2006年03月01日

2月28日の夢日記

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 こんばんは、しめじです。

 写真は思いで横丁マッハの図です。

 

 

 さて、今日は文体練習ではなく、昨日見た夢についてです。

 これまた、あまりたいしたものではないのですが、数字をはっきり覚えているという点で面白いかったので、かいてみようかなと思います。

 

 

 2月28日の夢

 

 なぜか知らないが、高校時代の同級生の松本君とエレベーターに乗っている。古いエレベーターは動くたびに音を立てる。以前行ったパリのマンションのエレベーターであることがなんとなく分った。誇り臭い箱の中、二人ともSWATのような真っ黒い服を着ていて、壁には大きなマシンガンが立てかけてある。足元には目隠しをした昔いたバイト先の店長が膝を折って地面に頭をこすり付けている。はげた後頭部を松本君が足蹴にする。店長は何一つ声を上げない。

 マシンガンで店長を殺すことになっていた。しめじが手を下す係りだ。重い銃身を抱えて、ゆっくりと店長の後頭部に狙いを定める。マンションにはまだ住民が住んでいる。早くしなければ人目についてしまう。しかし、あいにくそのマシンガンは単発式で、しかも扱いが難しい。どう難しいかというと、引き金がナンバリングされていて、決った番号順に引き金を引かなくては弾が発射されない。松本君が番号を読み上げる「3番、5番、1番、6番……」

 順番どおりに引き金を引く。そのたびに銃筒は轟音を立てる。いずれも空砲だ。最後の6番の引き金を引こうとした瞬間。エレベーターが1階で止まり、ドアが開く。運悪く管理人に鉢合わせる。管理人はにこやかに笑っている。が、エレベーター内の私刑の様子を目の当たりにしてぎょっとする。「なにしてるんだ!」との呼びかけを無視して、しめじは閉扉ボタンを連打する。「早く打て!」松本君の声にあわせて、6番の引き金を引く。後頭部に載せた銃口が火を噴き、脳漿とともに赤い血液がだらだらと床に流れ出す。思ったよりも出血が少ない。しかし、半開きのドアから、階下へと血は流れ続けていた。急いで、2階のボタンを押す。ようやくドアが閉まり、その隙間から管理人が警察へ通報しているのがかすかに見えた。

 2階じゃ拙いと思い11回のボタンを押しなおす。「なんで、上に上がったんだ、普通は地下にいくもんだ」松本君はいらだたしげにB3のボタンを殴っていた。手の中のマシンガンを眺める。弾倉には弾が入っていなかった。

 警察の手が回っているはずなのに、あたりは不気味なまでに静かだった。誰もいない11階。観葉植物が倒れ、壁はところどころ崩れている。扉のない、バーのカウンターに腰を掛けて、話し合った。「エレベーターで降りれば蜂の巣だ」ということで、結局階段で降りることになる。階段はなぜか小学校の校舎にあったもので、なんとなく懐かしかった。

 2階ほど降りると、スコットランドヤードが3人、いかにも屈強そうな様子で上ってくる。急いで11階まで引き返すと、女の警官が立っていた。彼女は丸腰でこちらを睨んでいる。よく見ると木村カエラにそっくりだ。いきなり松本君が自首すると言い出す。早すぎるだろうと思いながら、松本君に手錠をかけている隙に脇を抜けて、エレベーターに戻る。武器があれば、脅しになるからだ。

 何とかエレベーターにもぐりこみ、呼吸を落ち着けていると、二人の談笑が聞こえてくる。塗装のはげたモルタルが風で崩れている。その中に響く笑い声。

 エレベーターの中には店長の死体とマシンガン。黒い銃器にしがみつくと、必死で構えを取る。しかし、弾は入っていない。おびえながら彼女が来るのを待っている。銃身が徐々に熱くなる。

