夢千夜一夜

こんな夢を見た~じゅんこの夢日記

2017年01月

(ディテールがすべて吹っ飛んでるのでなんかつまんなそうだが、見ているときはすごくおもしろかった)

 私はゲームをやっていて、誰も気付かなかった裏技を発見する。それはあるゲーム(ハードな海外RPGらしいが、グレーターデーモンが出てくる時点でWizardryっぽいので仮にWizと呼ぶ)とあるゲーム(ドラクエみたいなファミリー向けのRPG、ということで他に知らないので仮にドラクエと呼ぶ)をまぜると、出てくるはずのない敵キャラ(この場合はグレーターデーモン)が出てくるというもの。
 その「まぜる」のをどうやるかが夢の中でもはっきりしなかったんだが、Wizのセーブファイルをドラクエで読み込むとかそういうの。もちろん夢でもそれは無理なことはわかっているらしく、あれこれ小細工をしてやっとできた。

 さて、夢ではゲームも現実である。そこで私は典型的な脳筋ヒーローをこの罠にはめてやったらおもしろいだろう(罠なのか?)と思いつき、ヒーロー(名前はない)をリクルートしてくる。筋骨隆々の金髪の大男で、むしろ洋ゲーのヒーローっぽいが、いちおうドラクエ世界の住人ということになっている。
 適当に「伝説の○○を捜す」みたいなストーリーをでっち上げたら、男は喜んで乗ってきた。私はパーティーっていうか、二人しかいないから相棒の女戦士という設定。
 それで道中、いかにもRPGにありがちないろいろな冒険があったのだが、そこは難なくクリア。しかし、何かが起きることを知っている私は、すでにそこここにファミリーゲームにはあるはずのないヤバいものがちらほら見えてることにワクワクしていた。男はいかにも脳筋らしく、まったく気付いていない。でもこれは一種の実験なので私自身も最終的に何が起こるのかは知らない。
 私たちは狭い峡谷のようなところに入り込んだ。壁は岩がむきだしでそれがオーバーハングしているので岩のトンネルのようだ。なんか暗い雰囲気になってきたので、私は「来るぞ来るぞ!」と思っていたら、突然男が私の顔を見て恐怖の表情を浮かべている。あれれ? 敵キャラって私? 私が変身しちゃうの? もちろん自分の姿は見えないんだが、男の反応で私は自分がグレーターデーモンに変身したことを知る。
 まあ、いいけど。それで私は何をすればいいのかな? 悪魔ってどうすればいいんでしたっけ?

 グレーターデーモンといえば「養殖して経験値稼ぎ」しか思いつかないな。オールドWizファンとしては。(グレーターデーモンはボス敵を除けばWizardry最強の敵キャラなんだが、仲間を呼んで増えるので、ある程度強くなったパーティーなら全滅させない程度に殺しながら金や経験値稼ぎができるので)

 場所は外国だし、登場人物は私以外全員英国人だし、英語しか使わない夢のくせに、あまりに日常的な内容なのでつまらなかった夢。だけど記憶だけは鮮明だったのでやたら長い。

 私は英国を旅行中だ。根拠はないが私はずっとウェールズだと思っていた。
 1週間という短い旅なんだが、最後の3日間は船によるツアーを入れてあった。3日間も続く船旅だからけっこうでかい船だ。ただし3日目は私は日本に帰る飛行機に乗らなくてはならないので、最初からパスするつもりだった。
 私はなぜかホテルではなく、二人の姉妹のいる一家(知らないイギリス人の家)にホームステイしている。姉妹は20歳前後でわりとキャピキャピした感じでかわいい。なぜか初対面でしかもまだ数日しかいっしょにいないのに、二人ともやけに私になついている。
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(汚い話注意)

