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    カテゴリ:モバマス・デレステSS > キュートアイドル

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    転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1500729289/

    1 : ◆cgcCmk1QIM 2017/07/22(土) 22:14:49.82 ID:3hvNEAix0

    ・Twitterに投稿したデレステSSを修正、まとめたものです
    ・事務所が潰れて路頭に迷ったほたると地下アイドル時代の菜々さんが同居しています
    ・白菊ほたる、安部菜々のコミュ1以前の話として書いています 






    2 : ◆cgcCmk1QIM 2017/07/22(土) 22:15:18.49 ID:3hvNEAix0


    『よにげ』

    菜々「色々あって、ほたるちゃんと同居することになったわけですが」

    ほたる「本当に、本当に助かりました…」

    菜々「それは全然オッケーなんですけど、突然倒産とか夜逃げとか、そういうのよくないですよね」

    ほたる「でも、それは私の不幸の…」

    菜々「1週間頑張って働いてお給金貰いに行ったらもぬけのカラとか、給料日の前日にドロンとか、そういうのってひどいと思いませんか」

    ほたる(菜々さんにも体験が…)



    3 : ◆cgcCmk1QIM 2017/07/22(土) 22:16:23.40 ID:3hvNEAix0

    『菜々さん』

    ほたる「菜々さんは凄いです」

    菜々「えへへ、それほどでも」

    ほたる「まだ17歳なのに一人暮らしで、毎日働いて、アイドルを目指しているなんて…!」

    菜々「あ、あはは。あはは…」



    4 : ◆cgcCmk1QIM 2017/07/22(土) 22:16:57.42 ID:3hvNEAix0

    『おみそしる』

    ほたる「菜々さんのお味噌汁美味しいです…!」

    菜々「えへへ、ナナ、お料理は得意ですから!」

    ほたる「おばあちゃんが作ってくれたお味噌汁を思い出します」

    菜々「お母さんを通り越して!?」




    【ほたると菜々のふたりぐらし】の続きを読む

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    1 : ◆nvrVoonYD. 2017/07/15(土) 21:30:37.96 ID:+QHNkkzLo

    <ガチャ

    P「…」

    P「……」

    P「…ふぅ」


    杏「…プロデューサー」


    P「うおっ!?な、なんだ杏か…びっくりしたなぁ」


    杏「…」





    2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/15(土) 21:32:07.97 ID:+QHNkkzLo

    P「どうしたこんな時間まで、明日も朝からレッスンだろ?早く帰って休んだ方がいいぞ」

    杏「そうしたいのはやまやまなんだけどさぁ…」

    杏「プロデューサー、何か落ち込んでない?」

    P「…あぁ、分かる?実はボーナスで買った宝くじを失くしちゃってさ」

    P「いやもうほんとショッ…」

    杏「そういうのいいから、次同じこと言ったら有休とるよ?土日に」

    P「……それは、困るなぁ」



    3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/15(土) 21:33:41.58 ID:+QHNkkzLo

    P「…」

    P「ちょっと、仕事で失敗しちゃってさ…」

    P「全部俺が悪いから、仕方ないんだけど」

    杏「…それってさぁ」


    杏「本当にプロデューサーだけが悪いの?」


    P「…あぁ、俺が悪いんだ」

    杏「ふぅん、じゃあしょうがないね」

    P「あぁ、しょうがない」




    【【モバマス】杏「スローに生きていこうよ」】の続きを読む

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    転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1500103117/

    1 : ◆eU2UNg43MI 2017/07/15(土) 16:18:37.94 ID:eRMrD4p40

    いったいこれで何回目だろうか。

    まさか今回は雨水をぶっかけられることになるとは……。
    びしょびしょになったスーツの重さを感じながらそんなことを考える。

    「……すみません。また私のせいでプロデューサーさんにご迷惑を……」

    「…………いや、気にしなくていいよ」

    「……ごめんなさい」


    まぁ、車がはねた水から担当アイドルを守れた、と考えればプロデューサーとして恰好もつくというものだ。あはははは…………。

    ため息を堪えるのが精いっぱいだった。


    「やっぱり……」

    担当しているアイドルの少女――白菊ほたるの吸い込まれそうな黒い瞳と目があう。



    「プロデューサーさんは呪われてしまったみたいです」  
     
     
      