 いきなり、視界に彼女の姿が飛び込んでくる。うれしそうに笑う彼女はお盆にコーヒーを3つ乗せている。その笑顔の前に、自首せざるを得ないなと思い、両手を差し出した。3人はコーヒーを飲みながら、エレベーターで降りていく……

 

 

 こんな夢でした。階数と引き金の番号がなぜか鮮明に記憶に残っていて、なんだか不思議な感じでした。フランスが舞台なのですが、なんとなく『羊たちの沈黙』のイメージもちらほら。まあ、夢なんてそんなもんですからね。

 

 ではまた次回に。

  

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2006年02月24日

2月23日の夢日記

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 しめじです。リリィ・シュシュを思い出す写真。帰省したときに家の近所で取ったものです。蒼井優は興味深い俳優さんです。

 

 なんだか、今月は異常に忙しくてブログ・HPともに更新できない日々がつづいとります。とりあえず今月がひとつの山場です。

 

 そして、3月からはなんと、芝居の脚本を共同執筆する仕事が飛び込みました!! しかもかなり大きな仕事。詳しく決ったらその都度報告していきます。

 

 さて、今回はまた夢日記。はやく文体練習もしたいのですが、はやる気持ちを抑えて、今日見た夢についてです。というのも久しぶりに小説のネタになりそうな妙な夢を見たので記録しておこうと思っているからです。

 

 車の中で映像を見ている。それはとても恐ろしい映像。薄暗い書斎が映っていて、奥には白いドアがある。ドアは思い切り誰かに叩かれている。隣に座っている男に説明を聞く。「アビス(深淵・地獄)からの使者だ」とぶっきらぼうに呟く。やがてドアは散々に引き伸ばされて、壊される。破片はゆっくりと開かれた黒い空間へと吸い込まれていった。

 怪物が立っていた。黒いマントで胴体を包み込み頭の部分には人間の手のひらが乗っている。掌の部分に大きな一つ目がついており、指は十本生えている。怪物は静かにフレームから消える。

 隣の男は葉巻をふかしながら、窓の外を見ている。街全体ビル化していて、どこにも土はない。音を立てずに車は走っていく。

 

「今の世界は間違っているんだ」

 男は吸いかけの葉巻を窓から捨てて、おもむろに語り始める。

「アビスの使者は浄化をこの世界に与えてくれる。今の人間達はなんだ。どこを見ても腐った性交のことしか考えていない。それも自然な形の性交ならばまだ健全だが、機械としかセックスをしない。快楽以外に彼らを存在させている理由がなくなっているのだ」

 トイズトイと呼ばれるアンドロイドとの行為に夢中の人間達はもう仕事もろくにしない。雑事はすべて機械が処理をする。性交は既に生殖行為と切り離されて考えられる。医療の進歩によって誰でも永らえるようになったせいで、子孫を残す必要がなくなったからだ。

「いま、料理人を養成しているんだ」男は口元に笑いを作る。

「アビスの使者は恐怖を撒き散らす。純粋な性交をしていないおろかな人間達は、アビスの使者を見たとたんに醜い姿へと変容する。人間とは完全に差別されるほど醜い生き物になる。そいつらを料理する料理人を養成しているんだ」

 男が言うには、必ず機械の故障によって、ろくなものが食べられなくなり、食糧危機が訪れる。その際に差別化された人間の肉を食らって生き延びる。これが「アビス計画」の流れなのだと説明していた。

「この計画の一番の味噌はデフォルトで、生き残る人間が無敵になるということだ。醜い人間達はただ食われるためだけに生産されるようになるだろう。そこには教育も何も必要ない。快楽だけ与えておけばいいのだから」

 男は握手を求めてくる。あきれたようにあくびをすると、しめじは車から降りた。乾いた風が喉にからまり目が覚めた。

 

 

 よくある安いSF小説のような夢だったのですが、最後のデフォルトで人間が無敵になるという件がかなり気に入ってしまったので、何かに流用したいなと考えています。

 

