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    カテゴリ: リトルバスターズSS

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    転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491566778/

    1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 21:06:18.66 ID:72T5F1BM0

    理樹部屋

    理樹(その話の発端は、謙吾の『これはあくまで人から聞いた話だが……』の一言だった)

    謙吾「恭介が、その……留年した。という事だ」

    理樹(それを聞いた瞬間、テーブルを囲んでダラダラしていた3人の目が一斉に謙吾の方へ向いた)

    理樹「き、恭介が留年!?」

    真人「ハハハッ!まさかそんな事ねえだろ!恭介の野郎、いつもテストの時期になったら俺らに何故かバンバン当たるテスト範囲教えてくれたじゃねえか」

    鈴「確かに賢いかは知らないが馬鹿ではないな」

    理樹(真人と鈴は面白くもない冗談だとばかりにすぐさま平静な顔に戻った。しかし、謙吾だけは依然と顔に冷や汗をかいていた)

    謙吾「う、うむ……俺も風のウワサを聞いた程度なんだが……火のないところに煙は立たんとも言うしな」

    理樹(謙吾は並大抵のことで顔を崩さない。その彼がこのふざけた話にここまで真剣になるということはその噂の出所に信憑性があるのだろう。その動揺が僕にも伝染したのか、若干ドキドキしてきた)

    理樹「と、とにかくそろそろ恭介が来る頃じゃない?その時に確かめてみようよ!」

    ガチャ

    理樹(そういうと同時にドアが開いた)

    恭介「…………………よぅ」

    理樹・真人・謙吾・鈴「「「!!」」」

    理樹(生気のない声で入ってくる恭介。彼の顔は死んでいた)





    2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 21:23:16.75 ID:72T5F1BM0

    恭介「……………」

    理樹(恭介は僕と鈴の間に腰掛けると、大きなため息を吐いた。その目は何も写ってなかった)

    真人「…………」

    理樹(真人が、謙吾に信じられないといった目線を送った。謙吾はただ辛そうな顔で目を伏せた。恭介がテーブルの前に座ってから気まずい沈黙が流れて数秒後、鈴がその空気に耐えかねて僕にウインクでサインを送った。それがどういう意味か分からない僕じゃない。言い出しっぺになどなるんじゃなかった)

    理樹「あ、えっと……恭介……その……」

    恭介「……噂、聞いたのか?」

    理樹「えっ!」

    理樹(前置きなく急に核心を突かれてギクリとした。もはや”知らないふり”は出来ない)

    理樹「………う、うん……恭介、留年したって本当?」

    恭介「…………………」

    理樹(みんな固唾を飲んで恭介の次の言葉を待った。そしてみんな恭介が急に笑顔になって僕らをからかってくれるのを期待した。そうなれば少なくとも僕は甘んじて彼に笑われただろう。でも、恭介は表情をピクリとも動かさず、口元に蝋燭があっても消せないような声で言った)

    恭介「………その通りだ………」



    3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 21:38:31.83 ID:72T5F1BM0

    真人「は……はは……おいおい、冗談だろ恭介っち!」

    恭介「真人……」

    理樹(その時、恭介は真人にニコリと微笑んだ。つられて僕らも笑いそうになったが、次の言葉で笑えなくなった)

    恭介「今年も、よろしくな……」

    真人「…………マジかよ」

    謙吾「……何故だ恭介。何故よりによってお前が!」

    理樹(謙吾が思わず声を荒げた。しかし、当の本人は相変わらずの口調でそれに答えた)

    恭介「ああ、分かってるよ。これから訳を話そう」

    恭介「……俺がこうなった理由をな」

    理樹(恭介は静かに語り出した)




    【理樹「恭介が留年!?」】の続きを読む

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    転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1490460172/

    1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/26(日) 01:42:52.32 ID:lJLqLUIz0

    「終点、日根野、日根野です。右側のドアが開きます。ご注意ください……」

    理樹(僕の心地よい眠りは機械的なアナウンスで妨げられた)

    理樹「………終点?」

    理樹(その言葉の意味を理解するのに数秒とかからなかった。そして理解した瞬間、全身の血液が冷たくなるのを感じた。胃の底からすっと力が抜け、周囲の環境音が妙に大きくなったような気がした)

    理樹「終点だって!」

    理樹(もう一度その言葉を繰り返し、思わずシートから立ち上がった。乗った時はあれだけ混雑していた車内が今はすっかり静かだった)

    「グゥ………」

    理樹(そんな中、すぐ隣から間の抜けたイビキが聞こえた。そうだ、そういえば今日は2人で来ていた。だからこそ油断してしまったんだ)

    佳奈多「……んん……」

    理樹「…………どうすればいいんだ」





    3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/26(日) 02:17:51.83 ID:lJLqLUIz0

    早朝



    佳奈多「ほらっ、葉留佳が起きないうちに早く出るわよ……っ!」

    理樹「分かってるよ……!」

    理樹(二木さんに急かされ、静かに素早くドアを開けた。葉留佳さんのいつもの起床時間を考えるとここまで早くアパートを出るのは慎重すぎるが、二木さんの性格上諦める他ない)

    理樹(アパートの外は鳥のさえずりが明確に聞こえるほど静かだった)

    佳奈多「ああ、携帯を忘れちゃったわ」

    理樹(鍵を閉め後で二木さんが眉をしかめながら言った)

    理樹「いや、僕も部屋に置いてきたよ。どうせ今日はずっと電源を切っておかないといけないしね」

    理樹(葉留佳さんからかかってきた時、わざわざ拒否するのも嫌だ。それに家に電話が置いてあるという事は「心配はいらない」というメッセージにもなる)

    佳奈多「……ま、いいか。それじゃ行きましょ」

    理樹「うん」

    理樹(今日は二木さんがバレンタインデーに向けて葉留佳さんに渡すチョコを厳選する予定だ。なんでも今は女の子が男の子に渡すだけではないらしい。こういうイベントを利用して積極的に仲を縮めていこうという策略なんだろう。つくづくこういう所は鈴に対する恭介を思い出す)



    5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/26(日) 02:43:06.97 ID:lJLqLUIz0

    現在




    理樹(時計は0:30分を指している。帰りの電車はない)

