 

千歌 ビクッ



147: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/26(火) 20:30:32.70 ID:ba0U/QdG

千歌「ま、まりちゃん…」 

鞠莉「最初から壊れてたはずないじゃない!私がたくさん使ったから壊れたのよ!」 

千歌「そ、そうだよね。ちょっと考えたらわかるよね。でもほら、壊れてるんだからもう取っといても仕方ないし…」 

鞠莉 キッ 

鞠莉「千歌が私の立場だったら、同じように考えられるの?」 

千歌「え…」 

鞠莉「ずっと大切に使ってたものを、壊れたからって勝手に捨てられて、『仕方ない』って思える──?」 

千歌「や、そりゃわたしだってぬいぐるみとか鞄とかだったらヤだけど、炊飯器って家電だし──」 

鞠莉「家電はぬいぐるみより下なの?」 

千歌「下とか、そんな風に言いたいわけじゃないけど…」 

鞠莉「千歌にとってはただの家電かもしれないけど、私にとってはすごく大切なものなの!あなたの価値観でなんでも測らないでよ!」



148: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/26(火) 20:34:40.00 ID:ba0U/QdG

千歌 カチン… 

千歌「っ、じゃあ言うけど!そんな大切なものなんだったらそんなとこにぽんって置いとかないでよ!よりによって粗大ゴミの日に!」 

千歌「そんなんわたしじゃなくたって捨てるやつだと思うじゃん!」 

鞠莉「だから私は捨てちゃったことをいつまでも怒ってなんかいないわよ!あなたが私の大切なものをまるでゴミみたいに言ったことに怒ってるの!」 

千歌「だってゴミじゃん!壊れた炊飯器なんて!」 

鞠莉「──────!」 

千歌「あっ…」 

鞠莉「ああそう…そうね、壊れた炊飯器はゴミよ。だから勝手に捨ててもいいし、そんなもの大切にしてる私の方が変なのね…」 

千歌「や、まりちゃ、ごめん…今のはわたしが言い過ぎたから…」 

鞠莉「出てって」



149: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/26(火) 20:40:51.57 ID:ba0U/QdG

千歌「えっ」 

鞠莉「もう、いい」 

鞠莉「この家から出てって」 

千歌「で、出てってって…ここ三人の家じゃん…」 

鞠莉「手配したのは私だし、名義だって私よ」 

千歌「じょ…冗談だよね?だってここ出ていったら行くとこ、 

鞠莉「内浦にはお母さま達がいるじゃない」 

千歌「………そ、んな…の…」 

鞠莉「価値観を尊重し合えない人となんか、一緒にいられないから。──出てって」 

千歌 フラ… 

千歌 ヨロ… モタ… …ガチャ……… 


…バタン 


鞠莉「………………っ、ぅ…」 

鞠莉「ぅゎあああああああああん………っ」



153: 名無しで叶える物語(SB-iPhone) 2019/03/26(火) 23:55:51.30 ID:MEvQPUdL

鞠莉が「千歌」って呼び捨てにしてるの見るだけで胸が痛い……善子はよ……



155: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/27(水) 07:38:43.78 ID:XLFv1h2z

チカとマリーが大喧嘩② 


善子「ただいま~」 

善子「いやね、二人が休みの中で自分だけ仕事に出るのって」パタパタ… 

善子「あーでも千歌さんがお弁当作ってくれたから平気だったわよ」ガサゴソ 

善子「急だったのにお願いして悪かったわね。今度は私が作るから」 

善子「…なんで誰も返事しないの?」 

善子 ソッ… 

善子「…鞠莉?」 

鞠莉「よしこ…」グズ… 

善子「えっなにどしたの、泣いてるの?」 

鞠莉「よしこぉぉ…」ギュ… 

善子「ちょ、ほらもう…よしよし。大丈夫、大丈夫よ…」ポン…ポン…



156: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/27(水) 07:45:22.90 ID:XLFv1h2z

鞠莉 ズビ… 

善子「少し落ち着いた?」 

鞠莉 コクン… 

善子「話したくなければ無理に話せとは言わないけど──とは、今回は言ってあげられそうにないわね」 

鞠莉「…」 

善子「あなたがこんなになるなんてよっぽどのことだと思うし、それに…」 

善子「千歌さんがいないことにも関係あるのよね、きっと」 

鞠莉 コクン…



157: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/27(水) 07:54:04.38 ID:XLFv1h2z

善子「──出ていったァ!?」 

善子「千歌さんが!?この家から!?あなたが『出てけ』って言ったから!?」 

鞠莉「わ、私も…そのときはあんまり冷静になれてなくって…」 

善子「冷静になれてないどころの話じゃないでしょうが!過去最高級に取り乱してんじゃないのよ!」 

鞠莉「だ、だってえ…」 

善子「だってじゃない!」 

鞠莉「ひーーんっ!」



158: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/27(水) 07:58:04.15 ID:XLFv1h2z

善子「ったく…それで?なにがあったのよ」 

善子「千歌さんが真に受けたってことは、冗談めかして言う余裕なんかなかったってことでしょ?千歌さんにイヤなことでもされた?」 

善子「って言っても、あの人が自分からそんなことするとは思えないし、それがわからないあなたでもないでしょうに…」 

鞠莉「…」 

善子「鞠莉」 

鞠莉「…炊飯器を、捨てられたの」 

善子「は?炊飯器?あれのこと? ──じゃないとしたら、まさか…」 

鞠莉「ウン…」 

善子「あああああ~~~~~………」



159: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/27(水) 08:03:40.93 ID:XLFv1h2z

善子「ここに住み始めるとき持ってきたアレね…ああ、そういえば昨日出てたわねそこに……あーーー、今日粗大ゴミ…千歌さんが……」 

善子「………なるほどね…色々と噛み合っちゃったわけね、余計なこと同士が」 

善子「それで、千歌さんが良かれと思ってあの炊飯器をゴミに出しちゃったのね。で、あなたは怒っちゃった、と」 

鞠莉「ち、違うもん…!」 

鞠莉「捨てられちゃったことも悲しかったけど、確かに使い道はないし、いつかは捨てなきゃいけないものだってわかってたから、それ自体は我慢しようとしたもの…」 

善子「じゃあ、なによ。それなら充分に話し合って解決する余地があったでしょ」 

鞠莉「…千歌が、全然価値がないものみたいに…捨てられて当然みたいに言うから…」 

善子「我慢ならなくて、『出てけ』って」 

鞠莉「そんな強い言い方してないわよ、『出てって』くらいの…」 

善子「同じよ、ばかちん」ポコ 

鞠莉「あぅ」



160: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/27(水) 08:11:45.47 ID:XLFv1h2z

