ローゼンタール

2012年06月24日

ローゼンタールのガラス パピュルス             パピルス Papyrus

梅雨が続き、東京はちょっと蒸してきました。
今日は涼しげなローゼンタールのグラスを紹介します。
本当に美しい作品で、個人的にも昔から大好きなグラスです。

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写真1) ローゼンタール パピュルス

1960年代から始った所謂「スタジオライン」の作品です。
新しい芸術家を登用し、時代に即した製品を作っていこう
とするローゼンタールの姿勢が、よく表れた作品と思います。

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写真2) 同上

1970~80年代にかけて、ローゼンタールは、高島屋が正規輸入
代理店となり、デパート内のインショップで大々的に紹介され
ていました。パピュルスのグラスシリーズは高級ラインで、とても
人気がありました。

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写真3)ローゼンタールのロゴマーク

パピュルスの作者はミカエル・ボェーム、1944年生まれのドイツ人
です。カッセルの造形美術専門学校出身で、当時新進気鋭の芸術家
でした。ガラスの造形に対して、深い知識と技術を有していたといい
ます。

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写真4)ミカエル・ボェーム  Michael Boehm 1944年生 ドイツ 

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写真5) Glasform Papyrus  

パピュルスは全て手作業で作られます。グラス部分は口吹きです。
この下部分に、グリーンのガラスを一滴乗せ、糸の様に長い足を
引っ張って作ります。サイズや形を守るためには、熟練の技術が
必要とされ、量産は出来なかったと言います。

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写真6)実験工房でテスト中のボェーム

こうした手のかかる作品は、今後ますます少なくなっていくでしょう。
もちろん、パピュルスのシリーズは今では作られていません。
アンティーク市場の中で、これらローゼンタールのスタジオラインは
重要な位置を占めるのではないでしょうか。


アンティーク西洋陶磁器専門店 
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dresdner220 at 18:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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