2010年11月

2010年11月22日

マイセナー・マニュスクリプト Vol.14 part 3


前回に引き続き、「Zeit Zeichen 時代の証」に発表された
作品の紹介です。

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写真1)ユーゲントからデコ期の作品

マイセンの中でもとみに注目されているユーゲント
シュティールからアールデコ期の作品です。
左ページの一番下にはミュンヒ・ケーの「ペリカンと
少女」、右ページ一番上にはエッサーの「象」、
その下はマルクスの「馬上キャンドルスタンド」です。
特に注目すべきはその下の「白磁の鳥」のフィギュア
です。マルクスの傑作ですが、1919年当時には
作品化されず、2000年のミレニアムを記念して、
この時初めて作品化されたものです。すごい!



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写真2)20世紀半~後期の作品

この時代はハインツ・ヴェルナーを始めとする5人の
芸術家グループの時代といってよいでしょう。「オベロン」
「ティターニアとツェットル」などの代表作が並んでいます。
これらも、ミレニアム記念のスペシャルバージョンです。



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写真3)20世紀後半の現代マイセンの作品

新しい若い芸術家の作品が紹介されています。ザビーネ・
ヴァックスやシルビア・クルーデなど女性アーティストの作品
が目立ちます。今後のマイセンの方向性を示す意欲的な
作品です。

「Zeit Zeichen 時代の証」は素晴らしい企画でしたが、
もうそれから10年もたつのですね。早いものです。
この項はこれで終了します。


書名   Meissener Manuskripte XⅣ
      「Zeit Zeichen」 
発行   マイセン磁器製作所
編著者      Uwe Beyer
発行年 2000年     12000部限定 132ページ

*現在の入手は難しいようです

アンティーク西洋陶磁器専門店 
               アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
                 TEL-03-5717-3108
           ホームページはこちらです  http://archiv.jp/

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2010年11月20日

マイセナー・マニュスクリプト Vol.14 part 2


ナゴヤドームの「やきものワールド」に出展していたため、
しばらくブログの更新ができませんでした。すみませんでした。
また、ドームではたくさんのお客様にお会いできました。
この場をお借りしてお礼を申しあげたいと思います。
本当に有難うございました。

さて、前回に引き続き、「Zeit Zeichen 時代の証」に発表された
作品の紹介です。2000年のミレニアムを記念して、力の入った
よい作品を作っていました。


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写真1)18世紀中期の作品

ページ左列上から2番目には、極初期のマイセンの花の絵の復刻版
が掲載されています。マイセンの花絵の最初のものです。研究者の
間では「影付きの花」とか「クリンガーの花」などと称されていますが、
正式には「木版画あるいは銅版画を手本として上絵付けで描かれた
古典様式の花の絵」といいます。有名なスワンサービスや鳥の絵、
FFブルーメなどもありますね。


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写真2)18世紀後期からマルコリーニ時代の作品

狩の絵やワトー絵が紹介されています。右ページの花の絵は
「マルコリーニの花」と呼ばれる花絵です。硬い輪郭と艶やかな
彩色はこの様式の特徴です。


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写真3) マルコリーニ時代から19世紀の作品

ページの右上から3番目は「リボンと花かごの絵」です。
マルコリーに時代を代表するモチーフです。
その下は「ライネケ・フックス」、ゲーテの文学作品から発想を得た
絵付けモチーフです。
右ページ上から3番目の作品はプラチナ・ゴールドの技法で描かれ
た「菊の花の絵」です。25枚の限定品です。その下には「自然主義
様式の花の絵」が紹介されています。


この紹介は次回にも続けましょう。

書名   Meissener Manuskripte XⅣ
      「Zeit Zeichen」 
発行   マイセン磁器製作所
編著者      Uwe Beyer
発行年 2000年     12000部限定 132ページ

*現在の入手は難しいようです

アンティーク西洋陶磁器専門店 
               アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
                 TEL-03-5717-3108
           ホームページはこちらです  http://archiv.jp/


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2010年11月06日

マイセナー・マニュスクリプト Vol.14 part1


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写真1) マイセナー・マニュスクリプト Vol.14
 「Zeit Zeichen 時代の証」 表紙

久しぶりにマイセナー・マニュスクリプトの紹介です。
今回はVol.14になりますね。これは「時代の証」と題された号で、
マイセン300年の時代時代を検証しながら、その時を代表する作品
を現代に復刻して紹介しようとする試みです。

個人的な感想ですが、前年の「世紀末コレクション」とともに、力の
入ったよい作品を作っていたと思います。限定数も小品で50個、
大きな作品で25個、さらに大きな特別なものは10個と少ないもの
でした。もちろん、世界限定です。

ではどんな作品が製作されたかというと、冊子の巻末にカラーで
作品リストが掲載されていますので、これを全て紹介してしまいま
しょう。(ページの丸写しなので、写真の画質はちょっと低く設定
してあります)

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写真2) 18世紀初期の作品

マイセン開窯初期のべドガー炻器やべドガー白磁、初期柿右衛門
様式のティーボウルなどが紹介されています。ティーボウルは当店
にもいくつか入荷しましたが、とても人気がありすぐに売り切れて
しまったのを思い出しました。

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写真3)18世紀初~中期の作品

おなじみの竹虎文様や染付け(ムギワラギクの文様)が紹介
されています。染付けは後にロイヤルコペンハーゲンの「ブルー
フルーテッド」として有名になりますが、これはマイセンが元祖
なのですね。(本当の元祖は東洋文様ですが・・・)
ゴッツコウスキーのレリーフの付いたティーキャディーなども
ありますね。

その他にも色々な興味ある作品がたくさん紹介されています。
この紹介は次回に続けましょう。

書名   Meissener Manuskripte XⅣ
      「Zeit Zeichen」 
発行   マイセン磁器製作所
編著者      Uwe Beyer
発行年 2000年     12000部限定 132ページ

*現在の入手は難しいようです

アンティーク西洋陶磁器専門店 
               アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
                 TEL-03-5717-3108
           ホームページはこちらです  http://archiv.jp/

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