2011年01月

2011年01月31日

テーブルウェア・フェスティバル2011              於東京ドーム

2011年2月5日より、テーブルウェア・フェスティバルに
出店いたします。今回はこのイベントにに出品するアイテムの
ごく一部を紹介いたします。

催事の詳細は公式HPをご覧ください。
http://www.tokyo-dome.co.jp/tableware/


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写真1)出品アイテム No.1)~15)    


   1)ヘレンド C&S 「ペルシアン・ミニアチュア
    1960年頃
  2)マイセン フィギュア 「ユリの花と婦人」
    1890年頃
  3)セーブル C&S 「アガサブルー 金彩」 
    1823年頃 
  4)セーブル C&S 「フラワー・ガーランド」
    1849年頃
  5)マイセン ベース 「皇帝ペンギンの絵」 
    2000年頃
  6)セーブル ベース「アールデコ 日本様式の文様」
    1925年頃  
  7)マイセン リキュールセット 「フルーツの絵」
   
1985年頃
  8)マイセン フィギュア 「輪になって踊る子供たち」
    1880年頃
  9)マイセンフィギュア「犬と少年 ヘンチェルの子供」
    2000年頃
  10)ミントンベース「東洋スタイルの文様」ドレッサー作
   1900年頃
  11)マイセン キャンドルスタンド「女性の顔」ペア
    1870年頃
  12)マイセンベース「バラの絵茶色の地色」小さな修復
   1890年頃
  13)マイセンフィギュア「カワセミ」アールヌーボー時代
   1
910年頃
  14)マイセンC&S「ネームドビューピルナ」ピンクの地色
    1870
年頃
  15)KPMベルリンジャグ貼花装飾「印象主義様式の花絵」
    1900年頃


   アンティーク西洋陶磁器専門店 
      アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
                  tel 03-5717-3108
     ホームページはこちらです  http://archiv.jp/



dresdner220 at 23:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0) イベント 催事 

2011年01月28日

ルドルフ・ジーク 「ある風景より」1924年刊 Part 3       Rudolf Sieck

ルドルフ・ジークの記事に思わぬ反響があります。
リクエストにお応えして、今回もジークの春の風景画
を紹介しましょう。

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写真1)湖水から山を望む 春の風景 1924年

この本の紹介に当り、ひとつお詫びしておかなければ
なりません。
本のタイトルを「ボンの風景」と訳していたのですが、
正確には「Von der Landschaft」でした。
よって、「ある風景より」位に訳すのが適当と思い、訂正
致しました。


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写真2)湖と山脈  春の風景  R・ジーク 1924年

写真1)にも言える事ですが、大胆な風景に切り取り方や
前景と遠景の関係などは、日本の美術に影響を受けてい
ます。なんとなく懐かしささえ覚えるのは、そのせいでしょうか。
当時のヨーロッパでは非常に新鮮な感覚だったと思います。


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写真3)森と湖  春の風景 R・ジーク 1924年

なにも予備知識がなければ、日本の風景と言われても素直
に納得してしまいそうです。劇的でもなければ、ストーリー
がある訳でもない、本当に何気ない風景です。こうした身の
回りの風景や事象を改めて見直し、そこに美意識をもつのが
ユーゲントシュティール時代の芸術家の特徴と考えています。


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               アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
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2011年01月24日

ルドルフ・ジーク 「ある風景より」1924年刊 Part 2        Rudolf Sieck

前回のお約束通り、今回のブログではルドルフ・ジークの
冬の作品を紹介したいと思います。
出典は前出の「ある風景より Bon Der Landschaft」です。

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写真1)雪景色 その1 ルドルフ・ジーク 1924年頃

ジークの冬の作品をご紹介しようと思ったのは、もちろん今の
季節に合わせてではありますが、彼は雪景色を得意としており、
たくさんの風景画の中でも雪を描写した作品は特に定評がある
からです。


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写真2)雪景色 その2 ルドルフ・ジーク 1924年頃

ジークの風景作品に人物はほとんど描かれません。
(あったとしても、風景の中の点景としての描写です)
本書には23枚の作品が掲載されていますが、人は全く
登場しません。もちろん、原野の小屋や湖のボートといった
人工物は得かがれていますが、人物は見当たりません。


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写真3)枯木立 ルドルフ・ジーク 1924年頃

ジークの描く作品は正に自然そのものです。
写真3)は冬の風景ではないかもれませんが、荒涼とした
高山の様子が素晴らしいタッチでスケッチされています。


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写真4)雪景色 その3 ルドルフ・ジーク 1924年頃

しかし、彼の描く風景には、どことなく温かみがあるのです。
写真4)を見みると、雪の中の一本道にごく小さく橇が描かれ
ており、さらに仔細に観察すれば、その上に二人の人物
らしき(?)シルエットが見て取れます。この風景は人を寄せ
付けないような厳しい自然ではなく、普段の生活の中の風景と
いえるでしょう。彼の風景画は、人物を描くことなく、人と自然
の関係を表現しているのだと思います。

日本でジークの名を知っている人がどのくらいいるのか想像も
つきませんが、こうした芸術家が評価される日がくるのでしょうか?

