2013年09月

2013年09月29日

マイセンの柿右衛門写し 「梅に鶉」

以前、このブログのクイズが難しかったというご指摘を
頂きましたので、今回は簡単なクイズです。

マイセンといえば、日本の柿右衛門の影響を受けていることを
ご存知だと思います。マイセンのすごいところは、18世紀初頭
に写された柿右衛門文様を、現在でもずっと手描きで作り続け
ていることです。
有名なところでは、「黄獅子」「松竹梅」「飛犬」「蒲萄に栗鼠」
などたくさんありますが、今回紹介する「梅に鶉」は有名な割に
数が少ない希少な作品です。


さて、賞品のないクイズです。
下にあげた二枚の写真、双方ともマイセン製ですが、一枚は
1730~40年頃に作られたもの、もう一枚は1990年頃に制作さ
れたものです。どちらが18世紀、どちらが現代ものでしょう。
写真をよく見比べて考えてみて下さい。

s-2C8T1172









写真1)  マイセン 「梅に鶉」 プレート

s-2C8T1190









写真2) マイセン 「梅に鶉」 ソーサー

いかがですか、簡単でしょう。
答えが出たら、その根拠や違いなども考えておいてください。
今月も出展の仕事が多いので、少し時間を頂いてから答え
を発表します。



アンティーク西洋陶磁器専門店 
               アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
                 TEL-03-5717-3108
           ホームページはこちらです  http://archiv.jp/

dresdner220 at 22:28|PermalinkComments(1)TrackBack(0) マイセン作品紹介 | マイセン 柿右衛門

2013年09月10日

マイセン 自然主義様式の鳥の絵 

今回のブログは、お約束していた「マイセン 自然主義様式
の鳥の絵」を紹介します。

この作品は、1890年頃に制作されたオーバルプレートです。
約50×40cmという大きなサイズで、絵付けも素晴らしいので、
まるで絵画のような迫力があります。

s-2C8T1075







写真1)マイセン オーバルプレート 「鳥の絵付け」 1890年頃

枝上の野鳥が羽虫を狙って、今まさについばもうとしているところ
です。

s-2C8T1077










写真2) 同上  絵付けのアップ

野鳥の動きは元より、羽毛の柔らかさや背景の枝葉の奥行まで、
すでに陶磁器の装飾というカテゴリーは超えた芸術性の高さを
感じさせます。これだけの鳥の絵はなかなかありません。19世紀
のマイセンの絵付け師は本当にすごいと思います。

s-2C8T1079








写真3) マイセン 「二羽のゴシキヒワとアザミの花」
      26cm飾り皿   1980年頃

写真3)は東独時代1980年頃の自然主義の鳥絵です。細かい
筆が多く入った力作と思います。これもとても良い作品と自信を
もって断言できますが、19世紀の鳥絵と比較すると、やはり
線描表現が固いと思います。奥行や質感なども19世紀の表現
とはかなり異なっているように思います。

皆様はどちらがお好きでしょうか?


アンティーク西洋陶磁器専門店 
               アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
                 TEL-03-5717-3108
           ホームページはこちらです  http://archiv.jp/



dresdner220 at 16:54|PermalinkComments(2)TrackBack(0) マイセン作品紹介 | 自然主義様式の花絵
プロフィール

dresdner220

月別アーカイブ
記事検索