 それではまた不定期更新していきますのでよろしうです(^-^;

 

 

  
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2006年02月10日

2月9日の夢日記

たーちゃんやつしめじです。

今回の写真は場つなぎです。

 

昨日の夢について補足

しめじは鈴木杏のことを結構好きらしい。

しめじはロイヤル系のお店で6年間バイトをしている(ロイホではない)

しめじは牡丹鍋がすきである

しめじが見ていた外の景色は常に曇っていて、夕方だった。

 

などなど、夢分析ができるかた、是非分析してください(他力本願)。

 

さて、今日見た夢は実はパソコンに打ち損ねました。

感じとしては、暗い塔の螺旋階段をひたすら下りているという夢だった記憶があります。

あとは、なんだかピストルで打ち合いをしていたような……

 

うろ覚えなので、明日にかけましょう。

それではまた明日。

 

(なんじゃこのブログは(^-^;)

 

 

  
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2006年02月09日

2月8日の夢日記

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 しめじです。

 なんだか夢日記ならば毎日かけるといいながら、まだ1日も書いていないこの状況(T.T) そんなものですよね。

 今回の写真は大久保の韓国料理屋さん「水宝館」で食べたタコプルコギです。

 写真では分りにくいかもしれませんが、この鍋のでかさといったら、二人前しか頼んでいないのに、直径70センチ近い鍋が出てきたので驚きました。これでお値段1,800円也。

 東京近辺にお住みで韓国料理好きな方は是非「水宝館」に行ってみて下さいな。「水宝館」のHPはないので、「新宿韓国料理店ガイド」(http://www.skrg.net/suibokan.html)で紹介されているアドレスを載せて起きます(^o^)

 

 

 さて、今日は昨日の晩に見た夢を紹介したいと思います。最近たいした夢を見ていないので、ブログに載せるのも微妙なのですが、のちのち自分がチェックするという意味を込めて、書きたいと思います。

 

 香川の繁華街である瓦町と大宮を足して2で割ったような駅前の空中歩道を歩いている。なぜか視界がブラウン管の外側に回り、CMが流れ始める。CMはいまいた場所がロケ地。鈴木杏が主演でキットカットかカロリーメイトのCMだ。「世界は繋がっている」といってみな手を繋いでいる。一瞬のうちに空中歩道に戻り、その輪の中に入る。

 しかし、肝心の真ん中が開いている。そこは鈴木杏の右隣で、ワハハ本舗の梅垣がその穴に入ってきてCMが終わる。

 その後、なぜか鈴木杏と手を繋いで町を歩き出す。彼女としめじは旧知の仲で、ここの風景が変わったね、などとたわいも無い会話を交わす。

 どこかのスープ屋(ロイヤルホスト系列)がつぶれて改装されたという話、ニューヨークの友達がどうのと言っていたが、ここは香川と埼玉を足したような土地だったので、話半分に聞いていた。いつの間にかお互い肩を組みながら歩いている。はじめはふざけて、徐々に真剣に。「モスバーガーがついに198円になったね」「デフレだから仕方ないよ」などといいながら2人は苦い顔をする。

 「蛍を見に行く約束だよ」といって腕を絡めてくる彼女。赤いコートにチェックのマフラーをしている。遠くで虎が猪を追い回しているのが見える。ずいぶん先なので、恐怖感は無い。仏生山公園という香川の地元の公園に行くときに通る二股の道に差し掛かる。左側がくだりで、右側は平坦な道。祥さんというネット上の知り合いに左の道へ行けばいいと教わっていたので、迷わずに坂を下りだす。道路はいつの間にか桜並木の砂利道へと変わっていた。

