2014年01月

2014年01月27日

テーブルウェア・フェスティバル2014 出品作品 part 2

今回のブログも、テーブルウェアフェスティバル2014の
出品作品を紹介します。

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写真1) テーブルウェア・フェスティバル1014出品作品


20)マイセン 額装飾り皿 「自然主義様式の白バラ」 
   1900年頃 


21
)マイセン フィギュア 「ライオンと猟犬」 
   1860年頃


22)
 マイセン C&S 「名勝風景ネームドビュー ピルナ」 
   ピンク地 1870年頃 


23
)セーブル プレート 「単色画 天使と孔雀」 
  径
22cm 1825年頃  


24
〉マイセン 大皿 「自然主義様式の鳥の絵」
   5038cm 1890年頃 


25)
マイセン フィギュア 「輪になって踊る子供たち」 
   1860年頃  


26
)マイセン 飾り皿「名画シリーズ 
  ハガルとイシュマールの寓話」 径
24cm 1860年頃 


27
〉セーブル ダルジャニエール
  「アールヌーボーの釉薬の装飾」
 1890年頃  


28
〉マイセン ポプリポット 「神話図」両面に絵付 
   H30cm 1870年頃  


29
〉マイセン フィギュア「ヘンチェルの子供」現代 
  女の子 
犬と男の子 


30
〉ローゼンタール 額装陶板画 「犬の絵」 
   1930年頃 


31
〉マイセン 6人用コーヒーセット「アーモンドの樹」
   1990年頃 セット


32
R・コペンハーゲン ティーC&S「フローラダニカ」
   1990年頃 


33
KPMベルリン ティーC&S
  「ユーゲント文様 金彩エナメル彩」 1900年頃 


34
〉ニンフェンブルグ C&S 1970年頃
  「異国の鳥」
「紫のストライプ文」


35
R・コペンハーゲン キャンドルシェード 小物入れ 
  ビング&グレンダール レターセット「ヤドリギの文様」 


36
〉ラリック リキュールグラス6客セット「バンブー」 
   1925年頃 


37
〉マイセン 記念ビーカー「ヘロルトシノワズリー」
   1996年頃 黄 白 青



          サイズ、年代はおおよそのものです。


皆様お誘いあわせの上、どうぞご来場ください。会場にて
皆様にお会いできるのを、楽しみにしております。


アンティーク西洋陶磁器専門店 
               アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
                 TEL-03-5717-3108
           ホームページはこちらです  http://archiv.jp



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2014年01月26日

テーブルウェア・フェスティバル2014のお知らせ Part 1

今年も恒例のテーブルウェア・フェスティバル2014に出展
致します。

催事の詳細はこちらをご覧ください
http://www.tokyo-dome.co.jp/tableware/

このイベントに出品する作品をごく一部ですが、本ブログに
て紹介いたします。
尚、作品は全て一点ものです。売り切れの際はご容赦下さい。

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写真1) テーブルウェア・フェスティバル出品作品

01)マイセン 蓋付ミニC&S 
    「風景図」  
1860年頃 

02)マイセン ベース「ユーゲント文様 エナメル彩」
       H19cm
 1900年頃 希少 

03)マイセン プレート 「果物絵」 
    径
18cm 1900年頃  


04
)マイセン プレート「自然主義様式の花」1900
       25cm  19cm   


05
)マイセン ボウル アトリエ作品「クリスタルグレーズ」
     作家物 径
37cm 1990年頃


06
)セーブル C&S 「紺地金彩花絵」 
       1825年頃 


07
)マイセン 額装フィギュア
     「アラビアンナイト馬上の二人」
1990年頃 


08)
マイセン 水盤 「ライネケ狐」より 
     マックス・エッサー
作  H44cm 1925年頃           


09
)マイセン 6人用ティーセット「真夏の夜の夢」 
       1990年頃  


10
)マイセン オーバルプレート「アラビアンナイト絵画調」
     横
37cm 1985年頃 


11
)ニンフェンブルグ C&S 「ユーゲント文の花の絵」 
       1900年頃 1客に付き   


12
)ニンフェンブルグ フィギュア「ボルゾイ犬」 
     ケルナーのデザイン
1950年頃  


13)
 マイセン プレート「緑地プラチナ・ゴールドの花絵」
       1890年頃 径18,5cm 


14
R・コペンハーゲン フィギュア「パン」 
       H14cm 1960年頃 


15
)ニンフェンブルグ フィギュア 「コメディアデラルテ」
       1970年頃 


16
)マイセン フィギュア ベドガー炻器「いななく馬」
       H52cm  1990年頃  


17
R・コペンハーゲン ベース「干し鰈と海の風景」 
       H37cm 1980年頃 


18
)シェフィールド カトラリーセット
    「印刻装飾 白蝶貝ハンドル」箱付き 
1900年頃 


19
)マイセン 6人用デミタスセット「自然主義様式の花絵」 
       1990年頃 


Part 2に続きます。



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               アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
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2014年01月09日