    2 : ◆eU2UNg43MI 2017/07/15(土) 16:21:22.12 ID:eRMrD4p40


    俺がこのアイドル事務所に勤めることになってもうすぐ10年になる。

    別にアイドルが好きだったわけではない。
    趣味も将来の夢もなく、親や学校の先生に言われるがまま大学まで進学し、この事務所も知人に紹介され、流されるようにこの仕事に就いただけである。思い返せば自分で何かを決めたことなど数えるほどもなかった人生だ。

    多種多様な業界の人と渡り歩いていかなければならないプロデュース業という世界。
    人と接することが得意というわけでもないが、仕事と割り切ればなんとかなるだろうという自信はあった。
    実際、俺が担当したアイドルは Aランクにこそなってはいないが、アイドルとしてそれなりの知名度を獲得していったし、プロデューサーになって後悔をしたことは一度もなかった。


    あの子に出会う前までは。




    【白菊ほたる「プロデューサーさんは呪われました」】の続きを読む

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    転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1500473150/

    1 : ◆u71RyimI2MeR 2017/07/19(水) 23:05:50.77 ID:WR96+AxLo

    道明寺歌鈴ちゃんのSSです。





    2 : ◆u71RyimI2MeR 2017/07/19(水) 23:06:29.34 ID:WR96+AxLo

    月が揺らめいているように見えました。

    もちろんそれは気のせいで、そう見えたのはきっとこの、ねっとりと肌にまとわりつくような暑さのせいでしょう。

    足を止めて空を見上げると少し深い紺色の中に浮かぶお月様が。今度は揺らめくようなことはなく、その姿をしっかりと晒しています。




    3 : ◆u71RyimI2MeR 2017/07/19(水) 23:07:13.95 ID:WR96+AxLo

    月光に照らされると何故だかセンチメンタルな気分になってしまいました。まだそんな気分になるのは早いのにな、なんて思ってからごろんと寝転がります。

    背中に当たる柔らかな草の感触と鼻に届く夜の香り。目に映るのは大きな月と群青の夜空。


    ぼうっとそのまま眺めていたら、そういえばプロデューサーさんに出てくるって言ってなかったことに気付きました。

    とは言っても、プロデューサーさんは眠っていましたし起こしてそんなことを言うわけにもいかないわけで。書き置きでもしてくれば良かったかな、なんて思いました。




    4 : ◆u71RyimI2MeR 2017/07/19(水) 23:08:02.35 ID:WR96+AxLo

    どれくらいか、そのままぼーっとしていたら足音が聞こえてきました。

    こんな時間にいったい誰が? と身体を起こしてそちらに顔を向けるとプロデューサーさんが来ているのが見えました。

    「こんばんは、プロデューサーさん」

    「こんばんは、歌鈴」

    にこりと微笑んで隣のスペースをぽんぽんと叩くとそこへプロデューサーさんが。ふわりと香るシャンプーの匂いが妙にくすぐったいです。





    【道明寺歌鈴「夜の帳に秘め事を」】の続きを読む

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    転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1500545256/

    1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 19:07:37.09 ID:IZgMY6HN0

    幸子「お仕事が貰えるのは嬉しいですけど……なんでボクに?」

    モバP「先方が是非にと推して来てな。多分だけど、スタッフか誰かが幸子のファンなんじゃないか?」

    幸子「ありがたい話ですけど……肇さんとか芳乃さんの方が相応しいというか……適材適所というか……」

    モバP「オファーがあったのは幸子だし……まあ、色んな仕事をしてみて、経験を積むってのも良いことだと思うぞ?」

    幸子「それもそうですけど……予習とかしておくべきですかね?ボク、骨董品とかよく分からないんですけど……花瓶とかお皿とかそういう奴ですよね?」

    モバP「多分そんな感じだろ。詳しく聞いたわけじゃないけど、幸子と鑑定人が骨董品を評価して、その差を見て楽しむような感じの企画らしい」

    幸子「感じ悪い!なんですか!?ボクを馬鹿にしてるんですか!?」

    モバP「いやいや、俺たちは幸子のセンスを信じているんだよ。考えても見ろ、骨董品だぞ?遥か昔に職人の手で丹精込めて作られた物だ。その時点でカワイイだろ?それが時代を経て評価される。それが骨董品鑑定だ。……カワイイものに対する審美眼に優れる幸子なら完璧にこなせるんじゃないか?」

