2015年07月

2015年07月12日

宝塚アンティークフェア 

今回のブログは宝塚アンティークフェアのお知らせです。
関西のお客様にはすっかりおなじみになりました。

今回も当店が厳選した素晴らしい作品を持って行きます
ので、是非ご期待下さい。

以下、そのほんの一部を紹介致します。

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写真1) 宝塚アンティークフェア 出品作品の一部

写真左上より

)Rクラウンダービー エリザベスC&S「ジャパン」 20世紀半

2)Rコペンハーゲン 「フローラダニカ」C&S 20世紀半

3)セーブル C&S 「クラウデッドブルー」 1894年頃

4)マイセン 陶板画 「ホワイトエナメルの花」 1990年頃

5)マイセン フィギュア「手紙を読む貴族」 1880年頃

6)ローゼンタール フィギュア「振り向く猫」 1950年頃

7)マイセン フィギュア「ヘンチェルの子供 猫と少女」20世紀半

8)マイセン フィギュア 「パゴダ」 中型 20世紀半

9)マイセン 6人用コーヒーセット「赤紫単色花絵」 20世紀半

10
)ヘレンド もカセット「セーブル風散らし小薔薇」20世紀半

11)
マイセン C&S 「港湾風景図」 1740年頃

12)
ヘレンド デミタスC&S「北京の孔雀」 1940年頃

13
)マイセン ビーカー「単色画風景図」 限定品 

14)
マイセン C&S [マイセンフラワー] 1890年頃

15)
マイセン プレート各種「自然主義の花絵」 20世紀半


 *全て一点物です。売り切れの際はご容赦ください。



宝塚アンティークフェアの詳細はこちらをご覧ください。

http://www.hankyu-hotel.com/hotel/takarazukah/event/kxuYXU86RI/index.html

会場にて皆様にお目にかかれるのを、心より楽しみに
しております。



アンティーク西洋陶磁器専門店 
               アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
                        tel 03-5717-3108
           ホームページはこちらです  http://archiv.jp/


dresdner220 at 12:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0) イベント 催事 | 作品紹介

2015年07月07日

今日は七夕 マイセンの星座の装飾? プラチナアニマル プラチナコバルト

今日は7月7日の七夕です。
残念ながら、東京では厚い雲に覆われて星を見る事はできなそうで
すが、マイセンには「星座の装飾」と言われている作品があります。

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写真1) マイセン 「プラチナアニマル」のケーキ皿

イングレーズの青でむらのある雲のような地を作り、その上に
プラチナの絵の具で動物の絵を点描で絵付けした装飾です。
日本では、「プラチナコバルト」という名で呼ばれていますが、
これは技術的な名称であり、動物のモチーフには言及されて
いません。

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写真2) 同上

マイセン側の正式な名称は、1998年に復刻された際に、「プラ
チナの動物」とされました。この装飾のオリジナルは1970年に
ライプチヒの春のメッセで発表されました。
この時には、「プラチナの動物」「銀の動物」「ファンタジーのプラ
チナ動物」「青い背景にプラチナの動物」などと呼ばれていました。

ところが、マイセンファンの間では「星座の装飾」とか「星座の動
物」などと呼ばれ、現在でもこれが結構普及しています。
しかし、マイセンの正式名称では、オリジナル版、復刻版と共に、
星座のついての言及は全くありません。

では、星座に因む名称は全くの間違いなのでしょうか。

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写真3) 1980年頃のルディ・シュトッレ 故人 

マイセンの公式な資料では、この装飾はハインツ・ヴェルナー
とルディ・シュトッレの共作とされています。しかし、この絵付けの
アイデアの主導権はシュトッレにあったようで、同資料ではヴェル
ナーの描いた動物を、最終的に点描に仕上げたのがシュトッレで
あるとされています。

これには、粘り気が強く伸びにくいプラチナ絵の具で動物を描く
ため、グラフィック的な表現が得意であったシュトッレに、ヴェルナ
ーが協力を求めたという経緯があります。

