2016年11月

2016年11月27日

今年もシュトレンの頃  アドベントとクリスマス

今日はアドベント=降臨祭です。
ドイツでは、今日から本格的なクリスマスシーズンに入りますね。


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写真1) クリスマスシュトレンとアドベント

特に子供達はアドベントカレンターをめくりながら、12月24日の
クリスマスを一日一日心待ちにします。ボックス形のカレンダー
の中にはキャンデーやクッキーなどのお菓子が入っています。


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写真2) 今年のドレスナー・シュトレン 

毎年、クリスマスにアンティーク アーカイヴにいらして下さった方
はすでによくご存知と思いますが、今年もドレスデンで一番と言わ
れるシュトレンが到着しました。小さなお店なので、現地の人だけ
ですぐに売切れてしまいます。


そして、アドベント、シュトレンとくれば、グリューワインですね。

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写真3)グリューワインとクリスマスマグ

グリューワインは、赤ワインに蜂蜜や香料を入れた甘いワインです。
ドイツの寒い冬に温めて飲むワインで、最近では日本でも色々な
ところで目にするようになりました。



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写真4) マイセンのクリスマスマーケット

ドイツの各地で開かれるクリスマスマーケットでは、グリューワインが
専用のマグで売られています。グリューワインの価格にはこのマグの
保証金が含まれていて、マグを戻すとその代金が返却される仕組み
です。マグが欲しい人はそのまま持ち帰ってもOKです。
写真3)はマイセン市のクリスマスマーケットのマグですが、これを集
めているコレクターもたくさん存在します。



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写真5) マイセンワイン 有田・マイセン姉妹都市提携35周年記念

今年はマイセンのワインも手に入れました。ワイン専門家に尋ねて
も、マイセンワインはほとんどドイツで消費され、輸入はないのでは
ないかとのことでしたが、妻が有田・マイセン姉妹都市提携35周年
の記念ワインを見つけてくれました。



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写真6) マイセン市のワイナリー シュロス・プロシュヴィッツ

このワインはマイセン市にあるシュロス・プロシュヴィッツのものです。
エルベ川の傾斜地はブドウ畑に適しており、マイセン市ではワイン祭
が毎年開催されるほど有名です。



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写真7) ブドウ畑から見たアルブレヒツブルグ城

マイセン産のワインはほとんどが白ワインで、完熟前の若いリンゴ
の風味がするそうです。まだ試飲していませんんが、どんな味だか
楽しみにしています。



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写真8) マイセン市の空撮写真

写真8)の真ん中を横切るのがエルベ川です。
青の△印がアルブレヒツブルグ城、赤△印がワイナリーの場所
です。その周辺に大きなブドウ畑が広がっているのがお分かり
頂けると思います。


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写真9) マイセン クリスマスマーケットの夜

12月には恒例の「アンティーク アーカイヴのクリスマス」の開催
を予定しております。ご紹介したシュトレンやマイセンワインで
おもてなし致しますので、どうぞご来店下さい。
(クリスマス催事の予定は、後日お知らせいたします。)



アンティーク西洋陶磁器専門店 
アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
     TEL-03-5717-3108
 ホームページはこちらです  
http://archiv.jp/








dresdner220 at 16:52|PermalinkComments(1)TrackBack(0) イベント 催事 | その他

2016年11月26日

書籍紹介 陶磁の道 三上次男

前回のブログから、だいぶ時間があいてしまいましたが、
今回も思い出深い書籍を紹介します。

「陶磁の道」 ー東西文明の接点をたずねてー 
     三上次男  岩波新書  1969年

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写真1) 「陶磁の道」 三上次男 1969年

今でこそ、西洋陶磁器と日本・東洋の関係は活発に語られて
いますが、本書はその原点と言えるでしょう。
直接、マイセンやセーブルに言及しているわけではありませんが、
東洋の陶磁器がアラブや東南アジアの各地に、その足跡を残し
ている様子がリアルに描写されています。

私が陶磁器に興味を持ち色々と文献を当たっている’75年当時、
本書の存在を知りました。しかし、既に絶版になっており、岩波
書店に問い合わせても、在庫なしとの事でした。

神田神保町の古本屋街を訪ね歩き、数年がかりで本書にめぐり
会えた時は、嬉しさで飛び上がらんばかりでした。価格は150円
でした。コンピューターが発達した現在、こうした感動はもはや
過去のものなのでしょう。
しかし、私がアンティークを仕事にしているのも、案外こんなところ
が原点になっているのかもしれません。


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写真2) 同書  奥付

もう一つ、本書が私に大きな影響を与えた箇所があります。
これは、本書の本文ではなく、あとがきにありました。
そのまま引用します。

「わたしが中央アジアや西アジアの歴史や考古学に深い関心
をもったのは、すでに四十数年前の旧制高等学校いらいのこと
で、大学の学生のときには、それを生涯の仕事にしようと決め
ていた。」

著者は大学生の時に、生涯をかけてやるべき仕事を見つけて
いたのです。本書を読み終えて、あとがきでこの一文に接した時、
趣味であっても仕事であっても、陶磁器は一生かけて追求してい
く価値のあるものでなないかという漠然とした気持ちが芽生えて
いました。

その後、三上先生は東独時代のマイセン窯を何度も訪れ、マイ
セン磁器と日本の関係についても多くの論説を残されています。


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写真3) 陶芸の美  京都書院 1984年



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写真4)マイセン窯 陶画二人展 資生堂ギャラリー 1985年 



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写真5)マイセン磁器 美術出版社  1990年

三上先生は1987年に亡くなりますが、1990年に出版された書籍
「マイセン磁器」 国立マイセン磁器公団史料編纂室 美術出版社 
においてその監修に関わり、同書の論説が実質的な遺稿になりま
した。

今となっては、どれも思い出深い論説です。


三上 次男(みかみ つぎお)  東京大学教授
1907年(明治40年)3月31日 - 1987年(昭和62年)6月6日)

「陶磁の道」で、1969年に毎日出版文化賞(第23回)
東西交流の研究(海のシルクロード)での、新しい研究分野
「陶磁貿易史」を開拓した。




アンティーク西洋陶磁器専門店 
アンティーク アーカイヴ  東京 二子玉川
     TEL-03-5717-3108
 ホームページはこちらです  
http://archiv.jp/








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