バッド・サンタ

  • author: driftingclouds
  • 2004年12月25日

ウィリー(ビリー・ボブ・ソーントン)はアル中で女好きで子供が大嫌い。
そんな彼の職業?はサンタクロースとなってショッピングセンターに入り込み、クリスマスの売り上げをそっくりいただく泥棒だった。
今年もとあるショッピングモールにやって来たウィリーと相棒の“小さい人”マーカス(トニー・コックス)だが、デブでいじめられっ子のキッド(ブレット・ケリー)という少年が、ウィリーが本物のサンタだと思い込んでつきまとうことから少々おかしな具合に…

子供たちの相手をする間にも酒瓶を手放さず、四文字言葉を連発し、失禁し、休憩時間中には更衣室でア○ル・ファ○クに及ぶという、ビリー・ボブ演じるサンタは史上最悪と言っていい。
父親は横領の罪で刑務所におり、ボケ気味のおばあちゃん(クロリス・リーチマン)と寂しく暮らしていて、友達もなく「Looser(負け犬)」と呼ばれているキッド(この子が、またイイ具合に可愛くないんだ)の家に転がり込むことになったウィリー。
バーで知り合ったサンタフェチのスー(ローレン・グレアム)を連れ込んだり。父親の高級車を乗り回したりやりたい放題である。
しかし、そんな最低男の上にもクリスマスの奇跡は訪れる。

一緒に暮らしているうちに、自分の子供時代を彷彿とさせるキッドのことが気になり始めるウィリー。
いじめっ子に対抗すべくボクシングを教えてみたり、それが不調に終わると自らいじめっ子をぶっ飛ばして「いいことをするって、気持ちがいいもんだ」(こらこら)なんてのたまってみたりするわけだが、しかしながらウィリーは「クリスマス・キャロル」のスクルージのように、いい人になったりするわけではない。
「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラックがそうだったように、主人公は何一つ学んだり成長したりすることなく、それでいて結果的には勝利を収める。
信じるものにも信じないものの上にも、等しく恩恵は降り注ぐ、それでこそクリスマスってもんじゃないのかね?
みんながいつもよりちょっとばかり優しい気分になるというこの季節、一番それを必要とするものの上に風変わりな奇跡を起こしてみせたテリー・ツワイコフに乾杯。
そして、世界中のありとあらゆる宗教を信じる(あるいは信じない)様々な人々の上に(あなたの信じる)神(もしくは何か)の恩恵がありますように。
Merry X’mas

P.S.本作は先頃亡くなったジョン・リッター(モールのマネージャー役)の遺作でもあり、この作品は彼に捧げられている。

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