    理樹「ハァーー………」

    理樹(隣の二木を起こしたくない。出来ればこのまま二木さんを放って全力で逃げ出したい。しかし、この見知らぬ土地のどこへ逃げようというんだ)

    佳奈多「……………」

    理樹(座り直し、もう一度二木さんの方をちらりと振り返る。起きる気配ない。いったいどうしてこんなことになったんだろう。慣れない早朝に起き上がって出かけたから?久々の都会に2人してテンションが上がって関係ない所を見て回りまくったから?おそらく両方だろう。少なくとも終電ギリギリまでいなければ終点まで寝ていてもまだなんとかなったはずだ。ああ、無情)

    理樹「二木さん」

    佳奈多「……着いた?」

    理樹(ゆっくりと目を開いた。まだ寝たりなさそうだ)

    理樹「いや、その……」

    理樹(どうオブラートに包もうか迷っていると後ろの方から見回りに来た車掌さんがストレートに言った)

    「終点でございます。ご乗車お疲れさまでしたー」

    佳奈多「なっ」

    理樹(二木さんのクールな顔が一瞬で崩れた数少ない瞬間だった)



    7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/26(日) 03:01:09.57 ID:lJLqLUIz0

    駅前

    理樹(乗り越し精算を済ませて駅を出るまで二木さんは無言だった)

    佳奈多「……………」

    理樹「こ、これからどうしようか……」

    佳奈多「ふっ……ふふっ…」

    理樹「!?」

    佳奈多「……最悪ね。本当に……最悪」

    理樹(突然笑ったかと思うとこの世の終わりを彷彿させる顔に変化し、アスファルトの地面に三角座りした)

    理樹「ちょっと、こんな所で!服が汚れるからやめなよっ」

    佳奈多「どうすればいいの……帰りの電車はないし終点まで来たせいでタクシーを呼ぶ程のお金も残ってない……」

    理樹(あまりの沈みように二木さんが絶望の海に溺れているような錯覚を覚えた。そんな時、ふと名案が思い浮かんだ)

    理樹「あっ、そうだ!葉留佳さんに電話してタクシーで来てもらったらどうかな!?携帯は家にあるけど幸い公衆電話を使うほどのお金は残ってるし」

    佳奈多「ダメよそんなこと!葉留佳に黙って出て行ったのに今更おめおめと助けを求められる訳ないじゃない!」

    理樹(確かに、経緯からしてそんな事を言おうものなら一生笑いのネタにされるだろう。そうすると僕らは完全なる間抜けだ)

    理樹「で、でもそうは言ったって他にどうするのさ?」

    佳奈多「分かってるでしょう?方法は一つ…………歩いて帰るのよ」

    理樹「ええー」

    理樹(その言葉は1番聞きたくなったが、そう言うに違いないとも思っていた)



    9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/26(日) 03:48:17.40 ID:Q0X4VkEMO

    待ってたぞ>>1よ

    リトバスって舞台設定滋賀だっけ?日根野(大阪泉佐野市)からなら歩きだと概算約丸一日掛かるが大丈夫か…?



    15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/28(火) 01:20:00.02 ID:GhNYWDCE0

    駅名は知ってる終点を適当に書いたから深い意味はないぞ
    再開




    【理樹「………終点?」佳奈多「グゥ………」】の続きを読む

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    転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1486247367/

    1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 07:29:27.30 ID:Z7+gaAIn0



    理樹部屋

    真人「おーい理樹……」

    理樹「むにゃ…心配いらないよ……」

    真人「そろそろ飯行かねえと学校始まっちまうぜ?」

    理樹「うん……そういう振りだから……」

    真人「なーに寝ぼけてんだ理樹!さっさと起きろ!」

    理樹「………ハッ!」

    理樹(僕は真人の大声でやっと覚醒した。時計は7時50分を指している。本来なら既に食堂に向かう時間だった)

    理樹「う、うわっ!ヤバ!」

    真人「俺が言うのもなんだが俺に起こされるなんて相当だぜ?」

    理樹(そう言いながら真人は僕の方へ着替え一式をぽいぽいと放って行った)


    ………………………


    食堂

    ガヤガヤ

    恭介「へえ、珍しいな。理樹が真人に起こされるなんて」

    理樹(僕らが着いた時には既にいつものメンバーが食堂に全員揃っていた)

    クド「リキ、夜更かしはダメですよー」

    理樹「いやそこまで遅くに起きてた訳じゃないんだけどな……」

    理樹(実際、昨日は別に特別な事もなかったし本当に心当たりがない。なにか変な夢は見ていたような気もするけどここに来るまでで完全に忘れてしまった。まあ夢なんてそんなものなんだけど)

    葉留佳「いやー理樹君はラッキーすなぁー!私なんか寝坊しちゃったら起こしてくれる人もいないからそのまま遅刻確定ですヨ!」

    理樹「はは…今回は真人に助けられたよ、ほんと」

    真人「へへ、よせやい!」

    恭介「さて今日の放課後の練習だが……」

    理樹(恭介が含みを持たせてそう言うと、テーブルから立ち上がり小毬さんの方へ目配せをした。すると小毬さんの方も立ち上がった)

    小毬「えー、コホン……今日はたこ焼きパーティーをしたいと思います!」

    真人「えっ、マジで!?」

    恭介「ああ。実は昨日、小毬の親がたこ焼き機を仕送りで送ってきたらしい。それでたまの息抜きにな」

    西園「たこ焼きですか……久しぶりに食べます」

    謙吾「よっしゃーーーっっ!!」

    鈴「うるさいわ!」

    理樹「…………あれっ?」





    2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 07:46:49.12 ID:Z7+gaAIn0

    来ヶ谷「どうかしたか?」

    理樹(僕がふと漏らした声に来ヶ谷さんが声をかけた)

    理樹「いや……たこ焼きパーティーって前にもやらなかったっけ?」

    来ヶ谷「ふむ……少なくとも私は参加していないな。誰とやっていたんだ?」

    理樹「いや、みんなでやったような……んー?」

    理樹(なんとなく以前もまったく同じ状況で小毬さんがたこ焼きパーティーを開催したような気がした。しかしはっきりとは思い出せないし、そもそもその場には来ヶ谷さんたち皆もいたような……)

    鈴「ふっ、理樹。それはデジャヴというんだぞ」

    理樹(うんうん唸っていると横から鈴が得意げに話しかけてきた)

    理樹「デジャヴねぇ…」

    理樹(そう言われるとそんな気がしてきた。だいたい本当にやっていたらこうしてあやふやな記憶になる訳がない。あまり深く考えなくてもいいだろう。とりあえず今は早いところ朝ご飯を食べなくては)



    3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 08:04:10.82 ID:Z7+gaAIn0

    教室

    理樹「…………」

    理樹(とりあえずパーティーは放課後に食堂を貸してもらって開催することになった。材料についてはもう恭介と小毬さんが用意しているらしいので手ぶらで来いとの事だった)

    教師「……じゃあ直枝、この問1を解いてみろ」

    理樹「えっ!」

    理樹(しまった。今日は日付けからして僕が最初に当たるのは分かっていたはずなのについ余計な考え事をしていた!)

