バッド・エデュケーション

  • author: driftingclouds
  • 2005年05月05日

映画監督のエンリケ(フェレ・マルティネス)のもとへ、イグナシオと名乗る青年(ガエル・ガルシア・ベルナル)が訪ねてくる。
イグナシオは16年前同じ寄宿学校で恋に落ちたその相手。だが、エンリケはかつてのイグナシオの面影を彼に見出す事が出来ない。
青年は、今はアンヘル(Angel)という芸名で俳優をしているといい、自作の脚本を彼に見せる。
それは16年前のある出来事を元にしたものだった…

なんとまぁ、アルモドヴァルによるフィルムノワールですよ。
タイトルバックの音楽やデザインを見て「ヒッチコック?」とも思ったのですが、ヒッチコックというよりは50年代のフィルムノワール全般を模した作りのようです。
ここで私がそういう事にもっと詳しければ「ここはあの映画のあの場面」とか指摘できるのですが、そこまでよく知らないので、何となく構図の取り方とか音楽の使い方にそれを感じた、ということなんですけどね。

登場人物たち全てを魅了し、運命を変える“ファム・ファタール”ならぬ、”オム・ファタール”を演じるガエル君、映画の中で3人の人物を演じ分ける彼はとても妖しい魅力を放っています。
誰もが惹き付けられ、触れずにいられない、けれども…

ミステリーの要素もあるので、ストーリーに詳しく触れられないのですが、同性愛、子供への性的虐待、誘惑、裏切り、憎しみ、復讐、そしてもちろん愛。
様々な要素が複雑に絡み合い描き出されるのは、やはり人間の業のようなものでしょうか。

以下はネタバレ↓
ただ、最後に真相が元神父のベレングエル氏によって全部説明されるのではなくて、なにか本物のイグナシオが残したものがきっかけでとかだったら、もっと最後の手紙も生きてきたような気がするのです…
ちょっとあそこは説明的になっちゃってますよね。残念。


「トーク・トゥ・ハー」で看護士を演じたハビエル・カマラがガエル君の親友のドラッグクイーンを演ってたんだけど、そっちの方が自然に見えたのはなぜなんだろう…(笑)

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この記事へのコメント

きのうlauchinが、バレにKEIとバレまでKEIで学校デザインする?
そしてバレまで模ー!

1. Posted by BlogPetの「lauchin」 2005年05月08日 10:10

昨日、見てきました。
ガルシアの○毛がよかったです?(゜д゜)
 とはいえ、愛の深さや背徳的な設定にそそられましたね。

でもオープニングクレジットが一番かっこよかったかも。

2. Posted by moonlight 2005年05月13日 17:02

moonlightさん、こんにちは

たしかにオープニング、カッコ良かったですね。
ソウル・バス風?

3. Posted by KEI 2005年05月15日 00:44

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