2014年07月

2014年07月31日

マイセン 訪独 part 5 マイセン アートキャンパス

今回は、マイセン・ビジターハウスの「マイセン アートキャンパス」
を紹介します。

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写真1) マイセン アートキャンパス

マイセン アートキャンパスは、マイセンの外部から芸術家を招聘
し、マイセン磁器を素材にして自由に創作してもらうという実験的
な試みです。マイセンではこうした試みは古くから行われています
が、有名なのはプファイファーの時代でしょう。当時の有名無名の
芸術家を採用し、マイセン磁器芸術に大きな影響を与えたのは、
マイセン磁器の愛好家なら既にご存知でしょう。

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写真2) アートキャンパスの展示

それまでのマイセン磁器とは全く異なり、現代アートを強く意識した
展示です。既にマイセン磁器という既存の枠は、大きく超越してし
まっているようです。アーティストやその作品については、マイセン
の公式HPにも大きく取り上げられています。

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写真3)アートキャンパスの特別展示

今回は特別展示として、中東の芸術家をクローズアップして
いました。「現代と伝統の間 中東からの最新アート」という
テーマが掲げられていました。いくつか紹介します。

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写真4) アートキャンパス 中東からの最新アート


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写真5) 同上

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写真6) 同上

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写真7) 同上

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写真8)「中東からの最新アート」の展示

全体の展示風景はこんな感じです。照明は暗く、作品にスポット
ライトが当たっています。個々の作品についてのコメントは、この
ブログでは控えますが、皆様はどのようにお考えになるでしょうか。

個人的にこうした試みは悪いとは思っていません。伝統あるマイ
センでも新しい試みは常に必要な事だと思っています。ユーゲント
やアール・デコ時代には大きな成果もあげていますし、20世紀の
5人の芸術家グループの新しい挑戦が無ければ、今のマイセンは
なかったでしょう。しかし、このアートキャンパスとこれらの試みには
大きな違いがあると思っています。
何か小難しいテーマになってしまいましたが、関心のある方とは
別の機会にゆっくりお話できればと思います。

最後にアートキャンパスと直接の関連はないのですが、マイセン
磁器の最新作を紹介します。

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写真9) マイセン磁器の最新作

アメリカの女性芸術家の最新作です。マイセンが最も力をいれている
作品らしく、美術館のメインホールに展示されていました。
皆様はどのようなご感想をお持ちでしょうか。


アンティーク西洋陶磁器専門店 
             アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
                 TEL-03-5717-3108
           ホームページはこちらです  http://archiv.jp



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2014年07月23日

マイセン 訪独 part 4

催事のため、ブログの更新が遅くなり、申し訳ございません。
マイセンのショップを紹介していますが、今回は磁器製品を
ご覧下さい。

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写真1) マイセン工場の磁器売り場 その1

前回紹介したジュエリーやスカーフの部屋を抜けると、この
売り場に入ることになります。

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写真2) 同上 その2

以前の売り場と違って、照明を落とし、スタイリッシュでモダン
なインテリアに大きく変わりました。

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写真3) 同上 その3

置いてある商品もインテリアに合わせてモダンなものが多く、
伝統や様式よりも、現代を強く意識した売り場作りになっている
と思います。

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写真4) 同上 その4

古くからのマイセンファンには、「これがマイセン?」と思わせる
ような製品群がディスプレイされています。


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写真5) 同上 その5

スタイリッシュでモダンな「マイセン」製品は、賛否の分かれる
ところでしょう。しかし、良い悪いは別にして、こうしたモダン
マイセンを現在の主流に据えようとする強い意思を実感し、
しばし立ち尽くしました。


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写真6) 同上 その6

マイセンではおなじみのシリーズ「波の戯れ」です。このコーナー
にはポピーの花絵付けのシリーズがディスプレイされていました。
全体的にシンプルな絵付けの製品が多いようです。