さらに、まるで宇宙空間のようなムラのあるコバルトブルーの地色
も、シュトッレ自身のアイデアとされています。

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写真4) 宇宙を主題にしたグラフィック作品 シュトッレ作 

シュトッレは宇宙や天文学に造形が深く、科学者的な眼を持って
いました。また、CGを先取りするようなグラフィック的な表現を
得意とする芸術家でもありました。
コバルトブルー地のプラチナの点描表現に、星座や銀河をイメー
ジしたとしても何の不思議もありません。個人的には、むしろ納得
のゆくシュトッレの芸術表現と思います。


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写真5) 1979年に作られたウニカート  シュトッレ作

実際に同じような技法で、宇宙や星をモチーフにしたウニカート
を作っています。シュトッレはこの技法が気に入っていたようで、
1989年にも大型のベースのウニカートを作っています。


七夕伝説の彦星は牛飼いですね。牽牛星アルタイルは織姫星
ベガと天の川を挟んで対峙しています。夏には良く見えますので、
天気のいい夜には是非空を見てみて下さい。


また星座(黄道十二星座)の中には、おうし座もありますね。

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写真6) おうし座 

おうし座は、アルデバランという一等星、またM45というプレアデス
星団(日本名すばる)を有する大きな星座です。残念ながら夏の観測
は難しく、秋から冬にかけてよく見える星座です。


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写真7)プラチナの動物の絵付け  部分 


シュトッレがこの装飾を創造するに当たり、実際に星座を意識して
いたかどうかは、彼が故人となってしまった今、確認しようもありま
せん。しかし、マイセンのこんな装飾を手にしながら、星座に思いを
馳せるのも七夕の夜にふさわしいのではないでしょうか。



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dresdner220 at 17:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0) マイセン作品紹介 | マイセンの芸術家

2015年07月03日

ほおずき 食用ホオズキ マイセンの自然主義様式の絵付け

7月に入りました。7月9日(木)10日(金)は、浅草浅草寺の
ほおずき市ですが、これを境に本格的な夏の始まりとされます。
という訳で、今回のブログはマイセンのほおずきの絵付けを紹介
致します。

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写真1) マイセン 「ホオズキ 自然主義様式の絵付け」


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写真2) ほおずき市 浅草寺


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写真3) マイセン プレート 1890年頃

日本ではほおずきは愛でるものと思っていましたが、最近では
食用のホオズキをスーパーなどで見かけます。私が子供の頃
はホオズキは苦いというイメージでしたが、食用ホオズキを食べ
てみると、これが甘くて美味しいのです。初めて食べた時には
本当にびっくりしました。

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写真4) 食用ホオズキ

ホオズキはヨーロッパでは古くから食されていたらしく、マイセンの
野菜の絵付けのシリーズ中にホオズキがあります。英語では
グースベリーと呼ばれ、ベリーの仲間とされていたようです。
見た目はフルーツトマトにも似ていますね。

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写真5)マイセン ホオズキの絵付け 

とても珍しい絵付けなので、思い切りクローズアップしてみました。
このブログは磁器絵付け関係の方もたくさんご覧になっているよう
なので、どうぞ参考になさって下さい。

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写真6) 同上

19世紀独特に柔らかなタッチで、自然主義様式のホオズキが見事
に描かれています。ベリーと一緒に描かれているのも、ホオズキを
ベリーの一種と考えていたからなのでしょう。

自然主義様式の絵付けは昆虫と一緒に描かれる事が多いの
ですが、本作もその例にもれず虫たちが描かれています。


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写真7) 昆虫 蚊の絵付け


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写真8) 昆虫 テントウムシ

モチーフが蚊やテントウムシというのは珍しいですね。やはり
夏という季節を意識したものなのでしょうか。

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写真9) 同上

やはり、この時代の自然主義様式の絵付けは格別です。



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dresdner220 at 17:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0) マイセン作品紹介 | 自然主義様式の花絵
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