    幸子「…………」

    モバP(厳しいか?幸子なら適当にカワイイカワイイ言っておけば丸め込めるって小梅が言ってたけど……)

    幸子「……なるほど!確かに!」

    モバP「マジかよちょろいな」

    幸子「え?」

    モバP「いや、何でもないよ?とにかくそういうわけで、幸子の直感で判断してもらいたいから予習なんかは不要だそうだ。基本的に台本どおりに進めるらしいから特に知識がいるような場面もないはずだし」 






    2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 19:08:11.17 ID:IZgMY6HN0

    幸子「ふーん?全部台本どおりで事前の努力は必要ない……分からないでもないですけど、そういうのはカワイくないですね……」

    モバP「そういうものか?幸子のカワイイの基準はよくわからん」

    幸子「簡単ですよ!ボクはカワイイ。そしてカワイイボクが努力するのもカワイイ。つまり、努力を怠ることはカワイイを怠ることに繋がるんです!それ、すなわちカワイくない。……そういうことです!」

    モバP「わかるような、わからないような……」

    幸子「プロデューサーさんは、ボクのプロデューサーさんなんですからボクの事は一から十まで理解していてくれなきゃ困りますよ?」

    モバP「理解する前にカワイイがゲシュタルト崩壊しそうになるんだよなぁ……イイの部分とかが特に……」

    幸子「何でですか!カワイイとはすなわちボク!カワイイという文字を認識した瞬間にボクの顔が出てくるくらいじゃないと!そうなれば、プロデューサーさんは常にボクを感じれて幸せになれます!カワイイボクに囲まれた生活……夢のようじゃないですか!」

    モバP「俺がその生活を続けたら、多分カワイイのオーバーフローで早死にすると思うよ。まあ、そんな感じで。幸子のカワイイを全面に出してアレンジしながら台本読んでればいいんじゃない?」

    幸子「もう!何はともあれ、カワイイボクにこなせないお仕事なんてありませんからね!完璧にこなして見せますよ!」

    モバP[頑張ってね」

    モバP(まあ、ドッキリだけどな!)





    3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 22:42:52.97 ID:IZgMY6HN0




    ハーイ、それじゃあ本番いきまーす!5秒前、4、3……




    幸子「開運!おもむろに出張鑑定団!」

    幸子「こんにちは、皆さん!ボクです!カワイイボクがF県はA市にやってきましたよ!天候も良好!絶好の幸子日和ですね!」

    幸子「改めまして、この番組の進行役を勤めます輿水幸子です!進行役だからか、バスガイドさんの衣装です!どうですか?この衣装、カワイイでしょう?」

    幸子「骨董品の知識はありませんが大丈夫です!ボクは太陽!カワイイ太陽!現場を明るく彩ります!ボクはいるだけで華がありますからねぇ!地味な……あっいえ、素朴な?……え、これもまずいですか。えーと……硬派な!そう!そんな感じの番組ですが、まあカワイイボクに任せておいて下さい!」

    幸子「それでは、早速現場に向かいますよ!着いてきてください!」



    ……………………ハイ!オッケーでーす!




    幸子「……ふぅ。初めての現場は緊張しますね!」





    【輿水幸子「骨董品鑑定のアシスタントですか?】の続きを読む

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    転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1500268285/

    1: ◆v7PpitUEuI 2017/07/17(月) 14:11:25.46 ID:YzpBHEaXO

    佐久間まゆとプロデューサーのまったりとしたお話 
     
     






    3: ◆v7PpitUEuI 2017/07/17(月) 14:14:26.13 ID:YzpBHEaXO

    まゆのプロデューサーさんは、コーヒーが好き



    「おはようございます」



    「おはよう、まゆ」



    「コーヒーを淹れてきましょうか?」



    「ん、そうだな…まゆのコーヒーが飲みたいな」



    「ふふ、とびっきり美味しいコーヒーを淹れて来ますね」




    朝、事務所に来たらプロデューサーさんにコーヒーを淹れるのがまゆの日課、ブラックが好きなプロデューサーさんのには何も入れない、だけどまゆにはブラックはまだ早いので砂糖を少し入れます