    教師「どうした?まさかぼうっとしてたんじゃないだろうな…」

    理樹「あ、いやえっと……」

    理樹(急いで教科書を見るが後の祭りだ。数学はパッと見ただけじゃ………)

    理樹「!」

    理樹「………あっ………さ、37?」

    教師「おいおい当てずっぽうは…………なに!せ、正解だ!まさか暗算か!?」

    理樹「いや……」

    理樹(自分で何が起きたか分からなかった。ただ、暗算というよりも直感の方が近かった。教科書の問題をちらっと見ただけで公式などまったく考えずに37という数字だけが頭にふっと浮かんだようだった)




    【理樹「夢」】の続きを読む

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    転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1481376894/

    1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/10(土) 22:34:54.81 ID:e0mgKKZT0



    理樹部屋

    理樹(日曜日の夜。僕はみんなに数週間近く悩んでいる事をとうとう打ち明けた)

    恭介「なに、実感がないだって?」

    理樹「うん……」

    理樹(事故の後、記憶をおぼろげながらにも思い出した僕は、恭介達と行った二度目の修学旅行の後、小毬さんに想いを伝えた。小毬さんにも『あの時』の記憶があったかは知るところではないが、僕の告白を聴いて3日目に返事をもらい、めでたく付き合ったのだけど……)

    真人「ま、まさかもう小毬と何か喧嘩でもあったのか!?」

    理樹「い、いやそういう訳じゃないんだけど……」

    謙吾「倦怠期という訳だな?ううむ、流石の俺もそういう問題は少し荷が重いな……」

    理樹「だから違うってば!」

    鈴「じゃあなんなんだ?」

    理樹「ただ……小毬さんと付き合ったのは良いけど、付き合う前から何も変わってない気がするんだ」





    2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/10(土) 23:04:34.00 ID:e0mgKKZT0

    謙吾「というと?」

    理樹「……実は僕たち、まだ手すら繋いでないんだ」

    理樹(数秒の沈黙の後、みんなが口をあんぐりと開けた)

    「「「ええーーーっっ!!」」」

    恭介「な、な、な、なんだと!?」

    真人「お前ら……俺が言う事じゃねえが大丈夫なのか?」

    謙吾「悪いが本当に付き合ってるんだろうな?もしかして理樹が勝手に付き合っていると思い込んでいただけとか……」

    理樹「いや……まあ……」

    理樹(予想通りの反応を示す恭介達。無理もない。付き合った当時、あれだけ盛大に祝われたというのに、あれからなんの進展もないなんて…)

    鈴「どうしたんだ?手なら繋げばいいじゃないか」

    理樹「それがどうもそんな雰囲気にならないんだよね……なんというか、小毬さんと二人でデートをしても、ご飯を食べても手を繋ぐとか、恋人っぽいムードにならないというか…」

    恭介「由々しき事態だな……」

    理樹(恭介が眉をひそめて言った。どうやらこの事態をかなり深刻に受け止めているようだ)

    謙吾「……ああ……まったくだ……」

    真人「やれやれだぜ」

    理樹(謙吾と真人も汗を垂らして恭介の言葉に大きく頷いた)

    恭介「理樹」

    理樹「は、はい!」

    恭介「悪かった!お前がそんな悩みを抱えていたにも関わらず気付けてやれなくて……!」

    理樹「えっ、いや……」

    謙吾「だが心配するな。その話を聞いたからには、俺たちがお前ら二人の関係を必ずアツアツにしてやる!」

    真人「そう、まるで筋トレしてる時に激しく燃焼する全身の細胞のようにな!!」

    理樹「例えが長ったらしい上に分かりにくい!」

    理樹「……じゃなくて!別にそういう事をしてもらうつもりで言った訳じゃ……!」

    恭介「大丈夫だ理樹、俺たちに任せろ」

    理樹(ああ、こうなったらもう聞かない奴だ……まあ、どのみちこのままではどうにもならなかったとは思うけど……)



    3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/11(日) 00:24:14.61 ID:bkb4JcPV0

    恭介「まず話を整理しよう。何故確か理樹が小毬と付き合ったのは結構前のことだったよな?」

    理樹「うん。付き合ってから僕らは何度か遊びに言ったし、二人だけの時間を増やしたんだけど……」

    謙吾「だが、小毬は特に前と変わった所がないと」

    理樹「……まるで友達のようなんだよ。確かに一緒にいて小毬さんはよく笑うし、僕も楽しいんだけど……それがデートかと言われるとただ学校で会話しているのと一緒というか、ただ場所が変わっているだけで本質は同じにしか思えないんだ」

    鈴「楽しいならそれでいいんじゃないか?お前の言う恋人っぽさってなんなんだ」

    理樹「ぼ、僕の……?」

    恭介「いや、それは違うぞ鈴。理樹が現状に満足していないということは足りない物があるということだ。そりゃ理樹だって男なんだ。好きな女の子には他の男とは違う特別な”何か”を求めたくなるものなんだ」

    鈴「なんだか間違ってない気がするが言い方がきしょいな」

    恭介「き、きしょ……」

    理樹(静かにダメージを受ける恭介)

