August 18, 2007
Amy Winehouse "iTunes Festival: London"
8月に入って梅雨が明けてから暑い日が続いていたけど、今日は久々に比較的涼しい週末。ちょっと曇ってはいるものの、こう毎日猛暑だと体が持たないので正直助かる。
さて、今週の1枚はこのAmy Winehouse。60〜70年代にまで遡るようなかなりクラシック・ソウル的なボーカルとサウンドだが、なぜかそれが受けて本国イギリスはもちろん、海を越えてアメリカでも今大ブレイク中の彼女。日本でこれがどこまで受け入れられるか不明だが、少なくともその英米でのヒット状況が伝わってきて一部の洋楽ファンの間では近頃話題になってきているような気がする。
で、このアルバム。最近多いiTunes限定リリースのライヴ盤で、7月にiTunes UKが行っていた「iTunes Festival」に彼女が出演した時の録音である。
CDで発売されないのが惜しいぐらいの見事なパフォーマンスで、ライヴならではステージとオーディエンスの一体感が見事に伝わってきて聴いていて非常に楽しくなってくる。
収録曲は以下の通り。
1. Tears Dry On Their Own
2. Back To Black
3. Love Is A Losing Game
4. Rehab
5. Me & Mr. Jones
6. You Know I'm Know Good
7. He Can Only Hold Her
8. Monkey Man
1曲目から7曲目までは彼女の最新アルバム『Back To Black』からの選曲、そして最後8曲目はThe Maytalsのカヴァー「Monkey Man」というなかなか渋いエンディング。この辺りのカヴァー・センスも洋楽ファンを唸らせる要素なのかもしれない。
最近、過労で入院なんていうニュースも飛び込んできているAmy Winehouseだが、来日する機会があれば是非クラブぐらいの小さな会場でライヴを披露して欲しいアーティストだ!
August 11, 2007
M.I.A. "Kala"
とりあえず今日も暑い!サマソニの会場も相当の暑さでしょう!確かにBlack Eyed PeasとかGwen Stefaniとか見たいアーティストがいくつかいるにはいるんだが、やっぱりおっさんになるとそのために千葉まで行く気になれないのが正直なところ。それでも去年はNelly Furtadoを見るために行ったけどね。
それよりもこうして家のエアコンが効いた部屋でビールなんか飲みながらM.I.A.のニュー・アルバムでも聴いているほうがよっぽど心地いい!
M.I.A.ってアーティストはこれまであまり意識したことがなかったけど、昨日何気なしにNapsterで聴き始めたアルバムの1曲目「Bamboo Banga」で、こりゃヤバイと思ってiTunesで即買い!とにかくこのアルバムのビートが相当いい。Timbalandが関わってるのかなと思われる土着的というかアフリカンな感じの打楽器の音がふんだんに使われるいるが、実際に彼がプロデュースしているのはアルバム中1曲だけ。ただ元々は全編彼と組んで制作する予定だったとかで、このあたりの音作りのコンセプトは最初からあったんだろう。4曲目の「Jimmy」っていう曲だけアルバム中ちょっと異質で、この曲は個人的にはあまり好きではないんだが、後は全編夏の暑さも吹き飛ばしてくれるような爽快なビート全開!
この夏、日本の老若男女(こんなアルバムをiPodで聴きながらジョギングとかしてるような老人が日本にホントに現れたらマジ、カッコいいね!)に是非ともお勧めのアルバムです!
August 04, 2007
Justice "D.A.N.C.E."