 虎が猪を痛めつけている。猪は黒い毛をもじゃもじゃとはやしていて、わき腹から赤黒い血を流している。手負いの獣は危険だと彼女に注意を促しながら、道の端を歩く。急に猪が脇にあったつつじの茂みに飛び込んだ。彼女を後ろ手にかばいながら、虎と対峙する。改めてみるとその虎は胴が細く、やせた猫のような印象。青黒い瞳でこちらをしきりに警戒している。背筋が凍る。しかし、虎はしめじたちを無視して、猪を食べ始める。

 彼女をかばいながら、虎をわき目で見ながら、急ぎ足で歩く。腕を引かれた彼女はいっこうに不安そうな様子は無く、どうしたの? と首をかしげている。

 やがて古くて小さな階段に辿り着く。そこを下れば目的地だった。ゆっくりゆっくり階段をおりはじめる……

 そこで目が覚めた。

 

 

 夢分析などは後回しにして、今日からどんどん夢日記を書いていきたいと思います。

 それではまた。

  
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2006年02月03日

夢について

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 しめじです。

 今回の写真は寺山修司脚本・監督の映画『田園に死す』のサントラのジャケットです。

 これは夢見がいいのですよ。これをかけて寝ていると十中八九夢を記憶しています。なので、今回からの夢日記にはもってっこいです。

 枕元にパソコンを待機させ、『田園に死す』をかける。これでもう間違い無しです。

 

 手違いで長々と書いたブログが消えてしまい、ショックなので、また明日今日見た夢を報告したいと思います(T.T)

 

それではまた明日(ToT)/

 

  
Posted by dream_of_dolphin at 02:40Comments(0)TrackBack(0)

2006年01月11日

帰郷ってのはいいものですね

た  今回は帰郷の思い出話など。

 とは言いながらもインフルなんたらのせいで、何もできなかったのですが(^^;)

 

 それでも郷愁という感情は面白いもので、3年間変えるのを渋っていたしめじが、いざ帰りの瀬戸大橋線に乗っているとどんどん香川の思い出がよみがえってきます。

 小学校のときにどぶに落ちて虫まみれになったことや、

 中学校のときに体育館でうどんをこぼしてしかられたことや、

 高校生のときに告白してフラれたこと……

 

 

 悪い思い出ばっかりやね(^^;)

 

 そんことはないのですが、不思議と思い出が押し寄せてきて、海に光る太陽の光がまぶしくてまぶしくて。帽子を目深に被って思い出に浸っていました。

 次はいつ帰るのやら……

 

 そうそう、3年間も帰っていないと色々と家族も変わるもので、家に帰ったら物凄く気に食わないやつに出くわしたので写真に収めておきました。名前はターちゃんだそうです(安易な名前ですね)。

 

 もちろん寝ていたのですが、しっかり小説のネタを仕入れてきました。

 香川県にはため池が多くて、しめじの生まれ育った地区にも大きなため池がありました。そのため池、平池と言うのですが、平清盛が作ったという伝承が残っています。

 もちろんそれも話のネタにはなるのですが、その平池には人柱伝説があるのです。

 香川は日照時間が日本一(天日の塩でうどんが上手い!!)。日照りが多かったわけです。そこで数多くのため池が作られました。

 平池もそんな理由で作られたのですが、肝心の雨が降らなかったのです。どんなに祈祷をしても雨は降らない。そこで一人の女性が「人柱を立てては」と提案したのです。

 村人達はそれは妙案、と合点して早速人柱になる人間を募集しました。

 しかし、誰もがわが身恋しく人柱になる人間は現れませんでした。結局言い出した女性が責任を取るべきだとなじられ、捕らえられ、そしてわずかにたまった水の中に沈められました。

 

 これは悲劇なのか喜劇なのか、しめじにはまったく検討がつきません。この素材を現代にマッチさせて次回の小説を書いてみようかと思っています(^_^)

 まだまだプロットすらできていないのですが(^-^;

 

 次回も香川の写真をUPしたいなと思ってます(^_^)

  
Posted by dream_of_dolphin at 23:47Comments(2)TrackBack(0)