    謙吾「だがそういう事なら話は簡単だ。ようは理樹が神北に対して恋人っぽいアプローチをすればいいんだ」

    恭介「ご、ごほん!とにかくそういう事なら俺たちは理樹の恋を全面的にバックアップしようじゃないか。作戦名はリトルラブラブハンター2(ツー)だ!」

    理樹「2?」

    恭介「厳密には違うがこの作戦を行うのは二度目だからな」

    理樹(二度目……いつの間にやったんだろう)

    恭介「まあとりあえず内容を聞け。まず謙吾、真人、俺の3人が明日誰かに恋人っぽいことをする。理樹はその中で一番良いムードになった方法を実践するだけでいい。そうすればきっと小毬との仲も思い切り縮まるはずだ」

    理樹「う、ううん……なんだかとても嫌な予感がするんだけど……」

    謙吾「理樹、お前の相棒は100戦無敗…負け知らずの男だ。信じろ」

    理樹(今回ばかりは説得力がないなあ……)

    恭介「とにかく今のうちに小毬をデートに誘っておけ。明日、早速実践出来るようにな!」

    理樹(今日はそのまま解散となった。よくよく考えたら皆はどうやって付き合ってもない人と恋人っぽいムードを出すんだろう。そんなことを考えながら今日も夜は更けていく………)


    ……………………………。

    ………………。

    ……。



    4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/11(日) 00:26:56.38 ID:bkb4JcPV0

    突然だがゲームみたいに恋人っぽいムードを出す相手を安価で決める
    同じキャラは一度まで。被ったりしたら安価下でよろしく
    真人>>5
    謙吾>>6
    恭介>>7



    5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/11(日) 00:29:01.92 ID:lN7+H9UBo

    はるちん



    6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/11(日) 00:36:10.84 ID:uCOCXYUuo

    佳奈多



    7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/11(日) 00:40:23.98 ID:DpGjKXoCO

    クド



    8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/11(日) 02:54:23.80 ID:SDTXEMmjo

    ???「男の人同士では駄目なんですか」



    11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 08:39:18.62 ID:FJbgPUPf0

    やっぱり恭介の性癖って




    【理樹「小毬さんと付き合ってる実感がない」】の続きを読む

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    転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1478957654/

    1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/12(土) 22:34:14.84 ID:nrRDQfZN0

    インタビューより一部抜粋

    ____「Refrain」の終盤に、病室で理樹と鈴が2人だけで終わるエンディングが挿入されていますよね?もしかしたら、あそこでストーリーが終わる予定だったとか?

    麻枝:世間では、俺があの寂しいエンドで終わらそうとしたのを、都乃河君が止めたってことになってるんです(笑)
    都乃河:違いますよね。以前のインタビューで「麻枝さんの初期案ではもっとひどい結末だった」みたいな話をしたら、ユーザーさんが病室エンドと結びつけちゃったみたいで。そもそも本当の初期案はあんな生易しいものじゃなかった(笑)
    麻枝:時期でいえば青春とかテーマを考える以前の、もっともっと初期の案だよね。しかもメインルートというよらサブルートの話で。誰か1人がみんなを皆殺しにして回るとか(笑)そういうひどいネタもあったというだけの話です。




    誰か1人がみんなを皆殺しにして回るとか(笑)




    ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ





    2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/12(土) 23:00:42.27 ID:nrRDQfZN0

    夕方

    理樹部屋

    理樹(今日、僕はまた例の病の発作で倒れてしまった。たまたま近くに来ヶ谷さんが居てくれたのは良かったんだけど……)

    恭介「理樹………理樹?」

    理樹「……はっ!え、えっと……なに?」

    真人「次、理樹の番だぜ」

    理樹「え?あっ……」

    理樹(真人が中心に置かれたトランプの山を指差した。そうだ、今は大富豪の真っ最中だったのだ)

    謙吾「どうした理樹?来ヶ谷に看病してもらってきてからずっとぼうっとしてるじゃないか」

    理樹「あっ、えっと……」

    理樹(謙吾の言う通り僕は来ヶ谷さんと別れてからずっと放心状態になっていた。それは多分来ヶ谷さんの看病が原因だったのだろう。誰だって目覚めに美人が薄いシャツ姿でこちらを見ていたらドキッとするはずだ。それがスタイルもバツグンだというんだ。頭がパンクしてもおかしくない)

    恭介「フッ…とうとう理樹もそういう時期になっちまったか」

    理樹「そ、そういう時期って?」

    恭介「恋さ。理樹、お前は来ヶ谷に恋をしているんだ」

    理樹「えっ?」



    5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/12(土) 23:25:51.29 ID:nrRDQfZN0

    理樹部屋前

    『どうした理樹?来ヶ谷に看病してもらってきてからずっとぼうっとしてるじゃないか』

    『あっ、えっと……』

    来ヶ谷「…………………」

    来ヶ谷(看病した後、少年が去った部屋を見ると、彼の携帯が床に落ちていた。せっかくなので届けようとここまで来たが……どうやら面白い話が聞けそうだな。少し傍聴してみようか)

    『フッ…とうとう理樹もそういう時期になっちまったか』

    『そ、そういう時期って?』

    『恋さ。理樹、お前は来ヶ谷に恋をしているんだ』

    『えっ?』

    来ヶ谷「!」

    来ヶ谷(恋……恋だと?あの少年が私に?……馬鹿な……いや、しかし……)

    『なにィ!?り、理樹が来ヶ谷にときめきを感じているのか!!』

    『ち、ちょっと待ってよ!』

    『ってことはまさか理樹はあの来ヶ谷に惚れちまったってことなのかぁぁあ!?』

    来ヶ谷「…………っ」

    来ヶ谷(いやいや、いやいやいや……慌てるな来ヶ谷唯湖。お前が取り乱すなどあり得ないことだ。これくらいのことで動じるんじゃない。……だけど、もしも理樹君が本当に私に好意を抱いているならば……わ、私は……)



    6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/12(土) 23:36:55.82 ID:nrRDQfZN0

    理樹部屋

    恭介「そうか理樹……俺は前々から思っていたんだ。理樹は恋をするべきだと!恋に苦しみ、恋に傷つくことで人は成長する……恋愛が理樹を大人の男にするんだよ!」

    理樹(恭介達の暴走はなおも続いた)