昨日、年に一度の人間ドックに行ってきた。検査結果の詳細は2週間後ぐらいにデータが郵送されてくるそうだが、まずは問題なさそうで一安心。人間、健康第一だからね。
さて、今日レビューするのはアルバムではなく左にジャケットを掲げたJusticeの『クロス』というアルバムに収録された「D.A.N.C.E.」という曲。
実はこのJusticeというユニットについてはあまり詳細な情報を持っていないのだが、どうやらフランスがその活動拠点のようで、アルバム・タイトルもさっき『クロス』と書いたが、これはJustice本人達がそう呼んでいるわけではなく、実際にはジャケットにある十字架のマーク、これがアルバム・タイトルらしい。
どこで最初に聴いたか定かではないのだが、ちょっと気になっていたんで、今コカ・コーラとiTunesが組んで展開中のキャンペーンでゲットした2曲分のフリー・ダウンロード・ポイントでこのアルバムに収録されている「D.A.N.C.E.」と「Waters Of Nazareth」を購入してみた。
「Waters Of Nazareth」を聴く限り、このJusticeというユニットは簡単に言うとThe Chemical Brothersみたいなエレクトロ・ダンス系なんだと思うけど、もう一方の「D.A.N.C.E」がポップ度満点のダンス・トラックでめちゃめちゃツボ!
子供の声で歌われるメロディと、後ろで鳴るストリングス、ブンブン唸りを上げているベース音がいい感じで絡み合って、でまたちょっとローファイな感じ。これはヒット間違いなしでしょう(僕が知らないだけで、ちまたではもうヒットしてるのかな!?)
こういういい音楽との偶然の巡り合わせ、だから音楽は止められないんだよな!
July 15, 2007
David Lee Roth "Eat 'Em And Smile"
台風の影響で外は凄い雨!九州は大変なことになってるようですが、この手の災害(豪雨とか豪雪とか)って必ず地方に起こっているようで、なんとなくいつもテレビの映像で見るだけで、どこかちょっと人ごとなのが、これでいいのかなと思っちゃう。
さて、そんな湿度高めの鬱陶しさを吹き飛ばすにはうってつけのアルバムをひさびさに引っぱりだしてきた。1986年リリースのDavid Lee Rothのソロ・デビュー・アルバム『Eat 'Em And Smile』。
当時David Lee RothのVan Halen脱退というニュースは僕等ファンには相当ショックな出来事だった。特にVan Halenにとって当時過去最高のヒットとなった『1984』をリリースした直後のことだったので、ファンの落胆はかなりのものだった。
その落胆の大きさの分、David Lee Rothのこのアルバムと、Sammy Hagerが加わった新生Van Halenのニュー・アルバム『5150』が共に発売された1986年の元Van Halenファンの興奮度はハンパじゃなかったと思う。
Sammy Hagerが加わった新生Van Halenのサウンドはちょっと毒が抜けて王道アメリカン・ハード・ロックに生まれ変わったのに比べて、David Lee Roth、Steve Vai、Billy Sheehanという「毒+毒+毒」という組み合わせはかなり衝撃的で、こっちがオリジナルVan Halenの継承者ではと思わせるに十分な仕上がりだった。(もちろんVan Halenの『5150』もそれはそれで素晴らしいアルバムだったんですが。)
収録曲はどれも素晴らしいんですが、2曲目の「Shy Boy」なんかは今聴いても相当刺激的で、Steve VaiとBilly Sheehanによるユニゾンの緊張感はこれぞロックという過激さでロック史上の名演のひとつだ!
July 07, 2007
The White Stripes "Icky Thump"
昨日久々に休暇をとってゴルフに行った影響で今日は体中の筋肉が痛い上に、昨日は天気もよかったので顔や首筋、腕が日に焼けてヒリヒリしているというバッド・コンディション。そのせいかイマイチやるきの出ない休日です。仕方ない、ビールでも飲むかと冷蔵庫から缶ビールを出してきてNapsterを聴きながら過ごす休日の午後、まっ、たまにはそれも悪くないか!
で、今聴いているのがこのThe White Stripesのニュー・アルバム『Icky Thump』。近頃ロックのいいアルバムがないとお嘆きの貴兄にはお勧めかもしれません。
そういう僕自身、これまでこのバンドにはそれほどの興味をもって接してこなかったんですが、一昨日立ち寄った渋谷のHMVで大きく店頭展開されてたんでちょっと試聴してみたら、1曲目から耳に突き刺さるようなギターの音がなかなかいいじゃないですか!
