2015年08月

2015年08月25日

マイセナーマニュスクリプト Vol.19 等身大の孔雀の完成まで

前回に引き続き、マイセナーマニュスクリプトVol.19の
紹介です。

19号も前回の号に引き続き、生誕300年を記念した
ケンドラーの特集です。本来なら、前18号と一冊になっ
てもよいと思える内容です。

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写真1)マイセナーマニュスクリプトVol. 19

ケンドラー最大の傑作である等身大の動物像から「孔雀」
を取り上げ、このフィギュアのできるまでを写真入で詳しく
解説しています。

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写真2)ケンドラーの孔雀の製作過程

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写真3) 同上

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写真4) 同上

マイセンのフィギュアがどのようにして出来上がっていくか
をかなり詳しくたどってゆく事ができます。特にこのような
巨大にフィギュアは、たくさんのパーツから成り立っている
ことがよくわかります。またこれを成型して焼成し、作品と
して完成させるのは、並大抵の事ではないとよく理解でき
ます。

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写真5)巻末の作品リスト

巻末のリストには、この号で取り上げられた作品のデータ
が記されていますが、愛好家にはこのような配慮は嬉しい
ものです。

いよいよマイセナーマニュスクリプトは次号Vol.20をもって
完結します。その後、何故かVol.11が復刊されるのですが、
これらについては、またこのブログでご案内したいと思います。


書名   Meissener Manuskripte 19
      「Einen Pfau in Lebens Grosse Modelliret ・・・・」
発行      マイセン磁器制作所
編著者      Uwe Beyer
発行年    2006年    
         2500部限定 61ページ

*現在の入手は難しいようです




アンティーク西洋陶磁器専門店 
               アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
                 TEL-03-5717-3108
           ホームページはこちらです  http://archiv.jp/



dresdner220 at 13:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 書籍紹介 マイセナー・マニュスクリプト | 書籍紹介

2015年08月24日

マイセナーマニュスクリプト Vol.18   フォルムの完成 

マイセナーマニュスクリプトの紹介は、本当に久しぶりです。
前回の紹介は2012年の8月ですから、3年ぶりという事に
なります。

前号Vol.17の発行が2003年でした。その後ずっと発行
されることなく、もう刊行終了かと思われていたのですが、
2006年、ケンドラー生誕300年に合わせて、18号が発刊
されました。突如という感じで、ちょっと驚きました。

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写真1) マイセナーマニュスクリプト 18号表紙

この号は文字通り、ケンドラーの功績を讃える特集が組ま
れており、マイセンのフィギュアに関心のある方には、うれ
しい内容です。

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写真2)ケンドラー直筆の書

ケンドラーが王にあてた直筆に書なども掲載されています。
美しい正確な文字で、ケンドラーの人柄がしのばれます。



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写真3) スワンサービス

スワンサービスは、間違いなく、ケンドラーの傑作の一つ
でしょう。「水」をテーマに過剰とも思えるくらいの装飾が
なされています。当事のマイセンの総合芸術といった
ところでしょうか。

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写真4)アウグスト3世に頭部像

馬に乗ったアウグスト王の等身大の磁器像を完成させる
ことがケンドラーの夢でした。しかし、そのあまりの巨大
さに、頭部像しか完成させられなかったといいます。完成
形の縮小版が、ツヴィンガー城の磁器蒐集館に展示されて
いますが、それでも、見上げるほどの大きさです。
もし、これが完成されていれば、どれ程の迫力だったでしょう。

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写真5) ケンドラーのシルエット

偉大なケンドラーはどのような顔だったか。実は全く資料が
ありません。芸術家はよく自画像をのこしますが、ケンドラー
に関しては、磁器像はもちろん絵画もありません。このシル
エットだけが、唯一ケンドラーの容姿をしのぶ資料です。

ケンドラー生誕300年の年、突然発行されたマイセナー
マニュスクリプト18は、なかなか内容の濃いものでしたが、
この続編19号が同じ年に発行されます。
これは、次回のブログで紹介します。


書名   Meissener Manuskripte 18
      「FORM vollendet 」
発行      マイセン磁器制作所
編著者      Peter Braun
発行年    2006年    
         2500部限定 61ページ

*現在の入手は難しいようです




アンティーク西洋陶磁器専門店 
               アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
                 TEL-03-5717-3108
           ホームページはこちらです  http://archiv.jp/



dresdner220 at 18:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 書籍紹介 マイセナー・マニュスクリプト | 書籍紹介

2015年08月06日

暑中お見舞い   マイセン 水盤 「フェアリーと水の精」

暑い日が続きます。
暑中お見舞い申し上げます。

今回、紹介するマイセンの作品は、少しでも涼しげな雰囲気
と思い、マイセンのフィギュア「フェアリーと水の精」を選びま
した。

デザイナーはパウル・ヘルミッヒとされていますが、文献に
よってはコンラッド・ヘンチェルとも記されています。
このフィギュアが完成されたのはユーゲント初期の1898年、
この頃コンラッドは26才、マイセンの職人としてはまだ若手
です。恐らく、ヘルミッヒを手伝いながらこのフィギュアを作っ
た「共作」と見るのが妥当と思います。

これらの一連のフィギュアは現在のマイセンでは復刻されて
おらず、完成度、希少性ともに高いもので、アンティーク市場
でも大変高額で取引されています。


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写真1) マイセン フィギュア 水盤「水の精とフェアリー」

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写真2) 同上

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写真3) 同上

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写真4) 同上

少しでも、涼感をお届けできれば幸いです。
暑さを乗り切っていきましょう。




アンティーク西洋陶磁器専門店 
               アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
                        tel 03-5717-3108
           ホームページはこちらです  http://archiv.jp/




dresdner220 at 14:26|PermalinkComments(1)TrackBack(0) マイセン作品紹介 | ユーゲントシュティール
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