2010年12月

2010年12月25日

メリークリスマス マイセンのクリスマスプレート      ルドルフ・ヘンチェル デザイン


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写真1)メリークリスマスのグリーティング
    「キャンドルともみの木」マイセンクリスマスプレート

皆様、よいクリスマスをお迎えのことと思います。
アンティーク アーカイヴからも、メリークリスマスの
ご挨拶代わりにマイセンのクリスマスプレートを紹介
しようと思います。


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写真2)ルドルフ・ヘンチェルの頭文字のサイン

作者はルドルフ・ヘンチェル。マイセンのユーゲントの
時代に活躍した絵付の芸術家です。「ヘンチェルの子供」
のフィギュアで有名なコンラッド・ヘンチェルのお兄さんで
すね。この兄弟は、マイセンの歴史において、欠かすことの
出来ない芸術家です。


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写真3)キャンドルともみの木 
     1912年のクリスマスプレート

この頃は、クリスマスプレートももちろん手描きです。
写真では見えにくいですが、キャンドルの光輪のなかに、
炎の形がちゃんと表現されています。ブルーの染付け
の特徴を上手く生かした素晴らしいデザインだと思います。

聖夜にふさわしい神聖な印象を受けるプレートです。


アンティーク西洋陶磁器専門店 
               アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
                        tel 03-5717-3108
           ホームページはこちらです  http://archiv.jp/

dresdner220 at 13:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0) マイセン作品紹介 

2010年12月20日

アンティーク アーカイヴのクリスマス


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写真1)アンティーク アーカイヴのウィンドウ

いよいよクリスマス本番ですね。
アンティーク アーカイヴのクリスマスにはたくさんのお客様
においで頂いています。この場をお借りして御礼申し上げ
たいと思います。久しぶりにお会いする方、毎回遠くから
来てくださる方、常連の方、そしてももちろん初めての方も、
皆様いつもアーカイヴを暖かく見守ってくださり、本当に有難
うございます。

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写真2)ドイツの窓飾り 「クリスマスのファミリー」

今回はショップのウィンドウを飾っている「ドイツの窓飾り」
をご紹介しましょう。これらは木製の手彫りで出来ている
窓飾りです。山で暮らすきこりや猟師が仕事が暇な時に
こうした飾り物を作ったのが始まりといいます。山からの
帰り道、家々の窓にこうした飾りが置かれ道標の役割も
果たしたそうです。上の写真は山小屋の家族が彫られて
いますが、心温かくなるようなモチーフですね。


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写真2) ドイツの窓飾り 「聖母教会」

窓飾りにはたくさんの種類があります。このモチーフは勿論
ドレスデンの聖母教会ですね。ドレスデンの広場も今頃は
クリスマスマーケットで賑わっていることでしょう。



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写真3)ドイツの村をイメージした家並みの飾り

アーカイヴのウインドウを家へ帰る人たちが、ちょっと立ち止
まって覗いてくれます。中には購入のお申し出なども頂くの
ですが、ドイツとの電圧の違いの関係で、ドイツ仕様のものは
そのままでは使えません。最近はクリスマスの季節になると、
デパートや輸入雑貨屋さんなどでも見かけますので、日本仕様
に直っているものをお勧め致します。
派手な電飾もきれいですが、こうした手作りの窓飾りも暖かく
いいものと思います。

アンティーク アーカイヴのクリスマスは、12月26日(日)まで
やっております。まだ、来られていない方、またもう一度行って
見ようという方、大歓迎です。お誘い合わせの上、どうぞいらし
て下さい。よい作品がたくさん揃っております。感謝価格でご
奉仕いたします。
皆様のお越しをお待ちしております。(22日水は定休日です)


アンティーク西洋陶磁器専門店 
               アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
                        tel 03-5717-3108
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2010年12月19日

マイセン展 大倉集古館 その2

前回の続きで、マイセン展の紹介です。
大倉集古館はホテルオークラ東京の敷地内にあり、アメリカ大使
館の近くです。親父の実家が赤坂だったこともあり、この辺は馴染
みのある所ですが、警備する警官の多さにはびっくりです。道路を
ショートカットして歩こうとしたら、大声で注意されてしまいました。
昔はもっとのんびりしていたのですが・・・。

