歯科医Dr.としの“今日のひとこと”

歯医者・小島利文が毎日を綴ります…

身近な歯の話

咬み合わせとボケ防止

 みなさん、6月です。梅雨です。いかがお過ごしですか?日は最高に長くなり、随分な時間になっても窓は少し明るく、なんだか得した気分になるのは私だけでしょうか。
さて今回は、咬み合わせの重要性とボケ防止について話したいと思います。歯の咬み合わせがしっかりとあることはとても大切です。咬み合わせがしっかり安定しているということはボケ防止につながっています。
一般的なボケ防止にはどんなことが挙げられるでしょうか。
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かむ噛むトレーニング

前回のおさらい、ヒトは狩猟生活から農耕生活へと変わり、肉を引きちぎることをほとんどしなくなった。結果、顎は小さくなった。筋肉や骨を使わないため退化が起きている。顎が小さいことによる現代病として呼吸不全、顎関節症、歯並びが悪いなど。

今回は、予防治療について話します。引きちぎる食生活をやめてしまった現代人の生活。引きちぎりトレーニングを日々行うことによって「歯並び」が予防改善されることが多いです。
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肉を咬んでヒトは進化した

  前回は、サルが地上に降り、肉食中心の狩猟生活を始め、ヒトへと進化していく話をしました。
 今回は、肉食になったため、引きちぎって食べる、これがサルからヒトになっていく進化のポイントであることを更に詳しく話していきたいです。
 200万年以上の時間を経て、サルからヒトへと進化していくのですが、どうして、サルがサルのままではなくヒトへと進化したのか。1つのポイントは肉食中心になったことなのです。
前回にも述べましたが、小動物の硬い肉を食べる生活に変わり、その肉を食べるためには、立った姿勢で全身の筋肉を使って引きちぎっていたのです。毎日この引きちぎりを繰り返していました。
この時、ものすごく強い全身の筋肉の応力は骨にかかるのですが、その応力により骨の形は変わっていきます。どこに一番応力が加わったと思いますか?それは顔の目と目の間、鼻の上あたりに力がかかったのです。その結果サルの頭から、額が前方へ大きく進化していったのです。

 脳の前頭葉も発達しました。この引きちぎり全身運動を日々繰り返した結果、骨格特に顔がサルからヒトの顔へとなっていったのです。ヒトの誕生です。
 では、動物園のサルにこのような引きちぎりを繰り返せば、そのサルはいつかヒトに進化できるのでしょうか?答えはノーです。
実はサルがヒトに進化していくにはもう1つのポイントがあるのです。母指対向性というのですが、ヒトには親指と人差し指でつまむことができますが、サルはできません。前回述べた、木の下に降りたグループのサルは、木の上での生活を捨てて木の枝にぶら下がらなくなり、そのかわり、母指対向性というつまむことができる手を獲得していたのです。これにより、引きちぎりの全身運動ができるのです。母指対向性のないサルは、全身に力を入れることができないので、顔の骨は、変化していきません。

 そして、ここからが現代人の退化にかかわる問題です。約1万年前より人間は、狩猟生活、引きちぎり中心の生活をやめ、農耕生活を始めます。200万年以上かけてゆっくり進化したにもかかわらず、たった一万年という短い時間で、引きちぎる日常運動をやめてしまい、現代の食生活へと一気に変化していったのです。その退化の代償として、特に顔のまわりの筋肉は使われなくなり、結果として顎が小さいということが起きているのです。
 次回は顎が小さいことによる現代病について話したいと思います。

人類の進化と咬みあわせ

前回まで、無呼吸症候群などに代表される現代病と咬みあわせの話をしてきました。
様々な病気と咬みあわせが関係があることが少しずつわかっていただけたと思います。
子供の矯正治療からはじまり、大人になっても咬みあわせは大切で生涯どう健康で楽しく生活していくか。その本質をさらに話していきたいです。

