君に読む物語

  • author: driftingclouds
  • 2005年02月20日

なんかね、配給会社は「君読む」とか呼んで欲しいらしいですよ。
私はずえ〜〜〜〜〜〜〜〜ったい!呼びませんけどね!ふん!

わたくし、基本的に恋愛映画というやつが苦手で、実際観に行く事も少ないんですけど、なにしろジーナ・ローランズが出ていて息子のニックが監督なんで。

お金持ちのお嬢さんと労働者階級の青年の恋、というお話には何の新しさもないわけですが、この映画ではその物語を介護ホームである老人が、痴呆であるらしい老女に語って聞かせるという二重構造をとっています。
途中でたいがいの人が気づくとおり、その物語は実は二人の過去であり、痴呆によって記憶をなくしてしまった妻へ向けて、夫が何度も同じ物語を読み聞かせているというわけです。

とにかく、二人の老いた姿を演じたジーナ・ローランズとジェームズ・ガーナーが素晴らしくて…
若い二人の恋愛は少々の紆余曲折を経ながら、皆の望む通りの結末を迎えますが、人生というものはその先も何十年と続くわけです。
そしてこの映画は「二人はいつまでも幸せに暮らしました…」の、更にその先を描くものであり、語られた物語の後に二人が育んだものこそ、本当の純愛であったと言えるのではないでしょうか。

障害を乗り越えて結ばれた二人が、長い年月をともに生き、そして、人生の黄昏を迎えようというときに片方がその記憶をなくしてしまったとしたら…?
永の歳月、一人の女性への愛を貫いた男の起こした愛の奇跡(陳腐な言い方だけど、そうとしか言いようが無い)は、若い子よりも大人の方がぐっとくるのかもしれません。

そういえば、監督のニック・カサヴェテスはジーナを演出する時「アクション!ママ」と言うらしいです。何となく、微笑ましい。
最後にジェームズ・ガーナーが見返している二人の写真って、ほんとうはジョンが写っているもののように思った(何となく見覚えがある)んですけど、違うかな?

トラックバックURL

この記事のトラックバックURL

この記事へのコメント

ニック君はその昔、これまた2世俳優のチャーリー・シーンなんかと「処刑ライダー」に出てた時は、まさか監督になるとは思いもよらず・w ただの軽薄な兄ちゃん(役も)にしか見えなかったです。息子の映画にでてあげる母っていいですよね〜、しかもべったりでもない感じで。

1. Posted by KULA 2005年02月22日 19:00

ニック君の幼い日の姿はお父さんの映画でたくさん見ているので、なんだか親戚の子みたいな気持ちで見てしまう…
お父さんも映画の資金作りのため、B級映画とかに役を選ばず出てたりするので、その辺はパパ譲り?なのかも。
ちなみにニックの俳優としてのベスト仕事はなんといっても『フェイス/オフ』のディートリヒでしょう。

ニックにとっては、ほんとに自慢の母でしょうねぇ。
いや、いいなぁ

2. Posted by KEI 2005年02月22日 23:05

はじめまして。
「きみよむ」最高!何も情報をインプットしないで、先入観なしで見て欲しい映画です。愛する人と生きていく尊さを考えさせられます。ここ数年の中でダントツに泣ける映画です。(つづきは⇒http://blog.goo.ne.jp/irene0061/)

3. Posted by あいりーん 2005年03月07日 18:45

どうもはじめまして。
この映画、売り方を間違ってると思うんですよ。
もっと大人の観客にアピールしたらよかったのに。
なんか、最後に変なプロモ見せられるらしいのでその前にさっさと退散して来たんですが、そんなもので客を呼べると思ってるその考えがもうダメダメ…

4. Posted by KEI 2005年03月07日 22:43

この記事にコメントする

名前
メール
URL
  • 情報を記憶:
  • 評価:

ページトップに戻る▲