 私は何かの電気製品の部品が必要になって、近所の大型電気店に行く。捜していたのは直径5cmほどのサイズの銀色の金属部品で、何かのアダプターのように見える。店はひどく混雑していて、目当ての部品を見つけるまでずいぶんかかった。おまけにこれがふたつ必要なのにひとつしかなくて、ぜんぜん別の棚にあったもう一個を見つけるのも大変だった。
 それからレジを捜したのだが、開いてるレジは三つしかなく、しかも現実のように壁際に横に並んでいるのではなく、通路に三台が縦に並んでいる。おかげで通路を行き交う人とレジに並んでる人とが混ざり合って大混乱。それでも辛抱強く並んで待っていたのだが、ちっとも進まない。
 そのうち、私の前に並んでいたサラリーマン風の男性が、いきなり体を二つに折ってゲーゲー吐き始めた。酒臭かったからたぶん酔っ払いだったのだろう。私はもちろんダッシュで後ずさったが、周囲にいた数人の男性が、つられてもらいゲロを始めてしまった。
 もう通路はあたり一面ゲロまみれ。でも人でいっぱいだから、知らずに歩いてきて踏み込んでしまう人たちで阿鼻叫喚。店員も右往左往してレジどころではなくなった。とにかく臭くて鼻が曲がりそうなので、即刻ここを出ようとしたが、部品の会計をどうしよう? ちょっと迷ったがすぐにもうたくさんだと判断して金を払わず店を出た。あれを掃除させられる店員はちょっとかわいそうだなと思いながら。

 もちろんこれは万引きだし、私はリアルじゃこんなこと絶対できません。それができてしまうのは夢ならではの反社会性というより、夢は治外法権の世界だということを、無意識夢でもわかってるふしがある。それでも普段はいちおう周囲に合わせてまともな社会人のふりをしているが、面倒くさくなるとそのふりもやめちゃう感じ。

 役所から分厚い封筒が届く。私は税金か年金関係の書類だと思う。お金のことにとことん疎い私は「えー、めんどくさいなあ」と思いながらも、その封筒を封も開けずに持って区役所へ向かう。しかし途中で気になって封を開けて中を見ると、ぜんぜんお金の書類ではなくて、むしろ厚生労働省関係の書類のようだ。
 中に入っていたのは200ページぐらいある書類を閉じたもので、全部読んだわけじゃないが、パラパラとめくってみたところ、書いてあるのはすべて私の健康上の問題についての分析やアドバイス。たとえば「腰が痛い」というのがあると、それについて考えられる原因や、どうすればいいかという注意点が長々と書いてある。しかも手書きで! しかも鉛筆書きで! しかも大量の絵が入って、なんだか漫画本みたいだ。

役所から漫画が届くのは今の時代なら大いにありうるが、鉛筆で手書きってのはねーよ、と、夢の中でもあきれていた。

 遅くなって私は家路についている。しかし今日の町はどこかおかしい。ふだんなら夜中でもこうこうと明るい街中なのに、どこもかしこも薄暗くで、人っ子ひとり歩いていない。たとえ闇の中でもなんらかの明かりは見えるはずなのに、まったく光というものがなく、かといって真っ暗でもない、淀んだようなダークグレイの闇なのだ。まるで濃い黒い霧に被われているか、暗い色のガスでもこもっているみたい。
 私は本能的にこれは何か邪悪なものだと気づき、こういう日に外に出ていてはまずい、早く家に帰らなければと思ってスピードを上げるが、なにしろどっちを向いても同じ黒々としたものが渦巻いていて、もうどこが道なのかもはっきりしないし、自分がどっちを向いているのかもわからない。
 という出だしはかっこよかったのに、しばらく行ったらこの霧は雲散霧消してしまった。

北京の現在の姿ですね。

 すごいおもしろい夢を見た。しかも全部ばっちり覚えてる。やった!と思ってすぐにベッドを飛び出し、パソコンに向かって書き始めた‥‥と思ったら、それも夢だった、という夢中夢。これは一種の逃避なのか、忙しいときはこの手の夢が多いんだけど、おかげでおもしろい夢のほうは何も覚えていないで、目が覚めたつもりでいた部分の変な断片しか残らなかった。断片だから脈絡がないが、おそらくすべて同じ夢の一部。でも記事数稼ぎにバラバラの記事にしました。よって「第171夜 電機部品」まではいささか小粒です。

 私は死んだ母と自分のマンションで同居している。朝、母は廊下で反物を広げて何か仕事を始めようとしている。見るとリビングの床には私が前夜脱ぎ散らかした衣類が散乱していて、そこしか場所がないのだ。私は「待って。今片付けるから」と言うが、母は「いいから、いいから」と言う。
 そうしてしゃべりながら、母は「お金は私も助けるから」と言うのだが、何のお金? そういえば新学期だから大学の学費のことか。「いや、私はもらう側だから、もう払う必要はないんだよ」と言ったが、母は何度も「お金は助けるから」と言い続ける。私は「そういえば学費じゃないけど、なんかまとまったお金を大学に払う必要があったっけ?」と不安になる。保証金とか?