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咬み合わせと呼吸

前回まで歯と呼吸の関係、人間に体にとって夜間寝ている時の呼吸の質がとても大切で、不眠や無呼吸症候群に関して話してきました。
今回は咬み合わせと呼吸の関係についてお話ししていきましょう。

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歯と呼吸

みなさん夜ぐっすり眠れますか?実は夜寝ている時の呼吸と歯には重要な関係があります。
さて、歯の役割とは何でしょうか。
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磁石応用の入れ歯

みなさんこんにちは、12月です。今年も残すところあと半月とちょっと。そして年末にはイベント、クリスマスが控えています。
クリスマスの準備は進んでいますか?その先には年明け正月です。

さて、年末を迎えるにあたって、体、お口の健康はいかがでしょうか?特に入れ歯の具合はいかがでしょうか?
入れ歯を安定させて、快適にするためには、様々な方法が考えられますが、その1つには磁石を使う方法があります
自分のお口の中に歯の根が残っている場合、その根に金属のフタをつけます。
一方、入れ歯の内側には磁石を埋め込みます。そうすることによって磁石の力が補助をしてお口の中でピタッとくっつき入れ歯を安定させるわけです。
歯が一本も残っていない場合は、お口の土手にインプラントを入れます。そしてやはり入れ歯の内側に磁石を埋め込んでおきます。
そうすることによって磁石とインプラントがピタッとくっついて入れ歯を安定させるわけです。

インプラントを応用する場合、インプラントの本数はその人によって様々ですが、2本から4本の人が多いです。
このようなインプラントを使った入れ歯の場合、よく患者様に質問を受けることがあります。
それは「MRI」の検査を受けますが大丈夫ですか?ということです。

まず、インプラントについては特に問題ありません。
磁石については、入れ歯をはずしてMRIの検査を行いますので問題ありません。
が、お口の中に、磁石とくっつかせるために、金属のフタをつけています。この金属が影響を及ぼすことがあります。
MRIの撮影自体は行うことはできますが、MRIのデータを診断してみる際にその金属が人によってはゴルフボールくらいの大きさの読みにくい部分が出ることがあるのです。
大抵の場合は問題ないのですが、稀に、その様なことがあります。
その際は歯科医師と相談の上、金属を外すこともあります。



咬み合わせがずれる?

みなさんこんにちは、秋です。日々過ごしやすいですね。
ちょっとお出掛けしてみたり、外食には花が咲いたり、楽しみは尽きないものです。

今回は咬み合わせについて、お話したいと思います。
毎日おいしく食事をするには、咬み合わせは大事です。
あなたは、例えば5年前まではそんな事はなかったが、最近少しずつ自分の歯がずれて動いてきているのでは?と思った事はありませんか?

実はそのような方は意外に多いです。
あれ、自分の下の前歯はこんなに重なりあってずれていただろうか。あるいは、奥歯の咬み合わせが、段々横に倒れているような気がする。
このような歯の咬み合わせが、年齢とともに崩れていくことはよくあります。そして、すぐには気がつきません。大分ずれておかしくなってきて、初めて自覚するのです。
加齢とともに仕方ないのかなと思っている方も多いようです。
しかし、この咬み合わせが、崩れていく事は、とても危険です。この咬み合わせが、崩れてしまった場合、どのように治療したらよいのでしょうか。

1つは矯正治療です。矯正といっても、針金をつける場合もありますが、透明のマウスピースをつけてやる事も多いです。
特に年齢が40代50代以降の場合は、マウスピースで治療できることが多いです。

2つ目には、歯のかぶせ物を新たに作って咬み合わせを整えたり、歯のない場合は、入れ歯、インプラントで安定をはかる事があります。
全体の咬み合わせをバランスよくして、崩れていかないように作り直して固定していくのです。
しっかり治療して安定すれば、歯周病によってグラグラするのを抑える事も可能とあります。

次回の身近な歯の話では、咬み合わせと呼吸について大切な事をお伝えしていきたいと思います。

歯周病とDNA検査

 みなさんこんにちは、ようやくすずしくなり過ごしやすくなってきましたね。

 今回は歯周病の検査について話したいと思います。
成人のほとんどが歯周病にかかっているって、知っていましたか?
「えっ!私、歯周病なの?」
そうなんです。程度の差こそあれ、成人の方はほとんど歯周病の菌がお口の中にいます。
 では具体的に歯周病の検査は何をするのか?

