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43: 名無しで叶える物語(こんにゃく) 2018/11/28(水) 04:49:48.19 ID:bqZwilu/
「真姫ちゃんのついてない1日」
ある晩のこと
穂乃果『もしもし…どうしたの、真姫ちゃん?』
真姫「どうしたの? じゃないわよ。何か大切な物、ウチに忘れて行かなかった?」
穂乃果『ほのかの大切な物を? 真姫ちゃんちに? う~ん、全然分かんないや……』
真姫「フフ──穂乃果の付けてるの、初めてじっくり見たけど、結構可愛いわね♡」
穂乃果『へ…? あ……あぁぁぁーーーーーっ!! 無い無い無いーーーっ!!』
真姫「はぁ…呆れた。どうしていつもつけてる物が無いのに気付かないのかしら?」
穂乃果『たははは……』
真姫「全く……今から穂乃果の家へ届けに行っても大丈夫?」
穂乃果『え、今から? んー……もう遅いし、明日学校で渡してくれたらいいよ』
真姫「これを…学校で…?」プラーン- 44: 名無しで叶える物語(こんにゃく) 2018/11/28(水) 04:50:22.21 ID:bqZwilu/
真姫「ただでさえ私たち怪しまれてるのに、こんなの渡してるの見られたら……」
穂乃果『何かの袋に入れて偽装しよう!』
真姫「……それ、なんやかんやあって凛辺りに中身見られるパターンよね……」
穂乃果『か、考えすぎじゃない?』
真姫『フー…。ほら、私が言った通り、今日届けに行くのが一番安全でしょう?』
穂乃果『ムッ、それじゃまるで穂乃果が間違ったこと言ったみたいじゃん!』
真姫「そんなこと言って無いでしょ…」
真姫「……分かったわよ。穂乃果の好きにすればいいじゃない。私、知らないから」
穂乃果『ありがと、真姫ちゃん♡』- 45: 名無しで叶える物語(こんにゃく) 2018/11/28(水) 04:51:38.71 ID:bqZwilu/
翌日
真姫「……///」ソワソワ
あれから穂乃果と話し合って、決まった作戦が──
穂乃果『やっぱり身に付けとくのが一番安全なんじゃないかな?』
真姫『身に付けるって……まさか?!』
穂乃果『それそんなサイズ大きくないし、真姫ちゃんのに付けられるでしょ?』
真姫『そういう問題じゃないわよ!』
穂乃果『付けてみたら案外ピッタリかも! ねね、付けてみて、違和感無いでしょ?』
真姫『……うっ、確かに。でも……』
穂乃果『後はいつも通りに振る舞えば平気だから! ファイトだよっ、真姫ちゃん!』
真姫(──で、穂乃果の言うこと真に受けて付けて来ちゃったけど……)チラ
真姫(こんな状態恥ずかし過ぎて、いつも通りに居られる訳無いじゃない! ///)カァァ