2004年10月05日

X Prize:X Prize獲得チーム確定

X Prize Foundationのプレスリリースより。X Prize Foundationは、SpaceShipOneが2回目正式トライで到達高度36万フィート以上を記録し、X Prizeを獲得したと発表。結局最も有力視されていたチームが、ストレートに獲得した感じだな。

さて対抗馬最右翼だったda Vinci Project(正確には現在The Golden Palace.com Space Program Powered by the da Vinci Projectという名前に)の方だが、SpaceShipOneの正式トライ1回目成功のあとプレスリリースを出しており、WildFire打ち上げについて、カナダ政府から全ての許可を得たと発表した。かねてよりどのチームがX Prizeを獲得しようとも、プロジェクトの目標に変わりはないと発言していた通り、SpaceShipOneの成功にめげることなく、高度100キロの有人飛行を実施する姿勢がありありとみえる。

これはほかのチームもそうあって欲しいと願わずにいられないほど、非常に大切なことだ。かつて航空機産業の黎明期、様々な目標を設定した賞金レースが多数開催され、大衆の興味を大いに巻き込み、ハード(機体や付随技術)とソフト(操縦/航法技術)共に民間主導で開発競争が急速に進んだ。宇宙開発はそのハードルの高さや目的などから、従来政府主導で進んできたが、今回のX Prizeを発端に、航空産業の黎明期と同じような民間競争時代が到来して欲しい。そのためにも今回参加した各チームはモチベーションを失わず、そして世界の大金持ちや大手企業はもっと賞金レースを開催するよう願いたいところ。

  

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X Prize:SpaceShipOne第2回正式トライ成功の模様

SpaceShipOneの正式トライ2回目が成功した模様だ。途切れまくりの腐れライブキャストを、イライラしながら見ていたけど、高度100キロは達成したみたい。

それにしても、何でNASA TVで配信しなかったんだろう。1回目とは制作か配信担当会社が違ったのかな。しょぼい会社に独占配信権を渡すとろくなことにならないね。担当者は切腹!残念!(C)ギター侍

まあ今日中(日本時間で今日の午前中)には、X Prize獲得の発表があるだろうから、それを楽しみにしていよう。

  
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2004年10月04日

X Prize:SpaceShipOne第2回正式トライのパイロット発表

SpaceShipOneの正式トライ2回目は、Brian Binnieさんの操縦で実施するそうだ。前々回の有人100キロ到達飛行試験で初の民間宇宙飛行士になり、前回の正式トライ1回目でもパイロットを務めたMike Melvillさんではないのか。

Mike Melvillさんと同じく、Brian Binnieさんも51歳とそれなりにお年を召している。飛行時間は4600時間を超え、軍務を含め21年に及ぶテストパイロットの経験を有しているそうだ。

  
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X Prize:SpaceShipOne第2回正式トライは予定通り

先日の第1回正式トライは、高度33万7500フィート(約103キロ)到達が公式に確認された。よしよし。そして2回目も予定通り10月4日の午前7時頃離陸する。日本時間で言うと10月4日午後11時頃だ。

ライブ中継は色んなところでやるだろうが、ここLivedoorでやっていた前回の中継(といっても自前じゃなくてどこかの配信を流していただけ)は、引っかかりまくりで見られたものじゃなかった。やっぱりというか、NASA TVが最もスムーズだったな。2回目のライブもやってくれるといいな。

  
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2004年10月02日

X Prize:da Vinci Project未だ打ち上げ予定不明

去る9月23日、当初10月2日に1回目の正式トライ実施を申告していたda Vinci Projectが、予定を変更すると発表していた(うかつにも気が付かなかった)。サイト上に公開しているリリースは23日のものが最後で、実施可能になり次第スケジュールを告知するとだけある。

『2日に1回目をやって、うっかり3日に2回目が成功すれば、ぎりぎりでSpaceShipOneをかわせたのになあ』斬り!残念!(C)ギター侍

  
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2004年09月30日

X Prize:SpaceShipOneのX Prize正式トライ1回目成功

9月29日23:12(JST)、White Knight/SpaceShipOneが離陸。そして9月30日00:10(JST)にSpaceShipOneが分離しロケット点火。その後高度100キロをクリアし、00:34(JST)無事着陸した。降下中SpaceShipOneがロールをうってみせたように見えたが、錯覚だろうか。あまり真剣に見ていなかったので、ちょっと確信が持てないが、まあその気持ちも解る。

実際に高度100キロをクリアしたのか、詳細データの発表を待たなければならないが、ほぼ間違いなく正式トライ1回目は成功だ。X Prize獲得のため、2回目のトライは10月4日の予定。

  
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2004年08月09日

X Prize:失敗にくじけるなSpace Transport

また別のX Prize参加チームの話。Space Transportという小さな会社で、X Prize参加往還機の名前はRubiconだ。固体燃料ロケットエンジンを何本も束ねたタイプで、地上垂直発射のオーソドックスな設計みたいだ。