 なんだそりゃ?
 さすがに保証金はないが、寄付金のたぐいをねだってくるのは現実にあるけど、何考えてるんでしょうね。こんな苦労して大学から稼いだわずかばかりの金を大学に寄付しろって? 会社に対する寄付金を社員から取り立てる会社なんてどんなブラックでもねーよ!

(毎度おなじみの住まいの夢。というか、この家は単なる背景で、ここで繰り広げられるストーリーがメインだったのだが、かんじんのストーリーは忘れてしまい、家だけが印象に残ったので)

 私は家族と一緒に住んでいるのだが、この家がなんともユニークだ。イメージとしては『アドベンチャータイム』のツリーハウスのさらに巨大なやつ。
 巨大な木の中をくり抜いたり、あるいは幹の外側に張り出したりして、いろいろな形の部屋が縦に積み上げられているのを想像してほしい。もちろん壁も床も天然木で、他に草のツルだのツタだのもいっぱい使われている究極のエコハウス。部屋と部屋をつなぐ階段も、はしごのような簡素なもので、ところどころはしごにすらなってなくて、垂直の壁に足がかりがあるだけだったり、ツタをよじ登らないとならないようなところもある。まるで家の中でアスレチックをやってるようだ。私は飛べるからあまり関係ないけど、それでも私の部屋は5階だったので、上り下りが面倒だなあと思った。
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 というわけで、30年に渡って書いてきた夢日記のストックは166夜で終わり。ここから先は文字通りリアルタイムの夢日記になります。もちろん、1001夜まで続けると言った以上、このあともできるだけ書くつもりですが、(これでも)厳選していた従来の日記にくらべると多少質は落ちるかもしれません。
 それに年を考えるとかなりペースアップしないと無理なので、これからはあんまりおもしろくなくてもとりあえずある程度覚えていられた夢は書いておくつもり。前にも書いたように、朝寝ができない、あるいは寝てるところを目覚ましで叩き起こされる状況では夢を記憶するのはむずかしいんだけど、それでも断片なら残るので。

 最近はというと、なぜか夢は前よりいっぱい見ている気がする。気がするというのはかんじんの夢の内容をさっぱり覚えていられないからで、すごいおもしろかった! これは書かねば!と思って起きた瞬間忘れてしまうのがほとんど。ほんとにもったいない!
 とりあえず今後はもう少し定期的に更新したいと思ってるんですが、それも夢次第でこればっかりは努力でどうにかなるものでもないのですみません。

 まず前提として、私が今行っている大学の田舎の校舎は、どうせ近いうちに都内へ移転する予定だからというので、すごい古くておんぼろのまま、まったく補修をしていない。当然、耐震基準もクリアできなさそうだし、「これは地震が来たら終わりだね」と普段から言っているぐらいのボロさ。
 ただし校舎の構造やキャンパスの外観は現実の大学とはまったくの別物だった。

 私は朝、大学に着いて、広い前庭でたまたま会った他の教員と立ち話をしていた。同じバスで着いた学生のグループもそこここでワイワイやっていた。そのとき、目の前の(と言っても敷地が広いので200メートルぐらい先)校舎が、地震でもないのに轟音を立てて崩れ落ちた。ちょうど9.11の貿易センタービルみたいに全体が粉々になって一気に崩れ落ちる感じ。続きを読む

 明らかに寝る前に読んだ諸星大二郎の『階段を降りて』に触発された夢。『階段を降りて』では中年サラリーマンがふと入った地下街から出られなくなるが、私は通勤の地下鉄から出られなくなる。

 いつものように朝っぱらから疲れ切って通勤電車に乗っていた私は、地下鉄で座れたことにほっとして、ついうつらうつらしていたらしい。
 ふと「‥‥なんとか伊豆方面‥‥」というアナウンスにびっくりして飛び起きた。伊豆ってなんだ? ここはどこだ?!
窓の外を見ると、そもそも地下じゃなくて外を走っている。通り過ぎる駅も聞いたことのない駅名ばかりだ。どうも京浜方面に乗り入れる路線で乗り過ごしてしまったらしい。東西線にそんなのあったっけ?としばし悩むが、夢特有の不条理で、その辺はあまり気にしない。続きを読む

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