    8: ◆v7PpitUEuI 2017/07/17(月) 14:22:46.41 ID:YzpBHEaXO

    プロデューサーさんのさんが抜けた

    >>3

    「はい、プロデューサーさん」


    「…いい香りだ、まゆ、いつもありがとう」


    「んっ」


    まゆのプロデューサーさんは、よくまゆの頭を撫でます。
    子ども扱いと思う反面、でも素直に褒められるのは嬉しいのでやめてとは言いません
    プロデューサーさんのデスクから少し離れたソファに座り、コーヒーを飲むプロデューサーさんを見るのもまゆの日課、普段クールなプロデューサーさんのリラックスしてる姿を見ると癒されます。


    「……まゆ?」


    「どうしました?」


    「腰が抜けて動けない…」


    「え?あっ、ごめんなさい、まゆの砂糖入れたコーヒーと間違えて渡しちゃいました!」


    プロデューサーさんはブラック以外のコーヒーが苦手で力が入らなくなります。
    歳下の晴ちゃんや光ちゃんに力負けするまゆも、この時のプロデューサーさんに力で勝てるぐらいには、何故かプロデューサーさんが弱くなります…




    【まゆの素敵なプロデューサーさん【デレマス】】の続きを読む

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    転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1500382863/

    1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/18(火) 22:01:03.87 ID:0YjWWcm90


    ・「アイドルマスター シンデレラガールズ」のSSです
    ・概ねアニメ寄りの世界線ですが、その他のコンテンツの要素や独自の解釈を含むことがあります



    -----事務所-----

    ガチャ
    杏「お疲れ様でしたー」

    かな子「おつか……あ、あれ?」

    智絵里「ま、まだ今日のお仕事終わってないよ、杏ちゃん……」





    2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/18(火) 22:02:20.90 ID:0YjWWcm90

    杏「えー……朝からずっとレッスンってだけでもきついのに」

    杏「更にそこから撮影と取材だなんて、残機がいくつあっても足りないよ……」

    かな子「ざんき……? よ、よく分からないけど、頑張ろう? ね?」

    智絵里「大変だけど、でもプロデューサーさんが頑張って取ってきてくれたお仕事だし……」

    智絵里「それにレッスンも、ステージを成功させるために必要なことだから。わ、私もいっぱい頑張るから、杏ちゃんも一緒に頑張ろうよっ」グッ

    杏「ぐぬぬ……」

    杏「……いや、ステージ成功させたいのは杏だって同じだよ?」

    杏「それにしたってさ、あんなにレッスン厳しくすることないと思わない? せめてもうちょっと楽なレッスンをさぁ……」

    かな子「例えば?」

    杏「え? そうだなぁ……」ウーン

    杏「……ラジオ体操とか?」

    智絵里「それ、レッスンになるかな……?」



    3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/18(火) 22:04:27.58 ID:0YjWWcm90

    かな子「もう、夏休みの小学生じゃないんだから」

    智絵里「懐かしいな、ラジオ体操」

    智絵里「よく体操が終わった後、公園に残って四つ葉のクローバー探したっけ」

    杏「ブレないなぁ」

    かな子「私は……スタンプを集めるとお母さんがご褒美にお菓子を買ってくれて、それで頑張ってたなぁ」

    杏「あんなの今思えば、休日に早起きしたうえに運動させられるって、ただただ酷い話だよねぇ」

    智絵里「ほら、早起きは三文の徳って言うし……」

    杏「いやいや、三文って、二束三文の三文だよ? はした金の代名詞みたいなもんじゃん」

    杏「それだけのために苦労するなら、杏は昼までゆっくり寝るほうを選ぶね」

    かな子「三文……モンブランが三つで、三モン、とかならいいのにね」

    智絵里「あ、朝からケーキ三つは、ちょっと……」

    かな子「え~? 美味しいから大丈夫だよ♪」

    杏「いつも言ってるけど、かな子ちゃんのその美味しいものに対する全幅の信頼は何なのさ」



    4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/18(火) 22:06:05.81 ID:0YjWWcm90