善子「まったく、よりによってどうして今日そんなことをするのよ…」ハァ 

鞠莉「…ゴミ捨て担当が休日出勤なんかしなかったらこんなこと起こらなかったのに」ボソ 

善子 ブチッ 

善子「だぁぁぁぁれのせいにしようとしてんのよあんたはぁぁぁぁ!!」グリグリグリ 

鞠莉「あああああああん痛い痛い痛いよう善子ぉぉぉ!」 

善子「そんだけ軽口を叩けるなら、千歌さんに謝る余裕も出てきたわね?」 

鞠莉「うん、謝れるよ。千歌が謝れば」 

善子 ガッ 

善子「私はどっちが悪かったとか決める気はないのよ、それはあなた達が勝手にやりなさい。ただ、今日この後の予定を三人で楽しく過ごしたいだけなの」 

善子「わかるわね?」 

鞠莉「よひこ、いひゃい」



161: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/27(水) 08:15:29.27 ID:XLFv1h2z

善子「それで、千歌さんがいるところの見当はある?」 

善子「ここから気軽に行けるとしたら、リリーのところくらいかしら…」 

鞠莉「ン~……」モジ… 

善子「…なによ」 

鞠莉「ご実家、とか…じゃない?」 

善子「実家って、内浦の?まさか。喧嘩の家出でそんな遠くまで──」 

鞠莉 モジモジ… ……エヘッ 

善子「…」 


善子「どうしてあなたは冷静さを欠くとそう余計なことばっかり言うのよ」 

鞠莉「またぶったぁ…」ジンジン



162: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/27(水) 08:20:40.13 ID:XLFv1h2z

善子「私は千歌さんに電話するから、鞠莉は十千万に電話して」 

鞠莉「はぁい…」 

鞠莉「事情を訊かれたら、なんて言えばいいの?」 

善子「訊かれる前にまず謝りなさい。喧嘩して家を追い出しちゃいました、そっちに行ってませんか、って言うのよ」 

鞠莉「えー!そんなのまるでマリーが千歌を一方的にいじめたみたい── 

善子「千歌さんに会うまでに」 

善子「普段通りの間抜けな呼び方に戻しなさい。いいわね?」ニコッ 

鞠莉「…ちか、っち」



166: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2019/03/27(水) 21:33:33.12 ID:jYMczT5J

チカとマリーが大喧嘩③ 


善子「…そう、ありがとう。改めて連絡するわ」 

鞠莉「善子…」 

善子 フルフル… 

善子「ああもう、どこに行ったっていうのよ!あの人は!しかもスマホも携帯も置いていっちゃって…!」 

鞠莉「お財布がないんじゃ、ご実家にだって辿り着けるはずないよね…」 

善子「リリーのところだって厳しいくらいでしょ──と言いたいけど、千歌さんのことだからヒッチハイクとか変なことしてる可能性もあるわよね…」 

鞠莉「悪い人に連れていかれちゃったりしたんじゃ…」ガクガク… 

善子「………っ」



168: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2019/03/27(水) 21:41:08.22 ID:jYMczT5J

善子「そんな…こと、ないわよ…」 

鞠莉「絶対ないなんて言えないでしょ!」 

鞠莉「優しそうなカオで『泊めてあげる』って言われたら、それが誰だかわからない相手でも…ああ──だって、帰りたくても帰る場所がないんだもの…」 

鞠莉「私が…私が追い出すような真似しちゃったから……もしものことがあったら、私…どうしたら…っ」カタカタ… 

善子「お──落ち着きなさいってば!」 

善子「出ていったのが昼過ぎだとして、ここから内浦まで車でどのくらいかしら…とりあえず鞠莉はうちに残って、知り合いに片っ端から電話して!」 

鞠莉「よ、善子は…?」 

善子「…捜してくる」



169: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2019/03/27(水) 21:46:46.38 ID:jYMczT5J

鞠莉「捜すって、どこを…」 

善子「どこでも!」 

善子「千歌さんが徒歩でしか移動してないんだとすれば、徒歩で回れる範囲を片っ端から捜せば見付けられるかもしれないじゃない」 

鞠莉「そんな、無茶な── 

善子「無茶でもやるのよ!」 

善子「千歌さんが危険な目に遭うことも、あなたにその罪を一生背負わせることも、なにより──三人の笑顔がないこの家に居続けることが、私には耐えられそうにないんだもの…!」 

鞠莉「善子…」 

鞠莉「ごめんなさい…ごめんなさい…」ポロポロ…



170: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2019/03/27(水) 21:52:55.38 ID:jYMczT5J

善子「泣くのも怒るのも謝るのも、千歌さんを見付けてから三人でたくさんやるから。…千歌さんが家を出てから、軽く見積もっても四時間ってところね…走るわ」 

鞠莉「気を付けて、善子。あなたまでいなくなったら、もう…私は……」 

善子「大丈夫よ、必ず連れて帰るから。それより、ちゃんと名前を呼ぶ準備しておきなさいよね」 

鞠莉「ウン…」 

善子「やっとランニングシューズの出番が来たわね。長いこと放ったらかしてたからって意地悪しないで、ちゃんと千歌さんのとこまで連れてってよね…」ギュ… 

善子「っし!行ってくるわ!些細なことでも連絡取り合いましょうね── 

ガチャ… 

よしまり「「えっ…」」 

千歌「え、あ、善子ちゃん…それに鞠莉ちゃんも…」 

善子「千歌さん!」 鞠莉「ちか…っ!」 

千歌 ビクッ



171: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2019/03/27(水) 21:57:16.27 ID:jYMczT5J

千歌「あ、えと、善子ちゃん…出かけるの…?」 

善子「…で」 

善子「出かけないわよ!あなたを捜しにいくところだったんだから!」 

千歌「ぅえ、千歌を…?」 

善子「ちょっと喧嘩したからってスマホも持たずに飛び出したって!?ばかも大概にしてよ、私達がどれだけ心配したと思ってるの!?」 

千歌「あぅ、や…その、ごめんなさい…私、必死で…」 

善子「誰のところに連絡しても知らないって言うし、だいたい── 

鞠莉「善子」ポン 

善子「──……っ、………あーもう…」 

千歌「鞠莉ちゃん…」



172: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2019/03/27(水) 22:02:14.81 ID:jYMczT5J

