2012年11月

2012年11月26日

今年もシュトレンの季節

ドイツのクリスマス菓子「シュトレン」(あるいは「シュトレーン」)
は、日本でもだいぶお馴染みになってきたようです。
玉川高島屋のケーキ屋さんやパン屋さんでも、予約を受けて
いたり、店頭に置いてあるのを見かけます。
ただ、やはりシュトレンはこれに限ります。

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写真1)正真正銘の「ドレスナー・シュトレン」

このブログでも毎年のように紹介していますので、すでにお知りの
方も多いでしょう。粉砂糖をまぶした白い外観を、誕生した白布の
キリストに見立てて、クリスマスにはこのお菓子を食べるのが、ドイツ
の一般的な習慣です。

写真は毎年時期になると、地元の人たちが列をつくって手に入れる
というシュトレンです。
「他のシュトレンは春まで残ってしまうのに、このシュトレンだけは
特別! 他のものとは比べ物にならない」
と言わせるほど、評判のよいシュトレンです。

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写真2)外箱 雪の聖母教会  ドレンデンの風景が描かれている

去年は、作っているおばんさんの都合で思うように手に入らなかった
のですが、今年は希望通りに入手できました。
毎年ご注文を頂き、楽しみにしてくださっている当店お客様には
そろそろお手元にに届いている頃と思います。
12月にご来店のお客様には、暖かいグリューワインと一緒におもて
なし致します。もちろん無料ですので、どうぞお誘い合わせの上、
ご来店ください。

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写真3)ドレスデン フラウエンキルヒ(聖母教会)のシルエット

そろそろ慌ただしい時期を迎えますが、皆様お風邪など召されませ
んよう、くれぐれもご自愛ください。



アンティーク西洋陶磁器専門店 
               アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
                 TEL-03-5717-3108
           ホームページはこちらです  http://archiv.jp/

dresdner220 at 16:49|PermalinkComments(1)TrackBack(0) その他 

2012年11月04日

マイセン Arthur Barth の風景      

この時期は何かと忙しく、ブログの更新が思うようにできず、
申し訳ございません。

今回は、HP「ショップからのお知らせ」の11月の画像について、
「全体の写真がみられませんか?」というお問い合わせがありま
したので、本ブログでも紹介しようと思います。

「11月のお知らせ」に掲載した写真は、当店在庫のマイセンのプレ
ートからのものです。秋らしく個人的にとても気に入っている作品
です。その全体の画像がこちらです。

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写真1)マイセン 飾り皿 「秋の公園の風景」 1910~20年頃

作者はアルトゥール・バールト(Arthur Barth)。1878年生まれの
芸術家です。マイセン付属素描学校で学んだ後、1903年から
マイセンの絵付師として働き、後には独立して自身のアトリエを
構えます。彼はマイセンとその周辺の風景を愛し、風景画家と
して有名でした。

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写真2) 同上  マイセンのマーク(ボタン剣) 一級品

アンダーグレイズやオーバーグレイズで描かれた彼の風景画
シリーズは、マイセン・ユーゲント期の真骨頂ですが、48歳で彼
が亡くなると、もはや制作されなくなってしまいます。

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写真3) 同上 絵付けの詳細

紅葉の描写や水に映った影の表現は、とても美しい。何よりも
当時、この風景を題材に選んだ事自体が、素晴らしいと思います。
水彩画を基調としたようなこの描法は、それまでのマイセンの
風景絵付けにはなかった斬新なもので、四季折々の季節感を
強く意識したものです。本作の場所は特定できませんが、日本の
風景と言われてもおかしくないような普遍性のある作品ですね。

arthur barth
写真4)Arthur Barth 写真

本作の絵付けが彼自身の手になるものかどうかは、サインがない
ので分かりません。しかし、おそらく本人あるいは、その周辺のごく
限られたペインターの手になるものでしょう。こうした個性の強い
タッチを職人に伝えるのは至難の業ですから。
(独立後にマイセンに提供した作品には、サインが入ることがあり
ます)

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写真5) 自画像

Arthur Barth の発音ですが、今までは英語流に「アーサー・バー
ス」と表記していました。ただ、知り合いのドイツ人言わせると、「この
発音はないよ」とのことでしたので、ドイツ語風に「アルトゥール・バー
ルト」にしました。個人的には発音にはあまりこだわりません。分かり
易い発音でいいと思います。(例えば、ドイツ人にヘロルトと言っても、
全く通じませんが、日本ではこれで通っています。)固有名詞を日本
語表記するのは難しいですね。



アンティーク西洋陶磁器専門店 
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dresdner220 at 16:07|PermalinkComments(2)TrackBack(0) マイセン作品紹介 | ユーゲントシュティール
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