万葉の昔から親しまれているあじさい。
雨の季節にしっとりと咲く姿に、独特の情緒を感じます。
CAP35KDJ
長崎で生まれ育った私にとって、あじさいといえばグラバー亭です。
雨の日、眼下の長崎港がグレー一色にぼんやりと霞む中、庭園のあじさいの
青や紫の鮮やかで優しい色合いに、一瞬にして目を洗われた思い出があります。
 
日本の景色になじみ 和のイメージがあるあじさいですが、北アメリカ大陸にも
自生しています。
枝が細く華奢な反面、花房は大きく直径25cmにもなるのだそうです。
ミリアム・ハスケルにも、アジサイの作品があります。
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ミリアム・ハスケル アジサイのブローチ&イヤリング 重ねて撮影してみました

通常、パールやきれいな色ガラスを組み合わせて様々なモチーフを
作成しているハスケルですが、アジサイはメタルで作られています。
4枚の花弁を持つ小さな花(蕚)が重なり合い その集合体としてドーム形を
表現するのに、薄いメタルの方がパールやガラスよりも適していたのでしょうか。
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ミリアム・ハスケル 上記のアジサイのブローチ&イヤリングです
HPにて販売しております 
 

シックなアンティークロシアンゴールドカラーであることもあり、つつましく見え
小品ですがハスケルの作品の中で異彩を放っています。
花弁の中心にはシルバーメタルの花芯が爪止めで施されています。
 
このアジサイで用いられたメタルパーツは、後にアモラレリ(Amourelle)の
作品でも使われています。
アモラレリとは、ミリアム・ハスケルの初代デザイナー、というより
この人の力がなければミリアム・ハスケルというブランドは成立しなかった
であろう天才デザイナー フランク・ヘス (FRANK HESS)が、ハスケル社を
退職後の1963~64年の2年間だけ立ち上げたブランドです。
ハスケルの繊細な手法はそのままに、強さの加わった作品を作っています。
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アモラレリのロングネックレスです
HPにて販売しております 
 

こちらの花弁の中心が、ブラックガラスビーズとクリアガラスビーズの
二種使いに変わっているのが興味深いです。


アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
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