2019年06月18日

ロイヤルコペンハーゲン フィギュア「牛」  クヌ・クイーン

今回は、ロイヤルコペンハーゲンのフィギュア「牛」とその
作者クヌ・クイーンを紹介しましょう。

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写真1) R.コペンハーゲン  「牛」 1970年頃

ロイヤルコペンハーゲン窯のフィギュアといえば、白い
磁器に釉下彩で描かれた淡い彩色の動物などを思い
浮かべるかもしれません。しかし、20世紀のコペンの
製品は本当に多種多様で、こうした炻器(せっき)や
陶器のフィギュアも作っていました。

炻器は陶器と磁器の中間に位置するやきもので、固く
焼きしまった硬質なやきものである点は磁器と同じです。
これに釉薬をかけて、独特の彩色で動物像を作ったの
がクヌ・クイーンという芸術家です。



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写真2)アトリエのクヌ・クイーン 1935年頃

クヌ・クイーンは1880年生まれの芸術家、コペンでは頑
固一徹な異色の芸術家と言われています。コペンには
多くのフィギュア芸術家が働いていましたが、彼の誇張
された表現は、他の芸術家と違って動物を自然に描写
するのではなく、独自の視点で捉えたものでした。

1903年からコペンで働き始め、出入りを繰り返しながら
4期に渡り、1967年まで在籍しています。この間にはビン
グ&グレンダールでも仕事し、絵画や彫刻なども手がけ
るなど、正に北欧を代表する芸術家といってよいでしょう。


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写真3) 同作品 裏面のマークとサイン



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写真4) KKの印 マークブックより


作品裏面には、KKのイニシャルが刻まれています。版上
の刻印ではなく、作品に直接刻まれています。2595は製
品番号です。オリジナルの作品が作られた年は、1925年
です。幅35cm高22cmの大作で、アンティーク市場でも珍
しい作品です。因みに本作は、マークのGの下の時代マー
クがありますので、1970年代の制作です。もちろん、今の
東南アジア製でなく、デンマーク製です。

是非店頭にて実際にご覧ください。迫力あります。




アンティーク西洋陶磁器専門店 
   アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
         TEL-03-5717-3108
   ホームページはこちらです  
http://archiv.jp/







dresdner220 at 17:12│Comments(0) ロイヤルコペンハーゲン | 作品紹介

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