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    カテゴリ: 笑ゥせぇるすまんSS

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    転載元 : http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1544544494/

    1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/12(水) 01:08:14.951 ID:GRpk3KlxD

    喪黒「私の名は喪黒福造。人呼んで『笑ゥせぇるすまん』。

        ただの『せぇるすまん』じゃございません。私の取り扱う品物はココロ、人間のココロでございます。

        この世は、老いも若きも男も女も、ココロのさみしい人ばかり。

        そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。

        いいえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます。

        さて、今日のお客様は……。

        咲斗(21) ホスト

        【フェロモン香水】

        ホーッホッホッホ……。」



    3: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/12(水) 01:10:21.461 ID:GRpk3KlxD

    テロップ「東京、新宿――」

    夕方。「歌舞伎町一番街」の看板。歓楽街の中を歩く通行人たち。通行人の中には、とある若者の姿も交じっている。

    咲斗(ここが歌舞伎町か……。さすが、東京は世界の大都市なだけあって人が多いな……)

    テロップ「花岡剛(21) フリーター 後の咲斗」

    街の中に溢れるホストクラブの看板。看板のキャッチコピーをいくつも目にする花岡――後の咲斗。

    どの看板にも、整った顔立ちのホストの写真が写っている。自己顕示欲とナルシシズムに満ちた表情で――。

    看板「究極のお・も・て・な・し」「仕事でやってるんじゃない。これは生き様なんだ」「イケメンは神が俺に与えた宝」
       「一億円プレイヤーはここにいる」「何もかもが手に入る夢のような人生」「君もこの街で伝説になってみないか?」

    咲斗(これがホストか。大金を稼ぎ、女性にモテモテ……。うらやましいなぁ……)
       (俺もホストになれば、こういう人生を送ることだって夢ではないかもしれない……)

    看板を見つめながら、決意する花岡――後の咲斗。

    咲斗(よし、決めた!俺はホストになるぞ!)



    4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/12(水) 01:12:16.023 ID:GRpk3KlxD

    テロップ「2か月後――」

    夜。新宿・歌舞伎町。ホストクラブ『ブレイジングサン』。女性客の前でシャンパンコールを行うホストたち。

    ホストたち「いよいよ始まる♪ ショータイム♪ シャンパンコールの幕開けだ♪」
           「あなたのために♪ シャンパンを♪ 感謝をこめて♪ 飲み干しまーーす♪」

    咲斗こと花岡も、ホストの一員としてシャンパンコールに加わっている。彼は、高価でおしゃれなスーツを身にまとっている。

    テロップ「咲斗(21) ホスト 本名は花岡剛」

    盛り上がる女性客とホストたち。同僚のホスト・修也と一緒に、シャンパンを一気飲みする咲斗。

    ホストたち「飲んで♪ 飲んで♪ 飲んで♪ 飲んで♪」


    夜中。新宿・歌舞伎町。修也とともに道を歩く咲斗。彼は、右手で頭を押さえている。

    咲斗「うぅーー、酒の飲み過ぎで頭が痛いよ……。修也……」

    修也「俺もだよ、咲斗……。酒の消化班をやらされるの、マジ辛ぇわぁー」



    5: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/12(水) 01:14:18.625 ID:GRpk3KlxD

    とある牛丼屋。修也と一緒に牛丼を食べる咲斗。店内には喪黒福造の姿もある。

    咲斗「修也ぁ。俺、大丈夫かなぁ……。まだ1人も指名客取れてないんだよ……」

    修也「俺だってそうさ。俺らは新人ホストなんだから、一朝一夕で指名客は取れねぇよ」

    咲斗「でもなぁ、ホストの仕事ってのはよぉ……。3カ月過ぎて指名客が一人も取れないと、基本給がゼロになるんだぜ」
       「俺、このままじゃマジでヤバいよ」

    修也「諦めんなよ、咲斗!絶対、何とかなるって!俺と一緒に、歌舞伎町でテッペン目指そうよ!」

    咲斗「お、おう……!」

    喪黒「…………」

    咲斗と修也の会話を聞く喪黒。どうやら、喪黒はまたしても何かの企みを思いついたようだ。


    昼。とあるゲームセンター。 ゲーム『太鼓の名人』をプレイする咲斗。 彼はバチを持ち、和太鼓を叩いている。

    ゲームを終えた咲斗の前に、喪黒が現れる。咲斗に声をかける喪黒。




    【喪黒福造「これは、究極のフェロモン香水です」 ホスト「胡散臭そうですね……」】の続きを読む

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    転載元 : http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1544625030/