    謙吾「となると、これから俺たちは全力で理樹の恋を応援することになるな。ふっ、任せろ。こう見えても巷ではロマンティック大統領と呼ばれている」

    真人「クッ……納得いかねえが理樹が幸せになることが俺の幸せだ。ここはおとなしく来ヶ谷にゆずってやるとするか……」


    来ヶ谷(……も、もしも少年が告白するとしたらいつになるのだろうか?いや、こういう時は私から言った方がいいのか?理樹君はこういうのは苦手だろうからな。だが私からいくとしてなんと声をかければいい?やっぱりシチュエーションが大事だな。例えば放課後の空き教室で待たせたり……ううむ、悩みどころだ)


    恭介「よぅし!そうとなると早速作戦を立てよう!作戦名はオペレーションラブラブ……」

    理樹「だから待ってってば!」

    恭介「……理樹、いい加減水臭いぞ。こういう時は黙って俺たちの協力を……」

    理樹「そうじゃなくてさ……」

    理樹「僕は別に来ヶ谷さんのこと好きって訳じゃないから」

    恭介「えっ?」

    謙吾「うん?」

    真人「はっ?」

    来ヶ谷「……………え」



    7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/12(土) 23:51:50.29 ID:nrRDQfZN0

    理樹「確かに来ヶ谷さん、とっても美人だしスタイルもいいし中身だってとてもクールだよ。……でもなんというか合う気がしないんだよね。いつも心の奥まで見透かされてるようで怖いし……。それよりどっちかっていうとまだ他の女の子の方が……」

    来ヶ谷「あっ………え……?」

    真人「は、ははは……なんだよ!やっぱり理樹にそんな気なんかねえんじゃねえか!」

    来ヶ谷(…………………)

    恭介「そ、そうだったのか……い、いや悪い。勝手に盛り上がっちまったな!」

    謙吾「勘違いしてしまったようだ……そうか。理樹は来ヶ谷がそこまで好きだという訳でないのか…」

    理樹「いや、嫌いって訳じゃないんだけどさ……僕なんかとは釣り合わなさそうっていうか……」

    真人「まあまあ、いいじゃねえか!ほーら!早く続きやろうぜ!」

    理樹「う、うん……」






    来ヶ谷「………………………」




    【理樹「多分ルート間違えた」】の続きを読む

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    1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 21:04:00.89 ID:91/sq7P+0

    早朝

    理樹・真人部屋

    真人「ええと……これは……ふむふむなるほど」

    理樹「………………」

    真人「ほうほう…そういう事か……」

    理樹「………………」

    真人「ん~…ふんふん……」

    理樹「………ねえ真人」

    真人「おっ、なんだ理樹?」

    理樹「いかにもって感じで合点いってる所悪いんだけど僕のノート盗み見するのやめてよ」

    理樹(月曜日。僕らは日曜日に騒ぎすぎた宿題という借金を早朝にこなすことで返していた)

    真人「うっ……べ、別にいいじゃねえかっ減るもんじゃないだろ!」

    理樹「減りはしないけど意味もないよ。真人が自分で解かなくちゃね」

    真人「り、理樹様ぁぁ~!!」

    理樹「だめだめ」

    真人「はぁ………ちくしょう、早く爺さんになりてえなあ…」

    理樹「えっ?」

    真人「いや、早く爺さんになって隠居生活がしてえなってさ。そしたら勉強も働く必要もないから時間の全てを筋肉に充てられるだろ?」

    理樹(か、考えがダメ人間のそれだ……)

    理樹「それは結構だけど真人がお爺さんになったら既にその筋肉もしわくちゃになってるんじゃないかな」

    真人「なにぃーーっっ!?や、やっぱ今の無しだ!」

    理樹「ふふっ、それじゃそろそろ朝ごはんに行こう。続きは教室でやろうか」





    2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 21:10:32.11 ID:91/sq7P+0



    食堂

    恭介「もうすっかり秋だな」

    理樹(全員の食事が片付き始めた頃、恭介が全員に聞こえるように言った。こういう時は何かを始める前兆だ)

    謙吾「ふっ、何をするつもりだ?言っておくが今の俺は骨折も治って万全の状態だぞっ」

    恭介「ああ、今回は謙吾に限らず全員が協力し会わなければ達成出来ないミッションを考えた」

    クド「わふー!そう言われると緊張してきましたっ」

    理樹(確かにこういうことは修学旅行が終わってからあまりやってこなかったので謙吾じゃないけど胸がワクワクしてきた)

    恭介「そう堅くならなくていい。今回はどっちかって言うとちょっとした催しって感じだからな」

    真人「もったいぶらず早く言えよっ」

    恭介「よしでは……サンマを焼こう。作戦名、オペレーション七輪バスターズ!!」

    「「「……………」」」

    理樹(全員がポカンとした)

    恭介「七輪バスターズ!!」

    理樹「いや聞こえてたよ!」

    鈴「こいつは何を言ってるんだ?」

    真人「シチリン……?シチリンってなんだ?」

    西園「七輪とは調理用の炉です。主に木炭などを使って魚や餅を焼いたりしますね」

    真人「えっ、てことはまた何か食べるのか!?」

    恭介「だから言ったろ、それでサンマを焼くんだよ。美味いぞ炭火でじっくり焼いたサンマは……」

    葉留佳「じ、じゅるり……!」

    理樹(恭介の突飛な提案は全員で紐解いてやっと理解された。なるほど、そういうことなら周りに迷惑もかからないだろうし良いかもしれない)

    来ヶ谷「なかなか粋な提案だ。今日やるのか?」

    恭介「ああ。放課後にやろう」

    小毬「えへへ~なんだか楽しみになってきたねぇ」

    理樹(そして1人も不満を持つ者がいない事を確かめると恭介は高らかとこう宣言した)

    恭介「ようし…ミッションスタートだ!!」



    3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 21:15:03.34 ID:91/sq7P+0

    ………………………………………


    ……………………



    放課後

    キーンコーン

    教師「よし…じゃあ今日はここまで」

    「起立、礼!」

    真人「やっと終わったか!もう消化液で胃に穴が空いちまうぜ!」

    鈴「あたしもだ!理樹、早く行こう!」

    理樹「うん。でもまずはカバンを部屋に置いてからね」

    真人「ああ、それなら俺がお前らの分をまとめて部屋に置いておくぜ。鈴は夜にでも取りに来いよ」

    鈴「真人の癖に気が利くな」

    真人「へっ、ありがとよ」

    理樹「今の素直に受け取るんだ……」

    理樹(あの後すぐに恭介によって作戦の班分けがされた。その中でも僕と鈴はサンマの調達係だ)