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写真7) 同上 その7 限定品のコーナー

最近のマイセンでは、製作数を限った限定品に力をいれています
が、このコーナーではこれらを展示しています。ただ、これらの
作品は、マイセンに慣れている人でも、ちょっと驚くほど高価です。
以前のマイセンでは、この辺りの作品は一般の生産ライン製品と
して扱われていました。大きなマーケティングの変化を実感します。


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写真8) 同上 その8 Bフォルム Xフォルムのコーナー

BフォルムやXフォルムのコーナーです。豪華絢爛で人気の高い
商品ですが、数はあまり多くないように感じました。

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写真9) 別室壁面の陶板画のコーナー

人気の陶板画も、別室にコーナーを設けて展示してあります。イン
テリアとしてマンションなどには合うのではないでしょうか。

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写真10) 二級品のコーナー

マイセンのマークにスクラッチの入った所謂「アウトレット」の
コーナーです。大体2割引きで売られています。ただ、数も
種類もそう多くないので、あまり魅力的な商品構成ではないと
感じました。やはりマイセンの本店なので、旗艦店としてあまり
二級品には力を入れていないのかもしれません。



いかがでしょう。少しでも現在のマイセンを伺うことが出来た
でしょうか?もちろん、今回の写真はごく一部で、この他にも
磁器はたくさん販売されています。ただ、この次の部屋では、
ドイツ語で恐らく「他のお客様に差し支えないよう、少し写真を
控えてくれ」というような事を言われてしまったので、これ以上
の撮影は遠慮しました。
(しかし、ショップ内は原則写真撮影自由です)
私のつたないブログでは、マイセンの大きな改革を到底伝え
きれません。是非、マイセンに足を運び、ご自分の目で確かめら
れる事をお勧めします。

次回は、マイセンアートキャンパスを紹介しようと思います。



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             アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
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2014年07月07日

マイセン 訪独 part 3

マイセン訪独 part 3 です。

マイセン・ゲストハウスの扉を入ると、すぐにカウンターがあり、
ここでチケットを購入します。チケットは美術館と実演工房のもの
で、ブティックやミュージアムショップで買い物をするだけの方は
不要です。価格は9ユーロです。

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写真1)マイセン美術館の入場券

マイセンハウス内はほとんど英語で大丈夫です。実演工房には
日本語のヘッドホン解説もあります。チケットを買う時、私が日本
人と分かったのでしょう、チケット裏面には「言語 日本語」と記載
されています。

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写真2)マイセン市観光優待券

入場券と一緒に、マイセン市にある観光地の優待券をくれます。
アルブレヒツブルグ城、ワイン・アドベンチャーワールド、市立
美術館がセットになっており、入場料に多少の割引があります。
写真では磁器工場は訪問済みという意味のスタンプが押されて
います。

カウンターのあるホールにはミュージアムショップがあり、絵葉書
や記念メダル、ファッション小物などが売られています。また、クロ
ークもこのホールにあるので、荷物のある人はここで預けてしまい
ましょう。磁器をゆっくり見るには荷物は邪魔です。

また、美術館、実演工房、ショップすべてで、写真撮影はOKです。
但し、2014年6月現在の時点ではという事で、将来的には禁止に
なるかも知れません。実は、過去に一度、写真撮影禁止になった
のですが、観光客の強い希望でこれが撤回されたという経緯があ
ります。また、他のお客様の邪魔になったり、私のような「マイセン
おたく」が熱心すぎて挙動不審になるとスタッフやガードマンに睨
まれます。また、以前は写真OKだったドレスデンの磁器蒐集館は、
全面的に撮影禁止ですので注意してください。