    かな子「えぇと、だって美味しいものを食べると、みんな幸せな気分になるじゃない?」

    杏「……それはまあ、うん」

    かな子「自然と笑顔になっちゃったりして」

    智絵里「なりますね」

    かな子「だから、大丈夫なんだよ!」フンス

    杏「……駄目だ、その解へ至る計算式が見えてこない……!」

    智絵里「か、かな子ちゃんは、ほら……かな子ちゃんだから」

    かな子「?」キョトン

    杏「……まあ、いいや」

    智絵里「でも、かな子ちゃんが美味しそうに食べてるところ、本当に幸せそうで素敵だと思うな」

    杏「あー、それはわかる。あの笑顔見せるだけで、ファンが五人は増えるね」

    かな子「そうかな? えへへ、面と向かって言われると照れちゃうよ」




    【キャンディアイランドのとにかく毒にも薬にもならないおしゃべり】の続きを読む

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    1: ◆77.oQo7m9oqt 2017/07/15(土) 20:06:37.85 ID:+jykf0ly0

    地の文メイン。
    独自設定あり。
    未熟者ゆえ、口調等に違和感があるかもしれません。
    どうかご了承ください。





    2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/15(土) 20:07:35.46 ID:+jykf0ly0

    1.

    誕生日、ってのを手放しで喜べなくなったのは、一体いつからだったろう。二十歳になったときは酒と煙草の解禁に小躍りしたものだが、それ以降は歳を重ねる、ともすれば死に近づく自分が嫌になる気持ちの方が強かったように思う。

    生まれ落ちてから三十を数えた年は、年初からロクなことがなかった。
    前年末に買った宝くじは四桁の当たりすらなかった。政権が代わって酒税と煙草税が上がった。春頃についでとばかりに消費税も上がった。さして給料が上がる訳でもない昇進を果たし、責任が増した。好きな球団はクライマックス・シリーズに進むこともできなかった。
    挙げ始めれば止まらないほどに散々だった。

    三十になるその日、誕生日を祝う人はいなかった。親元から離れて十年以上が経っていたし、自分で家族を作る努力もしていなかった。男やもめの職場の同僚には、そんな可愛げのあることをしてくれる奴はいなかった。交友のある人たちもまた同様だ。

    ただ、たまたまのプレゼントをしてきた友人がいた。昔からの付き合いのある男だ。こちらの誕生日を祝う意図はなかったんだろうが、奇しくもそれはその日だった。
    渡されたのは、一枚の薄っぺらな紙。
    履歴書だった。

    「人手不足なんだろ? こいつ、雇ってやってくれねえかな」



    3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/15(土) 20:08:16.33 ID:+jykf0ly0

    確かに人は足りていなかった。昇進して管理者側に回っていたから、人材の補強も自分の仕事の一つ。

    友人は信用できる奴だった。だから、ありがたい、とその履歴書を受け取った。
    受け取って、目を通して……それから、少しだけ頭を抱えた。おい、友人よ。

    履歴書に載っているのは、彼ではなく彼女だった。
    それはいい。珍しいがないことじゃない。
    彼女の年齢はまだ十五歳だった。
    それもいい。若過ぎるが、若いのはありがたい。
    彼女の学歴は、最終が中卒で終わっていた。
    それもいい。珍しくもない。
    彼女のアルバイト歴は、空欄だった。
    それもいい。珍しくもない。
    彼女の履歴書の写真は、金髪だった。
    それもいい。珍しくもない。
    ついでに、サイドには綺麗な刈り上げが作ってあった。
    それもいい。珍しくもない。
    彼女の履歴書の写真は、屈託無い笑顔でピースを掲げている自撮り写真だった。
    それも、まあ、いい。珍しい、というか、さすがに見たこともないが、自分は特段気にしない。

    それぞれを別個に持っているだけなら、別になんのためらいもなく雇っただろう。何分人手不足だから。
    ただ、これら全てを兼ね備えている人物を雇うのはどうなんだ、と思うところがあった。何分人手不足なんだから、と言ってもだ。

    大丈夫なのか、どういう繋がりなんだと尋ねると、

    「知り合いの子でさ、仕事探してんだって。大丈夫かって何がよ。ああヘーキヘーキ、良い子だから」


    少し迷ったのち、結局履歴書に書いてある電話番号に電話をかけた。信用できるはずの友人を信じた結果だった。信用できるはずなんだ。

    電話口に出たのは、声にあどけなさの残る少女だった。

    採用したい旨を告げると、意味のわかりづらい若者言葉が返ってきた。完全に理解するのは三十路の野郎には難かったが、おおむね喜んでいるんだろうことはわかった。

    いつから来れるかを尋ねると、いつでも、ということだった。
    明日の朝から来てくれと返し、電話を切った。


    まったく、これがとんだバースデーギフトだった。



    4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/15(土) 20:09:10.47 ID:+jykf0ly0

    2.