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写真1)マイセン展  図録  編集  町田市立美術館
                  協力  (株)ロムドシン

日本では18世紀の良質なマイセン作品が見られる機会は滅多に
ありません。というか、これだけのコレクションが一同に集められた
のは今回が初めてでしょう。

「同じものばかりで・・・」というような感想も聞きましたが、作品の
種類ごとに、まとまった量で見られるということは非常に有意義
なことです。「ヘロルトシノワズリー」や「柿右衛門」の作品例が、
比較検討しながら鑑賞できる機会などは今までありませんでした。

実は、作品を単独でなく、マスで鑑賞できるということは非常
に重要なことなのです。
現在では貴重なアンティークとして、一品一品を丁寧に見るのが
当然でしょう。しかし、18世紀当時は一品の品質ももちろんですが、
むしろ数量が重要でした。ひとつでも高価な磁器を大量に所有して
これらで客人をもてなす、これこそが自己の権力を他に知らしめる
事であったからです。主人の茶会に招かれた貴族たちは、台座の
上に豪華にセットされたたくさんのマイセン磁器を見て感嘆の声を
上げたのでしょう。こうした数量で見せる事の典型がポーセリン
キャビネットであり、少し後には大宴会用のサービスという思想に
発展してゆく訳です。

もちろん、本展覧会では各作品ごとに鑑賞するようになっています
が、数量が集まる事によって、18世紀当時の宴の一端を想像する
ことが出来たのは今回の大きな収穫でした。
マイセンのマークが写真で表示してあるのも、愛好家にとっては
嬉しい配慮ですね。

また、フィギュア(特にコメディアデラルテ)についても大いに感動
して、書きたいこともあるのですが、これについては皆様が実際に
ご自身でご覧になる方がよいでしょう。
大倉集古館での展示は本日で終わってしまいますが、見そこなった
方、ご安心ください。2011年の7月19日から町田市立博物館で
同展が開催されます。


アンティーク西洋陶磁器専門店 
               アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
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dresdner220 at 14:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0) イベント 催事 

2010年12月16日

マイセン展 大倉集古館 


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写真1)マイセン展のチラシ

遅ればせながら大倉集古館のマイセン展へ行って参りました。
堪能しました~。

1975年の里帰り古伊万里展以来、何回のマイセン展を見て
きた事でしょう。日本におけるマイセン展はほとんど見てきた
つもりです。過去にデパートなどで開催されたマイセン展は、
どうしてもコマーシャル的な要素を拭いきれません。また個人
コレクションの展示もありましたが、「私のコレクション見て」
という自慢げなささやきが頭の隅から離れませんでした。
例外を除いて、今までのほとんどのマイセン展が作品を並べて
美しくお客様にお見せするという範囲を出ないものだったのです。

マイセンの認知度が低かった時にはそれでもよかったのしょうが、
関心が高まるにつれ、きちんとしたテーマを持ち、展示を通して
私たちにマイセン磁器の新しい見方提案してくれるようなレベル
の高い催事があればと思っていました。
その点、今回の展覧会にはたくさんの事を教えてもらいました。

先ず、展覧会のテーマを18世紀だけに絞ったのが正解。
ドイツの美術館で磁器を鑑賞した事のある人ならご存知でしょうが、
工芸美術館などに展示してある磁器収蔵品のほとんどが18世紀
のものです。極端な例ですが、あるドイツの愛好家は19世紀の
マイセンを「フン、大量生産のレプリカだろ」と鼻で笑いました。
これには個人的にいささか異論がありますが、ドイツの美術館が
文化財として認めているのは、圧倒的に18世紀のものです。



スミマセン、ちょっと席を離れるので、この記事は次回に続けます。


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dresdner220 at 16:42|PermalinkComments(1)TrackBack(0) イベント 催事 

2010年12月11日

マイセンの「影つきの花の絵」 マイセン初めての花絵

今回は、読者の方からマイセンの「影付きの花の絵」に
ついて取り上げてほしいとのご希望がありましたので、
これについて紹介しようと思います。

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写真1)マイセンの「影付きの花の絵」の例
・左は書籍で紹介されている図版
・右は当店在庫の24cmプレート