鞠莉「…」 

千歌「…」 

善子「…とりあえず玄関もなんだし、リビングに集合しましょ」 

鞠莉「うん…」 

千歌「鞠莉ちゃん!」 

鞠莉「え…?」 

千歌「これ…」つ炊飯器 オズ… 

鞠莉「…!それ、私の炊飯器…!なんで?ゴミに持っていかれちゃったんじゃなかったの!?」 

千歌「うん。だからね、ゴミが持っていかれちゃうところに行ってきたの…」 

善子「西部クリーンセンターのこと…!?」 

千歌「あ、うん、そこ。どこに行くのかわかんなかったから、色んな人に聞いて回ってたら遅くなっちゃったけど…でも、なんとか、ほら。ちゃんと返してもらえたよ」



173: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2019/03/27(水) 22:12:36.57 ID:jYMczT5J

鞠莉「ち、か…」 

千歌「鞠莉ちゃん、ごめんなさい!」バッ 

千歌「確認せずに捨てちゃったこともそうだけど、自分には価値がわからないものだからって、それが当然みたいに思ってて…鞠莉ちゃんの大切な気持ちを傷付けちゃったこと」 

千歌「本当に──ごめんなさい…っ!」 

鞠莉「そんなの──そんなの──……」 

鞠莉「…ば、かぁ……っ」 

千歌「ごめんなさい…」 

鞠莉「違うわよ!ばか!炊飯器を捨てたこともその後のこともどうだっていいの!」タタタタッ 

鞠莉 ギュウ…ッ 

千歌「ま、まりちゃん…!?」 

鞠莉「あなたに、あなたになにかあったらどうしようって、悪い人に連れていかれちゃったり、危ない目に遭ってたりしたらどうしようって、わたしっ、出ていけなんてひどいこと言って、うっ、ぅあっ、 

鞠莉「ごめんなさい!ごめんなさいちかっち!よかった…!何事もなくてよかった!あなたが無事に戻ってきてくれてっ、本当によかったぁ…っ!」ギュッ… 

千歌「鞠莉ちゃん…心配かけて、ごめんね…」ギュウッ…



174: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2019/03/27(水) 22:15:01.33 ID:jYMczT5J

十分後… 


善子「二人とも正座」 

鞠莉「善子、あの、マリー正座あんまり得意じゃないんだけど…」 

善子「あなたは絶対に正座」 

鞠莉「は、ハイ…」 

善子「千歌さんも、座って」 

千歌「はい…」



175: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2019/03/27(水) 22:19:59.73 ID:jYMczT5J

善子「まず誰のなにから叱ればいいのかしらね…」 

鞠莉「責任の追及には関与しないって言ったじゃない」ボソ 

善子「大切なものを出しっ放しにしてた鞠莉が悪いわね」 

鞠莉「あー!今善子感情で矛先をマリーに向けたわね!?」 

善子「感情で矛先を向けられるに思い当たる節があるのね」 

鞠莉「」 

善子「その炊飯器が大切なものだって、あなた自身はもちろん知ってる。それに私も一度話したから知ってるけど、千歌さんはあのときいなかったんだから知らないのは当然よね」 

善子「あなたの想いがどうあれ、壊れてるのは事実。たまたま粗大ゴミの日だったのは運が悪いとしか言えないけど、ポンと置いてあったらゴミに見えることくらいは理解できるでしょ?」 

鞠莉「はーい…」



176: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2019/03/27(水) 22:29:41.38 ID:jYMczT5J

千歌「そもそも、この炊飯器ちゃんって…」 

善子「それね、鞠莉がお母さんに買ってもらったものなのよ」 

千歌「!」 

鞠莉「高校三年生のとき、ママが止めるのを振り切って日本に戻ってきたっていうのは話したことがあるでしょ?卒業した後も結局ママが願ってた進路には進まなかったんだけどね」 

鞠莉「だから、卒業から今までもあんまりいい顔はされてないんだけど──内浦を出て一人暮らしを始めたときに、ママから送られてきたのが、その炊飯器だったの」 

鞠莉「『ごはんは食べなさい』って、それだけ書いた付箋を貼ってね」 

鞠莉「だからね、ここで三人で暮らし始めるまでの数年間、毎日毎日その炊飯器でご飯を炊いたのよ。わがまま言いっ放しだけど、一つくらいは言うこと聞かなきゃって」 

鞠莉「それで、前の家を出るちょうど前の日の晩にご飯が炊き上がると同時に壊れて、動かなくなっちゃったのよ」 

鞠莉「三人用に大きなやつ買ったから、どっちみちもう使わないものだったんだけど…どうしても、捨てられなくって」 

千歌「…そっか、そうだったんだ…」



177: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2019/03/27(水) 22:35:46.36 ID:jYMczT5J

鞠莉「だから、つい感情的になっちゃったのよ。本当にごめんね…」 

千歌「ううん、チカこそ。そんなこと知らなかったから、ひどいこと言っちゃった…」 

善子「はいはい。これで捨てちゃった問題は解決ってことでいいわね」パンパン 

千歌 チラッ 

鞠莉「もう平気よ。ちかっちに悪気がなかったことくらい、最初からわかってたもの」 

千歌 ホッ… 

善子「じゃあ次は追い出しと飛び出しの問題ね」 

鞠莉「うっ…」 千歌「ううっ…」



178: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2019/03/27(水) 22:41:22.63 ID:jYMczT5J

善子「まず、鞠莉。カッとなったのはわかるけど、言い過ぎ」 

鞠莉「はい…」 

善子「家の名義の話を持ち出したかと思えば、挙げ句『実家があるでしょ』なんて…強く反省しなさいよ」 

鞠莉「はい…」シュン 

善子「千歌さんも。まず、目的を持って出ていったのならちゃんとその旨を告げていきなさい」 

千歌「はい…」 

善子「あとスマホくらいは持っていきなさい。いくら急いで飛び出したからって、たとえ家出じゃなかったにしてもこの時代絶対に必要なアイテムであることくらいわかるでしょ」 

千歌「はい…」シュン



179: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2019/03/27(水) 22:45:24.73 ID:jYMczT5J

善子「…っていうか、ここからクリーンセンターまで歩いて行ったわけ?」 

千歌「うん。人に聞きながらだったから遠回りになっちゃったけど、二時間くらいで着いたよ。それで受付の人とかに話して、炊飯器ちゃんを探してもらって、一時間くらい歩いて帰ってきたの」 

善子「あなたねえ…どうしてそんな無茶なことするのよ。電話でも掛ければ済んだことでしょ」 

千歌「あっ…!」 

善子「『あっ』て。」 

千歌「あのときは『早くしないと処分されちゃう』って頭がいっぱいで、とにかく炊飯器ちゃんを取り戻さないと鞠莉ちゃんに謝ることもできないって思って…」 

鞠莉「ありがとう、ちかっち。本当に嬉しいよ」 

善子「はあもう、まったく…」



180: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2019/03/27(水) 22:51:59.35 ID:jYMczT5J