さてそのRubiconだが、The Seattle Timesの記事によると、ワシントンで現地8日に初の無人試験打ち上げを実施したそうだ。しかし残念ながら、ボランティアやサポーターが見守る中、Rubiconは爆散してしまった。乗員重量をシミュレートするために、ダミーのウェイトを載せていたのだが、そのダミーウェイトに付けておいたマネキン人形の頭部も、打ち上げた海岸に寂しく転がっていた。それがこの写真。なかなかやるな、Seattle Times。

メディアによってはこれでもうSpace TransportのX Prizeチャレンジはお終い、というような書き方をしているところもあるが、同社の社長(といっても全部で2人)Phillip Stormさんは、「残念だったけどものすごくガッカリというほどじゃないよ。だって最初の試験飛行なんだから」と、まだあきらめていない姿勢を示した。

しかしリソース不足、つまり資金と人材不足は深刻なようで、Stormさんは今回の打ち上げを前に、「確かに僕らは負け組(負けてしまったわけじゃないけど、かなり厳しそうの意)だ。お金が足りないし、人手も足りない」と語った。なるほどSpace Transportのトップページでも、あとこれだけお金が必要ですと訴えている。

  
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2004年08月08日

X Prize:本家サイトデザイン更新、ほかのチームもがんばれ

うわ、X Prizeのサイトがめっちゃかっこよくなってる。カッコイイというかモダンな感じ。ナビゲーション周りがふわふわ動いて目が回りそうだ。前のソリッドなデザインの方が良かったのにな。

ところで、da Vinci ProjectやScaled Compositesのほかにも、当然ながらX Prize参加チームはあって、London Free Pressの記事によると、Canadian Arrowというチームは2週間以内に無人飛行テストを実施し、4ヶ月間の試験後、本番フライトを計画しているようだ。X Prizeで優勝するかどうかはともかく、色々なチームに成功してもらいたいところ。

Canadian Arrowの往還機は、地上垂直発射型の2段ロケットで、サイトを見ると書いてあるが、空力設計と主エンジンの設計は、A4/V-2ロケットを基にしているそうだ。現代版有人A4ロケットといったところなのか。印象としては非常にオーソドックスだけど、1段目は再利用のために、ちゃんとパラシュートを展開して軟着水し、水に浮かぶ設計だそうだ。

  
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2004年08月06日

X Prize:da Vinci Projectも正式トライ予定発表

da Vinci Projectがプレスリリースを発表。10月2日にWild Fireの飛行を実施すると、X Prize運営組織に通知したそうだ。おそらくこれは正式トライということだろう。X Prize会長のPeter H. Diamandisさんはコメントの中で

ANSARI X PRIZE参加チームの2つが、数日違いでそれぞれ賞金を目指して打ち上げを実施する
と述べており、NewScientist.comの記事
(da Vinci Projectは)1回目の打ち上げを10月3日(同記事の表記)に行ない、2週間以内に2回目を実施すると発表した
と報じている。

いくら何でもいきなり本番ということもないだろうから、間にテスト打ち上げを実施するんじゃないかと思うのだけど、その辺は全く触れていないなあ。

ちなみに本命視されているSpaceShipOneの方は、前に書いた通り9月29日に正式トライの初回打ち上げを実施し、2回目の打ち上げについては、さっきのNewScientist.comの記事によると、10月4日に行なうようだ。賞金レースの行方は2回目の成功で決まるはずだから、SpaceShipOneが予定通りに正式トライを行なうにしても、ぎりぎりWild Fireが逆転する可能性は残っている。もしSpaceShipOneの予定が狂い、Wild Fireが計画通りに進めば、もうどちらがリードしているとはいえない大接戦になる。

60日前通知というルールの都合上、1回目の打ち上げ日程を前倒しにすることはたぶんできないはず。すると、2回目の打ち上げまでにかかる時間(最大で2週間)を、いかに詰めてゆくかが勝負の鍵だ。まるでピット作業が勝敗を分ける自動車レースのような、リアリティのある緊迫感といえる。もしこういう状況になると想定していたのなら、X Prizeのルールを設定した人(人たち)は、なかなかやるなという感じ(笑)。

今年の秋は楽しいなあ。

  
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2004年07月28日

X Prize:SpaceShipOne正式トライ発表、Wild Fireも慌てず急げ

Space.comの記事より。Scaled Compositesが、SpaceShipOneのX Prize本番フライト予定を発表したようだ。1回目のフライトは9月29日とのこと。当然規定により2週間以内にもう一度飛ぶ必要があり、予定通りなら2回目のフライトは10月13日までに実施しなくちゃいけない。

一方da Vinci Projectも、往還機Wild Fireの完成お披露目を8月5日に予定しているそうだ。こちらはフライトプランを示していないけど、機体お披露目で発表するのかもしれないな。

さあ、いよいよX Prizeも大詰めという感じがしてきた。SpaceShipOneがあっさり達成してしまうのか、はたまたWild Fireが一気に追い抜いてしまうのか。正直Wild Fireの勝ち目はほとんど無い(X Prize的に)と思うけど、とにかくがんばれ。X Prizeに間に合わなくても、飛ばしちゃえ。Scaled Compositesには、天下の大金持ちPaul Allenさんが後ろ盾についているけど、da Vinci Projectは完全ボランティアのプロジェクト。庶民の力をみせてやれ(笑)。

  
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