全体的にギターの音はザラザラとした質感ですごく生っぽくレコーディングされているのと、ロックでは常套手段ですがボーカルの声がちょっとオーバードライヴした感じで、おっさんロックンロール・ファンには結構刺さります。それと今作のテーマなのかもしれませんがバグパイプの音(本物のバグパイプなのかちょっと不明ですが)をフィーチャーした楽曲が多いのも特徴と言っていいかもしれません。
久々ギターの音を堂々とど真ん中に据えた、オールド・スクールのようででも新しい最高にカッコいいロックンロール・アルバムです!
July 01, 2007
The Brian Setzer Orchestra "The Dirty Boogie"
次の金曜日に久々友人と千葉のゴルフ・コースに行くことになったので急遽練習に励んでいるこの週末。コースは恐らく1年ぶり以上ぶりなのでかなり不安ですが、パーティを組む方、まあお許し下さい!
さて、1998年リリースなのでもう9年前のアルバム。やっぱりBrian Setzerは非常にギターが上手い。彼が元々属していたStaray Catsのアルバムをあまり聴いたことがないんですが、このアルバムは彼の非常にテクニカルなプレイとビッグ・バンドによるスウィンギーなサウンドが楽しめてかなりハッピーな気分になれる。
子供の頃、父がグレン・ミラーとかベニー・グッドマンとかが好きで家ではよくビッグ・バンドの演奏によるスウィング・ジャズがかかってたんで、こういうの聴くとちょっと血が騒ぐ自分がいる。そういえばこの2人はそれぞれその人生が映画化されていて両方とも映画館に見に行ったこともある。
やっぱStary Catsも聴いとかなきゃいかんかなぁ!
June 24, 2007
The Police "The Police"
今日は午前中に、今伝記などを読んでちょっとはまっている白洲二郎の旧家「武相荘」を見学してきた。そこはうちから車で約30分ぐらいという意外に近いところにあり、ちょっと親近感を感じる。彼のある種自由な生き方というのは個人的には坂本竜馬に通ずるところがあるように感じられ、自分もあんな風に生きてみたいものだと勝手に憧れている。まあ、無理だろうけど。
さて、今日の1枚はThe Policeの『The Police』。再結成して現在ワールド・ツアーをスタートしているThe Policeの新しい2枚組みベスト・アルバムである。
しばらくあまり音沙汰がなかった彼らだが、今年のグラミー賞でオープニング・パフォーマンスを務め、そこで再結成&年内ツアー・スタートを発表して話題を集めた。今回のベストはその再結成記念ということなんだろう。
80年代、ロックの中でもRainbowやVan Halen、Deep Purple、Ozzy Osbourne、TOTO、Journey、Night Rangerなんてものばっかり聴いてた僕は、The Policeと言えば、「Every Breath You Take」がヒットしてるバンドぐらいの認識しか持っていなかった。やっぱりバンドのギタリストにはもっと歪んだ、しかもテクニカルなプレイを求めていた。なのであんまりThe Policeには反応してなかった。同じ理由でU2にもあんまり反応してなかった。
あれから約20年。やっと僕の方がThe Police(U2もそう)を聴いてカッコいいなと思うようになった。人の好みが変化するということは非常に時間がかかるものだ。彼らのサウンドを聴いていると、当時既にポピュラリティを維持しながら一方で非常に実験的なことにもトライしていたことが分かる。
何を今さらかもしれないけど、やっぱりカッコいいバンドである!ワールド・ツアーの一環で来日公演が実現するならぜひ見に行ってみたい。
June 16, 2007
Chrisette Michele "I Am"
梅雨に入ったというのに、入梅当日だけは天気が悪かったものの、昨日も今日もいい天気。しかも、もうすっかり夏ってぐらい暑い。こんだけ暑いとうちの熱帯魚の水槽の水の温度管理が大変!