善子「二人とも、今回のことはそれぞれきちんと反省しなさいよね。次からは喧嘩したときも一旦落ち着いて、誰かに相談して、冷静に行動すること」 

鞠莉「それができたらそもそも苦労は…」 

善子「い、い、わ、ね?」 

千歌「はいっ」 

鞠莉「はーい」 

善子「さてと、ほらもうこんな時間よ。ぎりぎり間に合うからいいけど、鞠莉は涙でぐしゃぐしゃだし千歌さんは汗でべとべとじゃないの」 

千歌「そういう善子ちゃんだって涙と汗でひどい有り様だよ」 

善子「誰のせいだと思ってんのよ」



181: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2019/03/27(水) 22:57:13.53 ID:jYMczT5J

善子「どうする?三人ともシャワー浴びてたら絶対に間に合わないけど」 

千歌「このまま行く!」 

鞠莉「賛成!」 

善子「女としてのプライドはないの…?まあ、そう言うと思ってたけどね。まったく、こんなぐちゃぐちゃの三人組が入っていいレストランじゃないはずよ?」クスッ 

鞠莉「いーの!この涙も汗も、友情の証なんだもの!」 

千歌「そうと決まれば行こー!」 

善子「あっこら、言ったそばからスマホ置いていくんじゃないわよ!」 

鞠莉「マリーはお財布置いていこーっと」 

善子「ちゃんと持ってけ!なにを支払い逃れようとしてんのよ!」 

千歌「ねー、鞠莉ちゃん。善子ちゃん」 

千歌「三ヶ月、ありがとう。これからもよろしくね!」ニパッ 

鞠莉「こちらこそ!」ニカッ 

善子「これ以上迷惑かけないでよね!」ニッ 


『千歌・善子・鞠莉 祝!三人暮らし三ヶ月』 


この後、心配するだけさせられて顛末の報告を受けていなかった方々から鬼のように叱られたのだった。



182: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2019/03/27(水) 22:58:43.21 ID:jYMczT5J

冗長な割にベタだったかな 
ちなみに善子が「千歌さん」呼びなのに深い意味はないです 
単純におれの中で善子はそんな風に呼んでるイメージというだけで



187: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/28(木) 00:23:43.76 ID:2UYY3m9c

最高すぎますね……



188: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/28(木) 06:53:44.12 ID:T+QKsRQi

お気に召したようでよかった! 

次の内容だかなんだか >>189



189: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2019/03/28(木) 07:36:29.11 ID:Vu9QQsWk

酔っ払ったようりこ襲来



193: >>1(茸) 2019/03/28(木) 21:17:57.13 ID:Z71cz/eE

酔っ払ったようりこ襲来 


千歌「善子ちゃん!早く早く!」 

善子「髪乾かしてるからむり~」ブオオオオ 

千歌「なにー!?なんて言ったのー!?」 

鞠莉「善子!早くしないと始まっちゃうでしょ!」 

善子「私はそんなに観たいわけじゃないから~」ブオオオオ 

鞠莉「なに!?なんて言ったの!?」 

『金曜ロードショー 魔女の宅急便』 

千歌「うおおおおおおっ、始まったァ!」 

鞠莉「マリーこれ初めて観るわ!楽しみ!」 

千歌「えっ鞠莉ちゃん魔女宅観たことないの!?やばいよ、今夜鞠莉ちゃんの中で革命が起こるよ…!よーしーこーちゃーーーん早くーーー!」 

鞠莉「善子早くーーー!」 

善子「うるさ」ブオオオオ



194: >>1(茸) 2019/03/28(木) 21:23:45.25 ID:Z71cz/eE

『ここが今日から私が暮らす街…!』(うろ覚え) 

千歌「すご~い!キレイな街だね~!」 

鞠莉「ちょっぴり Stockholm っぽい町並みねえ」 

千歌「どうしよう鞠莉ちゃん、もしかしたらチカ達の周りにも魔女が修行にきてるかもよ!?」 

鞠莉「そっ、それは大変だわ…!寝てるうちにお尻にタヌキの尻尾を生やされちゃうわよ!」 

千歌「きゃー、こわいよ~っ!」 

キャッキャッ 

ブオオオオ… カチッ 

善子「どういう会話してんのよ…」トコトコ 

千歌「あっ善子ちゃん遅いよ!始まってるよ!」 

善子「知ってる」 

鞠莉「マリーがここまでの流れ説明したげる!あのね、キキって魔女の子がシュギョーのために人間の街にね、」 

善子「だから知ってるんだってば」 

鞠莉「それでパン屋さんの ピンポーン 

善子「ん?」



195: >>1(茸) 2019/03/28(木) 21:27:36.01 ID:Z71cz/eE

鞠莉「こんな時間にお客さん…?」 

善子「いやいや、怪し過ぎでしょ。ちょっと待ってて、見てくるから」 

千歌「んん?今なんでチャイム鳴ったの?」ムム? 