    1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/12(水) 23:30:30.452 ID:5yZhlcFKD

    喪黒「私の名は喪黒福造。人呼んで『笑ゥせぇるすまん』。

        ただの『せぇるすまん』じゃございません。私の取り扱う品物はココロ、人間のココロでございます。

        この世は、老いも若きも男も女も、ココロのさみしい人ばかり。

        そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。

        いいえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます。

        さて、今日のお客様は……。

        石井芳彦(20) 大学2年生

        【治験バイト】

        ホーッホッホッホ……。」



    3: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/12(水) 23:32:19.203 ID:5yZhlcFKD

    東京。関東経済大学。教室内で、ミクロ経済学の講義を受ける学生たち。

    教授「経済分析を正確に行うために用いられる概念が、需要の価格弾力性の概念です」

    黒板にチョークで板書を行う教授。ノートに板書を書き写す男子大学生・石井。

    石井(えーーと……。『需要の価格弾力性 = -需要量の百分比変化率/価格の百分比変化率』……か)

    テロップ「石井芳彦(20) 関東経済大学2年」

    教授「Rを収入、pを価格、Qを数量とすると、次のような式になります」

    またも、黒板に板書を行う教授。石井は、黒板の板書を必死でノートに書き写す。

    石井(『R=pQ』……か。難しすぎて、何を言ってるのかチンプンカンプンだ)

    ミクロ経済学の授業を聞き続ける石井。

    石井(でも、ミクロ経済学は必修だから単位を取っておく必要があるな……)



    4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/12(水) 23:34:17.632 ID:5yZhlcFKD

    昼。学生食堂。大半の学生たちが、テーブルに向かって昼食を食べている。

    とあるテーブルにいる石井。彼は、バッグからカレーパンを取り出す。

    石井(今日の昼食は、このカレーパンだけにしよう。生活のために、金を切り詰めるしかない……)

    カレーパンをかじる石井。

    石井(バイトでもして、もう少し生活に余裕を持ちたいな……)
       (学業に差し支えのない程度に、バイト生活をした方がいいだろうな)


    午後。とある駅。駅の構内の壁には、アルバイト情報誌がいくつも棚に置かれている。アルバイト情報誌を見つめる石井。

    石井(とりあえず、アルバイトの求人情報くらいは調べておこう)

    アルバイト情報誌を次々と手に取る石井。石井の側に、例の男――喪黒福造が近づく。

    喪黒「やぁ、もしもし……」

    石井「な、何ですか!?あなたは……」




    【喪黒福造「私は、あなたに治験のアルバイトをお勧めしたいのです」 大学2年生「治験のアルバイト……」】の続きを読む

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    転載元 : http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1544712530/

    1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/13(木) 23:48:50.922 ID:/Nz8EecMD

    喪黒「私の名は喪黒福造。人呼んで『笑ゥせぇるすまん』。

        ただの『せぇるすまん』じゃございません。私の取り扱う品物はココロ、人間のココロでございます。

        この世は、老いも若きも男も女も、ココロのさみしい人ばかり。

        そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。

        いいえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます。

        さて、今日のお客様は……。

        輝之丞(52) グルメリポーター

        【痩せたい男】

        ホーッホッホッホ……。」



    3: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/13(木) 23:50:59.226 ID:/Nz8EecMD

    とある温泉街。笑顔で道を歩く3人のタレント。3人とも、身体は丸々と太っている。

    3人の真ん中にいる男・輝之丞。彼は3人の中で特に太っていて、まるで風船のような身体をしている。

    テロップ「輝之丞(52) 元アイドル・グルメリポーター 本名は吉松輝彦」


    温泉旅館。大浴場で、温泉につかる3人。

    石村「いやぁ~~。いい湯だなぁ~~!」

    テロップ「石村常人(56) お笑い芸人・グルメリポーター」

    輝之丞「ほんと、気持ちいいなぁ~~!」

    都築「ここに来てよかったよ!」

    テロップ「パッション都築(52) ダンサー・振付師・タレント」

    輝之丞「極楽!極楽!」

    汗だくになり、苦しそうな表情の輝之丞。どう見ても、彼は温泉を気持ちよく感じているようには見えない。



    4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/13(木) 23:53:16.389 ID:/Nz8EecMD