    翌日、やってきた彼女はおおむね写真から得られるイメージ通りの子だった。裏地がヒョウ柄の黒パーカーに、下はブルーのショートデニム。若者の洒落には詳しくないが、可愛らしいカジュアルスタイルだと思った。ジャージやスウェット、作業服ままで平気で出勤してくる男とは違う。

    彼女は出会い頭、無邪気な声で言った。

    「ちょりーっす! 今日からお世話になりまーす。よろしくちゃーん親方っ☆」

    敬語の下手な子だった。だけど、それを不快には感じなかった。敬語の使えない新人が入ってくることは珍しくもなかったから、おそらく慣れもあったんだろう。

    よろしく、と返した。
    親方という呼ばれ方がなんとなくむず痒かったから、周りと同様に監督と呼ぶよう言った。

    「えー? でもでもー、カントクよりは親方のがカッコいいぢゃん! ダメなん?」

    そんなところでゴネられるとは思っていなかった。
    まあ監督だろうが親方だろうがこの現場で指すのは現場監督である自分以外にいないか。むず痒さは我慢しよう。
    構わない、と告げた。

    「いぇーい☆ おーやかたっ!」

    嬉しそうに呼ぶ彼女をどうしていいかわからず、頭をかいた。うちは土建屋だ、しんどいぞと脅すようなことを言ってみた。

    「体力には自信あるし! ヘーキっしょ!」

    楽観的だな、と思った。この笑顔がどれぐらいで曇るだろうと意地の悪いことが頭をよぎった。入ってから数週は、みな死体のような顔色で帰っていく。自分もそうだった。



    5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/15(土) 20:09:46.30 ID:+jykf0ly0

    ツナギへの着替えを仮設小屋で済ませてもらった。

    いざ仕事を始めるにあたって、新人研修を誰が務めるのかで少しばかり現場が揉めた。
    彼女は久しぶりに入ってきた女性の新人だった。髪型や濃いめのメイクのせいでアイドルやモデルのような一般的な可愛さからは離れていたが、顔立ちは愛らしかった。どうもそのあたりが原因らしい。

    適当な若い男衆に任せるつもりだったが、そうすると他から文句が生まれる。それならばと熟練のベテランをあてがおうとすると、そんな面倒なこと若いのに任せろと拒否された。

    一番丸く収まる手を考え、結果やむをえず自分自ら研修に当たることにした。

    彼女は華奢な体格だった。力仕事は向きそうもない。しかし、基本的に体力勝負の仕事ばかりなウチの職場ではやってもらうしかない。

    初日は、単純で、比較的楽な部類に入る土砂の運搬を教えた。重機で掘り返した地面の土をシャベルで猫車に移し、運搬用のトラックへ運ぶ。それをひたすらに繰り返すだけ。

    大丈夫か、と確認すると、

    「えっ、ねーねー親方、これねこぐるまって言うん? マジ?」

    一輪式の手押し車を見つめながら、そんな的外れな問いが返ってきた。
    そうだ、と応えた。

    「なにそれ超ウケる! めちゃカワじゃん、ヤバたん!」

    えらくご機嫌に、彼女ははしゃいだ。
    なんとも新鮮に感じた。そんなくだらないことに、よくそうも心を振れさせられるものだと。
    そういう感覚は大切にすべきなのかもしれない。ただ、仕事はしてもらわないと困る。

    「……あっ、申し訳ー。やるやる、ちゃんとやるぽよ!」




    【【モバマス】P「土をかぶったプリンセス」】の続きを読む

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    転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1500302949/

