2014年10月

2014年10月31日

マイセン アルブレヒツブルグ城の夜景

マイセン、アルブレヒツブルグ城の夜景の写真です。

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写真1)マイセン アルブレヒツブルグ城の夜景

秋は日が落ちるのが早いので、夜景ファンにとっては嬉しい
季節です。
この写真は、新市街の駅への道から、エルベ川沿いに身を
乗り出して撮ったものです。ライトアップされたお城がエルベ
川の水面に映えて、とても美しい風景でした。


秋の夜長、ゆったりとお過ごしください。



アンティーク西洋陶磁器専門店 
             アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
                 TEL-03-5717-3108
           ホームページはこちらです  http://archiv.jp



dresdner220 at 22:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0) その他 | マイセン訪独

2014年10月20日

マイセン 狩猟の絵付け  ハンティングシーン

今回のブログは、マイセンの狩猟絵を紹介したいと思います。

狩猟は、ヨーロッパの王侯貴族にとって非常に重要な催事でした。
単に個人の趣味にとどまらず、客人をもてなす重要な演出であり、
獲物である鹿や猪の肉が豪華な宴席で振舞われました。
また、森の中での昼食は、いわば公開の宴会であり、取り巻いて
見る村人のために、旨みの凝縮したソースやパンをわざと残すの
が礼儀であったといいます。
狩猟は、現在の我々が考える以上にヨーロッパの人々の身体の
中に染み付いたものなのです。

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写真1)モーリッツブルグ城

写真1)はザクセン王の狩猟専用の城、モーリッツブルグ城です。
この地は豊かな自然が今でも残されており、古くから狩猟に適した
所でした。上の絵画は18世紀の半ばに描かれたものですが、当時
の狩猟がいかに大規模なものであったかがよく分かります。
この地の森や丘陵では獣の狩猟、湖水では水鳥の狩猟がさかんに
行われました。


そんな狩猟がマイセン磁器の絵付けモチーフにな取り上げられた
のも、ごく自然な成り行きだったでしょう。

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写真2)マイセン磁器に描かれた狩猟の絵付け

狩猟のモチーフはマイセンにおいて、18世紀半ば頃より盛んに絵付
けされました。18世紀の絵付け職人は、この分野における優れた
手本を求めました。ヨハン・エリアス・リーディンガーは狩猟絵の名手
として広く知られていました。リーディンガーの銅版画は、マイセンの
絵付けの手本としてうってつけのものでした。

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写真3)「狩猟」の銅版画 J・E・リーディンガー

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写真4)リーディンガー様式の狩の絵付け マイセン

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写真5)鹿と猟犬 J・E・リーディンガー

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写真6)マイセンの狩猟の絵付け 部分

マイセンに於ける「狩猟の絵」は、非常に格の高い絵付けとされ、
極限られたペインターのみに許された仕事になります。
この画法は所謂「古典画法」に分類されるもので、その様式に
は多くの決まりごとがあります。
例えば、人物の服装や靴、時には髪型まで、細部についての
考証が必要です。もちろん、馬や動物などの解剖学的な観点も
必要な事は言うまでもありません。しかし、この様式をマスターし
ている絵付師には、画面の構図やモチーフの構成などには大
きな自由が認められており、絵付師はここで個性を生かす事が
出来るのです。写真は実物の絵付けよりも相当拡大してありま
すが、それでも尚このクォリティーである事にご注目ください。


この古典画法の絵付けに対して、自然主義様式の狩猟の絵も
あります。こちらは、狩の場面というよりも、その獲物となる動物、
鳥などを直接的に描く事が多いようです。

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写真7)マイセン 「狩猟 猪の家族」 プレート 現代物

上の絵付けは、狩猟の獲物となる猪を描いたものですが、生態
や生育状況までが正確に絵付けされています。背景となる風景
も細かく描きこんでありますね。

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写真8) 同上 プレート

上の写真はプレートに周囲の窓に描かれた植物の絵付けです
が、見事な自然主義様式の絵付けです。これを見ただけでも、
相当レベルの高い絵付師に作品という事が分かります。
(自然主義の狩猟の作品は、お客様の I様にお借りしました。
有難うございました)
マイセンのこうした作品は、利益云々よりも、伝統の継承として
これからも長く作り続けて欲しいものと思っています。



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