    温泉旅館、座敷。浴衣姿の3人が、机の前に集まる。机の上には、鍋料理を始め日本料理が山のように盛られている。

    勢いよく、料理を頬張る3人。満足そうな表情を浮かべ、おいしさを表現する輝之丞。

    輝之丞「この海鮮鍋は、具材のオールスター戦やぁ!!」


    夜。とある居酒屋。店の奥にある液晶テレビには、グルメ番組に出演する3人の姿が映っている。

    カウンター席に座り、客たちとともにテレビを見つめる喪黒福造。テレビの画面に、輝之丞の顔がアップで映る。

    客A「輝之丞の奴、太り過ぎだよ。こいつの激太りが気になって、食レポに集中できん」

    客B「ああ。あの太り方は極端すぎる。食欲をそそるどころか、見てるだけで心配になってくる」

    客C「輝之丞の身体が心配だな。顔もどす黒いし……。そろそろ休んで、痩せるべきだよ」

    喪黒「…………」

    どうやら、喪黒はまたしても何かの企みを思いついたようだ。



    5: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/13(木) 23:55:19.897 ID:/Nz8EecMD

    とある住宅街。トレーニングウェアを着た輝之丞が、犬を連れて散歩をしている。

    輝之丞「ハアッ……、ハアッ……、ハアッ……」

    辛そうな顔をし、歩くだけでも一苦労の輝之丞。歩き続ける輝之丞の前に、喪黒が姿を現す。

    喪黒「あのぅ……。もしかして、あなた……。グルメリポーターで有名な輝之丞さんではないですか!?」

    輝之丞「そ、そうですよ……。僕があの輝之丞ですよ」

    喪黒「犬の散歩は、いい気晴らしになるでしょう?」

    輝之丞「ええ、まあ……。でも、僕にとって犬の散歩は気晴らしのためだけじゃないですよ」
         「もっと切実な理由があってやってるんです」

    喪黒「切実な理由……とは?」

    輝之丞「ダイエットのためです。僕の身体を見れば分かるでしょう」

    喪黒「なるほど……。輝之丞さんの心にもスキマがおありのようですねぇ」




    【喪黒福造「このバランスボールを使えば、短期間で確実に痩せることができますよ」 グルメリポーター「話がうま過ぎますね」】の続きを読む

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    転載元 : http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1544797382/

    1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/14(金) 23:23:02.009 ID:qLSV7Ke/D

    喪黒「私の名は喪黒福造。人呼んで『笑ゥせぇるすまん』。

        ただの『せぇるすまん』じゃございません。私の取り扱う品物はココロ、人間のココロでございます。

        この世は、老いも若きも男も女も、ココロのさみしい人ばかり。

        そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。

        いいえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます。

        さて、今日のお客様は……。

        飯星昴(29) 漫画家

        【巨大ヒーロー】

        ホーッホッホッホ……。」



    2: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/14(金) 23:25:25.141 ID:qLSV7Ke/D

    夕方。とある木造アパート。散らかった部屋の中で、スマホで通話するとある漫画家。

    飯星「……そうですか、分かりました。やむを得ませんね……」

    テロップ「飯星昴(29) 漫画家」

    通話を終え、暗い表情になる飯星。彼は、アシスタントの若者に声をかける。

    飯星「俺が今描いている連載、打ち切りが決まったよ。あと4週分で話をまとめろってさ」


    夜。室内で、漫画原稿を執筆する飯星とアシスタント。飯星は、ペン入れをした原稿をアシスタントに渡す。

    飯星「この原稿のトーン貼り、頼んだよ」


    ある日。とあるイベント会場。会場内では、子供向けのヒーローショーが行われている。

    着ぐるみを着たアルバイトが、巨大ヒーローと怪獣の戦いを演じているのだ。



    3: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/14(金) 23:27:35.363 ID:qLSV7Ke/D

    ショーを見物しながら、ヒーローの着ぐるみに熱心に声援を送る子供たち。当然、観客は親子連れの人間が多い。

    しかし、場違いな2人も観客の中に混じっている。この2人は、漫画家の飯星とあの男――喪黒福造だ。

    ヒーローショーを熱心に見いる飯星。彼は両手のこぶしを握りしめ、ヒーローの戦いを見守っている。

    巨大ヒーローの着ぐるみが、必殺技のポーズを決める。倒れる怪獣の着ぐるみ。歓声を上げる観客たちと飯星。

    観客たち「ウオオオオオッ!!!」

    飯星「やった!!」


    ヒーローショーの見物を終え、会場内を後にする飯星。飯星の側に、喪黒が近寄る。

    喪黒「いやぁ、大の大人がヒーローショーを見物するとは珍しいですねぇ」

    飯星「俺の趣味だから別にいいでしょう。俺は、特撮ヒーローが好きなんですから……」

    喪黒「それだけじゃあ、ないでしょう。あなたがここにいるのは、日ごろのストレスの解消のためでもありますから……」

    飯星「あなたに俺の何が分かるんですか?いちいち馴れ馴れしいですね……」



    4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/14(金) 23:29:18.769 ID:qLSV7Ke/D

