2019年05月17日

「ロイヤルコペンハーゲンのアール・ヌーヴォー」展 ヤマザキ マザック美術館 名古屋

今回のブログは、美術展のお知らせです。
と、言いながら開催が名古屋なので、私もまだ見てい
ないのですが・・・。
では何故、今ブログにしようかと考えたのかといいま
すと、この展覧会のガイドブックすごい!これを紹介
したいのです。

先ず、展覧会のあらましから。

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写真1)展覧会のパンフレット 表紙

本展覧会の核は、当店のお客様でもある塩川氏のコ
レクションからなっています。塩川氏は、北欧陶磁器の
世界的コレクターであり研究家です。過去に「ロイヤル
コペンハーゲン ビングオーグレンダール」展2011年や
「アール・ヌーヴォーの装飾磁器」展2016年も開催され
ているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。


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写真2)パンフレットの内容

展覧会の趣旨は、パンフレットにある通り、コペンの動物
を中心としたフィギュアの展示であり、ヌーヴォー時代の
磁器芸術を俯瞰しよとするものです。以前の展覧会と違
うのは、魚や昆虫も含む動物に焦点を当てているところ
であり、磁器の愛好家や専門家でなくとも親しみをもって
見学する事ができるでしょう。


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写真3)本展 ガイドブック表紙

私は塩川氏に直接頂いたのですが、本展で販売されて
いるガイドブックが本当にすごい、驚きました!
62ページの小冊子で、何と300円です。

展示作品の図版や解説、インタビューを元にした小論文
などは定番ですが、すごいのは全ページの半分を占める
後半の記事です。

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写真4)同パンフレット 目次

最初は、ビングオーグレンダール窯の有名な芸術家、エフィー・
リンデンクローネのキノコのベースから失われた蓋を復元製作
しようとする記事です。これに挑戦するのは多治見の陶芸家
高木氏、製作の過程から設計図まで、「ここまで書いていい
の?」と思うような詳細が掲載されています。
アール・ヌーヴォー当時の製作技術がいかに高い水準にあ
ったかを改めて思い知らされます。作品を見ているだけでは、
中々分からないことだけに、超貴重な文章です。


さらに!
パンフレットの50ページから最後までは、1897年に開催さ
れた「北欧ストックホルム展覧会」の記事を原文のまま掲載し、
何と日本語訳まで付けてくれています。この記事は、当時の
磁器芸術を知る上で欠かせない資料であり、マニアや研究者
には垂涎ものです。個人的には、この記事と日本語訳だけで、
一万円払っても納得です。

で、この冊子が300円です。
アール・ヌーヴォー時代に磁器芸術に関心のある方なら、この
ガイドブックだけでも絶対に手に入れるべきです。


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写真5)美術館の連絡先と地図


「ロイヤルコペンハーゲンのアール・ヌーヴォー」展の会期は
2019年8月25日まで。時間休館日などの詳細は、直接美術
館にお問い合わせ下さい。

7月6日からパナソニック汐留美術館で開催される「マイセン
動物園展」も含めて必見です。




アンティーク西洋陶磁器専門店 
   アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
         TEL-03-5717-3108
   ホームページはこちらです  
http://archiv.jp/




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