(1)歯茎の溝の深さを測る。
歯と歯茎はくっついているようで、少しばかりすき間があります。歯周ポケットなどといわれます。この溝は正常な方でも2、3ミリの深さはあります。歯周病の程度が進んでいくと、4、5ミリと大きくなります。かなり進行すると8ミリなどということもあります。

(2)歯の動揺を調べる。
歯がしっかりしていれば押しても咬んでもビクともしません。
が、弱っていれば、歯が多少動揺して動くような感じがあります。
この動揺の程度を0、1、2、3と数値で評価します。3ではかなり危なく、抜かなければならないこともあります。

(3)歯茎からの出血、歯周病が進行すると、歯茎から出血したり膿がでたりします。

 以上(1)〜(3)までは一般的によく行われる検査ですが、最新の検査では以下のようなものがあります。
 位相差顕微鏡によるお口の中の細菌の活動状態をみることにより、細菌の種類、数がどれくらい多いか、細菌の活発化などがみられて、ビジュアル的にもわかりやすいです。
 DNA検査、これは、歯周ポケットの溝の中のだ液を摂取して、臨床検査技士のいる検査センターに送ります。
そこで、詳しく細菌の種類と数を調べます。(血液検査に少し似ています)
この検査の特長は、歯周病に悪影響を与える菌がどれほどいるかが正確に数値でわかることです。
それにより内服薬の必要性がわかり、治療方針が的確に決められることです。
(ただしこの検査は、保険ではなく、自費診療となります。1万円〜3万円程度の負担があります)

 ではみなさん、しっかり歯を磨いておいしい食事を楽しみましょう。

虫歯とダイエット

みなさん、こんにちは、暑い日が続きますね。食べ過ぎ、飲み過ぎていませんか?
また、アイスクリームなど食べたくなったりします。このようなものは、たいていの場合砂糖がたくさん入っています。
これら冷たい飲食をした時、その場は気持ちよく、疲れもとれるようでよいのですが、実は気をつけなければいけないことがあります。

夏なので、水分をこまめに気をつけて摂取することはとてもよいことなのですが、砂糖をたくさん取ってしまうと、余計に口が乾いてしまうのです。
また何か飲みたくなる、また何か食べたくなる、と食べ過ぎのスパイラルに入ってしまうことが多いのです。
その結果は、砂糖の取り過ぎによる虫歯のリスク、そして太ってしまうということなのです。
さて、ダイエットはいつもいろんな方法が紹介され、流行っていると思います。
みなさんも、いろんな方法にチャレンジしたことがあるのではないでしょうか?

一般的なもので言えば、運動、走る、ウエイトトレーニング、エアロビ、ヨガなどなど。 
食事に関したもので言えば、糖質制限というのが有名かと思います。炭水化物を食べないというダイエット法です。
具体的には、ご飯や、パン、麺類などを食べないということです。さらにお菓子など砂糖の入ったものも含まれます。
逆にいうと食べてよいのは、タンパク質が中心になります。卵、肉、魚、豆腐、納豆などです。
この糖質制限ダイエットは、歯、お口の中にとってはよいこともあります。虫歯の原因となる砂糖を取らないことです。
また、ご飯などの炭水化物も食べないので、お口の中がネバネバすることも少なく、歯周病にもなりにくいことがあります。

ではみなさん、無理なダイエットはせず、けど食べ過ぎに気を付けて暑い夏を乗りきりましょう。



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