    喪黒「あなた、漫画家さんですよねぇ?売れないとはいえ、原稿の締め切りに追われているでしょう」
       「そりゃあ、ストレスがたまりますよ」

    飯星「ど、どうしてそれを……!!あ、あなたは一体何者なんですか!?」

    喪黒「いやぁ……。仕事柄、長年、人間観察を行ってきた賜物ですよ。何しろ、私はこういう者ですから」

    喪黒が差し出した名刺には、「ココロのスキマ…お埋めします 喪黒福造」と書かれている。

    飯星「……ココロのスキマ、お埋めします!?」

    喪黒「私はセールスマンです。お客様の心にポッカリ空いたスキマをお埋めするのがお仕事です」

    飯星「あなた、セールマンの方なんですか……」

    喪黒「どちらかと言うと、ボランティアみたいなものですよ。いい店がありますから、そこでゆっくり話でもしましょう」


    BAR「魔の巣」。喪黒と飯星が席に腰掛けている。

    飯星「俺は漫画家ですけど……。デビュー以来、どの作品もヒットしないまま現在に至りました」




    【喪黒福造「あなたを巨大ヒーローに変身させてあげますよ」 漫画家「冗談はよしてください」】の続きを読む

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    転載元 : http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1544893041/

    1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/16(日) 01:57:21.857 ID:CRFH6UmLD

    喪黒「私の名は喪黒福造。人呼んで『笑ゥせぇるすまん』。

        ただの『せぇるすまん』じゃございません。私の取り扱う品物はココロ、人間のココロでございます。

        この世は、老いも若きも男も女も、ココロのさみしい人ばかり。

        そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。

        いいえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます。

        さて、今日のお客様は……。

        実相寺美華(39) ファッションデザイナー

        【着物美人】

        ホーッホッホッホ……。」



    2: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/16(日) 02:00:04.528 ID:CRFH6UmLD

    夜。高層ビルの屋上に、中年男性と若い女性がいる。2人のバックには、都会のネオン街が見える。

    篠森「お前が自分のオフィスを持つとは……。よくやったな、美華……」

    テロップ「篠森桂一郎(44) ファッションデザイナー」

    弟子のデザイナー・美華と握手をしようとする篠森。しかし美華は、篠森の手を払いのける。

    篠森「ん?どうしたんだ、美華?」

    美華「実は私……。そろそろ、先生と別れようと思ってるんです……」

    テロップ「実相寺美華(29) ファッションデザイナー、篠森桂一郎の弟子」

    篠森「そうか……。俺から独立してやっていくつもりなのか。だが、この業界は競争が厳しいぞ」

    美華「心配には及びません。私は、篠森先生の倒し方をすでに知っていますよ」

    篠森「ほう……。お前も、俺にでかい口を聞くようになったもんだな」



    4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/16(日) 02:02:26.525 ID:CRFH6UmLD

    美華「私の後ろには、広告代理店がいます。今の時代は、ファッションの価値は広告代理店が決めるんです」

    篠森「そういうことか……。俺は時代遅れだから、広告代理店の連中に捨てられたってことだな」

    美華「世代交代とはそういうものですよ。篠森先生」

    篠森「ハハハハハ……!!どうやら、俺はお前に負けたようだ」


    とある広告代理店。室内で、ファッションショーの企画会議を主導する美華。

    美華は、広告代理店社員たちにあれこれ指図をしている。

    美華「……いいですか!?今度の私のファッションショー、何が何でも成功させて見せますから!!」

    とあるファッションショー。奇抜な衣装を着た女性モデルが、ランウェイを歩く。モデルを見守る美華。

    美華のモノローグ「今の流行をリードしているのは私なんだ。私がファッション業界を動かしているんだ」
               「……あの時は、そう思っていた」




    【喪黒福造「デザイナーとして再起するために、日本舞踊を習ってみませんか?」 女性ファッションデザイナー「……いいでしょう」】の続きを読む

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    転載元 : http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1543929922/

    1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/04(火) 22:25:22.599 ID:ttpA0ULeD

