2015年05月

2015年05月24日

マイセン 記念ペアC&S 

今回はマイセンのペア記念C&Sを紹介します。

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写真1) マイセン ぺア記念C&S

ごらんの通り、カップに風景画、ソーサーに人物のシルエットが
描かれた一対の作品です。一見すれば、何かの記念に作られた
作品と想像がつきますが、マイセンの剣マークの他には何の書き
込みもないので、どういった云われでこの作品が作られたのかは、
推理するしかありません。

まず、マークや絵付けなどから、制作年代は1850~60年頃と推定
しました。男女のシルエットから見ると、やはり結婚とか結婚記念を
祝した作品と考えるのが自然でしょう。しかし、王室や高級貴族など
でしたら紋章やカリグラフィーが入るとか、カップの装飾ももっと豪華
になってもよさそうです。そこで、マイセンを地盤とする地方の名士位
の結婚ではないでしょうか。但し、名士や下級貴族といっても、マイ
センに記念品をオーダーできるくらいですから、相当な力をもった
家系だったと思います。

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写真2)テラスからお城を望む風景


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写真3)館と馬車のある風景

筆者はマイセンの町をずいぶん歩いています。マイセンのアル
ブレヒツブルグ城の角度から、絵付けの場所のおおよその位地が
推定できます。この絵付けの場所は、マイセンの町の旧市街、
エルベ川の橋を渡った小高い丘の上から見た風景でしょう。

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写真4) 1910年頃の同風景

写真を比較すると分かりますが、丘の上には当事大きな館が
あり、テラスのようなものも見えます。写真3)のテラスはこの館の
一部であることは充分に考えられます。また、お城の尖塔の形状
が異なるのは、1908年に教会の二つの尖塔ができたからです。

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写真5) 1910年頃の館の風景 マイセン市

写真5)は、やはりマイセンの新市街にあるお屋敷の写真です。
1910年頃の写真ですが、この頃にはこの建物は学校として使用
されていたようです。写真3)の館とよく似ていますので、同じ建物
の可能性もありです。(但し、現在ではこの学校もなくなっています)
きっと昔の貴族の館が学校になったのでしょう。

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写真6)門から出る馬車 1910年頃  マイセン市

写真3)には馬車か描かれていますが、同じような写真もありました。
この写真が一対のC&Sに直接関係があるかどうかはもちろん
分かりませんが、この記念カップ&ソーサーが作られた当事に思い
を馳せると、とてもロマンを感じます。
アンティークって、本当に良いですね。



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dresdner220 at 16:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0) マイセン作品紹介 | 作品紹介
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