鞠莉「ちかっち。今のは real よ」 


善子「ったく誰よ…」 

ピンポーン 

善子 イラッ 

善子「こんな時間に来ておいて催促とか、常識疑うわ…」 

ピンポーン ピンポンピンポンポピピピピ 

善子 ブチッ 

善子「誰だっての…!!」 

「んおお~~~い、いるでしょ~~~ん」 

「いるのはぁ、わかってるのよぉ!早く出てきなさぁい!」 

善子「………うっそでしょ」



196: >>1(茸) 2019/03/28(木) 21:32:06.58 ID:Z71cz/eE

善子 ノゾキ 

善子「うわあ…まじじゃないのよ…」 

鞠莉「善子?」 

千歌「誰か来たのー?」 

善子「あ、うん。来たのは来たんだけど、できればこのまま居留守でやり過ごしたい相手というか…」 

「ちか~~~、まり~~~」 

千歌「およ?」 

鞠莉「この声は…」 

「ヨハネ様ぁ!開けてくださいましぃ!」 

千歌「曜ちゃん!」 

鞠莉「それに梨子も!」 

千歌「もー、なんで居留守なんて意地悪なこと言うの善子ちゃんってば!」タタタ 

鞠莉「あの二人ならいつだって welcome に決まってるじゃないの!」タタタ 

善子「あっちょ待っ ガチャ 

ちかまり「「いらっしゃ 「あいたぞ~~~」「突撃ぃ!突撃ぃ!」ドタバタドタバタ 


ちかまり「「………………え」」



197: >>1(茸) 2019/03/28(木) 21:35:39.02 ID:Z71cz/eE

曜「ぬあ~、ちかちゃん見っけ~」 

千歌「よ、曜ちゃん…!?」 

梨子「そこにいるのはぁ、紛れもなく…鞠莉さん!」 

鞠莉「り、梨子…!?」 

ようりこ ニタニタ 

千歌「あ、これ、もしかして、もしかしなくてもやばいやつじゃ…」 

鞠莉「キグーねちかっち、マリーもなんだか、おんなじような気が…」 

曜「それ行け梨子ちゃんマ~~~ン」 

梨子「だぁいすきのぉ、ハグぅぅぅぅ!」 

ちかまり「「う………うわあああああめっちゃ酔ってるぅぅぅぅぅ!!!」」 


善子「…言わんこっちゃない」ハァ…



198: >>1(茸) 2019/03/28(木) 21:42:35.77 ID:Z71cz/eE

曜「見て~~~、ちかちゃんこっち側は三つ編みにしてこっち側はカールしてみた~~~」ケラケラ 

梨子「あぁ、それ可愛いわぁ!大好き千歌ちゃぁん!ちゅーするのぉ!」 

千歌「ぎゃーーー!なんかものすごい髪型にされたァ!とか言ってる場合じゃない──やめて梨子ちゃん来ないで!チューしないで!お酒くさいお酒くさい!!」 

曜「まりちゃんの膝枕なり~~~、んほほすべすべしてる~~~」スリスリ 

梨子「鞠莉さんはなんといってもぉ、肌がすべすべなのが素敵よねぇ!こう…うふふふ…」 

鞠莉「ひぃぃぃぃぃぃっ!やだ梨子その触り方なんだかゾワゾワする!んぎぎぎぎ…っ、曜に hold されて振り払えないよう!!」 

千歌「善子ちゃーーーんヘルプミーーー!!」 

鞠莉「No!us!ヘルパス!ヘルパス善子ーーー!!」 


善子「あ、Excelアップグレードしよ」カチカチ ←自室(施錠)



199: >>1(茸) 2019/03/28(木) 21:46:09.86 ID:Z71cz/eE

善子「…」 


<あのデッキブラシはワシが貸したんだぞ!(うろ覚え) 

<だからなんだというのだ!(捏造) 


善子「静かになったわね。二人とも寝たのかしら」 

善子 カチャ… 

善子 ソロソロ… 

善子「ちかさーん…?鞠莉ー…?」ソッ… 

ちかまり「「」」 

善子「あら屍が」



200: >>1(茸) 2019/03/28(木) 21:49:16.53 ID:Z71cz/eE

善子「千歌さん、千歌さん。そろそろ魔女宅終わっちゃうわよ」ユサユサ 

善子「鞠莉も。あなた今日当番なんだから、死ぬのは洗濯してからにしてよ」ユサユサ 

千歌「うう………一生分ちゅーされた………」 

鞠莉「よしこ……あなたの裏切りは忘れないわよ……」 

善子「まあまあ。懐かしい友人と遊べてよかったじゃないの。羨ましい羨ましい」 

千歌「ううう………ぅ、羨ましい……?」 

善子「ええ羨ましいわ。…あら、そういえば肝心の曜達はどこに…」 

ガシッ 

善子「は」



201: >>1(茸) 2019/03/28(木) 21:52:41.75 ID:Z71cz/eE

善子「ちょ、なに…」 

鞠莉「捕まえたわ!裏切り者を捕まえたわよ!」 

善子「な、えっ…」 

千歌「聞いたでしょ、羨ましかったんだってー!」 

善子「うそ、まさか…」 

キィ… 

曜「んへへへへ~~~、よしこちゃんも遊びたかったんだね~~~」 

梨子「だめよねぇ、友達を一人だけ仲間はずれなんてだめよねぇ」 

善子「あ、や、だいじょぶ、私はだいじょぶだから…待って来ないでそれ以上近付いたら絶対に── 

千歌「曜ちゃん!」 

鞠莉「梨子!」 

ちかまり「「ゴーーーーーーッ!!」」 


善子「ノォーーーーーーッッ!!!」 


翌日、近隣から騒音の訴えがあったとのことで管理人からめちゃくちゃ怒られた。



202: 名無しで叶える物語(たこやき) 2019/03/28(木) 21:59:49.40 ID:V9u1sjZe

曜は酔っ払ったらとても面倒くさそう



203: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/28(木) 22:06:57.28 ID:m8gM5r+K

どんな理由で飲んでたのか気になるなw



206: >>1(茸) 2019/03/29(金) 07:52:37.08 ID:EYINc0Zx

次の内容だかなんだか >> 

必ずしもちかよしまりの三人に限らなくてもよいです(フリ)



207: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/29(金) 07:55:30.18 ID:wRpa21kb

Guilty Kiss会で1人お留守番のところにようかな襲来



209: >>1(茸) 2019/03/29(金) 11:51:34.14 ID:NK7oud5p

ほんとだミスってるごめん… 
>>207 でいきます



219: >>1(茸) 2019/04/02(火) 19:36:03.38 ID:EuQtCluL

Guilty Kiss会で1人お留守番のところにようかな襲来 


千歌 モッモッモッ… 

サバ缶 サラミ ポテトサラダ etc... 

千歌 ゴキュ… 

クリアアサヒ(空) ほろ酔い(空) ストロングゼロ(消費中) 

千歌 ポケーッ 


<私…沼津のイカになる! 

<その格好、寒くないの? 

ピンポーン 


千歌 (そろそろお風呂入ろっかな~…) モキュ… 

千歌 (二人とも遅いんなら洗濯は明日でいいよね) ゴク… 

千歌 (早めにお布団入ってYouTubeでも… ピンポーン 

千歌「ん?」



220: >>1(茸) 2019/04/02(火) 19:40:22.66 ID:EuQtCluL

「ちか~~~」ドンドン 

千歌「…この声は!」 

千歌「かなんちゃ── …ハッ! 