マイセンの「影付きの花」を説明するには、マイセンの
絵付けについて学術的な考察が必要ですが、ここでは
あまり固い話は止めておきましょう。

「影付きの花」は簡単に言えば、マイセンの歴史において、
一番最初に描かれた花絵の様式です。
マイセンと言えばマイセンフラワーと呼称されるように、
花が絵付の代名詞になっていますが、実はマイセンで
一番最初に描かれた文様は「花」ではありません。
花は花でも東洋風の唐草文様や、シノワズリーと呼ばれる
中国人の絵付けから始りました。

その後、こうした東洋文様の流行が一段落すると、元来
西洋の文様であった「花絵付け」が磁器装飾に取り入れら
れます。これが「影付きの花」だったのです。


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写真2)「影付きの花 24cmプレート」  1740~45年頃

「影付きの花」は当時貴族階級で教養とされていた「植物
図鑑」にその範をとっています。絵付けに虫の姿が添られた
のも、図鑑の手本をそのまま踏襲しているからです。
「食器に虫なんて気持ちが悪い」と思われる方も多いでしょう。
しかし、これを理解するためには当時知識層の間で、博物学が
学問として認められ、その中で昆虫がどのように扱われて
きたかを知る必要があります。
(ここで、18世紀の文化にまで、触れる余裕はありませんが)


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写真3)書籍「Sprache Blumen」
H.Sonntag 著 1995 より

上の写真はマイセンの花絵の歴史をたどった本
「Die Sprache Der Blumen Meissener Porzellan」
に著された「影付きの花」の例です。
「乾燥した花」「乾いた花」「版画を手本にした花絵」等とも称
されます。同書ではカラーページの第1ページ目に、この図版
が大きく載っています。
(クレメンツ・アウグストのサービスより 1741~42年 国立
ドレスデン磁器蒐集館)


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写真4)実際の作品のクローズアップ画像 当店在庫品

写真をご覧になると、繊細な線描からなる絵付けという事が、
お分かりになると思います。花絵の手本となった図鑑は木版画
や銅版画で刷られていたため、磁器絵付けの筆致も版画の
線描を写したものになっています。

一見、稚拙な絵付けにみえるので、日本では愛好家からも
ほとんど注目されることはありません。しかしドイツではメチャ
貴重品です。「美術館級」とはアンティーク市場でよく使われる
言葉ですが、真の意味で博物館級といってよいでしょう。
なにしろ、ヨーロッパ磁器装飾を代表する「マイセン様式の
花絵」の元祖なのですから。


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2010年12月05日

今年のクリスマスもシュトーレンで


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写真1)シュトレンとチーズとグリューワイン

今年も「アンティーク アーカイヴのクリスマス」をショップ内にて
開催中です。当店のお客様にはすっかりお馴染みになった
ドイツのクリスマス菓子「シュトレン」と暖かいワイン「グリュー
ワイン」で皆様をおもてなし致します。
思えば、昨年もシュトレンの記事を書いた記憶があるので、
あれからもう一年もたつのですね。
(シュトレンについては前の記事をが参照ください)

http://blog.livedoor.jp/dresdner220/search?q=%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3

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写真2)お飲みになる方には、チーズとナッツも

古くからのお客様は、これがないとクリスマスが来ないと
言ってくださいます。中には2ヶ月前からご自分の家族用
にと1kgのシュトレンを予約してくださる方もいらっしゃいます。
(あくまで個人的なもので、商売ではありません。念のため)
ドイツに長くいらした方で、「これぞ本物のシュトレン!」と
おっしゃいます。本当に嬉しく思います。

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写真3)シュトレンの切り口のアップ おいしそう・・・

最近は日本国内でもシュトレン(シュトレーンとも言うようです)
が大流行のようで、国産のものも食べてみましたが、概して
懲りすぎのような気がします。シュトレンは決して贅沢なお菓子
ではありません。ドイツ昔ながらの作り方で、シンプル イズ 
ベストだと思います。
食べてみたい方、是非ご来店ください。「ブログを見たました」と
お声をかけて頂ければ、在庫のある限りおもてなし致します。

また、よいマイセンをたくさん展示してありますので、作品を見る
のも忘れないでくださいね。


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