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写真3) マイセン ブティックへの入り口

以前このホールには、マイセン磁器の逸品が展示販売されてい
たのですが、今回は磁器がありません。

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写真4) ブティック入り口のショーケース

入り口のショーケースの中には写真たて、万年筆、スカーフ、ジュ
エリーが飾られています。

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写真5)ブティック

ここはブティックの一番始めの部屋なのですが、ここに今までのよう
な磁器製品はありません。正面に壁面にマイセンマークは見えます
が、ネクタイが飾られています。

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写真6)スカーフとネクタイの展示

入り口から右面には色とりどりのスカーフとネクタイの売り場です。

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写真7) ジュエリーの売り場

左面と中央は高級ジュエリーの売り場です。本当にマイセンに来
たのかと錯覚してしまいそうですが、これが現在のマイセンが一番
力をいれている製品と考えてよいと思います。最近ではオート
クチュールやバッグのコレクションも発表されており、マイセンの
この傾向はますます進んでいくことでしょう。

磁器はないの!?と驚かれる方もいらっしゃるでしょうが、安心?し
てください。次の部屋にはもちろん、最新の磁器製品が展示販売さ
れています。



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2014年07月03日

マイセン 訪独 part 2

今回のブログはマイセンの町と工場を紹介します。

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写真1)マイセンの旧市街への入り口

写真1)はマイセンのアルトシュタット橋から見た旧市街です。
この風景の右手にはアルブレヒツブルグ城があります。正面には
フラウエンキルヒ(聖母教会)の塔が見えます。塔の中央部には、
マイセン磁器でできたカリヨンがあるのが分かりますでしょうか。マイ
センの旧市街は、この磁器の音が時間ごとに鳴り響きます。金属の
鐘に比べてとてもかわいい音色です。
マイセンの工場はへ左手の道を進んで行きます。

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写真2)町外れのマイセン工場

マイセンの工場は町外れにあります。写真1)の橋からは、歩いて
20分くらいでしょうか。旧市街には約500棟の建物がありますが、
その98%が指定文化財になっています。しかし、その修復はなか
なか進まず、東独時代に荒廃したままの空家も多く見られます。
また、去年の洪水は町を大きく破壊し、その復旧もままならない状態
です。

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写真3) マイセン工場とマークの旗

町を出たところ、両側山に挟まれた渓谷にマイセン工場はあります。
緑が多く、環境的にもすばらしいところですが、すぐ隣にスーパーが
出来るなど、近代化の波は確実に押し寄せてきています。


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写真4)道路の表示板

道路の表示板にもマイセンのマークがあります。現地ではマイセン
というのは地名なので、単に工場とか工房(=マヌファクトゥー
ア)と呼びます。ここで工場といったらマイセン磁器製作所の事です。


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写真5)エントランスのマイセンマーク

工場の入り口付近のエントランスには、マイセンのマークの陶板が
あります。これは実際の古い磁器のマークから取ったもので、下手
なマークブックより詳しく、コレクターには参考になります。



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写真6) 工場のインフォメーション

インフォメーションは英語でも書いてあるので分かり易いですが、
一応訳しておきます。

マイセンハウス(旅行者のための、ゲストハウス)
実演工房
美術館
企画展示 マイセン アートキャンパス
マイセン販売 ブティック アウトレット ミュージアムショップ
カフェ マイセン
営業時間
月曜~日曜
午前9 時~午後6時  (5月1日~10月31日)
午前9時~ 午後5時 (11月1日~4月30日)
午前10時~午後4時 (12月31日~1月1日)
レストラン
午前11時開店
閉店日
12月24日 25日 26日(クリスマス休暇)

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写真7) マイセン ゲストハウス入り口

写真7)左下が入り口です。現代アートの壁画は、アートキャンパス
のアーチストのものです。以前は、アウグスト王やマイセンの伝統
的な文様をアレンジした壁画でした。この新しい壁画が出来た時に
は、マイセン市民も驚き賛否両論だったといいます。


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写真8) マイセン工場 旧入り口

因みにゲストハウスが出来る前の旧入り口はこちらでした。旧東
ドイツの雰囲気が残っていて、こぎれいでおしゃれな今の入り口より
好きでした。


次回のブログでは、いよいよマイセンハウスに入ってみましょう。


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