──「あいたぞ~~~」 

──「突撃ぃ!突撃ぃ!」 


千歌「ぉ……」ピタッ 

千歌「いや…果南ちゃんなら有り得る…」ジリ… 

「千歌ちゃーん、いないー?」 

千歌「!」 

千歌「この声は曜ちゃん!しかもシラフっぽい!」



221: >>1(茸) 2019/04/02(火) 19:45:25.14 ID:EuQtCluL

千歌「さすがにね、こんな早い時間でベロベロに酔っ払ってるわけないもんね」 

ガチャ 

千歌「いらっしゃい、果南ちゃん!曜ちゃん!来るなら連絡してくれれば 「ハぁグぅぅぅぅぅぅっ!」ガバチョ ──ぐああっ!」 

果南「やっほー、チカ!久し振り!相変わらず最高のハグ心地してるねえ、誰よりもハグしがいがあるのはやっぱりチカだよ~~」ギュウウウ 

千歌「ぐ、ぐえええ……」 

曜「果南ちゃん。千歌ちゃんが死にかけてるよ」 

果南「おっと、ごめんごめん。会えるのが嬉しくって、ついね!」パッ 

千歌「つ、潰れるかと思った…」ハァハァ 

千歌「なんでこの時間でもう出来上がってるの!?」 

果南「え?どゆこと?」 

曜「出来上がってないよ、千歌ちゃん。完璧にシラフだよ」 

千歌「まじか…」センリツ



222: >>1(茸) 2019/04/02(火) 19:50:39.18 ID:EuQtCluL

リビングにて 


果南「うわ~。チカってば、鞠莉達がいないとこんな食事してるの?」 

千歌「だって自分だけのために作るのめんどくさいんだもんー」ブー 

千歌「そんなにゆーなら果南ちゃんごはん作ってよ」 

果南「無理むり、今日は私オフだからね」ノシ 

曜「なんのオフなの、なんの」 

千歌「てゆか、シラフだったんなら前もって連絡してよ」 

曜「淋しがってるだろう千歌ちゃんにサプライズって、果南ちゃんが」 

千歌「チカが家にいなかったらどうするつもりだったの」 

曜「千歌ちゃんが一人で出かけるとは思えないからって、果南ちゃんが」 

果南「言った通りだったでしょ」 

千歌「なんか悔しい…」



223: >>1(茸) 2019/04/02(火) 19:56:36.36 ID:EuQtCluL

果南「曜は最近来たんだよね」 

曜「うん。梨子ちゃんとね」 

千歌「荒らすだけ荒らして帰ってったよね」 

曜「その節は誠にご迷惑おかけしました…」 

千歌「チカ達より、善子ちゃんだよね。しばらく口利いてくれないかもね」 

果南「なに?なんかやらかしたの?」 

曜「ちょっとお酒が入り過ぎてて…おいたが過ぎたというか…ハイ…」 

千歌「おかげでチカ達も魔女宅ちゃんと観れなかったんだからね、おこだよ。おこ」 

曜「それは──」 

果南「録画してたでしょ、どうせ」 

千歌「な…なんでわかるの!?」 

果南「ほらね。だからチカ達のことは気にしなくていいよ」 

曜「お、おお…」 

千歌「なんでなんでーっ!なんでわかるのー!悔しいーっ!」プンプン



224: >>1(茸) 2019/04/02(火) 20:00:47.47 ID:EuQtCluL

千歌「もー…」プクー 

果南「そう拗ねないでよ。私達が来たおかげで淋しくないでしょ?」ヨシヨシ 

千歌「そうだけどー…」 

千歌「そういえば、今日チカが一人だって誰から聞いたの?」 

曜「梨子ちゃんからだよ。千歌ちゃんが一人きりになっちゃうから泣いちゃってないか確かめにいってあげて、って」 

千歌「梨子ちゃん反省してなさそう」 

果南「私は曜から聞いてはるばる来たんだよ」 

千歌「え?このために来てくれたの!?わざわざ内浦から?」 

果南「そうだよ」エヘン 

千歌「かなんちゃん…!」ウルウル 

曜 (千歌ちゃん少し見ない間にちょろくなったなあ)



226: >>1(茸) 2019/04/02(火) 20:05:05.18 ID:EuQtCluL

千歌「果南ちゃん達、泊まっていくでしょ?お湯張ろっか」 

果南「あー、そうだねえ…」 

曜「そうだねー…」 

千歌「…?なに?」 

果南「ちょっとチカ、こっちおいで」 

千歌「うん」トコトコ 

曜「座って。ここ」 

千歌「うん…?」ストン 

果南 ガシッ 

千歌「へ」 

曜 ガシッ 

千歌「デジャヴ…!」 

千歌「なに!?なんなの!?チカをどうするつもり!?」 

果南「お風呂入る前に、せっかく鞠莉も善子もいないんだから、今しかできない話をしようよ」 

千歌「い、今しかできない話…!?」



227: >>1(茸) 2019/04/02(火) 20:09:08.27 ID:EuQtCluL

曜「千歌ちゃん」ズイ 

千歌「な、なに…?」 

曜「どうなの、善子ちゃん達とは!」 

千歌「え、ど…どうって…?」 

果南「ごまかしっこナシだよ。進展はあったのかって聞いてるんだよ」 

千歌「し、進展って──」 

果南「大学生ならまだしも、いい歳した大人が一緒に暮らしてるってことはそういうことなんでしょ」 

千歌「…」 

曜「ぶっちゃけ善子ちゃんと鞠莉ちゃんと、どっちが本命なの!?」 

千歌「……」 

千歌「………え、そういう話!!?」///



228: >>1(茸) 2019/04/02(火) 20:11:49.81 ID:EuQtCluL

果南「チカ!」 

千歌「ええ…」 

曜「千歌ちゃん!」 

千歌「えええ……」 

ようかな「「どうなの!?」」 

千歌「ええええ~~~~…………」 


>>229 
1.実は鞠莉ちゃんのことが… 
2.実は善子ちゃんのことが… 
3.実は鞠莉ちゃんと善子ちゃんが… 
4.実は… 
5.そんなんじゃないから!! 
6.その他自由



229: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2019/04/02(火) 20:12:59.77 ID:k6FbkwEH

6.曜ちゃんって言ったらどうする?



230: >>1(茸) 2019/04/02(火) 20:21:28.56 ID:EuQtCluL

千歌「あの、お風呂…」グッ 

果南「まだ夜は長いでしょ?」 

千歌「今日はチカゆっくりしたくて…」グッ 

曜「うんうん。早くお風呂に入りたいね」 

千歌「だったら放してくれれば…」 

ようかな ニコニコ 

千歌 グッグッ… 

千歌「……………ええ~…」



231: >>1(茸) 2019/04/02(火) 20:25:51.71 ID:EuQtCluL

千歌「…」 

曜 ガシッ 

千歌「…よ、曜ちゃん…はなして…」 

果南「ダメだよ曜。こんな機会なかなかなきんだから」 

曜「わかってるよ果南ちゃん。そんなに強く握ってないから痛くないでしょ?千歌ちゃん」 

千歌「い、痛いとかじゃなくて…その…」 

果南「鞠莉か善子か吐いちゃえばすぐだよ!それで終わるから!」 

千歌「………ちゃん」 

曜「んん?もう一回!はっきり!」 

千歌「…曜ちゃん」 

果南「ん?」 


千歌「その、曜ちゃん…って、言ったら……」 

千歌「…………どう、する…?」 


曜「」 

果南「」



232: >>1(茸) 2019/04/02(火) 20:31:52.46 ID:EuQtCluL

果南「は、ははは…ずるいぞチカってば!そんなずるい子に育てた覚えはないぞ~!」 

千歌「……」/// 

果南「はは…えっと、え…」 

果南「いやいや!騙されないからね、チカのやり方はわかってるんだからね!そうやってうやむやにする気なんでしょ!まったく、昔からチカは~…」 

千歌 モジモジ… 

果南「…………チカはぁ……」 

千歌 …ギランッ 

千歌「今だ!」スルリ 

果南「あっ!!ちょ、曜、ちゃんと掴んでないと──」 

曜「」 

果南「曜ーーーーーーっ!!!」 


この後とりあえず曜を鞠莉の布団に放り込んでから、気まずさから目を逸らした果南と千歌の二人きりでAqoursの頃の想い出とかを肴に呑んだ。 

曜は翌朝まで起きてこなかった。



236: >>1(茸) 2019/04/03(水) 15:51:13.47 ID:XScDzfY7

次の内容だかなんだか >>237



237: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2019/04/03(水) 15:53:23.88 ID:4lOfOeJK

