しめじです。
またもや久方ぶりに文体練習をば(^-^)
写真の猫は近所にいたのを激写しましたよ。
今日は12 「ためらい」をやっていきます。
まずは1.メモ
五限目が終わり、東西線のホームは学生でひしめいている。三鷹行きの電車に無理矢理乗り込む。目の前に真っ黒なギターケースを抱えた色の白い男。眼鏡をかけていて、縁は青。レンズは汚れていた。
電車が揺れる。男は隣の乗客を睨んでいる。「楽器を蹴るな」と小さく呟くが、男の耳には聞こえていない。それもそのはず、男はイヤホンを差し込んでいる。やがて駅に到着し、男は降りる。
三時間後。高田馬場を歩いていると、先ほどの楽器の男が酔いつぶれてしゃがんでいる。隣には腕の長い男。「ジンは飲むなと言っただろ。今度からは、カルーアにしろ」と言って長い腕で背中をさすりながら酒の飲み方を説明している。
これを、12.ためらいでやっていきます。
12.ためらい
さて、それがいつのことだか覚えていないのです。確か、昨日のことだったか、今日のことだったか、昼のことだったか、夕飯前のことだったか……。場所は……、そうですねえ、講堂だったか、冷蔵庫だったか、死体安置所だったか……、多分電車の中だったような? そこで何があったかって? うーん、けん玉? ビール? ジンギスカン? それとも骨壺? そう、たくさんの骨壺です。骨壺といっても、破片ではなく、骨はしゃんとしていて、骨の周りには肉もついていた。まるで生きているみたい……たぶん生きていたんでしょう。その中の骨壺、つまり生きている人ですが、それが一人、いや二人かな。ともかく目立つ人がいたんですよ。なにかおかしなぼんやりとした大きなもの、冷蔵庫かも知れません。そんなものを持っていて、とにかく目立った気がします。でも色は白くて、むしろ目だ立たないようなきもしたなあ。自信なくなってきた。それが隣、みぎか左かははっきりしませんが、に立っていた男(女かも)を睨んでいるんですね。喧嘩が始まるなって思ったとたん、なんかよく分からない間に話は終わってました。大抵の場合ってそうじゃないですか。
その後だったとおもうんですが、多分同じ人を見たような気がしたんですが……でも、場所はどこかな……穴八幡か、雑司ヶ谷霊園か、冷蔵庫の中か……はっきりしないのですが、なにか連れの男となにやら話してたような気がします。内容は? ええと……
なんだか、三点リーダーのオンパレードですね。なんとも読みにくいものになってしまいますね。若干の面白みがあればもうけものです。
次回は13.厳密にをやっていきます。