クイズの解答です。 その3

引き続き、クイズの解答です。
今回は5)6)の解答ですが、特に5)は難問だったと思います。

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5)の正解はセーブルです。

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セーブルのSマークとHMのイニシャルが見えます。マークから
白磁(あるいはビスク)が造形されたのが、1929年ということが
わかります。

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またHMのイニシャルからデコレーターがMaurice Herbillonとい
こともわかります。年代にも矛盾はありません。セーブルはこの辺
のデータはきっちりしていますね。では原型をつくった芸術家は誰
でしょう。

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1932年頃にセーブルが発行したカタログの中に、同モデルを見つ
けました。E・Meriteが原型の作者であることが、このデータから分
かりました。また、作品に芸術家のサインが入っています。

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釉薬に滲んでよく見えませんが、間違いなく大文字でMERITE
と読めます。さらに本体にセーブルのマークが入っています。

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楕円の中にはMADE IN FRANCEとあります。また長方形
の中にはS1937DNと読めます。Sはセーブルに頭文字、年号
は最終的に作品として完成された年でしょう。さらにDNは素地
が「pate durenouvelle=新硬質磁器」であるとこを示します。

ちょっと見ると、まるで陶器のようにも見えます。恐らくイングレ
ーズの技法で彩飾されたものと推測しています。新磁器はカオ
リンの含有量が40%と少なく、硬質磁器よりも自由な彩飾が
可能です。当初セーブルは東洋の古陶磁器を模倣するため
この素地をに開発しました。20世紀に入ると、芸術家達はこう
した技術で新しい表現を始めます。本作もこの種の作品の一つ
です。



次に6)の解答です。

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正解は ヘレンド です。

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マイセンを代表する器型「ノイエル・アウシュニット」とまるで同型
です。しかし、よく見るとちょっと作りが甘いように感じます。
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左がマイセン、右が本作ヘレンドです。ハンドルの形状や特徴
である口縁の切れ込みも、ヘレンドは何となくゆるい作りです。

ヘレンドには「ロカイユ」や「オジール」などの有名なシェイプが
ありますが、実はこれもマイセンに源を発するものです。

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上の写真は1970代のヘレンドの公式カタログですが、このシェ
イプが掲載されています。ヘレンドでの名称は不明ですが、型番
が与えられています。日本にはほとんど入ってきていませんが、
こうしたシェイプも作られています。

本作は、ほとんど今出来のものと思います。装飾は手描きですが、
金彩は無く、絵付けもごくシンプルなものです。所謂「実用品・普及
品」としての位置付けなのでしょうが、手抜きと言えないこともなさ
そうです。現在ではマイセンでもスタイリッシュと称してこうした普及
品を作っていますが、職人の技術が失われていくようで、ちょっと
寂しい気がします。


クイズの解答は以上です。お楽しみ頂けたでしょうか。
お付き合い頂き、誠に有難うございました。



アンティーク西洋陶磁器専門店 
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2014年01月06日

クイズの解答です。

引き続き、クイズの解答です。
今回は 3)4) を解説いたします。

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3)の正解は マイセン です。1905年頃の作品です。
 一般には作者の名前をとり、「リーマーシュミットのサービス」と
呼ばれています。

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器型、装飾ともにリヒャルド・リーマーシュミットのデザインになる
ものです。リーマーシュミットはドイツのユーゲント時代を代表す
る芸術家です。ミュンヘン分離派に属し、1907年にはドイツ工作
連盟の設立メンバーになるなど、常に当時の第一線を歩んでい
ました。
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リヒャルド・リーマーシュミット(1868~1957)

マイセン窯はリーマーシュミットに新サービスの制作を依頼し、その
完成を非常に期待していました。
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写真 リーマーシュミットによるプレートの図案画 1903年頃

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しかし、出来上がったサービスの印象は意外なものでした。
リーマーシュミットは磁器の特性である冷たさや繊細さを
排し、むしろ民芸陶器ような温もりのある作品に仕上げた
のです。今までのマイセン磁器とはかけ離れた、まるでデル
フト陶器のような印象です。
これは古くからのマイセンの顧客には、受け入れられないもの
でした。やがて、ユーゲントシュティール様式の流行が急速に
縮小してゆくにつれ、マイセンの首脳部は、これら一連の作品
に失敗の評価を下すのです。

皆様にこの作品、どう評価なさいますか?




では4)の解答です。

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4)の正解は KPM ベルリン です。
このレターセットは1908年頃の作品です。

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これもドイツ、ユーゲント期の作品です。気がつくと、個人的な
好みに偏っていますね。お許し下さい。
デザインは器型、装飾ともにテオドール・シュムツ-バウディスです。
彼は、ドイツで単独の展覧会が開催されるほどの、デザイン界の
巨匠です。特にKPMベルリンにおける彼の活動は、磁器芸術の
歴史を語る上で、決して欠かすことのできない一ページでしょう。

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テオドール・ヘルマン・シュムツ=バウディス(1859~1942)

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上の写真は図録に掲載された文鎮ですが、本作品と同じものです。
ユーゲントらしい曲線や慎ましいバラの花、また赤のエナメル彩など
見所の多い作品です。また独特の形状や持ち手のくぼみなどにも、
バウディスらしさが伺えます。
ドイツにはバウディスに熱狂的なコレクターが存在しますが、ユーゲ
ント時代の作品は本当に良いですね。