今回のブログは磁器芸術と直接の関係はありませんが、本書の
中には四季の素晴らしい作品がまだまだ掲載されています。
このブログの読者で興味がある方がいらっしゃれば、コメントや
メールなどでお知らせ下さい。リクエストがれば、引き続き作品を
紹介しようと思います。



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               アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
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2011年01月20日

ルドルフ・ジーク 「ある風景より」1924年刊          Rudolf Sieck

今回は貴重な本を紹介致します。
個人的に大好きな画家であり磁器工芸作家であった
ルドルフ・ジークの本です。

この本は磁器愛好家のM様にいただいたもので、貴重な
ものにもかかわらず、ブログの資料にと提供して頂きました。
この場をお借りして、心より御礼を申し上げます。
本当に有難うございました。

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写真1)「Bon der Landschaft ある風景より」1924年

著者のルドルフ・ジークについては、前にもこのブログで
触れた事があります。
http://blog.livedoor.jp/dresdner220/archives/2009-10.html?p=2
ドイツのニンフェンブルグ窯で風景画シリーズの作品を作った
事で有名ですが、彼は工芸家としてだけでなく、画家・版画家と
しても有名であり、現在でも彼のポスターや複製画はインテリア
として人気があります。また、本作のようにいくつかの本の著して
おり、ドイツでは著名な芸術家です。


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写真2)中表紙  23枚のスケッチの図版 1924年刊

1924年にドイツの出版社 Eugen Salzer Heilbronn
から刊行されました。中にはジークの23枚のスケッチが、
エッセイとともに掲載されており、ジークの画業を知る上でも
貴重な資料といえます。


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写真3)岩と野草をえがいた1ページ目の図版

「愛するマリアンヌへ」の謝辞とともに、第1ページ目の図版が
現れます。何気ない岩と野草を描いた作品ですが、本当に
ジークらしい作品で,一目で気に入りました。


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写真4)最終ページ 自画像でしょうか?

本の内容はドイツ語なので分かりません。さらにドイツ語の
旧表記なので、ますます分かりません。(これはドイツ人でも
読めない人が多く、ドイツの失敗のひとつといわれているそう
です) 本書の内容を類推するに、恐らく風景作品とともに、
随筆が書かれていると思います。堅苦しい本ではないので、
図版の作品を見るだけでも楽しめるでしょう。

次回はその中から、冬の風景を選んでご覧頂こうと思います。



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2011年01月13日

マイセンの山茶花 Sasanqua 

年が明けて晴天ながら寒い日が続きます。
寒中見舞い申し上げます。

♪サザンカ サザンカ 咲いた道 焚き火だ 焚き火だ 落ち葉焚き ♪

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写真1) 生垣の山茶花

アンティーク アーカイヴの近くにも山茶花の生垣があります。
山茶花もそろそろ終わりの時期なのでしょう、だいぶ散って
います。山茶花はヨーロッパでも「sasanqua」といい、日本
が原産だそうです。江戸時代に、長崎の出島のオランダ商館付き
医師でスウェーデンの植物学者でもあった、カール・
ペーター・ツンベルク(Karl Peter Thunberg 1743-1828)が
ヨーロッパに持ち帰ったとの事ですが、ドイツにはどのようにして
伝わったのでしょう、実はマイセンにも19世紀の終わりに作ら
れた山茶花の作品があるのです。


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写真2)マイセン プレート「山茶花の絵」 1890年頃
        チョコレート色の地色 透かし彫り

写真2)は所謂「自然主義様式の花絵」で、山茶花が
モチーフになっています。生垣の山茶花のような花芯
はありませんが、こうした品種もあるようです。
ちょっと奇異に感じたのは、ひとつの枝から紅白の花
が出ている事です。最初はドイツ人が誤って描いたの
かと思いました。しかし、実は違ったのですねー。

詳しい方の話によると、園芸の世界では接木によって、
こうした花を咲かせる方法があるそうです。日本では紅白
の花を源平合戦の旗に見立てて珍重されたということです。
とすれば、珍しい紅白の山茶花がドイツに渡り、これを
マイセンの絵付師が描いたという事になります。
描き方を仔細に観察すると、これはありえる事だと思いました。


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写真3)山茶花の絵付けのクローズアップ 自然主義様式

植物の色彩や質感が実に正確に描かれています。これは
版画や絵画を写したのではなく、やはり実物を見てスケッチ
を元に絵付けしたものでしょう。葉々の質感を見てください。
葉のもつ光沢や肉厚の様子が見事に表現されています。
きっと紅白の山茶花の鉢がマイセンに行ったに違いありません。

白い花の白色は磁器の素地の色です。磁器絵付けには
白の絵の具はないので、黄色やグレーなどで影をつけながら
白の花を表現していきます。同じ描法で、葉の光沢も描かれて
いますが、超難しい技法です。

実は、これとほとんど同一の作品が、マイセン美術館に所蔵
されています。きっと同じペインターの作品と思いますが、
日本の山茶花がどのようにしてドイツに渡り、どのような経緯
でマイセンの絵付け部屋で描かれたのか、想いは尽きません。

当店在庫の作品です。ご希望があれば販売いたしますので、
詳細はお問い合わせ下さい。

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               アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
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dresdner220 at 19:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 花とマイセン 

2011年01月03日

マイセンのウサギ  マックス・エッサー原型


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写真1)「ウサギ」 マックス・エッサー デザイン

前回のブログで、新年のご挨拶にマイセンのウサギを紹介
しましたところ、作品の詳細が知りたいとのリクエストを頂き
ました。前の写真は年賀状用のものでしたので、あまり鮮明
ではありませんでした。改めて写真を載せておきますので、
参考になさってください。
リクエストを誠に有難うございました。


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写真2) 「ウサギ」 表情のクローズアップ

シンプルな装飾で、金と朱色のみの彩色です。作者の
エッサーが好んだ色の組み合わせで、アールデコ時代
の流行によくあった彩色と思います。それにしても、この
表情、行っちゃってます。




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