    【理樹「次に目を開けると深夜を徘徊する老人となっていた」】の続きを読む

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    1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/07(金) 22:41:10.88 ID:+qI2Qhf10



    佐々美部屋

    佐々美「急に話があるからと聞いてみれば、いったい何を言ってらっしゃるの?棗鈴はこの私、笹瀬川佐々美のライバルにして宿敵!まさか貴方達、寝返ろうとでも思って!?」

    渡辺「そ、そんなこと微塵も思っていませんわ!あくまでこの身はすべて佐々美様のために……!!」

    川越「でも、私達はそういうのではなくただ友達としても接したいと思いましたの」

    中村「……だから、いつもの様に闘うのではなく、たまには彼女と話し合い、理解を深めたいなと……3人で話し合いました」

    佐々美「そ、そんなこと言ったって……!」

    渡辺「お願いします佐々美様!どうか、一度だけ停戦協定の申し入れだけでも!もしかしたら棗鈴もそろそろ闘いに疲れているかもしれませんわ!」

    佐々美「で、でも、そんな彼女を倒してこそのライバル……」

    川越・中村「「佐々美様!!」」

    佐々美「く、くぅ…………」





    3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/07(金) 22:51:18.88 ID:+qI2Qhf10



    理樹部屋

    真人「……ん。もうこんなに暗くなったか」

    恭介「秋は夜が早いからな。……よし理樹、悪いが鈴を送ってやってくれ」

    鈴「あたしは別に一人でも大丈夫だ」

    恭介「えっ、でも幽霊が出てきたらどうするんだ?」

    鈴「うっ……それは……」

    理樹「そこで普通に『痛いところを突かれた』って感じのリアクションになるのは鈴だけだよ……」

    謙吾「まあ、とにかく校内とはいえ夜が危ないのには変わりない。大人しく彼氏に連れてってもらえ」

    鈴「おーまーいーが……」



    4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/07(金) 22:57:32.66 ID:+qI2Qhf10

    女子寮前

    理樹「じゃあここからはもう大丈夫だよね?」

    鈴「ああ。ありがとうな」

    理樹「ふふっ、どういたしまし……」

    「棗鈴!!」

    鈴・理樹「「!?」」

    鈴「そ、その声は……!」

    佐々美「棗さん!今日という今日はあなたを徹底的に叩きのめ……」

    渡辺「佐々美様!」

    佐々美「ぐっ……い、いえ……き、今日はその……少しお話がありまして……」

    鈴「ん?なんだか今日は様子が変だな……」

    理樹「確かに。いつもなら問答無用で襲いかかって来そうなのにね」

    佐々美「話を聴きなさーい!!」



    6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/07(金) 23:16:03.09 ID:+qI2Qhf10

    鈴「夜に騒ぐと迷惑だぞ」

    佐々美「うっ……至極当たり前のことを注意されると結構傷つきますわね……じゃなくて!」

    佐々美「と、とにかく!私が申し上げたいのは、あ、あ、あなたと……その……」

    鈴「?」

    中村「佐々美様……頑張ってください……っ!」

    佐々美「だからええと………たまには…休戦というのも……どうかと提案させていただきますわ!」

    鈴「………理樹、きゅーせんってなんだ?」

    理樹「……バトルをするのは止めようって言ってるんだと思うよっ……」

    鈴「なるほどな。なんだ、そんな事ならあたしは全然構わないぞ」

    佐々美「!」

    川越「佐々美様、やりましたね!」

    佐々美「ほ、本当ですの……?」

    鈴「うん。あたしも一度お前達とゆっくり話してみたかったんだ」

    理樹「へえ、仲直りか。なんというか、お互いの成長を感じるなあ…」

    佐々美「で、ではせっかくですし消灯の時間まで私の部屋にご招待しますわ!今後の方針について話し合いましょう!きっと今なら小毬さんもいますし」

    鈴「小毬ちゃんと同じ部屋だったか!なら早く行くぞサムシングセサミ!」

    佐々美「……………は?」

    鈴「ん?」

    渡辺「ああ……」

    佐々美「今なんと?」

    鈴「小毬ちゃんと同じ部屋だったか!」

    佐々美「その後!何か最後に言ったでしょう!」

    鈴「サムシングセサミ?」

    中村「オーマイゴット…ですわ……」

    佐々美「な、な、な………」

    鈴「ななな?」

    佐々美「なんですのそのアメリカンな単語はーーーっっ!!」

    佐々美「また私の名前を間違えましたわね!?せっかく私がここまで歩み寄っているというのにあなたって人は!!」

    理樹「さ、笹瀬川さん!落ち着いて!」

    佐々美「これが落ち着いてなんかいられるもんですか!あなた達、やっておしまいっっ!!」

    鈴「なんだ、結局闘うのか!?」




    【佐々美「な、棗鈴と仲良くしたいですって!?」取り巻き達「「「はい!」」」】の続きを読む

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    転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1474715105/

    1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/24(土) 20:05:05.66 ID:Caf71Stf0

    教室

    キーンコーン

    生徒「起立、礼!」

    真人「んがーーっ……」

    理樹「もう起きなよ真人!学校終わったよ!」

    真人「むにゃむにゃ………」

    謙吾「そっとしておけ。昨日あんなにはしゃいだんだ、並大抵のことで起きるはずがない」

    理樹「いや、まあ確かに………」

    理樹(昨日、リトルバスターズのメンバーで行った2度目の修学旅行は最後まで騒ぎ倒した。特に真人はエネルギーが有り余っていたからか、帰り道の終盤には走りで僕らの乗る車と競争していたくらいだ)

    鈴「いつまで寝とるんじゃボケーーッ!!」

    ドゴォッ!