音楽を聴き続けることの楽しさって、予想外のところでいいアルバムやいいアーティストに巡り合った時というのがあると思うんですけど、巡り合いましたよ、いいアルバムに。
このChrisette MicheleはJay-Z率いるDef Jamの新人。昨年リリースされたJay-Z本人のアルバム『Kingdom Come』収録の「Lost One」という曲にフィーチャーされていたり、またこれも去年リリースされたNASの最新アルバム『Hip Hop Is Dead』収録の「Can't Forget About You」(Nat King Coleの「Unforgetabble」をサンプリングした曲でこれも秀逸!)にフィーチャーされていたりと、個人的には以前から注目してたんですが、いよいよアルバム・デビューということで聴いてみたら予想以上の出来!
テイスト的にはMacy GrayのソウルフルさとCorinne Baily Raeのオーガニックさを併せ持った感じ。もうまさに僕にとっては直球ド真ん中のアーティストです。
シングル・カットとかあるのかどうかは分かりませんが、Will. I. Amをフィーチャーした「Be OK」なんかは大ヒット間違いなしでしょう!
June 09, 2007
Nelly Furtado "Folklore"
Nelly Furtadoが2003年にリリースした彼女の2ndアルバム『Folklore』。
2000年にリリースしたデビュー・アルバム『Whoa, Nelly!』からのシングル「I'm Like A Bird」がビルボードHot100で最高位9位のヒットを記録し、翌年のグラミー賞で最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンスを受賞した後のリリースとなったアルバムのため、恐らく期待も大きかったのだろうと思われますが、作風の変化、彼女の出産によるプロモーション活動不足などのため、過去リリースした3作のアルバムの中では最もヒットせず、ある種失敗作のような捉えられ方をしているかもしれません。
ところがどっこいこの『Folklore』とい作品はメロディのポップさ、彼女のオリジンたるポルトガルの伝統的音楽のフレイバーを注ぎ込んだと言われる明るさとが、彼女の自由で伸びやかなボーカルと相まって、強烈な個性を放つ大傑作です。実際、日本においては同年のベスト・アルバムにこの作品を選ぶ音楽関係者が多くいたように記憶しています。
アメリカでは昨年リリースされた3rdアルバム『Loose』がTimbalandなどとのコラボレーションで大ヒットを遂げ、どちらかというとヒップホップ路線との融合が彼女にとっては、少なくともセールス枚数からの視点では吉と出ているようですが、個人的にはこの『Folklore』のような作品もまたリリースしてほしいと思うのでした。
June 03, 2007
The Fratellis "Live From London"
この間もこのブログで最近のデジタル・リリース・オンリーのアルバムはなかなか侮れないとMacy Grayの『Nissan Live Sets』を紹介したばかりですが、今回も同じくデジタル・リリース・オンリーのThe Fratellisのライヴ・アルバム『Live From London』を紹介します。
The Fratellisは、最近シングル「Flathead」が全世界的にiPodのCMに使用されて人気を博したUKのバンドですが、このアルバムはそんな彼らがロンドンのApple Storeで行ったアコースティック・ライヴをレコーディングしたもの。さすがに人気バンドのインストア・ライヴだけあってその現場の熱気が相当なものであったことがこのアルバムを聴いていると伝わってきます。
想像以上だったのは彼らの演奏能力が非常に高かったこと。イギリスのバンドってレコードはカッコいいのにライヴを見たらがっかりというケースが正直かなり多いんですが、彼らはその点においては全く問題なし。
アコースティック・セットで彼らの曲を聴くと、彼らの音楽ってブルースとかフォークとか伝統的なアメリカン・ミュージックのフレーバーを感じられるんですね。それが彼らのサウンドの特徴なのかもと、このアルバムを聴いてあらためて感じた次第。
アメリカ・サザン・ロックなんかを普通に聴いてたおじさんロック世代にもかなりツボなアーティストであり、アルバムです。