    喪黒「私の名は喪黒福造。人呼んで『笑ゥせぇるすまん』。

        ただの『せぇるすまん』じゃございません。私の取り扱う品物はココロ、人間のココロでございます。

        この世は、老いも若きも男も女も、ココロのさみしい人ばかり。

        そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。

        いいえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます。

        さて、今日のお客様は……。

        榊英之助(57) 小説家

        【タイムスリップ】

        ホーッホッホッホ……。」



    2: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/04(火) 22:27:27.652 ID:ttpA0ULeD

    冬。東京。住宅街、とある民家。塀には「榊」の表札が見える。

    書斎。机に向かい、原稿を執筆する中年の小説家。彼の頭は、白髪のせいで灰色になっている。

    榊「…………」

    テロップ「榊英之助(57) 小説家」

    黙々と原稿を執筆し続ける榊。


    居間。ちゃぶ台の前で、会話をする榊と編集者。榊が編集者に原稿用紙を渡す。

    編集者「ありがとうございます。原稿は確かに受け取りました」

    榊「私が書いてきた『公安刑事 影山伸介』シリーズも、これで最後になりますね」

    編集者「はい。榊先生、長らくご苦労様でした」

    榊「まあ、こう言うのも何ですが……。このシリーズは事実上の打ちきりでしょう」
      「なぜなら、私は作家として全く売れていませんからね……」



    3: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/04(火) 22:29:14.886 ID:ttpA0ULeD

    編集者「榊先生。今の時代は出版不況なんですよ」
         「どんなにいい物語を書いたとしても、売れなければ世間から忘れ去られていくんです」

    榊「そうですよね……。今の私の作風では、大衆の普遍的な支持は得られませんからね」

    編集者「だったら、榊先生……。いっそのこと、作風の転換を行えばいいんですよ」
         「そうすれば、大衆の支持を得られて作品も売れるはずです」

    榊「そうかもしれませんね。私も、食っていくためにやるしかないでしょう」

    編集者「私が榊先生にお勧めしたいのは、時代小説か官能小説の執筆ですよ」

    榊「時代小説か官能小説の執筆……?」

    編集長「はい。その方面の分野なら、間違いなく大衆に支持されるでしょうし……、作品も売れるはずです」


    とある自然公園。木道の上に立ち、池を眺める榊。冬であるためか、池に植えられているハスはどれも枯れている。

    榊(俺は、作品が全く売れていない。しかも、これまで書いてきたシリーズは打ち切り……)
      (それどころか、時代小説か官能小説を執筆しろだと……。もう後がない……)



    4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/04(火) 22:31:15.716 ID:ttpA0ULeD

    いつの間にか、榊の側には喪黒福造がいる。榊に話しかける喪黒。

    喪黒「冬の枯れたハスもまた、味わいがあっていいですよねぇ」

    榊「ええ、まあ……」

    喪黒「冬のハスは、何とも言えない静寂さを醸し出していて……。見ていると、心の底から哀愁を覚えるんですよ」

    榊「そ、そうですか……。あなた、詩人みたいなことを言いますね」

    喪黒「でも、枯れた冬のハスも、次の夏には花を咲かせるんですよ。満開の花を……」

    榊「は、はあ……」

    喪黒「冬の枯れたハスは、冬眠して力を蓄えている状態なのです。次の夏のために……」
       「あなたもそうでしょう?榊英之助先生……」

    榊「ど、どうして私が榊英之助だと分かったんですか!?」

    喪黒「実は私、先生のファンなのですよ。自己紹介が遅れましたが、私はこういう者です」

    喪黒が差し出した名刺には、「ココロのスキマ…お埋めします 喪黒福造」と書かれている。




    【喪黒福造「私たちは、江戸時代にタイムスリップしたのですよ」 小説家「そ、そんなバカな……!?」】の続きを読む

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    転載元 : http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1543850249/

    1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/04(火) 00:17:29.433 ID:zXIAUcXID

    喪黒「私の名は喪黒福造。人呼んで『笑ゥせぇるすまん』。

        ただの『せぇるすまん』じゃございません。私の取り扱う品物はココロ、人間のココロでございます。

        この世は、老いも若きも男も女も、ココロのさみしい人ばかり。

        そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。

        いいえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます。

        さて、今日のお客様は……。

        川口藤雄(46) スポーツ紙記者

        【ツチノコ】

        ホーッホッホッホ……。」



    2: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/04(火) 00:19:18.698 ID:zXIAUcXID

    東京。とあるビルの6階。

    テロップ「極東スポーツ新聞社・編集局」

    極スポ編集局。オフィスで机に向かい、ノートパソコンを操作する一人の男。

    川口(よし……。今回はこの内容で行こう……!)

