2011年05月10日

「マイセン磁器の300年」展  私的見所 part5

東京プリンスホテル「ザ・美術骨董ショー」ではたくさんの
お客様にお会いできました。この場を借りて、心より
御礼申し上げます。また、ゆっくりとお話できなかったお客様
にはお詫びを申し上げたいと思います。
催事中からひいた風邪をすっかりこじらせてしまい、未だに
咳に悩まされています。ブログの更新も遅くなり、本当に
申し訳ございませんでした。

さて、4月21日のブログでお出しした問題の解答です。
[答]
神話図のベースの裏には、金彩一色で絵付けされたイヌイバラ
の花枝が見事に描かれていました。

撮影禁止だったのでここで紹介できないのが残念ですが、素晴
らしい絵付けでした。普通はプラチナ彩と金彩が組み合わされて
描かれるのですが、この作品では金彩の単色でした。

プラチナ・ゴールドの花絵付けを知らない方のために、写真で
一例を挙げておきますね。
s-2C8T6162
写真1)プラチナ・ゴールドの花絵付け イヌイバラの花

絵付けの技術については、HPにありますので参照してみて下さい。
http://www.archiv.jp/meissen/mplate.html
この装飾は19世紀後半には大変い高度なテクニックであり、また
ステータスの高いものでした。故に万博出品の作品や高価な作品
にもプラチナ・ゴールドの花絵が用いられました。

s-2C8T5979
写真2)パテ・シュール・パテのベース  図録より

上の写真も「マイセン磁器の300年展」に出品された作品ですが、
これにもプラチナ・ゴールドの花絵が描いてあります。
パテの装飾があまりに素晴らしすぎて、見逃した方もいらっしゃるの
ではないでしょうか?

s-2C8T6163
写真3)上の作品のアップ 

写真3)でプラチナ・ゴールドの花絵がご確認頂けるでしょうか?
あまり良く見えないかもしれませんが、当店在庫の作品でも同じ
装飾がみられますので、写真を示しておきます。

s-2C8T6160
写真4) 当店在庫の作品より 

以上のように、プラチナ・ゴールドの花絵は当時の高級品に
ふさわしい特別の装飾だったのです。


では次のブログも問題にしてしまいましょう。
s-2C8T6164
写真5)アラビアンナイトの大花瓶

アラビアンナイトの大花瓶は正に20世紀マイセンの傑作です。
この作品の裏側にはこれを作った芸術家のサインが入っている
のですが、誰のサインが描かれているでしょうか?

これは現代マイセンのオタクにはメジャーな問題ですので、ちょっと
簡単かな。分かった人はコメントください。

解答は次回に。


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dresdner220 at 17:32│Comments(2)TrackBack(0) イベント 催事 

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この記事へのコメント

1. Posted by K   2011年05月11日 22:43
風邪をひかれていたとのこと。なかなか治りが悪いようですが、埼玉のフェアまでにゆっくり治してくださいね。
前回の問題の答えは聞いても、まだピンとこないです。一生懸命見たつもりが、けっこう抜けているんですね。
今回の問題は、私の興味対象外ですが、ハインツ・ヴェルナー氏以外ありえない!ということでお願いします。
2. Posted by 冷やかし客   2011年05月12日 19:24
いやいや、私は②ペーター・シュトラング氏と踏んでいます
3択あたりが適当ではないかと、
残りは、、、、

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