    真人「ぐはぁ!?」

    理樹(そこで鈴のハイキックがかまされた。並大抵の事ではない)

    理樹「ほら行こう真人」

    真人「ふあぁ……ああ。やっと疲れが取れたぜ……」






    下駄箱

    理樹(これからまた騒がしい日常が始まる。そんなことを考えながら靴箱を開けると、何かがそこから落ちた)

    理樹「んん?なんだこの紙……」

    真人「おっ、どうした?」

    理樹(紙にはこう書かれていた)


    『放課後、誰もいなくなった教室で待っています。杉並睦実』





    14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/24(土) 20:59:05.86 ID:Caf71Stf0

    前作↓
    理樹「杉並さんと付き合ったら皆から襲われた」
     
    これを見てから読むともっと面白くなるゾ!



    3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/24(土) 20:18:12.73 ID:Caf71Stf0

    教室

    理樹「…………………」

    理樹(下駄箱には『放課後、教室に来てほしい』と、杉並さんからの手紙が入っていた。僕だってそこまで鈍感じゃない。もしも勘違いなら恥ずかしいだけで終わるけど、もし想像通りなら……)

    ガラッ

    理樹「!」

    杉並「あっ……」

    理樹「す、杉並さん……」

    杉並「えと……その……」

    理樹「…………ん?」

    杉並「えっ?」

    理樹(……なんだろう。青空をバックに、1人教室で待っていた杉並さん…この光景には見覚えがあるような……デジャヴか?)

    杉並「ど、どうしたの?」

    理樹「……………」

    杉並「……………えっと…」

    理樹(いや、光景だけじゃない。既視感だけでなく、僕がその時何を思ったのかもなんとなく感じられる。……だけどもちろんこんな事は今までに無かったはず)

    杉並「直枝くん?」

    理樹「………ハッ!」

    理樹(いやいや、今はそんな事どうだっていいんだ!ぼーっとしている場合じゃないぞ理樹!)

    理樹「す、杉並さん……あの手紙はどういう意味かな…?」

    理樹(言った!)

    杉並「……えっ?」

    理樹(しかし、その勇気とは裏腹に本人の反応は妙だった)

    理樹「えっ?」



    5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/24(土) 20:29:44.67 ID:Caf71Stf0




    理樹「あー……つまり友達がイタズラで両方に呼び出しの手紙を?」

    杉並「多分……」

    理樹「み、見事に騙されたよ……てっきりそういう事かと……」

    理樹(やはり僕の気のせいだ。こんな事が人生でそう2度3度もあってたまるものか。ある意味勘違いではなかったが、とても恥ずかしい……)

    理樹「じゃあまた明日……」

    杉並「あ…合ってるから!」

    理樹「えっ?」

    杉並「………好きなのは……本当だから……」

    杉並「私は直枝くんの事が好きだから……」

    理樹「!!」

    理樹(とても消え入るような声でそう続ける杉並さん。自分のスカートをクシャクシャになるくらい握っていた。顔も俯いていてどんな表情か分からない)

    理樹「そ、そ、そ、それは……」

    杉並「……………………」

    理樹(もうそれ以上なにも喋ってくれなかった。ずっとそこに立って僕の返事を待っている)

    理樹「……………っ」

    理樹(正直に言うと、僕の方も修学旅行が終わってから何故か彼女の事を目線で追うようになっていた。しかし、それは僕にも何故かよく分からないものだった)

    理樹「あ………」

    杉並「……!」

    理樹(僕が一言話すだけでピクッと肩を震わせた。彼女は待っているんだ。こんな状態でとても返事を待たせるわけにはいかない。今、ここで決断しなくては!きっと無意識に僕はこの事を予感していたのかもしれない。案外返事は簡単に出た)

    理樹「ぼ、僕でよければ!お願いします!」

    杉並「!!」

    理樹(その時の杉並さんがどんな顔をするのか。何故か予測出来た)



    6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/24(土) 20:31:24.76 ID:Caf71Stf0

    理樹(2人で一緒に教室を出た瞬間、廊下の奥の方から数人の足音が聞こえた。多分さっき言ってた杉並さんの友達なんだろう……やけに大人数だな)

    杉並「な、直枝さん。連絡先、交換しませんか?」

    理樹「あっ!うん!そうだね!」

    理樹(さっきからどうも声が裏返ってしまう。冷静になれ直枝理樹)



    杉並「………………じゃあ今日はこれで!」

    理樹(交換した後、素早く女子寮の方向へ走って行った杉並さん。とても可愛い)

    理樹「………………」

    理樹「…………僕が杉並さんと……かぁ」

    理樹(未だに信じられない)




    【理樹「杉並さんと付き合ったら皆から祝われた」】の続きを読む

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    転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1474199114/

    1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/18(日) 20:45:24.58 ID:V79FuTf40

    放課後

    教室

    理樹「…………………」

    理樹(下駄箱には『放課後、教室に来てほしい』と、杉並さんからの手紙が入っていた。僕だってそこまで鈍感じゃない。もしも勘違いなら恥ずかしいだけで終わるけど、もし想像通りなら……)

    ガラッ

    理樹「!」

    杉並「あっ……」

    理樹「す、杉並さん……」

    杉並「えと……その……」

    理樹「ご、ごほん!……や、約束通り……」

    杉並「あっ、うん………」

    理樹「……………」

    杉並「……………」

    理樹(お互いに何も喋らない。そのため外のソフトボール部の声がよく聞こえた。とても気まずい)

    理樹「杉並さん……あの手紙はどういう意味かな…?」

    理樹(言った!)

    杉並「……えっ?」

    理樹(しかし、その勇気とは裏腹に本人の反応は妙だった)

    理樹「えっ?」





    4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/18(日) 21:09:32.89 ID:V79FuTf40




    理樹「あー……つまり友達がイタズラで両方に呼び出しの手紙を?」

    杉並「多分……」

    理樹「み、見事に騙されたよ……てっきりそういう事かと……」

    理樹(ある意味勘違いではなかったが、とても恥ずかしい)

    理樹「じゃあまた明日……」

    杉並「あ…合ってるから!」

    理樹「えっ?」

    杉並「………好きなのは……本当だから……」

    杉並「私は直枝くんの事が好きだから……」

    理樹「!!」

    理樹(とても消え入るような声でそう続ける杉並さん。自分のスカートをクシャクシャになるくらい握っていた。顔も俯いていてどんな表情か分からない)

    理樹「そ、そ、そ、それは……」

    杉並「……………………」

    理樹(もうそれ以上なにも喋ってくれなかった。ずっとそこに立って僕の返事を待っている)

    理樹「……………っ」

    理樹(正直に言うと、これまで杉並さんの事はあまり意識したことはなかった。でも、こうなってしまっては……)

    理樹「あ………」

    杉並「……!」

    理樹(僕が一言話すだけでピクッと肩を震わせた。彼女は待っているんだ。こんな状態でとても返事を待たせるわけにはいかない。今、ここで決断しなくては!)

