2014年09月

2014年09月30日

マイセン 自然主義様式の魚の絵

PCが不調だったため、しばらくブログとご無沙汰してし
しまいました。楽しみにして下さっている方には、申し訳
ございませんでした。

さて、秋も本番ですが、今日はマイセンの自然主義様式
の魚の絵付けを紹介します。

自然主義様式の絵付けは、19世紀後半からマイセンに
登場しますが、モチーフは花だけではありませんでした。
野菜や鳥、そして珍しいところでは魚をモチーフにした
絵付けも描かれました。

非常に叙情的に描かれており、これも広い意味での日本
趣味(ジャポニズム)と考えています。このような絵付けも
恐らく、自然主義様式の花絵付けを指導したブラウンズ
ドルフ教授によってもたらされたものと考えます。

今のマイセンではもはや出来ない、光を意識した柔らかで
繊細な筆致をご覧ください。

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写真1) 木船と鮒

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写真2)枝と鯰

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写真3)藁罠とドジョウ

いかがでしょう。
絵付けだけを見ていたら、とてもマイセンとは思えないの
ではないでしょうか。少なくとも王室向けのきらびやかな
マイセンとは大きく異なっていると思います。マイセンという
土地はエルベ川や池沼という水系に恵まれ、日常的に淡水
魚に親しんでいたのでしょう。特に鯰はよく食します。

これらの絵付けに日本的な情緒を強く感じるのは筆者だけ
でしょうか。日本の秋にふさわしいモチーフと思い、紹介しま
した。



アンティーク西洋陶磁器専門店 
             アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
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dresdner220 at 18:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0) マイセン作品紹介 | 自然主義様式の花絵
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