    1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 23:49:10.00 ID:SfOCBX0H0

    モバP(以下P)「歌鈴、おつかれ。このまま事務所まで送ってくよ」

    歌鈴「ありがとうございます! プロデューサーさんはこの後もすぐ別の現場なのにすみません」

    P「別に構わんよ。あぁ、移動中で悪いが昼食取らせてもらうぞ」

    歌鈴「どうぞ……って、10秒チャージのゼリーとエナジードリングだけなんですか?」

    P「サプリメントも飲んでるし、栄養面は問題なし」

    歌鈴「そういう問題じゃないですよ。ちゃんと食べないと心配しちゃいますっ」

    P「わかっちゃいるんだが、どうしてもなぁ。自炊もたまにくらいだから毎日弁当ってのも難しいし」

    歌鈴「もう……無理はしないでくださいね?」





    2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 23:50:36.30 ID:SfOCBX0H0

    ……



    歌鈴「ただいま戻りましたっ」

    ちひろ「お疲れ様です、歌鈴ちゃん」

    歌鈴「ちひろさんもお疲れ様でつ……です!」

    ちひろ「ふふっ、外は暑かったでしょう? いま冷たい麦茶持ってきますね」

    歌鈴「ちひろさんお仕事の邪魔しちゃいけませんし、私がやりますよ!」

    ちひろ「いいですよ。座りっぱなしで体動かしたいのもあるんで、ソファーで待っててください」

    歌鈴「ありがとうございます。じゃあ、お言葉に甘えますね」



    3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 23:51:56.60 ID:SfOCBX0H0

    歌鈴(誰もいない事務所。いつも賑やかだから、よけい静かに感じて……なんかソワソワするというか、落ち着かないなぁ……)

    歌鈴「あ、そうだ。今のうちに来週の予定を確認しようかな?」


    歌鈴「えっと……この日はレッスンの後に午後から雑誌のインタビューで……あれ、これって……?」

    ちひろ「スケジュールの確認ですか? 麦茶、テーブルに置いておきますね」

    歌鈴「あ、はい。ありがとうございます。ちひろさん、来週の予定のことなんですけど、いいですか?」

    ちひろ「なにかありましたか?」



    4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 23:53:44.74 ID:SfOCBX0H0

    歌鈴「この日、午前にライブ会場の下見と顔合わせって……」

    ちひろ「会場の詳細はプロデューサーさんから聞いてます?」

    歌鈴「はい、自然公園の広場を使った野外ステージだって聞きました!」

    ちひろ「その日は、会場になる公園の管理運営されている方とのご挨拶ですね」

    歌鈴「あ、いえ、そこまではわかるんですけど。午後のところに『P半休』ってこのホワイトボードに書いてあるのは……?」

    ちひろ「これからライブに向けて少しずつ忙しくなりますから、その日の午後はおふたりともオフですよ」

    歌鈴「えぇ! き、きき、聞いてませんよぉ!」

    ちひろ「初めて言いましたからね♪ 先程決定したことなので、プロデューサーさんには戻ってきたらお伝えします」



    5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 23:55:07.05 ID:SfOCBX0H0

    歌鈴「そ、そもそもなんでですか? 私なんか、ライブに向けて人一倍レッスンしなきゃ駄目ですよっ!」

    ちひろ「そう言って、歌鈴ちゃんもプロデューサーさんも頑張りすぎるところがありますから。会場が決まっただけで、本番まではまだ日もありますよ?」

    歌鈴「それはそうですけどっ!」

    ちひろ「やる気があるのは良いことですが、休むのも大事なことですからね。本番が近付いたらもっと休みそうにないですし……そんなわけで、今のうちにおふたり揃ってお休みです♪」

    歌鈴「きゅ、急に言われても困っちゃいますよぉ~」

    ちひろ「まぁまぁ、緑豊かな公園でのんびりしてリフレッシュしてください。予報ではお天気も良いですし、ピクニック日和ですよ」

    歌鈴「プ、プロデューサーさんと、ピクニック……あっ!」

    ちひろ「どうかしましたか?」

    歌鈴「いえ、その……ありがとうございます!」

    ちひろ「どういたしまして……?」




    【歌鈴「想いも詰めたお弁当」】の続きを読む

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    転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1500129156/

