今回は、スキャパレリのブローチのご紹介です。


深く澄んだグリーンのガラスに、若草色のラインストーンが
爽やかなブローチですが、
きょうは、スパイスとなっている六枚のオーロラ加工ガラスに
注目してみたいと思います。

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先日、散歩に出かけた主人が、多摩川の近くで見つけたと
玉虫を掌に帰ってきました。
昆虫少年がそのまま大人になったような主人ですが、
捕まえたのはヤマトタマムシ。生まれて初めてだったそう。
とっても珍しいんだと弾んだ声に、興奮していることが
分かりました。
私も初めて見る玉虫です。


玉虫というと、そう !
7世紀という飛鳥時代に、その羽を用いて作られ、
法隆寺に国宝として所蔵されている玉虫厨子の玉虫です。

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好物のエノキ(樹木)の葉と共に。

最新の新幹線やイタリア車さえ追いつけない、
未来をイッている完成されたフォルム。
こんな昆虫が、太古の昔からいたとは



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光や見る角度によって変化する、金緑と金紫の色彩が
実に美しいです。



調べてみると玉虫は、海外でも、JewelBeetle(英名) と言い、
古くから宝石のイメージを持たれていたようです。
シックで大胆なコスチュームジュエリーを得意とした
スキャパレリに、虹彩効果のインスピレーションを
与えてくれたのは、玉虫のような昆虫だったのかも
知れません。

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一匹の玉虫のおかげで、遥か時代を遡り、また海を越えて
思いを巡らせました。



以下、二点
昆虫をモチーフとしたスキャパレリのブローチをご覧ください。


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スキャパレリ、トンボのブローチです。
オーバル型、ティアドロップ型、カイト型のガラスに、
眼とシッポの先はラインストーンの組み合わせ。
翡翠のような胴体部グリーンガラスが目を惹きます。



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カナブンでしょうか、こちらもスキャパレリのブローチです。
胴体部に、濃いピンクとグリーンに変化するウォーターメロン
ガラスが用いられています。
金属部分、真鍮に鍍金が定番のコスチュームジュエリーですが、
このブローチは、スターリングシルバー製です。




[ 追記 ]
捕まえた玉虫ですが、いろいろと調べたら、
・大変デリケートで臆病
・ケージ内では餌を食べない
・成虫寿命が約一ヶ月
ということでしたので、飼育を諦め、上記写真を撮った後、
元居たところに主人が放してきました。
楽しい夏の一日でした。




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