    理樹「…………………」

    理樹「…………………」

    理樹「……ぼ、僕でよければ!お願いします!」

    杉並「!!」

    理樹(その時の杉並さんの表情はもう忘れられそうにない)



    5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/18(日) 21:18:00.00 ID:V79FuTf40

    理樹(2人で一緒に教室を出た瞬間、廊下の奥の方から足音が聞こえた。多分さっき言ってた杉並さんの友達なんだろう)

    杉並「な、直枝さん。連絡先、交換しませんか?」

    理樹「あっ!うん!そうだね!」

    理樹(さっきからどうも声が裏返ってしまう。冷静になれ直枝理樹)



    杉並「………………じゃあ今日はこれで!」

    理樹(交換した後、素早く女子寮の方向へ走って行った杉並さん。とても可愛い)

    理樹「………………」

    理樹「…………僕が杉並さんと……かぁ」

    理樹(未だに信じられない)




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    転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1473308956/

    1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/08(木) 13:29:17.20 ID:uGKjRuHR0



    教室

    キーンコーン

    ガラッ

    理樹「ふぅ、ギリギリセーフ!」

    真人「…………………」

    謙吾「…………………」

    来ヶ谷「…………………」

    クド「…………………」

    生徒「「「…………………」」」

    理樹「……なにこれ?」

    理樹(教室はとても静かだった。普通ならガヤガヤとうるさいみんなが、休んでいる人がいる訳でもないのに、今日は誰1人喋っていない。例えるならテストの最中に携帯のメロディが鳴った瞬間がずっと続いているような、そんな雰囲気だった)

    理樹「ねえ真人。みんないったい…」

    真人「シッ……今はダメだ…俺たちは集中してるんだ」

    理樹「えぇ……」

    理樹(確かにみんなピリピリしている。あのクドや来ヶ谷さんまでいつもと様子が違う。前の鈴はそもそもこの緊迫した状態に気付いていなさそうだし、西園さんは興味なさそうだった。僕と同じくこの非常に静かな圧迫感に戸惑っているのは小毬さんだけだった)

    ガラッ

    理樹(そして間もなく前の扉から先生が入ってきた。教卓に出席簿を置くと、なにやらティッシュ箱程の金属で出来た缶を掲げた。そしてやっと僕もみんなの様子の正体を理解出来た)

    理樹「!」

    ザワザワ……

    先生「どうやらこの雰囲気だと、既にどこかしらから情報が漏れていたようだな……」

    理樹(不敵に笑う先生の持つ”ソレ”は雪山の絵をバックに白い恋人という文字がプリントされていた。それも最初はホワイトチョコレートのお菓子が詰まった魅力的な箱だったんだろう。だが、恐らく今はその代わりに数字を書いた数十枚の紙が入っているに過ぎないはずだ)

    理樹(しかし、その紙がこのHRの間だけ、とても重要な意味を持つのだ)

    理樹「ああ、もう席替えの季節か」





    2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/08(木) 13:59:19.01 ID:uGKjRuHR0

    理樹(この僕の言葉がきっかけで教室内の見せかけの沈黙が決壊した。みんな己の興奮に我慢出来ず、口々に叫んだ)

    「「うおおおおおおぉぉぉぉーーーーっっ!!」」

    「遂にこの時が来たっ!今度こそ窓際を狙ってやるぜ!」

    「計算によると先生の視線を一番かい潜りやすい目立たない位置は……ブツブツ」

    「あの子と隣の席だったらいいなー」

    真人「うう!ちっくしょー!!とうとう理樹とお別れなのかぁぁああ!!」

    理樹「みんないつもたかが席替え程度で騒ぎすぎだよ……」

    真人「理樹はいいのか!?お前だってもし次の席で中途半端な仲の奴しか近くにいなかったら嫌だろ!」

    理樹「いや、だったらその人と仲良くなるだけだし……」

    真人「俺はそういうのなんか難しくて無理だ!!」

    理樹「威張っていうことじゃないよ!」

    理樹(まあ、でもせっかく夏休みの間にリトルバスターズのメンバーが増えたんだから、そのうちの誰かと近かったら嬉しいかな。それに……)

    鈴「おーい理樹っ!なんとかしてあたしの隣の席になるんだぞ!」

    理樹「お、大声で言わないで……!」

    理樹(それに鈴とはもっと近くで居たい、かな)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~

    謙吾「フッ………………」

    謙吾(俺は、今までずっと理樹のため、鈴のためと我慢してきたが、もうこれからは変にクールを気取る必要はない。存分に自分の欲望のまま動かせてもらおう。つまり……)


    クド「ドキドキ………」

    クド(少し不安ですが、私はお母さんとあの時誓ったのです!どんな時でも絶対に諦めてはいけないと!そう……)


    来ヶ谷「…………………」

    来ヶ谷(どうやら私と同じ目的を持つ輩が何人かいるようだな。だが、この私が狙った物は他の者には渡さん。貴様らが下で私が上だ。そう、今回こそは例え誰であろうと容赦せん。何故なら……)


    真人「よーし!こうなったら実力行使だぜ!何が何でもこの筋肉がありゃ不可能はない!今度もきっと……!」


    鈴「小毬ちゃん。1つお願いがある」

    小毬「えっ、なーに?」

    鈴「もし理樹と隣の席を引いたらあたしと代わってくれないか?」

    小毬「えへへ!もちろんだよ~!どっちかがそうなるといいねぇ」

    鈴「ふっふっふっ……これで……」


    鈴・真人・謙吾・来ヶ谷・クド(((理樹(君)の隣の席はこの俺(私)だ!!)))



    9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/09(金) 00:02:24.45 ID:p/M5LTeRO

    他のクラスメイトでも理樹の隣狙ってる人いそう




    【理樹「もう席替えの時期か」】の続きを読む

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