    1: ◆SHmukQ/VZk 2017/07/15(土) 23:32:37.24 ID:wG3G96d7o

    モバP(以下P)「えっと、担当を付ける...ですか?」

    社長「そうだ、君もそろそろ専属担当をつけて見ようと思ってね」

    社長「急な話だが、受けてくれるかね?」

    P「は、はい!ちょっと不安ですが、頑張らせていただきます!」

    社長「その言葉を待っていた!まぁ、その担当の子も他の事務所から移動してきた子だからある程度サポートをしてもらいながらやっていってくれたまえ」

    P「はい!...って他の事務所からですか?」

    社長「そうだ、ちょっと本人と事務所側が反りが合わなかったみたいでね...。私が引き抜いてきたのだよ」

    P「は、はぁ...」

    P「(社長の引き抜きしてきた子って個性的というか...すごい子が多いんだよなぁ)」

    社長「それでは話もまとまった事だし、その子を紹介しよう!」

    P「えっ!?」

    社長「入りたまえ!」

    ???「失礼しますにゃ!」

    みく「ネコチャン界のアイドル、前川みくだにゃ!よろしくお願いしますにゃ、ピーチャン!」

    P「(俺は選択をミスったのかもしれない)」





    2: ◆SHmukQ/VZk 2017/07/15(土) 23:32:56.62 ID:wG3G96d7o

    P「えっと、前川みく...さん?」

    みく「みくでいいよ、ピーチャン」

    P「じゃ、じゃあみく...さん」

    P「みくさんはどんな風に売り出していきたい?」

    みく「ネコチャンアイドル!」

    P「ね、ねこちゃんアイドル...?」

    みく「そう!みくはネコチャンが大好きなの!だけどね、前の事務所では猫キャラは古いなんて言われて...」

    みく「お仕事だって真面目にやって来たのにキリンアイドルのほうが売れるんじゃないか?だって!」

    みく「思い出しても…フシャー!」

    P「ど、どうどう...」

    みく「あ、ご、ごめんなさい...」

    みく「でもね、みくはネコチャンアイドルとして売り出して欲しいの」

    みく「犬でもなく、キリンでもない、ネコチャンアイドルとして...」

    P「な、なるほど」

    P「(正直、そこまで猫にこだわる理由はわからない)」

    P「(売れるとしたら多分風変わりな方がよく、動物系アイドルとしては猫は使い古したネタとも言える)」

    P「(でも)」

    みく「みくは、自分を曲げたくないのにゃ!だから...」

    P「(この真っ直ぐな目に俺は惹かれたのかもしれない)」

    P「分かりました、行きましょう」

    みく「えっ!?ほんとに!?」

    P「勿論、猫アイドルは中々厳しいというのが事実です。」

    みく「うっ...」

    P「だけど、前川さんの情熱に掛けます」

    P「これからどうぞ、よろしくおねがいします」

    みく「...みく」

    P「えっ?」

    みく「前川さん、じゃなくてみくって呼んで」

    みく「これから一心同体なんだから遠慮しないでね、ピーチャン!」



    3: ◆SHmukQ/VZk 2017/07/15(土) 23:33:23.47 ID:wG3G96d7o

    トレーナー「今日はここまで!明日はもうちょっと激しくするから覚悟するように」

    みく「うぅ...疲れた...」

    P「お疲れ様です、みくさん」

    みく「お疲れ様にゃ、ピーチャン。まだ遠慮感があるにゃ」

    P「そこは、なんというかおいおいということで...」

    P「で、どうでしたかレッスンは」

    みく「ギリギリついていけているぐらいにゃ...」

    P「ならよかった、少し上のメニューでギリギリならいい感じですね」

    みく「う、上にしてたの!?」

    P「とりあえずこれぐらいいけるかなーと思いまして」

    みく「酷いにゃ横暴にゃ!」

    P「前の事務所が出しているもの見た感じ大丈夫だと思ってね」

    みく「出してるのって...そんなに主役を貼ってるのなんて...」

    P「バックダンサーは何回かやってるだろ?」

    みく「う、うん、...もしかしてそこから?」

    P「大体見た感じでしか分からなかったけどあってて良かったよ」

    みく「ピーチャン、ちょっとだけだけど見直したのにゃ」

    P「それはよかった、全部見るのは少し大変だったよ」

    みく「全部!?」

    みく「バックダンサーといっても結構出てたよ!」

    P「そりゃ、本気でやってる人には本気でやらなきゃ失礼だろ?」

    みく「...ピーチャン、変な人にゃ」

    P「みくさんには言われたくないよ!?」

    みく「しつれーにゃ、でも...」

    みく「変な人同士、仲良くしようねピーチャン!」




    【モバP「前川みくとの付き合い」】の続きを読む

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