2009年10月02日
中山春日神社 農村歌舞伎奉納
来る10月11日(日)、今年も中山春日神社に農村歌舞伎が奉納されます。
小豆島歌舞伎の発祥は、正確な資料がないものの、340〜350年前にも遡ると言われています。お伊勢参りの帰り道、船待ちの時間を利用して上方歌舞伎を見に行ったことがそのきっかけになったとか。上方の役者を師匠とし、本格的な芸を受け入れて、農村歌舞伎はあっと言う間に島中に広がりました。この小さな小豆島の中に、30もの歌舞伎舞台が作られ、600〜700人も役者がいたそうですから、当時の楽しさ、賑やかさが偲ばれますね。
大好評を博した昨年に続き、今年も最後の幕はロウソクの照明のみで演じます。江戸時代から連綿と続いてきた農村歌舞伎の醍醐味を心ゆくまで味わってくださいね。
なお、夜はかなり冷え込みます。暖かい上着を必ずご持参ください。
【第1幕】 三番叟
【第2幕】 青砥稿花紅彩画 稲瀬川勢揃いの場
日本駄右衛門を首領とする白浪五人男は、浜松屋での強盗をあきらめ、鎌倉の稲瀬川のほとりに落ち延びてきます。そこに捕り手が現れました。実は、迷子の子どもを捜す村人たちを装って、役人たちが網を張っていたのです。
腕に自信のある五人組は、それぞれに自慢の名乗りを上げた後、立ち回りで役人を軽くあしらい、追っ払います。そして、目立たぬようそれぞれに道を違えて落ちて行くのでした。
【第3幕】 菅原伝授手習鑑 四段目 寺子屋
寺子屋の師匠 武部源蔵は、失脚した恩人、菅原道真公の嫡子、菅秀才を我が子として匿っています。しかし、このことが露見し、菅秀才の首を切って差し出せと命じられます。思案に暮れた源蔵は、妻の戸浪と相談し、今日偶然に寺入りした子ども、小太郎を身代わりに殺して、菅秀才を助けようと決心します。
やがて玄蕃と松王丸が検分にやってきます。やむなく小太郎の首を打って差し出すと、偽首を見た松王丸は意外にも『菅秀才の首に相違ない』と言って帰っていきます。
ほっとする間もなく、小太郎の母親千代が迎えに来たため、源蔵は口封じのためと、これを殺そうとします。しかし、実は千代は松王丸の妻で、夫婦覚悟の上で我が子を菅秀才の身代わりとして討たせるために寺入りさせていたのでした。
【第4幕】 青砥稿花紅彩画 弁天娘女男白浪 雪ノ下浜松屋の場
白浪五人男の一味、弁天小僧と南郷力丸の両人は、武家の娘とその郎党に化け、呉服店の浜松屋に乗り込み、万引きを装って店から叩きのめされます。しかし、調べてみれば万引きではなかったことが分かり、南郷は主人に因縁をつけ、まんまと百両をせしめます。
首尾よく二人が帰ろうとしたその時、玉島逸当と名乗る侍が奥の間より現れ、女形の弁天を男と見破って、すべては騙りであろうと暴露します。化けの顕れた弁天と南郷は居直り、結局二人は二十両の金をせびっただけで帰っていきます。
ところが、実はこの騙りを見破った侍こそ、五人男の首領日本駄右衛門で、万引き狂言で店の主人に恩を売り、屋敷に上がって中の様子を探り、その後、一味で押し入ろうという大きな悪事のはじまりだったのです。
ちなみに、男とばれた弁天小僧が本性を現してタンカを切る名台詞、「知らざぁ言って聞かせやしょう・・・」も見逃せません!
【幕間特別出演】 津軽三味線 踊正太郎
(津軽三味線全国大会チャンピオン)
【第5幕】 仮名手本忠臣蔵 五段目 山崎街道 鉄砲渡しの場
山崎街道 二ッ玉の場
塩治の元家臣 早野勘平は、妻のお軽の親元の山崎家で狩人に身をやつしています。雨の夜、勘平は山崎街道で、かつての同僚 千崎弥五郎と出会い、敵討ちの計画があることを知らされ、御用金を調達することを約束して別れます。
一方、お軽の父 与市兵衛は、婿を元の侍に戻してやりたいと、勘平に内緒でお軽を廓に身請けさせ、五十両の金をこしらえて家に向かいますが、その途中で山賊に落ちぶれた塩治の浪人 斧定九郎に金を奪われ、殺されてしまいます。しかしその定九郎もまた、イノシシを追ってきた勘平の撃った鉄砲玉に当たり、死んでしまいます。
暗闇の中で、勘平はそれが人の死骸であることに驚きます。ところが薬を探す時、偶然財布に手が触れ、敵討ちに加わりたさのあまり、つい御用金にと財布を手にして千崎を追うのでした。
日 時 平成21年10月11日(日)
午後5時開幕(午後9時30分頃閉幕)
会 場 小豆島町中山 春日神社 MAP