近日中に、残りの5)6)の解答も発表いたします。
特に5)は難問と思います。
ヒントをひとつ。ドイツの窯ではありません。



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2014年01月05日

あけまして、おめでとうございます  クイズの解答です

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あけまして、おめでとうございます。
今年も何卒よろしくお願いいたします。



さて、年末にお出ししておりました、クイズの解答です。
メールや電話を頂いた方々、お待たせいたしました。
お正月の頭の体操のつもりでしたが、皆様のご熱心なご質問に、
頭の下がる思いでした。この場を借りて敬意を表させて頂きます。

ブログのクイズとはいえ、こうした事にはきちんと解答していき
たいと思っていますので、答は3回に分けさせて下さい。
今回は問題1)2)を解説いたします。


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1)の正解はローゼンタールです。 絵付けはプリントによるものです。

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1960年代に作られたスタジオラインの作品です。
ローゼンタールの2代目フィリップ・ローゼンタールⅡ世は、「現代
生活に用いられるテーブルウェアは、18世紀のイミテーションで
あるべきではない」という考えのもと、ローゼンタール社にスタジオ
ラインの部門を設立します。1961年のことです。
この部門は「食卓に芸術を」という理念からなり、新進気鋭の芸術
家たちが世界中から招聘されました。
本作はこうして作られた作品のひとつです。

器型をデザインしたのは、西ドイツのインダルトリアルデザイナー
「ハンス・テオ・バウマン」。 写真
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彼はガラス器や陶磁器は言うに及ばず、椅子や照明まで手がける
デザイナーです。本作は彼がローゼンタールのためにデザインした
食器セットで、そのシェイプは「ベルリン」と名付けられました。
バウマンは1924年生まれですので、この時37才でした。
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「ベルリン」シェイプの草案 1959年頃

この「ベルリン」シェイプは、ローゼンタールの主軸をなすラインに
据えられ、この器型に多くの芸術家が装飾を施しました。
その中のひとりが、「エミリオ・プッチ」というイタリアのファッション
デザイナーでした。写真
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プッチは1914年の生まれですので、1961年当時は47歳ということ
になります。すでにその大胆なプリント柄で名を成していたプッチは、
テーブルウェアにおいてもその才能をいかんなく発揮します。
本作のリズミカルな花柄装飾は、陶磁器に於けるプッチの代表作と
評価されており、アンティーク市場では「ピエモンテ」と呼ばれていま
す。この他にも、シェイプ「ベルリン」につけれらたプッチの装飾は、
当方の調査で、少なくとも7種類に及ぶ事が分かっています。
もちろん、その全てが現在では製造されておらず、愛好家の間では
コレクターズアイテムになっています。
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エミリオ・プッチ本人は1992年に亡くなりましたが、現在はルイヴィ
トングループの一員となり、日本でも非常に人気のあるブランドとして
健在です。

先にローゼンタールのマークの写真をあげましたが、ここにデザイ
ナーがバウマンとプッチであることが記されています。プッチに関して
は、プリントですが、サインまで入れられています。ただし、これらは
全ての製品に入っているわけではなく、ポットやベースなどの大作に
のみに入れられているようです。




次に2)の解答です。
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正解は ロイヤルコペンハーゲンです。

制作は1978年なので、本格的なアンティークではなく、ビンテージと
いうことになるでしょうか。作品名は「トリトン」。
装飾、器型ともデンマークの芸術家アージー・グリースのデザインに
なるものです。
s-2C8T1469














コペンの3本波のマークの上に彼のAGのイニシャルが入ってい
ます。アージー・グリース(1940年生まれ)はデンマーク女王のティ
アラをデザインをしたことで有名なデンマークデザイン界の巨匠です。
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彼は1970年代からロイヤルコペンハーゲン社で制作をはじめ、78
年に「トリトン」を発表します。「トリトン」とは神話に登場する海神で、
海の王様ポセイドンの息子です。海の波を操るほら貝のラッパは
トリトンを象徴する持ち物です。写真はほら貝とポットの蓋ですが、
このサービスの形状はほら貝やシャコ貝からインスピレーションを得
ている事がよくご理解頂けると思います。また、ポットの注ぎ口の下
には、ポセイドンの顔があしらわれている事にもご注目下さい。
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このサービスは、ロイヤルコペンハーゲンの新作として、発表前
から期待されていましたが、その制作に多くの手数を要すること
から、僅かな期間で製造中止になってしまいます。また、日本には
全く輸入されなかった事から現在では幻の作品としてアンティーク
市場で人気があります。発売当時はピンク系のカラーと白磁の2種
が出ていましたが、釉下彩の赤系の色は特に発色が難しかった言
います。近年、こうした個性のある作品が次々に消えていきますが、
効率や利益優先の世の中とはいえ、陶磁器好きにとっては本当に
寂しい事です。

引き続き、近日中に残りの解答も発表させて頂きます。


アンティーク西洋陶磁器専門店 
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