    テロップ「川口藤雄(46) 極東スポーツ記者」


    翌朝、発売された極東スポーツの一面は……。

    極東スポーツ「衝撃写真公開! 沖縄にカッパ出現」

    一面に写るどこかの景色の写真。河原の方の岩には、何かの人影が見える。

    これはカッパというよりは……スマホを触っている男性にも見えなくもない。

    牽強付会で仰々しい見出しのおかげか、コミカルな雰囲気が紙面から漂う。

    ネット掲示板「安定の極スポ」「こういうの好きです」「それでこそ極スポ」「極スポは日付以外は全部誤報」



    3: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/04(火) 00:21:24.244 ID:zXIAUcXID

    とある駅。キヨスクの前の新聞コーナーには、全国紙やスポーツ紙が売られている。

    極東スポーツを買う喪黒福造。喪黒は、極スポの一面の見出しをじっと見つめる。

    極東スポーツ「独占写真 UFO大群 東京・西多摩に出現!」

    一面に移る青空の写真と、黒っぽい三角形の拡大図の写真。UFOというよりは……戦闘機にも見えなくもない。

    不自然で大げさな見出しが、新聞の紙面でたった一つだけ浮いた状態になっている。

    喪黒「…………」

    どうやら、喪黒はまたしても何かの企みを思いついたようだ。


    夜。とある居酒屋。カウンター席に座りながら、客たちとともに酒を飲む川口。川口の隣には、喪黒がいる。

    店の奥にある液晶テレビが、オカルトものの番組を放送している。番組で特集されているのは、ツチノコの有無だ。

    インタビューに応じる怪しい人間たち。ツチノコがいることを前提に展開されていく番組内容。おどろおどろしいBGM。



    4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/04(火) 00:23:15.673 ID:zXIAUcXID

    客A「今の時代、よくこんなバカバカしい番組作れるな」

    客B「ああ、全くだ。ツチノコなんているわけねえだろ」

    川口「そんなことはありません!ツチノコは必ずどこかにいますよ!」

    きょとんとした顔で、川口を見つめる客A・客B。しばらくした後、2人は爆笑する。

    客A・客B「アハハハハ!!」


    居酒屋を出て、街を歩く川口と喪黒。喪黒が川口に話しかける。

    喪黒「ところで、あなたはツチノコの存在を信じているようですねぇ」

    川口「もちろんですよ!ツチノコがいるという情報は、昔から数多くあるじゃないですか!」

    喪黒「ほう……。では、ツチノコ以外のUMAとかも存在を信じているのですか?」

    川口「そりゃあ、もう……。例えば、カッパとかなら日本のどこかにいるでしょう」

    喪黒「なるほど、面白い人ですねぇ。私、あなたに大いに興味を持ちましたよ」




    【喪黒福造「何なら、私と一緒にツチノコ探しをしてみませんか?」 スポーツ紙記者「望むところですよ」】の続きを読む

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    1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/16(日) 23:01:19.328 ID:QW0WbnYkD

    喪黒「私の名は喪黒福造。人呼んで『笑ゥせぇるすまん』。

        ただの『せぇるすまん』じゃございません。私の取り扱う品物はココロ、人間のココロでございます。

        この世は、老いも若きも男も女も、ココロのさみしい人ばかり。

        そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。

        いいえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます。

        さて、今日のお客様は……。

        鬼塚巌(60) 刑事

        【定年退職】

        ホーッホッホッホ……。」



    2: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/16(日) 23:03:18.896 ID:QW0WbnYkD

    とある住宅街。建物と建物の間に、スーツを着た2人の男が潜んでいる。

    2人の男は目つきが悪く、何かを見張っているような様子にも見える。

    藤本「鬼塚さん。奴は本当にここに現れるのでしょうか?」

    テロップ「藤本誠造(32) 警視庁錦町警察署刑事課・刑事」

    鬼塚「ああ。あいつはこの辺に潜伏しているんだ」

    テロップ「鬼塚巌(60) 警視庁錦町警察署刑事課・刑事」

    しばらくした後、人相の悪い男・根津が道に姿を現す。

    鬼塚「藤本!!根津がいたぞ!!」

    駆け出す藤本と鬼塚。根津の身柄は、藤本によって取り押さえられる。

    根津「こらっ、何しやがる!!離せっ!!」

    根津の両手に手錠をはめる鬼塚。

    鬼塚「逮捕する!!」



    3: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/16(日) 23:05:13.260 ID:QW0WbnYkD

