電気について一般人がその特性を客観的にまた視覚的に絶対値を知る上でよく使われるのがテスターとオシロとスペアナだと言われて居ります。
電池などを使う機械の直流電源を手軽にその電圧や電流値等を知るにはテスターと言う機会を使います。
50HZとか100Mzとかそう言った比較的低い周波数を知るにはオシロが良く使われます。
それが100Mz辺りから数十GHzなど非常に高い周波数など広いエリアの交流信号の値を知るには断然スペアナの方に軍配が上がります。

スペアナには基本的にその広いエリアの範囲内にある交流信号のすべての周波数の信号をその信号個別ごとに信号の強さや時間的な変化までを表すことが可能な機能が含まれており、さらにプリアンプを入力側に追加するだけでかなりの微弱な電波信号までも計測する事が可能と成ります。

オシロとスペアナは電気を取り扱ううえで人間が電気のふるまいを知る上でなくてはならないいわばゴーグルやメガネの役割を果たしている。そういった機械だと理解してもらって良いかも知れません。

しかしこの3種の機器の中で最も値が張るのが3番目のスペアナだと言われて居ります。よく電気マニアが電波を良く知る上でさほど理由もなしに少し安くて良さそうであったからと言う理由でついつい手を出して買ってしまったと言うような事もよく耳にします。

そこで本題です。もしご自分でもスペアナが欲しいと思った場合どのようなモデル(機種)が良いのか迷いが生じます。

値段もピンからキリまで広い範囲で存在しています。
大雑把に言ってその機械の値段を決める最大の要因はそのスペアナが測定できる最大の周波数範囲と言われています。
例えば1MHz~3GHzと書いてあれば周波数は最大でも3GHzまでと言ったように測定できる周波数に制限が出来てしまいます。それが高級機の数Hz~最大30GHzだとその範囲内のどの周波数範囲内のどの部分でも操作をすることにより直接測定(かなりの詳しい観測も可能)することが可能になります。さらには高級機は様々な測定オプションが標準で付属する場合が多い。


最近では盗聴発見業者でも時々このような「スペアナを導入しています」などと自慢をする業者などが出現して来ました。しかしスペアナには様々な大きさや形状のものが存在します。


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左の写真は有名なAgilent社の携帯型の代表的なハンディスペアナ。右は同じくAgilent社の据え置き型のモデル。同じスペアナと言ってもその大きさや重量、操作ボタンの数も違います。しかし周波数帯(価格ランク)が同じであればその性能自体にはさほど大きな違いはありません。

一部の業者でこれでもかというような大きなスペアナを誇示する業者もおられますが、大きなスペアナは実際、盗聴器発見の業務には適さない。非常に持ち運び性の悪いさらには取り扱いにくい機材でもあります。
ただ一般人向けの一種のハッタリの用途ではこの様な古いスペアナもまだまだ使い道があるのかも知れません?

調査力や実用性の面では断然左の写真の小型のものが適しています。これを使った場合には作業性が捗り、たとえどのエリアででも測定可能。その対価として値段も高価と成りますが・・。
結果的には、左の様な携帯型スペアナを所有する盗聴器発見業者の方は可成りの調査力(調査機材力、調査スキル)を備える業者であると断言できます。

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