お花見



246: >>1(茸) 2019/04/08(月) 06:13:35.63 ID:NfDCYXri

お花見 


鞠莉「善子!起きなサーイ!」 

千歌「善子ちゃん起きてー」 

善子「んん…?どうしたの二人とも………はあっ!?なによこんな時間に…」 

鞠莉「のんびりしてると置いてくわよ!」 

千歌「ぼやぼやしてたら場所なくなっちゃうでしょ!」 

善子「お、置いてく?場所…?なんの話よ…」 

千歌「もー、なんで覚えてないの!?約束したじゃん、今日は三人で──」 


鞠莉「お花見デーーース!」シャイニーッ



247: >>1(茸) 2019/04/08(月) 06:18:38.67 ID:NfDCYXri

善子「そういえば行こうって言ってたわね。今日だっけ…」 

鞠莉「ほーらコレよ!ご覧なさい!どうせ忘れるんだからって先週から毎日言って聞かせたのに!」 

善子「毎日言われるもんだからいつのことなのかわかんなくなったんだって理解してよ」 

千歌「言っとくけど善子ちゃんお当番なんだからね?」 

善子「…なんの?」 

千歌「場所取りのーーー!一番重要な役目でしょ!」 

善子「まじで…」ゲー… 

鞠莉「善子は一人でも時間潰せるコでしょ。適任だと思わない?」 

善子「むむー…鞠莉と千歌さんは何当番なのよ」



248: >>1(茸) 2019/04/08(月) 06:28:57.71 ID:NfDCYXri

千歌「チカはお弁当作り!善子ちゃんが三人分のお弁当作ってくれるってゆーなら、チカが場所取りにいってくるけど?」 

善子「うっ…めんどくさい…」 

千歌「でしょー?鞠莉ちゃんもこういうときのお料理はちょっとふざけそうだし、お弁当係はチカしかいないの!」 

鞠莉「マリーそんな理由で外されたの?ふざけないよ?」 

善子「ぐぬぬ…じゃあ鞠莉は?あなたはなにするのよ」 

鞠莉「今日は特になにもしないわ」 

善子「はあ!?なにもしないんだったら別に鞠莉でも──」



249: >>1(茸) 2019/04/08(月) 06:29:36.52 ID:NfDCYXri

鞠莉「マリーはね」 

鞠莉「先月から時間を見付けては近場のお花見 spot を下見してたのよ。開花情報を調べたりもして、みんなでお花見するにはどこが一番イイかって、ずっと考えたの」 

善子「う…」 

千歌「ブルーシートとかお皿とかも買っておいてくれたし、今日だってクルマ用意してくれてるんだよ」 

善子「そ、そうなの…?」 

鞠莉「マリーはね、本気なのよ。一年に一回のとっても大切な event で、しかも三人で迎える初めての春でしょ。どこかのぐーたら寝ぼすけさんとは意気込みが違うのよ」ニコッ 