    夜。おでん屋台で酒を飲みながら、食事をする藤本と鬼塚。鬼塚の隣には、喪黒福造が座っている。

    藤本「俺が言うのも何ですが……。鬼塚さんは、噂通りの人だったようですね」

    鬼塚「噂通り……か。その噂の内容がどんなものかは、だいたい想像がつくがな」

    藤本「はい。要するに、変わり者で一匹狼ってことですよ」

    鬼塚「そういうことだと思ったよ。警察署の中で、俺は周りからよく思われていないからな」

    藤本「ええ。俺が鬼塚さんとコンビを組むことが決まった時、みんなから同情されたんですよ」
       「『あんな人と組むことになるなんて、大変だね』……と」

    鬼塚「まあ……な」

    藤本「実際に、一緒に仕事をして分かりました。確かに、鬼塚さんは変わり者ですよ」
       「ですが、むしろ刑事としては名刑事と言えるかもしれません」

    鬼塚「おいおい……。褒めてるのかけなしてるのか、分からんような言い方だな」

    藤本「褒めてるんですよ」

    喪黒「…………」




    【喪黒福造「あの事件の犯人、どうしても捕まえたいでしょう?」 老刑事「言われるまでもなく、そう思ってますよ」】の続きを読む

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    1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/06(木) 19:09:05.032 ID:NHLPtn2iD

    喪黒「私の名は喪黒福造。人呼んで『笑ゥせぇるすまん』。

        ただの『せぇるすまん』じゃございません。私の取り扱う品物はココロ、人間のココロでございます。

        この世は、老いも若きも男も女も、ココロのさみしい人ばかり。

        そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。

        いいえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます。

        さて、今日のお客様は……。

        野沢正直(44) 元建設会社社員

        【過去を映すDVD】

        ホーッホッホッホ……。」



    3: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/06(木) 19:09:37.593 ID:Cpi5/Nsoa

    純粋に嫌な商品だなおい…



    5: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/06(木) 19:11:15.251 ID:NHLPtn2iD

    東京。「晴天建設株式会社」本社ビル。経営陣が、記者会見を行っている。

    社長「債権者をはじめとする関係者の皆様に、多大なご迷惑とご心配をおかけする事態となり……」
       「本当に申し訳ございませんでした。心よりお詫び申し上げます」

    頭を下げる経営陣。彼らに、カメラのフラッシュが一斉に浴びせられる。晴天建設の倒産を報じる全国紙。

    読朝新聞「晴天建設、民事再生法申請へ」

    晴天建設の債権者説明会。経営陣に怒号を浴びせる債権者たち。

    債権者たち「一体どうなってるんだ!!」「詐欺野郎め、金返せ!!」「何が経営再建だ、ふざけるな!!」


    住宅街、とある自宅。門には「野沢」の表札が見える。

    家の前に停車した大型トラック。業者たちが、トラックの荷台の中に荷物を次々と運んでいく。業者を見守る中年男性。

    野沢(いよいよ、このマイホームともお別れか……)

    テロップ「野沢正直(44) 無職・元晴天建設社員」



    6: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/06(木) 19:13:15.574 ID:NHLPtn2iD

    夜。とあるマンション。狭い部屋の中で、一人でコタツに入る野沢。

    野沢(ついこの間まで、俺は晴天建設の正社員だった……)


    回想する野沢。

    とある建設現場。建物の躯体工事(骨組工事)が行われている。

    ヘルメットをかぶり、作業用のジャンパーを着た野沢。野沢は設計図を見ながら、部下に何かを指図している。

    野沢のモノローグ「数年前の俺は、東北地方で現場監督をしていた。東日本大震災の復興関連の仕事があり、本当に忙しかった」


    野沢のマイホーム。居間で会話をする野沢夫妻。

    野沢「そうなのか……。どうしても俺と離婚する気なんだな……」

    離婚届を野沢に差し出す妻。沈痛な表情で、離婚届にサインをする野沢。

    野沢のモノローグ「仕事三昧で家族を顧みなかったせいで、俺は妻と離婚することになった」



    9: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/06(木) 19:15:23.976 ID:NHLPtn2iD

    夜。「晴天建設」本社ビル。机に向かい、パソコンを操作する野沢。

    野沢のモノローグ「妻と離婚した後も、俺は会社のために必死で働き続けた」


    野沢の回想が終わる。

    夜。マンション。一人でコタツに入る野沢。

    野沢(しかし、晴天建設は無茶な経営を続けた挙句、とうとう倒産した……)
       (俺は無職になり、今まで住んでいたマイホームを手放すことになってしまった)

    リモコンを持ち、液晶テレビをつける野沢。テレビが、晴天建設倒産に関したニュースを報じる。

    テレビ「晴天建設は、東京地検から港則法違反で起訴されたことにより……。各地の自治体から指名停止処分を受けていました」
        「新たな公共工事を受注できず、資金繰りが行き詰まったことで……。今回の民事再生法申請に至ったとみられています」

    野沢(会社が潰れれば、サラリーマンは一巻の終わり……。俺は、今まで何のために働いてきたんだ……)

    テレビを消し、部屋を出る野沢。




    【喪黒福造「これは、自分の過去を映すDVDですよ」 元建設会社社員「自分の過去を映すDVD?」】の続きを読む

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    転載元 : http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1544018999/

    1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/05(水) 23:09:59.068 ID:zXSwh1TnD

    喪黒「私の名は喪黒福造。人呼んで『笑ゥせぇるすまん』。

        ただの『せぇるすまん』じゃございません。私の取り扱う品物はココロ、人間のココロでございます。

        この世は、老いも若きも男も女も、ココロのさみしい人ばかり。

        そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。

        いいえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます。

        さて、今日のお客様は……。

        猫本聖羅(19) ファッションモデル

        【猫とインスタグラム】

        ホーッホッホッホ……。」



    4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/05(水) 23:12:15.172 ID:zXSwh1TnD

    とあるスタジオ。真っ白な壁を背景に、ファッションモデルの女性が立っている。

    彼女に対し、カメラを向ける男性カメラマン。女性モデルとカメラマンを見守るスタッフたち。

    カメラマン「それじゃあ、いきますよー」

    聖羅「はい」

    テロップ「猫本聖羅(19) ファッションモデル」

    カメラマンが、聖羅をカメラで撮影する。カシャッ!!


    とある大型書店。雑誌コーナーに置かれた女性ファッション雑誌『GLORIA(グロリア)』。

    『GLORIA』の表紙には、聖羅の写真が写っている。この前、スタジオで撮影した例の写真が――。


    夜。とある居酒屋。店の奥にある液晶テレビには、デジタルカメラのCMに出演する聖羅の姿が映っている。

    カウンター席に座り、客たちとともにビールを飲む喪黒福造。喪黒は、テレビに映る聖羅の顔を見つめる。



    5: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/05(水) 23:14:16.289 ID:zXSwh1TnD

    喪黒「…………」

    どうやら、喪黒はまたしても何かの企みを思いついたようだ。


    とあるカフェ。聖羅が、友人の女性モデルと一緒にパフェを食べている。

    美央「ねぇ、聖羅。あんた、インスタグラム始めたんだってね?」

    テロップ「玉川美央(20) ファッションモデル」

    聖羅「そうだよ。まだ、やり始めたばかりだからさー……。試行錯誤っていうか……」

    美央「最初は誰だってそうだよ。慣れてくれば、インスタも生活の一部になるよ」

    聖羅「うん……。でも、できるなら、インスタ映えする題材をスマホで撮りたいよねぇ」

    美央「インスタ映え……ね。じゃあ、例えばこのテーブルにあるパフェを撮影するのとか……どう?」

    聖羅「あ、そっか!」

    スマホでパフェを撮影する聖羅。



    6: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/05(水) 23:16:16.471 ID:zXSwh1TnD

    とある水族館。水槽を泳ぐ魚を、スマホで撮影しようとする聖羅。

    聖羅(この魚とか、インスタ映えしそう……。インスタ映え……。インスタ映え……)

    次の瞬間、スマホの画面に喪黒の顔が大写しで映る。

    喪黒「ばあ」

    水槽のガラスに張り付く喪黒。喪黒の顔に、驚く聖羅。彼女は思わず、スマホで喪黒の顔を撮影してしまう。

    聖羅「あーーーーっ!!!」

    喪黒「どうです!?インスタ映えはバッチリでしょ!?」

    聖羅「何てことしてくれたんですか!!おじさん!!」

    喪黒「すみません。私は悪気はなかったのですよ。あなたの手助けをしようとしたまでで……」

    聖羅「手助け!?わざわざ、私に何のつもりなんですか!?」

    喪黒「猫本聖羅さん。あなたは、インスタグラムを始めたばかりでしょう」
       「だから、インスタ映えについて、私はあなたにアドバイスがしたいのですよ」




    【喪黒福造「インスタグラムで撮影するために、猫を飼ってみたらどうですか?」 ファッションモデル「私が猫を飼うんですか!?」】の続きを読む

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