善子「…………!」ダラダラ… 

鞠莉「場所取り、行ってくれるわよね?」 

善子「ハイ…すぐ用意します…」



250: >>1(茸) 2019/04/08(月) 06:38:18.61 ID:NfDCYXri

千歌「ちゃんとコート着て。お昼はあったかいみたいだけど、午前中は肌寒いみたいだから」 

善子「はいはい」 

鞠莉「three D-S 持った?たぶん二時間くらい待ってもらうことになっちゃうから、ちゃんと時間潰しの道具も持っていくのよ」 

善子「3DSそんな発音で聞いたの初めて」 

千歌「それじゃ行ってらっしゃい、二人とも。鞠莉ちゃん、運転気を付けてね」 

鞠莉「Trust me. ちかっちのお弁当楽しみにしてるわ。善子置いたら戻ってくるからね」 

千歌「うん!…善子ちゃん」 

善子「ん、なに?」 

千歌「朝苦手なのに、ありがとね。善子ちゃんの好きなものいっぱい作るから、楽しみに待っててね♡」 

善子「…うん」// 

鞠莉「よーし、行くわよ善子!」 

善子「はーい」 

千歌「いってらっしゃ~い」ノシ



252: >>1(茸) 2019/04/08(月) 06:48:47.93 ID:NfDCYXri

~車内~ 


善子「ふわあ…」 

鞠莉「どうせ昨日も夜更かししたんでしょ」 

善子「んー、いつもと同じくらいよ」 

鞠莉「つまり夜更かしなんじゃないの。散々早く寝なさいって言ったのに」 

善子「なんか二人ともやけに寝るの早いと思ったのよね…こういうことかー…」 

鞠莉「こういうことかーじゃないわよ、まったく」



253: >>1(茸) 2019/04/08(月) 06:53:49.36 ID:NfDCYXri

善子「イタリアでもお花見ってやるの?」 

鞠莉「そうねえ…最近は少しずつ浸透してきたかも。カンザンって種類の桜があってね、日本で見るやつより色がハッキリしてて、blue-sky によく栄えるのよ~」 

善子「ふうん…日本の桜って色薄いんだ…鞠莉なんかはそっちの濃い方が好みなんじゃないの?」 

鞠莉「ンー、桜で言えば確かに向こうのやつの方が好きかもね」 

善子「今日はそのカンザンとやらじゃないんでしょ?残念ね」 

鞠莉「そうねえ…ふふっ」 

善子「…?なに?」 

鞠莉「ううん。言われて気付いたのよ、マリーは『ハナよりダンゴ』なんだなーって」 

善子「あなた結構現金なところあるものね」 

鞠莉「ゲンキン?」 

善子「即物的ってことよ」 

鞠莉「そんなことないもん」 

善子「自分で花より団子とか言い出したんでしょうが」 

鞠莉「そうだけど、そうじゃないの」 

善子「はあ…?」 

鞠莉「桜はどこでも見られるけど、ってことよ」 

善子「………そういうことね」 

鞠莉「うふふ♪」 


ブゥゥゥゥン…



254: >>1(茸) 2019/04/08(月) 06:57:32.86 ID:NfDCYXri

~お花見会場~ 


善子「うげ。こんな時間なのに結構いるもんね」 

鞠莉「わかったでしょ?決して早いわけじゃないってこと」 

善子「はいはい、わかったわかった。場所はどこでもいいの?」 

鞠莉「マリー's お花見 map~~(ダミ声)」つ地図 

善子「そんな小道具まで…」 

鞠莉「冷静に引いてないでちゃんとツッコミしてよ」ムゥ 

善子「ひまじんか」ペシ 

鞠莉「誰が暇よ!そうじゃない!!」 

善子「水道の傍は無理そうね。じゃあっちか」 

鞠莉「無視しないで!!」



255: >>1(茸) 2019/04/08(月) 07:02:48.25 ID:NfDCYXri

善子「こんなもんかしらね」 

鞠莉「じゃ、ちかっち迎えに戻るわね」 

善子「悪いわね、何往復もしてもらって」 

鞠莉「全然ヘーキよ。楽しむための努力を惜しむマリーじゃないわ♪」 

善子「…あなたのそういうところ好きよ。見習いたいって思う」 

鞠莉「善子がマリーに弟子入り…!?」 

善子「早く戻れば?千歌さん待ってるわよ」 

鞠莉「善子のそういうところ、嫌いじゃないけど淋しいわ」 


鞠莉「変な人が来ても付いていっちゃダメよ!」 

善子「子どもじゃないんだから」 

鞠莉「また後でね~」ノシシシ 

善子 ノ



256: >>1(茸) 2019/04/08(月) 07:06:39.96 ID:NfDCYXri

善子「さて、と…」 

善子「これがどんどん増えていくのかしら。鞠莉じゃないけど、お花見って結構大きなイベントなのね…」 

善子「…」 

カチッ (3DS) 

善子 カチカチ 

善子「花より団子、って言うけど…団子より花の人なんかいるのかしらね」カチカチ 

善子「お花見やるのって大体楽しく騒ぐための口実よね。純粋に桜見たくてやる人なんかいないでしょ」カチカチ 

善子「………ん?」 


>>257 
場所取りに来た人物



257: 名無しで叶える物語(笑) 2019/04/08(月) 07:12:18.29 ID:/aGLZfL/

果南



258: >>1(茸) 2019/04/08(月) 07:26:50.59 ID:NfDCYXri

善子「あれは…」 

果南 トコトコ 

善子「え、果南さん…よね…」 

果南 キョロキョロ… トコトコ ドサッ 

善子「なにあの荷物量。山籠りでもするの?」 

果南 ウーン… 

善子「なんか悩んでる」 

果南 ゴソゴソ… つスノコ サッ 

善子「!?」 

果南 つブルーシート on スノコ ファサ… 

善子「!?!?」 

果南 ムフー 

善子「なんでそれで満足げなのよ!!」 

果南「わ、善子!?偶然じゃーん」オー 

善子「偶然やったーイェイ。簀の子の上でお花見するつもり!?」 

果南「あはは、やっぱ変わってるよね。ダイヤがお尻ちくちくするの苦手だって言うからさ~」 

善子「ああ…そう…あの人が言い出したことなの…」



259: >>1(茸) 2019/04/08(月) 07:32:21.88 ID:NfDCYXri

果南「善子もお花見かー。鞠莉とチカと?」 

善子「そうよ。果南さんはダイヤと二人?」 

果南「ううん、あとまる」 

善子「AZALEA会?」 

果南「正解!この前ギルキス会やったんでしょ?それ聞いてさ、私達もやろうってなったんだよね」 

善子「へえ、それでお花見ね。でもここ結構遠いでしょ」 

果南「まあね~。でもせっかくならお出かけもかねてってことで、三人でクルマ出してさ」 

善子「………ここって有名なお花見スポットなの?」 

果南「んー、超有名ってわけじゃないと思うけど。中学生くらいの頃に誰かから聞いて、いつか行ってみたいねってダイヤと鞠莉と話してたんだよ。善子もよく知ってたね」 

善子「あー、まあね…………そんな場所を…」



260: >>1(茸) 2019/04/08(月) 07:37:05.27 ID:NfDCYXri

善子「ところで肝心の二人はどうしたのよ」 

果南「買い出しに行ってもらってるよ。運転はダイヤ」 

善子「果南さんの方が運転上手そうだけど」 

果南「ここまで私が運転してきたからね~。それに、ダイヤもまるも一人で場所取りさせるのと待っとかせるの、ちょっと不安だし」 

善子「わかる」 

果南「善子の方は?」 

善子「さっき鞠莉に運んできてもらって、今はお弁当係の千歌さんを迎えにいってくれてるわ」 

果南「よく場所取りなんか引き受けたね。そういうのイヤがりそうじゃん」 

善子「ま、色々あってね」 

果南「でも、そっかー。そっちチカのお弁当なんだ~。いいね」 

善子「作ってこなかったのね」 

果南「さすがにね、お弁当作ってたら遅くなっちゃいそうだったから」 

善子「確かにね」



261: >>1(茸) 2019/04/08(月) 07:42:06.04 ID:NfDCYXri

果南「でもちょうどよかったよ。二人が戻ってくるまですることないしさ」 

善子「そうね」 

果南「…ゲームしたいと思ってるでしょ」 

善子「なんでわかったのよ」 

果南「私んとこ来てくれるのにそれ持ってきてるからだよ」 

善子「…」つ3DS 

果南「はい、消して消して。滅多に会えるもんじゃないんだから、お話ししようよ」 

善子「えー…」 

果南「えーじゃない。座って座って」 

善子「まったく、鞠莉と言い…年長組は強引な人ばっかりね」ヤレヤレ 

果南「妹達が可愛いんだって」 

果南「で?どうなの最近。鞠莉達とは」 

善子「どうって普通よ普通…」 


こうして二人の待ち時間は過ぎていった…



262: >>1(茸) 2019/04/08(月) 07:42:43.73 ID:NfDCYXri

更新が遅くて申し訳ない 

お花見準備編、終わり 
次はお花見編だと思います







他のおすすめSS
 
 
 
 
 
善子「う~ん…全裸で深夜徘徊はやっぱり最高ね!」 
ダイヤ「千歌? 贅沢な名ですわね、今から貴女の名は千ですわ!」 
花丸「初めての感情」 
果南「何読んでるの?」ルビィ「…!?」 
千歌「部室で曜ちゃんと胸を揉み合うだけ」